4188 三菱ケミHD 2021-02-03 13:30:00
2021年3月期 第3四半期 決算説明 [pdf]
2021年3月期
第3四半期 決算説明
三菱ケミカルホールディングス
2021年2月3日
2017年3月期 第1四半期よりIFRS (指定国際会計基準) を適用しております。
1
目 次
<2021年3月期 第3四半期 連結決算> <2021年3月期 通期業績予想修正>
・連結損益計算書 ・・・ 4 ・業績予想 連結損益計算書 ・・・ 15
・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 ・・・ 5 ・業績予想 事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 ・・・ 16
・コア営業利益 (全社) 増減要因 ・・・ 6 <参考資料①>
・事業セグメント別 業績概要 ・・・ 7 ・連結損益計算書 四半期別推移 ・・・ 18
・非経常項目 ・・・ 11 ・事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移 ・・・ 19
・連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・ 12 ・各報告セグメントの事業部門 ・・・ 20
・連結財政状態計算書 ・・・ 13 <参考資料② 田辺三菱製薬 決算概要>
・2020年度 第3四半期 決算概要 ・・・ 21
2
億円
1000
2021年3月期
776
第3四半期 連結決算
800
701
607 590
600
493 502
396
400
138 150
200
0
-200
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
19/3月期 20/3月期 21/3月期
機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア その他
事業セグメント別 コア営業利益 四半期別推移 3
連結損益計算書
為替レート (\/$) 104.0 105.5 109.3 108.9 △ 3.4 △3%
ナフサ単価 (\/kl) 31,300 28,800 41,300 42,300 △ 13,500 △32%
(億円)
21/3月期 20/3月期
3Q 3Q 増減 増減率
3Q累計 3Q累計
売上収益 8,506 23,554 9,031 27,308 △ 3,754 △14%
コア営業利益 *1 590 1,136 502 1,810 △ 674 △37%
非経常項目 △ 302 △ 1,129 △ 202 △ 204 △ 925
継
営業利益 288 7 300 1,606 △ 1,599 -
続
事 金融収益・費用 △ 48 △ 135 △ 77 △ 159 24
業 (内、受取配当金) (7) (35) (11) (41) (△ 6)
*2 (内、為替差損益) (△ 3) (△ 7) (△ 28) (△ 24) (17)
税引前利益(△損失) 240 △ 128 223 1,447 △ 1,575
法人所得税 △ 125 △ 156 △ 157 △ 533 377
継続事業からの四半期利益(△損失) 115 △ 284 66 914 △ 1,198
非継続事業からの四半期利益 *3 - - - 169 △ 169
四半期利益(△損失) 115 △ 284 66 1,083 △ 1,367
親会社の所有者に帰属する
四半期利益(△損失)
19 △ 478 △ 50 763 △ 1,241 -
非支配持分に帰属する四半期利益 96 194 116 320 △ 126
*1 内、持分法投資損益 42 53 26 107 △ 54
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
*3 20/3月期の数値には株式交換差益(税引後)158億円を含めております。
コア営業利益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出しております。 4
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減
1Q 2Q 3Q 3Q累計 3Q累計
売上収益 7,227 7,821 8,506 23,554 27,308 △ 3,754
全社
コア営業利益 150 396 590 1,136 1,810 △ 674
売上収益 1,427 1,504 1,628 4,559 5,195 △ 636
機能部材
コア営業利益 87 87 101 275 355 △ 80
売上収益 875 930 1,090 2,895 3,283 △ 388
機能化学
コア営業利益 12 29 83 124 180 △ 56
売上収益 2,302 2,434 2,718 7,454 8,478 △ 1,024
機能商品
コア営業利益 99 116 184 399 535 △ 136
売上収益 525 621 644 1,790 2,090 △ 300
MMA
コア営業利益 △ 12 30 48 66 257 △ 191
売上収益 842 984 1,156 2,982 4,091 △ 1,109
石化
コア営業利益 △ 136 11 26 △ 99 28 △ 127
売上収益 444 394 464 1,302 1,977 △ 675
炭素
コア営業利益 △ 13 △ 26 13 △ 26 99 △ 125
売上収益 1,811 1,999 2,264 6,074 8,158 △ 2,084
ケミカルズ
コア営業利益 △ 161 15 87 △ 59 384 △ 443
売上収益 1,829 1,985 2,061 5,875 6,283 △ 408
産業ガス
コア営業利益 135 221 233 589 665 △ 76
売上収益 952 988 1,057 2,997 3,078 △ 81
ヘルスケア
コア営業利益 89 45 90 224 220 4
売上収益 333 415 406 1,154 1,311 △ 157
その他
コア営業利益 △ 12 △1 △4 △ 17 6 △ 23
【受払差】
機能化学 △5 △3 14 6 △ 10 16
石化 △ 143 △5 △4 △ 152 △ 35 △ 117
炭素 △5 △9 1 △ 13 △ 13 0
合計 △ 153 △ 17 11 △ 159 △ 58 △ 101
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 21/3月期2Qにおいて、クオリカプス社についてはヘルスケアセグメントから機能商品セグメント(機能化学)へ変更
しております。また、三菱ケミカルにおいて、一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直しております。
5
これらに伴い、比較情報としての20/3月期実績を組み替えております。
コア営業利益 (全社) 増減要因
(億円)
21/3月期 20/3月期
増減 売買差 数量差 コスト削減 その他差
3Q累計 3Q累計
*1
全社 1,136 1,810 △ 674 △ 233 △ 548 134 △ 27
機能商品 399 535 △ 136 26 △ 269 46 61
ケミカルズ △ 59 384 △ 443 △ 180 △ 137 30 △ 156
産業ガス 589 665 △ 76 17 △ 106 2 11
ヘルスケア 224 220 4 △ 100 △ 36 56 84
その他 △ 17 6 △ 23 4 0 0 △ 27
*1 その他差には、受払差・持分法投資損益差等の金額が含まれております。
為替影響 △ 21 △ 34 △3 - 16
うち換算差 △ 10
2,000
1,500
△ 233 + 134
1,000 △ 27
1,810 △ 548
500 1,136
0
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
3Q累計 3Q累計
3Q
502 +50 △21 +44 +15 590 6
3ヶ月比較
機能商品セグメントの業績概要
<セグメント内訳別 業績概要>
(億円)
21/3月期 20/3月期 当第3四半期以降、需要は回復しつつあるも
増減 のの、前年同期比では高機能エンジニアリン
3Q累計 3Q累計 売上収益
機能 グプラスチック等の自動車向けの販売数量が
売上収益 4,559 5,195 △ 636 減少。
機能部材 部材
コア営業利益 275 355 △ 80 コア 高機能エンジニアリングプラスチック等の
売上収益 2,895 3,283 △ 388 営業利益 販売数量の減少等により減益。
機能化学
コア営業利益 124 180 △ 56 機能性樹脂等の自動車向けの販売数量が減
少したことに加え、フェノール・ポリカーボネー
売上収益 7,454 8,478 △ 1,024 売上収益
トチェーンにおいて定期修理等の影響により
機能商品 機能
コア営業利益 399 535 △ 136 化学
販売数量が減少。
コア 機能性樹脂やフェノール・ポリカーボネート
<コア営業利益 増減要因> 営業利益 チェーン等の販売数量の減少等により減益。
600 +26
<トピックス>
500
• 三菱ケミカル社は、コンタクトレンズ原料や抗菌剤などのケイ素化
+61 合物、半導体プリカーサー等に用いられる金属化合物等の領域に
400 おいて、高度な分子設計・合成技術を保有するジェレスト社を買収
+46
することを2020年4月に決定し、同年10月に連結子会社化。同社の
300 広範な知見と、三菱ケミカル社の技術、経営資源、顧客ネットワー
535 △269 ク等を組み合わせることで、提供可能なソリューションの大幅な拡
200 399 充を目指す。
100 • 三菱ケミカル社と宇部興産社は、2020年3月に発表した電解液事
業の統合について、両社の同事業に関する資産を合弁新社(MUア
0 イオニックソリューションズ社)に承継・統合する旨の共同新設分割
20/3月期
3Q累計
売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
3Q累計
計画書に同年7月に合意し、同合弁新社を10月に設立。
3Q
3ヶ月比較 134 +24 +4 +12 +10 184 7
ケミカルズセグメントの業績概要
(億円)
<セグメント内訳別 業績概要>
21/3月期 20/3月期 当第3四半期以降、MMAモノマー等の市況が
増減
3Q累計 3Q累計 売上収益 上昇しているものの、前年同期比では低水準
MMA で推移したことにより減収。
売上収益 1,790 2,090 △ 300
MMA コア 市況下落に伴う原料と製品の価格差縮小等
コア営業利益 66 257 △ 191 営業利益 により減益。
売上収益 2,982 4,091 △ 1,109
石化 エチレンセンターの定期修理の影響が拡大
コア営業利益 △ 99 28 △ 127 売上収益 したことにより販売数量が減少したことに加え、
1,302 1,977 △ 675 原料価格の下落等に伴い販売価格が低下。
炭素
売上収益 石化
コア営業利益 △ 26 99 △ 125 コア 定期修理の影響拡大及び原料価格下落に
営業利益 伴う受払差損等により減益。
売上収益 6,074 8,158 △ 2,084
ケミカルズ 原料価格の下落等に伴う販売価格の低下
コア営業利益 △ 59 384 △ 443 売上収益 及びコークス等の需要減退に伴う販売数量の
減少により減収。
<コア営業利益 増減要因> 炭素
コア
400 需要減退に伴う販売数量の減少等により減益。
営業利益
300 <トピックス>
・ 三菱ケミカル社は、香川事業所における高炉向けコークス事業の
200 384 最適な生産及び販売体制への構造改革として、2021年3月末までに
△180
+30 コークス炉323門を250門に縮小するとともに、輸出出荷設備を増強
100 (2022年3月末稼働予定)することを決定。
△137
0 ・ 三菱ケミカル社は、MMA事業の競争力の強化と供給体制の最適化を
△ 59 図るため、米国ボーモント工場におけるMMAモノマー及びMAA生産
△100 △156 (年産13.5万トン)を終了し、2021年2月末(予定)に閉鎖することを決定。
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
3Q累計 3Q累計
・ 三菱ケミカル社は、米国において、独自技術である新エチレン法を
3Q
用いたMMAモノマーのプラント(年産35万トン)の建設を前提に
3ヶ月比較 25 +59 △11 +16 △2 87 ルイジアナ州ガイスマーの土地を取得。2025年中の稼働を目標とする。
8
産業ガスセグメントの業績概要
<セグメント内訳別 業績概要>
(億円)
21/3月期 20/3月期 エレクトロニクス関連向けガスが堅調に
増減 売上収益 推移したものの、国内外の需要が総じて
3Q累計 3Q累計
産業 減退したことにより減収。
売上収益 5,875 6,283 △ 408 ガス
産業ガス コア 国内外の需要が総じて減退したこと等に
コア営業利益 589 665 △ 76 営業利益 より減益。
<コア営業利益 増減要因>
700
+17
650
600 +11
+2
△106
550
665
500 589
450 <トピックス>
• 大陽日酸社は、グローバルガスメジャーとして競争力のあるグループ
400 運営体制を構築するため、2020年10月1日に持株会社体制へ移行し、
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
3Q累計 3Q累計 商号を日本酸素ホールディングス社に変更。
3Q
3ヶ月比較 222 +1 +4 +1 +5 233
9
ヘルスケアセグメントの業績概要
<セグメント内訳別 業績概要>
(億円)
21/3月期 20/3月期 薬価改定等の影響による国内医療用
増減 売上収益
3Q累計 3Q累計 医薬品の減少等により減収。
売上収益 2,997 3,078 △ 81 ヘルス 薬価改定等の影響による国内医療用
ヘルスケア 医薬品の減少等はあったものの、新型コ
コア営業利益 224 220 4 ケア コア
ロナウイルス感染症拡大に伴う活動自粛
営業利益
等による販売費や研究開発費の減少によ
<コア営業利益 増減要因> り前年同期並み。
注) 多発性硬化症治療剤「ジレニア」のロイヤリティ収入については、
250
2019年2月に仲裁手続きに入ったため、IFRSの収益認識基準に従い
+84 ロイヤリティ収入の一部について売上収益の認識を行っておりません。
200
150 +56
220 △100 224
100
△36
50 <トピックス>
• 田辺三菱製薬社は、エダラボン(一般名)(米国製品名:「ラジカ
ヴァ」)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の適応症について、日本・韓
0
20/3月期 売買差 数量差 コスト削減 その他差 21/3月期
国・米国・カナダ・スイス・中国に次ぎ、2020年7月にインドネシアで
3Q累計 3Q累計 承認を取得。
3Q
3ヶ月比較 117 △36 △18 +15 +12 90
10
非経常項目
(億円)
21/3月期 20/3月期
3Q 増減
3Q累計 3Q累計
非経常項目 合計 △ 302 △ 1,129 △ 204 △ 925
減損損失 △ 202 △ 1,072 △ 194 △ 878
特別退職金 △ 54 △ 54 △ 11 △ 43
固定資産除売却損 △ 12 △ 44 △ 34 △ 10
工場閉鎖関連損失
引当金繰入額
△ 33 △ 33 - △ 33
関係会社株式売却損 △4 △5 △ 15 10
固定資産売却益 0 86 44 42
持分法による投資利益 27 27 - 27
段階取得に係る差益 13 13 - 13
関係会社株式売却益 - 9 5 4
その他 △ 37 △ 56 1 △ 57
MMA ボーモント工場閉鎖関連損失△236億円(減損損失△194、特別退職金△9、工場閉鎖関連損失引当金繰入額△33)
【セグメント別内訳】
機能商品 △4 △ 40 △ 17 △ 23
ケミカルズ △ 237 △ 260 △ 13 △ 247
産業ガス 28 27 21 6
ヘルスケア △ 30 △ 795 △ 163 △ 632
その他 △ 59 △ 61 △ 32 △ 29 11
連結キャッシュ・フロー計算書
財務諸表ベース *1 実質ベース
(億円)
21/3月期 20/3月期 21/3月期 20/3月期
3Q累計 3Q累計 3Q累計 3Q累計
営業活動によるCF 2,722 3,378 2,722 3,378
税前損益 △ 128 1,703 △ 128 1,703
減価償却費 1,810 1,794 1,810 1,794
営業債権債務 △ 424 318 △ 424 318
棚卸資産 461 59 461 59
その他 1,003 △ 496 1,003 △ 496
投資活動によるCF △ 1,488 △ 1,150 △ 2,188 △ 1,430
設備投資 △ 1,844 △ 1,677 △ 1,844 △ 1,677
資産売却 243 167 243 167
投融資 他 113 360 △ 587 80
FCF 1,234 2,228 534 1,948
財務活動によるCF △ 348 △ 2,943
有利子負債 1,028 △ 2,067
子会社株式追加取得 *2 △ 985 △ 17
配当 他 △ 391 △ 859
現金及び現金同等物の増減 886 △ 715
為替換算差等 43 △ 47
現金及び現金同等物期首残高 2,282 3,215
現金及び現金同等物期末残高 3,211 2,453
*1 実質ベースの連結キャッシュ・フロー計算書は、説明を目的として投資活動CFに含まれる手元運用資金の影響を除いたものです。
*2 田辺三菱製薬株式の追加取得△954億円 12
連結財政状態計算書
(億円) (億円)
20/12月末 20/3月末 増減 20/12月末 20/3月末 増減
現金及び現金同等物 3,211 2,282 929 有利子負債 25,176 23,881 1,295
営業債権 7,167 6,985 182 営業債務 3,704 3,981 △ 277
棚卸資産 5,680 6,065 △ 385 その他 7,922 8,951 △ 1,029
その他 1,517 2,161 △ 644 負債合計 36,802 36,813 △ 11
流動資産合計 17,575 17,493 82 資本金 ・ 剰余金等 11,834 12,345 △ 511
固定資産 21,839 22,528 △ 689 その他の資本の構成要素 △ 505 △ 643 138
のれん 6,560 6,168 392 親会社の所有者に帰属する持分 11,329 11,702 △ 373
投融資等 5,243 5,132 111 非支配持分 3,086 2,806 280
非流動資産合計 33,642 33,828 △ 186 資本合計 14,415 14,508 △ 93
資産合計 51,217 51,321 △ 104 負債・資本合計 51,217 51,321 △ 104
ネット有利子負債 *1 21,965 20,899 1,066
ネットD/Eレシオ 1.94 1.79 0.15
親会社所有者帰属持分比率 22.1% 22.8% △0.7%
ROE *2 - 4.2% -
*1 ネット有利子負債(20/12月末)
=有利子負債25,176億円-(現金・現金同等物3,211億円+手元運用資金残高0億円)
注) 有利子負債はリース負債を含む
*2 親会社所有者帰属持分当期利益率
13
2021年3月期
通期業績予想修正
14
業績予想 連結損益計算書
為替レート (\/$) 106.3 104.0 104.0 104.0 105.2
ナフサ単価 (\/kl) 27,600 31,300 37,500 34,400 31,000
(億円)
21/3月期 11/4発表
上期 3Q 4Q 下期 増減 乖離率
実績 実績 予想 予想 通期予想 通期予想
売上収益 15,048 8,506 8,376 16,882 31,930 31,750 180 1%
コア営業利益 546 590 394 984 1,530 1,400 130 9%
継 非経常項目 △ 827 △ 302 △ 171 △ 473 △ 1,300 △ 1,360 60
続 営業利益(△損失) △ 281 288 223 511 230 40 190 475%
事
業 金融収益・費用 △ 87 △ 48 △ 55 △ 103 △ 190 △ 200 10
*1 税引前利益(△損失) △ 368 240 168 408 40 △ 160 200
法人所得税 △ 31 △ 125 △ 104 △ 229 △ 260 △ 180 △ 80
継続事業からの当期利益(△損失) △ 399 115 64 179 △ 220 △ 340 120
非継続事業からの当期利益 - - - - - - -
当期利益(△損失) △ 399 115 64 179 △ 220 △ 340 120
親会社の所有者に帰属する
当 期 利 益 ( △損 失 )
△ 497 19 △2 17 △ 480 △ 590 110 -
非支配持分に帰属する当期利益 98 96 66 162 260 250 10
*1 非継続事業に係る数値を控除しております。
15
業績予想 事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益
(億円)
21/3月期 11/4発表
上期 3Q 4Q 下期 増減
実績 実績 予想 予想 通期予想 通期予想
売上収益 15,048 8,506 8,376 16,882 31,930 31,750 180
全社
コア営業利益 546 590 394 984 1,530 1,400 130
売上収益 2,931 1,628 1,571 3,199 6,130 6,090 40
機能部材
コア営業利益 174 101 65 166 340 370 △ 30
売上収益 1,805 1,090 1,105 2,195 4,000 3,890 110
機能化学
コア営業利益 41 83 76 159 200 140 60
売上収益 4,736 2,718 2,676 5,394 10,130 9,980 150
機能商品
コア営業利益 215 184 141 325 540 510 30
売上収益 1,146 644 660 1,304 2,450 2,210 240
MMA
コア営業利益 18 48 64 112 130 50 80
売上収益 1,826 1,156 1,138 2,294 4,120 4,050 70
石化
コア営業利益 △ 125 26 34 60 △ 65 △ 100 35
売上収益 838 464 428 892 1,730 1,720 10
炭素
コア営業利益 △ 39 13 21 34 △5 △ 30 25
売上収益 3,810 2,264 2,226 4,490 8,300 7,980 320
ケミカルズ
コア営業利益 △ 146 87 119 206 60 △ 80 140
売上収益 3,814 2,061 2,075 4,136 7,950 8,220 △ 270
産業ガス
コア営業利益 356 233 221 454 810 800 10
売上収益 1,940 1,057 873 1,930 3,870 3,870 0
ヘルスケア
コア営業利益 134 90 △ 94 △4 130 130 0
売上収益 748 406 526 932 1,680 1,700 △ 20
その他
コア営業利益 △ 13 △4 7 3 △ 10 40 △ 50
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。 16
参考資料①
17
連結損益計算書 四半期別推移
為替レート (\/$) 109.7 107.7 109.3 109.1 107.4 105.3 104.0
ナフサ単価 (\/kl) 45,400 40,200 41,300 44,800 25,000 30,200 31,300
(億円)
20/3月期 21/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
売上収益 9,164 9,113 9,031 8,497 7,227 7,821 8,506
コア営業利益 *1 701 607 502 138 150 396 590
非経常項目 △2 0 △ 202 △ 301 87 △ 914 △ 302
継 営業利益(△損失) 699 607 300 △ 163 237 △ 518 288
続
事 金融収益・費用 △ 33 △ 49 △ 77 △ 64 △ 33 △ 54 △ 48
業 (内、受取配当金) (29) (1) (11) (1) (25) (3) (7)
*2 (内、為替差損益) (△ 3) (7) (△ 28) (△ 13) (0) (△ 4) (△ 3)
税引前利益(△損失) 666 558 223 △ 227 204 △ 572 240
法人所得税 △ 182 △ 194 △ 157 10 △ 122 91 △ 125
継続事業からの当期利益(△損失) 484 364 66 △ 217 82 △ 481 115
非継続事業からの当期利益 5 164 - - - - -
当期利益(△損失) 489 528 66 △ 217 82 △ 481 115
親会社の所有者に帰属する
当 期 利 益 ( △損 失 )
378 435 △ 50 △ 222 52 △ 549 19
非支配持分に帰属する当期利益 111 93 116 5 30 68 96
*1 内、持分法投資損益 50 31 26 27 2 9 42
*2 非継続事業に係る数値を控除しております。
18
事業セグメント別 売上収益及びコア営業利益 四半期別推移
(億円)
20/3月期 21/3月期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
売上収益 9,164 9,113 9,031 8,497 7,227 7,821 8,506
全社
コア営業利益 701 607 502 138 150 396 590
売上収益 1,718 1,754 1,723 1,609 1,427 1,504 1,628
機能部材
コア営業利益 126 139 90 40 87 87 101
売上収益 1,102 1,095 1,086 1,094 875 930 1,090
機能化学
コア営業利益 71 65 44 37 12 29 83
売上収益 2,820 2,849 2,809 2,703 2,302 2,434 2,718
機能商品
コア営業利益 197 204 134 77 99 116 184
売上収益 777 721 592 535 525 621 644
MMA
コア営業利益 138 114 5 △ 19 △ 12 30 48
売上収益 1,347 1,371 1,373 1,253 842 984 1,156
石化
コア営業利益 8 10 10 △ 49 △ 136 11 26
売上収益 717 638 622 489 444 394 464
炭素
コア営業利益 60 29 10 △ 18 △ 13 △ 26 13
売上収益 2,841 2,730 2,587 2,277 1,811 1,999 2,264
ケミカルズ
コア営業利益 206 153 25 △ 86 △ 161 15 87
売上収益 2,086 2,109 2,088 2,150 1,829 1,985 2,061
産業ガス
コア営業利益 211 232 222 215 135 221 233
売上収益 1,025 930 1,123 853 952 988 1,057
ヘルスケア
コア営業利益 91 12 117 △ 55 89 45 90
売上収益 392 495 424 514 333 415 406
その他
コア営業利益 △4 6 4 △ 13 △ 12 △1 △4
*1 セグメント内訳の数値は、説明を目的とした概算値であります。
*2 21/3月期2Qにおいて、クオリカプス社についてはヘルスケアセグメントから機能商品セグメント(機能化学)へ変更しております。また、三菱ケミカルにおいて、
一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直しております。これらに伴い、比較情報としての20/3月期実績を組み替えております。 19
各報告セグメントの事業部門
分野 セグメント セグメント内訳
事業内容
機能商品 機能商品 機能部材 情電・ディスプレイ 光学フィルム、ディスプレイ・半導体関連製品
高機能フィルム 包装フィルム、工業フィルム
環境・生活
アクア・分離ソリューション、インフラ・アグリマテリアルズ
ソリューション
高機能エンジニアリングプラスチック、繊維、炭素繊維複合材料、
高機能成形材料
機能成形複合材、アルミナ繊維・軽金属
パフォーマンスポリマーズ、エンジニアリングポリマーズ、
機能化学 高機能ポリマー
サステイナブルリソース
高機能化学 機能化学品、機能材料、食品機能材
新エネルギー リチウムイオン電池材料、エネルギー変換部材
素材 ケミカルズ MMA MMA MMA
石化 石化 石化基盤、ポリオレフィン、基礎化学品
炭素 炭素 炭素
産業ガス 産業ガス 産業ガス 産業ガス
ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア 医薬品 医薬品
ライフサイエンス ライフサイエンス
20
参考資料②
(田辺三菱製薬 決算概要)
21
田辺三菱製薬株式会社
2020年度第3四半期 決算概要
(2020年4月1日~2020年12月31日)
2021年2月3日
22
決算概要
2020年度第3四半期 決算概要
前年同期比較 予想比較
2020年度
2019年度 通期予想
第3四半期 増減額 増減率 進捗率
第3四半期 2020/11/4公表
億円 億円 億円 % 億円 %
売上収益 2,902 2,974 △ 72 △ 2.4 3,730 77.8
国内 2,418 2,473 △ 55 △ 2.2 3,122 77.4
海外 484 502 △ 17 △ 3.5 608 79.6
海外売上比率 16.7% 16.9% 16.3%
売上原価 1,472 1,431 + 42 + 2.9 1,875 78.5
売上原価率 50.7% 48.1% 50.3%
売上総利益 1,430 1,543 △ 114 △ 7.4 1,855 77.1
販管費等 1,182 1,302 △ 120 △ 9.2 1,685 70.2
内、研究開発費 503 576 △ 73 △ 12.7 725 69.3
*1
コア営業利益 247 242 +6 + 2.3 170 145.5
*2
非経常項目 △ 795 8 △ 803 - △ 795 -
内、固定資産売却益(戸田) 75 - + 75 - - -
*3
内、減損損失 △ 845 - △ 845 - - -
*2
営業利益 △ 547 250 △ 797 - △ 625 -
*2
金融損益 3 △4 +6 -
*2
当期利益(親会社帰属) △ 453 182 △ 635 - △ 525 -
期中平均レート(米ドル) 105.54円 108.89円 108.00円
*1
当四半期における新型コロナ影響:+68億円
開発費用の発生遅れ、販売活動縮小による経費減少が受診抑制等による売上減の影響を上回り増益影響
*2 費用・損失の場合に△と表示
*3 ニューロダーム社の製品に係る無形資産減損損失(第2四半期に計上)
23
決算概要
売上収益の内訳
前年同期比較 予想比較
2020年度
2019年度 通期予想
第3四半期 増減額 増減率 進捗率
第3四半期 2020/11/4公表
億円 億円 億円 % 億円 %
国内医療用医薬品 2,350 2,396 △ 47 △ 2.0 3,023 77.7
重点品 1,392 1,379 + 13 + 1.0 1,830 76.1
ワクチン* 360 329 + 30 + 9.3 416 86.4
長期収載品等* 598 689 △ 91 △ 13.2 777 77.0
海外医療用医薬品 370 375 △5 △ 1.3 470 78.8
ラジカヴァ 159 174 △ 14 △ 8.3 201 79.3
ロイヤリティ収入等 124 136 △ 12 △ 8.7 152 81.8
* 2020年11月4日に公表しました「ワクチン」および「長期収載品等」の2020年度予想数値に誤りがありましたので、次の通り修正しております。
ワクチン 修正前)408億円 修正後)416億円、長期収載品等 修正前)785億円 修正後)777億円
24
決算概要
国内医療用医薬品 重点品売上収益
前年同期比較 予想比較
2020年度
2019年度 通期予想
第3四半期 増減額 増減率 進捗率
第3四半期 2020/11/4公表
億円 億円 億円 % 億円 %
レミケード 355 425 △ 70 △ 16.5 450 78.9
シンポニー 327 317 + 10 + 3.3 427 76.7
ステラーラ 230 204 + 26 + 13.0 319 72.1
テネリア 118 121 △3 △ 2.1 149 79.4
カナグル 80 66 + 14 + 21.3 98 81.5
カナリア 75 55 + 20 + 36.0 93 80.6
バフセオ(8月発売) 3 - +3 - 5 65.6
レクサプロ 119 116 +2 + 2.1 148 80.1
ルパフィン 52 42 + 11 + 25.3 100 52.1
イムセラ 32 34 △1 △ 3.2 41 79.2
重点品合計 1,392 1,379 + 13 + 1.0 1,830 76.1
インフルエンザワクチン 138 124 + 14 + 11.1 132 104.7
テトラビック 82 71 + 11 + 15.3 111 73.7
ミールビック 51 48 +3 + 6.1 64 79.1
ジェービックV 43 42 +2 + 4.0 53 81.9
水痘ワクチン 38 38 △0 △ 0.1 48 78.9
ワクチン合計* 360 329 + 30 + 9.3 416 86.4
重点品・ワクチン合計* 1,752 1,708 + 44 + 2.6 2,246 78.0
* 2020年11月4日に公表しました「ワクチン合計」および「重点品・ワクチン合計」の2020年度予想数値に誤りがありましたので、次の通り修正して
おります。
ワクチン合計 修正前)408億円 修正後)416億円、重点品・ワクチン合計 修正前)2,238億円 修正後)2,246億円
25
決算概要
売上収益の増減
億円
ステラーラ + 26
カナリア + 20 タリオン △ 10
カナグル + 14 メインテート △9
ルパフィン + 11 セレジスト △9 インヴォカナ +9
シンポニー + 10 ジレニア * △ 15
レミケード △ 70
ラジカヴァ △ 14
薬価改定の影響 インフルエンザ + 14
△170 テトラビック + 11
国内医療用医薬品 △47
*仲裁手続き中により、一部売上収益の認識を行わないことによる減収を含む 26
研究開発の状況 等
27
2020年度 第3四半期の概況
主な開発パイプライン
開発
治験コード 適応症 進捗状況
段階
• グローバルP3試験(長期安全性試験)実施中
MT-1186 ALS / 経口懸濁剤 P3
10月に患者組み入れが終了
ND0612 パーキンソン病 P3 • グローバルP3試験を実施中
赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)
MT-7117 P3 • グローバルP3試験を実施中
X連鎖性プロトポルフィリン症(XLP)
重症筋無力症 P3*
MT-0551 • ビエラ・バイオ社とグローバルP3試験を実施中
IgG4関連疾患 P3*
新型コロナウイルス感染症予防 • P2試験を11月から開始。P3試験は2021年の早い段
MT-2766 P2
(植物由来VLP**ワクチン) 階で30,000人を対象に実施予定
*ビエラ・バイオ社と共同開発(グローバル試験実施中)
トピックス **VLP (Virus-Like Particle):ウイルス様粒子
12月:OTC医薬品としてアレルギー専用鼻炎薬 「タリオンAR」を新発売
1月:Kolon Life Science社とのライセンス契約に関する仲裁判断を受領
: 米国におけるALS治療薬のラインナップの強化のため、リルゾール経口フィルム製剤を導入
:自己免疫疾患治療をめざした抗体医薬に関するライセンス契約をファーマフーズ社と締結
28
MT-0551
(一般名:イネビリズマブ)
NMOSDに続く効能として、 2つの疾患でグローバルP3試験を実施中
作用機序 ヒト化抗CD19モノクローナル抗体製剤
オリジン ビエラ・バイオ社(米国)
当社権利 日本およびアジア地域(中国など一部地域は除く)
① 重症筋無力症:眼球や手足の筋肉の筋力低下が起こり、すぐに疲れて力が
入らなくなる疾患。目の症状が主となる眼筋型と、全身型の2種類がある。
患者数:[日本] 約2万3千人*
適応症
② IgG4関連疾患:全身の様々な臓器が腫れたり、硬くなったりする原因不明
の疾患。免疫グロブリンの1つであるIgG4が血液中で高い特徴が認められる。
患者数:[日本] 約8千人*
開発ステージ ①、② : Phase 3 (ビエラ・バイオ社と共同開発)
ビエラ・バイオ社が実施するグローバル試験に日本も含まれており、国内申請およ
び承認時期は、今後の試験進捗を見て検討します。
今後の予定
※視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の適応症は、2020年6月に
国内申請済み
*難病情報センターHP 29
MT-2766
新型コロナウイルス感染症の予防をめざすメディカゴ社のVLPワクチン
薬剤分類 植物由来VLPワクチン
オリジン メディカゴ社(カナダ)
開発ステージ Phase 2
適応症 新型コロナウイルス感染症の予防
• 被験者:カナダの18-55歳の男女健康人180例
• 用法用量:3.75μg、7.5μg、または15μgの3用量のVLPワクチン候補を、
P1試験
単独、およびGSK社またはDynavax社のアジュバントを併用して2回投与
結果
• 試験結果:アジュバント群において、中和抗体と細胞性免疫の誘導が確認
され、良好な結果が得られました。また、重篤な副反応は確認されていません。
• 被験者:カナダ・米国の成人・高齢者・基礎疾患を有する成人 計900例
P2試験 • 用法用量:VLPワクチン3.75μgとGSK社のアジュバントを併用し21日間隔
概要 で2回投与
• 評価項目:安全性と免疫原性(プラセボと比較)
P2試験を11月から開始した。P3試験は2021年の早い段階で30,000人を
今後の予定
対象に実施予定。カナダでの上市を2021年に予定
30
Kolon Life Science社とのライセンス契約に
関する仲裁判断
◼ 経緯
当社は、2016年11月にKolon Life Science社(以下、KLS社)と締結したインボ
サーに係るライセンス契約に関して、2018年4月10日に、国際商業会議所(ICC)国際
仲裁裁判所(仲裁地:ソウル)に、KLS社を相手方として、契約一時金の返還等を求め
る仲裁の申立てを行いました。
◼ 仲裁判断の要旨
2021年1月11日、当社は仲裁判断を受領し、当該仲裁判断において、仲裁廷は、KLS
社に対し、当社へ、契約一時金相当である25億円(およびその利息金)、損害賠償とし
て約1.3億円(およびその利息金)、仲裁費用約790万USドルを支払うよう命じました。
◼ 今後の見通し
本仲裁判断の詳細な内容を精査し、業績への影響に関しては、今後、影響があれば
その時点でお知らせいたします。
2021年1月14日 ニュースリリース実施 31
米国におけるALS治療薬のラインナップを強化
リルゾール経口フィルム製剤「エクサヴァン」を導入
2021年1月21日に、米国子会社ミツビシ タナベ ファーマ ホールディングス アメリカは、
アクエスティブ セラピューティクス社と、 ALS治療薬であるリルゾール経口フィルム製剤
「エクサヴァン」の米国におけるライセンスおよび供給契約を締結
エクサヴァン(EXSERVAN :リルゾール経口フィルム製剤)
・ FDAにより、 2019年11月に承認
・ 米国での販売は、米国販売子会社ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ により、
2021年半ばを予定
<投与方法・イメージ>
・ アクエスティブ セラピューティクス社が開発した革新的なドラッグデリバリー技術を
活用して、患者さんの舌に貼ることによって、水や食べ物がなくても素早く溶解
・ 嚥下障害を併発しているALS患者さんに対して、エクサヴァンの利便性は高く、当社のALS治療薬である
ラジカヴァとの併用も可能
2021年1月22日 ニュースリリース実施 32
自己免疫疾患治療をめざした抗体医薬に関する
ライセンス契約をファーマフーズ社と締結
◼ 経緯
2018年10月に開始した共同研究において、ファーマフーズ社独自の抗体作製技術や、当
社の抗体親和性技術等を用いることで、従来技術では抗体作製が困難であった自己免疫
疾患の創薬標的分子に対して、抗体医薬品の開発候補抗体を取得しました。
◼ 契約概要
2021年1月26日に、共同研究を進めてきた開発候補抗体の独占的ライセンス契約を締結
しました。本契約の締結により、当社は、開発候補抗体の製造、開発および販売を、全世界
で独占的に実施する権利をファーマフーズ社から取得します。
当社はファーマフーズ社に対して、契約一時金として3.2億円を支払います。また、今後開発
段階に応じた開発マイルストンおよび上市後の全世界における販売額に応じたロイヤリティと
販売マイルストンを支払う予定です。
◼ 今後の予定
当社の重点疾患領域である免疫炎症領域において、本件は重点プロジェクトのひとつとして
位置付けており、一日も早くP1試験を開始し、抗体医薬品として開発を進めてまいります。
2021年1月26日 ニュースリリース実施 33
OTC医薬品 アレルギー専用鼻炎薬
タリオンAR 新発売
2020年12月より
全国の薬局・薬店、ドラッグストアで
販売を開始
医療用成分「ベポタスチンベシル酸塩」を、医療用と同量配合
「タリオンAR」の5つの特長
1. 速やかに体内に吸収され、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに優れた効果を発揮
2. 朝夕1錠、1日2回の服用で、24時間効果が持続
3. 鼻ではしっかり効き、脳には移行しにくいため、眠くなりにくい
4. 空腹時でも服用できる。食前・食後を気にすることなく服用可能
5. 口が渇きにくい。ベポタスチンベシル酸塩は、唾液の分泌を減らす抗コリン作用が少ない成分
2020年12月10日 ニュースリリース実施 34
主な開発パイプライン 一覧 2021年1月25日現在
今回の進捗
重点領域 品目 開発地域 想定適応症 P1 P2 P3 申請 承認
MT-1186 グローバル ALS/経口懸濁剤
ND0612 グローバル パーキンソン病
MT-8554 グローバル 更年期に伴う血管運動神経症状 準備中
中枢神経 MT-3921 グローバル 脊髄損傷
日本 視神経脊髄炎スペクトラム障害 (NMOSD)
MT-0551
日本* 重症筋無力症
MT-5199 日本 遅発性ジスキネジア
赤芽球性プロトポルフィリン症 (EPP)
MT-7117 グローバル
X連鎖性プロトポルフィリン症 (XLP)
免疫炎症 MT-2990 グローバル 子宮内膜症
MT-5547 日本 変形性関節症
MT-0551 日本* IgG4関連疾患
MT-3995 グローバル 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)
MT-6548 日本 腎性貧血 2020年6月
糖尿病・腎
TA-7284 日本 糖尿病性腎症
MP-513 中国 2型糖尿病
MT-2766 グローバル 新型コロナウイルス感染症の予防
ワクチン MT-2654 グローバル 季節性インフルエンザの予防 / 高齢者
MT-2355 日本 5種混合ワクチン**
* ビエラ・バイオ社と共同開発(グローバル試験実施中)
35
** 小児における百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎およびHib感染の予防
主な開発パイプラインの上市計画
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 以降
MCI-186 MT-0551 MT-1186 ND0612
ALS NMOSD ALS (経口懸濁剤) パーキンソン病
(中国) (日本) (グローバル) (グローバル)
中枢神経
MT-5199
遅発性ジスキネジア
(日本) : グローバル
(米国上市年度)
MT-7117 : 日本・中国
EPP, XLP
免疫炎症 (グローバル)
: 上市済み
MT-5547
変形性関節症 *前回発表から更新のあったPJ
(日本) **カナダ上市後、グローバルでの展開を想定
MT-6548 MP-513 OD錠 TA-7284
腎性貧血 (日本) 2型糖尿病 糖尿病性腎症
2020年8月 (日本) (日本)
糖尿病・腎
MP-513*
2型糖尿病
(中国)
MT-2766* MT-2355
新型コロナウイルス
ワクチン 感染症の予防 5種混合ワクチン
(日本)
(グローバル**)
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本説明会および本資料における見通しは、現時点で入手可能な情報により当社が
判断したものです。実際の業績は様々なリスク要因や不確実な要素により、業績予想
と大きく異なる可能性があります。
当社グループは情電・ディスプレイ関連製品、高機能成形材料、高機能ポリマー、
MMA、石化製品、炭素製品、産業ガス、医薬品等、非常に多岐に亘る事業を行って
おり、その業績は国内外の需要、為替、ナフサ・原油等の原燃料価格や調達数量、
製品市況の動向、技術革新のスピード、薬価改定、製造物責任、訴訟、法規制等に
よって影響を受ける可能性があります。
但し、業績に影響を及ぼす要素はこれらに限定されるものではありません。
37
以上
38