4188 三菱ケミHD 2019-02-06 13:30:00
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

               2019年3月期            第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                                   2019年2月6日
上 場 会 社 名   株式会社三菱ケミカルホールディングス                    上場取引所                東
コ ー ド 番 号   4188                 URL http://www.mitsubishichem-hd.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表執行役社長       (氏名) 越智 仁
問合せ先責任者   (役職名) 広報・IR室長       (氏名) 髙阪 肇                     (TEL) (03)6748-7120
四半期報告書提出予定日      2019年2月13日    配当支払開始予定日                  ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無        : 有(証券アナリスト、機関投資家向け)
 
                                                                                              (百万円未満四捨五入)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1)連結経営成績(累計)                                                                (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                    
                                                                                親会社の所有者に 四半期包括利益
               売上収益           コア営業利益                営業利益                四半期利益 帰属する四半期利益    合計額
               百万円       %     百万円         %        百万円         %       百万円     %     百万円        %        百万円     %
2019年3月期
            2,931,836   6.1 266,982 △12.5 270,332 △8.1 206,425 △7.8 165,988 △1.8 190,777 △35.4
第3四半期
2018年3月期
            2,762,248   12.7 305,040     32.6 294,172         39.8 223,838    24.5 168,953      28.2 295,105    61.3
第3四半期
(参考)税引前四半期利益 2019年3月期第3四半期 265,489百万円(△7.7%) 2018年3月期第3四半期 287,708百万円(40.2%)
(注) コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出しております。

                         基本的1株当り                希薄化後1株当り
                          四半期利益                   四半期利益
                                       円   銭                        円   銭
 2019年3月期第3四半期                         116.67                    107.68
 2018年3月期第3四半期                         117.38                    108.53
 
(2)連結財政状態
                                                                                     
                                                                            親会社の所有者に                親会社所有者
                              資産合計                   資本合計
                                                                             帰属する持分                 帰属持分比率
                                       百万円                         百万円                   百万円                      %
 2019年3月期第3四半期                    5,613,870                   2,011,364             1,369,556                   24.4
 2018年3月期                         4,701,415                   1,919,490             1,285,750                   27.3
 
2.配当の状況
                                                                                           
                                                          年間配当金
                        第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                                  期末            合計
                              円   銭             円   銭               円   銭       円    銭          円    銭
  2018年3月期         -    15.00                                           -       17.00           32.00
  2019年3月期         -    20.00                                           -
  2019年3月期(予想)                                                                  20.00           40.00
 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無                               :    無
 
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
                                                                                         (%表示は、対前期増減率)
                                                                                      親会社の所有者に 基本的1株当り
               売上収益           コア営業利益                営業利益                 当期利益         帰属する当期利益  当期利益
                百万円       %    百万円         %        百万円         %       百万円         %  百万円   %     円 銭
    通期   4,040,000 8.5 368,000 △3.3 354,000 △0.5 268,000                      △3.0 213,000          0.6      149.79
(参考)税引前利益      通期 345,000百万円(0.3%)
 (注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※   注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                      : 有

    (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
     新規5社 (社名)    ニッポン・ガシズ・ユーロ・ホールディング社、ティーエヌエスシー(ドイツ)社、
                  プラクスエア社(ベルギー)、リボイラ社、リボイラ・ガス社
     除外1社 (社名)    日本化成㈱
        新規5社は、当社の子会社である大陽日酸㈱によるプラクスエア社の欧州事業取得に伴う異動によるものです。
        日本化成㈱は、2018年4月1日付で当社の子会社である三菱ケミカル㈱に吸収合併されたことにより消滅しております。


(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
                                                                  
    ①   IFRSにより要求される会計方針の変更                     : 有

    ②   ①以外の会計方針の変更                             : 無

    ③   会計上の見積りの変更                              : 無
        会計方針の変更の詳細は、添付資料13ページ「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に
        関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。

(3)発行済株式数(普通株式)
    ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)    2019年3月期3Q   1,506,288,107株   2018年3月期     1,506,288,107株

    ②   期末自己株式数              2019年3月期3Q     86,408,301株    2018年3月期       66,902,165株

    ③   期中平均株式数(四半期累計)       2019年3月期3Q   1,422,729,938株   2018年3月期3Q   1,439,325,842株
        当連結会計年度より役員報酬BIP信託を用いた業績連動型株式報酬制度を導入しており、当該信託が保有する当社株式(2019年
        3月期3Q末 3,294,000株)は、自己株式に含めて記載しております。


※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 ・本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
    する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
    実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
 ・2017年10月において行った当社の子会社である田辺三菱製薬㈱によるニューロダーム社買収に係る企業結合の暫定
    的な会計処理の確定に伴い、2018年3月期の連結財務諸表を遡及修正しております。
 
 
               株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報

    (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… P. 2

    (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… P. 4

    2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記

    (1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………… P. 5

    (2)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… P. 7

    (3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… P. 9

    (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… P.11

    (5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………… P.13

      (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… P.13

      (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… P.13

      (セグメント情報) …………………………………………………………………………………… P.13

      (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………… P.16



    (説明資料)2019年3月期 第3四半期決算説明
 




                          ― 1 ―
                 株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 (全般の概況)
  当社グループの当第3四半期連結累計期間(2018年4月1日~2018年12月31日:以下同じ)における事業環境は、
 ヘルスケア分野における2018年4月に実施された薬価改定の影響や、機能商品分野における一部製品の需要の減速
 や原料高の影響はあったものの、上期を中心に素材分野において市況が好調に推移しました。一方で、当第3四半
 期以降は米中貿易摩擦の深刻化等への警戒感から、一部の製品において需給が緩和するなど、先行きに対する不透
 明感が高まっております。
  このような状況下、売上収益は、前年同期(2017年4月1日~2017年12月31日:以下同じ)に比べ1,696億円増
 (+6.1%)の2兆9,318億円となりました。利益面では、コア営業利益は同380億円減(△12.5%)の2,670億円、営業利
 益は同239億円減(△8.1%)の2,703億円、税引前四半期利益は同222億円減(△7.7%)の2,655億円、親会社の所有者
 に帰属する四半期利益は同30億円減(△1.8%)の1,660億円となりました。


 (分野別の概況)
  当第3四半期連結累計期間の分野別の業績の概要は次のとおりであります。
  なお、セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から
 生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。


 【機能商品分野】
   機能商品セグメント
    売上収益は前年同期に比べ278億円増加し8,801億円となり、コア営業利益は同145億円減少し614億円となり
   ました。
    機能部材サブセグメントにおいては、一部の情電・ディスプレイ関連製品の需要の減速等があったものの、
   高機能成形材料の高機能エンジニアリングプラスチックやアルミナ繊維等の販売数量が増加し、売上収益は前
   年同期並みとなりました。
    機能化学サブセグメントにおいては、高機能ポリマーのフェノール・ポリカーボネートチェーンの市況が、
   当第3四半期において下落したものの上期は好調に推移したことに加え、新エネルギー関連製品の自動車用電
   池材料の販売数量が伸長したことにより、売上収益は増加しました。
    当セグメントのコア営業利益は、高機能ポリマーのフェノール・ポリカーボネートチェーンにおける定期修
   理の影響に加え、総じて原料価格が上昇したこと等により、減少しました。


    当第3四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
    ・三菱ケミカル㈱の子会社である日本合成化学工業㈱は、液晶ディスプレイの新興国への普及や画面サイズ
     の大型化等による偏光フィルムの需要増加に対応するため、同社の熊本工場(所在地:熊本県宇土市)に光
     学用ポリビニルアルコールフィルム「OPLフィルム®」の第8系列製造設備を増設することを決定しまし
     た。2020年3月の完成を予定しています。(生産能力:年産10,600万㎡→12,700万㎡へ増強)
    ・三菱ケミカル㈱は、既存事業の収益を拡大するとともに新たな用途や製品の開発等を通じて、グループと
     して関連事業のさらなる成長を図るために、同社子会社の日本合成化学工業㈱を、2019年4月1日付で合
     併することを決定しました。
    ・三菱ケミカル㈱は、成長分野である半導体関連事業の強化とグローバルでのサービスの提供をめざし、欧
     州・米国において半導体メーカー向けに半導体製造装置の精密洗浄やコーティングサービス等の事業を展
     開しているクリーンパートグループ社(本社:ドイツ・アスペルク)を2018年10月に買収しました。
    ・三菱ケミカル㈱は、生分解性プラスチックや植物由来プラスチックの研究開発・用途展開を進めておりま
     すが、同社の生分解性プラスチック「BioPBSTM」を用いた紙コップが日本紙パルプ商事株式会社(本社:東
     京都中央区)より2018年10月から販売開始されました。
    ・三菱ケミカル㈱は、四日市事業所(所在地:三重県四日市市)において、リチウムイオン二次電池向け電
     解液の生産能力を、現在の11,000トン/年から16,000トン/年に増強することを決定しました。(2020年
     12月末完工予定)



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                 株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


【素材分野】
  ①   ケミカルズセグメント
   売上収益は前年同期に比べ1,014億円増加し9,708億円となり、コア営業利益は同28億円減少し1,100億円とな
  りました。
   MMAサブセグメントにおいては、当第3四半期において中国を中心に需要の減速がみられたものの、上期は
  MMAモノマー等の市況が好調に推移したことにより売上収益は増加しました。
   石化サブセグメントにおいては、エチレンセンターの定期修理の影響が拡大したことにより販売数量が減少
  したものの、原料価格が上昇したことに伴い販売価格が上昇し、売上収益は増加しました。
   炭素サブセグメントにおいては、コークス等の需要が堅調に推移する中、ニードルコークスの市況が上昇し
  たこと等により売上収益は増加しました。
   当セグメントのコア営業利益は、炭素製品において原料と製品の価格差が拡大したものの、石化製品におい
  て定期修理の影響が拡大したこと及びポリオレフィンの原料と製品の価格差が縮小したことに加え、MMAにおい
  て販売数量が減少したこと等により、減少しました。


   当第3四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
   ・三菱ケミカル㈱とSaudi Basic Industries 社(本社:サウジアラビア・リヤド市)との合弁会社である
      ザ・サウジ・メタクリレーツ社(本社:サウジアラビア・アルジュベイル地区)において、MMAモノマー
      (生産能力:年25万トン)及びアクリル樹脂成形材料(生産能力:年4万トン)プラントの本格運転を
      2018年4月より開始しました。
   ・三菱ケミカル㈱は、中期経営計画のポートフォリオ改革の一環として、同社英国子会社の欧州におけるア
      クリル樹脂シート事業をSchweiter Technologies 社(本社:スイス・シュタインハウゼン市)グループに
      92百万英ポンド(約135億円)で2018年12月に譲渡しました。


  ②   産業ガスセグメント
   売上収益は前年同期に比べ465億円増加し5,124億円となり、コア営業利益は同18億円減少し421億円となりま
  した。
   産業ガスは、2017年10月に国内オンサイト工場を新設したことや、海外において産業ガス事業が堅調に推移
  したことにより売上収益は増加しました。コア営業利益は増収による増益がありましたが、欧州事業取得関連
  費用の増加等により減少しました。なお、2018年12月に買収したPraxair 社の欧州事業の業績を当第3四半期
  から取り込んでおります。
    
   当第3四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
   ・大陽日酸㈱は、未参入であった欧州地域でのシェア獲得とグローバル化の更なる推進をめざし、Praxair
      社(本社:米国・コネチカット州)の欧州事業のうち、ドイツ・スペイン・イタリア等の産業ガス事業、英
      国等における炭酸ガス事業、及びヘリウムに関連する事業を2018年12月に6,372億円で取得しました。
   ・大陽日酸㈱は、マチソン・トライガス社(本社:米国・テキサス州)を通じて、ドイツのLinde 社の子会
      社であるLinde Gas North America 社(本社:米国・ニュージャージー州)の米国HyCO 事業の一部並びに
      関連資産を413,070千米ドル(約468億円)で買収する契約を2018年12月に締結しました。


【ヘルスケア分野】
  ヘルスケアセグメント
   売上収益は前年同期に比べ70億円減少し4,218億円となり、コア営業利益は同157億円減少し565億円となりま
  した。
   医薬品において、米国で筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療剤「ラジカヴァ®」が伸長したものの、国内医療用医
  薬品において2018年4月に実施された薬価改定及び2017年10月のジェネリック事業譲渡等により、売上収益、
  コア営業利益はともに減少しました。
    
   当第3四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。



                              ― 3 ―
                  株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


    ・田辺三菱製薬㈱は、エダラボン(一般名)(米国製品名:「ラジカヴァ®」)の筋萎縮性側索硬化症
        (ALS)の適応症について、日本・韓国・米国に次ぎ、2018年10月にカナダ当局より承認を取得しました。
    ・㈱生命科学インスティテュートは急性心筋梗塞に次ぎ、2018年9月に脳梗塞を、同年12月に表皮水疱症を
        対象としたMuse細胞製品「CL2020」の探索的臨床試験を開始しました。また、細胞加工施設である殿町CPC
        (所在地:神奈川県川崎市)を新設し、臨床試験に用いるMuse細胞製品の製造、および承認取得後の商業
        生産の準備を進めています。


 【その他】
    売上収益は前年同期に比べ9億円増加し1,467億円となり、コア営業利益は5億円減少し45億円となりまし
   た。




(2)財政状態に関する説明
    当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、大陽日酸㈱がPraxair 社から欧州事業を6,372億円で取得したこ
   と等により、主に固定資産及びのれんが増加し、5兆6,139億円(前連結会計年度末比9,125億円増)となりまし
   た。
    当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、上記の取得のための資金調達に伴う有利子負債の増加等により、
   3兆6,025億円(前連結会計年度末比8,206億円増)となりました。
    当第3四半期連結会計期間末の資本合計は、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,660億円の計上により、
   利益剰余金が増加したこと等から、2兆114億円(前連結会計年度末比919億円増)となりました。
    これらの結果、当第3四半期連結会計期間末の親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末と比べて2.9
   ポイント減少し、24.4%となりました。なお、ネットD/Eレシオは、前連結会計年度末と比べて0.41増加し、
   1.30となりました。


    (注)上記のネットD/Eレシオとは、次の数式により算出されるものであります。
        ネットD/Eレシオ=ネット有利子負債÷親会社の所有者に帰属する持分合計
        ネット有利子負債=有利子負債-(現金及び現金同等物+手元資金運用額)




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                株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
  要約四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                       (単位:百万円)
                          前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                           (自 2017年4月1日          (自 2018年4月1日
                            至 2017年12月31日)        至 2018年12月31日)
  売上収益                              2,762,248             2,931,836
   売上原価                            △1,913,918            △2,099,325
  売上総利益                               848,330               832,511


   販売費及び一般管理費                       △560,100              △582,612
   その他の営業収益                            15,055                16,593
   その他の営業費用                          △26,983               △17,783
   持分法による投資利益                          17,870                21,623
  営業利益                                294,172               270,332


   金融収益                                 6,628                 9,403
   金融費用                              △13,092               △14,246
  税引前四半期利益                            287,708               265,489


   法人所得税                             △63,870               △59,064
  四半期利益                               223,838               206,425


  四半期利益の帰属
   親会社の所有者                            168,953               165,988
   非支配持分                               54,885                40,437


  1株当り四半期利益
   基本的1株当り四半期利益(円)                     117.38                116.67
   希薄化後1株当り四半期利益(円)                    108.53                107.68




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             株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


要約四半期連結包括利益計算書
 第3四半期連結累計期間


                                                      (単位:百万円)
                          前第3四半期連結累計期間         当第3四半期連結累計期間
                           (自 2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                            至 2017年12月31日)       至 2018年12月31日)
四半期利益                                223,838              206,425


その他の包括利益
 純損益に振り替えられることのない項目
  その他の包括利益を通じて
                                      19,516                △856
  公正価値で測定する金融資産
  確定給付制度の再測定                          19,954              △7,808
  持分法適用会社における
                                          10                 △12
  その他の包括利益に対する持分
  純損益に振り替えられることのない
                                      39,480              △8,676
  項目合計
 純損益に振り替えられる可能性のある項目
  在外営業活動体の換算差額                        27,967              △3,484
  キャッシュ・フロー・ヘッジの
                                       2,005              △2,652
  公正価値の純変動の有効部分
  持分法適用会社における
                                       1,815                △836
  その他の包括利益に対する持分
  純損益に振り替えられる可能性のある
                                      31,787              △6,972
  項目合計
 税引後その他の包括利益合計                        71,267              △15,648
四半期包括利益                              295,105              190,777


四半期包括利益の帰属
 親会社の所有者                             225,861              153,708
 非支配持分                                69,244               37,069




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                    株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


(2)要約四半期連結財政状態計算書
                                                             (単位:百万円)
                                 前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                                (2018年3月31日)          (2018年12月31日)
  資産
   流動資産
      現金及び現金同等物                           277,624              309,951
      営業債権                                854,804              893,048
      棚卸資産                                607,671              644,605
      その他の金融資産                            247,365              262,625
      その他の流動資産                             62,050               83,984
               小計                       2,049,514             2,194,213
      売却目的で保有する資産                           2,139                1,773
      流動資産合計                            2,051,653             2,195,986

   非流動資産
      有形固定資産                            1,433,509             1,669,049
      のれん                                 324,201              646,344
      無形資産                                355,151              560,775
      持分法で会計処理されている投資                     175,905              194,100
      その他の金融資産                            244,489              230,040
      その他の非流動資産                            36,145               31,819
      繰延税金資産                               80,362               85,757
      非流動資産合計                           2,649,762             3,417,884
   資産合計                                 4,701,415             5,613,870




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                  株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


                                                            (単位:百万円)
                               前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                              (2018年3月31日)           (2018年12月31日)
負債及び資本
負債
 流動負債
    営業債務                                488,592               517,733
    社債及び借入金                             580,854              1,368,944
    未払法人所得税                              41,293                28,128
    その他の金融負債                            201,208               202,280
    引当金                                   7,463                 9,574
    その他の流動負債                            127,108               142,864
             小計                       1,446,518              2,269,523
    売却目的で保有する資産に
                                             364                  578
    直接関連する負債
    流動負債合計                            1,446,882              2,270,101
 非流動負債
    社債及び借入金                           1,025,268               929,585
    その他の金融負債                             29,174                27,122
    退職給付に係る負債                           110,639               125,472
    引当金                                  30,712                26,972
    その他の非流動負債                            38,014                43,754
    繰延税金負債                              101,236               179,500
    非流動負債合計                           1,335,043              1,332,405
 負債合計                                 2,781,925              3,602,506
資本
 資本金                                     50,000                50,000
 資本剰余金                                  321,111               321,558
 自己株式                                  △43,569                △63,561
 利益剰余金                                  956,946              1,065,542
 その他の資本の構成要素                              1,262               △3,983
 親会社の所有者に帰属する持分合計                     1,285,750              1,369,556
 非支配持分                                  633,740               641,808
 資本合計                                 1,919,490              2,011,364
負債及び資本合計                              4,701,415              5,613,870




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                   株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


(3)要約四半期連結持分変動計算書
      前第3四半期連結累計期間(自       2017年4月1日       至    2017年12月31日)
                                        (単位:百万円)
                            資本        自己         利益
                 資本金
                           剰余金        株式        剰余金
2017年4月1日残高       50,000   321,703   △43,587    761,364

 四半期利益                 -         -         -    168,953
 その他の包括利益              -         -         -          -
四半期包括利益                -         -         -    168,953

 自己株式の取得               -         -      △46           -
 自己株式の処分               -      △63          65         -
 配当                    -         -         -    △38,861
 株式報酬取引                -       144         -          -
 連結子会社の株式報酬取引          -         -         -          -
 支配継続子会社に対する
 持分変動                  -     △199          -          -
 連結範囲の変動               -         -         -       △53
 その他の資本の構成要素
 から利益剰余金への振替           -         -         -     18,611
 その他の資本の構成要素           -         -         -          -
 から非金融資産等への振替
所有者との取引額等合計            -     △118          19   △20,303

2017年12月31日残高     50,000   321,585   △43,568    910,014

                          その他の資本の構成要素
                 その他の              キャッシュ・                           親会社の
                包括利益を                フロー・                           所有者に       非支配         資本
                              在外営業
                  通じて 確定給付制度         ヘッジの                           帰属する        持分         合計
                              活動体の                         合計
                公正価値で  の再測定         公正価値の                           持分合計
                              換算差額
                 測定する                純変動の
                 金融資産                有効部分
2017年4月1日残高       46,831         -   △43,886    △1,027      1,918 1,091,398    606,799 1,698,197

 四半期利益                 -         -         -          -         -   168,953     54,885    223,838
 その他の包括利益         14,195    16,961    23,758      1,994    56,908    56,908     14,359     71,267
四半期包括利益           14,195    16,961    23,758      1,994    56,908   225,861     69,244    295,105

 自己株式の取得               -         -         -          -         -      △46           -       △46
 自己株式の処分               -         -         -          -         -          2         -            2
 配当                    -         -         -          -         -   △38,861    △38,064    △76,925
 株式報酬取引                -         -         -          -         -       144          -          144
 連結子会社の株式報酬取引          -         -         -          -         -        -           33          33
 支配継続子会社に対する
 持分変動                  -         -         -          -         -     △199       2,640      2,441
 連結範囲の変動               -         -         -          -         -      △53        △78       △131
 その他の資本の構成要素
 から利益剰余金への振替     △1,650    △16,961         -          -   △18,611        -           -           -
 その他の資本の構成要素           -         -         -    △1,033    △1,033    △1,033           -    △1,033
 から非金融資産等への振替
所有者との取引額等合計      △1,650    △16,961         -    △1,033    △19,644   △40,046    △35,469    △75,515

2017年12月31日残高     59,376         -   △20,128       △66     39,182 1,277,213    640,574 1,917,787




                                        ― 9 ―
                   株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


      当第3四半期連結累計期間(自       2018年4月1日 至 2018年12月31日)
                                    (単位:百万円)
                            資本        自己        利益
                 資本金
                           剰余金        株式       剰余金
2018年4月1日残高       50,000   321,111   △43,569   956,946
  会計方針の変更による
  累積的影響額               -         -         -      △85
会計方針の変更を反映した
2018年4月1日残高       50,000   321,111   △43,569   956,861

 四半期利益                 -         -         -   165,988
 その他の包括利益              -         -         -        -
四半期包括利益                -         -         -   165,988

 自己株式の取得               -        -    △20,025        -
 自己株式の処分               -      △31         33        -
 配当                    -        -         -    △52,867
 株式報酬取引                -       656        -         -
 連結子会社の株式報酬取引          -        -         -         -
 支配継続子会社に対する
 持分変動                  -     △178          -         -
 企業結合又は事業分離            -         -         -         -
 連結範囲の変動               -         -         -      △35
 その他の資本の構成要素
 から利益剰余金への振替           -         -         -   △4,405
 その他の資本の構成要素           -         -         -         -
 から非金融資産等への振替
所有者との取引額等合計            -       447   △19,992   △57,307

2018年12月31日残高     50,000   321,558   △63,561 1,065,542

                          その他の資本の構成要素
                 その他の              キャッシュ・                          親会社の
                包括利益を                フロー・                          所有者に       非支配        資本
                              在外営業
                  通じて 確定給付制度         ヘッジの                          帰属する        持分        合計
                              活動体の                        合計
                公正価値で  の再測定         公正価値の                          持分合計
                              換算差額
                 測定する                純変動の
                 金融資産                有効部分
2018年4月1日残高       51,544         -   △50,455       173     1,262 1,285,750    633,740 1,919,490
  会計方針の変更による
  累積的影響額               -         -         -         -         -       △85       △61       △146
会計方針の変更を反映した
2018年4月1日残高       51,544         -   △50,455       173     1,262 1,285,665    633,679 1,919,344

 四半期利益               -         -         -         -          -     165,988    40,437    206,425
 その他の包括利益          △140    △6,781    △2,717    △2,642    △12,280   △12,280    △3,368    △15,648
四半期包括利益            △140    △6,781    △2,717    △2,642    △12,280    153,708    37,069    190,777

 自己株式の取得               -         -         -         -         -   △20,025         -    △20,025
 自己株式の処分               -         -         -         -         -         2         -          2
 配当                    -         -         -         -         -   △52,867    △33,935   △86,802
 株式報酬取引                -         -         -         -         -       656         -        656
 連結子会社の株式報酬取引          -         -         -         -         -        -          27        27
 支配継続子会社に対する
 持分変動                  -         -         -         -         -      △178      3,603      3,425
 企業結合又は事業分離            -         -         -         -         -        -       1,451      1,451
 連結範囲の変動               -         -         -         -         -       △35       △86       △121
 その他の資本の構成要素
 から利益剰余金への振替     △2,376      6,781         -         -     4,405         -          -         -
 その他の資本の構成要素           -         -         -     2,630     2,630      2,630         -      2,630
 から非金融資産等への振替
所有者との取引額等合計      △2,376      6,781         -     2,630     7,035   △69,817    △28,940   △98,757

2018年12月31日残高     49,028         -   △53,172       161   △3,983 1,369,556     641,808 2,011,364




                                        ― 10 ―
              株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                        前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                         (自 2017年4月1日           (自 2018年4月1日
                          至 2017年12月31日)         至 2018年12月31日)
 営業活動によるキャッシュ・フロー
  税引前四半期利益                           287,708               265,489
  減価償却費及び償却費                         133,275               143,533
  持分法による投資損益(△は益)                   △17,870               △21,623
  受取利息及び受取配当金                        △5,895                △8,328
  支払利息                                11,627                13,192
  営業債権の増減額(△は増加)                    △89,204                △6,232
  棚卸資産の増減額(△は増加)                    △35,364               △28,424
  営業債務の増減額(△は減少)                      40,109                 7,973
  退職給付に係る資産及び負債の増減額                    4,105                   770
  その他                                  8,347              △19,090
  小計                                 336,838               347,260
  利息の受取額                               1,912                 3,332
  配当金の受取額                             14,835                22,895
  利息の支払額                            △11,632               △14,124
  法人所得税の支払額又は還付額
                                    △54,759               △82,627
  (△は支払)
  営業活動によるキャッシュ・フロー                   287,194               276,736
 投資活動によるキャッシュ・フロー
  有形固定資産の取得による支出                   △143,958               △163,282
  有形固定資産の売却による収入                       6,603                 6,056
  無形資産の取得による支出                      △23,157                △3,995
  投資の取得による支出                       △273,088               △322,771
  投資の売却及び償還による収入                     360,902               313,061
  子会社の取得による支出                      △121,513               △655,851
  子会社の売却による収入                         10,935                15,274
  事業譲受による支出                            △199                △4,748
  定期預金の純増減額(△は増加)                   △61,340                  4,006
  その他                                    546               △3,907
  投資活動によるキャッシュ・フロー                 △244,269               △816,157




                         ― 11 ―
             株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


                                                      (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                        (自 2017年4月1日           (自 2018年4月1日
                         至 2017年12月31日)         至 2018年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                    36,290               635,380
 コマーシャル・ペーパーの純増減額
                                      2,000                86,000
 (△は減少)
 長期借入れによる収入                          65,075                58,790
 長期借入金の返済による支出                    △127,429               △78,903
 社債の発行による収入                              -                 25,000
 社債の償還による支出                        △40,000               △50,000
 自己株式の純増減額(△は増加)                       △45               △20,023
 配当金の支払額                           △38,861               △52,867
 非支配持分への配当金の支払額                    △38,064               △33,815
 非支配持分からの払込みによる収入                     4,153                 4,348
 その他                                △5,909                △5,103
 財務活動によるキャッシュ・フロー                 △142,790                568,807
現金及び現金同等物に係る為替変動による
                                      7,158                2,726
影響
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                △92,707                 32,112
現金及び現金同等物の期首残高                      363,510               277,624
売却目的で保有する資産への振替に伴う
                                          1                   250
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
連結範囲の変更に伴う現金及び現金同等物
                                        364                  △35
の増減額(△は減少)
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額                      218                    -
現金及び現金同等物の四半期末残高                    271,386               309,951




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                   株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。


    (会計方針の変更)
     当社グループは、第1四半期連結会計期間よりIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表)
    及び「IFRS第15号の明確化」(2016年4月公表)(合わせて以下「IFRS第15号」といいます。)を適用しておりま
    す。
     IFRS第15号の適用に伴い、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換で、権
    利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。
      ステップ1:顧客との契約を識別する
      ステップ2:契約における履行義務を識別する
      ステップ3:取引価格を算定する
      ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
      ステップ5:履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する


     当社グループは、持株会社である当社のもと、三菱ケミカル㈱、田辺三菱製薬㈱、㈱生命科学インスティテュー
    ト及び大陽日酸㈱ の4事業会社を中心に4つの事業領域(「機能商品」、「ケミカルズ」、「産業ガス」及び「ヘ
    ルスケア」)において事業活動を行っており、注記(セグメント情報)に記載のとおり、国内外の顧客に多種多様
    な製品等の提供を行っております。
     これらの事業における製品販売については、製品の引渡時点において、顧客が当該製品に対する支配を獲得する
    ことから、履行義務が充足されると判断し、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。
     また、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び返品などを控除した金額で測
    定しております。
     なお、製品の販売契約における対価は、製品に対する支配が顧客に移転した時点から概ね1年以内に回収してお
    り、重要な金利要素は含んでおりません。


     IFRS第15号の適用による当社グループの要約四半期連結財務諸表への影響は軽微であります。
     IFRS第15号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日
    に認識する方法を採用しておりますが、本基準の適用開始日における累積的影響額は軽微であります。


    (セグメント情報)
 (1) 報告セグメントの概要
     当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
    役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
    す。なお、報告にあたって事業セグメントの集約は行っておりません。
     当社グループは、持株会社である当社のもと、三菱ケミカル㈱、田辺三菱製薬㈱、㈱生命科学インスティテュー
    ト及び大陽日酸㈱の4事業会社を中心に事業活動を行っている4つの事業領域、「機能商品」、「ケミカルズ」、
    「産業ガス」及び「ヘルスケア」を報告セグメントとしております。
 




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                         株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2019年3月期 第3四半期決算短信


    各報告セグメントの事業内容は、以下のとおりであります。

             報告  セグメント内訳
    分野
           セグメント                                                 事業内容

  機能商品     機能商品         機能部材       情電・ディスプレイ           光学フィルム、情報電子、アセチル

                                   高機能フィルム             包装フィルム、工業フィルム
                                   環境・生活               アクア・分離ソリューション、
                                   ソリューション             インフラ・アグリマテリアルズ
                                                       高機能エンジニアリングプラスチック、
                                   高機能成形材料             繊維、炭素繊維複合材料、機能成形複合材、
                                                       アルミナ繊維・軽金属
                                                       パフォーマンスポリマーズ、エンジニアリング
                        機能化学       高機能ポリマー
                                                       ポリマーズ、サステイナブルリソース
                                   高機能化学               機能化学品、機能材料、食品機能材
                                                       リチウムイオン電池材料、
                                   新エネルギー
                                                       エネルギー変換デバイス
  素材       ケミカルズ        MMA        MMA                 MMA

                        石化         石化                  石化基盤、ポリオレフィン、基礎化学品

                        炭素         炭素                  炭素

           産業ガス         産業ガス       産業ガス                産業ガス

  ヘルスケア    ヘルスケア        ヘルスケア      医薬品                 医薬品

                                   ライフサイエンス            ライフサイエンス

    報告セグメントの会計方針は、要約四半期連結財務諸表に適用している当社グループの会計方針と同一でありま
  す。なお、セグメント間の取引は、主に市場実勢価格に基づいております。


 (2) セグメント収益及び業績
   当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は、以下のとおりであります。
    
  前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
                                                                                       (単位:百万円)
                              報告セグメント                            その他                 調整額
                                                                           合計                 連結
              機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア                     計        (注1)                (注2)
売上収益

  外部収益        852,338    869,447   465,859   428,812 2,616,456   145,792 2,762,248       - 2,762,248
  セグメント間
               50,320     59,061     5,602     1,511   116,494    97,889   214,383 △214,383        -
  収益
    合計        902,658    928,508   471,461   430,323 2,732,950   243,681 2,976,631 △214,383 2,762,248
セグメント損益
(コア営業利益)  75,888 112,813 43,913 72,225 304,839 4,994 309,833 △4,793 305,040
(注3)
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリン
       グ、運送及び倉庫業であります。
    2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△5,488百万円及びセグメント間
       消去取引695百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費等であ
       ります。
    3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じ
       る損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。




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    当第3四半期連結累計期間(自         2018年4月1日        至   2018年12月31日)
                                                                                         (単位:百万円)
                             報告セグメント                              その他                 調整額
                                                                             合計                   連結
              機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア                      計        (注1)                (注2)
売上収益

    外部収益      880,028   970,848   512,426   421,838 2,785,140     146,696 2,931,836        - 2,931,836
    セグメント間
               46,338    57,733     5,604       2,394   112,069    95,989    208,058 △208,058           -
    収益
     合計       926,366 1,028,581   518,030   424,232 2,897,209     242,685 3,139,894 △208,058 2,931,836
セグメント損益
(コア営業利益)  61,363 109,967 42,076 56,544 269,950 4,536 274,486 △7,504 266,982
(注3)
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリン
       グ、運送及び倉庫業であります。
     2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△7,498百万円及びセグメント間
       消去取引△6百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費等であ
       ります。
     3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じ
       る損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。


     セグメント損益から、税引前四半期利益への調整は、以下のとおりであります。
                                                                                     (単位:百万円)
                                            前第3四半期連結累計期間                    当第3四半期連結累計期間
                                              (自 2017年4月1日                    (自 2018年4月1日
                                              至 2017年12月31日)                  至 2018年12月31日)
      セグメント損益                                           305,040                         266,982
       関係会社株式売却益                                                  3,564                         7,265
       固定資産売却益                                                    2,844                         2,510
       固定資産除売却損                                               △2,085                         △3,044
       減損損失                                                   △6,103                         △2,512
       特別退職金                                                  △2,372                            △195
       子会社統合関連費用                                              △2,600                              -
       訴訟損失引当金繰入額                                             △1,170                              -
       その他                                                    △2,946                            △674
      営業利益                                                    294,172                        270,332
       金融収益                                                       6,628                         9,403
       金融費用                                                  △13,092                      △14,246
      税引前四半期利益                                                287,708                        265,489
 




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(重要な後発事象)
(大陽日酸㈱による公募ハイブリッド社債(公募劣後特約付社債)の発行)
 当社の連結子会社である大陽日酸㈱は、2019年1月29日に、利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後
特約付)を発行いたしました。概要は以下のとおりであります。

              第1回利払繰延条項・期限前償還条項付                   第2回利払繰延条項・期限前償還条項付
                  無担保社債(劣後特約付)                        無担保社債(劣後特約付)
(1) 発行金額                  1,000億円                           80億円
(2) 当初利率               年1.41%(注1)                        年1.87%(注2)
(3) 払込期日                2019年1月29日                       2019年1月29日
(4) 償還期限                2054年1月29日                       2059年1月29日

              2024年1月29日以降の各利払日に、又は払              2029年1月29日以降の各利払日に、又は払
              込期日以降に税制事由若しくは資本性変更                 込期日以降に税制事由若しくは資本性変更
(5) 期限前償還
              事由が生じ、かつ継続している場合は、大                 事由が生じ、かつ継続している場合は、大
              陽日酸㈱の裁量で期限前償還可能。                    陽日酸㈱の裁量で期限前償還可能。

              大陽日酸㈱は、同社が本社債を期限前償還
              等する場合は、期限前償還等を行う日以前
              12ヶ月間に、借換証券を発行等することに
              より資金を調達していない限り(ただし、
              期限前償還等を行う日が2024年1月29日以
              降となる場合において、以下の(ⅰ)及び
              (ⅱ)をいずれも満たす場合を除く。)、本
              社債につき、期限前償還等をしないことを
              意図している。
(6) 借換制限                                          (注3)
              期限前償還等を行う日の直前の連結会計年
              度末又は四半期連結会計期間末における
              (ⅰ)大陽日酸㈱の調整後連結ネットデッ
                 ト・株主資本レシオが1.00倍以下であ
                 ること。
              (ⅱ)大陽日酸㈱の連結株主資本の金額が、
                 2019年3月期第2四半期末における同
                 社 連 結 株 主 資 本 の 金 額 と 比 較 し て、
                 1,000億円以上増加していること。
(7) 利払の任意停止   大陽日酸㈱の裁量により、利息の支払いの全部又は一部を繰り延べることができる。
(8) 優先順位      本社債の弁済順序は大陽日酸㈱の一般の債務に劣後し、普通株式に優先する。
(9) 発行形態      日本国内における公募形式
(10)資金使途      借入金の返済
(注1)2019年1月29日の翌日から2024年1月29日までは固定利率、2024年1月29日の翌日以降は変動利率(2024
    年1月30日に金利のステップアップが発生)。
(注2)2019年1月29日の翌日から2029年1月29日までは固定利率、2029年1月29日の翌日以降は変動利率(2029
    年1月30日に金利のステップアップが発生)。
(注3)大陽日酸㈱は、第2回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)を期限前償還する場合
    は、期限前償還等を行う日以前12ヶ月間に、借換証券を発行等することにより資金を調達することを想定
    している。ただし、期限前償還等を行う日が2029年1月29日以降となる場合において、以下の(ⅰ)及び
    (ⅱ)をいずれも満たす場合、当該発行等を見送る可能性がある。
      (ⅰ)大陽日酸㈱の調整後連結ネットデット・株主資本レシオが1.00倍以下であること。
      (ⅱ)大陽日酸㈱の連結株主資本の金額が、2019年3月期第2四半期末における同社連結株主資本の金
          額と比較して、2019年3月までに調達するハイブリッド証券の調達総額以上増加していること。




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