4183 三井化学 2020-05-14 13:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月14日
上場会社名 三井化学株式会社 上場取引所 東
コード番号 4183 URL https://jp.mitsuichemicals.com/jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 橋本 修
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名) 井上 純一 TEL 03-6253-2100
定時株主総会開催予定日 2020年6月24日 配当支払開始予定日 2020年6月25日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月24日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家、アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 1,338,987 △9.7 71,636 △23.3 65,517 △36.4 37,944 △50.1
2019年3月期 1,482,909 11.6 93,427 △9.7 102,972 △6.6 76,115 6.3
(注)包括利益 2020年3月期 11,946百万円 (△84.9%) 2019年3月期 79,226百万円 (△14.9%)
潜在株式調整後1株当たり当期
1株当たり当期純利益 自己資本当期純利益率 総資産経常利益率 売上高営業利益率
純利益
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 194.94 ― 7.0 4.4 5.4
2019年3月期 385.60 ― 14.3 7.0 6.3
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 3,165百万円 2019年3月期 10,807百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 1,480,067 608,021 35.6 2,761.91
2019年3月期 1,501,074 631,739 36.8 2,829.50
(参考) 自己資本 2020年3月期 527,589百万円 2019年3月期 551,915百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 114,974 △85,168 9,050 147,272
2019年3月期 109,492 △64,255 △14,134 109,839
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 50.00 ― 50.00 100.00 19,690 25.9 3.7
2020年3月期 ― 50.00 ― 50.00 100.00 19,307 51.3 3.6
2021年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―
2021年3月期の配当金額は未定であります。
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日~2021年 3月31日)
当社は、2021年3月期第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用することを決定しており、以下の連結業績予想はIFRSベースで作成しております。そのため日本基準を適用して
いる2020年3月期の実績値に対する増減率は記載しておりません。
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に帰属 基本的1株当た
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
する当期利益 り当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 1,145,000 ― 37,000 ― 34,000 ― 26,000 ― 20,000 ― 104.88
(注)コア営業利益 通期 35,000百万円(-)
コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因(事業撤退や縮小から生じる損失等)により発生した損益を除いて算出しております。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、【添付資料】16ページ「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 204,580,115 株 2019年3月期 204,510,215 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 13,557,163 株 2019年3月期 9,452,793 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 194,648,574 株 2019年3月期 197,393,654 株
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 672,194 △10.9 8,063 △54.1 23,662 △47.4 24,566 △48.8
2019年3月期 754,734 11.6 17,580 △49.0 44,993 △27.8 47,967 17.3
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 126.21 ―
2019年3月期 243.00 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 1,097,875 355,957 32.4 1,863.42
2019年3月期 1,127,577 379,195 33.6 1,944.02
(参考) 自己資本 2020年3月期 355,957百万円 2019年3月期 379,195百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載の業績予想等は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。従いまして、実際の業績等は、今後
様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。業績予想の前提条件その他関連する事項については、【添付資料】6ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧
ください。
・2020年5月14日(木)・・・・・・機関投資家・アナリスト向けネットカンファレンス
・2020年6月 2日(火)・・・・・・経営概況説明会(延期となる可能性があります)
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
【添付資料の目次】
1. 経営成績等の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(1) 当期の経営成績の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(2) 当期の財政状態の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
(3) 当期のキャッシュ・フローの概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
(4) 今後の見通し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(5) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2. 会計基準の選択に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
3. 連結財務諸表及び主な注記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
(1) 連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
(3) 連結株主資本等変動計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
(5) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
(会計方針の変更)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
(セグメント情報等)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
(1株当たり情報)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
(重要な後発事象)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
-1-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当期の経営成績の概況
a.当期の業績の全般的状況
当連結会計年度(以下、「当期」という。)の世界経済は、米国での景気回復が継続した
一方、米国の通商政策、中国経済の減速、地政学的なリスクなど、世界経済の変動に留意
すべき状況が継続しました。また、第4四半期では新型コロナウイルス感染症の流行によ
って影響を受けました。
日本経済においては、雇用・所得環境の改善等により、総じて緩やかな回復基調が継続
しましたが、現在も続く新型コロナウイルス感染症の流行による影響など、今後の先行き
に不透明感や停滞感が増してまいりました。
化学工業界においては、原油価格の変動はあったものの、堅調な国内需要を背景に、国
内のナフサクラッカーは高水準で稼働しました。但し、年度終盤では新型コロナウイルス
感染症の流行による影響を受け、稼働率の低下が見られました。
このような情勢のもとでも、当社グループは、2025 年度を見据えた長期経営計画に基づ
き、成長3領域の「モビリティ」、「ヘルスケア」、「フード&パッケージング」の拡
大・成長、「次世代事業」の創出・育成、「基盤素材」領域の更なる競争力強化に取り組
みました。
モビリティ領域では、自動車やICT(情報通信技術)業界において、軽量化、電動
化、快適性といった新しいニーズが拡大しています。自動車のバンパーに用いられるポリ
プロピレン・コンパウンドでは、欧州初の自社生産拠点を設立し、現在営業運転開始に向
けて準備をしております。また、自動車のバックドアなどの金属代替により軽量化に貢献
する「ガラス長繊維強化ポリプロピレン」は米国及び日本にて製造拠点を立ち上げ、稼働
を開始しました。さらに、2018 年1月に連結子会社としたグローバル開発支援企業である
株式会社アークとともに、顧客起点でのソリューション提供力の強化に取り組みました。
ヘルスケア領域では、先進国の少子高齢化や新興国の経済成長に伴い、健康への関心が
高まり、個人の志向やニーズも多様化しています。世界トップシェアのメガネレンズ材料
では堅調な販売を継続するとともに、中国やインドにおける採用拡大へ取り組みました。
不織布においては、衛生材料用途で培った技術を産業材料用途へ展開し、ろ過フィルター
等に用いるナノ不織布の能力を増強しました。
フード&パッケージング領域では、世界の人口増加に伴う食糧の確保が社会課題となっ
ています。また、アジアの生活水準向上によって、パッケージング分野での高機能化や環
境負荷低減といったニーズが高まっています。機能性フィルム・シートにおいては、半導
体製造工程用の保護テープとして世界トップシェアを有する「イクロステープ®」の新工場
を、需要地である台湾にて完工し、供給能力を 1.5 倍としました。農薬においては、ブラ
ジルにおけるジノテフランの農薬登録を取得し初出荷する等、グローバル展開を加速しま
した。
石化・基礎化学品を中心とする基盤素材領域では、自動車、住宅、家電、インフラ、包
装をはじめ、様々な分野に素材を提供しています。当期は海外市況の変動や、台風等の影
響を受けましたが、差別化製品の拡充や地産地消化など、競争力強化の取り組みを進めま
した。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、各セグメント領域において販売数量の
減少等の影響が出ております。当社においては、グループ全体に亘る在庫の圧縮及び固定
費の一層の削減等を行い、損益への悪影響を最小限に留める努力を行っております。
その他対応状況等は次のとおりです。
① 感染拡大防止と事業継続の体制維持の観点から、顧客や従業員等の健康・安全確保のた
めに実施している取組
当社は、本社に関しては3月4日より、その他の拠点(工場、研究所等を含む)につ
いては4月8日より原則テレワーク勤務としております。また、機能維持に必須である
-2-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
業務のため、やむを得ず出社する場合には、時差出勤の積極活用、手洗いの徹底、マス
ク着用等の取組みを実施しております。
② 主要な事業拠点の稼働状況(工場の操業停止の状況、営業・生産活動における影響の程
度、開示時点における再開の見通しなど)
当社の各事業拠点に所在する主要な製造設備について、新型コロナウイルス感染症に
よる需要減少の影響により、一部で減産が生じております。
③ 主要な製商品の生産・供給の状況(在庫の状況や部品等の調達状況、代替手段の確保の
状況、今後の見通しなど)
各セグメント領域において販売数量の減少等の影響が出ておりますが、顧客との情報
共有や連携に努め、足元の需要見込みに基づき柔軟に生産調整を行い適正な在庫管理の
徹底に努めております。また、現時点では、当社の主要製品の原材料に関し、調達に大
きな支障は生じておりません。
④ 顧客の動向(受注の動向、今後の見通しなど)
自動車分野等の、当社の主要製品の一部重要な顧客において減産の動きが見られま
す。今後とも、影響の最小化に向けて状況を注視して参ります。
これらの取組により、当期の業績は以下のとおりとなりました。
(単位:億円)
親会社株主に
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期 13,390 716 655 379
前期 14,829 934 1,030 761
増減額 △1,439 △218 △375 △382
増減率(%) △9.7 △23.3 △36.4 △50.1
売上高は、前期に比べ 1,439 億円減(9.7%減)の1兆 3,390 億円となりました。これは、
ナフサなどの原燃料価格の下落に伴う販売価格下落の影響等があったことに加え、新型コロ
ナウイルス感染症の影響等により販売数量が減少したことなどによるものです。
海外売上高は 6,074 億円となり、売上高全体に占める割合は前期に比べ 0.1 ポイント増の
45.4%となりました。
営業利益は、前期に比べ 218 億円減(23.3%減)の 716 億円となりました。これは、交易
条件の悪化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響等により販売数量が減少したことや固
定費の増加などがあったことによるものです。
経常利益は、前期に比べ 375 億円減(36.4%減)の 655 億円となりました。これは、営業
利益の減少に加え、持分法による投資利益が減少したことなどによるものです。
特別損益は、当社が出資している Nghi Son Refinery and Petrochemical LLC における業
績低迷により出資金評価損を計上したものの、退職給付信託設定益の計上があったことなど
により、前期に比べ7億円増の 30 億円の利益となりました。
以上により、税金等調整前当期純利益は、前期に比べ 368 億円減(35.0%減)の 685 億円
となりました。
-3-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
法人税等合計は、新型コロナウイルス感染症の影響を将来の計画に織り込んだ上で繰延税
金資産の回収可能性を見直した結果、繰延税金資産の一部を取崩すことになったことなどに
より、34 億円増の 222 億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ 382 億円減(50.1%減)の 379 億円、1
株当たり当期純利益は 194.94 円となりました。
b.当期のセグメント別の状況
当期のセグメント別の状況は次のとおりであります。
(モビリティ)
当セグメントの売上高は、前期に比べ 278 億円減の 3,676 億円、売上高全体に占める割合
は 27%となりました。また、営業利益は、主に自動車向けの需要鈍化等により、前期に比べ
35 億円減の 392 億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりま
した。
自動車部品及び樹脂改質材用途を中心とするエラストマーは、 アジアを中心に需要が鈍化
し減収となりました。
機能性コンパウンド製品は、欧米・中国での自動車生産減速の影響を受け、減収となりま
した。
機能性ポリマーは、全般としてICT(情報通信技術)関連需要が停滞する中で確実な需
要を獲得し、販売が堅調に推移しました。
海外ポリプロピレン・コンパウンド事業は、グローバルな自動車生産の減速に加え、新型
コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、減収となりました。
ソリューション事業は、欧州の開発需要が減少する中で日系顧客の開発需要を獲得し、販
売が堅調に推移しました。
(ヘルスケア)
当セグメントの売上高は、前期に比べ 36 億円減の 1,430 億円、売上高全体に占める割合
は 11%となりました。一方、営業利益は、固定費の増加があったものの、主に販売数量の増
加により、 前期に比べ2億円増の 138 億円となりました。以上により、 セグメント全体では、
減収・増益となりました。
ビジョンケア材料のメガネレンズ用材料は、販売が堅調に推移しました。
不織布は、販売数量が概ね前期並で推移しました。
歯科材料は、販売は全体では概ね安定的に推移しましたが、一部地域で新型コロナウイル
ス感染症拡大の影響が生じています。
(フード&パッケージング)
当セグメントの売上高は、前期に比べ 56 億円減の 1,938 億円、売上高全体に占める割合
は 15%となりました。一方、営業利益は、固定費の増加等があったものの、交易条件の改善
により、前期に比べ3億円増の 181 億円となりました。以上により、セグメント全体では、
減収・増益となりました。
コーティング・機能材は、販売数量が減少したものの、固定費の減少や交易条件の改善が
ありました。
機能性フィルム・シートは、包装用フィルム分野における販売数量は減少したものの、産
業用フィルム分野における販売は堅調に推移しました。
農薬は、販売数量が減少しました。
-4-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(基盤素材)
当セグメントの売上高は、前期に比べ 996 億円減の 6,169 億円、売上高全体に占める割合
は 46%となりました。また、営業利益は、海外市況の影響等により、前期に比べ 191 億円減
の 87 億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりました。
ナフサクラッカーの稼働率は、 市原工場の設備不具合及び台風の影響により前期に比べ低
下しました。 また、ポリエチレン及びポリプロピレンは、 主に包材用途で需要の鈍化に加え、
新型コロナウイルス感染症拡大に起因するインバウンド需要減少の影響を受けました。
オレフィン及びフェノールの海外市況は、前期を下回る水準で推移しました。
(その他)
当セグメントの売上高は、前期に比べ 73 億円減の 177 億円、売上高全体に占める割合は
1%となりました。また、営業損失は、前期に比べ6億円増の 20 億円の損失となりました。
(2)当期の財政状態の概況
資産、負債、純資産の状況
当期末の総資産は、前期末に比べ 210 億円減の 1 兆 4,801 億円となりました。
当期末の負債は、前期末に比べ 27 億円増の 8,721 億円となり、このうち、有利子負債は
692 億円増の 5,542 億円となりました。この結果、総資産に対する有利子負債の比率は前期
末に比べ 5.1 ポイント増の 37.4%となりました。
当期末の純資産は、前期末に比べ 237 億円減の 6,080 億円となり、自己資本比率は前期末
に比べ 1.2 ポイント減の 35.6%となりました。
以上により、当期末のネットD/Eレシオ(ネット有利子負債(有利子負債-現預金・譲
渡性預金・長期性預金)/自己資本)は、前期末に比べ 0.08 ポイント増の 0.76 となりまし
た。
なお、国際財務報告基準(IFRS)及び米国基準を適用している在外連結子会社において、
当期より IFRS 第 16 号「リース」及び ASC Topic842「リース」を適用した影響で、リース資
産及びリース債務の残高が増加しております。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当期の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は 375 億円増加し、当期末には 1,473
億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は、前期に比べ 55 億円増の 1,150 億円となりました。こ
れは主に、運転資金の改善などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用された資金は、前期に比べ 209 億円増の 852 億円となりました。こ
れは主に、設備投資による支出の増加があったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得られた資金は、前期に比べ 231 億円改善の 90 億円となりました。こ
れは主に、コマーシャル・ペーパーの発行による収入が増加したことなどによるものです。
なお、当社は 2020 年3月に 200 億円のシンジケートローン契約を締結する等、長期で安
定的な資金調達を行うとともに、 複数の金融機関による 400 億円のコミットメントライン(全
額未使用)を有しており、流動性を十分に確保しております。また、コミットメントライン
については、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化・深刻化したワーストシナリオ
を想定し、現在、金融機関に対して設定金額の増額を要請中です。
-5-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
キャッシュ・フロー指標のトレンド
2016 年 2017 年 2018 年 2019 年 2020 年
3 月期 3 月期 3 月期 3 月期 3 月期
自己資本比率(%) 30.3 33.9 35.7 36.8 35.6
時価ベースの自己資本比率(%) 29.8 41.5 46.6 34.7 26.5
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 3.2 4.4 5.6 4.4 4.8
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 20.7 17.3 14.8 19.9 20.8
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しておりま
す。
※ キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている負債を対象と
しております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用
しております。
(4)今後の見通し
①次期の業績全般の見通し
2020 年度の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響により、経済
活動は大きく縮小すると見られ、一部の国・地域によってはリーマンショックを大きく下
回る成長率となる可能性があると見込まれます。
日本経済においても、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界経済と同様に経済
活動は大きく縮小し、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。
化学工業界においては、世界的に極めて厳しい経済環境による需要の縮小、ナフサや化
学製品の市況の変動に留意すべき状況が継続することが見込まれます。
このような情勢のもと、次期の業績は次のとおりとなることを見込んでおります。
なお、当社は 2021 年3月期第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する予定
です。そのため以下の業績見通しは IFRS に基づき作成しております。
以下の見通しは新型コロナウイルス感染症の影響が上期中にピークを迎え、その後徐々
に回復が見込まれること及び原油価格の大幅な下落を前提として作成しております。
また、今後の感染拡大や収束の状況等により、実際の業績等は大きく異なる可能性があ
ります。修正の必要が生じた場合には、速やかに開示いたします。
(単位:億円)
親会社の所有者
売上収益 コア営業利益 ※ 営業利益 に帰属する
当期利益
通期 11,450 350 370 200
※ コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小か
ら生じる損失等)を除いて算出しております。
※ 上記の前提として、為替レートは 108 円/$、国産ナフサ価格は 23,300 円/KLとし
ております。
-6-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
②次期のセグメント別の見通し
次期のセグメント別の見通しは、以下のとおりであります。
(単位:億円)
売 上 収 益
フード&
全社
モビリティ ヘルスケア パッケー 基盤素材 その他 合 計
ジング 費用等
通期 3,000 1,400 1,900 5,000 150 - 11,450
(単位:億円)
コ ア 営 業 利 益
フード&
全社
モビリティ ヘルスケア パッケー 基盤素材 その他 合 計
ジング 費用等
通期 275 105 160 △115 △15 △60 350
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
①当社の利益配分に関する基本方針
株主還元方針としましては、業績の動向を踏まえた継続的な増配に加えて、株価水準や市
場環境に応じた機動的かつ柔軟な自己株式の取得により、株主還元を充実・強化することと
いたします。
具体的には、総還元性向(※)30%以上を目指してまいります。
※総還元性向=(配当+自己株式取得)÷親会社株主に帰属する当期純利益
②当期・次期の配当
当期の期末配当につきましては、当社グループの経営状況を勘案し、1株当たり 50 円と
いたします。
2019 年 12 月3日に1株当たり 50 円の中間配当を実施しております。これにより中間配当
と合わせての当期の配当金は、1株当たり 100 円となります。
また、 株主還元を充実・強化することを目的とした自己株式 100 億円の取得 (決議ベース、
2020 年4月2日終了)を実施したことにより、配当と合わせて総還元性向は 77.2%になり
ました。
なお、次期の配当につきましては、「(4)今後の見通し」に記載の通り、新型コロナウ
イルス感染症流行の当社事業環境に及ぼす影響が不透明であることから、現時点では未定と
しております。合理的な予想の開示が可能になり次第、速やかに開示いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、グローバルな事業活動の進展を踏まえ、資本市場における財務諸表の国際的な
比較可能性を高めるとともに、会計基準の統一によるグループ経営管理の向上等を目的として、
2021 年3月期第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する予定です。
-7-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 111,056 149,348
受取手形及び売掛金 310,591 275,332
たな卸資産 301,890 288,006
未収入金 55,288 55,959
その他 8,570 16,211
貸倒引当金 △718 △3,509
流動資産合計 786,677 781,347
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 352,569 365,837
減価償却累計額 △241,112 △245,922
建物及び構築物(純額) 111,457 119,915
機械装置及び運搬具 1,030,949 1,041,644
減価償却累計額 △889,978 △902,136
機械装置及び運搬具(純額) 140,971 139,508
土地 156,556 156,646
建設仮勘定 18,515 29,910
その他 78,508 103,134
減価償却累計額 △62,944 △63,582
その他(純額) 15,564 39,552
有形固定資産合計 443,063 485,531
無形固定資産
のれん 5,061 4,412
その他 24,324 24,529
無形固定資産合計 29,385 28,941
投資その他の資産
投資有価証券 151,847 110,340
退職給付に係る資産 42,653 36,084
繰延税金資産 11,386 11,610
その他 38,511 29,022
貸倒引当金 △2,448 △2,808
投資その他の資産合計 241,949 184,248
固定資産合計 714,397 698,720
資産合計 1,501,074 1,480,067
-8-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 163,908 128,458
短期借入金 92,733 106,040
1年内返済予定の長期借入金 57,571 42,186
コマーシャル・ペーパー 10,000 60,000
1年内償還予定の社債 426 10,426
未払金 79,245 78,165
未払法人税等 9,372 5,383
役員賞与引当金 175 241
修繕引当金 13,089 10,666
資産除去債務 5 -
その他 32,234 36,933
流動負債合計 458,758 478,498
固定負債
社債 66,438 76,012
長期借入金 254,850 233,775
リース債務 2,803 22,564
繰延税金負債 11,471 14,553
役員退職慰労引当金 243 262
修繕引当金 2,682 5,626
環境対策引当金 551 410
退職給付に係る負債 56,428 26,350
資産除去債務 3,203 3,165
その他 11,908 10,831
固定負債合計 410,577 393,548
負債合計 869,335 872,046
純資産の部
株主資本
資本金 125,205 125,298
資本剰余金 89,406 89,514
利益剰余金 348,202 366,330
自己株式 △29,869 △39,254
株主資本合計 532,944 541,888
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 21,421 1,495
繰延ヘッジ損益 △3 5
為替換算調整勘定 4,195 △2,188
退職給付に係る調整累計額 △6,642 △13,611
その他の包括利益累計額合計 18,971 △14,299
非支配株主持分 79,824 80,432
純資産合計 631,739 608,021
負債純資産合計 1,501,074 1,480,067
-9-
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 1,482,909 1,338,987
売上原価 1,166,577 1,041,840
売上総利益 316,332 297,147
販売費及び一般管理費 222,905 225,511
営業利益 93,427 71,636
営業外収益
受取利息 2,063 2,334
受取配当金 2,799 2,493
持分法による投資利益 10,807 3,165
受取賃貸料 819 783
受取保険金 419 253
その他 3,890 3,246
営業外収益合計 20,797 12,274
営業外費用
支払利息 5,534 5,501
休止費用 893 2,824
為替差損 372 3
貸倒引当金繰入額 17 2,707
災害による損失 786 1,873
その他 3,650 5,485
営業外費用合計 11,252 18,393
経常利益 102,972 65,517
特別利益
固定資産売却益 79 453
投資有価証券売却益 3,663 192
事業譲渡益 743 -
退職給付信託設定益 - 19,243
受取保険金 11,368 4,916
特別利益合計 15,853 24,804
特別損失
固定資産処分損 4,352 4,200
固定資産売却損 75 32
減損損失 1,454 2,508
関連事業損失 - 2,298
投資有価証券評価損 171 24
出資金評価損 - 12,105
事業譲渡損 - 694
火災による損失 7,476 -
特別損失合計 13,528 21,861
税金等調整前当期純利益 105,297 68,460
法人税、住民税及び事業税 18,879 12,302
法人税等調整額 △105 9,869
法人税等合計 18,774 22,171
当期純利益 86,523 46,289
非支配株主に帰属する当期純利益 10,408 8,345
親会社株主に帰属する当期純利益 76,115 37,944
- 10 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 86,523 46,289
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △5,581 △19,991
繰延ヘッジ損益 4 11
為替換算調整勘定 1,632 △5,622
退職給付に係る調整額 △969 △7,034
持分法適用会社に対する持分相当額 △2,383 △1,707
その他の包括利益合計 △7,297 △34,343
包括利益 79,226 11,946
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 69,109 4,675
非支配株主に係る包括利益 10,117 7,271
- 11 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 125,125 89,327 291,000 △19,842 485,610
会計方針の変更による累積
的影響額
-
会計方針の変更を反映した当
125,125 89,327 291,000 △19,842 485,610
期首残高
当期変動額
新株の発行 80 80 160
剰余金の配当 △18,878 △18,878
親会社株主に帰属する当期
純利益
76,115 76,115
自己株式の取得 △10,033 △10,033
自己株式の処分 △1 6 5
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
-
持分法の適用範囲の変動 △35 △35
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 80 79 57,202 △10,027 47,334
当期末残高 125,205 89,406 348,202 △29,869 532,944
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 純資産合計
その他有価証 為替換算調整勘 退職給付に係る 分
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 26,558 △16 5,037 △5,603 25,976 75,636 587,222
会計方針の変更による累積
的影響額
-
会計方針の変更を反映した当
26,558 △16 5,037 △5,603 25,976 75,636 587,222
期首残高
当期変動額
新株の発行 160
剰余金の配当 △18,878
親会社株主に帰属する当期
純利益
76,115
自己株式の取得 △10,033
自己株式の処分 5
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
-
持分法の適用範囲の変動 △35
株主資本以外の項目の当期
△5,137 13 △842 △1,039 △7,005 4,188 △2,817
変動額(純額)
当期変動額合計 △5,137 13 △842 △1,039 △7,005 4,188 44,517
当期末残高 21,421 △3 4,195 △6,642 18,971 79,824 631,739
- 12 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 125,205 89,406 348,202 △29,869 532,944
会計方針の変更による累積
的影響額
△307 △307
会計方針の変更を反映した当
125,205 89,406 347,895 △29,869 532,637
期首残高
当期変動額
新株の発行 92 92 185
剰余金の配当 △19,509 △19,509
親会社株主に帰属する当期
純利益
37,944 37,944
自己株式の取得 △9,389 △9,389
自己株式の処分 △0 4 4
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
16 16
持分法の適用範囲の変動 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 92 108 18,435 △9,385 9,251
当期末残高 125,298 89,514 366,330 △39,254 541,888
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 純資産合計
その他有価証 為替換算調整勘 退職給付に係る 分
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 21,421 △3 4,195 △6,642 18,971 79,824 631,739
会計方針の変更による累積
的影響額
△307
会計方針の変更を反映した当
21,421 △3 4,195 △6,642 18,971 79,824 631,432
期首残高
当期変動額
新株の発行 185
剰余金の配当 △19,509
親会社株主に帰属する当期
純利益
37,944
自己株式の取得 △9,389
自己株式の処分 4
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
16
持分法の適用範囲の変動 -
株主資本以外の項目の当期
△19,926 8 △6,383 △6,969 △33,270 608 △32,662
変動額(純額)
当期変動額合計 △19,926 8 △6,383 △6,969 △33,270 608 △23,411
当期末残高 1,495 5 △2,188 △13,611 △14,299 80,432 608,021
- 13 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 105,297 68,460
減価償却費 48,853 51,464
のれん償却額 651 642
減損損失 1,454 2,508
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 417 1,534
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △1,085 1,275
貸倒引当金の増減額(△は減少) 97 3,159
修繕引当金の増減額(△は減少) △694 521
環境対策引当金の増減額(△は減少) △126 △141
受取利息及び受取配当金 △4,862 △4,827
受取保険金 △11,787 △5,169
支払利息 5,534 5,501
持分法による投資損益(△は益) △10,807 △3,165
投資有価証券売却損益(△は益) △3,650 △187
投資有価証券評価損益(△は益) 171 24
退職給付信託設定損益(△は益) - △19,243
出資金評価損 - 12,105
固定資産除却損 1,050 898
固定資産売却損益(△は益) △4 △421
売上債権の増減額(△は増加) △3,255 33,033
たな卸資産の増減額(△は増加) △26,629 11,255
仕入債務の増減額(△は減少) 1,300 △34,544
その他 9,870 728
小計 111,795 125,410
利息及び配当金の受取額 8,975 9,145
利息の支払額 △5,507 △5,522
保険金の受取額 11,353 5,169
法人税等の支払額 △17,124 △19,228
営業活動によるキャッシュ・フロー 109,492 114,974
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 - △5,000
有形固定資産の取得による支出 △53,191 △71,896
有形固定資産の売却による収入 4,016 1,007
無形固定資産の取得による支出 △2,564 △4,446
投資有価証券の取得による支出 △23,952 △1,217
投資有価証券の売却及び償還による収入 9,434 584
事業譲渡による収入 743 -
長期前払費用の取得による支出 △189 △734
長期貸付けによる支出 △90 △2,175
その他 1,538 △1,291
投資活動によるキャッシュ・フロー △64,255 △85,168
- 14 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △1,739 13,557
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) △10,000 50,000
長期借入れによる収入 38,221 22,598
長期借入金の返済による支出 △25,166 △58,736
社債の発行による収入 35,000 20,000
社債の償還による支出 △15,426 △426
非支配株主からの払込みによる収入 355 -
リース債務の返済による支出 △137 △2,384
自己株式の売却による収入 5 20
自己株式の取得による支出 △10,033 △9,389
配当金の支払額 △18,878 △19,509
非支配株主への配当金の支払額 △6,335 △6,681
その他 △1 0
財務活動によるキャッシュ・フロー △14,134 9,050
現金及び現金同等物に係る換算差額 △92 △1,423
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 31,011 37,433
現金及び現金同等物の期首残高 78,828 109,839
現金及び現金同等物の期末残高 109,839 147,272
- 15 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
当社及び国内連結子会社は、 「収益認識に関する会計基準」 (企業会計基準第 29 号 2018 年3月 30
日。以下「収益認識会計基準」という。 )及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準
適用指針第 30 号 2018 年3月 30 日)が 2018 年4月1日以後開始する連結会計年度の期首から適用で
きることになったことに伴い、 当連結会計年度の期首から収益認識会計基準等を適用し、 約束した財又
はサービスの支配が顧客に移転した時点で、 当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で
収益を認識することとしました。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第 84 項ただし書きに定める経過的な取扱
いに従っており、当連結会計年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額
を、当連結会計年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しておりま
す。
この変更が、 利益剰余金の当期首残高、当連結会計年度の損益及び1株当たり情報に与える影響は軽
微であります。
(IFRS 第 16 号「リース」及び ASC Topic842「リース」の適用)
国際財務報告基準及び米国基準を適用している在外連結子会社は、当連結会計年度より、国際財務報
告基準第 16 号「リース」 (以下「IFRS 第 16 号」という。 )及び ASC Topic842「リース」を適用してお
ります。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産及び負債として
計上することとしました。IFRS 第 16 号等の適用については、経過措置として認められている累積的影
響を適用開始日に認識する方法を採用しました。
この結果、当連結会計年度の有形固定資産の「その他(純額) 」が 20,793 百万円増加し、流動負債の
「その他」が 2,796 百万円及び固定負債の「リース債務」が 17,712 百万円増加しております。なお、
従来「営業活動によるキャッシュ・フロー」に表示していたオペレーティング・リースに係るリース料
の支払は、 「財務活動によるキャッシュ・フロー」で表示しております。また、当連結会計年度の損益
及び1株当たり情報に与える影響は軽微であり、利益剰余金の当期首残高に与える影響はありません。
- 16 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
① 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、 取締役会が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、 定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社は、本社に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについ
て国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社は、事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、 モビリ
「
ティ事業」「ヘルスケア事業」「フード&パッケージング事業」
、 、 、及び「基盤素材事業」の4つを報告セグ
メントとしております。
セグメントごとに製造・販売をしている主要製品・事業は、下記のとおりであります。
セ グ メ ン ト 主 要 製 品 ・ 事 業
エラストマー、機能性コンパウンド、機能性ポリマー、
モビリティ ポリプロピレン・コンパウンド、自動車等工業製品の新製品開発支
援業務(ソリューション事業)
ヘルスケア ビジョンケア材料、不織布、歯科材料、パーソナルケア材料
報告セグメント
フード&パッケージング コーティング・機能材、機能性フィルム・シート、農薬
エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、触媒、
基盤素材 フェノール類、高純度テレフタル酸、ペット樹脂、
ポリウレタン材料、工業薬品
その他 その他 その他関連事業等
② 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会
計処理の原則及び手続に準拠した方法であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値で
あります。セグメント間の内部売上高又は振替高は、第三者間取引価格に基づいております。
- 17 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
③ 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018 年4月1日 至 2019 年3月 31 日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
フード& 合計
モビリティ ヘルスケア 基盤素材 計 (注1)
パッケージング
売上高
外部顧客への売上高 395,365 146,598 199,435 716,524 1,457,922 24,987 1,482,909
セグメント間の内部
11,652 2,783 1,349 75,760 91,544 58,049 149,593
売上高又は振替高
計 407,017 149,381 200,784 792,284 1,549,466 83,036 1,632,502
セグメント利益又は
42,736 13,622 17,791 27,776 101,925 △1,375 100,550
セグメント損失(△)
セグメント資産 348,824 195,713 232,533 598,707 1,375,777 55,129 1,430,906
その他の項目
減価償却費(注2) 12,582 9,412 7,496 14,826 44,316 3,857 48,173
のれんの償却額 527 86 - - 613 38 651
持分法適用会社への
22,427 5,602 2,849 58,135 89,013 2,451 91,464
投資額
有形固定資産及び無形
固 定 資 産の 増加 額 ( 注 17,256 6,579 15,019 18,453 57,307 3,870 61,177
2)
(注)1.
「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その他関連事業等を含んでお
ります。
2.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用の償却費と支出額が含まれて
おります。
当連結会計年度(自 2019 年4月1日 至 2020 年3月 31 日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
フード& 合計
モビリティ ヘルスケア 基盤素材 計 (注1)
パッケージング
売上高
外部顧客への売上高 367,626 143,016 193,822 616,878 1,321,342 17,645 1,338,987
セグメント間の内部
11,441 2,808 1,320 66,271 81,840 59,905 141,745
売上高又は振替高
計 379,067 145,824 195,142 683,149 1,403,182 77,550 1,480,732
セグメント利益又は
39,193 13,833 18,117 8,642 79,785 △1,959 77,826
セグメント損失(△)
セグメント資産 358,667 197,126 231,164 560,151 1,347,108 51,248 1,398,356
その他の項目
減価償却費(注2) 13,727 10,425 7,631 15,217 47,000 3,795 50,795
のれんの償却額 551 91 - - 642 - 642
持分法適用会社への
22,165 5,692 2,743 55,868 86,468 2,326 88,794
投資額
有形固定資産及び無形
固 定 資 産の 増加 額 ( 注 27,129 9,403 12,879 21,099 70,510 5,283 75,793
2)
(注)1.
「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その他関連事業等を含んでお
ります。
2.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用の償却費と支出額が含まれて
おります。
- 18 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
④ 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調
整に関する事項)
(単位:百万円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 1,549,466 1,403,182
「その他」の区分の売上高 83,036 77,550
セグメント間取引消去 △149,593 △141,745
連結財務諸表の売上高 1,482,909 1,338,987
(単位:百万円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 101,925 79,785
「その他」の区分の損益 △1,375 △1,959
セグメント間取引消去等 △33 517
全社費用(注) △7,090 △6,707
連結財務諸表の営業利益 93,427 71,636
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属させることが適当でない一般管理費及び新事業に係る
研究開発費等であります。
(単位:百万円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 1,375,777 1,347,108
「その他」の区分の資産 55,129 51,248
セグメント間の債権の相殺消去等 △125,293 △111,240
全社資産(注) 195,461 192,951
連結財務諸表の資産合計 1,501,074 1,480,067
(注)全社資産は、当社の余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)、繰延税金
資産及び管理部門に係る資産等であります。
(単位:百万円)
報告セグメント計 その他 調整額(注) 連結財務諸表計上額
その他の項目 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 44,316 47,000 3,857 3,795 680 669 48,853 51,464
のれんの償却額 613 642 38 - - - 651 642
持分法適用会社
89,013 86,468 2,451 2,326 - - 91,464 88,794
への投資額
有形固定資産及
び無形固定資産 57,307 70,510 3,870 5,283 747 501 61,924 76,294
の増加額
(注)調整額は、新事業に係る研究開発に含まれる減価償却費及び設備投資額であります。
- 19 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
【関連情報】
地域ごとの情報
前連結会計年度(自 2018 年4月 1 日 至 2019 年3月 31 日)
①売上高
(単位:百万円)
その他の
日本 中国 アジア アメリカ ヨーロッパ 計
地域
810,846 182,764 198,638 177,594 104,639 8,428 1,482,909
(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.日本、中国以外の地域に属する主な国又は地域は下記のとおりです。
(1)アジア …… 台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インド
(2)アメリカ …… 米国、メキシコ
(3)ヨーロッパ …… ドイツ、フランス
(4)その他の地域 …… オセアニア地域、アフリカ地域
②有形固定資産
(単位:百万円)
日本 シンガポール アジア
その他の地域 計
350,860 36,011 28,068
28,124 443,063
(注)日本、シンガポール以外の地域に属する主な国又は地域は下記のとおりです。
(1)アジア …… 中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、インド
(2)その他の地域 …… 北米、ヨーロッパ
当連結会計年度(自 2019 年4月 1 日 至 2020 年3月 31 日)
①売上高
(単位:百万円)
その他の
日本 中国 アジア アメリカ ヨーロッパ 計
地域
731,606 168,364 173,176 162,161 96,064 7,616 1,338,987
(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.日本、中国以外の地域に属する主な国又は地域は下記のとおりです。
(1)アジア …… 台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インド
(2)アメリカ …… 米国、メキシコ
(3)ヨーロッパ …… ドイツ、フランス
(4)その他の地域 …… オセアニア地域、アフリカ地域
②有形固定資産
(単位:百万円)
日本 シンガポール アジア
その他の地域 計
371,717 46,313 29,324
38,177 485,531
(注)日本、シンガポール以外の地域に属する主な国又は地域は下記のとおりです。
(1)アジア …… 中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、インド
(2)その他の地域 …… 北米、ヨーロッパ
- 20 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018 年4月 1 日 至 2019 年3月 31 日)
(単位:百万円)
フード&
モビリ ヘルス 基盤素 全社・
パッケー その他 合計
ティ ケア 材 消去
ジング
減損損失 248 49 420 82 - 655 1,454
当連結会計年度(自 2019 年4月 1 日 至 2020 年3月 31 日)
(単位:百万円)
フード&
モビリ ヘルス 基盤素 全社・
パッケー その他 合計
ティ ケア 材 消去
ジング
減損損失 648 1,304 211 195 - 150 2,508
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018 年4月 1 日 至 2019 年3月 31 日)
(単位:百万円)
フード&
モビリ ヘルス 基盤素 全社・
パッケー その他 合計
ティ ケア 材 消去
ジング
当期償却額 527 86 - - 38 - 651
当期末残高 4,628 416 - - 17 - 5,061
当連結会計年度(自 2019 年4月 1 日 至 2020 年3月 31 日)
(単位:百万円)
フード&
モビリ ヘルス 基盤素 全社・
パッケー その他 合計
ティ ケア 材 消去
ジング
当期償却額 551 91 - - - - 642
当期末残高 4,093 319 - - - - 4,412
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018 年4月 1 日 至 2019 年3月 31 日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019 年4月 1 日 至 2020 年3月 31 日)
該当事項はありません。
- 21 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018 年4月1日 (自 2019 年4月1日
至 2019 年3月 31 日) 至 2020 年3月 31 日)
1株当たり純資産額 2,829.50 円 2,761.91 円
1株当たり当期純利益 385.60 円 194.94 円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しており
ません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018 年4月 1日 (自 2019 年4月 1日
至 2019 年3月 31 日) 至 2020 年3月 31 日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する
76,115 37,944
当期純利益(百万円)
普通株主に帰属しない
- -
金額(百万円)
普通株式に係る親会社
株主に帰属する当期純利 76,115 37,944
益(百万円)
普通株式の期中平均
197,394 194,649
株式数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 22 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期決算短信
( 参 考 )
2020年3月期 連結決算概要
2020年 5月14日
三井化学株式会社
1.損益状況 (単位:億円)
2021年3月期
2019年 2020年 業績予想
増 減
3月期 3月期 (IFRSベース)
通期
売 上 高
14,829 13,390 △1,439 11,450
( ※ 売 上 収 益 )
営 業 利 益
934 716 △ 218 350
( ※ コ ア 営 業 利 益 )
経 常 利 益
1,030 655 △ 375 370
( ※ 営 業 利 益 )
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 761 379 △ 382 200
( ※ 親 会 社 の 所 有 者 に
帰 属 す る 当 期 利 益 )
配 当 金 ( 円 / 株 ) 100 100 - 未定
※ 当社は2021年3月期より国際財務報告基準(IFRS)を適用する予定で
す。そのため2021年3月期の業績予想はIFRSに基づき作成してお
り、カッコ内の名称はIFRSに基づく名称を記載しております。
2.セグメント別 売上高・営業利益
・売上高(※売上収益)
2021年3月期
増 減
2019年 2020年 業績予想
3月期 3月期 計 数量差 価格差
(IFRSベース)
通期
モ ビ リ テ ィ 3,954 3,676 △ 278 8 △ 286 3,000
ヘ ル ス ケ ア 1,466 1,430 △ 36 26 △ 62 1,400
フード&パッケージング 1,994 1,938 △ 56 △ 38 △ 18 1,900
基 盤 素 材 7,165 6,169 △ 996 △ 228 △ 768 5,000
そ の 他 250 177 △ 73 △ 69 △ 4 150
合 計 14,829 13,390 △1,439 △ 301 △1,138 11,450
・営業利益(※コア営業利益)
2021年3月期
2019年 2020年 増 減 業績予想
3月期 3月期 (IFRSベース)
計 数量差 交易条件 固定費他
通期
モ ビ リ テ ィ 427 392 △ 35 △ 23 6 △ 18 275
ヘ ル ス ケ ア 136 138 2 10 1 △ 9 105
フード&パッケージング 178 181 3 0 18 △ 15 160
基 盤 素 材 278 87 △ 191 △ 64 △ 135 8 △ 115
そ の 他 △ 14 △ 20 △ 6 - - △ 6 △ 15
全 社 費 用 等 △ 71 △ 62 9 - - 9 △ 60
合 計 934 716 △ 218 △ 77 △ 110 △ 31 350
※ 当社は2021年3月期より国際財務報告基準(IFRS)を適用する予定で
す。そのため2021年3月期の業績予想はIFRSに基づき作成してお
り、カッコ内の名称はIFRSに基づく名称を記載しております。コア
営業利益は、営業利益から非経常的な要因(事業撤退や縮小から生
じる損失等)により発生した損益を除いて算出しております。
3.特別損益主要内訳 (単位:億円)
2019年 2020年
増 減
3月期 3月期
資 産 売 却 益 37 7 △ 30
受 取 保 険 金 114 49 △ 65
退 職 給 付 信 託 設 定 益 - 192 192
固 定 資 産 処 分 ・ 売 却 損 △ 44 △ 42 2
減 損 損 失 △ 14 △ 25 △ 11
関 連 事 業 損 失 - △ 23 △ 23
出 資 金 評 価 損 - △ 121 △ 121
そ の 他 △ 70 △ 7 63
合 計 23 30 7
- 参考 1 -
三井化学(株) (4183) 2020年3月期決算短信
4.貸借対照表
資産の部 負債及び純資産の部
2019年3月末 2020年3月末 増 減 2019年3月末 2020年3月末 増 減
流 動 資 産 7,867 7,814 △ 53 有 利 子 負 債 4,850 5,542 692
有 形 固 定 資 産 4,431 4,855 424 そ の 他 負 債 3,844 3,179 △ 665
無 形 固 定 資 産 294 289 △ 5 自 己 資 本 5,519 5,276 △ 243
投 資 等 2,419 1,843 △ 576 非支配株主持分 798 804 6
資 産 計 15,011 14,801 △ 210 負 債 純 資 産 計 15,011 14,801 △ 210
(NET D/Eレシオ) (0.68) (0.76) (0.08)
5.キャッシュ・フロー
2021年3月期
2019年 2020年 業績予想
増 減 (IFRSベース)
3月期 3月期
通期
営 業 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 1,095 1,150 55 1,300
投 資 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー △ 643 △ 852 △ 209 △1,200
(フリーキャッシュ・フロー) (452) (298) ( △ 154) (100)
財 務 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー △ 141 90 231 △ 150
そ の 他 △ 1 △ 13 △ 12 -
現 預 金 等 増 減 310 375 65 △ 50
現 預 金 等 残 高 1,098 1,473 375
6.主要指標
2021年3月期
2019年 2020年 業績予想
増 減 (IFRSベース)
3月期 3月期
通期
研 究 開 発 費 億円 358 364 6 360
減 価 償 却 費 億円 495 521 26 790
設 備 投 資 額 億円 619 763 144 1,220
金 融 収 支 億円 △ 7 △ 7 0 △ 30
期 末 有 利 子 負 債 残 高 億円 4,850 5,542 692 5,860
Net D/Eレシオ 倍 0.68 0.76 0.08 0.80
期 末 従 業 員 数 人 17,743 17,979 236 18,400
為 替 レ ー ト 円/US$ 111 109 △ 2 108
国 産 ナ フ サ 価 格 円/KL 49,400 42,900 △6,500 23,300
7.連結の範囲
2021年3月期
2019年 2020年 業績予想
増 減 (IFRSベース)
3月期 3月期
通期
連 結 子 会 社 数 116 117 1 124
ジョイントオペレーション数 - - - 4
持 分 法 適 用 会 社 数 39 39 - 27
合 計 155 156 1 155
- 参考 2 -