4186 東応化 2021-08-05 15:00:00
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
東京応化工業㈱ (4186) 2021年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 8
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 10
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東京応化工業㈱ (4186) 2021年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)における世界経済ならびに日本経済は、新型コ
ロナウイルス感染症の世界的大流行の影響から経済活動が抑制されたため、一部の経済活動において持ち直しの動
きがあるものの、厳しい状況が続きました。
このような情勢の下、当社グループは、「豊かな未来、社会の期待に化学で応える“The e-Material Global
Company”」という経営ビジョンの下、2021年度を最終年度とする3カ年の中期計画「tok中期計画2021」に掲げた
全社戦略の遂行に総力を挙げて取り組んでまいりました。
材料事業においては、5GやIoT等の普及に加え、パソコン、データサーバーやスマートフォン向けの半導体需
要が好調に推移したため、売上は前年同期を上回りました。また、装置事業におきましては、受注済み装置の検収
が遅れたことから、売上は前年同期を下回りました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は648億8百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は95
億74百万円(同43.7%増)、経常利益は100億52百万円(同48.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は63
億99百万円(同37.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 材料事業
当事業の内部取引を除いた売上高は、639億37百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益は、123億13百万円(同
34.0%増)となりました。これは、エレクトロニクス機能材料部門および高純度化学薬品部門の売上が好調に推移
したことが主な要因であります。
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
売上高 55,964 63,937 7,972 14.2%
営業利益 9,190 12,313 3,122 34.0%
部門別の概況は、次のとおりであります。
エレクトロニクス機能材料部門の売上高は、前年度を大幅に上回る375億69百万円(前年同期比17.1%増)とな
りました。これは、中小型液晶パネルの需要環境が変化したことにより、ディスプレイ用フォトレジストの売上が
減少したものの、パソコンやスマートフォン向けなどの旺盛な半導体需要に支えられ、半導体用フォトレジストお
よび半導体製造の後工程に主に用いられる高密度実装材料の販売が好調に推移し、売上が増加したことが主な要因
であります。
高純度化学薬品部門の売上高は、前年度を上回る262億53百万円(同10.2%増)となりました。これは、半導体
製造プロセスに使用される半導体用フォトレジスト付属薬品の販売が好調に推移し、売上が増加したことが主な要
因であります。
② 装置事業
当事業の内部取引を除いた売上高は、8億70百万円(前年同期比29.8%減)となりました。これは、受注済みの
半導体製造装置等の検収の遅れが主な要因であります。
営業損失は、前年同期比68百万円改善し、2億25百万円となりました。
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
売上高 1,239 870 △368 △29.8%
営業損失(△) △294 △225 68 ―
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、2,115億42百万円で、前連結会計年度末に比べ103億56百万円増加い
たしました。
流動資産につきましては151億41百万円増加いたしましたが、これは現金及び預金が92億15百万円、受取手形及
び売掛金が35億73百万円、たな卸資産が14億28百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
固定資産につきましては47億85百万円減少いたしましたが、これは設備投資により有形固定資産が34億27百万円
増加したものの、長期預金の短期振替に伴う減少により投資その他の資産が82億73百万円減少したことが主な要因
であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、461億45百万円で、前連結会計年度末に比べ49億54百万円増加いた
しました。これは長期借入金の短期振替に伴う減少により固定負債が29億56百万円減少したものの、支払手形及び
買掛金が22億35百万円、未払金や設備関係未払金など流動負債のその他の増加により流動負債が79億11百万円増加
したことが主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、1,653億96百万円で、前連結会計年度末に比べ54億2百万円増加
いたしました。これは期末配当金39億25百万円の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を63
億99百万円確保したことや投資有価証券の時価評価によりその他有価証券評価差額金が11億2百万円増加したこと
に加え、為替換算調整勘定が18億55百万円増加したことが主な要因であります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は74.4%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年7月28日に公表いたしました「業績予想の修正に関するお知らせ」の業績予想数値から変更しておりませ
ん。
また、為替相場は105円/$を想定しております。
なお、新型コロナウイルス感染症は、今後の経過によっては、当社グループの経営成績および財政状態の状況に
影響を及ぼす可能性があります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 47,822 57,038
受取手形及び売掛金 26,302 29,876
有価証券 2,999 3,999
商品及び製品 6,943 7,978
仕掛品 4,197 4,774
原材料及び貯蔵品 6,517 6,334
その他 2,255 2,171
貸倒引当金 △96 △89
流動資産合計 96,943 112,085
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 28,664 30,651
その他(純額) 24,447 25,888
有形固定資産合計 53,112 56,539
無形固定資産 620 680
投資その他の資産
退職給付に係る資産 3,683 3,885
長期預金 28,000 18,000
その他 18,840 20,363
貸倒引当金 △13 △12
投資その他の資産合計 50,510 42,236
固定資産合計 104,242 99,457
資産合計 201,185 211,542
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 13,745 15,981
短期借入金 - 3,900
未払法人税等 2,219 2,117
賞与引当金 2,374 2,250
その他 6,853 8,854
流動負債合計 25,193 33,104
固定負債
長期借入金 10,962 6,880
退職給付に係る負債 484 524
その他 4,550 5,635
固定負債合計 15,997 13,040
負債合計 41,191 46,145
純資産の部
株主資本
資本金 14,640 14,640
資本剰余金 15,207 15,253
利益剰余金 125,795 128,269
自己株式 △14,477 △14,175
株主資本合計 141,166 143,988
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 7,669 8,772
為替換算調整勘定 2,606 4,462
退職給付に係る調整累計額 113 96
その他の包括利益累計額合計 10,389 13,330
新株予約権 304 215
非支配株主持分 8,133 7,862
純資産合計 159,994 165,396
負債純資産合計 201,185 211,542
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 57,203 64,808
売上原価 37,776 41,681
売上総利益 19,427 23,126
販売費及び一般管理費 12,762 13,552
営業利益 6,664 9,574
営業外収益
受取利息 51 58
受取配当金 209 206
為替差益 - 368
デリバティブ評価益 250 -
その他 128 81
営業外収益合計 639 715
営業外費用
支払利息 30 34
デリバティブ評価損 - 173
為替差損 281 -
租税公課 187 -
その他 18 28
営業外費用合計 518 237
経常利益 6,785 10,052
特別利益
固定資産売却益 150 -
その他 - 1
特別利益合計 150 1
特別損失
固定資産除却損 10 67
投資有価証券評価損 1 -
環境対策費 - 200
その他 - 0
特別損失合計 12 268
税金等調整前四半期純利益 6,924 9,785
法人税、住民税及び事業税 1,157 2,625
法人税等調整額 196 △94
法人税等合計 1,353 2,531
四半期純利益 5,570 7,253
非支配株主に帰属する四半期純利益 930 854
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,639 6,399
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 5,570 7,253
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △502 1,102
為替換算調整勘定 △634 2,364
退職給付に係る調整額 △25 △17
その他の包括利益合計 △1,162 3,449
四半期包括利益 4,408 10,703
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,547 9,339
非支配株主に係る四半期包括利益 860 1,363
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 6,924 9,785
減価償却費 3,702 3,223
貸倒引当金の増減額(△は減少) △27 △7
賞与引当金の増減額(△は減少) 280 △135
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △240 △201
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △9 2
受取利息及び受取配当金 △260 △265
支払利息 30 34
為替差損益(△は益) 474 △665
デリバティブ評価損益(△は益) △250 173
固定資産除却損 10 67
売上債権の増減額(△は増加) 156 △2,663
たな卸資産の増減額(△は増加) △485 △899
仕入債務の増減額(△は減少) 1,058 1,618
前受金の増減額(△は減少) △33 15
その他 676 452
小計 12,005 10,534
利息及び配当金の受取額 268 265
利息の支払額 △30 △34
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △781 △2,805
営業活動によるキャッシュ・フロー 11,461 7,959
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △4,000 △7,000
有価証券の売却による収入 4,000 6,000
定期預金の純増減額(△は増加) 569 -
有形固定資産の取得による支出 △3,197 △3,623
有形固定資産の売却による収入 455 6
無形固定資産の取得による支出 △56 △171
投資有価証券の取得による支出 △96 -
長期預金の預入による支出 △9,000 -
長期預金の払戻による収入 23,000 -
その他 75 △26
投資活動によるキャッシュ・フロー 11,750 △4,814
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △152 △182
株式の発行による収入 - 200
自己株式の売却による収入 153 260
配当金の支払額 △2,493 △3,919
非支配株主への配当金の支払額 △884 △1,502
その他 △37 18
財務活動によるキャッシュ・フロー △3,414 △5,125
現金及び現金同等物に係る換算差額 △381 1,040
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 19,415 △939
現金及び現金同等物の期首残高 29,229 42,728
現金及び現金同等物の四半期末残高 48,645 41,789
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引)
当社は、2019年8月7日開催の取締役会決議により、当社の福利厚生制度を拡充するとともに、従業員への株価上
昇へのインセンティブ付与による当社の中長期的な企業価値の向上を図ることを目的として、「信託型従業員持株プ
ラン」(以下、「本プラン」といいます。)の導入を決議いたしました。
(1) 取引の概要
本プランは、「東京応化社員持株会」(以下、「当社持株会」といいます。)に加入するすべての従業員を対
象とするインセンティブ・プランです。本プランでは、当社が信託銀行に「東京応化社員持株会信託」(以下、
「従持信託」といいます。)を設定し、従持信託は、その設定後5年間にわたり、当社持株会が取得すると見込
まれる数の当社株式を予め取得し、当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却します。信託終了時点で従持信託
内に株式売却益相当額が累積した場合には、当該株式売却益相当額が残余財産として受益者適格要件を満たす者
に分配されます。なお、当社は、従持信託が当社株式を取得するための借入に対し保証することになるため、当
社株価の下落により従持信託内に株式売却損相当額が累積し、信託終了時点において従持信託内に当該株式売却
損相当の借入金残債がある場合は、当社が当該残債を弁済することになります。
本プランは、従業員への株価上昇へのインセンティブ付与による当社の中長期的な企業価値の向上を図ると同
時に、福利厚生の増進策として、当社持株会の拡充を通じて従業員の株式取得および保有を促進することにより
従業員の財産形成を支援することを狙いとしています。
(2) 信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により純資産の部に自己株式
として計上しております。当該自己株式の帳簿価額および株式数は、前連結会計年度1,049百万円、251千株、当
第2四半期連結会計期間954百万円、228千株であります。
(3) 総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額
前連結会計年度 962百万円
当第2四半期連結会計期間 780百万円
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(セグメント情報)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
(注)1 計上額
材料事業 装置事業 計
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 55,964 1,239 57,203 - 57,203
セグメント間の内部
売上高または振替高 2 32 34 △34 -
計 55,966 1,271 57,238 △34 57,203
セグメント利益または
9,190 △294 8,896 △2,231 6,664
損失(△)
(注)1.セグメント利益または損失(△)の調整額△2,231百万円には、各報告セグメントに配分していない
全社費用△2,231百万円が含まれており、これは主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であり
ます。
2.セグメント利益または損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
(注)1 計上額
材料事業 装置事業 計
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 63,937 870 64,808 - 64,808
セグメント間の内部
売上高または振替高 0 33 34 △34 -
計 63,938 903 64,842 △34 64,808
セグメント利益または
12,313 △225 12,087 △2,513 9,574
損失(△)
(注)1.セグメント利益または損失(△)の調整額△2,513百万円には、各報告セグメントに配分していない
全社費用△2,513百万円が含まれており、これは主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であり
ます。
2.セグメント利益または損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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