4188 三菱ケミHD 2020-11-04 13:30:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月4日
上 場 会 社 名 株式会社三菱ケミカルホールディングス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4188 URL https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表執行役社長 (氏名) 越智 仁
問合せ先責任者 (役職名) 広報・IR室長 (氏名) 清水 治 (TEL)(03)6748-7120
四半期報告書提出予定日 2020年11月11日 配当支払開始予定日 2020年12月2日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有(証券アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 コア営業利益 営業利益 四半期利益 帰属する四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期
1,504,816 △17.7 54,639 △58.2 △28,126 - △39,924 - △49,687 - △12,624 -
第2四半期
2020年3月期
1,827,690 △2.9 130,758 △30.1 130,557 △29.6 101,711 △30.8 81,318 △32.4 26,833 △86.4
第2四半期
(参考)税引前四半期利益 2021年3月期第2四半期 △36,800百万円(-%) 2020年3月期第2四半期 122,428百万円(△33.1%)
(注) コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出しております。
基本的1株当り 希薄化後1株当り
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 △34.99 △34.99
2020年3月期第2四半期 57.27 52.76
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 5,079,198 1,413,571 1,122,042 22.1
2020年3月期 5,132,149 1,450,829 1,170,222 22.8
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 20.00 - 12.00 32.00
2021年3月期 - 12.00
2021年3月期(予想) - 12.00 24.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当り
売上収益 コア営業利益 営業利益 当期利益 帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 3,175,000 △11.3 140,000 △28.1 4,000 △97.2 △34,000 - △59,000 - △41.54
(参考)税引前利益 通期 △16,000百万円(-%)
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
詳細は、添付資料4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧く
ださい。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動
: 有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社、除外 1社(社名)エムエイチシーエス㈱
特定子会社であったエムエイチシーエス㈱は、2020年7月1日付で当社の子会社であるクオリカプス㈱に
吸収合併されたことにより、消滅しております。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 1,506,288,107株 2020年3月期 1,506,288,107株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 86,035,904株 2020年3月期 86,230,066株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 1,420,148,376株 2020年3月期2Q 1,419,931,534株
当社は、役員報酬BIP信託を用いた業績連動型株式報酬制度を導入しており、当該信託が保有する当社株式
(2020年3月期末 3,183,648株、2021年3月期2Q末 3,090,776株)は、自己株式に含めて記載しておりま
す。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… P. 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… P. 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… P. 4
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………… P. 5
(2)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… P. 7
(3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… P. 9
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… P.11
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………… P.13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… P.13
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………… P.13
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………… P.15
(説明資料)2021年3月期 第2四半期決算説明
― 1 ―
株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(全般の概況)
当社グループの当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日:以下同じ)における事業環境は、
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響により、自動車用途を中心に需要が前年同期比で低調に推移し、
足元で持ち直しの動きがみられるものの、依然として厳しい状況が継続しています。
このような状況下、売上収益は、前年同期(2019年4月1日~2019年9月30日:以下同じ)に比べ3,229億円減
(△17.7%)の1兆5,048億円となりました。利益面では、コア営業利益は同762億円減(△58.2%)の546億円、営業利
益(△損失)は非経常項目においてヘルスケア分野に関連する減損損失等を計上したことにより同1,587億円減の△
281億円、税引前四半期利益(△損失)は同1,592億円減の△368億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益(△損失)
は、同1,310億円減の△497億円となりました。
(分野別の概況)
当第2四半期連結累計期間の分野別の業績の概要は次のとおりであります。
なお、セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から
生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。
【機能商品分野】
機能商品セグメント
売上収益は前年同期に比べ933億円減少し4,736億円となり、コア営業利益は同186億円減少し215億円となり
ました。
機能部材サブセグメントにおいては、足元で持ち直しの動きがみられるものの自動車用途を中心に需要が弱
含む中、高機能成形材料の高機能エンジニアリングプラスチック等の販売数量が減少したことにより、売上収
益は減少しました。
機能化学サブセグメントにおいては、高機能ポリマーの機能性樹脂をはじめとして、総じて自動車向けの販
売数量が減少したことに加え、フェノール・ポリカーボネートチェーンにおいて定期修理の影響により販売数
量が減少したことにより、売上収益は減少しました。
当セグメントのコア営業利益は、高機能ポリマーのフェノール・ポリカーボネートチェーンにおける定期修
理の影響に加え、高機能成形材料の高機能エンジニアリングプラスチックや高機能ポリマーの機能性樹脂をは
じめとして、総じて自動車向けの販売数量が減少したこと等により、減少しました。
当第2四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
・三菱ケミカル㈱は、コンタクトレンズ原料や抗菌剤などのケイ素化合物、半導体プリカーサー等に用いら
れる金属化合物等の領域において、高度な分子設計・合成技術を保有するGelest社(本社:米国・ペンシ
ルバニア州)を買収することを2020年4月に決定し、同年10月に連結子会社としました。同社の広範な知
見と、三菱ケミカル㈱の技術、経営資源、顧客ネットワーク等を組み合わせることで、提供可能なソリュ
ーションの大幅な拡充を目指します。
・三菱ケミカル㈱と宇部興産株式会社(本社:東京都港区)は、2020年3月に発表した電解液事業の統合に
ついて、両社の同事業に関する資産を合弁新社(社名:MUアイオニックソリューションズ株式会社 本
社:東京都千代田区)に承継・統合する旨の共同新設分割計画書に同年7月に合意し、同合弁新社を10月
に設立しました。
【素材分野】
① ケミカルズセグメント
売上収益は前年同期に比べ1,761億円減少し3,810億円となり、コア営業利益は同505億円減少し146億円の損
失となりました。
MMAサブセグメントにおいては、MMAモノマー等の市況に上昇の動きがみられるものの、前年同期比では下落
したことにより、売上収益は減少しました。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
石化サブセグメントにおいては、エチレンセンターの定期修理の影響が拡大したことにより販売数量が減少
したことに加え、原料価格の下落等に伴い販売価格が低下したことにより、売上収益は減少しました。
炭素サブセグメントにおいては、原料価格の下落等に伴う販売価格の低下及びコークス等の需要減退に伴う
販売数量の減少により、売上収益は減少しました。
当セグメントのコア営業利益は、MMAモノマー等の市況下落、石化製品における定期修理の影響拡大及び原料
価格下落に伴う在庫評価損の発生、炭素製品において原料と製品の価格差が縮小したこと等により、減少しま
した。
当第2四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
・三菱ケミカル㈱の連結子会社である日本ポリプロ㈱は、収益力の強化に向けた構造改革の一環として、同
社の五井工場(所在地:千葉県市原市)におけるポリプロピレン製造設備1系列(生産能力:7万トン/
年)を2021年1月(予定)に停止することを2020年7月に決定しました。
・三菱ケミカル㈱の連結子会社である日本ポリエチレン㈱は、同社の鹿島工場(所在地:茨城県神栖市)に
おける高圧法低密度ポリエチレン製造設備1系列(生産能力:6.2万トン/年)を2021年5月(予定)に停
止し、同製品の生産を川崎工場(所在地:神奈川県川崎市)に集約するとともに、事業再構築の一環として
川崎工場で生産しているエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産・販売を終了することを2020年9月
に決定しました。
② 産業ガスセグメント
売上収益は前年同期に比べ381億円減少し3,814億円となり、コア営業利益は同87億円減少し356億円となりま
した。
産業ガスにおいては、エレクトロニクス関連向けガスが堅調に推移したものの、国内外の需要が総じて減退
したことにより、売上収益及びコア営業利益はともに減少しました。
【ヘルスケア分野】
ヘルスケアセグメント
売上収益は前年同期に比べ15億円減少し1,940億円となり、コア営業利益は同31億円増加し134億円となりま
した。
医薬品においては、国内医療用医薬品は薬価改定の影響による減少等があったものの、重点品の販売数量が
伸長したことにより、売上収益は前年同期並みとなりました。コア営業利益は、新型コロナウイルス感染症拡
大に伴う活動自粛等による販売費や研究開発費の減少により増加しました。なお、Novartis Pharma社に導出し
た多発性硬化症治療剤「ジレニア®」のロイヤリティ収入については、2019年2月に仲裁手続きに入ったためロ
イヤリティ収入の一部について、IFRS第15号に従い売上収益の認識を行わないこととしました。当第2四半期
連結累計期間におきましても、仲裁手続きが継続しているため、ロイヤリティ収入の一部について、売上収益
の認識を行っておりません。
当第2四半期連結累計期間に当セグメントにて実施または発生した主な事項は、以下のとおりです。
・田辺三菱製薬㈱は、エダラボン(一般名)(米国製品名:「ラジカヴァ®」)の筋萎縮性側索硬化症
(ALS)の適応症について、日本・韓国・米国・カナダ・スイス・中国に次ぎ、2020年7月にインドネシア
で承認を取得しました。
【その他】
売上収益は前年同期に比べ139億円減少し748億円となり、コア営業利益は4億円増加し58億円となりまし
た。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、新型コロナウイルス感染症の影響による不測の事態への備え等によ
り現金及び現金同等物を確保しましたが、売上収益減少に伴う営業債権の減少やニューロダーム社(イスラエル)
の無形資産にかかる減損等により、前連結会計年度末に比べ529億円減少し5兆792億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
最近の業績の動向等を踏まえ、2020年5月13日に公表しました2021年3月期の通期業績予想を下記のとおり修正
いたします。
本日(2020年11月4日)公表の『2021年3月期第2四半期連結累計期間の業績予想と実績との差異及び通期業績
予想の修正に関するお知らせ』も併せてご覧ください。
2021年3月期通期連結業績予想の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
親会社の
基本的
所有者に
売上収益 コア営業利益 営業利益 当期利益 1株当り
帰属する
当期利益
当期利益
億円 億円 億円 億円 億円 円 銭
前回発表予想 (A)
(2020年5月13日発表) 33,340 1,400 1,370 770 490 34 51
今回修正予想 (B) 31,750 1,400 40 △340 △590 △41 54
増減額 (B)-(A) △1,590 - △1,330 △1,110 △1,080 ―
増減率 (%) △4.8% - △97.1% - - ―
(ご参考)前期実績
35,805 1,948 1,443 866 541 38 08
(2020年3月期)
税引前利益 前回発表予想 1,140億円 今回修正予想 △160億円
・コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出しております。
コア営業利益につきましては、ケミカルズセグメントにおいてMMA等の下期の市況が期初の想定を下回る見込みで
あるものの、ヘルスケアセグメント等において販売費や研究開発費が減少する見込みであることにより、前回発表
予想からの修正はありません。営業利益、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、当第2
四半期連結会計期間にニューロダーム社(イスラエル)が開発を進めているパーキンソン病の治療薬に係る無形資
産(仕掛研究開発費)の減損損失845億円を計上したことに加えて、下期にもルーサイト・インターナショナル社
(アメリカ)のボーモント工場閉鎖に伴う減損損失や停止関連費用の構造改革費用等の計上が想定されることによ
り、前回発表予想を下回る見込みです。
なお、前回発表予想は、コロナ禍の収束時期が見通せない中で、当連結会計年度においても厳しい状況が続くも
のの第3四半期連結会計期間以降は回復傾向に転じるとの前提に基づき、各事業の需要減少リスク等について織り
込んで作成しております。今回修正予想において当該前提に重要な変更はありません。
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在に
おける仮定を前提としています。実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
要約四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
継続事業
売上収益 1,827,690 1,504,816
売上原価 △1,311,322 △1,090,763
売上総利益 516,368 414,053
販売費及び一般管理費 △396,333 △358,720
その他の営業収益 12,750 14,852
その他の営業費用 △10,321 △99,373
持分法による投資利益 8,093 1,062
営業利益(△損失) 130,557 △28,126
金融収益 5,383 3,702
金融費用 △13,512 △12,376
税引前四半期利益(△損失) 122,428 △36,800
法人所得税 △37,609 △3,124
継続事業からの四半期利益(△損失) 84,819 △39,924
非継続事業
非継続事業からの四半期利益 16,892 -
四半期利益(△損失) 101,711 △39,924
四半期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者 81,318 △49,687
非支配持分 20,393 9,763
四半期利益(△損失) 101,711 △39,924
1株当り四半期利益
基本的1株当り四半期利益(△損失)(円)
継続事業 45.37 △34.99
非継続事業 11.90 -
基本的1株当り四半期利益(△損失)(円) 57.27 △34.99
希薄化後1株当り四半期利益(△損失)(円)
継続事業 41.82 △34.99
非継続事業 10.94 -
希薄化後1株当り四半期利益(△損失)(円) 52.76 △34.99
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
要約四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益(△損失) 101,711 △39,924
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて
△8,124 △481
公正価値で測定する金融資産
確定給付制度の再測定 1,603 14,069
持分法適用会社における
△52 △63
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない
△6,573 13,525
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △62,435 13,903
キャッシュ・フロー・ヘッジの
△190 95
公正価値の純変動の有効部分
持分法適用会社における
△5,680 △223
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
△68,305 13,775
項目合計
税引後その他の包括利益合計 △74,878 27,300
四半期包括利益 26,833 △12,624
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 28,767 △31,613
非支配持分 △1,934 18,989
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 228,211 402,987
営業債権 698,516 645,529
棚卸資産 606,505 590,340
その他の金融資産 117,628 35,627
その他の流動資産 90,140 81,242
小計 1,741,000 1,755,725
売却目的で保有する資産 8,281 4,204
流動資産合計 1,749,281 1,759,929
非流動資産
有形固定資産 1,742,216 1,760,666
のれん 616,769 630,295
無形資産 510,575 420,072
持分法で会計処理されている投資 169,958 167,942
その他の金融資産 226,488 221,484
その他の非流動資産 42,813 48,526
繰延税金資産 74,049 70,284
非流動資産合計 3,382,868 3,319,269
資産合計 5,132,149 5,079,198
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務 398,061 328,116
社債及び借入金 727,307 805,799
未払法人所得税 19,287 22,201
その他の金融負債 359,540 220,312
引当金 7,968 9,439
その他の流動負債 122,575 133,141
小計 1,634,738 1,519,008
売却目的で保有する資産に
1,761 583
直接関連する負債
流動負債合計 1,636,499 1,519,591
非流動負債
社債及び借入金 1,555,947 1,671,140
その他の金融負債 88,533 86,722
退職給付に係る負債 125,611 112,344
引当金 31,893 30,880
その他の非流動負債 80,840 97,432
繰延税金負債 161,997 147,518
非流動負債合計 2,044,821 2,146,036
負債合計 3,681,320 3,665,627
資本
資本金 50,000 50,000
資本剰余金 176,715 177,140
自己株式 △63,485 △63,358
利益剰余金 1,071,260 1,019,375
その他の資本の構成要素 △64,268 △61,115
親会社の所有者に帰属する持分合計 1,170,222 1,122,042
非支配持分 280,607 291,529
資本合計 1,450,829 1,413,571
負債及び資本合計 5,132,149 5,079,198
― 8 ―
株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
資本 自己 利益
資本金
剰余金 株式 剰余金
2019年4月1日残高 50,000 321,477 △63,560 1,073,873
四半期利益(△損失) - - - 81,318
その他の包括利益 - - - -
四半期包括利益 - - - 81,318
自己株式の取得 - - △11 -
自己株式の処分 - △74 74 -
配当 - - - △28,398
株式報酬取引 - 182 - -
連結子会社の株式報酬取引 - - - -
支配継続子会社に対する
持分変動 - △973 - -
企業結合または事業分離 - 2,202 - -
連結範囲の変動 - - - 351
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替 - - - 1,528
所有者との取引額等合計 - 1,337 63 △26,519
2019年9月30日残高 50,000 322,814 △63,497 1,128,672
その他の資本の構成要素
その他の キャッシュ・ 親会社の
包括利益を フロー・ 所有者に
確定給付 在外営業 非支配持分 資本合計
通じて ヘッジの 帰属する
制度の 活動体の 合計
公正価値で 公正価値の 持分合計
再測定 換算差額
測定する 純変動の
金融資産 有効部分
2019年4月1日残高 51,500 - △55,530 187 △3,843 1,377,947 647,907 2,025,854
四半期利益(△損失) - - - - - 81,318 20,393 101,711
その他の包括利益 △6,110 1,109 △47,357 △193 △52,551 △52,551 △22,327 △74,878
四半期包括利益 △6,110 1,109 △47,357 △193 △52,551 28,767 △1,934 26,833
自己株式の取得 - - - - - △11 - △11
自己株式の処分 - - - - - - - -
配当 - - - - - △28,398 △15,499 △43,897
株式報酬取引 - - - - - 182 - 182
連結子会社の株式報酬取引 - - - - - - △17 △17
支配継続子会社に対する
持分変動 - - - - - △973 △363 △1,336
企業結合または事業分離 - - - - - 2,202 3,361 5,563
連結範囲の変動 - - - - - 351 536 887
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替 △419 △1,109 - - △1,528 - - -
所有者との取引額等合計 △419 △1,109 - - △1,528 △26,647 △11,982 △38,629
2019年9月30日残高 44,971 - △102,887 △6 △57,922 1,380,067 633,991 2,014,058
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
資本 自己 利益
資本金
剰余金 株式 剰余金
2020年4月1日残高 50,000 176,715 △63,485 1,071,260
四半期利益(△損失) - - - △49,687
その他の包括利益 - - - -
四半期包括利益 - - - △49,687
自己株式の取得 - - △7 -
自己株式の処分 - △72 134 -
配当 - - - △17,045
株式報酬取引 - △47 - -
支配継続子会社に対する
持分変動 - 544 - -
連結範囲の変動 - - - 79
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替 - - - 14,768
その他の資本の構成要素
から非金融資産等への振替 - - - -
所有者との取引額等合計 - 425 127 △2,198
2020年9月30日残高 50,000 177,140 △63,358 1,019,375
その他の資本の構成要素
その他の キャッシュ・ 親会社の
包括利益を フロー・ 所有者に
確定給付 在外営業 非支配持分 資本合計
通じて ヘッジの 帰属する
制度の 活動体の 合計
公正価値で 公正価値の 持分合計
再測定 換算差額
測定する 純変動の
金融資産 有効部分
2020年4月1日残高 38,335 - △102,773 170 △64,268 1,170,222 280,607 1,450,829
四半期利益(△損失) - - - - - △49,687 9,763 △39,924
その他の包括利益 △2,154 14,017 6,121 90 18,074 18,074 9,226 27,300
四半期包括利益 △2,154 14,017 6,121 90 18,074 △31,613 18,989 △12,624
自己株式の取得 - - - - - △7 - △7
自己株式の処分 - - - - - 62 - 62
配当 - - - - - △17,045 △5,887 △22,932
株式報酬取引 - - - - - △47 - △47
支配継続子会社に対する
持分変動 - - - - - 544 △2,126 △1,582
連結範囲の変動 - - - - - 79 △54 25
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替 △751 △14,017 - - △14,768 - - -
その他の資本の構成要素
から非金融資産等への振替 - - - △153 △153 △153 - △153
所有者との取引額等合計 △751 △14,017 - △153 △14,921 △16,567 △8,067 △24,634
2020年9月30日残高 35,430 - △96,652 107 △61,115 1,122,042 291,529 1,413,571
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益(△損失) 122,428 △36,800
非継続事業からの税引前四半期利益 25,585 -
減価償却費及び償却費 119,052 119,906
持分法による投資損益(△は益) △8,098 △1,062
株式交換差益 △23,922 -
受取利息及び受取配当金 △4,743 △3,546
支払利息 12,719 11,343
営業債権の増減額(△は増加) 84,886 55,904
棚卸資産の増減額(△は増加) 3,227 16,920
営業債務の増減額(△は減少) △56,496 △72,736
退職給付に係る資産及び負債の増減額 △591 1,227
その他 △10,563 77,344
小計 263,484 168,500
利息の受取額 2,075 808
配当金の受取額 21,545 10,946
利息の支払額 △11,557 △9,929
法人所得税の支払額又は還付額
△24,360 △6,978
(△は支払)
営業活動によるキャッシュ・フロー 251,187 163,347
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △104,929 △121,076
有形固定資産の売却による収入 5,261 13,868
無形資産の取得による支出 △3,225 △6,035
投資の取得による支出 △236,912 △1,703
投資の売却及び償還による収入 220,398 67,995
子会社の取得による支出 △1,429 △359
子会社の売却による収入 2,836 1,891
事業譲受による支出 - △374
定期預金の純増減額(△は増加) 217 4,470
その他 12,068 △1,722
投資活動によるキャッシュ・フロー △105,715 △43,045
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △107,941 67,000
コマーシャル・ペーパーの純増減額
△45,000 53,000
(△は減少)
長期借入れによる収入 57,127 142,505
長期借入金の返済による支出 △43,682 △115,032
社債の発行による収入 29,812 49,753
社債の償還による支出 △50,000 △10,000
リース負債の返済による支出 △16,028 △14,649
自己株式の純増減額(△は増加) △11 △6
配当金の支払額 △28,398 △17,045
非支配持分への配当金の支払額 △15,512 △5,941
非支配持分からの子会社持分取得による
△1,367 △98,177
支出
その他 3 1,176
財務活動によるキャッシュ・フロー △220,997 52,584
現金及び現金同等物に係る為替変動による
△11,383 2,005
影響
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △86,908 174,891
現金及び現金同等物の期首残高 321,541 228,211
売却目的で保有する資産への振替に伴う
△1,029 △257
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
連結範囲の変更に伴う現金及び現金同等物
606 123
の増減額(△は減少)
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 19
現金及び現金同等物の四半期末残高 234,210 402,987
― 12 ―
株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は、以下のとおりであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他 調整額
合計 連結
機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア 計 (注1) (注2)
売上収益
外部収益 566,798 557,061 419,475 195,544 1,738,878 88,812 1,827,690 - 1,827,690
セグメント間
31,718 25,505 3,406 383 61,012 86,696 147,708 △147,708 -
収益
合計 598,516 582,566 422,881 195,927 1,799,890 175,508 1,975,398 △147,708 1,827,690
セグメント損益
(コア営業利益) 40,176 35,856 44,276 10,296 130,604 5,434 136,038 △5,280 130,758
(注3)
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリン
グ、運送及び倉庫業であります。
2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△5,632百万円及びセグメント
間消去取引352百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費等
であります。
3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生
じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。
4 当社は、2020年3月期において㈱LSIメディエンス及びその子会社等の事業を非継続事業に分類しており、
セグメント情報は非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他 調整額
合計 連結
機能商品 ケミカルズ 産業ガス ヘルスケア 計 (注1) (注2)
売上収益
外部収益 473,646 381,075 381,405 194,019 1,430,145 74,671 1,504,816 - 1,504,816
セグメント間
25,756 23,495 3,099 333 52,683 89,309 141,992 △141,992 -
収益
合計 499,402 404,570 384,504 194,352 1,482,828 163,980 1,646,808 △141,992 1,504,816
セグメント損益
(コア営業利益) 21,484 △14,619 35,579 13,499 55,943 5,787 61,730 △7,091 54,639
(注3)
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリン
グ、運送及び倉庫業であります。
2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△6,729百万円及びセグメント
間消去取引△362百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費
等であります。
3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生
じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。
4 第1四半期連結会計期間より、一部の事業及び連結子会社の所管セグメントを見直しております。なお、前
第2四半期連結累計期間のセグメント情報についても、変更後の区分方法により作成しております。
5 当第2四半期連結会計期間より、クオリカプス㈱及びその子会社等の所管セグメントをヘルスケアセグメン
トから機能商品セグメントに変更しております。なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報につい
ても、変更後の区分方法により作成しております。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
セグメント損益から、税引前四半期利益(△損失)への調整は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
セグメント損益 130,758 54,639
固定資産売却益 1,921 8,583
関係会社株式売却益 524 909
減損損失戻入益 1,720 -
減損損失 (注) △1,358 △86,953
固定資産除売却損 △1,065 △3,230
特別退職金 △1,028 △47
その他 △915 △2,027
営業利益(△損失) 130,557 △28,126
金融収益 5,383 3,702
金融費用 △13,512 △12,376
税引前四半期利益(△損失) 122,428 △36,800
(注)当第2四半期連結累計期間において認識した減損損失の主な内容は、以下のとおりです。
田辺三菱製薬㈱によるニューロダーム社の買収により取得した技術に係る無形資産
事業環境の変化に伴い収益性が低下する見込みとなり、市場調査を踏まえ計画を見直した結果、将来キ
ャッシュ・フローが帳簿価額を下回ったため、技術に係る無形資産(仕掛研究開発費)について減損損失
△84,534百万円を計上いたしました。なお、要約四半期連結財政状態計算書に表示されている減損後の当
該無形資産の帳簿価額は、43,272百万円であります。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス(4188) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(重要な後発事象)
1.米国テキサス州におけるMMAモノマー及びMAA工場の生産終了・閉鎖の決定
当社は2020年11月4日開催の執行役会議において、MMA事業の競争力強化と供給体制の最適化を図るため、当社の
連結子会社である三菱ケミカル㈱の子会社であるルーサイト・インターナショナル社(アメリカ)のボーモント
(テキサス州)におけるMMAモノマー及びMAA生産を終了し、工場を閉鎖することを決定しました。
(1) 生産終了予定日
2021年2月28日
(2) 業績への影響
第3四半期連結会計期間以降、本工場設備の減損損失や停止関連費用として約230百万米ドル(約240億円)の
発生を見込んでおりますが、詳細につきましては、現在、算定中であります。
(注)日本円への換算は、1ドル=105.55円(10月1日付)を使用しております。
2.三菱ケミカル㈱によるキャリアチェンジ・サポート・プログラムの実施の決定
当社の連結子会社である三菱ケミカル㈱は、現在、新たな事業ポートフォリオに相応しい体制とするべく、組織
および機能の再編を検討しており、また、人材の多様化・流動化やグローバル競争の激化等の環境変化を踏まえた
新たな人事制度を今後全社に導入していくことを予定しています。
こうした中、自身の専門性や強みを当社グループ外で発揮することを希望する従業員の自律的キャリアを支援す
るため、2020年10月30日開催の同社の取締役会において、キャリアチェンジ・サポート・プログラムを実施するこ
とを決定しました。
施策の概要
応募資格:2021年3月31日時点で満50歳以上かつ勤続10年以上の管理職社員及び管理職再雇用社員
募集人数:特に定めない
募集期間:2020年12月1日~2020年12月18日(予定)
退職日 :2021年3月末、4月末、5月末、6月末のいずれかから本人が選択
支援内容:退職一時金に特別加算を行うとともに特別賞与を支給する。
また、希望者に対しては、キャリア支援会社によるサポートを実施する。
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