4183 三井化学 2020-11-11 13:00:00
2021年3月期 第2四半期決算短信[IFRS](連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月11日
上場会社名 三井化学株式会社 上場取引所 東
コード番号 4183 URL https://jp.mitsuichemicals.com/jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)橋本 修
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名)井上 純一 TEL 03-6253-2100
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 2020年12月2日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家、アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
四半期包括利益
売上収益 コア営業利益 営業利益 四半期利益 所有者に帰属する
合計額
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 536,979 △20.9 18,574 △53.3 17,901 △51.4 11,020 △56.0 9,602 △52.8 20,165 82.1
2020年3月期第2四半期 678,664 - 39,733 - 36,863 - 25,031 - 20,361 - 11,071 -
(参考)税引前四半期利益 2021年3月期第2四半期 15,746百万円 2020年3月期第2四半期 35,639百万円
コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出しております。
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 49.89 -
2020年3月期第2四半期 104.37 -
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 1,510,452 616,706 548,275 36.3
2020年3月期 1,530,515 609,707 529,220 34.6
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 50.00 - 50.00 100.00
2021年3月期 - 50.00
2021年3月期(予想) - 50.00 100.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 営業利益 当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,175,000 △12.9 50,000 △30.9 52,000 △19.5 37,500 △12.0 33,000 △2.9 169.92
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 204,608,615株 2020年3月期 204,580,115株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 8,653,003株 2020年3月期 13,557,163株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 192,454,789株 2020年3月期2Q 195,090,185株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・当社グループは、2021年3月期の第1四半期から国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。
また、前年同四半期及び前期の連結財務諸表につきましても、IFRSに準拠して表示しております。連結財務数値に係
るIFRSと日本基準との差異につきましては、【添付資料】19ページ「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項(初度適用)」をご参照ください。
・本資料に記載の業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であり、当
社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。従いまして、実際の業績等は、今後様々な要因によって大
きく異なる結果となる可能性があります。業績予想の前提条件その他関連する事項については、【添付資料】5ペー
ジ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
また、当社は以下のとおり経営概況説明会を開催する予定です。
2020年11月26日(木)……経営概況説明会
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………… 9
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 13
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(報告企業) ………………………………………………………………………………………………………… 15
(作成の基礎) ……………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な会計方針) ………………………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 18
(初度適用) ………………………………………………………………………………………………………… 19
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(全般的状況)
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日の6ヶ月間。以下「当四半期」といいます。)に
おける世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響により依然として厳しい状況にあるものの、
経済活動が段階的に再開され、景気の持ち直しの動きが見られました。日本においても、新型コロナウイルス感染
症流行の影響により厳しい状況にありますが、感染拡大の防止策を講じつつ経済活動を段階的に再開し景気の持ち
直しの動きが見られました。一方で、感染再拡大の恐れもあり、先行きへの不透明感が続いております。
なお、前期に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、各セグメント領域において販売数量の減少等
の影響が出ております。当社においては、グループ全体に亘る在庫の圧縮及び固定費の一層の削減等を行い、業績
への悪影響を最小限に留める努力を行っております。
その他対応状況等は次のとおりです。
① 感染拡大防止と事業継続の体制維持の観点から、顧客や従業員等の健康・安全確保のために実施している取組
当社は、5月25日の政府による緊急事態宣言解除後もテレワーク勤務を推奨しており、出社人員を業務の遂行上
必要最小限度に抑える措置を講じております。また、業務の遂行上やむを得ず出社する場合には、時差出勤の積極
活用、手洗いの徹底、マスク着用等の取組みを実施しております。
② 主要な事業拠点の稼働状況(工場の操業停止の状況、営業・生産活動における影響の程度、開示時点における
再開の見通しなど)
当社の各事業拠点に所在する主要な製造設備について、新型コロナウイルス感染症による需要減少の影響によ
り、一部で減産が生じております。
③ 主要な製商品の生産・供給の状況(在庫の状況や原材料等の調達状況、代替手段の確保の状況、今後の見通し
など)
各セグメント領域において販売数量の減少等の影響が出ておりますが、顧客との情報共有や連携に努め、足元の
需要見込みに基づき柔軟に生産調整を行い適正な在庫管理の徹底に努めております。また、現時点では、当社の主
要製品の原材料に関し、調達に大きな支障は生じておりません。
④ 顧客の動向(受注の動向、今後の見通しなど)
自動車分野等の、当社の主要製品の一部重要な顧客において減産の動きが見られます。今後とも、影響の最小化
に向けて状況を注視して参ります。
当社は引き続き事業継続及び社会貢献の両面から、新型コロナウイルス感染症への対応を継続してまいります。
このような情勢のもとで、当社グループの当四半期の業績は以下のとおりとなりました。
なお、当社は当期よりIFRSを適用しており、経営指標の一つとしてコア営業利益を採用しております。コア営業
利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出しております。
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:億円)
親会社の所有者
売上収益 コア営業利益 営業利益 に帰属する
四半期利益
当四半期 5,370 186 179 96
前年同四半期 6,787 397 369 204
増減額 △1,417 △211 △190 △108
増減率(%) △20.9 △53.3 △51.4 △52.8
売上収益は、前年同四半期に比べ1,417億円減(20.9%減)の5,370億円となりました。これは、新型コロナウ
イルス感染症の影響等による販売数量の減少に加え、ナフサなどの原燃料価格下落に伴う販売価格の影響等があっ
たことによるものです。
コア営業利益は、前年同四半期に比べ211億円減(53.3%減)の186億円となりました。これは、固定費の減少
があったものの、新型コロナウイルス感染症の影響等による販売数量の減少や持分法による投資損益の悪化があっ
たことなどによるものです。
営業利益は、前年同四半期に比べ190億円減(51.4%減)の179億円となりました。これは、主にコア営業利益
の減少などによるものです。
金融収益・費用は、配当金の受取額が減少したことなどにより、9億円悪化の22億円の損失となりました。
以上により、税引前四半期利益は、前年同四半期に比べ199億円減(55.8%減)の157億円となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同四半期に比べ108億円減(52.8%減)の96億円となり、基本的
1株当たり四半期利益は49.89円となりました。
当四半期のセグメント別の状況は、次のとおりです。
(モビリティ)
当セグメントの売上収益は、前年同四半期に比べ554億円減の1,320億円、売上収益全体に占める割合は25%とな
りました。また、コア営業利益は、主に自動車向けの需要鈍化等により、前年同四半期に比べ143億円減の82億円
となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりました。
エラストマー、機能性コンパウンド、海外ポリプロピレン・コンパウンド及びソリューション事業は、新型コ
ロナウイルス感染症拡大の影響により、販売が減少しました。
機能性ポリマーは、ICT(情報通信技術)関連需要に的確に対応し、販売が堅調に推移しました。
(ヘルスケア)
当セグメントの売上収益は、前年同四半期に比べ38億円減の660億円、売上収益全体に占める割合は12%となり
ました。一方、コア営業利益は、主に不織布の販売が堅調に推移したことにより、前年同四半期に比べ13億円増の
72億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・増益となりました。
ビジョンケア材料のメガネレンズ用材料は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、販売が減少しまし
た。
不織布は、マスク、医療用ガウン及びおむつ向けの販売が堅調に推移しました。
歯科材料は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、販売が減少しました。
(フード&パッケージング)
当セグメントの売上収益は、前年同四半期に比べ70億円減の896億円、売上収益全体に占める割合は17%となり
ました。一方、コア営業利益は、主に農薬の販売が堅調に推移したことにより、前年同四半期に比べ17億円増の95
億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・増益となりました。
コーティング・機能材は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、販売が減少しました。
機能性フィルム・シートは、特に産業用フィルム分野における販売が堅調に推移しました。
農薬は、海外の販売が堅調に推移しました。
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(基盤素材)
当セグメントの売上収益は、前年同四半期に比べ734億円減の2,426億円、売上収益全体に占める割合は45%とな
りました。また、コア営業損益は、原料価格の下落に伴う在庫評価損等により、前年同四半期に比べ115億円悪化
の46億円の損失となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりました。
ナフサクラッカーの稼働率は、新型コロナウイルス感染症拡大に起因する川下製品の需要減少の影響を受け、
前年同四半期に比べ低下しました。また、ポリプロピレンは、主に自動車用途で需要鈍化の影響を受けました。
アセトンの海外市況は、消毒用途の川下製品の需要増加により、前年同四半期を上回る水準で推移しました。
(その他)
当セグメントの売上収益は、前年同四半期に比べ21億円減の68億円、売上収益全体に占める割合は1%となりま
した。また、コア営業損益は、前年同四半期に比べ7億円悪化の3億円の損失となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産、負債、資本の状況)
当四半期末の資産合計は、前期末に比べ200億円減の1兆5,105億円となりました。
当四半期末の負債合計は、前期末に比べ270億円減の8,938億円となりました。また、有利子負債は71億円増の
6,065億円となりました。この結果、資産合計に対する有利子負債の比率は前期末に比べ1.0ポイント増の40.2%と
なりました。
当四半期末の資本合計は、前期末に比べ70億円増の6,167億円となり、親会社所有者帰属持分比率は前期末に比
べ1.7ポイント増の36.3%となりました。
以上により、当期末のネットD/Eレシオ(ネット有利子負債(有利子負債-現預金・譲渡性預金・長期性預
金)/親会社の所有者に帰属する持分)は、前期末に比べ0.13ポイント減の0.68となりました。
(キャッシュ・フローの状況)
当四半期の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前期末に比べ650億円増加し、当四半期末には
2,296億円となりました。
・営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によって得られた資金は、前年同四半期に比べ207億円増の1,111億円となりました。これは主に、運転
資金の改善などによるものです。
・投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によって使用された資金は、前年同四半期に比べ137億円減の394億円となりました。これは主に、設備
投資による支出が減少したことなどによるものです。
・財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によって使用された資金は、前年同四半期に比べ117億円減の57億円となりました。これは主に、有利
子負債の借入額が増加したことなどによるものです。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年11月5日に公表いたしました「業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、通期業績予想について見直
しを行っております。
(業績の見通し)
業績予想の修正にあたり、為替レートは通期106円/$(10~3月 106円/$)、国産ナフサ価格は通期29,800
円/KL(10~3月 32,000円/KL)を前提としております。
第2四半期累計期間の実績値を踏まえ、売上収益や各利益は前回発表時より増加する見込みです。
なお、新型コロナウイルス感染症の流行により、前連結会計年度に引き続き、当第2四半期連結累計期間におい
て、各セグメントにおいて販売数量の減少等の影響が生じております。
前連結会計年度末において、当社は新型コロナウイルス感染症の影響が当連結会計年度の上期中にピークを迎
え、その後徐々に回復することを見込み、当該前提に基づき繰延税金資産の回収可能性を見直す等の対応を行いま
した。当第2四半期連結会計期間末においても、当該前提に重要な変更はありません。
ただし、新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然不透明であり、当社グループの業績に与える影響を完全に
見通すことも困難であります。そのため、流行の状況によっては、第3四半期連結会計期間以降において更なる損
失が発生する可能性もあります。
(単位:億円)
親会社の所有者 基本的
売上収益 コア営業利益 営業利益 当期利益 に帰属する 1株当たり
当期利益 当期利益
前回発表予想(A) 11,700 400 420 300 270 141.57
今回修正予想(B) 11,750 500 520 375 330 169.92
増減額(B-A) 50 100 100 75 60
増減率 (%) 0.4 25.0 23.8 25.0 22.2
(ご参考)前期実績
13,495 723 646 426 340 174.52
(2020年3月期)
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント別の見通し)
セグメント別の見通しは、以下のとおりであります。
(単位:億円)
売上収益
フード&
全社
モビリティ ヘルスケア パッケー 基盤素材 その他 合計
費用等
ジング
前回発表予想 3,000 1,400 1,950 5,200 150 - 11,700
今回修正予想 3,000 1,400 1,950 5,250 150 - 11,750
増減額 0 0 0 50 0 - 50
(単位:億円)
コア営業利益
フード&
全社
モビリティ ヘルスケア パッケー 基盤素材 その他 合計
費用等
ジング
前回発表予想 275 130 160 △95 △10 △60 400
今回修正予想 240 160 185 △30 △10 △45 500
増減額 △35 30 25 65 0 15 100
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
当第2四半期連結
移行日 前連結会計年度
会計期間
(2019年4月1日) (2020年3月31日)
(2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 139,489 164,571 229,554
営業債権 313,953 273,894 226,994
棚卸資産 299,621 284,306 257,746
その他の金融資産 34,174 36,805 29,494
その他の流動資産 16,718 22,258 12,281
流動資産合計 803,955 781,834 756,069
非流動資産
有形固定資産 437,991 453,188 454,105
使用権資産 48,823 46,462 44,147
のれん 1,483 1,476 1,467
無形資産 24,390 24,759 24,084
投資不動産 22,406 23,250 23,250
持分法で会計処理されている投資 87,623 87,620 90,712
その他の金融資産 108,536 62,882 58,546
退職給付に係る資産 40,459 33,939 43,242
繰延税金資産 8,450 9,097 9,171
その他の非流動資産 6,786 6,008 5,659
非流動資産合計 786,947 748,681 754,383
資産合計 1,590,902 1,530,515 1,510,452
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
当第2四半期連結
移行日 前連結会計年度
会計期間
(2019年4月1日) (2020年3月31日)
(2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務 155,947 121,011 99,926
社債及び借入金 191,575 232,793 239,155
未払法人所得税 7,510 4,518 3,851
その他の金融負債 108,879 90,007 82,796
引当金 1,176 1,828 1,283
その他の流動負債 34,264 35,517 36,200
流動負債合計 499,351 485,674 463,211
非流動負債
社債及び借入金 322,749 313,237 315,864
その他の金融負債 60,862 69,003 67,411
退職給付に係る負債 55,662 25,146 20,197
引当金 4,291 4,294 4,273
繰延税金負債 16,286 23,017 22,385
その他の非流動負債 638 437 405
非流動負債合計 460,488 435,134 430,535
負債合計 959,839 920,808 893,746
資本
資本金 125,205 125,298 125,331
資本剰余金 79,256 79,320 74,009
自己株式 △29,869 △39,254 △24,864
利益剰余金 350,695 359,794 376,511
その他の資本の構成要素 26,495 4,062 △2,712
親会社の所有者に帰属する持分合計 551,782 529,220 548,275
非支配持分 79,281 80,487 68,431
資本合計 631,063 609,707 616,706
負債及び資本合計 1,590,902 1,530,515 1,510,452
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結損益計算書)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 678,664 536,979
売上原価 △529,864 △418,997
売上総利益 148,800 117,982
販売費及び一般管理費 △111,434 △98,420
その他の営業収益 1,432 1,586
その他の営業費用 △5,431 △3,040
持分法による投資損益(△は損失) 3,496 △207
営業利益 36,863 17,901
金融収益 2,839 3,383
金融費用 △4,063 △5,538
税引前四半期利益 35,639 15,746
法人所得税費用 △10,608 △4,726
四半期利益 25,031 11,020
四半期利益の帰属
親会社の所有者 20,361 9,602
非支配持分 4,670 1,418
四半期利益 25,031 11,020
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 104.37 49.89
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(要約四半期連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 25,031 11,020
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資
△5,230 111
産
確定給付制度の再測定 304 15,372
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持
40 64
分
純損益に振り替えられることのない項目合計 △4,886 15,547
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △6,746 △4,611
キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有
172 248
効部分
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持
△2,500 △2,039
分
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △9,074 △6,402
税引後その他の包括利益合計 △13,960 9,145
四半期包括利益 11,071 20,165
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 7,207 19,494
非支配持分 3,864 671
四半期包括利益 11,071 20,165
- 10 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 括利益を通
確定給付制
じて公正価
度の再測定
値で測定す
る金融資産
2019年4月1日残高 125,205 79,256 △29,869 350,695 28,519 -
四半期利益 - - - 20,361 - -
その他の包括利益 - - - - △5,283 334
四半期包括利益合計 - - - 20,361 △5,283 334
自己株式の取得 - - △10 - - -
自己株式の処分 - △0 1 - - -
配当金 - - - △9,753 - -
株式報酬取引 92 92 - - - -
非支配持分との取引 - △11 - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰
- - - △6,893 7,227 △334
余金への振替
所有者との取引額等合計 92 81 △9 △16,646 7,227 △334
2019年9月30日残高 125,298 79,337 △29,878 354,410 30,463 -
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
キャッシ 親会社の所
非支配持分 資本合計
ュ・フロ 有者に帰属
在外営業活
ー・ヘッジ する持分合
動体の換算 合計
の公正価値 計
差額
の純変動の
有効部分
2019年4月1日残高 - △2,024 26,495 551,782 79,281 631,063
四半期利益 - - - 20,361 4,670 25,031
その他の包括利益 △8,377 172 △13,154 △13,154 △806 △13,960
四半期包括利益合計 △8,377 172 △13,154 7,207 3,864 11,071
自己株式の取得 - - - △10 - △10
自己株式の処分 - - - 1 - 1
配当金 - - - △9,753 △5,672 △15,425
株式報酬取引 - - - 185 - 185
非支配持分との取引 - - - △11 31 20
その他の資本の構成要素から利益剰
- - 6,893 - - -
余金への振替
所有者との取引額等合計 - - 6,893 △9,588 △5,641 △15,229
2019年9月30日残高 △8,377 △1,852 20,234 549,401 77,504 626,905
- 11 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 括利益を通
確定給付制
じて公正価
度の再測定
値で測定す
る金融資産
2020年4月1日残高 125,298 79,320 △39,254 359,794 11,894 -
四半期利益 - - - 9,602 - -
その他の包括利益 - - - - 23 15,378
四半期包括利益合計 - - - 9,602 23 15,378
自己株式の取得 - - △654 - - -
自己株式の処分 - △0 2 - - -
配当金 - - - △9,551 - -
株式報酬取引 33 33 - - - -
非支配持分との取引 - △5,344 15,042 - - -
その他の資本の構成要素から利益剰
- - - 16,666 △1,288 △15,378
余金への振替
所有者との取引額等合計 33 △5,311 14,390 7,115 △1,288 △15,378
2020年9月30日残高 125,331 74,009 △24,864 376,511 10,629 -
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
キャッシ 親会社の所
非支配持分 資本合計
ュ・フロ 有者に帰属
在外営業活
ー・ヘッジ する持分合
動体の換算 合計
の公正価値 計
差額
の純変動の
有効部分
2020年4月1日残高 △6,591 △1,241 4,062 529,220 80,487 609,707
四半期利益 - - - 9,602 1,418 11,020
その他の包括利益 △5,703 194 9,892 9,892 △747 9,145
四半期包括利益合計 △5,703 194 9,892 19,494 671 20,165
自己株式の取得 - - - △654 - △654
自己株式の処分 - - - 2 - 2
配当金 - - - △9,551 △5,844 △15,395
株式報酬取引 - - - 66 - 66
非支配持分との取引 - - - 9,698 △6,883 2,815
その他の資本の構成要素から利益剰
- - △16,666 - - -
余金への振替
所有者との取引額等合計 - - △16,666 △439 △12,727 △13,166
2020年9月30日残高 △12,294 △1,047 △2,712 548,275 68,431 616,706
- 12 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 35,639 15,746
減価償却費及び償却費 36,634 37,914
減損損失 735 41
受取利息及び受取配当金 △2,484 △1,126
支払利息 2,854 2,438
持分法による投資損益(△は益) △3,496 207
営業債権の増減額(△は増加) 51,840 49,180
棚卸資産の増減額(△は増加) 6,716 25,360
営業債務の増減額(△は減少) △25,766 △23,191
その他 △1,850 7,918
小計 100,822 114,487
利息及び配当金の受取額 3,731 2,524
利息の支払額 △2,894 △2,424
法人所得税の支払額又は還付額(△は支払) △11,303 △3,484
営業活動によるキャッシュ・フロー 90,356 111,103
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △48,781 △35,089
有形固定資産の売却による収入 681 341
無形資産の取得による支出 △2,555 △890
無形資産の売却による収入 - 5
投資有価証券の取得による支出 △273 △530
投資有価証券の売却及び償還による収入 112 -
持分法で会計処理されている投資の取得による支出 - △2,989
持分法で会計処理されている投資の売却による収入 - 99
その他 △2,289 △373
投資活動によるキャッシュ・フロー △53,105 △39,426
- 13 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) 6,952 △4,271
長期借入れによる収入 3,157 19,554
長期借入金の返済による支出 △8,858 △5,009
社債の償還による支出 △213 △213
リース負債の返済による支出 △4,301 △3,790
自己株式の売却による収入 22 2
自己株式の取得による支出 △10 △654
配当金の支払額 △9,753 △9,551
非支配持分への配当金の支払額 △4,407 △4,605
非支配持分への子会社持分売却による収入 - 2,800
財務活動によるキャッシュ・フロー △17,411 △5,737
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,656 △957
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 18,184 64,983
現金及び現金同等物の期首残高 139,489 164,571
現金及び現金同等物の四半期末残高 157,673 229,554
- 14 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(報告企業)
三井化学株式会社(以下、「当社」という。)は日本に所在する企業であり、東京証券取引所市場第一部に上場し
ております。当社の登記されている本社の住所は、ホームページ(https://jp.mitsuichemicals.com/jp)で開示し
ております。
当社及びその子会社(以下、「当社グループ」という。)の当第2四半期の要約四半期連結財務諸表は、9月30日
を期末日とし、当社グループ並びに当社グループの関連会社及び共同支配の取決めに対する持分により構成されてお
ります。
当社グループは、モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージング、基盤素材の製造・販売を主な事業内容と
し、さらに、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しております。
(作成の基礎)
(1)IFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しておりま
す。また、当社は四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすこ
とから、同第93条の規定を適用しております。
当社グループは、2020年4月1日に開始する連結会計年度の第1四半期連結会計期間から初めてIFRSを適用し
ており、当連結会計年度の年次の連結財務諸表がIFRSに準拠して作成する最初の連結財務諸表であります。IFRS
への移行日(以下、「移行日」という。)は2019年4月1日であります。移行日及び比較年度において、IFRSへ
の移行が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に与える影響は、注記「初度適用」
に記載しております。
(2)測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、注記「重要な会計方針」に記載している公正価値で測定する金融
商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満
を四捨五入して表示しております。
(重要な会計方針)
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、第1四半期連結会計期間及び第1四
半期連結累計期間において適用した会計方針と同一であります。
- 15 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報)
①報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失の金額に関する情報
前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
フード& 合計 連結
モビリテ ヘルスケ (注1) (注2)
パッケー 基盤素材 計
ィ ア
ジング
売上収益
外部顧客への
187,380 69,782 96,569 315,995 669,726 8,938 678,664 - 678,664
売上収益
セグメント間の
5,530 1,520 781 32,968 40,799 29,870 70,669 △70,669 -
内部売上収益
計 192,910 71,302 97,350 348,963 710,525 38,808 749,333 △70,669 678,664
セグメント利益
22,561 5,871 7,781 6,901 43,114 389 43,503 △3,770 39,733
(コア営業利益)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その他関連事業等を含んでおり
ます。
2.セグメント利益の調整額△3,770百万円には、各報告セグメントには配分していない全社費用等△3,943百万
円及び、セグメント間消去取引173百万円が含まれております。全社費用等は、主に報告セグメントに帰属
させることが適当でない一般管理費及び新事業に係る研究開発費等であります。
当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
フード& 合計 連結
モビリテ ヘルスケ (注1) (注2)
パッケー 基盤素材 計
ィ ア
ジング
売上収益
外部顧客への
131,975 65,973 89,614 242,653 530,215 6,764 536,979 - 536,979
売上収益
セグメント間の
3,817 1,282 763 23,683 29,545 24,084 53,629 △53,629 -
内部売上収益
計 135,792 67,255 90,377 266,336 559,760 30,848 590,608 △53,629 536,979
セグメント利益又
はセグメント損失
8,191 7,151 9,471 △4,552 20,261 △284 19,977 △1,403 18,574
(△)
(コア営業利益)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その他関連事業等を含んでおり
ます。
2.セグメント損益の調整額△1,403百万円には、各報告セグメントには配分していない全社費用等△1,352百万
円及び、セグメント間消去取引△51百万円が含まれております。全社費用等は、主に報告セグメントに帰属
させることが適当でない一般管理費及び新事業に係る研究開発費等であります。
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
セグメント利益から、税引前四半期利益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
セグメント損益 39,733 18,574
減損損失 △735 △41
固定資産処分損 △19 △505
関連事業損失 △642 △3
その他 △1,474 △124
営業利益 36,863 17,901
金融収益 2,839 3,383
金融費用 △4,063 △5,538
税引前四半期利益 35,639 15,746
- 17 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(初度適用)
当社グループは、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しており
ます。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2020年3月31日に終了する連結会計年度に関するも
のであり、IFRSへの移行日は2019年4月1日であります。
(1)IFRS第1号の免除規定
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社(以下、「初度適用企業」という。)に対して、原則としてIFRSで要
求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適
用」(以下、「IFRS第1号」という。)では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用
しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めております。
当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した主な免除規定は、以下のとおりです。
① 企業結合
初度適用企業は、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下、「IFRS第3
号」という。)を遡及適用しないことが認められております。当社グループでは当該免除規定を適用し、移
行日前に行われた企業結合に対してIFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。なお、のれんに
ついては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。
② 在外営業活動体の為替換算差額
初度適用企業は、全ての在外営業活動体に係る換算差額累計額をIFRS移行日現在でゼロとみなすことが認
められております。当社グループでは、移行日時点における換算差額の累計額を移行日現在で、ゼロとみな
すことを選択しております。
③ 移行日以前に認識した金融商品の指定
初度適用企業は、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融商品の公正価値の変動をその他
の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することが認められております。当社グループは、移行日
時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、一部を除く資本性金融商品についてその他の包括
利益を通じて測定する金融資産として指定しております。
④ 借手のリース
初度適用企業は、借手のリースにおけるリース負債及び使用権資産を認識する際に、すべてのリースにつ
いてリース負債及び使用権資産を移行日現在で測定することが認められております。当社グループは、リー
ス負債を移行日現在で測定しており、当該リース負債について、残りのリース料を移行日現在の借手の追加
借入利率で割り引いた現在価値としております。また、当社グループは、使用権資産を移行日現在で測定し
ており、リース負債と同額としております。なお、リース期間が移行日から12ヵ月以内に終了するリース及
び原資産が少額であるリースについて、当該リースに関連したリース料を、リース期間にわたり定額法又は
他の規則的な基礎のいずれかにより費用として認識しております。
- 19 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)日本基準からIFRSへの調整
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。
なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識・測定の差
異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
① 移行日(2019年4月1日)の資本に対する調整
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
資産の部 資産
流動資産 流動資産
現金及び預金 111,056 △1,217 29,650 139,489 2 現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 310,591 △718 4,080 313,953 営業債権
貸倒引当金 △718 718 - -
たな卸資産 301,890 - △2,269 299,621 棚卸資産
未収入金 55,288 △55,288 - -
- 49,655 △15,481 34,174 1、4 その他の金融資産
その他 8,570 6,850 1,298 16,718 4 その他の流動資産
流動資産合計 786,677 - 17,278 803,955 流動資産合計
固定資産 非流動資産
有形固定資産 443,063 △2,704 △2,368 437,991 3 有形固定資産
- 2,704 46,119 48,823 4 使用権資産
無形固定資産
のれん 5,061 - △3,578 1,483 5 のれん
その他 24,324 - 66 24,390 無形資産
- - 22,406 22,406 3 投資不動産
投資その他の資産
持分法で会計処理されて
投資有価証券 151,847 △60,382 △3,842 87,623
いる投資
- 94,057 14,479 108,536 4、6 その他の金融資産
退職給付に係る資産 42,653 - △2,194 40,459 退職給付に係る資産
繰延税金資産 11,386 - △2,936 8,450 繰延税金資産
その他 38,511 △36,123 4,398 6,786 4 その他の非流動資産
貸倒引当金 △2,448 2,448 - -
固定資産合計 714,397 - 72,550 786,947 非流動資産合計
資産合計 1,501,074 - 89,828 1,590,902 資産合計
- 20 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
負債及び資本
負債の部 負債
流動負債 流動負債
支払手形及び買掛金 163,908 2,649 △10,610 155,947 営業債務
短期借入金 92,733 67,997 30,845 191,575 2 社債及び借入金
1年内返済予定の長期借入金 57,571 △57,571 - -
コマーシャル・ペーパー 10,000 △10,000 - -
1年内償還予定の社債 426 △426 - -
未払法人税等 9,372 △1,916 54 7,510 未払法人所得税
未払金 79,245 △79,245 - -
- 82,286 26,593 108,879 4、7 その他の金融負債
引当金 13,269 954 △13,047 1,176 3 引当金
その他 32,234 △4,728 6,758 34,264 8 その他の流動負債
流動負債合計 458,758 - 40,593 499,351 流動負債合計
固定負債 非流動負債
社債 66,438 254,850 1,461 322,749 社債及び借入金
長期借入金 254,850 △254,850 - -
- 13,714 47,148 60,862 4 その他の金融負債
退職給付に係る負債 56,428 - △766 55,662 退職給付に係る負債
引当金 6,679 360 △2,748 4,291 3 引当金
繰延税金負債 11,471 - 4,815 16,286 繰延税金負債
その他 14,711 △14,074 1 638 その他の非流動負債
固定負債合計 410,577 - 49,911 460,488 非流動負債合計
負債合計 869,335 - 90,504 959,839 負債合計
純資産の部 資本
株主資本
資本金 125,205 - - 125,205 資本金
資本剰余金 89,406 - △10,150 79,256 7 資本剰余金
自己株式 △29,869 - - △29,869 自己株式
利益剰余金 348,202 - 2,493 350,695 9 利益剰余金
その他の包括利益累計額合計 18,971 - 7,524 26,495 6、10 その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属する
- - - 551,782
持分合計
非支配株主持分 79,824 - △543 79,281 7 非支配持分
純資産合計 631,739 - △676 631,063 資本合計
負債純資産合計 1,501,074 - 89,828 1,590,902 負債及び資本合計
- 21 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
② 前第2四半期連結会計期間末(2019年9月30日)の資本に対する調整
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
資産の部 資産
流動資産 流動資産
現金及び預金 123,801 △1,587 35,459 157,673 2 現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 257,978 △725 2,398 259,651 営業債権
貸倒引当金 △725 725 - -
たな卸資産 293,581 - △3,599 289,982 棚卸資産
未収入金 54,678 △54,678 - -
- 49,800 △15,123 34,677 1、4 その他の金融資産
その他 9,611 6,465 △1,448 14,628 4 その他の流動資産
流動資産合計 738,924 - 17,687 756,611 流動資産合計
固定資産 非流動資産
有形固定資産 470,758 △23,774 3,223 450,207 3 有形固定資産
- 23,774 21,748 45,522 4 使用権資産
無形固定資産
のれん 4,722 - △3,249 1,473 5 のれん
その他 24,460 - 50 24,510 無形資産
- - 22,406 22,406 3 投資不動産
投資その他の資産
持分法で会計処理されて
投資有価証券 150,198 △58,691 △3,012 88,495
いる投資
- 86,633 19,031 105,664 4、6 その他の金融資産
退職給付に係る資産 43,111 - △3,411 39,700 退職給付に係る資産
繰延税金資産 11,306 - △3,039 8,267 繰延税金資産
その他 32,886 △30,358 3,900 6,428 4 その他の非流動資産
貸倒引当金 △2,416 2,416 - -
固定資産合計 735,025 - 57,647 792,672 非流動資産合計
資産合計 1,473,949 - 75,334 1,549,283 資産合計
- 22 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
負債及び資本
負債の部 負債
流動負債 流動負債
支払手形及び買掛金 135,928 2,404 △9,538 128,794 営業債務
短期借入金 96,381 64,389 32,429 193,199 2 社債及び借入金
1年内返済予定の長期借入金 53,963 △53,963 - -
コマーシャル・ペーパー 10,000 △10,000 - -
1年内償還予定の社債 426 △426 - -
未払法人税等 6,833 △1,654 50 5,229 未払法人所得税
未払金 79,159 △79,159 - -
- 83,650 5,124 88,774 4、7 その他の金融負債
引当金 8,841 750 △8,721 870 3 引当金
その他 34,080 △5,991 5,692 33,781 8 その他の流動負債
流動負債合計 425,611 - 25,036 450,647 流動負債合計
固定負債 非流動負債
社債 66,225 250,788 3,536 320,549 社債及び借入金
長期借入金 250,788 △250,788 - -
- 31,926 38,988 70,914 4、7 その他の金融負債
退職給付に係る負債 56,422 - △803 55,619 退職給付に係る負債
引当金 7,358 349 △3,477 4,230 3 引当金
繰延税金負債 11,033 - 8,778 19,811 繰延税金負債
その他 32,883 △32,275 - 608 その他の非流動負債
固定負債合計 424,709 - 47,022 471,731 非流動負債合計
負債合計 850,320 - 72,058 922,378 負債合計
純資産の部 資本
株主資本
資本金 125,298 - - 125,298 資本金
資本剰余金 89,514 - △10,177 79,337 7 資本剰余金
自己株式 △29,878 - - △29,878 自己株式
利益剰余金 349,897 - 4,513 354,410 9 利益剰余金
その他の包括利益累計額合計 11,159 - 9,075 20,234 6、10 その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属する
- - - 549,401
持分合計
非支配株主持分 77,639 - △135 77,504 7 非支配持分
純資産合計 623,629 - 3,276 626,905 資本合計
負債純資産合計 1,473,949 - 75,334 1,549,283 負債及び資本合計
- 23 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
③ 前連結会計年度末(2020年3月31日)の資本に対する調整
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
資産の部 資産
流動資産 流動資産
現金及び預金 149,348 △2,076 17,299 164,571 2 現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 275,332 △3,509 2,071 273,894 営業債権
貸倒引当金 △3,509 3,509 - -
たな卸資産 288,006 - △3,700 284,306 棚卸資産
未収入金 55,959 △55,959 - -
- 52,604 △15,799 36,805 1、4 その他の金融資産
その他 16,211 5,431 616 22,258 4 その他の流動資産
流動資産合計 781,347 - 487 781,834 流動資産合計
固定資産 非流動資産
有形固定資産 485,531 △25,719 △6,624 453,188 3 有形固定資産
- 25,719 20,743 46,462 4 使用権資産
無形固定資産
のれん 4,412 - △2,936 1,476 5 のれん
その他 24,529 - 230 24,759 無形資産
- - 23,250 23,250 3 投資不動産
投資その他の資産
持分法で会計処理されて
投資有価証券 110,340 △21,702 △1,018 87,620
いる投資
- 45,480 17,402 62,882 4、6 その他の金融資産
退職給付に係る資産 36,084 - △2,145 33,939 退職給付に係る資産
繰延税金資産 11,610 - △2,513 9,097 繰延税金資産
その他 29,022 △26,586 3,572 6,008 4 その他の非流動資産
貸倒引当金 △2,808 2,808 - -
固定資産合計 698,720 - 49,961 748,681 非流動資産合計
資産合計 1,480,067 - 50,448 1,530,515 資産合計
- 24 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
負債及び資本
負債の部 負債
流動負債 流動負債
支払手形及び買掛金 128,458 3,091 △10,538 121,011 営業債務
短期借入金 106,040 112,612 14,141 232,793 2 社債及び借入金
1年内返済予定の長期借入金 42,186 △42,186 - -
コマーシャル・ペーパー 60,000 △60,000 - -
1年内償還予定の社債 10,426 △10,426 - -
未払法人税等 5,383 △902 37 4,518 未払法人所得税
未払金 78,165 △78,165 - -
- 82,550 7,457 90,007 4、7 その他の金融負債
引当金 10,907 1,680 △10,759 1,828 3 引当金
その他 36,933 △8,254 6,838 35,517 8 その他の流動負債
流動負債合計 478,498 - 7,176 485,674 流動負債合計
固定負債 非流動負債
社債 76,012 233,775 3,450 313,237 社債及び借入金
長期借入金 233,775 △233,775 - -
- 32,618 36,385 69,003 4、7 その他の金融負債
退職給付に係る負債 26,350 - △1,204 25,146 退職給付に係る負債
引当金 9,463 340 △5,509 4,294 3 引当金
繰延税金負債 14,553 - 8,464 23,017 繰延税金負債
その他 33,395 △32,958 - 437 その他の非流動負債
固定負債合計 393,548 - 41,586 435,134 非流動負債合計
負債合計 872,046 - 48,762 920,808 負債合計
純資産の部 資本
株主資本
資本金 125,298 - - 125,298 資本金
資本剰余金 89,514 - △10,194 79,320 7 資本剰余金
自己株式 △39,254 - - △39,254 自己株式
利益剰余金 366,330 - △6,536 359,794 9 利益剰余金
その他の包括利益累計額合計 △14,299 - 18,361 4,062 6、10 その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属する
- - - 529,220
持分合計
非支配株主持分 80,432 - 55 80,487 7 非支配持分
純資産合計 608,021 - 1,686 609,707 資本合計
負債純資産合計 1,480,067 - 50,448 1,530,515 負債及び資本合計
- 25 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
資本に対する調整に関する注記
上記の調整表における日本基準とIFRSとの差異調整の主な内容は次の通りであります。
1) 連結範囲の見直し
IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、日本基準では持分法を適用していた千葉ケミカル製造有限
責任事業組合、徳山ポリプロ株式会社、ロッテ三井化学株式会社及び日本エポキシ樹脂製造株式会社の4社をジョイ
ント・オペレーションとして、KYOWA INDUSTRIAL CO., LTD., U.S.A.、KOC(DANYANG) OPTICAL TRADING Co., Ltd.、
東洋興産株式会社、他5社を連結子会社として認識しております。その結果、主に「その他の金融資産」(流動)
が、移行日において、17,068百万円減少しております。
2) 現金及び現金同等物、社債及び借入金(流動負債)
グループ資金管理に関連しIFRS上相殺要件を満たさない金融資産及び金融負債を両建て表示したことにより、「現
金及び現金同等物」及び「社債及び借入金」(流動)が、それぞれ移行日時点において26,020百万円、前第2四半期
連結会計期間末時点において30,971百万円、前連結会計年度末時点において13,252百万円増加しております。
3) 有形固定資産、投資不動産、引当金(流動負債及び非流動負債)
日本基準では引当金として処理していた大規模定期修繕費用について、IFRSでは引当金の認識要件を満たさないた
め取り崩しました。継続操業を条件として発生した費用を有形固定資産の帳簿価額に含めて認識し、減価償却するよ
うに変更したことにより、「有形固定資産」が増加すると共に、「引当金」(流動負債及び非流動負債)が減少して
おります。
また、IFRSを適用するにあたって、一部の土地を投資不動産として認識することになり、「投資不動産」として表
示しております。
なお、一部の有形固定資産の残存価額が見直されることによって、「有形固定資産」が減少しております。
4) 使用権資産、その他の金融資産(流動資産及び非流動資産)、その他の流動資産、その他の非流動資産、その他の
金融負債(流動負債及び非流動負債)
日本基準ではオペレーティング・リースとして認識していたリース契約について、IFRSでは使用権資産として認識
したことにより、移行日時点において「使用権資産」が53,670百万円、「その他の金融負債」(流動負債)が7,558
百万円、「その他の金融負債」(非流動負債)が46,112百万円増加しております。
なお、サブリース契約に関する使用権資産については認識を中止し、「その他の金融資産」(流動資産及び非流動
資産)、「その他の流動資産」及び「その他の非流動資産」へ振り替えております。
5) のれん
日本基準ではのれんの減損について、割引前将来キャッシュ・フローを用いた認識と回収可能価額を用いた測定の
2段階となっておりますが、IFRSでは減損額を回収可能価額と比較して判定します。なお、移行日において、モビリ
ティ事業で減損損失3,580百万円を計上しております。
6) その他の金融資産(非流動資産)、その他の資本の構成要素
日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは公正価値によ
り測定し、生じた差額を「その他の金融資産」(非流動資産)、「その他の資本の構成要素」として認識しておりま
す。
7) その他の金融負債(流動負債及び非流動負債)、資本剰余金、非支配持分
IFRSを適用するにあたって非支配株主との間の金融契約が認識され、残りの契約期間によって、「その他の金融負
債」(流動負債及び非流動負債)が増加し、「資本剰余金」及び「非支配持分」がそれぞれ減少しております。
また、日本基準では負債として認識が要求されていない賦課金について、IFRSでは負債として認識する必要がある
ため「その他の金融負債」(流動負債)が増加しております。
8) その他の流動負債
日本基準では負債認識が要求されていない従業員の未消化の有給休暇について、IFRSでは負債として認識する必要
があるため「その他の流動負債」が増加しております。
- 26 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
9) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下のとおりであります。以下の金額は、関連する非支配持分を
調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結
移行日 前連結会計年度
項目 会計期間
(2019年4月1日) (2020年3月31日)
(2019年9月30日)
(ⅰ)有形固定資産に対する調整 23,834 24,855 20,771
(ⅱ)従業員給付に対する調整 △13,927 △13,490 △20,600
(ⅲ)のれんに対する調整 △3,580 △2,507 △1,485
(ⅳ)賦課金に対する認識 △3,571 △925 △3,564
(ⅴ)在外営業活動体の換算差額に対する調整 1,817 1,817 1,817
(ⅵ)税金費用に対する調整 △2,407 △6,052 △3,979
(ⅶ)資本取引に対する調整 606 606 606
(ⅷ)その他 △279 209 △102
利益剰余金に対する調整合計 2,493 4,513 △6,536
10) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体の換算差額の累計額を、移行日
においてすべて利益剰余金に振り替えております。
また、IAS第19号「従業員給付」に基づき、その他の資本の構成要素に認識した確定給付制度の再測定も、すべて
利益剰余金に振り替えております。
11) 表示組替
当社グループは、上記のほか、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下のとおりであ
ります。
・日本基準では「現金及び預金」に含めていた預入期間が3ヶ月超の定期預金については、IFRSでは「その他の金
融資産」(流動資産)に組み替えて表示し、日本基準では区分掲記していた取得日から3ヶ月以内に償還期限の
到来する短期投資である「有価証券」については、IFRSでは「現金及び現金同等物」に組み替えて表示しており
ます。
・日本基準では「未収入金」に表示していた項目は、IFRSでは「その他の金融資産」(流動)に組み替えて表示し
ております。
・日本基準では投資その他の資産の「その他」に含めていた出資金の一部については、IFRSでは「持分法で会計処
理されている投資」に組み替えて表示しております。
・日本基準では「未払金」に表示していた項目は、IFRSでは「その他の金融負債」(流動)に組み替えて表示して
おります。
・IFRSの表示規定に基づき、「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」を別掲しております。
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
④ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)の純損益及び包括利益に対する
調整
要約四半期連結損益計算書
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
売上高 674,914 - 3,750 678,664 売上収益
売上原価 △528,137 △1,368 △359 △529,864 売上原価
売上総利益 146,777 △1,368 3,391 148,800 売上総利益
販売費及び一般管理費 △112,306 △256 1,128 △111,434 2 販売費及び一般管理費
- 1,418 14 1,432 その他の営業収益
- △5,499 68 △5,431 その他の営業費用
- 2,814 682 3,496 2 持分法による投資損益
営業利益 34,471 △2,891 5,283 36,863 営業利益
営業外収益 6,785 △6,785 - -
営業外費用 △8,643 8,643 - -
特別利益 463 △463 - -
特別損失 △9,821 9,821 - -
- 2,508 331 2,839 3 金融収益
- △10,833 6,770 △4,063 3 金融費用
税金等調整前四半期純利益 23,255 - 12,384 35,639 税引前四半期利益
法人税等 △6,960 - △3,648 △10,608 3 法人所得税費用
四半期純利益 16,295 - 8,736 25,031 四半期利益
- 28 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
四半期純利益 16,295 - 8,736 25,031 四半期利益
その他の包括利益 4 その他の包括利益
純損益に振り替えられること
のない項目
その他の包括利益を通じて
その他有価証券評価差額金 △1,312 - △3,918 △5,230 公正価値で測定する
金融資産
退職給付に係る調整額 1,706 - △1,402 304 確定給付制度の再測定
持分法適用会社における
持分法適用会社に対する持
△2,448 - 2,488 40 その他の包括利益に対する
分相当額
持分
純損益に振り替えられる
△4,886
ことのない項目合計
純損益に振り替えられる可能
性のある項目
為替換算調整勘定 △6,810 - 64 △6,746 在外営業活動体の換算差額
キャッシュ・フロー・
繰延ヘッジ損益 △2 - 174 172 ヘッジの公正価値の
純変動の有効部分
持分法適用会社における
- - △2,500 △2,500 その他の包括利益に対する
持分
純損益に振り替えられる
△9,074
可能性のある項目合計
その他の包括利益合計 △8,866 - △5,094 △13,960 税引後その他の包括利益合計
四半期包括利益 7,429 - 3,642 11,071 四半期包括利益
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三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
⑤ 前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)の純損益及び包括利益に対する調整
連結損益計算書
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
売上高 1,338,987 - 10,535 1,349,522 売上収益
売上原価 △1,041,840 △2,820 △6,479 △1,051,139 売上原価
売上総利益 297,147 △2,820 4,056 298,383 売上総利益
販売費及び一般管理費 △225,511 △231 △850 △226,592 2 販売費及び一般管理費
- 9,953 △1,130 8,823 その他の営業収益
- △16,862 △3,695 △20,557 その他の営業費用
- 3,165 1,347 4,512 2 持分法による投資損益
営業利益 71,636 △6,795 △272 64,569 営業利益
営業外収益 12,274 △12,274 - -
営業外費用 △18,393 18,393 - -
特別利益 24,804 △24,804 - -
特別損失 △21,861 21,861 - -
- 24,325 △18,919 5,406 3 金融収益
- △20,706 11,555 △9,151 3 金融費用
税金等調整前当期純利益 68,460 - △7,636 60,824 税引前利益
法人税等合計 △22,171 - 3,966 △18,205 3 法人所得税費用
当期純利益 46,289 - △3,670 42,619 当期利益
- 30 -
三井化学(株) (4183) 2021年3月期 第2四半期決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
認識・測定
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
の差異
当期純利益 46,289 - △3,670 42,619 当期利益
その他の包括利益 4 その他の包括利益
純損益に振り替えられること
のない項目
その他の包括利益を通じて
その他有価証券評価差額金 △19,991 - 4,829 △15,162 公正価値で測定する
金融資産
退職給付に係る調整額 △7,034 - 200 △6,834 確定給付制度の再測定
持分法適用会社における
持分法適用会社に対する持
△1,707 - 1,743 36 その他の包括利益に対する
分相当額
持分
純損益に振り替えられる
△21,960
ことのない項目合計
純損益に振り替えられる可能
性のある項目
為替換算調整勘定 △5,622 - 40 △5,582 在外営業活動体の換算差額
キャッシュ・フロー・
繰延ヘッジ損益 11 - 777 788 ヘッジの公正価値の
純変動の有効部分
持分法適用会社における
- - △1,834 △1,834 その他の包括利益に対する
持分