4188 三菱ケミHD 2021-05-12 13:30:00
2021年3月期 決算説明 [pdf]
2021年3月期
決算説明
三菱ケミカルホールディングス
2021年5月12日
2017年3月期 第1四半期よりIFRS (指定国際会計基準) を適用しております。
1
目 次
<2021年3月期 連結決算> <参考資料①>
・連結損益計算書 ・・・ 4 ・関係会社数と海外売上収益及びコア営業利益 ・・・ 22
・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 ・・・ 5 ・連結損益計算書 四半期別推移 ・・・ 23
・コア営業利益 (全社) 増減要因 ・・・ 6 ・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移 ・・・ 24
・事業セグメント別 業績概要 ・・・ 7 ・事業セグメント別 新セグメントベース コア営業利益 ・・・ 25
・非経常項目 ・・・ 11 ・非経常項目 四半期別推移 ・・・ 26
・連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・ 12 ・設備投資・減価償却費・研究開発費・従業員数 ・・・ 27
・連結財政状態計算書 ・・・ 13 ・連結業績の推移 ・・・ 28
<2022年3月期 通期業績予想> ・連結財務指標の推移 ・・・ 29
・報告セグメントの変更 ・・・ 15 <参考資料② 田辺三菱製薬 決算概要>
・各報告セグメントの事業部門 ・・・ 17 ・2020年度 決算概要 ・・・ 31
・業績予想 連結損益計算書 ・・・ 18
・業績予想 事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 ・・・ 19
・配当の予想 ・・・ 20
2
2021年3月期
億円
連結決算
1000
800
776
701 611
607 590
600
493 502
396
400
138 150
200
0
-200
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
19/3月期 20/3月期 21/3月期
機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア その他
事業セグメント別 コア営業利益 四半期別推移 3
連結損益計算書
為替レート (\/$) 106.3 105.6 105.9 109.0 △ 3.1 △3%
ナフサ単価 (\/kl) 27,600 35,000 31,300 42,900 △ 11,600 △27%
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減
上期 下期 通期 通期 増減率
売上収益 15,048 17,527 32,575 35,805 △ 3,230 △9%
コア営業利益 *1 546 1,201 1,747 1,948 △ 201 △10%
非経常項目 △ 827 △ 445 △ 1,272 △ 505 △ 767
継
営業利益(△損失) △ 281 756 475 1,443 △ 968 △67%
続
事 金融収益・費用 △ 87 △ 59 △ 146 △ 223 77
業 (内、受取配当金) (28) (15) (43) (42) (1)
*2 (内、為替差損益) (△ 4) (28) (24) (△ 37) (61)
税引前利益(△損失) △ 368 697 329 1,220 △ 891
法人所得税 △ 31 △ 71 △ 102 △ 523 421
継続事業からの当期利益(△損失) △ 399 626 227 697 △ 470
非継続事業からの当期利益 *3 - - - 169 △ 169
当期利益(△損失) △ 399 626 227 866 △ 639
親会社の所有者に帰属する
当期利益(△損失)
△ 497 421 △ 76 541 △ 617 -
非支配持分に帰属する当期利益 98 205 303 325 △ 22
*1 内、持分法投資損益 11 118 129 134 △5
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
*3 20/3月期の数値には株式交換差益(税引後)158億円を含めております。
コア営業利益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出しております。 4
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減
上期 下期 通期 通期
売上収益 15,048 17,527 32,575 35,805 △ 3,230
全社
コア営業利益 546 1,201 1,747 1,948 △ 201
売上収益 2,931 3,315 6,246 6,804 △ 558
機能部材
コア営業利益 174 178 352 395 △ 43
売上収益 1,805 2,288 4,093 4,377 △ 284
機能化学
コア営業利益 41 220 261 218 43
売上収益 4,736 5,603 10,339 11,181 △ 842
機能商品
コア営業利益 215 398 613 613 0
売上収益 1,146 1,360 2,506 2,625 △ 119
MMA
コア営業利益 18 130 148 238 △ 90
売上収益 1,826 2,476 4,302 5,344 △ 1,042
石化
コア営業利益 △ 125 110 △ 15 △ 21 6
売上収益 838 936 1,774 2,466 △ 692
炭素
コア営業利益 △ 39 48 9 81 △ 72
売上収益 3,810 4,772 8,582 10,435 △ 1,853
ケミカルズ
コア営業利益 △ 146 288 142 298 △ 156
売上収益 3,814 4,304 8,118 8,433 △ 315
産業ガス
コア営業利益 356 495 851 880 △ 29
売上収益 1,940 1,966 3,906 3,931 △ 25
ヘルスケア
コア営業利益 134 45 179 165 14
売上収益 748 882 1,630 1,825 △ 195
その他
コア営業利益 △ 13 △ 25 △ 38 △8 △ 30
【受払差】
機能化学 △8 29 21 △ 11 32
石化 △ 148 66 △ 82 △1 △ 81
炭素 △ 14 0 △ 14 △ 16 2
合計 △ 170 95 △ 75 △ 28 △ 47
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 21/3月期2Qにおいて、クオリカプス社についてはヘルスケアセグメントから機能商品セグメント(機能化学)へ変更しております。
また、三菱ケミカルにおいて、一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直しております。これらに伴い、比較情報としての20/3月期実績を組み替えております。
5
コア営業利益 (全社) 増減要因
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減 売買差 数量差 コスト削減 その他差
通期 通期
*1
全社 1,747 1,948 △ 201 △ 50 △ 393 182 60
機能商品 613 613 0 48 △ 221 68 105
ケミカルズ 142 298 △ 156 △ 26 △ 73 34 △ 91
産業ガス 851 880 △ 29 47 △ 75 4 △5
ヘルスケア 179 165 14 △ 125 △ 23 76 86
その他 △ 38 △8 △ 30 6 △1 0 △ 35
*1 その他差には、受払差・持分法投資損益差等の金額が含まれております。
為替影響 △9 △ 21 △4 - 16
うち換算差 △2
2,500
2,000
+ 182 + 60
1,500 △ 50
△ 393
1,000 1,948 1,747
500
0
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
通期 通期 6
機能商品セグメントの業績概要
<セグメント内訳別 業績概要>
(億円)
21/3月期 20/3月期 下期以降、需要は回復しつつあるものの、前
増減 売上収益 年同期比では高機能エンジニアリングプラス
通期 通期
機能 チック等の自動車向けの販売数量が減少。
売上収益 6,246 6,804 △ 558 部材
機能部材 コア 高機能エンジニアリングプラスチック等の
コア営業利益 352 395 △ 43 営業利益 販売数量の減少等により減益。
売上収益 4,093 4,377 △ 284
機能化学 機能性樹脂等の自動車向けの販売数量が減
コア営業利益 261 218 43 少したことに加え、フェノール・ポリカーボネー
売上収益
売上収益 10,339 11,181 △ 842 トチェーンにおいて定期修理等の影響により
機能商品 機能 販売数量が減少。
コア営業利益 613 613 0 化学
定期修理の影響があったものの、下期以降の
コア
需要回復に加え、フェノール・ポリカーボネート
営業利益 チェーンの市況が上昇したこと等により増益。
<コア営業利益 増減要因>
700 +48
+105 <トピックス>
600
• 三菱ケミカル社は、コンタクトレンズ原料や抗菌剤などのケイ素化
+68
500 合物、半導体プリカーサー等に用いられる金属化合物等の領域に
おいて、高度な分子設計・合成技術を保有するジェレスト社を買収
400 △221 することを2020年4月に決定し、同年10月に連結子会社化。同社の
広範な知見と、三菱ケミカル社の技術、経営資源、顧客ネットワー
300 613 613 ク等を組み合わせることで、提供可能なソリューションの大幅な拡
充を目指す。
200
100 • 三菱ケミカル社と宇部興産社は、2020年3月に発表した電解液事
業の統合について、両社の同事業に関する資産を合弁新社(MUア
0 イオニックソリューションズ社)に承継・統合する旨の共同新設分割
売買差 数量差 コスト削減 その他差
20/3月期
通期
21/3月期
通期
計画書に同年7月に合意し、同合弁新社を10月に設立。
7
ケミカルズセグメントの業績概要
(億円) <セグメント内訳別 業績概要>
21/3月期 20/3月期 下期以降、MMAモノマー等の市況が上昇して
増減
通期 通期 売上収益 いるものの、前年同期比では低水準で推移し
MMA たことにより減収。
売上収益 2,506 2,625 △ 119
MMA
コア 市況下落に伴う原料と製品の価格差縮小等
コア営業利益 148 238 △ 90
営業利益 により減益。
売上収益 4,302 5,344 △ 1,042
石化 エチレンセンターの定期修理の影響が拡大
コア営業利益 △ 15 △ 21 6 売上収益 したことにより販売数量が減少したことに加え、
売上収益 1,774 2,466 △ 692 原料価格の下落等に伴い販売価格が低下。
炭素 石化
コア営業利益 9 81 △ 72 定期修理の影響拡大及び原料価格下落に
コア
伴う受払差損等はあるものの、原料と製品の
売上収益 8,582 10,435 △ 1,853 営業利益 価格差が拡大したことにより前期並み。
ケミカルズ
コア営業利益 142 298 △ 156 原料価格の下落等に伴う販売価格の低下
売上収益 及びコークス等の需要減退に伴う販売数量の
減少により減収。
炭素
コア
需要減退に伴う販売数量の減少等により減益。
<コア営業利益 増減要因> 営業利益
<トピックス>
300 ・ 三菱ケミカル社は、香川事業所における高炉向けコークス事業の
+34 最適な生産及び販売体制への構造改革として、コークス炉323門を
△26
250門に縮小するとともに、輸出出荷設備を増強することを決定。
200 (2022年3月末稼働予定)
△73
298 ・ 三菱ケミカル社は、MMA事業の競争力の強化と供給体制の最適化を
△91 図るため、米国ボーモント工場におけるMMAモノマー及びMAA生産
100
142 (年産13.5万トン)を終了し、2021年3月末に閉鎖。
・ 三菱ケミカル社は、米国において、独自技術である新エチレン法を
0
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期 用いたMMAモノマーのプラント(年産35万トン)の建設を前提に
通期 通期
ルイジアナ州ガイスマーの土地を取得。2025年中の稼働を目標とする。 8
産業ガスセグメントの業績概要
(億円)
<セグメント内訳別 業績概要>
21/3月期 20/3月期 エレクトロニクス関連向けガスが好調に
増減
通期 通期 売上収益 推移したものの、国内外の需要が総じて
産業 減退したことにより減収。
売上収益 8,118 8,433 △ 315
産業ガス ガス
コア営業利益 851 880 △ 29 コア 国内外の需要が総じて減退したこと等に
営業利益 より減益。
<コア営業利益 増減要因>
950
+47
900
+4
850
△75 △5
800
750
880
851
700
650 <トピックス>
• 大陽日酸社は、グローバルガスメジャーとして競争力のあるグループ
600 運営体制を構築するため、2020年10月1日に持株会社体制へ移行し、
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
通期 通期 商号を日本酸素ホールディングス社に変更。
9
ヘルスケアセグメントの業績概要
(億円)
<セグメント内訳別 業績概要>
21/3月期 20/3月期 国内医療用医薬品で薬価改定等の影響
増減
通期 通期 売上収益 を受けたものの、重点品の販売数量が伸
売上収益 3,906 3,931 △ 25 ヘルス 長したことにより前期並み。
ヘルスケア
コア営業利益 179 165 14 ケア 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う活
コア
動自粛等による販売費や研究開発費の減
営業利益
少により増益。
注) 多発性硬化症治療剤「ジレニア」のロイヤリティ収入については、
2019年2月に仲裁手続きに入ったため、IFRSの収益認識基準に従い
ロイヤリティ収入の一部について売上収益の認識を行っておりません。
<コア営業利益 増減要因>
200 <トピックス>
+86
• 田辺三菱製薬社は、エダラボン(一般名)(米国製品名:「ラジカ
ヴァ」)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の適応症について、日本・韓
国・米国・カナダ・スイス・中国に次ぎ、2020年7月にインドネシアで
150 承認を取得。
・ メディカゴ社(カナダ)は、新型コロナウイルス感染症の予防をめざ
した植物由来のウイルス様粒子(Virus Like Particle)ワクチン
100 +76
「MT-2766」について、カナダおよび米国において、第2/3相臨床
179
165 試験の第3相パートを2021年3月に開始。
・ 田辺三菱製薬社は、「ユプリズナ点滴静注100mg」について、
50
視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発
△125 予防を適応症とした国内での承認を2021年3月に取得。
△23 ・ 生命科学インスティテュート社は、急性心筋梗塞、脳梗塞、表皮
0
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期 水疱症、脊髄損傷に加え、2021年1月に筋萎縮性側索硬化症
通期 通期
(ALS)を対象としたMuse細胞製品「CL2020」の臨床試験を開始。
10
非経常項目
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減
4Q 通期 通期
非経常項目 合計 △ 143 △ 1,272 △ 505 △ 767
減損損失 △ 111 △ 1,183 △ 439 △ 744
関係会社整理損失 △ 74 △ 74 - △ 74
固定資産除売却損 △ 18 △ 62 △ 99 37
特別退職金 △1 △ 55 △ 20 △ 35
工場閉鎖関連損失
- △ 33 - △ 33
引当金繰入額
解約違約金 - △ 19 - △ 19
固定資産売却益 0 86 79 7
仲裁裁定に伴う利益 41 41 - 41
持分法による投資利益 1 28 - 28
事業譲渡益 14 14 - 14
段階取得に係る差益 - 13 - 13
関係会社株式売却益 3 12 5 7
その他 2 △ 40 △ 31 △9
MMA ボーモント工場閉鎖関連損失△236億円(減損損失△194、特別退職金△9、工場閉鎖関連損失引当金繰入額△33)
【セグメント別内訳】
機能商品 △ 113 △ 153 △ 19 △ 134
ケミカルズ △ 10 △ 270 △ 24 △ 246
産業ガス △ 10 17 21 △4
ヘルスケア △1 △ 796 △ 415 △ 381
その他 △9 △ 70 △ 68 △2 11
連結キャッシュ・フロー計算書
財務諸表ベース *1 実質ベース
(億円)
21/3月期 20/3月期 21/3月期 20/3月期
通期 通期 通期 通期
営業活動によるCF 4,671 4,520 4,671 4,520
税前損益 329 1,476 329 1,476
減価償却費 2,438 2,398 2,438 2,398
営業債権債務 △ 275 427 △ 275 427
棚卸資産 446 71 446 71
その他 1,733 148 1,733 148
投資活動によるCF △ 2,170 △ 876 △ 2,870 △ 2,057
設備投資 △ 2,570 △ 2,361 △ 2,570 △ 2,361
資産売却 308 303 308 303
投融資 他 92 1,182 △ 608 1
FCF 2,501 3,644 1,801 2,463
財務活動によるCF △ 1,428 △ 4,505
有利子負債 △ 44 373
子会社株式追加取得 *2 △ 988 △ 3,998
配当 他 △ 396 △ 880
現金及び現金同等物の増減 1,073 △ 861
為替換算差等 141 △ 72
現金及び現金同等物期首残高 2,282 3,215
現金及び現金同等物期末残高 3,496 2,282
*1 実質ベースの連結キャッシュ・フロー計算書は、説明を目的として投資活動CFに含まれる手元運用資金の影響を除いたものです。
*2 田辺三菱製薬株式の追加取得(21年3月期 △954億円、20年3月期 △3,981億円) 12
連結財政状態計算書
(億円) (億円)
21/3月末 20/3月末 増減 21/3月末 20/3月末 増減
現金及び現金同等物 3,496 2,282 1,214 有利子負債 24,824 23,881 943
営業債権 7,164 6,985 179 営業債務 3,823 3,981 △ 158
棚卸資産 5,765 6,065 △ 300 その他 8,514 8,951 △ 437
その他 1,550 2,161 △ 611 負債合計 37,161 36,813 348
流動資産合計 17,975 17,493 482 資本金 ・ 剰余金等 12,265 12,345 △ 80
固定資産 22,692 22,528 164 その他の資本の構成要素 98 △ 643 741
のれん 6,719 6,168 551 親会社の所有者に帰属する持分 12,363 11,702 661
投融資等 5,486 5,132 354 非支配持分 3,348 2,806 542
非流動資産合計 34,897 33,828 1,069 資本合計 15,711 14,508 1,203
資産合計 52,872 51,321 1,551 負債・資本合計 52,872 51,321 1,551
ネット有利子負債 *1 21,328 20,899 429
ネットD/Eレシオ 1.73 1.79 △ 0.06
親会社所有者帰属持分比率 23.4% 22.8% 0.6%
ROE *2 △0.6% 4.2% △4.8%
*1 ネット有利子負債(21/3月末)
=有利子負債24,824億円-(現金・現金同等物3,496億円+手元運用資金残高0億円)
注) 有利子負債はリース負債を含む
*2 親会社所有者帰属持分当期利益率
13
2022年3月期
通期業績予想
14
報告セグメントの変更
<2020年度> <2021年度>
分野 セグメント セグメント内訳 分野 セグメント セグメント内訳
ポリマーズ
機能商品 機能商品 機能商品 機能商品
機能部材 &コンパウンズ
フィルムズ
&モールディングマテリアルズ
機能化学
アドバンストソリューションズ
素材 ケミカルズ MMA 機能商品の内訳を変更 素材 ケミカルズ MMA
石化 石化
炭素 炭素
産業ガス 産業ガス 産業ガス 産業ガス
ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア
その他 その他 その他 その他 その他 その他
*機能商品の内訳以外の変更点
・エンジニアリングポリマーズ(ポリカーボネート以外):機能化学→石化
・アクリロニトリル:MMA→石化
・ユーティリティー:石化→その他
15
報告セグメントの新旧対応表 (2021年3月期ベース)
<変更前> (億円) <変更後> (億円)
セグメント セグメント内訳 売上収益 コア営業利益 セグメント セグメント内訳 売上収益 コア営業利益
ポリマーズ
機能部材 6,246 352
① &コンパウンズ 2,718 150
フィルムズ
② &モールディングマテリアルズ 4,138 276
機能化学 4,093 261 ③
④
アドバンストソリューションズ 3,089 171
機能商品 10,339 613 機能商品 9,945 597
MMA 2,506 148 MMA 2,311 131
⑤
石化 4,302 △ 15 ⑥
石化 4,798 17
炭素 1,774 9 炭素 1,774 10
ケミカルズ 8,582 142 ケミカルズ 8,883 158
産業ガス 8,118 851 産業ガス 8,118 851
ヘルスケア 3,906 179 ヘルスケア 3,906 179
⑦
その他 1,630 △ 38 その他 1,723 △ 38
全社合計 32,575 1,747 全社合計 32,575 1,747
①ポリマーズ、コーティング材、添加剤・ファイン
②フィルムズ、炭素繊維、アドバンスドマテリアルズ、アルミナ繊維
③アクア・インフラ、半導体、エレクトロニクス
④ライフソリューション、電池材料
⑤エンジニアリングポリマーズ(ポリカーボネート以外)
⑥アクリロニトリル
⑦ユーティリティー 16
各報告セグメントの事業部門
分野 セグメント セグメント内訳
事業内容
パフォーマンスポリマーズ、サステイナブルポリマーズ、
機能商品 機能商品 ポリマーズ ポリマーズ
アセチルポリマーズ
コーティング
&コンパウンズ コーティング材、添加剤・ファイン
・アディティブス
フィルムズ フィルム パッケージング、工業フィルム、ポリエステルフィルム
&モールディング モールディング
炭素繊維、アドバンスドマテリアルズ、アルミナ繊維
マテリアルズ マテリアルズ
アドバンスト アメニティライフ アクア・インフラ、ライフソリューション
インフォメーション・
ソリューションズ 半導体、エレクトロニクス、電池材料
エレクトロニクス
素材 ケミカルズ MMA MMA MMA
石化 石化 石化基盤、ポリオレフィン、基礎化学品
炭素 炭素 炭素
産業ガス 産業ガス 産業ガス 産業ガス
ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア 医薬品 医薬品
ライフサイエンス ライフサイエンス
17
業績予想 連結損益計算書
為替レート (\/$) 108.0 108.0 108.0 105.9 2.1
ナフサ単価 (\/kl) 48,000 48,000 48,000 31,300 16,700
(億円)
22/3月期 21/3月期
上期 下期 増減 増減率
予想 実績
売上収益 17,740 18,860 36,600 32,575 4,025 12%
コア営業利益 1,025 1,275 2,300 1,747 553 32%
非経常項目 △ 20 △ 120 △ 140 △ 1,272 1,132
営業利益 1,005 1,155 2,160 475 1,685 355%
金融収益・費用 △ 70 △ 90 △ 160 △ 146 △ 14
税引前利益 935 1,065 2,000 329 1,671
法人所得税 △ 330 △ 270 △ 600 △ 102 △ 498
当期利益 605 795 1,400 227 1,173
親会社の所有者に帰属する
当期利益
440 530 970 △ 76 1,046 -
非支配持分に帰属する当期利益 165 265 430 303 127
18
業績予想 事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益
(億円)
22/3月期 21/3月期
上期 下期 増減
予想 実績
売上収益 17,740 18,860 36,600 32,575 4,025
全社
コア営業利益 1,025 1,275 2,300 1,747 553
売上収益 1,390 1,430 2,820 2,718 102
ポリマーズ&コンパウンズ
コア営業利益 75 85 160 150 10
売上収益 2,160 2,210 4,370 4,138 232
フィルムズ&モールディングマテリアルズ
コア営業利益 180 170 350 276 74
売上収益 1,690 1,800 3,490 3,089 401
アドバンストソリューションズ
コア営業利益 70 110 180 171 9
売上収益 5,240 5,440 10,680 9,945 735
機能商品
コア営業利益 325 365 690 597 93
売上収益 1,350 1,290 2,640 2,311 329
MMA
コア営業利益 170 150 320 131 189
売上収益 3,130 3,300 6,430 4,798 1,632
石化
コア営業利益 20 50 70 17 53
売上収益 1,000 950 1,950 1,774 176
炭素
コア営業利益 50 40 90 10 80
売上収益 5,480 5,540 11,020 8,883 2,137
ケミカルズ
コア営業利益 240 240 480 158 322
売上収益 4,150 4,440 8,590 8,118 472
産業ガス
コア営業利益 450 490 940 851 89
売上収益 1,950 2,280 4,230 3,906 324
ヘルスケア
コア営業利益 30 190 220 179 41
売上収益 920 1,160 2,080 1,723 357
その他
コア営業利益 △ 20 △ 10 △ 30 △ 38 8
* セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。 19
配当の予想
当社は、企業価値の向上を通して株主価値の向上を図ることを株主還元の基本方針としており、
配当につきましては、今後の事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益
水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施することとしております。
21/3月期の1株当り期末配当金予想額は、2020年5月13日発表の通り12円であり、5月
19日の取締役会において決議予定です。
22/3月期の配当予想につきましては、上記の方針を勘案し、第2四半期末及び期末の1株
当り配当金を、21/3月期の期末配当と同額の12円といたします。これにより、22/3月期における
1株当り年間配当予想は24円となります。
22/3月期 21/3月期
20/3月期 19/3月期 18/3月期
予想 予想
1株当り配当金 第2四半期末 12円 12円 20円 20円 15円
期末 12円 12円 12円 20円 17円
合計 24円 24円 32円 40円 32円
1株当り当期利益 期末 68円29銭 △5円 3 2 銭 38円08銭 119円 22銭 147円14銭
配当性向(連結) 合計 35.1% - 84.0% 33.6% 21.7%
20
参考資料①
21
関係会社数と海外売上収益及びコア営業利益
(会社数)
21/3月期 20/3月期 19/3月期 18/3月期 17/3月期
関係会社数
関係会社合計 666 698 754 708 731
連結会社合計 630 659 705 653 592
連結子会社 487 510 550 515 510
国内 161 174 193 203 193
海外 326 336 357 312 317
ジョイント・オペレーション 4 4 4 4 4
持分法適用会社 137 145 151 134 78
売却目的保有資産に分類しているため
持分法を適用していない会社
2 - - - -
所在地別 (億円)
国内 21,095 23,678 25,956 25,896 24,086
海外 11,480 12,127 12,447 11,348 9,675
売上収益 32,575 35,805 38,403 37,244 33,761
国内 925 995 1,623 2,232 2,115
海外 822 953 1,518 1,573 960
コア営業利益 1,747 1,948 3,141 3,805 3,075
向先別
海外売上収益 14,649 15,344 16,646 15,470 13,336
45.0% 42.9% 43.3% 41.6% 39.5%
22
連結損益計算書 四半期別推移
為替レート (\/$) 109.7 107.7 109.3 109.1 107.4 105.3 104.0 107.2
ナフサ単価 (\/kl) 45,400 40,200 41,300 44,800 25,000 30,200 31,300 38,800
(億円)
20/3月期 21/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
売上収益 9,164 9,113 9,031 8,497 7,227 7,821 8,506 9,021
コア営業利益 *1 701 607 502 138 150 396 590 611
非経常項目 △2 0 △ 202 △ 301 87 △ 914 △ 302 △ 143
継 営業利益(△損失) 699 607 300 △ 163 237 △ 518 288 468
続
事 金融収益・費用 △ 33 △ 49 △ 77 △ 64 △ 33 △ 54 △ 48 △ 11
業 (内、受取配当金) (29) (1) (11) (1) (25) (3) (7) (8)
*2 (内、為替差損益) (△ 3) (7) (△ 28) (△ 13) (0) (△ 4) (△ 3) (31)
税引前利益(△損失) 666 558 223 △ 227 204 △ 572 240 457
法人所得税 △ 182 △ 194 △ 157 10 △ 122 91 △ 125 54
継続事業からの当期利益(△損失) 484 364 66 △ 217 82 △ 481 115 511
非継続事業からの当期利益 5 164 - - - - - -
当期利益(△損失) 489 528 66 △ 217 82 △ 481 115 511
親会社の所有者に帰属する
当 期 利 益 ( △損 失 )
378 435 △ 50 △ 222 52 △ 549 19 402
非支配持分に帰属する当期利益 111 93 116 5 30 68 96 109
*1 内、持分法投資損益 50 31 26 27 2 9 42 76
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
23
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移
(億円)
20/3月期 21/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
売上収益 9,164 9,113 9,031 8,497 7,227 7,821 8,506 9,021
全社
コア営業利益 701 607 502 138 150 396 590 611
売上収益 1,718 1,754 1,723 1,609 1,427 1,504 1,628 1,687
機能部材
コア営業利益 126 139 90 40 87 87 101 77
売上収益 1,102 1,095 1,086 1,094 875 930 1,090 1,198
機能化学
コア営業利益 71 65 44 38 12 29 83 137
売上収益 2,820 2,849 2,809 2,703 2,302 2,434 2,718 2,885
機能商品
コア営業利益 197 204 134 78 99 116 184 214
売上収益 777 721 592 535 525 621 644 716
MMA
コア営業利益 138 114 5 △ 19 △ 12 30 48 82
売上収益 1,347 1,371 1,373 1,253 842 984 1,156 1,320
石化
コア営業利益 8 10 10 △ 49 △ 136 11 26 84
売上収益 717 638 622 489 444 394 464 472
炭素
コア営業利益 60 29 10 △ 18 △ 13 △ 26 13 35
売上収益 2,841 2,730 2,587 2,277 1,811 1,999 2,264 2,508
ケミカルズ
コア営業利益 206 153 25 △ 86 △ 161 15 87 201
売上収益 2,086 2,109 2,088 2,150 1,829 1,985 2,061 2,243
産業ガス
コア営業利益 211 232 222 215 135 221 233 262
売上収益 1,025 930 1,123 853 952 988 1,057 909
ヘルスケア
コア営業利益 91 12 117 △ 55 89 45 90 △ 45
売上収益 392 495 424 514 333 415 406 476
その他
コア営業利益 △4 6 4 △ 14 △ 12 △1 △4 △ 21
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 21/3月期2Qにおいて、クオリカプス社についてはヘルスケアセグメントから機能商品セグメント(機能化学)へ変更しております。また、三菱ケミカルにおいて、
一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直しております。これらに伴い、比較情報としての20/3月期実績を組み替えております。
24
事業セグメント別 新セグメントベース コア営業利益
(億円)
18/3月期 19/3月期 20/3月期 21/3月期 22/3月期
予想
全社 3,758 3,141 1,948 1,747 2,300
ポリマーズ & コンパウンズ 319 233 164 150 160
フィルムズ & モールディング マテリアルズ 440 265 280 276 350
アドバンスト ソリューションズ 173 200 181 171 180
機能商品 932 698 625 597 690
MMA 1,039 885 192 131 320
石化 328 172 12 17 70
炭素 125 246 81 10 90
ケミカルズ 1,492 1,303 285 158 480
産業ガス 575 633 880 851 940
ヘルスケア 753 530 165 179 220
その他 6 △ 23 △7 △ 38 △ 30
*1 20年3月期以前の数値及びセグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
25
非経常項目 四半期別推移
(億円)
20/3月期 21/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
非経常項目 合計 △2 0 △ 202 △ 301 87 △ 914 △ 302 △ 143
減損損失 △7 △ 7 △ 180 △ 245 △ 0 △ 870 △ 202 △ 111
関係会社整理損失 - - - - - - - △ 74
固定資産除売却損 △6 △5 △ 23 △ 65 △2 △ 30 △ 12 △ 18
特別退職金 △0 △ 10 △1 △9 △0 △0 △ 54 △1
工場閉鎖関連損失
- - - - - - △ 33 -
引当金繰入額
解約違約金 - - - △0 - △5 △ 14 -
固定資産売却益 9 10 25 35 81 5 0 0
仲裁裁定に伴う利益 - - - - - - - 41
持分法による投資利益 - - - - - - 27 1
事業譲渡益 - - - - - - - 14
段階取得に係る差益 - - - - - - 13 -
関係会社株式売却益 4 1 - - 9 - - 3
その他 △2 11 △ 23 △ 17 △1 △ 14 △ 27 2
【セグメント別内訳】
機能商品 2 △4 △ 15 △2 8 △ 44 △4 △ 113
ケミカルズ 0 △ 11 △2 △ 11 △0 △ 23 △ 237 △ 10
産業ガス △6 10 17 0 - △1 28 △ 10
ヘルスケア △0 8 △ 171 △ 252 81 △ 846 △ 30 △1
その他 2 △3 △ 31 △ 36 △2 △0 △ 59 △9 26
設備投資・減価償却費・研究開発費・従業員数
(億円) (人)
設備投資 減価償却費 研究開発費 従業員数
21/3月期 20/3月期 21/3月期 20/3月期 21/3月期 20/3月期 21/3月期
実績 実績 実績 実績 実績 実績 期末
機能商品 898 779 640 603 232 254 25,613
ケミカルズ 733 576 641 648 96 98 8,207
産業ガス 696 748 887 862 34 34 19,358
ヘルスケア 209 226 164 169 765 829 7,236
その他 101 75 106 104 134 119 9,193
全社 2,637 2,404 2,438 2,386 1,261 1,334 69,607
27
連結業績の推移
(億円)
45,000 4,500
40,000 3,805 4,000
38,403
35,000 3,500
3,075 3,141
37,244 3,557
30,000 3,000
36,600
2,948 35,805
2,686
25,000 2,300 2,500
33,761 32,575
1,948 2,160
20,000 1,747 2,000
2,118
15,000 1,500
1,695 1,443
1,563
10,000 1,000
970
5,000 475 500
541
△ 76
0 0
0
-5,000 -500
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
予想
売上収益 コア営業利益 営業利益 親会社所有者帰属利益
28
連結財務指標の推移
(億円)
30.0% 3.0 25,000
27.3%
24.5% 24.7% 21,328
20,899
25.0% 22.8% 23.4% 2.5 20,259
20,000 19,195
17,362
20.0% 2.0 16,982
17.8% 1.79 1.73
15,711
15.1% 14,508
15,000
15.0% 1.5
1.26
12.7% 11,559 13,780
1.06 11,395
0.89 12,858 12,363
10.0% 1.0 11,702
10,000 10,914
4.2%
5.0% 0.5
△0.6% 5,000
0.0% 0.0
-5.0% -0.5 0
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
親会社所有者帰属持分比率 ROE ネットD/Eレシオ
資本合計 親会社所有者帰属持分 ネット有利子負債
29
参考資料②
(田辺三菱製薬 決算概要)
30
田辺三菱製薬株式会社
2020年度 決算概要
(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年5月12日
31
決算概要
2020年度 決算概要
32
決算概要
売上収益の内訳
33
決算概要
重点品およびワクチン売上収益
34
決算概要
売上収益の増減
ステラーラ + 62
カナリア + 30
タリオン △ 13
カナグル + 15
億円 セレジスト △ 12
ルパフィン + 14 インヴォカナ +6
メインテート △ 11
シンポニー + 14 ジレニア * △ 14
レミケード △ 80
ラジカヴァ △ 12
薬価改定の影響 インフルエンザ + 18
△220
テトラビック + 15
国内医療用医薬品 +3
*仲裁手続き中により、一部売上収益の認識を行わないことによる減収を含む 35
業績予想
2021年度業績予想
36
業績予想
売上収益予想の内訳
37
業績予想
重点品およびワクチン売上収益予想
38
研究開発の状況 等
39
主なグローバル開発品:進捗状況および2021年度予定
開発
治験コード 適応症 進捗状況/2021年度予定
段階
• グローバルP3試験(長期安全性試験)を実施中
MT-1186 ALS / 経口懸濁剤 P3 • グローバルP3試験の結果を取得後、2021年度3Qに
米国での承認申請を予定
ND0612 パーキンソン病 P3 • グローバルP3試験を実施中
• P3試験を3月に開始
新型コロナウイルス感染症予防
MT-2766 P3 • P3試験の結果を取得後、2021年度2Qにカナダでの
(植物由来VLP*ワクチン)
承認申請手続きを完了し、2021年内の実用化をめざす
赤芽球性プロトポルフィリン症
(EPP) • グローバルP3試験を実施中
P3
MT-7117 X連鎖性プロトポルフィリン症 • 2021年度4Qに、グローバルP3試験の結果を取得予定
(XLP)
全身性強皮症 P2 • グローバルP2試験の開始を3月に発表
MT-3921 脊髄損傷 P1 • 2021年度1Qに、グローバルP2試験を開始予定
*VLP (Virus-Like Particle):ウイルス様粒子
◼ その他のトピックス
• MT-4129の導出先ミネラリス セラピューティクス社が、高血圧症の適応症で、P2試験の開始予定を4月に発表
• ステリック社の買収により取得したMT-5745(STNM01)の開発中止を5月に決定。無形資産の減損損失39億円を計上
40
主な国内開発品:進捗状況および2021年度予定
開発
治験コード 適応症 進捗状況/2021年度予定
段階
視神経脊髄炎スペクトラム
MT-0551 承認 • 3月に国内承認取得、薬価収載後の販売に向け準備中
障害 *1
MT-5199 遅発性ジスキネジア *2 申請 • 4月に国内申請を実施
TA-7284 糖尿病性腎症 *3 P3 • 2021年度3Qに国内申請を予定
*1: 韓国および台湾で申請済み
*2: アジア5か国(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、韓国)で申請済み
*3: 台湾で承認取得済み
◼ その他のトピックス
• MP-513(国内製品名:テネリア)OD錠の国内承認を2月に取得。薬価収載後の販売に向け準備中
• 認知行動療法アプリ・MTD-810の臨床開発および販売に関する導出契約をDTアクシス社と3月に締結
41
MT-2766
新型コロナウイルス感染症に対するメディカゴ社のVLPワクチン
P3試験を3月に開始。2021年内のカナダで実用化をめざす
薬剤分類 植物由来VLPワクチン
オリジン メディカゴ社(カナダ)
Phase 3 (カナダにおいて、段階的承認申請を開始)
開発ステージ
※2021年2月に、FDAからファスト・トラック指定を取得
適応症 新型コロナウイルス感染症の予防
• 被験者:カナダ、米国、その他の国の健康成人、高齢者および基礎疾患を有する成人
P3試験 約30,000例
概要 • 用法用量:VLPワクチン3.75μgとGSK社のアジュバントを併用し、21日間隔で2回投与
• 評価項目:プラセボを対照とした発症予防効果と安全性
今後の予定 2021年度2Qにカナダでの承認申請手続きを完了し、2021年内の実用化をめざす
2021年3月17日、4月26日 ニュースリリース実施
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MT-7117
(一般名:デルシメラゴン)
全身性強皮症のグローバルP2試験を開始
作用機序 選択的メラノコルチン1受容体作動剤
開発ステージ Phase 2
全身性強皮症*
• 皮膚や内臓が硬くなる変化(硬化、線維化)を特徴とし、慢性に経過する疾患。
• 病状の進行等によって、典型的な症状を示す「びまん性皮膚硬化型全身性強
適応症 皮症」、比較的軽症型の「限局皮膚硬化型全身性強皮症」の大きく2つに分け
られる。
【患者数】 米国における有病率は、約300人/百万人と推定
• びまん性皮膚硬化型全身性強皮症患者(18~75歳)を対象とした
P2試験 MT‐7117の有効性、安全性および忍容性を評価する試験
概要 • 主要評価項目は、52週時点の治療反応性の指標(ACR CRISSスコア)を
用いる。症例数は72例を予定
今後の予定 全身性強皮症のトップラインデータ取得を2022年度4Qに予定
*参考:難病情報センター 全身性強皮症
◼ 赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)、X連鎖性プロトポルフィリン症(XLP)のグローバルP3試験を実施中
2021年3月31日 ニュースリリース実施
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MT-0551
(一般名:イネビリズマブ、国内製品名:ユプリズナ)
3月に視神経脊髄炎スペクトラム障害の国内製造販売承認を取得
作用機序 ヒト化抗CD19モノクローナル抗体製剤
オリジン ホライゾン・セラピューティクス社*(アイルランド)
視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防
• 重度の視神経炎と横断性脊髄炎を特徴とする中枢神経系の自己免疫疾患で、
適応症 指定難病とされている。
• 再発を繰り返し、1回の再発で失明や車いす生活に至ることもある。
【患者数】約4,000人(日本)
• B細胞から抗体産生細胞(形質芽細胞/形質細胞)まで広く除去できる新規
メカニズム
特長
• 投与間隔が半年に1回で利便性が高い
• 2020年2月に、日本で希少疾病用医薬品に指定
今後の予定 薬価収載後の販売に向け準備中
*2021年3月に、ビエラ・バイオ社を買収し、完全子会社化
◼ 重症筋無力症、IgG4関連疾患のグローバルP3試験を実施中(ホライゾン・セラピューティクス社と共同開発)
2021年3月23日 ニュースリリース実施
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MT-5199
(一般名:バルベナジン)
4月に遅発性ジスキネジアの国内申請を実施
作用機序 小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)阻害剤
オリジン ニューロクラインバイオサイエンシズ社(米国)
遅発性ジスキネジア
• 抗精神病薬などを長期間服用することで生じる不随意運動(自分では止められ
ない動き)
適応症
• 症状は患者さんごとに異なり、舌を左右に動かす、口をもぐもぐさせるなど、顔面に
主に現れるが、四肢や体幹部でも認められる。重症になれば嚥下障害や呼吸困
難を引き起こす可能性がある。
• 国内初の遅発性ジスキネジアの治療薬*
特長
• 経口投与による1日1回の服用
今後の予定 2022年度の上市を予定
*米国では、2017年に承認。ニューロクラインバイオサイエンシズ社により上市済み(製品名:INGREZZA)
2021年4月22日 ニュースリリース実施
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選択的DPP-4阻害剤
「テネリア OD錠」製造販売承認取得
2型糖尿病治療における
「新たな選択肢」
「テネリア OD錠」
⚫ DPP-4阻害薬初のOD錠(口腔内崩壊錠*)
⚫ 2021年2月5日製造販売承認取得、薬価収載後速やかに販売開始予定。第一三共とのコプロ
モーション
⚫ 国内経口糖尿病薬の市場:約4,764億円 (出所:IQVIA 2021年2月MAT、薬価ベース)
糖尿病が強く疑われる人:約1,000万人
(出所:厚生労働省 平成28年 国民健康・栄養調査報告 https://www.mhlw.go.jp/content/000681180.pdf)
⚫ 糖尿病有病者の約78%が65歳以上の高齢者
(出所:厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査報告 https://www.mhlw.go.jp/content/000710991.pdf)
⚫ 2型糖尿病治療における「新たな選択肢」を提供し、高齢の患者さんや嚥下機能が低下した患者さ
んにおける更なる利便性や服薬コンプライアンスの向上が期待されます
*口腔内崩壊錠は、舌の上にのせると唾液あるいは少量の水分により数十秒で崩壊するため、一般の方のみならず、
錠剤をうまく飲み込めない高齢者や水分摂取制限を受けている方にとっても有用
(出所:独立行政法人医薬品医療機器総合機構ウェブサイト https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0002.html)
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主な開発パイプライン 一覧
2021年4月25日現在 今回の進捗
領域 品目 開発地域 想定適応症 P1 P2 P3 申請 承認
MT-1186 グローバル ALS/経口懸濁剤
ND0612 グローバル パーキンソン病
MT-3921 グローバル 脊髄損傷
中枢神経
日本 視神経脊髄炎スペクトラム障害 (NMOSD)
MT-0551
日本* 重症筋無力症
MT-5199 日本 遅発性ジスキネジア
赤芽球性プロトポルフィリン症 (EPP)
グローバル
MT-7117 X連鎖性プロトポルフィリン症 (XLP)
グローバル 全身性強皮症
免疫炎症
MT-2990 グローバル 子宮内膜症
MT-5547 日本 変形性関節症
MT-0551 日本* IgG4関連疾患
MT-2766 グローバル 新型コロナウイルス感染症の予防
ワクチン MT-2654 グローバル 季節性インフルエンザの予防 / 高齢者
MT-2355 日本 5種混合ワクチン**
その他 TA-7284 日本 糖尿病性腎症
* ホライゾン・セラピューティクス社と共同開発(グローバル試験実施中) アライアンス活動中
** 小児における百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎および
領域 品目 開発段階 想定適応症
Hib感染の予防
中枢神経 MT-8554 P2 更年期に伴う血管運動神経症状
その他 MT-3995 P2 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) 47
主な開発パイプラインの上市計画
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度以降
MCI-186* MT-1186 ND0612 MT-0551
ALS ALS (経口懸濁剤) パーキンソン病 重症筋無力症
(中国) (グローバル) (グローバル) (日本)
中枢神経
MT-0551 MT-5199
NMOSD 遅発性ジスキネジア
(日本) (日本)
MT-5547 MT-7117* MT-0551
免疫炎症 変形性関節症 EPP, XLP IgG4関連疾患
(日本) (グローバル) (日本)
MT-2766 MT-2355
ワクチン 新型コロナウイルス 5種混合ワクチン
感染症の予防
(日本)
(グローバル**)
MP-513 OD錠 TA-7284
2型糖尿病 糖尿病性腎症 : グローバル
(日本) (日本) (米国上市年度)
その他 : 日本・中国
MP-513
2型糖尿病 *前回発表から更新のあったPJ
(中国) **カナダで実用化後、グローバルでの展開を想定
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注意事項
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本説明会および本資料における見通しは、現時点で入手可能な情報により当社が
判断したものです。実際の業績は様々なリスク要因や不確実な要素により、業績予想
と大きく異なる可能性があります。
当社グループは情電・ディスプレイ関連製品、高機能成形材料、高機能ポリマー、
MMA、石化製品、炭素製品、産業ガス、医薬品等、非常に多岐に亘る事業を行って
おり、その業績は国内外の需要、為替、ナフサ・原油等の原燃料価格や調達数量、
製品市況の動向、技術革新のスピード、薬価改定、製造物責任、訴訟、法規制等に
よって影響を受ける可能性があります。
但し、業績に影響を及ぼす要素はこれらに限定されるものではありません。
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以上
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