4192 M-スパイダープラス 2021-03-30 08:00:00
事業計画及び成長可能性に関する事項について [pdf]

        スパイダープラス株式会社


        事業計画及び成長可能性に関する事項




© 2021 SpiderPlus & Co.     1
                           建設業をDXする会社




                          建設      Technology



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               対象市場


                国内63兆円の巨大な建設市場*1をデジタル化するSaaS*2


                  実績


                SPIDERPLUS独自の機能群が支持され契約社数は3年間で7倍に*3


                 成長


                蓄積された10年分の施工データを活用し*4次の成長フェーズへ


*1:国土交通省「令和2年度(2020年度) 建設投資見通し」より抜粋。国内建設業の全建設活動の出来高ベースの投資額を推計したものであり、63兆円は2020年度の見通し値。
*2:Software as a Serviceの略。IDを発行されたユーザー側のコンピュータにソフトウェアをインストールするのではなく、ネットワーク経由でソフトウェアを利用する形態のサービス。
*3:2017年12月〜2020年12月のSPIDERPLUS契約社数の推移より。
*4:AI(人工知能)や各検査における測定機器を取り入れた新機能等の開発により、顧客にさらなる便益を提供することで技術的優位性の強化を実現するもの。
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                     建設現場にサブスクリプションでサービスを提供するビジネスモデル
                              施工データが蓄積され続ける



                      ICT事業                      サービス提供
                                                                          各種建設工事会社
                                           図面     写真   検査記録 報告書

                     月額費用

               標準機能       3,000円/ID              施工データ
               + サーバー利用料                                                    建設現場A
                                           サブスクリプション
               + オプション利用料
                                                                            建設現場B
                                                                            建設現場C
           リサーチ                現場研修
                                                                              ・
                                                                              ・
             エンジニアリング事業               熱絶縁工事(設備附帯工事)                           ・



*エンジニアリング事業では、熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高める(省エネルギー)ために装置や配管に断熱材を取付ける熱絶縁工事を提供。
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          SPIDERPLUSの売上高 CAGR                                  *1                             NRR                     *2




                            123 %                                                         145 %
                                                      1,483
                                                      百万円




                                             959

                                    552

                           249
       27         75
    CY2015*3    CY2016*3   FY2017   FY2018   FY2019   FY2020        CY2015*3   CY2016*3   FY2017    FY2018   FY2019   FY2020

*1:各年1月〜12月におけるICT事業の売上高年間平均成長率。
*2:2020年12月期における既存顧客の売上高継続率。「ICT事業の2020年12月期売上高 ÷ 2019年12月期売上高」により算出。2019年12月末時点の既存顧客の売上高のみから算出しており、新規顧客からの売上
   高を含まない。積み上げグラフの各層は各時点における既存顧客のSPIDERPLUSの月額利用料推移を表す。
*3:2016年までは9月決算であったため、暦年の実績値(12ヶ月分)を採用。
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             Customer      *1                         User           *2                         ARR           *3




       約      800 社                          38,000 ID超                                  16.7 億円
       Customer Churn      *4                        ARPU            *5                         TAM           *6




                0.6 %                           3,616 円                                9,000 億円
*1:2020年12月末時点の契約社数。
*2:2020年12月末時点の契約ID数。
*3:2020年12月単月のMRR(対象月の月末時点における一時収益を含まない月額利用料金の合計額)を12倍(年換算)し算出。
*4:会社数の月次解約率。「当月の解約社数 ÷ 前月の契約社数」の2020年12月期の月平均値(2020年1月から2020年12月)。
*5:Average Revenue Per Userの略。ID単位の契約単価を表し、2020年12月末時点の「MRR ÷ ID数」により算出。
*6:獲得可能市場規模(Total Addressable Market)。国土交通省「令和2年度(2020年度)建設投資見通し」(社)日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2020」より当社試算。
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                     1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

                     2. 当社の強み・特徴

                     3. 成長戦略
主力サービス「SPIDERPLUS」   4. 市場環境

                     5. 財務情報

                     6. 事業計画

                     7. 参考資料




                               © SpiderPlus & Co All rights reserved.   7
             建設現場をDXする

                 建築図面・現場管理アプリ




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SPIDERPLUSの機能

                           建設現場の膨大な図面・写真・検査記録をクラウドで一元管理


                          全工程で必須の標準機能         効率化を加速するオプション機能


                   図面管理
                   図面管理           写真管理
                                  写真管理          建設工種別の検査に対応

                                              総合建築          空調衛生設備




                 電子小黒板
                 電子小黒板            報告書作成
                                  報告書作成




                                                     電気設備


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SPIDERPLUSの導入効果

                          SPIDERPLUS導入後、平均2.5時間/日の業務改善を実現した例

                           改善例(1日)                         月間の削減時間・コスト          −     月間のランニングコスト



                                     削減時間
               指摘事項チェック
                     1h              2.5   h                                一人あたりの
                                        *1
                                                                        月間導入効果例*2
                 写真整理
                  2h
                                      0.5h
                                     写真整理
                                                                       約   150,000       円


                                       1h

                 現場巡回
                  5h                 現場巡回                  月間の削減時間・コスト
                                      4h
                                                                               156,250円/月
                                                         1日の削減時間:2.5時間 × 月の稼働:20日 ×(日給25,000円 ÷ 8時間勤務)=156,250円

                                                           月間のランニングコスト              3,000円/月
                  導入前                導入後                 SPIDERPLUS標準機能利用料:3,000円

*1:削減できる作業時間はタブレット+SPIDERPLUS導入企業の社内調査資料に基づくもの。
*2:労務費は25,000円/日、1日の労働時間:480分/日、1ヶ月の稼働日数20日にて試算。SPIDERPLUS初期費用、サーバー費用、タブレット端末の利用料、通信費や教育コスト、消費税などは含まない。
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               Customer Voice



    30%ほどは時短できているような実感があります。
    移動に費やしていた時間等を含めれば、それくらいは間違い
    なくカットできているはずです。                                              東京冷機工業株式会社
    引地氏                                                          埼玉事業所 埼北営業所
                                                                 設備課 主任

                                                                 引地 裕基 氏

                                                                                                      SPIDERPLUSを使用した
   根拠ある指示を出せるから協力業者に納得して作業してもら                                                                       建設現場での検査記録の様子

   えるし、お客様にも「今日はこんな作業をする」と明確に説
   明できます。業者の方々をまとめ上げ、お客様の信頼

   を得る上で欠かせない武器ですね。
   西山氏


東京冷機工業株式会社                                                       東京冷機工業株式会社
設立 / 1956年3月 本社 / 東京都文京区 資本金 / 3億円 事業内容 / 空調システムの計画から設計、施工、完成後   埼玉事業所
のメンテナンスまですべてワンストップでトータルマネジメント                                    本部工事
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                                                                                                                        11
                                                                 西山 智恵 氏
      SPIDERPLUSの活用事例

                           SPIDERPLUSを基盤として
                           竣工までの全工程を一元管理

                                 建築工事




            鹿島建設のDXモデル現場        電気設備工事

  「オービック御堂筋ビル」

                                空調衛生工事




                                 内装工事


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           1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

           2. 当社の強み・特徴

           3. 成長戦略
当社の強み・特徴   4. 市場環境

           5. 財務情報

           6. 事業計画

           7. 参考資料




                     © SpiderPlus & Co All rights reserved.   13
                                  3つの強み・特徴



               1          顧客基盤                        Growth
                                                      成長性



               2          ネットワーク効果と成長性
                                                       機能群
                                                       の開発
                                                      標準/オプション




               3          フォローアップ体制と継続性      Retain              Customer
                                                                 顧客基盤
                                             継続性




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 1        顧客基盤

                                業界で主要な地位を占める顧客基盤を持つSPIDERPLUS

          総合建設・デベロッパー                                電気設備工事                   空調衛生工事




                          設備工事大手3社のID数増加例                     6割超が導入後2年以内*1

                                                   電気 A社
                 導入後、
                                                   電気 B社              契約企業
                2〜3年で
                社内浸透が                              空調 C社          約   800社中
                進む傾向
                                                                  68%が
                                                                 導入後2年以内

                          1年目    2年目   3年目   4年目

*1:2020年12月末時点の契約社数から算出。
© 2021 SpiderPlus & Co.                                                                15
 2        ネットワーク効果と成長性

                          事業拡大と共に情報共有が促進、利用価値が高まるSPIDERPLUS
           ユーザー数の増加に伴い、顧客内・現場内で情報共有が促進され、                            口コミ等バイラル                793
                                                                     効果も発揮
           利用価値が高まっていく
                                                2017年〜2020年

                                                導入社数                                 473
                NEW

                     会社単位
                                                  7倍      *1
                                                                             253
                     での導入
                                                                    114
                                                            69
                                                    31
             NEW                                 CY2015*3 CY2016*3 FY2017   FY2018   FY2019  FY2020
                                                                                          (単位:社)
                   現場単位
                   での導入                                                                     1,483
                                                 2015年〜2020年
                                                SPIDERPLUS売上高

                                                  CAGR                               959
                                                123%
               NEW
                                                               *2
                      部署単位                                                  552
                      での導入
                                                                    249
*1:2017年12月〜2020年12月のSPIDERPLUS契約社数の推移。
                                                   27      75
*2:各年1月〜12月におけるICT事業の売上高年間平均成長率。
*3:2016年までは9月決算であったため、暦年の実績値(12ヶ月分)を採用。         CY2015*3 CY2016*3 FY2017    FY2018   FY2019 FY2020
                                                                                      (単位:百万円)
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 3        フォローアップ体制と継続性

                          建設業を理解しているからこそ、使い続けられるSPIDERPLUS


        顧客                           営業
  顧客満足度                              顧客ニーズの
                                                        NRR
    の向上                              ヒアリング
                          信頼性
                          の構築                       145%既存顧客の
 サポート                                開発                売上高継続率
  導入・運用                              顧客ニーズ
   フォロー                              を反映


                   *1




    CY2015*2              CY2016*2        FY2017              FY2018               FY2019              FY2020
*1:2020年12月期における既存顧客の売上高継続率。「ICT事業の既存顧客への2020年12月期売上高 ÷ 2019年12月期売上高」より算出。2019年12月末時点の既存顧客の売上高のみから算出しており、新規顧客
   からの売上高を含まない。積み上げグラフの各層は各時点における既存顧客のMRRの推移を表す。
*2:2016年までは9月決算であったため、暦年の実績値(12ヶ月分)を採用。
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       1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

       2. 当社の強み・特徴

       3. 成長戦略
成長戦略   4. 市場環境

       5. 財務情報

       6. 事業計画

       7. 参考資料




                 © SpiderPlus & Co All rights reserved.   18
                          3つの成長戦略



               シェア拡大        領域拡大         機能拡大



                Japan      Vertical    SPIDERPLUS

                      +      +             +

                   Asia   Horizontal      Data

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     シェア拡大                            Japan + Asia

                                                 国内・国外の認知度を高めてシェアを拡大
                                  顧客基盤を活かした                        高層ビルが多い東南アジアを中心に
           Japan                                            Asia
                                 マーケティング投資を強化                      日系現地法人にてテスト利用中*2


        Serviceable Available User


        3,750,000                    *1                                   テスト利用中    利用予定

                                           ユーザー数                         ベトナム      カンボジア

                                           38,000                        タイ        マレーシア
                                             超                           ミャンマー     シンガポール
                                                                         メキシコ      インドネシア



                                          施策事例                        海外利用事例

                            各地域の利用者の声をTVCMで発信
          2020年11月TVCM配信地域と出演企業
          北海道:(株)北弘電社、丸彦渡辺建設(株)
          静岡 :鈴与建設(株)、日菅(株)
          関西 :(株)鴻池組、三晃空調(株)

*1:国土交通省「第6回建設産業政策会議 参考資料 建設産業の現状と課題(2017年6月13日)」を基に、当社推計した戸建て・ハウスメーカーを除く国内建設会社の従業員数。
*2:新型コロナウィルス感染拡大の影響により、海外のテスト利用者に対し、テスト利用期間を期限を設けず延長中。テスト利用期間終了時期は未定。
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      領域拡大                 Vertical + Horizontal

                                 「紙図面」のDXにSPIDERPLUS、拡がる水平展開
                                                      紙図面




      様々な産業の紙図面をDX                                                            機械設備の検査記録をDX




                          導入事例                             販売戦略   拡大領域での期待値の高い立ち上がり

    デベロッパー・ビル管理                  プラント・工場・変電所                                           (単位:百万円)
                                               建設業と同様に「紙図面」を活用す
                                               る業界を開拓。強みであるフォロー      売上高
                                                                   FY2019→FY2020
                                               アップ体制を活かした展開を行う。     10.3倍 *1


*1:建設業以外の産業における2019年12月期から2020年12月期におけるSPIDERPLUS売上高の推移。             FY2019        FY2020
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      機能拡大                  SPIDERPLUS + Data

                     10年蓄積した図面や検査記録を解析し、さらなる利便性の向上を目指す


                          図面情報                    機能追加

                          現場情報
                                                 UI/UX改善
                          位置情報
                                         データ    オペレーションレポート
                          記録写真
                                          解析
                          検査データ
                                                アドホック分析
                          操作ログ

                          音声データ                   社員教育



*:記載内容は「データ解析によって開発し得る機能」のイメージ。
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       1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

       2. 当社の強み・特徴

       3. 成長戦略
市場環境   4. 市場環境

       5. 財務情報

       6. 事業計画

       7. 参考資料




                 © SpiderPlus & Co All rights reserved.   23
建設業の課題

                                    テクノロジーによる抜本的な改革が急務

                                 労働時間                                 建設業の就業者推移


                    建設業は労働時間が長い *1                              建設業は人員が不足する                    *2




                          年間        年間
                          1630      2005
                          時間        時間



                                           (単位:時間)                                             (単位:万人)
                                                                                 (予測値) (予測値)
*1:厚生労働省「毎月勤労統計調査」2020年9月確報版を元に当社作成。
*2:2020年3月16日発刊 日経BP「建設テック未来戦略」及び、総務省平成27年国勢調査「就業状態等基本集計結果」及び国土交通省「令和2年度(2020年度) 建設投資見通し」より、2020年度の国内建設業投
   資額63兆円(見通し)が2040年まで同程度で推移した場合、建設業就業者がより不足すると当社独自に推計。
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建設業界のトレンド

                                           建設業界のDXは必須

             ほぼ横ばい*1で推移する                   年々不足すると見込まれる                         今後も拡大すると見込まれる
                     国内建設業                       国内建設業                               国内建設業

                      投資額                       就業者数                                IT投資額




                  63       兆円(見通し)
                                    *1
                                               100         万人(予測)
                                                                   *2
                                                                                   3.7        倍(実績)
                                                                                                   *3



                    2017年 → 2020年              2014年 → 2025年                       2014年 → 2019年


*1:国土交通省「令和2年度(2020年度) 建設投資見通し」より抜粋。推移は2017年度/61兆円(実績)から2020年度/63兆円(見通し)までの期間。
*2:日経BP「建設テック未来戦略(2020年3月13日発行)」より抜粋。
*3:(社)日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2020」及び「企業IT動向調査報告書2015」より抜粋。
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建設テックの国内市場規模*1


                          SOM
                  Serviceable Obtainable Market
                                                       SAM
                                                  Serviceable Available Market
                                                                                     TAM
                                                                                  Total Addressable Market


       コアターゲット*2の現場監督                             国内建設業従事者                       建設業界のIT投資額




                                                  4,000億円                  *4
                                                                                 9,000億円                     *5


                      240億円           *3


  SPIDERPLUS
  ARR 16億円*6



*1:当社が想定する最大の市場規模を意味しており、当社が2021年2月現在で営む事業に係る客観的な市場規模を示す目的で算出されたものではない。
*2:従業員30人以上の従業員がいる戸建て・ハウスメーカー除く国内建設会社の現場監督。
*3:当社推計による「従業員30人以上の従業員がいる戸建て・ハウスメーカー除く国内建設会社の現場監督数に、「SPIDERPLUS」の2020年12月における年間平均単価を乗じて算出。
*4:国土交通省「第6回建設産業政策会議 参考資料 建設産業の現状と課題(2017年6月13日)」を基に、当社推計した戸建て・ハウスメーカーを除く国内建設会社の従業員数に、2020年12月時点で契約して
   いる「SPIDERPLUS」ユーザーの最大単価を乗じて算出。
*5:国土交通省「令和2年度(2020年度)建設投資見通し」、SPEEDA「住宅・リフォーム・修繕業界」及び、(社)日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2020」より当社推計。
*6:2020年12月単月のSPIDERPLUS月額利用料収入を年換算した金額。
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TAMの分析*1

                                    アジアを含めると建設テックのTAMは4兆円*1


 アジア市場                                  4 兆円      (1$=100円にて換算)

                                        2.1兆ドル(アジア建設市場規模*4)×1.84% (IT投資額*3)



                           戸建て
                                        土木
                          リフォーム
                          2,743億円
                                        3,987 億円
                                        21兆6,700億円(土木建設投資額*2)×1.84%(IT投資額*3)                  合計
 国内市場                     14兆9,107億円
                          (戸建て住宅・                                                           約9,000億円
                          リフォーム建築
                          投資額*2)
                                        ビル・マンション・メンテナンス
                          ×1.84%(IT投資
                          額*3)
                                        4,850億円
                                        26兆3,593億円(ビル・マンション・メンテナンス建築投資額*2)×1.84%(IT投資額*3)

                                        SPIDERPLUS: ARR 16億円*5

*1:当社が想定する最大の市場規模を意味しており、当社が2021年2月現在で営む事業に係る客観的な市場規模を示す目的で算出されたものではない。
*2:国土交通省「令和2年度(2020年度)建設投資見通し」及び、SPEEDA「住宅・リフォーム・修繕業界」より当社推計。
*3:(社)日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2020」より抜粋。
*4:SPEEDA「ゼネコン業界(アジア・オセアニア)」より抜粋。
*5:2020年12月単月のSPIDERPLUS月額利用料収入を年換算した金額。
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業界内類似サービス比較*1
                                豊富な機能とフォローアップ体制が評価され、
                                  総合建設業・設備工事業で幅広く導入

                            フォローアップ体制・強               SPIDERPLUSが活用される現場


                                                      ビル・マンション・大型施設など

                                                            現場の特徴

                                                   ●複数社の現場監督が1つの現場を管理
                          多数の
       単機能                特化型                多機能   ●1つの現場に膨大な施工図面、施工写真
                          アプリ
                                                   ●建設工程別に様々な検査を実施

                                     A社・B社            SPIDERPLUSが選ばれる理由

                                                   ●無料の勉強会実施など徹底したサポート体制
                                                   ●検査機能が豊富で多くの業種に対応できる

                            フォローアップ体制・弱            ●複数社の施工情報を1つのアプリに集約できる

*1:2021年2月時点当社調べ。
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       1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

       2. 当社の強み・特徴

       3. 成長戦略
財務情報   4. 市場環境

       5. 財務情報

       6. 事業計画

       7. 参考資料




                 © SpiderPlus & Co All rights reserved.   29
売上高構成

                    売上高                        売上高構成比*1                        ARR*2


ICT事業の成長により増収継続                             事業の柱はICT事業                   高い成長率で推移


   単位:百万円
                                                                    YoY Growth*3
                                 489
                                                                     +44%
                          326                     ICT事業
                                                                                             1,673
                 356
                                1,483
                                                  75%                               1,162
                          959
     337                                                                    687
                 552
      248                                                          280
   FY2017      FY2018 FY2019    FY2020                            FY2017   FY2018   FY2019   FY2020

*1:2020年12月期時点。
*2:2020年12月単月のMRR(対象月の月末時点における一時収益を含まない月額利用料金の合計額)を12倍(年換算)し算出。
*3:前期比成長率を表す。
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KPI推移

                      ID数                              ARPU*1                           Customer Churn *2


           高い成長性が継続                             継続的に単価が上昇                          安定して低水準を維持
                 YoY Growth                          YoY Growth                             FY2020

                  +32%                                 +8%                                  0.6%
     単位:ID                                  単位:円                                                              1%
                                   38,560                                       0.93%
                                                                                                              0.78%
                          29,041                                       3,616                        0.61%

                18,069                                        3,335
                                                                                          0.11%
                                                     3,168
      8,423
                                            2,772                                 Q1       Q2            Q3    Q4

     FY2017 FY2018 FY2019 FY2020            FY2017   FY2018   FY2019   FY2020                   FY2020

*1:Average Revenue Per Userの略。ID単位の契約単価を表し、各期12月時点の「MRR÷ID数」により算出。
*2:会社数の月次解約率。「当月の解約社数 ÷ 前月の契約社数」の2020年12月期の月平均値(2020年1月から2020年12月)。
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(参考)KPI詳細

        事業計画達成のため、MRR及びARRの最大化と構成要素である社数及びID数を重視
          KPI定義及び採用理由


      ID数                 SPIDERPLUSのユーザー単位。売上高を構成する最小単位であるため採用。

      契約社数                契約顧客単位。営業戦略を立案する際の重要参考指標であるため採用。

      MRR                 対象月の月末時点における一時収益を含まない月額利用料金の合計額。SaaSビジネスにおける主要指標であるため採用。

      ARR                 対象月のMRRを12倍(年換算)し算出。SaaSビジネスにおける事業規模を把握する指標であるため採用。




          指標の過年度推移                 2015年12月   2016年12月   2017年12月   2018年12月   2019年12月    2020年12月


      ID数(ID)                         1,177      3,614      8,423     18,069      29,041      38,560

      契約社数(社)                           39          78        116        258        473          793

      MRR(千円)                         3,268      9,316     23,349     57,253      96,855     139,434

      ARR(千円)                        39,227    111,794    280,196    687,038   1,162,265   1,673,212


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営業費用(全社) FY2020

                             当社の営業費用の大半がICT事業に関するものである

                                  ICT事業
                          売上高      人件費
                                           ICT事業
                                  271     その他原価
                                                   エンジニアリング
                                           242       事業原価



                                                     410      売上総利益   人件費

                                                                              広告宣伝費
                          1,973
                                                                      314      115
                                                                                      その他
                                                              1,048                           営業利益
                                                                                      505
                                                                                              112
              単位:百万円



      売上高構成比              100%    14.3%    11.8%     20.8%    53.1%   19.9%    5.9%   21.6%    5.7%

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(参考)財務ハイライト

               全社 P/Lのサマリー:FY2018〜FY2020                         全社 B/Sの内訳:FY2018〜FY2020

                                                  単位:百万円                                   単位:百万円


                          FY2018       FY2019    FY2020                FY2018    FY2019    FY2020

   売上                         909        1,286     1,973   現預金             414       408       469

   売上原価                       515          620       924   総資産             724       866       905

   売上総利益                      393          665     1,048   純資産             282       346       411

            売上総利益率          43.2%        51.7%     53.1%
   販管費                        510          600       935
   営業損益                     △117            64       112
               営業利益率               −      5.0%      5.7%




© 2021 SpiderPlus & Co.                                                                              34
       1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

       2. 当社の強み・特徴

       3. 成長戦略
事業計画   4. 市場環境

       5. 財務情報

       6. 事業計画

       7. 参考資料




                 © SpiderPlus & Co All rights reserved.   35
事業計画の概要

                           ICT事業の成長性を重視し、ID数とARPUを増加させる事業計画


                   ICT事業売上高                  =               契約ID数                 ×               ARPU


                                                                            over
                                    1,953
                                    百万円*1                             48,000ID*1
                                                                   38,560
                           1,483                                                                         3,616円
                    959                                   29,041
                                                                                                3,335
                                                 18,069                                3,168
          552



       FY2018     FY2019   FY2020   FY2021       FY2018 FY2019 FY2020 FY2021           FY2018   FY2019   FY2020 FY2021



*1:2021年3月30日開示「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う決算情報等のお知らせ」より抜粋。
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先行投資(重点施策)の概要

                          長期的に高い成長性を維持するための先行投資(重点施策)を実施
                           重点施策の期待効果                 FY2021の重点施策



                            新規顧客の獲得         1. プロダクトの強化

                                            機能改善及び新機能追加など、プロダクト強化のため
         マーケティング強化による認知拡大と営業体制の強化を
                                            に開発人員を増強する。
         図り、新規顧客の更なる獲得を目指す。

                                            2. セールスの強化

                既存顧客のID数及びオプション利用増加         導入社数及びID数のさらなる増加のために、営業人員
                                            を増強する。
         手厚いフォロー体制、オプションを含む機能開発の拡充
                                            3. マーケティングの強化
         により、高いNRR(FY2020は145%)の維持を目指す。

                                            認知度及びブランド力の向上を目的とした積極的なマ
                                            ーケティング活動を実施する。
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先行投資の考え方

継続的な先行投資と赤字計上について*1
当社の主力サービスである「SPIDERPLUS」は、サブスクリプションモデルであり、早急な市場シェアの獲得が重要であると考えており、市場シェア獲得のためには、既存顧客からの追
加IDの獲得に加え、新規顧客の獲得が重要でありますが、2020年12月期は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新規商談獲得方法を従前の展示会からデジタルマーケティング中心の方
法へシフトした。また、市場シェアを獲得するためには、顧客ニーズに即した魅力的なプロダクトを提供し続ける必要があり、先行的に顧客ニーズに即したプロダクトを提供するための
システム開発人員及び営業人員に係る人件費、並びに新規商談数獲得やSPIDERPLUSの認知度向上のためのマーケティング活動費用として広告宣伝費を継続的に先行投資を実施する方針
とした。
本方針に基づき、2020年12月期第4四半期から、国内の認知度向上を目的として、SPIDERPLUSの顧客基盤を活かした「地域別に、各地域の顧客の声を発信するTVCM」を放映するなど、
先行投資を開始。
また、今後一定期間については、先行投資により、高い売上高成長率を重視して経営していく方針。


当社では、収益性の向上に努め、具体的にはユニットエコノミクス*2などを参考指標とし、費用対効果を見ながら、先行的な投資を継続的に実施する方針により、一定期間においては赤
字計上の継続を想定。経営環境の急激な変化、その他リスクの顕在化等により、これらの先行投資が想定どおりの成果に繋がらなかった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性
がある。なお、当該方針に基づき2020年12月期第4四半期にTVCMを主とした広告宣伝による先行投資を実施した結果、2020年12月期第3四半期累計期間には181,907千円の営業利益を
計上したが、2020年12月期第4四半期会計期間において営業損失を計上。


     参考:FY2020業績推移          単位:百万円      FY2020.3Q 累計期間      FY2020.4Q 通期会計期間
                          売上高                       1,454                1,973
                          売上総利益                      750                 1,048
                          営業利益                       181                  112
*1:有価証券届出書「2 事業等のリスク(2)事業体制に関する事項⑧継続的な先行投資と赤字計上について」に基づき記載。
*2:顧客1人あたり、または顧客1社あたりの採算性を表す指標。当該指標は、「(対前月増加MRR × 粗利率 ÷ 月次解約率)÷(ICT事業に係る月次人件費+広告宣伝費+地代家賃+販売手数料+交通費等営業経
   費)」により算出。
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主な先行投資の内訳
                                             費用対効果を測りながら先行投資を実施
                                     FY2021の人件費と広告宣伝費が大きく増加する

                                   人件費推移                                 広告宣伝費推移

                     ■人件費(百万円) ●売上高(ICT)比率                   ■広告宣伝費(百万円) ●売上高(ICT)比率
                                              51%
                                                                                     16%
                          40%       40%
                                              998                           8%
                                                                   4%                305
                                    586
                          380
                                                                    41      115
                          FY2019    FY2020   FY2021*1             FY2019   FY2020   FY2021*1
     従業員一人当たり売上高の他、開発計画等を総合的に勘案し、                       新規顧客の獲得コストを勘案し、必要広告宣伝費を算出。*2
     事業計画に対する必要人員数を算出。

*1:2021年3月30日開示「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う決算情報等のお知らせ」より抜粋。
*2:当社では、将来のID数増加を獲得コストとの費用対効果を勘案した指標を基準としており、当該指標は、「(対前月増加MRR×粗利率÷月次解約率)÷(ICT事業に係る月次人件費+広告宣伝費+地代家賃+販
   売手数料+交通費等営業経費)」により算出。
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事業計画まとめ

                              積極的な先行投資で、ICT事業の高い成長を目論む

           単位:百万円             FY2020実績     FY2021予想*1    対前期増減率                    事業計画補足
 売上高                               1,973         2,216     +12.3%
                                                                      売上高の成長率は+12%に留まるが、ICT事業の成長率は+31%と
                   売上高(ICT)        1,483         1,953     +31.6%
                                                                      引き続き高い成長率を維持する予定。
 売上原価                               924          1,128     +22.1%

                   人件費(ICT)         271           474      +74.5%     営業費用*2は、前述の先行投資により1,860百万円(FY2020)か

 売上総利益                             1,048         1,087      +3.7%     ら2,756百万円(FY2021)に増加。先行投資の効果は数年かけて
                                                                      実現するため、FY2021は営業損失となる見込み。
 販売費及び一般管理費                         935          1,627     +74.0%

                  人件費(全社)           314           524      +66.7%     なお、エンジニアリング事業はFY2021以降積極的な営業を行わな
             広告宣伝費(全社)              115           305      +163.5%    い方針(なお、FY2020は一時的な大型案件あり)。

 営業損益                               106          △540             -

 経常損益                               106          △590             -

 税引後当期純損益                           103          △593             -

*1:2021年3月30日開示「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う決算情報等のお知らせ」より抜粋。
*2:当該指標は、「売上原価+販売費及び一般管理費」により算出。
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リスク情報

システムリスクについて
当社のICT事業は、PC、タブレット、スマートフォン、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって
通信ネットワークが切断された場合には、当社の事業及び業績は影響を受けます。また、当社のサービスは、外部クラウドサーバー(アイテック阪急阪神株式会社(以下、「アイテック
社」))が提供するマネージドサービスにて提供しており、当該クラウドサーバーの安定的な稼働が当社の事業運営上、重要な事項となっております。当社では、外部クラウドサーバーに
起こりうる障害発生時の対応を記したフローチャート並びに、対応マニュアルを作成して管理・運用を行っております。また、アイテック社では当該クラウドサーバーの稼働状況を常時
監視し、障害の発生又はその予兆を検知した場合には、当社の役職員に連絡が入り、早急に復旧するための体制を整えております。また、当社ではアイテック社に対して、月次の報告会
及び半期毎のセキュリティチェックに関する書面での確認などを行い、業務の適切性を確認しております。しかしながら、システムエラー、人為的な破壊行為、自然災害等や当社の想定
していない事象の発生により、クラウドサーバーが停止した場合や、コンピュータ・ウイルスやクラッカーの侵入その他の不具合等によりシステム障害が生じた場合、アイテック社との
契約が解除される等により当該クラウドサーバーの利用が継続できなくなった場合には、顧客への損害の発生、当社の追加費用負担、又は当社のブランドの毀損などにより、当社の財政
状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。



システムリニューアルについて
当社のサービスは、販売開始から10年以上稼働しており、改修を重ねたことでシステムが複雑化しています。その結果、必要以上に改修工数や障害対応工数がかかる場合があるため、
2021年12月期中を目途にシステムリニューアルを行い、改修や障害対応への高速化を予定しております。またシステムリニューアルにかかる障害や、不具合の発生リスクに対しては、十
分なテストを行ったうえでのリリースだけでなく、部門横断的なプロジェクトチームにより多方面からの検討を行って備えております。またリリース後、何らかの理由で大きな障害が発
生し、すぐに復旧ができない際には、改めて既存のシステムでの利用ができる体制となっております。しかしながら、想定しえない理由により、システムリニューアルの障害や不具合が
発生し、システムリニューアルが遅れた場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。



Apple Inc.の動向について
当社のiOSアプリはApple Inc.が運営するプラットフォーム上において提供しており、システム基盤を当該プラットフォームに依存しております。このため、Apple Inc.の事業方針の変更
等があった場合、また、当社のシステムがApple Inc.側の要件を十分に満たさない等の理由により、不適当であると判断され、システム提供に関する契約を締結又は継続できない場合、及
びApple Inc.において不測の事態が発生した場合など、Apple Inc.を介してユーザーに当社システムを提供できなくなる場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ
ります。なお、本書提出日現在において契約継続等に影響を及ぼす事態は発生しておりません。

*:その他のリスク情報については、有価証券届出書「2 事業等のリスク」参照。
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       1. 主力サービス「SPIDERPLUS」

       2. 当社の強み・特徴

       3. 成長戦略
参考資料   4. 市場環境

       5. 財務情報

       6. 事業計画

       7. 参考資料




                 © SpiderPlus & Co All rights reserved.   42
 私たちは、“働く”にもっと
     「楽しい」を創造する。

   お客様の課題を解決していく喜びや楽しさを通じて
  仕事にもっと夢中になれる世の中をつくり続けます。

       私たちは、“働く”を心底楽しいと思えることが
         最も生産性を向上させると信じています。

              「楽しい」を創造していくことが、
              私たちの壮大なるミッションです。



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経営陣のご紹介

                                 建設業界における豊富なバックグラウンドを持つ経営陣

                          Chief Executive Officer / 代表取締役   Chief Branding Officer / 取締役
                          伊藤 謙自|Kenji Ito                   鈴木 雅人|Masato Suzuki
                          建設資材商社営業、熱絶縁工事の施工管理を経て、1997年伊     インテリアデザイナーとして店舗やオフィスなどの設計・
                          藤工業を創業。建設業界のIT化の遅れを自ら体感し、タブレ      デザインやWebやグラフィックデザインを経験し2010年の
                          ット登場とともに建設業をターゲットにしたIT事業を開始。      IT事業開始の際に参画。コーポレートブランディング、デ
                                                            ザイン、IRを統括。


                          Chief Revenue Officer / 取締役       Chief People Officer / 取締役
                          石戸 祐輔| Yusuke Ishito              川合 弘毅|Hiroki Kawai
                          施工管理技士として現場管理に従事。その後上場ITベンチャ      公認会計士としてEYにて監査業務に従事した後、ゼネコン
                          ーにて営業職、大手営業コンサルティング企業でITコンサル      に入社。その後数社の上場企業などの社外役員を経験し、
                          タント、ディレクターを経験。2019年に参画。           2018年より参画。新規事業開発、人事を統括。
                          SPIDERPLUS事業のセールス部門を統括。


                          Chief Financial Officer / 取締役     Chief Technology Officer / 執行役員
                          大村 幸寛| Yukihiro Omura             増田 寛雄| Hiroo Masuda
                          公認会計士としてEYにて監査業務に従事した後、2017年に     2010年のIT事業開始の際に参画。SPIDERPLUS事業のプロ
                          参画。財務責任者としてコーポレート部門を統括。           ダクト部門を統括。




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当社が展開する2つの事業
                                 「SPIDERPLUS」を開発・販売するICT事業と、
                                    エンジニアリング事業の2つの事業を展開

          主力事業                  ICT事業                 エンジニアリング事業

                           建築図面・現場管理アプリ           特殊断熱材「アーマフレックス」を活用した
                          「SPIDERPLUS」の開発・販売             熱絶縁工事




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SPIDERPLUSのはじまり

 はさみとパン切包丁と少しの工具、多少の経験があれば自分でも社長になれると、僕は保温断熱工事の会社を起業しました。
 それから数年が経ち、世の中がITバブル、情報革命と騒ぎ出したころ、自分の仕事に対して様々な違和感を感じるようになります。
 山のように積まれた図面。散乱する色えんぴつ。積算するたびに大きくなるペンだこ。
 確認忘れで何度も現場を往復する日々・・・


 世の中は物凄いスピードでデジタル社会に変貌する中、
 なぜ建設業界はこんなにも情報革命が遅れているのか。
 「誰も作らないのなら自分が作ればいい。変えればいい。」
 この気づきが、現在のSpiderPlus & Co.の始まりです。

 今はもうデスクが図面で山積みになることも、色えんぴつが散乱することもなくなりました。
 そしてこれから先に待っている自分たちが作り出す、新しい「何か」が楽しみでなりません。


 常に革新を求めて。



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    ICT事業             SPIDERPLUSの歩み

                            10年かけて顧客と共に開発・改良してきた「SPIDERPLUS」


                                      2014年
                2011年9月               「ISMS取得」
           SPIDERPLUSリリース             「7notes Pad+WC連携」                     2019年
                                                                            「3D CAD Rebro連携」
                                                                            「照度測定」
 2010年                                                                      「コンセント試験」
                                              2017年
 SPIDERリリース                                                      2018年      「幹線・負荷設備」
                                              「電子納品対応」
                                                                 「圧力計連携」    「電力量計」             2020年
                                              「RICOH THETA連携」
                                                                 「工事進捗管理」   「勾配測定」             「満水試験対応」
                             2013年            「杭施工記録機能」
                                                                 「温湿度計連携」   「box連携」            「照度ロボ連携」
                             「配筋検査」           「CAD連携」
                                                                 「指摘管理」     「騒音計連携」            「Dropbox連携」
                             「仕上検査」           「風量測定」



                          設備工事業普及期                              総合建設業普及期                       領域拡張期




*赤字は2021年2月現在のSPIDERPLUS独自の機能。
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    ICT事業             SPIDERPLUSの標準機能

                                                             月額費用
                                     建築図面・現場管理アプリ
                                                          標準機能   3,000円/ID
                                                         1IDでタブレット・スマートフ
                                                           ォン・PCで利用できます




              図面管理               写真管理               報告書作成                    電子小黒板




現場への大量の紙図面の携行が不要に。 従来デジカメで行っていた写真記録の           写真の貼り付けやメモの転記が不要に     黒板を持ち歩く必要がなくなり、一人
打ち合わせや指示等もタブレット端末          ような撮影後のデータ整理が不要にな   なり、必要な報告書をすぐに出力でき     で黒板付きの記録写真が撮影できます。
で行えます。                     り、すぐに報告書を出力できます。    ます。形式のカスタマイズも可能。      国交省電子納品にも対応。


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    ICT事業             SPIDERPLUSのオプション機能

                                                                    月額費用
             工種別の検査に使えるオプション機能が充実
                                                                各   2,500円/ID
                 業種に合わせたパッケージプランで提供                           1 IDでタブレット・スマートフ
                                                                 ォン・PCで利用できます




                   建築パック                    電気設備パック                          空調設備パック




       配筋検査機能             工事進捗管理機能   コンセント試験機能       照度測定機能              風量測定機能     圧力計連携機能



   ●    杭施工記録機能                      ●   幹線・負荷設備試験機能                 ●   風量測定機能
   ●    配筋検査機能                       ●   コンセント試験機能                   ●   圧力計連携機能
   ●    仕上検査機能                       ●   電力量計確認機能                    ●   温湿度計連携機能
   ●    工事進捗管理機能                     ●   照度測定機能                      ●   騒音計連携機能

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    ICT事業             SPIDERPLUSのオプション機能
                          従来の検査業務を大幅に効率化するオプション機能群
                                  ー     風量測定機能のご紹介                   ー
                                                                               特徴


                                                                ● 3人作業から2人・1人での作業が可能にな
                                                                     り大幅な業務効率化
                                                                ● 図面に計測箇所をプロットできるので直感
                                                                     的な管理が可能
  風量測定オプション画面                 外部計測機器の風量計を用いた風量測定検査の様子           ● 計測したデータをリアルタイムに確認、そ

       検査記録帳票作成を効率化                計測者のみで作業可能                        の場で合否判定可能

                                              測定の進捗がアイコ
                                                                ● 検査報告書の出力も簡単
                                              ンの色でひと目で分
                                              かり計測漏れを防ぎ         ● BIM*1から測定箇所の位置情報や制気口情
                                              ます
                                              (赤:未測定/緑:測定中/
                                              青:測定済)
                                                                     報を取込める


*1:Rebro® から測定箇所の位置情報や制気口情報等のデータを取り込めます。また、計測データをRebro®に戻すこともできます。
   Rebro®の「SPIDERPLUS連携」アドインはRebro®保守加入顧客向けの機能です。
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    ICT事業                 建設現場の構造とSPIDERPLUSの導入フロー

        ビル・マンション・大型施設などの建設現場の構造例
                                                        建物管理会社                SPIDERPLUSのターゲット
発注者                        デベロッパー
                                                         設計会社
                          発注          検査・報告
                                                                        大規模建設現場では、複数の企業が同時に作業を進行し、
元請け                                    総合建設会社(ゼネコン)                     進捗など情報共有しながら工事を進めています。

              電気設備             電気設備    空調設備   空調設備    衛生設備    内装
一次請け          工事会社             工事会社    工事会社   工事会社    工事会社   工事会社   …   SPIDERPLUSは、施工前・施工中・施工後ともに、図
                A                B       C      D       E      F
                                                                        面の閲覧や写真による記録、各種検査記録業務が発生す
                                                                        る企業の利用を主なターゲットとしています。
             協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 協力 …
二次請け         会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社 会社



SPIDERPLUSの導入フロー例
   現場起点
                          現場試験導入          部署内導入        他部署展開        支店内導入     他支店展開      全社導入
   での導入

全国に拠点がある企業では、利用実態に即した「現場起点」の試験導入から導入を進められるケースが多く、規模が小さい企業ほど全社導入
で始められるケースが多くあります。


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    エンジニアリング事業                エンジニアリング事業について
                             建設現場の情報をタイムリーに把握することができ、
                                   建設現場のニーズの発掘に貢献

                                    エネルギー効率を高めるために
                    ICT事業           装置や配管に断熱材を取付ける工事
                                                                            各種建設工事会社
       リサーチ                 現場研修


                                       熱絶縁工事(設備附帯工事)
            エンジニアリング事業
                                       建設現場の情報をタイムリーに把握



     エンジニアリング事業では、熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高めるために装置や配管に断熱材を取付ける熱絶縁工事を提供。
     従来のガラス繊維でできたグラスウールなどの断熱材の他、難燃性、耐湿性、圧縮クリープ特性*1が高いなどの特徴を持つ特殊断熱材「アーマフレック
     ス」も取り扱っている。


     エンジニアリング事業を展開することで、建設現場の情報をタイムリーに把握でき、建設現場での困りごと(ニーズ)の発掘も可能となる。これら発掘
     したニーズが「SPIDERPLUS」のプロダクト開発に役立っている。

*1:圧縮クリープ特性とは、物体に継続的な圧縮負荷がかかったとしてもその物体が圧縮による変形に耐える事ができる性質を指す。クリープとは、物体に一定の負荷が継続的にかかる事で時間の経過と共に物体
   の変形が進んでいく現象のことを指す。
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本資料の取り扱いについて

本資料には、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、本資料の日付時点の情報に基づいて作成されて
います。これらの記述は、将来の結果や業績を保証するものではありません。このような将来予想に関する記述には、必ずしも既知および未知のリ
スクや不確実性が含まれており、その結果、将来の実際の業績や財務状況は、将来予想に関する記述によって明示的または黙示的に示された将来の
業績や結果の予測とは大きく異なる可能性があります。

これらの記述に記載された結果と大きく異なる可能性のある要因には、国内および国際的な経済状況の変化や、当社が事業を展開する業界の動向な
どが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

また、当社以外の事項・組織に関する情報は、一般に公開されている情報に基づいており、当社はそのような一般に公開されている情報の正確性や
適切性を検証しておらず、保証しておりません。

本資料は、情報提供のみを目的として作成しています。本資料は、日本、米国、その他の地域における有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的と
したものではありません。

今後、「事業計画及び成長可能性に関する事項」については決算発表の際に開示する予定です。




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ステークホルダーのみなさまへ




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