4183 三井化学 2020-05-08 15:30:00
特別損失の計上、貸倒引当金の設定及び通期業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

各  位                                                                    2020年5月8日

                             上場会社名     三井化学株式会社
                             代表者        代表取締役社長 橋本 修
                             (コード番号     4183 )
                             問合せ先責任者  コーポレートコミュニケーション部長 井上 純一
                             (TEL          03-6253-2100)


       特別損失の計上、貸倒引当金の設定及び通期業績予想の修正に関するお知らせ


 2020年3月期第4四半期におきまして、下記1のとおり特別損失の計上及び貸倒引当金の設定が発生する見込
みとなりました。
 併せて、最近の業績の動向等を踏まえ、2020年2月5日に公表いたしました2020年3月期(2019年4月1日~
2020年3月31日)の業績予想を、下記2のとおり修正いたしましたので、お知らせいたします。


                                      記


1.特別損失の計上及び貸倒引当金の設定について
 当社が2008年より出資しているNghi Son Refinery and Petrochemical LLC(以下、NSRP)において、業績低迷に
より出資金の実質価額が著しく低下したことから、「金融商品に関する会計基準」に則り、第4四半期に出資金評価
損45億円を計上する見込みとなりました。なお、第3四半期までに同じくNSRPに対する出資金評価損76億円を計
上しており、通期では合計で121億円の計上となる見込みです。
 また、当社はNSRPに対する劣後債等を保有しており、同じく業績低迷により貸倒引当金27億円を計上する見込
みとなりました。
 主な要因は、当初の計画よりも商業運転開始が遅延したことに加え、初期トラブルや海外市況の低迷などが生じ
ていることによるものです。


2.通期業績予想の修正       
(1)2020年3月期通期連結業績予想数値の修正
                                                      (2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                          親会社株主に
                                                                      1株当たり
                        売上高          営業利益       経常利益        帰属する
                                                                      当期純利益
                                                           当期純利益
                            百万円        百万円         百万円        百万円        円 銭
前回発表予想(A)                1,355,000     76,000      71,000      50,000    256.66
今回修正予想(B)                1,339,000     71,600      65,500      37,900    194.94
増減額(B-A)                 △ 16,000     △ 4,400     △ 5,500    △ 12,100
増減率(%)                      △1.2%      △5.8%       △7.7%      △24.2%
(ご参考)前期実績
                         1,482,909     93,427      102,972     76,115       385.60
(2019年3月期)

(2)修正の理由
  営業利益は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による、各セグメントの販売数量の減少等により、前回発表
予想数値を下回る見込みです。なお、需要減少の影響により一部で減産が生じております。
 経常利益は、営業利益の減少に加え上記1の貸倒引当金の設定などの影響により、前回発表予想数値を下回る
見込みです。
 特別損益では、上記1の特別損失の計上に加え、第4四半期決算に計上する退職給付信託設定益が、当初予定
していた約180億円から金融市場の混乱に伴う株価の急落により約122億円となりました。また新型コロナウイルス
感染症の影響を将来の計画に織り込んだ上で繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、繰延税金資産の一部
を取崩すことになりました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想数値を下回る見込
みです。
  なお、配当予想に変更はありません。

(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した予想であり、リスクや
   不確実性を含んでおります。
   従いまして、実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。



                                                                            以  上