2021年度 第2四半期
決算説明会
2021年11月9日
証券コード
4182
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目次
1 2021年度 第2四半期 決算概要
2 2021年度 通期 業績予想
3 セグメント別 業績概要
4 トピックス
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1 2021年度 第2四半期 決算概要
2 2021年度 通期 業績予想
3 セグメント別 業績概要
4 トピックス
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2021年度 第2四半期 業績のポイント
コロナ禍からの回復、市況上昇、半導体向け製品の販売数量増加等により増収増益
ー 売上高: メタノール等の市況上昇や、全般的な販売数量の回復などにより増収
ー 営業利益: (+) 汎用製品の市況上昇
(+) 新型コロナウイルスで影響を受けた製品の需要回復
(+) 半導体向け製品の販売数量増加
(-) 原燃料価格の上昇
(-) 光学樹脂ポリマーの販売数量減少
ー 持分法利益: メタノール、エンジニアリングプラスチックスともに増益
ー 前回予想比: 市況上昇、ハイパフォーマンスプロダクツ※の販売数量上振れ、一般管理費
の減少等で上振れ ※ メタキシレンジアミン(MXDA)、MXナイロン、芳香族アルデヒド等 旧特殊芳香族化学品の製品群
ー 配当: 中間45円(普通配当35円、記念配当10円)
(対前年+10円、前回予想と同額)
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2021年度 第2四半期 業績サマリー
ー コロナ禍からの回復、市況上昇、 半導体向け製品の販売数量増加等により増収増益
増 減 2021年度
2021年度 2020年度 2Q累計
単位:億円 2Q累計 2Q累計 金額 % 前回予想*
売上高 3,358 ※ 2,666 692 26.0 3,300
営業利益 300 143 156 109.0 240
(持分法利益) (69) (17) (52) - (69)
経常利益 387 165 222 134.3 310
税金等調整前四半期純利益 384 177 206 116.3 310
親会社株主に帰属する四半期純利益 281 142 139 97.7 230
*2021年8月6日公表
※ 2021年度より「収益認識に関する会計基準」等を適用しております。同会計基準の適用による減収影響は171億円です。
一株当たり四半期純利益(円/株) 135.50 68.54
為替レート(JPY/USD) 110 107
(注) 本ページ以下に記載の数値は、金額表示は単位未満切り捨て、%表示・一株当たり指標・業績前提は単位未満四捨五入で表記しております。
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2021年度 第2四半期 営業利益 増減要因(前年比)
【単位:億円】
(+)為替要因
(+)販売価格上昇>原燃料価格上昇
(+)コロナ禍からの回復 (-) 原燃料高 等
(+)電子材料、MXDA 等
(-)光学樹脂ポリマー 等
価格要因 固定費・一般管理費等
+33 他 ▲34
数量要因
300
+157
143 営業利益
+156
2020年度 2021年度
2Q累計 2Q累計
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2021年度 第2四半期 営業外損益・特別損益
2021年度 2020年度
単位:億円 2Q累計 2Q累計 増 減
営業外損益 87 21 65
持分法損益
持分法による投資損益 69 17 52 基礎化学品 +21
金融収支 18 16 1 機能化学品 +30 等
為替差損益 1 ▲0 2
その他 ▲2 ▲ 10 8
特別利益 21 15 6
段階取得に係る差益 7 - 7
受取保険金 7 - 7
投資有価証券売却益 6 12 ▲6
その他 - 2 ▲2
特別損失 ▲ 24 ▲3 ▲ 21
減損損失 ▲ 13 - ▲ 13
貸倒引当金繰入額 ▲7 - ▲7
関係会社事業損失引当金繰入額 ▲2 - ▲2
その他 ▲1 ▲3 1
特別損益合計 ▲3 12 ▲ 15
(注)本表の増減は対損益増減を示しております。
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2021年度 第2四半期 貸借対照表
単位:億円 2021年9月末 2021年3月末 増 減 単位:億円 2021年9月末 2021年3月末 増 減
流動資産 4,143 4,021 121 負債 2,580 2,549 30
現預金 884 1,017 ▲ 133 買掛債務 889 753 136
売掛債権 1,645 1,590 55 有利子負債 913 984 ▲ 71
その他 777 811 ▲ 34
棚卸資産 1,441 1,212 228
その他 171 200 ▲ 28
純資産 6,092 5,814 278
固定資産 4,529 4,342 187
株主資本 5,365 5,144 220
有形固定資産 2,590 2,499 91
その他包括利益累計額 127 97 29
無形固定資産 108 104 3
非支配株主持分 600 571 28
投資その他の資産 1,830 1,737 92
負債・純資産合計 8,672 8,363 309
資産合計 8,672 8,363 309
自己資本比率 63.3% 62.7%
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2021年度 第2四半期 キャッシュフロー計算書
2021年度 2020年度
単位:億円 2Q累計 2Q累計 増 減
営業キャッシュフロー 234 330 ▲ 95
投資キャッシュフロー ▲ 310 ▲ 165 ▲ 145
フリーキャッシュフロー(差引) ▲ 75 165 ▲ 241
財務キャッシュフロー ▲ 156 148 ▲ 304
現金及び現金同等物に係る換算差額等 16 ▲ 12 28
現金及び現金同等物の増減額(合計) ▲ 216 300 ▲ 517
現金及び現金同等物の期首残高 910 700 210
連結子会社増加に伴う現金増加高 15 - 15
現金及び現金同等物の期末残高 709 1,000 ▲ 291
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1 2021年度 第2四半期 決算概要
2 2021年度 通期 業績予想
3 セグメント別 業績概要
4 トピックス
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2021年度通期 業績予想のポイント
対前回予想:営業利益+30億円、経常利益+70億円
ー 営業利益(予想比)
(+) 基礎化学品を中心に上期業績が上振れ
(+) 為替要因(円安※) ※下期予想(JPY/USD) : 前回 108 → 今回 113
(-) 原燃料価格の上昇
(-) 光学樹脂ポリマーの販売数量下振れ
ー 持分法利益 (予想比)
基礎化学品+30億円(メタノール市況見直し等) 等
ー 期末配当予想: 35円(前年および前回予想と同額)
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2021年度通期 業績予想
ー 基礎化学品を中心とした上期業績の上振れや、メタノール市況見直しによる持分法利益の増加等で上振れ
増 減
2021年度 2021年度 2020年度
単位:億円 今回予想 前回予想* 金額 % 実績
売上高 6,900 6,600 300 4.5% 5,957
営業利益 530 500 30 6.0% 445
(持分法利益) (163) (128) (35) - (51)
経常利益 680 610 70 11.5% 502
税金等調整前当期純利益 660 600 60 10.0% 489
親会社株主に帰属する当期純
利益 500 450 50 11.1% 360
*2021年8月6日公表
一株当たり当期純利益(円/
株) 240.34 216.31 173.41
ROE (%) 9.4 8.5 7.1
R O I C※ (%) 9.8 8.8 7.7
為替レート(JPY/USD) 111 108 106
※ROIC=経常利益/投下資本
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2021年度 通期 営業利益 増減要因(前回予想比)
【単位:億円】
(+)エレクトロニクスケミカルズ
ハイパフォーマンスプロダクツ
(-)光学樹脂ポリマー 等
固定費・一般管理費
価格要因+5 他 +20
数量要因 +5
(+) 為替要因 (+) 一般販管費 等
(-) 原燃料高 等
500 530
営業利益
+30
2021年度通期 2021年度通期
前回予想 今回予想
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株主還元方針・株主還元
ー 企業価値の向上を経営上の最優先課題と位置付け
ー 配当は、安定配当の継続を基本に業績動向等を考慮して決定
ー 内部留保の水準と株主還元の水準を勘案して、自己株式の取得も機動的に実施し、資本効率の向上と株主還元の充実を図る
ー 今年度から株主還元方針をより明確化、総還元性向40%を中期的な株主還元の目安とする
上記方針に基づき、2021年度の配当は80円※を予想
単位:億円 予想
自己株式取得額
配当額
87
70
149 148 145 166
126
2017 2018 2019 2020 2021 (年度)
当期純利益
(億円)
605 550 211 360 500
年間配当金 59 70 70 70 80※
(円/株)
※中間配当45円(記念配当10円を含む)、期末配当(予想)35円
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1 2021年度 第2四半期 決算概要
2 2021年度 通期 業績予想
3 セグメント別 業績概要
4 トピックス
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セグメント別 連結 売上高・営業利益・経常利益推移
2020年度実績 2021年度(前回予想)* 2021年度(実績/今回予想)
単位:億円 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
売上高 2,666 3,290 5,957 3,300 3,300 6,600 3,358 3,541 6,900
基礎化学品 1,468 1,909 3,378 1,945 1,957 3,902 2,009 2,105 4,114
機能化学品 1,240 1,437 2,678 1,379 1,366 2,745 1,375 1,468 2,844
全社/調整 ▲42 ▲56 ▲99 ▲24 ▲23 ▲47 ▲26 ▲32 ▲58
営業利益 143 301 445 240 260 500 300 230 530
基礎化学品 3 124 128 114 89 203 158 88 247
機能化学品 153 194 348 145 190 335 159 161 320
全社/調整 ▲13 ▲18 ▲31 ▲20 ▲19 ▲39 ▲18 ▲20 ▲37
経常利益 165 336 502 310 300 610 387 293 680
基礎化学品 14 128 142 139 118 257 191 131 322
機能化学品 159 216 375 186 201 387 207 178 386
全社/調整 ▲7 ▲7 ▲15 ▲16 ▲18 ▲34 ▲11 ▲18 ▲29
2021年度より、一部製品のセグメント変更を行っております。前年度のセグメント情報についても変更後の区分方法により作成しております。
*2021年8月6日公表
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基礎化学品
単位:億円
営業利益 経常利益 売上高
上期実績(前年同期比) 35 0
2,105
2,009
2,00 0
1,909
コロナ禍からの回復、市況上昇、ハイパフォーマンスプ
30 0
ロダクツの販売数量増加等により大幅な増収増益。
1,468
25 0
*収益認識に関する会計基準の適用による減収影響:▲70億円 1,50 0
191 20 0
158
131
1,00 0
124 128
15 0
下期予想(上期実績比) 88 10 0
50 0
50
修繕費の増加(4Q:水島工場定修)や、原燃料高などか 14
3
ら、減益を予想。メタノール市況の上昇等により、持分 0 0
法利益は増益を予想。 2020年度 2020年度 2021年度 2021年度
上期 下期 * 上期 下期(予)
*電力高騰に伴うエネ
ルギー関連事業での
収益 約30億円を含む
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基礎化学品~事業動向~
上期実績(前年同期比)
ー メタノール:コロナ禍で需要が落ち込んだ前年同期に比べ市況が大幅に上昇。(20年度上期194ドル→21年度上期370ドル)。上期末にか
けては、中国石炭価格の高止まりによる中国品の生産減少等もあり、市況が高騰。
持分法損益は、前年度の税金還付剥落、ブルネイ定修等のマイナス要因があったものの、市況上昇等により増益。
ー メタノール・アンモニア系化学品:原料価格の上昇があったものの、ネオペンチルグリコールの市況上昇などにより増収増益。
ー ハイパフォーマンスプロダクツ※1:メタキシレンジアミン(MXDA)の販売数量は①コロナ禍からの回復、②一部顧客の在庫積み増し等から大
幅に増加。芳香族アルデヒドの販売も堅調で、増収増益。
ー キシレン分離/誘導品※2 :高純度イソフタル酸(PIA)の市況上昇等により増収増益。
ー 発泡プラスチック(JSP):原燃料価格の上昇があったものの、自動車向け材料等の販売数量が回復したことなどから、増収増益
下期予想(上期実績比)
ー メタノール:中国石炭価格の高止まり等により、市況は高水準を予想(上期:370ドル→下期:400ドル)。持分法利益は増益の見通し。
ー メタノール・アンモニア系化学品:修繕費の増加や、原料高などにより減益を予想。
ー ハイパフォーマンスプロダクツ※1 :引き続き需要は堅調な見通しだが、上期に販売が集中した反動により、販売数量は減少する見通し。
ー キシレン分離/誘導品※2 :修繕費の増加や、スプレッド縮小を見込み、減益を予想。収益安定化に向けた取組みを進めていく。
ー JSP:原燃料高の影響などにより、減益を予想。
※1 MXDA、MXナイロン、芳香族アルデヒド等 旧特殊芳香族化学品の製品群 ※2 MX、PIA等 旧汎用芳香族化学品の製品群
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機能化学品
単位:億円
営業利益 経常利益 売上高
上期実績(前年同期比) 1,468
1,437
35 0
1,375
1,40 0
1,240
コロナ禍からの回復、半導体向け製品の販売数量増加等に
30 0
より増収増益。光学樹脂ポリマーの販売数量は減少。
1,20 0
25 0
*収益認識に関する会計基準の適用による減収影響:▲101億円 216
207
1,00 0
194
178
20 0
161
153 159 159
80 0
15 0
60 0
下期予想(上期実績比) 10 0
40 0
光学樹脂ポリマーの販売数量回復を見込むものの、原燃
50
20 0
料高や、上期に高水準で推移した電子材料の販売数量減 0 0
少を見込むことなどから、上期並みの営業利益を予想。 2020年度 2020年度 2021年度 2021年度
上期 下期 上期 下期(予)
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機能化学品~事業動向~
上期実績(前年同期比)
ー 無機化学品:半導体向け薬液の販売数量増加などにより、前年同期を上回る損益。
ー エンジニアリングプラスチックス:原燃料価格が上昇したものの、自動車分野を中心とした販売数量の回復、販売価格の上昇などにより、増
収増益。
ー 光学材料:昨年末から顕在化した顧客の在庫調整局面の長期化や、半導体不足の影響などにより、販売数量が減少。大幅な減収減益。
ー 電子材料:サプライチェーンにおける在庫積み増しもあり、PC関連機器や家電など幅広い分野で使用される汎用材料の販売数量が大幅に
増加。メモリーや5Gスマホ向けも堅調に推移し、増収増益。
ー 脱酸素剤:国内食品向けの回復等により、コロナ影響を受けた前年同期を上回る損益。
下期予想(上期実績比)
ー 無機化学品:半導体向け薬液の販売数量は引き続き堅調に推移する見通しで、上期を上回る損益を見込む。
ー エンジニアリングプラスチックス:PC-BPAスプレッドは低水準が続く見通し。原燃料高の影響もあり、減益の見通し。
ー 光学材料:半導体不足の長期化が懸念材料であるものの、顧客の在庫調整は概ね上期で終息しており、極端な落ち込みのあった上期に比
べ回復を予想。
ー 電子材料:引き続き需要は堅調な見通し。一方で、汎用材料の在庫積み増しは落ち着く見通しであり、高水準であった上期に比べ販売数量
は減少する予想。
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1 2021年度 第2四半期 決算概要
2 2021年度 通期 業績予想
3 セグメント別 業績概要
4 トピックス
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事業ポートフォリオ改革~中期経営計画「Grow UP 2023」の4象限管理を推進~
ー 差異化/新規・次世代事業 : 経営資源を積極的に充当、成長投資を推進中(次頁参照)
ー 基盤事業 : 高付加価値化・効率化等の推進により、収益力強化に向けた各種施策を検討・遂行
ー 不採算・要再構築事業 : 事業再構築に向けたアクションプランを推進
水島工場のトリメチロールプロパン(TMP)、四日市工場のホルマリン生産停止を決定
売上構成比 30% 売上構成比 >40%
(目標)
売上構成比 6% 売上構成比 <3%
(目標)
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競争優位(”差異化”)事業の成長投資①~MXDA(メタキシレンジアミン)~
最大市場である欧州にMXDA生産拠点を新設
ー MXDA※1の需要はインフラ向けコーティング材用途を中心に、今後も安定した成長が見込まれる
※1 メタキシレン誘導品のひとつ。エポキシ樹脂硬化剤、ポリアミド(MX ナイロン)、イソシアネートなどに使用。
ー 環境にやさしい風力発電用ブレードの補修材用途でも市場が拡大する見通し
ー 需要の増加に応えるため、最大市場である欧州(オランダ・ロッテルダム工業地帯)に当社100%出
資の製造子会社※2を設立
※2 2021年11月の増資(約85百万ユーロ)を経て、生産子会社(特定子会社)となる予定
ー 2024年7月の商業運転開始を予定(年産25,000MT)
インフラ用途:防食塗料 インフラ用途:床材 風力発電用ブレード補修材
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【参考】MXDA:環境貢献製品としてカーボンニュートラルにも貢献
ー 人と環境にやさしい水性エポキシ塗料のため、大気汚染の原因となる有機溶剤の排出を限りな
くゼロに。塗料硬化剤の量も約20%削減できるため、石油資源の節約に貢献。
ー カーボンニュートラル社会に貢献するCO2キャッチャーや金属回収用途も開発中
金属の腐食を防ぐエポキシ樹脂塗料 カーボンニュートラル社会に貢献する用途を開発中
①金属回収
②CO2キャッチャー
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競争優位(”差異化”)事業の成長投資②~芳香族アルデヒド~
安定成長中の芳香族アルデヒドについて、デボトル・能力増強を推進
ー 取り扱いの難しい超強酸触媒による独自製法に強み
ー 樹脂添加剤・香料※向けを中心に、年率4~5%で安定的に成長中
※ 樹脂添加剤:ポリプロピレン用透明化核剤の原料
香料:香水や石鹸、シャンプー、洗剤などの香りの成分の原料。洗剤メーカー、香水メーカーなどが使用。
ー 需要の伸びに対応すべく、第一段階として、既存設備のボトルネックを解消(2022年7月予定)
ー さらに、第二段階として、水島工場での能力増強を決定(2023年11月商業運転開始予定)
樹脂添加剤用途 香料用途
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競争優位(”差異化”)事業の成長投資③~エレクトロニクスケミカルズ(EL)・BT材料~
さらなる成長が期待される半導体市場に向けて、グローバル生産体制を強化
ー BT:旺盛な需要に対応すべく、タイでの生産能力を増強(2022年4月稼働予定)
ー EL:台湾で原料過水の工場を建設中(2023年稼働予定)、 超純過酸化水素までの一貫生産体制
を構築中。中国においても超純過酸化水素の工場を建設中(2022年前半稼働予定)。
ー 日本国内で半導体製造基盤を強化する動きも当社グループに追い風
ー 今後も半導体市場は一層の拡大が期待されるため、更なる投資も検討
WSTS 半導体市場予測
US$M
606,482 中国
超純過酸化水素生産
550,876 年間9万トン
2022年前半工場操業
468,778 開始予定
440,389
412,307
CY2018 CY2019 CY2020 CY2021(F) CY2022(F)
出所:WSTS(Aug,16 2021)
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2050年カーボンニュートラルの実現に向けてー1
特徴/強みであるエネルギー事業、メタノール・アンモニア事業、研究開発力を生かし、取組みを推進
1)次世代エネルギーとしてのアンモニア
CO2を排出しないクリーンアンモニアの供給は当社の大きな責務と考えており、当社が間接出資し、現在CCS(CO2地下貯留
)を検討中のパンチャ・アマラ・ウタマ(PAU)社(インドネシア)に次ぐ海外ソースの安定的確保に向け、調査・検討を進めています。
基礎化学品事業部門内に「燃料アンモニア事業推進チーム」を設置し、国内外他社との協業を含めた燃料アンモニア事業化の検討
を加速させるとともに、日本国内への燃料アンモニア供給の早期実現にむけ検討していきます。
(https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2021/210806-4.html)
2)環境循環型メタノール構想
当社が掲げる「環境循環型メタノール構想」について、新潟工場のメタノールパイロット設
備を用いて実証試験を開始しています。9月にはCO2と水素を原料として、国際規格を満た
すメタノールを得ることに成功しています。
(https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2021/210806-4.html)
3)新潟エリアを中心とする取り組み
2021年5月28日付で石油資源開発株式会社との共同でのCO2の有効活用検討につい
てニュースリリースしました。また、CCUS(CO2回収・貯留・活用)を活用した「ブルー水素」を
メタノールの原料とすることで、新潟県への水素利活用促進に向けた貢献も視野に検討を進
めています。
(https://www.mgc.co.jp/corporate/news/files/210528.pdf)
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2050年カーボンニュートラルの実現に向けてー2
4)水素キャリアや燃料としてのメタノール
当社では独自技術によりメタノールから水素を製造するプロセスを開発、販売
しており、分散型、オンサイトでの水素製造・供給方法として一定の地位を築いて
います。このプロセスは、前述の「環境循環型メタノール構想」と組み合わせ、カー
ボンニュートラル実現ならびに温室効果ガス(以下、GHG)削減のための現実的
な水素製造・供給の方法として有効と考えています。
(https://www.mgc.co.jp/products/nc/mh-md/)
5)地熱発電、LNG発電、バイオマス発電によるCO2排出抑制
当社が出資しLNG発電を行う福島天然ガス発電所の電力をGHG排出量の低
い「移行エネルギー」として活用しつつ、再生可能エネルギー事業拡大を目指し、
現在建設中の安比地熱発電所の他、新規地熱発電やバイオマス発電などの検討
も積極的に進めています。
(https://www.mgc.co.jp/company/basic-chemicals/geothermal.html)
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気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に基づく開示
2019年5月にTCFDの提言に賛同。気候変動の緩和と気候変動への適応の両面から、課題解決に取り組む。
①ガバナンス、②戦略、③リスク管理、④指標と目標の4項目に基づいた情報開示を推進。
【①ガバナンス】 【②戦略】(気候変動によるリスク・機会への対応)
2030年をターゲットとする2℃、4℃シナリオにおける対応戦略
気候変動リスク等のCSR重要課題に
社内横断的組織「気候変動対応専門
委員会(CAT) 」及び「CSR委員会」
での十分な審議・検討、
取締役会員で構成する「CSR会議」
(議長:社長)での審議・決定を経
て、GHG排出削減長期目標は、中期
経営計画に組み込み経営が主導的に
管理。
【③リスク管理】 【④指標と目標】
環境・社会・ガバナンスに関する全社横断的なマテリアリティ・マネジ
メントを通じて、リスク管理に取り組む中で、「環境問題への積極的・
能動的対応」は、ステークホルダーおよび自社の観点から重要度が極め
て高い課題として特定し、企業の存続と活動に必須の要件として主体的
に取り組む。
気候変動リスクの定量的な把握を行うために、2021年4月よりインター
ナルカーボンプライシングの運用を開始。
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1 2020年度決算概要
Appendix
3 セグメント別 業績概要
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参考: 各種指標 (1)
単位:億円 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021(予)
設備投資額 309 254 222 305 350 309 392 423 402 670
[上期] [177] [138] [103] [149] [137] [139] [186] [224] [158] [220]
減価償却費 230 235 237 267 256 270 274 295 306 320
[上期] [107] [114] [115] [131] [122] [131] [135] [144] [151] [158]
研究開発費 151 161 168 189 192 189 186 196 199 215
[上期] [72] [80] [80] [92] [96] [95] [91] [94] [98] [101]
年度末人員(人) 5,323 5,445 8,254 8,176 8,034 8,009 8,276 8,954 8,998 10,122
一株当たり当期純利益
▲35 66 192 154 222 281 257 101 173 240
(円/株)*
総資産経常利益率
4.6 4.8 5.8 5.9 8.4 10.6 8.7 3.9 6.2 8.0
(%)
自己資本当期利益率
▲2.8 5.0 12.6 9.0 12.0 13.6 11.3 4.3 7.1 9.4
(%)
投下資本利益率
5.8 6.1 7.2 7.3 10.4 13.2 10.9 4.9 7.7 9.8
(%)
配当金(円/株)* 24.0 24.0 28.0 32.0 38.0 59.0 70.0 70.0 70.0 80.0※
[うち2Q末] [12.0] [12.0] [14.0] [16.0] [16.0] [24.0] [35.0] [35.0] [35.0] [45.0※]
*当社は2016年10月1日に株式併合(2株→1株)を実施しております。一株当たり当期純利益および配当金については、株式併合前においても当該併合が行われたと仮定した遡及修正による数値を表示しております。
※記念配当10円を含む
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参考: 各種指標 (2) セグメント別 設備投資額・減価償却費(連結)
単位:億円 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
天然ガス系化学品 63 45 57 53 90 60 57 72
基礎化学品 194
芳香族化学品 57 23 40 106 105 113 146 150
設
備 機能化学品 150 112 76 99 81 110 144 146
投 機能化学品 186
資
額 特殊機能材 33 66 43 38 66 19 23 26
※
その他 3 5 3 7 5 6 21 27 その他 21
合計 309 254 222 305 350 309 392 423 合計 402
天然ガス系化学品 62 63 69 61 50 51 55 63
基礎化学品 163
芳香族化学品 58 41 39 82 85 85 87 95
減
価 機能化学品 77 95 92 88 86 91 87 87
償 機能化学品 130
却 特殊機能材 27 31 33 30 30 35 36 38
費
その他 3 3 3 3 3 5 8 10 その他 12
合計 230 235 237 267 256 270 274 295 合計 306
※固定資産計上ベース
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参考: 各種指標 (3)
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
単位:億円 上期 下期 上期 下期 上期 下期 上期 下期 上期実績 下期予想
為替(JPY/USD) 111 111 110 112 109 109 107 105 110 113
為替(JPY/EUR) 126 133 130 127 121 120 121 126 131 130
原油価格(Dubai)
50 62 73 65 64 56 37 52 69 85
(US$/BBL)
メタノール (US$/MT)
296 381 408 335 277 245 194 319 370 400
アジアスポット平均価格
原料キシレン(US$/MT) 650 725 845 730 705 640 420 560 780 870
ビスフェノールA 1,100 1,200 1,600 1,200 1,000 1,050 900 1,400 2,750 1,700
(US$/MT)* ~1,300 ~1,700 ~1,900 ~1,800 ~1,450 ~1,350 ~1,450 ~3,300 ~3,700 ~3,200
ポリカーボネート 2,500 2,900 2,700 2,100 1,900 1,650 1,500 2,100 3,100 2,200
(US$/MT)* ~2,900 ~3,900 ~3,800 ~2,800 ~2,250 ~2,000 ~2,150 ~4,000 ~4,050 ~4,000
*期間中の最小値および最大値を記載
感応度(概算)
為替(USD) :1円の円高(円安)で、営業利益6億円/年、経常利益5億円/年の減益(増益)
為替(EUR) :1円の円高(円安)で、営業利益1億円/年、経常利益1億円/年の減益(増益)
原油(Dubai) :1$/BBLの上昇(下落)で、1.5億円/年の減益(増益)、メタノールへの影響は含まず
メタノール :メタノール市況1$/MTの上昇(下落)で、持分法利益1億円/年の増益(減益)
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【参考】:主要製品群(旧セグメント)別 連結 売上高・営業利益・経常利益推移
2020年度実績 2021年度前回予想* 2021年度(実績/今回予想)
単位:億円 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
売上高 2,666 3,290 5,957 3,300 3,300 6,600 3,358 3,541 6,900
天然ガス系化学品 654 930 1,585 973 980 1,953 1,049 1,111 2,160
芳香族化学品 849 984 1,834 987 993 1,980 976 1,008 1,985
機能化学品 964 1,110 2,074 1,028 1,061 2,089 1,023 1,105 2,128
特殊機能材 293 329 623 351 306 657 353 363 717
全社/調整 ▲96 ▲64 ▲160 ▲41 ▲40 ▲81 ▲43 ▲48 ▲91
営業利益 143 301 445 240 260 500 300 229 530
天然ガス系化学品 ▲35 45 9 29 26 55 54 27 82
芳香族化学品 38 79 117 85 62 147 104 60 164
機能化学品 103 124 228 64 129 193 78 94 173
特殊機能材 49 69 119 81 61 142 80 66 146
全社/調整 ▲13 ▲18 ▲30 ▲19 ▲19 ▲38 ▲17 ▲19 ▲37
経常利益 165 336 502 310 300 610 387 292 680
天然ガス系化学品 ▲23 49 26 53 56 109 85 75 161
芳香族化学品 37 78 116 86 61 147 105 56 161
機能化学品 107 148 255 99 141 240 120 113 234
特殊機能材 51 68 119 86 61 147 86 65 151
全社/調整 ▲8 ▲7 ▲15 ▲16 ▲18 ▲34 ▲10 ▲18 ▲29
注)便宜的に過去のセグメントに準じて算出した参考値となります。 *2021年8月6日公表
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【参考】:各報告セグメントの主要製品
報告セグメント 主要製品群
主要製品
(旧セグメント)
・メタノール
・メタノール/アンモニア系化学品(アンモニア・アミン類、MMA系製品、ホルマリン・ポリ
基礎化学品 天然ガス系化学品
オール系製品、等)
・エネルギー資源・環境事業
・ハイパフォーマンスプロダクツ(MXDA、MXナイロン、芳香族アルデヒド等)
芳香族化学品 ・キシレン分離/誘導品(メタキシレン、高純度イソフタル酸(PIA)等)
・発泡プラスチック事業(子会社JSP)
・無機化学品(エレクトロニクスケミカルズ(超純過酸化水素、ハイブリッドケミカル)、過
酸化水素等)
機能化学品 機能化学品
・エンジニアリングプラスチックス(ポリカーボネート/シートフィルム、ポリアセタール等)
・光学材料(光学樹脂ポリマー、超高屈折レンズモノマー等)
・電子材料(半導体パッケージ用BT材料等)
特殊機能材
・脱酸素剤(エージレス®等)
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見通しに関する注意事項
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のです。実際の業績等は、様々な要因によりこうした将来に関する記
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