2020年3月期
第１四半期決算説明
三菱ケミカルホールディングス
2019年7月30日
2017年3月期 第1四半期よりIFRS (指定国際会計基準) を適用しております。
1
目 次
＜2020年3月期 第1四半期連結決算＞ ＜参考資料＞
・連結損益計算書 ・・・ 4 ・連結損益計算書 四半期別推移 ・・・ 15
・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 ・・・ 5 ・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移 ・・・ 16
・コア営業利益 (全社) 増減要因 ・・・ 6 ・各報告セグメントの事業部門 ・・・ 17
・事業セグメント別 業績概要 ・・・ 7
・非経常項目 ・・・ 11
・連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・ 12
・連結財政状態計算書 ・・・ 13
2
2020年3月期
第１四半期 連結決算
3
連結損益計算書
為替レート (\/$) 109.7 109.5 0.2 0% 110.0
ナフサ単価 (\/kl) 45,200 48,700 △ 3,500 △7% 48,000
(億円) ＜参考＞
20/3月期 19/3月期 5/14発表
増減 増減率 進捗率
1Q実績 1Q実績 上期予想
売上収益 9,164 9,218 △ 54 △1% 20,050 46%
コア営業利益 *1 701 923 △ 222 △24% 1,460 48%
非経常項目 △2 8 △ 10 0
継 営業利益 699 931 △ 232 △25% 1,460 48%
続
事 金融収益・費用 △ 33 9 △ 42 △ 90
業 (内、受取配当金) (29) (34) (△ 5) -
*2 (内、為替差損益) (△ 3) (8) (△ 11) -
税引前利益 666 940 △ 274 1,370
法人所得税 △ 182 △ 222 40 △ 320
継続事業からの四半期利益 484 718 △ 234 -
非継続事業からの四半期利益 5 4 1 -
四半期利益 489 722 △ 233 1,050
親会社の所有者に帰属する
四半期利益
378 581 △ 203 △35% 800 47%
非支配持分に帰属する四半期利益 111 141 △ 30 250
*1 内、持分法投資損益 50 86 △ 36
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
コア営業利益は、営業利益（又は損失）から非経常的な要因により発生した損益（事業撤退や縮小から生じる損失等）を除いて算出しております。 4
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益
(億円) ＜参考＞
20/3月期 19/3月期 5/14発表
増減
1Q実績 1Q実績 上期予想
売上収益 9,164 9,218 △ 54 20,050
全社
コア営業利益 701 923 △ 222 1,460
売上収益 1,702 1,791 △ 89 3,750
機能部材
コア営業利益 120 139 △ 19 295
売上収益 1,024 1,070 △ 46 2,310
機能化学
コア営業利益 75 106 △ 31 180
売上収益 2,726 2,861 △ 135 6,060
機能商品
コア営業利益 195 245 △ 50 475
売上収益 810 1,083 △ 273 1,810
MMA
コア営業利益 138 310 △ 172 380
売上収益 1,347 1,343 4 3,090
石化
コア営業利益 8 △5 13 20
売上収益 716 725 △9 1,390
炭素
コア営業利益 60 57 3 140
売上収益 2,873 3,151 △ 278 6,290
ケミカルズ
コア営業利益 206 362 △ 156 540
売上収益 2,086 1,568 518 4,310
産業ガス
コア営業利益 211 133 78 450
売上収益 1,079 1,154 △ 75 2,470
ヘルスケア
コア営業利益 93 196 △ 103 40
売上収益 400 484 △ 84 920
その他
コア営業利益 △4 △ 13 9 △ 45
【受払差】
機能化学 △7 5 △ 12
石化 9 29 △ 20
炭素 0 1 △1
合計 2 35 △ 33
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 ヘルスケアセグメントにおいては、非継続事業に係る数値を控除しております。
*3 20/3月期より、三菱ケミカルにおいて、一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直すとともに、一部の共通費用の配分方法を変更しております。
これらに伴い、比較情報としての19/3月期実績を組み替えております。 5
コア営業利益 (全社) 増減要因
(億円)
20/3月期 19/3月期
増減 売買差 数量差 ｺｽﾄ削減 その他差
1Q実績 1Q実績
*1
全社 701 923 △ 222 △ 166 14 33 △ 103
機能商品 195 245 △ 50 △ 20 △8 12 △ 34
ケミカルズ 206 362 △ 156 △ 140 39 7 △ 62
産業ガス 211 133 78 △7 89 2 △6
ヘルスケア *2 93 196 △ 103 1 △ 107 12 △9
その他 △4 △ 13 9 0 1 0 8
*1 その他差には、受払差・持分法投資損益差等の金額が含まれております。
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
為替影響 △3 △6 0 - 3
うち換算差 △6
940
840 ＋ 33
＋ 14
923
740 △ 166
△ 103 701
640
19/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 20/3月期
1Q実績 1Q実績 6
機能商品セグメントの業績概要
＜セグメント内訳別 業績概要＞
(億円)
20/3月期 19/3月期
増減
半導体及び自動車用途を中心に需要が減速
1Q実績 1Q実績 売上収益 し、高機能エンジニアリングプラスチックや
売上収益 1,702 1,791 △ 89 機能 アルミナ繊維等の販売数量が減少。
機能部材
コア営業利益 120 139 △ 19 部材 高機能エンジニアリングプラスチックや
コア
アルミナ繊維等の販売数量の減少等により
売上収益 1,024 1,070 △ 46 営業利益 減益。
機能化学
コア営業利益 75 106 △ 31 フェノール・ポリカーボネートチェーンにおいて
売上収益 2,726 2,861 △ 135 売上収益 定期修理の影響が解消したものの、市況下落
機能商品 機能 により減収。
コア営業利益 195 245 △ 50
化学
コア フェノール・ポリカーボネートチェーンにおける
営業利益 市況下落の影響等により減益。
＜コア営業利益 増減要因＞
260
250
240
＜トピックス＞
＋12
230
• ノルテックス社は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂
220 △20 「ソアノール」の生産能力を増強することを2019年4月に決定し、
245 △8 2020年央に稼働予定。（年産3.8万トン→4.1万トンへ増強）
210
200 • 三菱ケミカル社は、バーベイタムグループが展開する記録メディア
事業及びその他事業、並びに三菱ケミカルメディアが保有する
190 △34 これら事業に関する資産を台湾のCMC Magnetics Corporationに
195
180 売却することで、2019年6月に合意。
19/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 20/3月期
1Q実績 1Q実績
7
ケミカルズセグメントの業績概要
＜セグメント内訳別 業績概要＞
(億円)
20/3月期 19/3月期 中国を中心に需要が弱含んで推移し、
増減 売上収益
1Q実績 1Q実績 市況が下落したことにより減収。
売上収益 810 1,083 △ 273 MMA
MMA
コア 市況下落に伴う原料と製品の価格差縮小等
コア営業利益 138 310 △ 172 営業利益 により減益。
売上収益 1,347 1,343 4 原料価格の下落等に伴い販売価格が低下も、
石化 売上収益 エチレンセンターの定期修理の影響縮小により、
コア営業利益 8 △5 13 前年同期並み。
売上収益 716 725 △9 石化
炭素 コア
コア営業利益 60 57 3 定期修理の影響縮小等により増益。
営業利益
売上収益 2,873 3,151 △ 278 コークス等の需要が堅調に推移し、
ケミカルズ 売上収益
コア営業利益 206 362 △ 156 前年同期並み。
炭素
コア コークス等の需要が堅調に推移し、
営業利益 前年同期並み。
＜コア営業利益 増減要因＞
360
320
280 ＋39 ＋7
362
240
200 △140
△62 206
160
19/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 20/3月期
1Q実績 1Q実績
8
産業ガスセグメントの業績概要
(億円)
＜セグメント内訳別 業績概要＞
20/3月期 19/3月期
増減
前年下期に実施した欧州及び米国事業
1Q実績 1Q実績 売上収益 買収効果に加え、海外事業が堅調に
売上収益 2,086 1,568 518 産業 推移したこと等により増収。
産業ガス ガス
コア営業利益 211 133 78 コア
欧州及び米国事業買収効果により増益。
営業利益
＜コア営業利益 増減要因＞
220 ＋89
＋2 △6
200
180
160
140
211
120 △7
100
133
80
60
19/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 20/3月期
1Q実績 1Q実績
9
ヘルスケアセグメントの業績概要
(億円)
＜セグメント内訳別 業績概要＞
20/3月期 19/3月期 医薬品において、国内重点品目が伸長
増減
1Q実績 1Q実績
するものの、ジレニア仲裁によって一部
売上収益
売上収益 1,079 1,154 △ 75 ヘルス ロイヤリティ収入につき収益認識を
ヘルスケア
コア営業利益 93 196 △ 103 ケア 行わないことにより減収。
コア ジレニアロイヤリティ収入の一部収益
*ＬＳＩメディエンスについては非継続事業に分類し、上記数値より
営業利益 認識を行わないこと等により減益。
控除しております。
注） 多発性硬化症治療剤「ジレニア」のロイヤリティ収入については、
2019年２月に仲裁手続きに入ったため、IFRSの収益認識基準に
＜コア営業利益 増減要因＞
従いロイヤリティ収入の一部について売上収益の認識を行っておりません。
200
＋1
180
160
140
120 196
＋12 ＜トピックス＞
100
• 生命科学インスティテュートは、国内外でヘルスケア関連
△107 △9 事業を展開するPHCホールディングスとの間で、戦略的資本
80
提携について2019年5月に合意。今後、競争当局の承認を
93 経た上で、同社が保有するLSI メディエンスの全株式を、
60
PHCホールディングスの株式の一部と交換し、資本参加する
40 予定。
19/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 20/3月期
1Q実績 1Q実績
10
非経常項目
(億円)
20/3月期 19/3月期
増減
1Q実績 1Q実績
非経常項目 合計 △2 8 △ 10
減損損失 △7 △8 1
固定資産除売却損 △6 △8 2
固定資産売却益 9 22 △ 13
その他 2 2 0
【セグメント別内訳】
機能商品 2 △7 9
ケミカルズ 0 △1 1
産業ガス △6 3 △9
ヘルスケア △0 - △0
その他 2 13 △ 11
11
連結キャッシュ・フロー計算書
財務諸表ベース 実質ベース*
(億円) ＜参考＞
20/3月期 19/3月期 20/3月期 19/3月期 5/14発表
1Q実績 1Q実績 1Q実績 1Q実績 通期目標
営業活動によるCF 1,037 896 1,037 896 4,640
税前損益 673 945 673 945 2,780
減価償却費 596 458 596 458 2,390
営業債権債務 222 △ 68 222 △ 68
50
棚卸資産 △ 52 52 △ 52 52
その他 △ 402 △ 491 △ 402 △ 491 △ 580
投資活動によるCF △ 473 △ 590 △ 574 △ 531 △ 2,740
設備投資 △ 560 △ 555 △ 560 △ 555 △ 2,980
資産売却 28 95 28 95
240
投融資 他 59 △ 130 △ 42 △ 71
FCF 564 306 463 365 1,900
財務活動によるCF △ 1,091 △ 548 *実質ベースの連結キャッシュ・フロー計算書は、説明を目的として
投資活動CFに含まれる手元運用資金の影響を除いたものです。
有利子負債 △ 644 54
配当 他 △ 447 △ 602
現金及び現金同等物の増減 △ 527 △ 242
為替換算差等 △ 93 3
現金及び現金同等物期首残高 3,215 2,776
現金及び現金同等物期末残高 2,595 2,537
12
連結財政状態計算書
(億円) (億円)
19/6月末 19/3月末 増減 19/6月末 19/3月末 増減
現金及び現金同等物 2,595 3,215 △ 620 有利子負債 22,809 22,468 341
営業債権 7,842 8,551 △ 709 営業債務 4,596 4,924 △ 328
棚卸資産 6,187 6,230 △ 43 その他 7,814 8,074 △ 260
その他 4,164 3,422 742 負債合計 35,219 35,466 △ 247
流動資産合計 20,788 21,418 △ 630 資本金 ・ 剰余金等 13,922 13,818 104
固定資産 22,835 22,521 314 その他の資本の構成要素 △ 388 △ 38 △ 350
のれん 6,436 6,488 △ 52 親会社の所有者に帰属する持分 13,534 13,780 △ 246
投融資等 5,040 5,298 △ 258 非支配持分 6,346 6,479 △ 133
非流動資産合計 34,311 34,307 4 資本合計 19,880 20,259 △ 379
資産合計 55,099 55,725 △ 626 負債・資本合計 55,099 55,725 △ 626
ネット有利子負債 *1 18,433 17,362 1,071
ネットD/Eレシオ 1.36 1.26 0.10
親会社所有者帰属持分比率 24.6% 24.7% △0.1%
ROE *2 - 12.7% -
*1 ネット有利子負債(19/6月末)
=有利子負債22,809億円－(現金・現金同等物2,595億円＋手元運用資金残高1,781億円)
注） 有利子負債はリース負債を含む
*2 親会社所有者帰属持分当期利益率
13
参考資料
14
連結損益計算書 四半期別推移
為替レート (\/$) 109.5 111.9 112.6 110.3 109.7
ナフサ単価 (\/kl) 48,700 53,500 54,200 41,200 45,200
(億円)
19/3月期 20/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上収益 9,218 9,601 9,885 9,699 9,164
コア営業利益 *1 923 949 776 493 701
非経常項目 8 △ 24 49 △ 226 △2
継 営業利益 931 925 825 267 699
続
事 金融収益・費用 9 △ 35 △ 23 △ 51 △ 33
業 (内、受取配当金) (34) (3) (13) (2) (29)
*2 (内、為替差損益) (8) (0) (1) (△ 5) (△ 3)
税引前利益 940 890 802 216 666
法人所得税 △ 222 △ 147 △ 216 △ 120 △ 182
継続事業からの当期利益 718 743 586 96 484
非継続事業からの当期利益 4 4 9 7 5
当期利益 722 747 595 103 489
親会社の所有者に帰属する
当期利益
581 621 458 35 378
非支配持分に帰属する当期利益 141 126 137 68 111
*1 内、持分法投資損益 86 76 54 52 50
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。 15
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移
(億円)
19/3月期 20/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上収益 9,218 9,601 9,885 9,699 9,164
全社
コア営業利益 923 949 776 493 701
売上収益 1,791 1,805 1,845 1,820 1,702
機能部材
コア営業利益 139 98 116 29 120
売上収益 1,070 1,090 1,097 1,037 1,024
機能化学
コア営業利益 106 114 60 51 75
売上収益 2,861 2,895 2,942 2,857 2,726
機能商品
コア営業利益 245 212 176 80 195
売上収益 1,083 1,106 889 810 810
MMA
コア営業利益 310 325 163 146 138
売上収益 1,343 1,585 1,670 1,470 1,347
石化
コア営業利益 △5 77 29 △ 14 8
売上収益 725 647 706 725 716
炭素
コア営業利益 57 56 66 70 60
売上収益 3,151 3,338 3,265 3,005 2,873
ケミカルズ
コア営業利益 362 458 258 202 206
売上収益 1,568 1,689 1,867 2,204 2,086
産業ガス
コア営業利益 133 136 152 212 211
売上収益 1,154 1,139 1,311 1,022 1,079
ヘルスケア
コア営業利益 196 147 201 △6 93
売上収益 484 540 500 611 400
その他
コア営業利益 △ 13 △4 △ 11 5 △4
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 ヘルスケアセグメントにおいては、非継続事業に係る数値を控除しております。
*3 20/3月期より、三菱ケミカルにおいて、一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直すとともに、一部の共通費用の配分方法を変更しております。
これらに伴い、比較情報としての19/3月期実績を組み替えております。 16
各報告セグメントの事業部門
分野 セグメント セグメント内訳
事業内容
機能商品 機能商品 機能部材 情電・ディスプレイ 光学フィルム、情報電子、アセチル
高機能フィルム 包装フィルム、工業フィルム
環境・生活
アクア・分離ソリューション、インフラ・アグリマテリアルズ
ソリューション
高機能エンジニアリングプラスチック、繊維、炭素繊維複合材料、
高機能成形材料
機能成形複合材、アルミナ繊維・軽金属
パフォーマンスポリマーズ、エンジニアリングポリマーズ、
機能化学 高機能ポリマー
サステイナブルリソース
高機能化学 機能化学品、機能材料、食品機能材
新エネルギー リチウムイオン電池材料、エネルギー変換部材
素材 ケミカルズ MMA MMA MMA
石化 石化 石化基盤、ポリオレフィン、基礎化学品
炭素 炭素 炭素
産業ガス 産業ガス 産業ガス 産業ガス
ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア 医薬品 医薬品
ライフサイエンス ライフサイエンス
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本説明会および本資料における見通しは、現時点で入手可能な情報により当社が
判断したものです。実際の業績は様々なリスク要因や不確実な要素により、業績予想
と大きく異なる可能性があります。
当社グループは情電・ディスプレイ関連製品、高機能成形材料、高機能ポリマー、
MMA、石化製品、炭素製品、産業ガス、医薬品等、非常に多岐に亘る事業を行って
おり、その業績は国内外の需要、為替、ナフサ・原油等の原燃料価格や調達数量、
製品市況の動向、技術革新のスピード、薬価改定、製造物責任、訴訟、法規制等に
よって影響を受ける可能性があります。
但し、業績に影響を及ぼす要素はこれらに限定されるものではありません。
18
以上
19