4173 M-WACUL 2021-10-11 15:30:00
2022年2月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]

 株式会社WACUL

 2022年2月期
  第2四半期
決算説明会資料
  2021年10月11日
エグゼクティブ・サマリー

22/2期 第2四半期業績の概要


    四半期売上高:+50%成長       四半期営業利益:黒字が継続             クロスセル率:過去最高を更新




    2022/2期 第2四半期        2022/2期 第2四半期                 2021/8末

      241百万円               12百万円                       18.6%
   前年同四半期比+52.6%       前年同四半期比△27.2%                前四半期末比+1.7pp




• 第1四半期から引き続き、前年同四半   • 2021/2期 第1四半期より営業黒字継続。
  期比+50%成長              確実に利益創出できる体質を確保          • 既存顧客への接点を活かしたクロスセ
                      • 良好な市場環境と第1四半期の利益額          ル戦略が継続して進展
• リカーリング売上高も過去最高
                        を鑑み、人材等の体制強化および契約        • 四半期末時点として過去最高
• 通期計画進捗率50.9%          総額に紐づく紹介料等への投資を促進




                               © WACUL                                 2
   事業概要
当社の展開する事業について




     © WACUL    3
創業・事業開発の背景

複雑化する企業経営。データを軸としたデジタルトランスフォーメーション¹が必要不可欠に



        社会課題・背景                          顧客企業    個社ごとの課題                           当社のソリューション
複雑化する社会に対し、人材やシステム                   煩雑の一途をたどる管理業務に追われ、本                   各社のデータを集約して管理・分析することで、
を理由に遅々として進まないデジタル化                   来やるべき戦略的な業務・意思決定が不可                   規模・業界等、顧客ごとの特性に合わせた最適解
                                     能に。未知の事項や未対応事項も徐々に増                   を導出。シンプルな戦略設計と意思決定を実現。
                                     え続け、悪循環に陥る。



         生活者の多様化


     マーケティング手法の乱立


     「ニューノーマル」への対応


    デジタル人材採用・育成の遅れ


      老朽化する基幹システム




¹ デジタルトランスフォーメーションとは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、
  企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

                                                    © WACUL                                                       4
運営事業

マーケティングのデジタルトランスフォーメーションを実現する事業を、上流から下流まで展開




     インキュベーション事業                                                          プロダクト事業
       (プロジェクト課金型が主体)                                                   (リカーリング課金型が主体)


        コンサルティング/PoC*                                 PDCA支援プラットフォーム                   実行・実装ソリューション


                                                                             改善幅の
                                      知見開発                                  見える化・
                                      ・一般化                                  クロスセル




  • プロジェクト単位での課金                                 • SaaSプロダクトで月額課金制                  • 月毎の提供本数/運用金額を定めて期間契
                                                                                      約を行う、毎月従量課金
  • ビッグデータと知見を型化したデジタ                            • 顧客企業のマーケティングデータを連
    ル分野のコンサルティングサービス                               携するだけで分析開始                       • AIアナリストの改善提案に対し、運用・
                                                                             実行・      実装を支援するサービス
  • 先進的な実証実験や共同研究を                               • 改善施策を自動で発見・提案
    行い、プロダクト事業のもととなる、                  ビッグ                                  成果創出    • 当社ノウハウを活かして支援。業務の
                                                 • レポーティング機能や効果測定機能な
    新たな要素技術・事業を開発                      データ                                   支援       自動化を徹底し、高い粗利率を実現
                                                   どPDCA支援機能を提供
                                                                                    • 制作案件などのプロジェクト課金型も有


¹ PoCはProof of Conceptの略称。新規アイディアのフィジビリティ・スタディなどの検証・実証のトライアル活動のこと
² 研究開発組織は売上をあげることを目的とせず、機能開発・ソリューション開発のための研究を行うもの

                                                              © WACUL                                       5
特徴と強み①   顧客特性

業種不問、中小~大企業まで幅広く提供可能なサービスラインナップを持つ



         全売上高の占める顧客規模の比率(22/2 Q2)                                  エンドユーザーの属する業界

         中企業以上の社数が約4割/売上は約6割となっている                          BtoB/BtoC問わず、幅広い業種に対応をしている


                                                             農業、林業
                                                             漁業
                                                             鉱業、採石業、砂利採取業
                                                             建設業
                                      36.9%
                                                             製造業
                 62.1%                                       電気・ガス・熱供給・水道業
                                                             情報通信業
                                                             運輸業、郵便業
                                                             卸売業、小売業
                                                             金融業・保険業
                                      63.1%                  不動産業、物品賃貸業
                                                             学術研究、専門・技術サービス業
                 37.9%                                       宿泊業、飲食サービス業
                                                             生活関連サービス業、娯楽業
                                                             教育、学習支援業
                                                             医療、福祉
                  社数                    金額                   複合サービス事業
                                                             サービス業(他に分類されないもの)
                         中企業以上    小企業                        公務(他に分類されるものを除く)
                                                             分類不能の産業


                                                   ※ 総務省日本標準産業分類にもとづく
※ 中企業とは、従業員数200人以上 もしくは 売上20億以上 のいずれかを満たす企業

                                              © WACUL                                    6
特徴と強み②   プロダクト特性

底堅いAIアナリストを「司令塔」に、付帯サービスのクロスセルを行うことで成長を実現



            効率的にクロスセルを生み出す仕組み                                    クロスセル領域の高い成長率
                                                          クロスセル率は中企業以上の顧客占有率を目指す


           常にデータを蓄積・分析し、成果最大化のための施策を
                   全体最適に自動で提案

     デ        改善施策提案
     ー                                 効
     タ         広告運用施策                  果
     確       SEOコンテンツ施策                検
     認         サイトUI施策                 証
              リニューアル提案
                   …




                           実行・実装
                             広告運用
                             SEO運用
                              UI実装
                           リニューアル実行
                              …




               AIアナリストの改善提案に沿った、                                2019/2     2020/2      2021/2     2022/2E
              実行・実装メニューを今後さらに増やす
                                                     クロスセル率¹
                                                      (社数)
                                                                4.9%        8.5%       15.0%




                                                ¹ クロスセル率=(AIアナリスト、AIアナリストSEO、AIアナリストADの3商材のうち、当月に2商材以上利用している
                                                  取引先社数)/(当月3商材のいずれかを利用している全取引先社数)

                                           © WACUL                                                             7
特徴と強み③   事業間シナジー

研究開発機能とプロダクト機能を抱え、正のスパイラルでサービスの付加価値を強化




                          © WACUL        8
特徴と強み④   強みの源泉となる保有データ

2種類の戦略的データ獲得で、高い事業成長性と参入障壁を実現




                                        プロダクト事業
                                                         ユーザー拡大・
                         精度・付加価値UP                        PDCAの蓄積

                 1                                                     2
                              ユーザーの拡大               提案の精度UP




                                          …
                                                               「改善施策と成果」
                                              型化・自動機能化          を含む当社独自の
                                                                 PDCAデータ

                              提案の精度UP                PDCAの蓄積



                                                         提案の精度UP

                                     インキュベーション事業




                                          © WACUL                          9
   財務ハイライト
2022年2月期第2四半期の実績について




        © WACUL        10
損益計算書(会計期間)

売上高は前年同四半期比+52.6%と大幅に増加


                                                前年同四半期                        前四半期
                         2022/2 Q2              (2021/2 Q2)                 (2022/2 Q1)

              (単位:百万円)                     実績             増減率          実績             増減率

売上高                                  241          157         +52.6%          294         △18.1%

売上総利益                                197          139         +41.4%          234         △15.8%

売上総利益率                         81.9%            88.4%         △6.5pp        79.7%          +2.2pp

販売管理費                                184          122         +51.2%          166          +11.2%

営業利益                                 12            17         △27.2%           68         △81.5%

営業利益率                           5.3%            11.0%         △5.7pp        23.3%         △18.0pp

経常利益                                 12            17         △28.9%           67         △82.0%

純利益                                  11            14         △18.7%           55         △79.4%



                                            © WACUL                                                 11
損益計算書|販売管理費(会計期間)

人材確保(社員、業務委託)は順調に進捗


                                              前年同四半期                         前四半期
                       2022/2 Q2              (2021/2 Q2)                  (2022/2 Q1)
            (単位:百万円)                     実績             増減率           実績             増減率

人件費                                98            78         +25.6%            89         +10.3%

採用費                                 2               1       +169.6%           2           +9.4%

広告宣伝費                              26               8       +197.4%           20         +28.6%

業務委託等                              32            15         +113.2%           27         +17.3%

家賃等                                 6               6        +0.1%             7         △2.5%

システム利用料                            10               5       +82.2%            9           +6.6%

その他                                 7               5       +24.8%            9          △21.2%

合計                                 184          122         +51.2%           166         +11.2%



                                          © WACUL                                                 12
損益計算書(累計期間)

上期売上高は、通期計画に対して50.9%と順調に進捗


                                    前年上期                  前年下期
                    2022/2 H1     (2021/2 H1)           (2021/2 H2)           業績予想          進捗率
                                                                            (2021/4/14開示)
         (単位:百万円)                実績         増減率        実績         増減率

売上高                       535         306    +74.5%         405    +32.1%          1,052     50.9%

売上総利益                     431         269    +60.2%         345    +24.9%            875     49.4%

売上総利益率                  80.7%     87.9%     △7.2pp      85.3%     △4.7pp          83.2%           -

販売管理費                     350         249    +40.5%         294    +19.3%            645     54.4%

営業利益                        81        19    +305.7%         51     +56.9%            229     35.3%

営業利益率                   15.2%      6.5%       +8.6pp    12.8%      +2.4pp         21.9%           -

経常利益                        79        19    +313.3%         37    +112.7%            228     35.0%

純利益                         67        15    +325.0%         67     △0.6%             225     29.8%



                                            © WACUL                                                   13
損益計算書|販売管理費(累計期間)

更なる事業成長への種まきのため、人材確保とあわせ、広告宣伝費の投下も実施


                                             前年上期                         前年下期
                    2022/2 H1              (2021/2 H1)                  (2021/2 H2)
        (単位:百万円)                      実績              増減率          実績             増減率

人件費                             188           166        +13.0%           170         +10.5%

採用費                              5               1       +251.9%            8         △37.4%

広告宣伝費                           46             16        +180.6%           39         +16.4%

業務委託等                           60             27        +120.9%           33         +82.0%

家賃等                             13             14         △0.2%            14         △2.3%

システム利用料                         19             12        +57.6%            14         +38.5%

その他                             16             11        +49.1%            13         +23.4%

合計                              350           249        +40.5%           294         +19.3%



                                            © WACUL                                            14
貸借対照表

7月には2億円の借入も実行。財務面でも事業成長の下地を整備


                                                    前四半期末                      前期末
                          2022/2                   (2022/2 Q1)                (2021/2)
                            Q2
               (単位:百万円)                       実績             増減          実績              増減

流動資産合計                             881               678          +202        550             +330

  うち現金および預金                        734               515          +219        446             +288

  うち売掛金等                           135               151          △16          87             +47

固定資産合計                             184               169          +15         160             +24

  うちソフトウエア等                        121               109          +11          99             +21

流動負債合計                             230               148          +82         174             +55

  うち未払金・前受金等                       80                 79           +1          88              △7

固定負債合計                             190                66          +124         70             +120

純資産合計                              644               632          +11         466             +177

  うち株主資本                           632               630          +11         464             +178



                                         © WACUL                                                     15
キャッシュフロー計算書

フリーキャッシュフローも黒字継続


                                                              参考値:前年通期
                                        2022/2 H1
                             (単位:百万円)                          (2021/2)

 営業キャッシュフロー合計                                        54              110


 投資キャッシュフロー合計                                   △39                  △64


 財務キャッシュフロー合計                                       273               37


   うち長期借入による収入                                      200                -


   うち株式の発行による収入*                                    110               96


 キャッシュフロー合計                                         288               82


 フリーキャッシュフロー                                         15               46


*注:収入に係る手数料等は差し引いた値を記載している

                                                    © WACUL                16
      各種KPIと事業の状況
2022年2月期第2四半期および通期のKPIとその背景について




              © WACUL             17
事業KPI

DXコンサルティングの大幅な拡大で売上高は50%成長。LTVは3,705千円に増加し、リカーリング売上は成長継続


  売上高/売上高成長率                                  1社あたり理論LTV


          241百万円 / +52.6%                                  3,705千円
        2022年2月期 第2四半期 / 前年同四半期対比                           2021年8月



    売上総利益率                                    クロスセル率


                 81.9%                                      18.6%
             2022年2月期 第2四半期                                 2021年8月



   サイト登録数                                     リカーリング売上高比率


             35,495サイト                                      65.7%
                2021年8月末                               2022年2月期 第2四半期




                                    © WACUL                             18
四半期別売上高

リカーリング売上高は過去最高。前年同四半期比での大幅成長を、インキュベーション事業と共に実現


四半期売上高とリカーリング売上高比率の推移                                                                          主なポイント
                                                                    前年同四半期比

(百万円)
                                                                      +52.6%                   • 前年同四半期比で52.6%成長

                                                                                               • リカーリング売上高は前四半期
                                                               74.5%                             を上回り、過去最高を更新

                                                                                               • インキュベーション事業のDXコ
                                                                       69.5%
                                                                                       65.7%
                                                                                                 ンサルティングの売上高は一服
                                                                                                 も、需要は引き続き堅調。売上
                                                                                                 高成長を牽引
                                                                               52.1%           • プロダクト事業の多くを占める
                                                                               294               継続課金型の売上高が過去最高
                                                                                                 となる一方、プロジェクト課金
                                                                                       241
                                                                       214                       型が主体であるインキュベー
                                                                191
                                                         157                                     ション事業の売上高はQ1対比で
                                                   148
                           111   111
                                       127   135                                                 減少。結果、リカーリング売上
             108      94
 84     84                                                                                       高比率は65.7%に着地


 Q1     Q2       Q3   Q4   Q1    Q2    Q3    Q4    Q1    Q2     Q3      Q4      Q1      Q2

        2019/2                    2020/2                   2021/2                 2022/2



                                                          © WACUL                                                  19
通期業績

売上総利益率は81.9%と依然として高い水準を維持


売上総利益と売上総利益率の推移                                                                             主なポイント

                                                                                           • インキュベーション事業の売上高は前年同四半
         87.7%   88.4%   88.4%   89.1%   87.4%   88.4%
                                                         84.4%   86.1%                       期比で増加しているものの、売上総利益率は
                                                                                   81.9%
                                                                         79.8%               80%を超える高い水準を維持
90.0%




88.0%




86.0%




84.0%




                                                                                           • 高い水準を維持できる要因は、コンサルティン
82.0%




80.0%




78.0%




        (百万円)
 250




                                                                                             グやBPOといった一般的に人的リソースを必要
76.0%




74.0%




                                                                                             とする事業も、徹底した業務フローの仕組み化
                                                                                             と保有データの活用によるパターン化、RPAツー
 200




                                                                                             ルの開発・利用による自動化をしているため
 150




                                                                          234
                                                                 184               197
 100




                                                         161
                                         130     139
                         112     120
  50




          97      98

   0




        20/2 Q1 20/2 Q2 20/2 Q3 20/2 Q4 21/2 Q1 21/2 Q2 21/2 Q3 21/2 Q4 22/2 Q1 22/2 Q2



                                                                         © WACUL                                       20
通期業績

21年2月期 第1四半期より、6四半期連続での営業黒字継続。利益確保しつつ、今四半期は先行投資を強化


営業利益の推移                                                                             主なポイント

(百万円)
                                                                                   • 通期計画(229百万円)に対する進捗率は35.3%。
                                                                                     売上進捗がQ1で順調に進捗したため、Q2には
                                                                                     人件費/広告宣伝費を中心とした先行投資を実行

                                                                                   • 広告宣伝費の増加分は主にコンサルティング案件
                                                                   68
                                                                                     の受注時に紹介者に支払われる案件紹介料で、回
                                                                                     収は確実であるもの

                                                   23      27
                                   2       17                              12


                          ▲22
                  ▲31
  ▲45     ▲41




 20/2 Q1 20/2 Q2 20/2 Q3 20/2 Q4 21/2 Q1 21/2 Q2 21/2 Q3 21/2 Q4 22/2 Q1 22/2 Q2



                                                                 © WACUL                                          21
登録サイト数の推移

AIアナリストの登録サイト数は35,000サイトを突破


AIアナリスト 登録サイト数¹の推移
  (サイト)
                                                                                            KPIに影響を与えた施策
                                                                                            • データ収集期からDX期へと移り、AIアナリストSEO
                                                                                              /AIアナリストADといった実行・実装系ソリュー
                                                                                              ションの販売促進を重視する戦略を継続

                                                                                            • AIアナリスト登録サイト数の伸びは巡航速度が続く
 28,490


          29,561


                   30,531


                            31,480


                                     32,558


                                              33,474


                                                       34,134


                                                                34,623


                                                                         35,079


 2019/5   2019/8 2019/11 2020/2      2020/5   2020/8 2020/11 2021/2      2021/5   35,495
                                                                                  2021/8

1. 登録サイト数は、「AIアナリスト」へのGoogleアナリティクスの連携数

                                                                                  © WACUL                                  22
クロスセル率の推移

クライアントの視点にそった提案と新規商材の投入により、クロスセルが進展。過去最高に


クロスセル率¹の推移
                                                                                                   KPIに影響を与えた施策

                                                                                  18.6%            • AIアナリストで得た信頼および成果に関するリリースな
                                                                             16.9%
                                                                                                     どをきっかけとして、クロスセルの営業を推進

                                                                    15.0%                          • SEOレポートを強化した影響もあり、Q2ではAIアナリ
                                                          14.3%
                                                                                                     ストとAIアナリストSEOを重ねて契約するクライアント
                                                 12.2%                                               が主に増加
                                        10.5%

                               8.5%
            7.4%
                     6.5%
   5.9%
   2019/5


            2019/8


                     2019/11


                               2020/2


                                        2020/5


                                                 2020/8


                                                          2020/11


                                                                    2021/2


                                                                             2021/5


                                                                                      2021/8



1.クロスセル率=(AIアナリスト、AIアナリストSEO、AIアナリストADの3商材のうち、当月に2商材以上利用している取引先社数)/(当月3商材のいずれかを利用している全取引先社数)

                                                                                         © WACUL                                   23
理論LTV等の推移

1社あたりリカーリング売上高が増加し、理論LTVは3,705千円と過去最高。前四半期比+9.4%の成長


1社あたり理論LTVと1社あたり契約獲得広告宣伝費の推移
                                                                                                      KPIに影響を与えた事象
                                                                                            3,705
                                                                                                     • 前四半期比では、 1社あたりリカーリング売上高が増
 (千円)
                                                                         3,445    3,386
                                                               3,254                                   加。クロスセル商材の単価増およびクロスセル率の増
                                                      2,867                                            加が要因
                                             2,724
                          2,440     2,480                                                            • 契約ハードルとなる初期費用の割引を継続。前年同四
                 2,241
                                                                                                       半期比ではLTVを押し下げ
        1社あたり
         理論LTV
                                                                                                     • 前年同四半期比では1社あたりリカーリング売上高
                                                                                                       および解約率ともに改善したことで、LTVは増加

                                                                                                                        前年同四半期比   前四半期比
                                                                          506                496     1社あたり理論LTV(千円)       2,867    3,386
                           343       374                        359
                  279                         194      243                         258
    1社あたり
                                                                                                     当四半期実績との差異          +29.2%    +9.4%
契約獲得広告宣伝費
                                                                                                         1社あたり平均初期売上高     減少       微増
                 2019/8


                          2019/11


                                    2020/2


                                             2020/5


                                                      2020/8


                                                               2020/11


                                                                         2021/2


                                                                                  2021/5


                                                                                            2021/8
                                                                                                     変   1社あたり
                                                                                                                          増加       増加
                                                                                                     動   リカーリング売上高LTV
¹ 1契約を獲得するのに掛けたコスト(先行投資)を、その後に受け取るリカーリング収益(リターン)で回収するというビジネスモデルで                                     要    1社あたり
                                                                                                                          増加       増加
あるため、投資対効果を測るための指標を示している。それぞれの定義は以下の通り。                                                                   リカーリング売上高
・1社あたり理論LTV=リカーリング型商材について、1社あたりの12ヶ月平均初期売上+1社あたり平均リカーリング売上高/社数ベース                                    因
12ヶ月平均解約率                                                                                                 社数ベース
・1社あたりの平均初期売上は、単月の初期費用としての売上/単月の新規契約社数 を当月を含む12ヶ月平均したもの                                                                   改善       横ばい
・1社あたり平均リカーリング売上高は、継続課金型の商材から生まれた単月売上高をその月に売上高の発生した契約社数で割って算出                                             12ヶ月平均解約率
・社数ベース12ヶ月平均解約率は、休止期間中を除く当月に売上が発生しなくなった社数/前月に売上の発生していた社数 を当月を含む
12ヶ月平均して算出
・1社あたり契約獲得広告宣伝費=プロダクト事業の当月を含む (3ヶ月合算広告宣伝費/3ヶ月合算商談数)/3ヶ月平均商談契約率

                                                                                           © WACUL                                         24
   ビジネスアクション
2022年2月期 第2四半期の取り組みについて




          © WACUL         25
基本方針

2軸での成長を推進。そのための5つの打ち手を継続


成長を続けるための基本的な考え方                          投資を行う具体的な打ち手



                                               1 新規商品投入と既存商品を絡めたプロダクトの積み上げ
                さらなる
                ケイパビリティ獲得による
                サービス強化
WACULのケイパビリティ




                                               2 バリューチェーンの拡張




                                               3 新規ソリューション開発のためのパートナー連携


                          DXへ取り組む
                          企業の増加による
                          マーケット拡大              1 拡大するマーケットを獲得するためのマーケティング投資




                                               2 ポジショニングを意識した差別化の推進
                     DXへ取り組む企業



                                     © WACUL                                  26
ビジネスアクション

「AIアナリストAD」、Google/Yahoo!のパートナーの認定を受け、媒体との関係性を強化



            Google Partnerバッジを獲得                      Yahoo!マーケティングソリューション セールスパートナーに




 施策の狙い                                                施策の狙い
 • 「AIアナリストAD」が認められ、Google Partnerのバッジを取得             • Yahoo!マーケティングソリューションのセールスパートナーに
 • 本バッジは、Google 広告サービスに関する審査に合格し、最新の                  • 本セールスパートナーの認定は、Yahoo! JAPANの厳正な審査を経て契
   Googleサービスに精通した代理店に付与される                             約を締結し、公式に認定されたもの
 • 本バッジを取得したことで、顧客からの信頼がより一層得られやすい                    • 本パートナー向けプログラムへのアクセスが許され、また顧客からの
                                                        信頼をより一層得られやすくなった




                                            © WACUL                                             27
ビジネスアクション

「AIアナリスト」、“SEOレポート”機能を強化


                                 主なポイント
                               • 「AIアナリスト」のSEO関連の分析レポート機能を強化。「AIアナリスト
                                 SEO」で提供するコンテンツも「AIアナリスト」で成果を継続管理すること
                                 でプロダクト間連携がより強固に
                               • 本機能は、コンテンツマーケティングの分析において、繰り返し必要となる
                                 作業の自動化ができる点がユーザーへの提供価値
                               • 具体的な機能は主に3点。この機能を活用することで、1ページ/
                                 1キーワード毎の分析では見えない効果をグループ化して集計し、その数値
                                 を継続して追うことができるように
                                     • 機能① ページの「グループ化」で、データをまとめて集計
                                       (例)アパレルサイトのトップス・ボトムスといった「商品のカテゴリごと」
                                       のグループを作成。1SKUだけを見ていても見えない変化や特徴を抽出
                                     • 機能② キーワードの「グループ化」で、データをまとめて集計
                                       (例)「AIアナリスト」「AIあなりすと」「AIアナリティクス」などキーワー
                                       ドの表記ゆれを同一とみなして分析
                                     • 機能③ キーワードを指定して成果を継続集計
                                       (例)自社に重要なキーワードからの流入状況をトラッキングし、SEOアルゴ
                                       リズムの変化や重要キーワードの順位変動に気付き、対応可能に




                           © WACUL                                              28
ビジネスアクション

ソリューション強化に向けたパイロット版サービスを複数スタート



             AIアナリスト「SFA/CRM連携機能」                                    Q&Aチャットサービス


                 問い合             問い合
            訪問              訪問             契約                        マーケティングに関する
                  わせ              わせ
                                                                        疑問・質問



     広告      Web         広告     Web
                                      営業
     /SEO    サイト         /SEO   サイト                                   定石にもとづき回答


                                                              質問の例)
                                                              ・SNSアカウントの運用は自社のビジネスでは効果的?
      マーケター               マーケター       セールス                    ・メールマガジンの配信に最適なタイミングは?

 施策の狙い                                                    施策の狙い
 • 多くのB2B企業では、マーケターは見込み顧客の獲得までを、セールス                      • マーケターであるユーザーのマーケティングに関する質問に答える
   は商談から契約までを担当としており、2つの活動が分断                               “チャットサービス”をテスト提供開始
 • 契約という売上高をKPIとしたマーケティング&セールスを可能とする                      • 本サービスを通じて、マーケターが感じる課題をより深く理解するだ
   ため、この領域を横断で分析可能とする機能を開発中                                 けでなく、Q&Aを蓄積し、将来的には自動回答を目指す
 • 既存顧客がテストユーザーとなり、機能のブラッシュアップを実施中                        • 「AIアナリスト」へ機能追加を見据えている




                                                © WACUL                                       29
   今期の見通し
2022年2月期通期業績予想について




       © WACUL       30
業績予想

22年2月期従来業績予想を維持


                                                      売上高/売上高成長率
             2022/2          2021/2
             業績予想
  (単位:百万円)              実績            増減率                   1,052百万円/47.8%
                                                               2022年2月期/前年対比
売上高             1,052        712      +47.8%

売上総利益             875        615      +42.2%
                                                      売上総利益率
売上総利益率          83.2%    86.4%         △3.2pp
                                                                    83.2%
販売管理費             645        543      +18.7%                       2022年2月期

営業利益              229        71       +220.7%

                                                      1社あたり理論LTV
営業利益率           21.9%    10.1%        +11.8pp

経常利益              228        56       +301.3%                      4,397千円
                                                                    2022年2月
純利益               225        83       +170.0%


                                            © WACUL                            31
Appendix




  © WACUL
   会社概要
当社の成り立ちと事業の概要




     © WACUL    33
会社概要




       会社名     株式会社WACUL(ワカル)

       所在地     東京都千代田区神田小川町3-26-8 2F

       設立日     2010年9月27日

       資本金     5億2963万円(2021年5月末時点)

       社員数     70人(2021年2月末時点)

       ミッション   知を創集して、道具にする

       ビジョン    テクノロジーで、ビジネスの相棒を一人一人に

       会社URL   https://wacul.co.jp/

       上場市場    東京証券取引所 マザーズ市場

       証券コード   4173




                                      © WACUL   34
経営陣

マーケティング・デジタルビジネスに強みを有する経営陣




                                                                                                       ※ 写真は左から、竹本・大淵・垣内・井口

 取締役(執行)                                                          取締役(監査)

代表取締役 大淵 亮平                                                  取締役(常勤監査等委員)吉村 貞彦
京都大学卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ 入社。経営・マーケティングプロジェクトを多数経験。共        南山大学大学院経済学科研究科修士課程修了。太田哲三事務所(現EY新日本)入所。同法人副理事長、ジャフコ取締
同創業者としてWACULを設立。取締役COOを経て、2017年12月に代表取締役就任                   役(常勤監査等委員)等を経て、19年6月よりミンカブ・ジ・インフォノイド取締役(非常勤監査等委員)。同11月
                                                             WACUL常勤監査等委員就任
取締役 垣内 勇威
東京大学卒業後、ビービット 入社。コンサルタントとして多数のWebプロジェクトに参画。その後、WACULに入社、     取締役(非常勤監査等委員)梅本 大祐
その後取締役。2019年2月、WACULテクノロジー&マーケティングラボを設立し、所長に就任。イノベーションを推進    英国レスター大学大学院法学修士課程修了。日本ヒューレット・パッカードにてエンジニアとして勤務。一橋大学法科
                                                             大学院を経て、2009年弁護士登録、ブレークモア法律事務所入所。2017年、総務省総合通信基盤局出向を経て、2019
取締役 竹本 祐也                                                    年に同事務所パートナー。2019年5月、WACUL 監査等委員就任
京都大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券入社。投資調査部にてシニアアナリストに。その後、A.T. カーニーに入
社、通信・メディア・テクノロジー担当マネージャー。2018年7月WACUL入社、取締役就任。ファイナンスを推進      取締役 監査等委員(非常勤)井出 彰
                                                             慶應義塾大学卒業後、あずさ監査法人入所。2013年にフロンティア・マネジメントに入社。2015年より、うるるにて、
取締役 井口 善文                                                    経理・財務・IR・経営企画等に従事。2018年井出公認会計士事務所開所。2019年11月WACUL監査等委員就任
慶應義塾大学卒業後、ソニー、リクルートなどで事業戦略策定及び新規事業開発を行う。2012年4月に経営共創基盤入
社。2015年11月よりウィルゲートの取締役を経て、2019年1月、WACUL取締役就任。ビジネス拡大を推進


                                                        © WACUL                                                               35
沿革

知見とデータを“創り”・“集め”、ビジネスモデルを磨き込んでいる



                                           研究開発期                                                                     データ総集期                                                            DX期
         知見の創出
                                                                                                 サイト登録数増によるデータの蓄積
                                                                                                 当社独自のPDCAデータの蓄積
優先事項
                                                                                                                                                           プロダクト数の増、クロスセルの推進
                                                                                                                                                           DX意識の高い顧客数の増
                                                                                                                                                           顧客生涯価値 (LTV)の最大化
         色ごとの出来事種別                                                                          「AIアナリスト」グッドデザイン賞受賞                                                                                  マザーズ上場
         ・研究・開発
         ・プロダクトローンチ                                                 「AIアナリスト」スティービー賞受賞
         ・その他                                                                                                                                                           「AIアナリストLP」リリース
                                                  「AIアナリスト」を月額課金型にモデル転換
                                                                                                                                             株式会社JTBコミュニケーションデザインと
                                                              東京大学松尾研究室と共同研究                                                            「AIアナリスト forツーリズム」共同開発・リリース

                                                                                                                                            「AIアナリスト」をPDCA支援ツールへ
                                                              「AIアナリスト」リリース
                                                                                                                                                       大幅アップデート
 沿革                                 社内ツールを「Sure!」として                                                            WACULテクノロジー&マーケティングラボ設立
                                     SaaS型に改良し、リリース
                              アクセス解析データ                                                                                            「AIアナリストAD」リリース
                              自動分析ツール開発開始
          設立
                              成果コミット型                                                                                「AIアナリストSEO」リリース                                              「研修サービス」リリース
                              Webコンサルティング提供開始
       2010/8


                2011/2
                     2011/5
                         2011/8


                                  2012/2
                                        2012/5
                                            2012/8


                                                     2013/2
                                                           2013/5
                                                               2013/8


                                                                        2014/2
                                                                              2014/5
                                                                                  2014/8


                                                                                           2015/2
                                                                                                 2015/5
                                                                                                     2015/8


                                                                                                               2016/2
                                                                                                                     2016/5
                                                                                                                         2016/8


                                                                                                                                  2017/2
                                                                                                                                        2017/5
                                                                                                                                            2017/8


                                                                                                                                                     2018/2
                                                                                                                                                           2018/5
                                                                                                                                                               2018/8


                                                                                                                                                                        2019/2
                                                                                                                                                                              2019/5
                                                                                                                                                                                  2019/8


                                                                                                                                                                                           2020/2
                                                                                                                                                                                                 2020/5
                                                                                                                                                                                                     2020/8


                                                                                                                                                                                                              2021/2
                                                                                                                                                                                                                    2021/5
           2010/11




                              2011/11




                                                 2012/11




                                                                    2013/11




                                                                                       2014/11




                                                                                                           2015/11




                                                                                                                              2016/11




                                                                                                                                                 2017/11




                                                                                                                                                                    2018/11




                                                                                                                                                                                       2019/11




                                                                                                                                                                                                          2020/11
                                                                                                          © WACUL                                                                                                            36
創業・事業開発の背景

複雑化する企業経営。データを軸としたデジタルトランスフォーメーション¹が必要不可欠に



        社会課題・背景                          顧客企業    個社ごとの課題                           当社のソリューション
複雑化する社会に対し、人材やシステム                   煩雑の一途をたどる管理業務に追われ、本                   各社のデータを集約して管理・分析することで、
を理由に遅々として進まないデジタル化                   来やるべき戦略的な業務・意思決定が不可                   規模・業界等、顧客ごとの特性に合わせた最適解
                                     能に。未知の事項や未対応事項も徐々に増                   を導出。シンプルな戦略設計と意思決定を実現。
                                     え続け、悪循環に陥る。



         生活者の多様化


     マーケティング手法の乱立


     「ニューノーマル」への対応


    デジタル人材採用・育成の遅れ


      老朽化する基幹システム




¹ デジタルトランスフォーメーションとは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、
  企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

                                                    © WACUL                                                       37
運営事業

マーケティングのデジタルトランスフォーメーションを実現する事業を、上流から下流まで展開




     インキュベーション事業                                                          プロダクト事業
       (プロジェクト課金型が主体)                                                   (リカーリング課金型が主体)


        コンサルティング/PoC*                                 PDCA支援プラットフォーム                   実行・実装ソリューション


                                                                             改善幅の
                                      知見開発                                  見える化・
                                      ・一般化                                  クロスセル




  • PJ単位での課金                                     • SaaSプロダクトで月額課金制                  • 月毎の提供本数/運用金額を定めて期間契
                                                                                      約を行う、毎月従量課金型
  • ビッグデータと知見を型化したデジタ                            • 顧客企業のマーケティングデータを連
    ル分野のコンサルティングサービス                               携するだけで分析開始                       • AIアナリストの改善提案に対し、運用・
                                                                             実行・      実装を支援するサービス
  • 先進的な実証実験や共同研究を                               • 改善施策を自動で発見・提案
    行い、プロダクト事業のもととなる、                  ビッグ                                  成果創出    • 当社ノウハウを活かして支援。業務の
                                                 • レポーティング機能や効果測定機能な
    新たな要素技術・事業を開発                      データ                                   支援       自動化を徹底し、高い粗利率を実現
                                                   どPDCA支援機能を提供
                                                                                    • 制作案件などのプロジェクト課金型も有


¹ PoCはProof of Conceptの略称。新規アイディアのフィジビリティ・スタディなどの検証・実証のトライアル活動のこと
² 研究開発組織は売上をあげることを目的とせず、機能開発・ソリューション開発のための研究を行うもの

                                                              © WACUL                                       38
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、デジタルマーケティング上の改善策を、改善幅の予測とともに発見・提案。さらに成果測定まで自動で
行う、PDCA¹プラットフォーム

 1                                        2                                          3

      データの見える化だけでなく                                                                      過去実施した施策を記録
                                               改善施策の効果を自動で検証
       改善の方針を「分かる化」                                                                       自社の知見化を支援




¹ PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、業務を継続的に改善していくサイクルおよび手法のこと

                                                            © WACUL                                    39
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、アクセス解析データを連携することで、自動でデータを分析。改善提案から効果検証・レポーティング
まで幅広く行う



             データ連携                                 分析・改善提案                                  効果検証・レポート




  ユーザーのもつWebサイトのGoogleアナリティ            Googleアナリティクス、SEO関連データ、広告関連                自動で月次レポートを作成。また、実装したサイト改
  クス¹にログインして、ワンクリックで連携すれ               データなど、Webサイト運営者だけが持つデータに加                  善施策がどれだけ成果が出たのかを測定する効果検証
  ば設定完了。そのほかGoogleサーチコンソール²            え、検索結果などのWeb上にある一般的なデータもあ                  も搭載されている。
  等もオプションとして連携可能。                      わせて網羅的に分析を行い、改善提案を表示。


¹ GoogleアナリティクスとはGoogleの提供するアクセス解析ツールであり、Webサイトに訪れるユーザーがどのような経路で、何に興味を持って訪問しているのか、その数はどの程度であるかなどのデータを蓄積している。「Google」
「Google Analytics」およびGoogle、GoogleAnalyticsのロゴマークは、Google Inc.の商標または登録商標です。
² GoogleサーチコンソールとはGoogleの提供するSEOツールであり、Googleの検索結果で自社のWebサイトがどれくらい表示されているかなどのデータを蓄積している。

                                                         © WACUL                                                       40
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、あらゆる業界で成果を創出し続けている



                             成果実績                                                                  成果創出幅

     CV1.4倍 資格参考書EC                 CV3.1倍 ご当地食品EC
     CV2.1倍 ダイビングショップ               CV1.8倍 会員登録システム                               10倍以上
     CV2.5倍 有料辞書                    CV1.8倍 アクセサリEC                                  21%
     CV1.4倍 シールEC                   CV1.5倍 業務用エステ用品                                                                     ~1.5倍
     CV1.4倍 決済システム                  CV1.2倍 オフィスBGM
     CV2.8倍 菓子/食品EC                 CV2.1倍 フリーランス派遣                                                                        35%
     CV1.4倍 女性下着EC                  CV2.7倍 不動産投資
     CV2.4倍 ステンレス部品                 CV1.2倍 賃貸物件紹介
     CV9.3倍 塗装会社紹介                  CV2.4倍 酒類EC
     CV1.4倍 行政書士事務所                 CV2.3倍 ファッションEC
     CV2.3倍 TシャツEC                  CV1.5倍 カレンダーソフト




                                                                                            65%
     CV2.0倍 大手人材派遣
     CV1.2倍 健康食品EC
                                    CV1.8倍 ペット葬儀
                                    CV1.5倍 プロバイダ
                                                                                           1.5倍以上が
     CV3.1倍 新電力会社                   CV1.9倍 ヨガウェアEC
     CV1.5倍 こども英会話                  CV1.8倍 ホテル結婚式場
     CV2.2倍 専門学校(愛知)                CV1.8倍 少額不動産投資
                                                                                2~10倍
     CV3.3倍 音楽専門学校                  CV1.4倍 Web制作会社
     CV1.8倍 中古本買取                   CV1.2倍 技術人材派遣                                23%
     CV1.9倍 医療専門学校                  CV8.0倍 専門学校(東京)
                                                                                                                    1.5~2倍
     CV1.8倍 北欧雑貨EC                  CV1.7倍 エステサロン                                                                    21%
     CV1.6倍 研磨機器                    CV1.2倍 芸能人グッズEC
     CV1.4倍 分譲戸建て                   CV1.2倍 専門学校(東京)
     CV2.0倍 大手分譲住宅                                                                     有料契約版でCVR改善がみられたサイトの伸び率分布¹



¹ この効果測定はGoogleアナリティクスのデータを用い、改善前と改善後の同期間のデータを用いた前後比較を、できる限り前提条件等を揃えた上で、コンバージョンレートの変化を調査しています。また、顧客にもデータの確認を行っていた
  だいたうえで改善の判定を行うことにより客観性を担保しています。成果調査の詳細は当社リリース『2.3万サイトが利用する「AIアナリスト」、施策の73%がサイト改善に成功』https://wacul.co.jp/pressrelease/aia_marketing-7/ 参照

                                                                  © WACUL                                                                    41
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストの改善提案に対し、運用・実装を支援する周辺プロダクト群でも成果を創出



            オウンドメディアの記事作成サービス                                               低価格でハイパフォーマンスな
           CV獲得に特化した記事コンテンツを提供                                              Web広告の運用代行²サービス




             1本6万円からデータ分析による骨子作成で                                           Web媒体の自動入札ツールの利用で
                 成果のでるコンテンツを提供                                             様々な業界で約20%以上のCPA削減実績


                                                                  【A社】媒体予算 30~50万円 /月
                                                                      CPA:21,600円→16,800円(獲得単価30%減少)
                                 1位

                                                                  【B社】媒体予算 60万円 /月

                      記事公開3ヶ月以内の 2-3位                                 CPA:¥143,804円→¥40,498円(獲得単価72%減少)
                      当社制作支援記事の
                        検索順位実績¹                                   【C社】媒体予算 100万円 /月
                                                                      CPA:25,000円→20,000円(獲得単価20%減少)
                 11位以下
                                4-10位
                                                                  【D社】媒体予算 200万円 /月
                                                                      CPA:7,200円→3,606円(獲得単価50%減少)



¹ SEOの成果調査の詳細は当社リリース『「AIアナリストSEO」、SEOコンテンツの勝ちパターンを仕組み化したことで、3ヶ月目にはリスティング広告を上回る高いコスト効率を実現。検索順位も1位獲得が3割を超える :
  https://wacul.co.jp/pressrelease/aianalyst-seo-achievement-2020/』参照
² Web広告の運用代行とは、顧客にかわってGoogleやヤフー、facebook、Instagram等の広告媒体の買い付けと広告出稿を行うもの

                                                        © WACUL                                               42
運営事業|インキュベーション事業

他社とのPJを通じてデジタル分野でのコンサルティングおよび新規知見開発を行うインキュベーション事業



                                     • 複雑な業界構造への理解にあわせた、適切なKPI設計
      KPI設計と実行施策検討      楽天投信投資顧問
                                     • KPIの改善にむけた施策の提案と実行
  事
  業                                  • 店舗あり大手雑貨店のアプリ、EC、店舗といったO2O(Offline to Online)を意識した
  ・   O2OビジネスのKPI設計   スタイリングライフHD      ユーザー行動の解明
  組                                  • 店舗売上高も含めた事業全体の売上高向上をゴールとした、ECサイトやアプリのKPI設計
  織
  開                                  • 読売巨人軍のEC売上高の増加をめざし、ファン行動の解明とそれにそった戦術設計まで
  発       EC戦略立案        読売新聞東京本社
                                       を含めたファンマーケティング戦略の立案


                                     • 数百社もの買収により複雑化した顧客獲得までのフローの可視化
       顧客獲得フローのDX     エムエスティ保険サービス
                                     • フローのうち共通化可能な部分の選定およびDXすべきポイントの明確化


       AIによるWebページの                  • 「AIアナリスト」の分析・改善提案の精度向上のため、Webサイトの構造をAIが分析。
                        (自社向け開発)
          グルーピング                       同一の商品カテゴリや各事例紹介ページを自動でグループ化
  技
  術
  開   スマホゲームの課金者                     • ディープラーニングを活用したフリーミアムモデルのスマホゲームの広告CPAの改善と
                          オプト
  発      獲得率改善                         課金ユーザー増によるLTV最大化を提案


      再購買予測モデルによる                    • 東京大学阿部教授の再購買予測モデルに基づく、アパレルECの既存顧客の再購買率
                         (非公開)
       リテンション率予測                       改善のための購買データ分析




                                         © WACUL                                            43
運営事業|インキュベーション事業

研究所では外部識者を招聘。外部知見もレバレッジしてテクノロジーとノウハウを進化


外部識者は当社の研究開発活動に対し、アドバイザーとして協力




                          東京大学大学院経済学研究                           明治大学大学院 先端数理科学研
         WACUL 取締役                               京都大学 経済学研究科教授
                          科・経済学部教授                               究科総合数理学部准教授
         垣内勇威                                    若林靖永
                          阿部誠                                    櫻井義尚




         ディノス・セシール CECO   元 本田技研工業Webマスター
         石川 森生            渡辺 春樹




                                            © WACUL                                44
事業展開と収益構造

当社はDXソリューションのコアのみを担いながら、最終顧客のビジネス拡大に貢献。現在は直接販売が主も、パートナー
活用などの他チャネルを育成中




                          © WACUL                         45
 WACULの特徴と強み
当社の事業成長を支える4つの特徴と強み




        © WACUL       46
特徴と強み①   顧客特性

業種不問、中小~大企業まで幅広く提供可能なサービスラインナップを持つ



         全売上高の占める顧客規模の比率(22/2Q1実績)                                 エンドユーザーの属する業界

         DXに積極的な中企業以上は1社あたり取引額が高いため
                                                            BtoB/BtoC問わず、幅広い業種に対応をしている
               今後積極的にアプローチしていく

                                                             農業、林業
                                                             漁業
                                                             鉱業、採石業、砂利採取業
                                      30.2%                  建設業
                                                             製造業
                 62.9%                                       電気・ガス・熱供給・水道業
                                                             情報通信業
                                                             運輸業、郵便業
                                                             卸売業、小売業
                                                             金融業・保険業
                                      69.8%                  不動産業、物品賃貸業
                                                             学術研究、専門・技術サービス業
                 37.1%                                       宿泊業、飲食サービス業
                                                             生活関連サービス業、娯楽業
                                                             教育、学習支援業
                                                             医療、福祉
                  社数                    金額                   複合サービス事業
                                                             サービス業(他に分類されないもの)
                         中企業以上    小企業                        公務(他に分類されるものを除く)
                                                             分類不能の産業


※ 2021/2実績                                         ※ 総務省日本標準産業分類にもとづく
※ 中企業とは、従業員数200人以上 もしくは 売上20億以上 のいずれかを満たす企業

                                              © WACUL                                    47
特徴と強み②   プロダクト特性

底堅いAIアナリストを「司令塔」に、付帯サービスのクロスセルを行うことで成長を実現



            効率的にクロスセルを生み出す仕組み                                    クロスセル領域の高い成長率
                                                          クロスセル率は中企業以上の顧客占有率を目指す


           常にデータを蓄積・分析し、成果最大化のための施策を
                   全体最適に自動で提案

     デ        改善施策提案
     ー                                 効
     タ         広告運用施策                  果
     確       SEOコンテンツ施策                検
     認         サイトUI施策                 証
              リニューアル提案
                   …




                           実行・実装
                             広告運用
                             SEO運用
                              UI実装
                           リニューアル実行
                              …




               AIアナリストの改善提案に沿った、                                2019/2     2020/2      2021/2     2022/2E
              実行・実装メニューを今後さらに増やす
                                                     クロスセル率¹
                                                      (社数)
                                                                4.9%        8.5%       15.0%




                                                ¹ クロスセル率=(AIアナリスト、AIアナリストSEO、AIアナリストADの3商材のうち、当月に2商材以上利用している
                                                  取引先社数)/(当月3商材のいずれかを利用している全取引先社数)

                                           © WACUL                                                             48
特徴と強み③   事業間シナジー

研究開発機能とプロダクト機能を抱え、正のスパイラルでサービスの付加価値を強化




                          © WACUL        49
特徴と強み④   強みの源泉となる保有データ

2種類の戦略的データ獲得で、高い事業成長性と参入障壁を実現




                                        プロダクト事業
                                                         ユーザー拡大・
                         精度・付加価値UP                        PDCAの蓄積

                 1                                                     2
                              ユーザーの拡大               提案の精度UP




                                          …
                                                               「改善施策と成果」
                                              型化・自動機能化          を含む当社独自の
                                                                 PDCAデータ

                              提案の精度UP                PDCAの蓄積



                                                         提案の精度UP

                                     インキュベーション事業




                                          © WACUL                          50
1 参考:連結されたビッグデータ数

すでに約3.5万サイトのGoogleアナリティクスが連携される。フリーミアムモデル*で、数クリックですぐ連携・分析開始
が可能なため、データが集まりやすい



                                                         AIアナリスト登録サイト数*の推移

                                               登録サイトから連携されるセッション数が月間50億を超える

  (サイト)

                                                                                                                       (参考)
                                                                                                                      他社ツール
                                                                                                               Googleアナリティクス連携数
                             14,587




                                      19,901




                                               23,935




                                                         27,059




                                                                  29,561




                                                                              31,480




                                                                                       33,474




                                                                                                34,623
  2,218




           5,711




                    9,917




                                                                                                         6,600




                                                                                                                  5,100




                                                                                                                          1,909




                                                                                                                                  1,500
  2016/2   2016/8   2017/2   2017/8   2018/2    2018/8   2019/2   2019/8      2020/2   2020/8   2021/2    A社       B社      C社      D社


※フリーミアムモデルとは、基本的な機能を無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金するサービスモデル。無料で一部サービスの利用ができるため、利用開始のハードルが低い
※登録サイト数は、「AIアナリスト」へのGoogleアナリティクスの連携数
※他社ツールはその用途を問わず、Googleアナリティクスを連携するツールでサイト数または社数の公表があるものを調査した(2021/7/7時点)

                                                                           © WACUL                                                        51
2 独自に蓄積されたデータ数

「改善施策と成果」を含む当社独自のPDCAデータはすでに1万回を超える。最短で成果を出すための“ベストプラクティ
ス”が蓄積されている

                                                    AIアナリストの提案(例)

                             サイト属性                AIアナリストの提案に基づく改善施策             成果

                                通信会社              「企業情報」ページを見た訪問者の離脱が多いので改善を推奨
                                                                                      CV 2.0倍
                               toCサイト              ▶ 問い合わせへのリンクを設置




       12,324
                                                  フォームからの離脱率が高かったため、スマホのフォームの改
          蓄積したPDCAの回数         リノベーション             善を推奨                                CV 5.0倍
                                 業者
                                                   ▶ フォームをシンプルに改修


                                                  「商品一覧」から「ランキング」へいくと購入率が高まるので
                                家具EC              誘導を推奨                               CV 1.5倍
                                                   ▶ 「ランキング」をページ上部に設置


                 2021/2末時点                        「テレワーク」関連キーワードに関連するキーワードを狙うこ
                                通信会社                                              検索10位以内
                                                  とを推奨
                               toBサイト              ▶ 関連のSEOコンテンツを増強
                                                                                   +150記事

                                                  地域別の広告予算である地域が無駄となっているため、削減を
                               財団法人               推奨                              CVR 5.9倍
                                                   ▶ 地域別の予算配分を変更



                                                  ある広告から来た訪問者が見るとCV数があがるページを発見
                              食品メーカー                                                  CV 1.4倍
                                                   ▶ そのページへ誘導するよう広告内容を見直し




                                        © WACUL                                                 52
     成長を続けるための戦略
当社が目指す2軸での成長、およびそれを実現する5つの方針




            © WACUL            53
成長を続けるための戦略

マーケット拡大の機会を機敏に捉えるべく、マーケティング投資を積極的に推進。
自社ケイパビリティの拡大と合わせ2方向でサービスを強化

成長を続けるための基本的な考え方                          投資を行う具体的な打ち手


                                               1   新規商品投入と既存商品を絡めたプロダクトの積み上げ

                さらなる
                ケイパビリティ獲得による
                サービス強化
WACULのケイパビリティ




                                               2   バリューチェーンの拡張




                                               3   新規ソリューション開発のためのパートナー連携



                          DXへ取り組む
                          企業の増加による             1   拡大するマーケットを獲得するためのマーケティング投資
                          マーケット拡大


                                               2   ポジショニングを意識した差別化の推進
                     DXへ取り組む企業


                                     © WACUL                                    54
成長を続けるための戦略|マーケットの獲得    1   マーケティング投資

上場時の資金は、マーケティング&セールスに投下。広告宣伝費だけでなく人材投資を含み、成約までの各フェーズを強
化することで新規契約獲得総額の増加につなげる

顧客獲得フェーズごとの当社の投資先                       主な投資関連指標の推移
                                                                                              各種数値の動向

                    投資先                            (百万円)
                                                                                             • DX需要が旺盛であったため、来期へ
                                                                                               の先行投資として21/2期は広告宣伝
                                         広告宣伝費            52       56       43       50
                    • 登壇/寄稿等広報                                                                 費を当初計画対比増額
                    • 広告宣伝費
    知る              • オウンドメディア記事                         2020/2   2021/2   2021/2   2022/2   • 案件紹介(広告宣伝費に該当)が多
                      制作(内製+外注)                           実績       実績       計画       計画        く発生。計画以上の紹介料が発生す
                                                                                               るも、売上高の押し上げに貢献
                                                   (百万円)
                                                                                             • 厳選採用および業務委託の活用など
                                         委託/報酬/                                      97        により社員数の伸びは計画以下
                    • マーケチーム人件費          顧問料*             48       60       62
    欲しい             • 業務委託費
                                                         2020/2   2021/2   2021/2   2022/2
                                                          実績       実績       計画       計画

                                                   (人)

                    • セールスチーム人件費
                                                          47       51       53       57
                    • カスタマーサクセス          社員数
    買う
                      チーム人件費
                    • 業務委託費                              2020/2   2021/2   2021/2   2022/2
                                                          実績       実績       計画       計画




※委託/報酬/顧問料は、業務委託費だけでなく監査法人や弁護士事務所等に対する費用も含むが、主たる増減要因は業務委託費によるもの

                                                     © WACUL                                                        55
成長を続けるための戦略|マーケットの獲得      2   差別化の推進

他社では人的に提供する「課題解決」ソリューションを、当社ではテクノロジーを活用して安価に・再現性高く実現。市
場拡大をとらえる


                                       テクノロジードリブン


                                                       各種データ連携ツール
                              当社のポジション                    提供会社
                          改善提案や効果検証まで
                                                       データは見える化されるが
                        「AIアナリスト」が支援可能。
                                                        そこからの示唆を得て
                      人的でないため安価かつ再現性が高い
                                                      成果を出せるかはユーザー任せ
   “分かる化”                                                                “見える化”
  課題解決企業                                                                基盤提供企業

                         各種コンサルティング会社                      SIer 等

                          手厚いサポートはあるが                 顧客の求めるものを作れるが
                        人的であるがゆえに高コストかつ              工数単価であるため高くなりがちで
                        再現性は低いため、質が不安定¹                成果が出るかも顧客次第


                                         人的サービス

¹ 当社のWebコンサルティングサービス提供時との比較

                                           © WACUL                                56
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得   1 プロダクトの積み上げ

ビッグデータとPDCAデータによる分析力を核に新プロダクトの展開に上場資金を投資。
顧客成果の最大化のためのDXプラットフォームに成長を目指す
2015年~              2018年~                            2021年~
     ツール提供                      プロダクト群の提供                      DXプラットフォームの提供

  AIアナリストでデータの            AIアナリストで培ったPDCAデータを元に       ベスト・プラクティスを元に、LP制作やサイトリニューアルも支援
 見える化・分かる化を支援                  効率的な実行を一部支援              LPは21/2期に販売開始済。リニューアルはテストマーケ中




          プラットフォーム化を通じて、企業のマーケティングDX全体を支援することでLTV最大化を図る

                                            © WACUL                                     57
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得          2   バリューチェーン拡張

カテゴリーリーダーとして大手・先端技術をもつスタートアップ両サイドとの連携を強化。当社として提供できる価値を
バリューチェーン前後に拡大中


 2方向で連携を積極的に推進することで...                                                           ...当社の提供可能価値を拡張する


                                   取り込みの狙い                          例¹

                   • 既存プラットフォーマーとの連携を強化                                                                     販売
                                                                                                           データ
     プラット          • プラットフォーマーに対して当社データ                                                       アプリ                       SFA/CRM
    フォーマー            基盤を提供
      連携           • プラットフォーマーの顧客基盤を獲得




                   • インキュベーションで培った知見をもとに、                                                  決済                             Web広告
                     必要な機能を持つ先端技術をもつ中小企業
                     を選別し、取り込み
   ニッチトップ
    取り込み                                                                                                           MA
                   • 当社データ基盤(インプット)と                                                              商品開発
                     提案機能(アウトプット)の強化                                                                              ツール
                   • 両社の機能連動による顧客基盤の共同開拓




¹ Google、Shirofuneについては連携開始済み、Salesforceについては開発着手済み。「Google」およびGoogleのロゴマークは、Google Inc.の商標または登録商標です。「Salesforce」およびセールスフォース・ドットコムのロゴマークは、
  Salesforce.com,inc.の商標または登録商標です。「Shirofune」およびShirofuneのロゴマークは、株式会社Shirofuneの商標または登録商標です。

                                                                  © WACUL                                                                    58
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得   3   パートナー連携

パートナーとも積極連携することでデータと顧客基盤獲得をスピード感持って推進


観光業向けAIアナリストをJTBコミュニケーションデザイン社を通じて提供

                                                        施策の狙い
                              観光関連企業
                                                       • 当社のAIアナリストは、業界・規模を問わな
    最終顧客                                                 いホリゾンタルなプロダクトである。そのた
                                                         め、業界特有の専門用語の反映などは、ツー
                                                         ル単体では行っていない
                                      サービス料の支払・
              販売、サポートの実施
                                      データ連携            • 専門領域を持つマーケティング企業とともに
                                                         業界特化型のAIアナリスト開発・提供するこ
                                                         とで、さらに多くの企業のデジタルマーケ
    OEM先                                                 ティング推進が可能となる

                                                       • 21/2期はJTBコミュニケーションデザイン社
                                                         と観光業向けの特化型AIアナリストを開発
                開発・システム管理             サービス料の支払・
                  サポートの実施             データ連携            • 今後、さらに別カテゴリ向けのAIアナリスト
                                                         の開発・提供を目指す

    WACUL



※上記案件についてはすでに実績あり

                                             © WACUL                               59
成長を続けるための戦略|さらなる成長余地

さらに、長期的には保有するデータと知見をフル活用しマーケティングDXの周辺へ事業領域を拡大。パートナーも巻き込
んで、実験的な取り組みから開始

                                                知見を活かした経営者・DX推進部署や
                              研修・認定                                     提供開始
                                                マーケターへの研修・認定を提供
                                                                       22/2期Q1~
                       人材
                                                マーケティング人材等を当社知見で教育し、
                            人材マッチング・紹介                                  提供準備中
                                                マーケターを必要とする企業へ紹介
   インフラ
   支援事業

                                                マーケティング費用の先行投資がいくらの
                 ファイナンス     ファイナンス支援            リターンを生むか精緻なデータ分析を行い、
                                                資金確保を必要とする企業を支援



                                                プロフィットシェアリングや成果報酬の
                              運用代行              契約で、Webサイト運用を集客から      初期案件提供中
                                                リード獲得まですべてを代行          22/2期Q3~
       バリューアップ事業
                                                サイトを買収し、当社知見でCV増などの
                            サイト買収・売却
                                                バリューアップを施したうえで売却



                                      © WACUL                                     60
成長を続けるための戦略|DX・AI市場のマーケットの拡大

デジタルトランスフォーメーション機運の高まりを受けて、当社の属するマーケットは拡大。この追い風を着実に獲得す
る

国内DX市場                                                         国内AIシステム市場



                     CAGR   +23%                                              CAGR   +33%
 (億円)                                                          (億円)




                                       17,848



            7,912

                                                                                            3,459
                                                                       818
             2019                       2023                           2019                 2024




出所:富士キメラ総研「2020デジタルトランスフォーメーションの市場の将来展望」、IDC Japan「国内AI(人工知能)システム市場」

                                                          © WACUL                                   61
事業等のリスク

事業のリスクと対応方針

   以下には、当社が事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項について記載しております。その他のリスクは、有価証券報告書「事業等のリスク」に記載の内容のうち、成長の実
   現や事業計画の遂行に影響する主要なリスクを抜粋して記載しております。その他のリスクは、有価証券報告書の「事業等のリスク」をご参照ください。なお、文中の将来に関する事項は、現在において当社が判
   断したものであり、将来において発生する可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。また当社のコントロールできない外部要因や必ずしもリスク要因に該当しない事項についても記載しており
   ます。



                                                 発生
                               リスク概要                  影響度     当社の対応方針
                                                可能性

                               DX市場の盛り上がりをうけ                  行動解析データの蓄積と当社独自のPDCAデータを他社に先駆けて多く蓄積し、成果に直
               競争環境の激化                          中     大
                               新規参入が増加                        結する知見を強みとした事業展開を進めます
取り巻くリスク
 市場等自社を




               Google inc.との   Googleの方針変更による                 現在GoogleアナリティクスのAPI制限等は上限を引き上げられるなど良好な関係にあり
                                                低     大
                    関係         当社事業への影響                       ます。今後も互恵関係となる事業展開を行います


                                                              現時点で個人情報の取り扱いは行っていないため規制を受けることはありませんが、今
                 法的規制          GDPR等の規制の強化      低     中       後も法規制の動向を注視して柔軟に対応します


                 新規事業に         クロスセル商材となる                     インキュベーション事業及び開発人員の人員強化等を通じて、新規事業創出を強く推進
                                                中     中
 ビジネスモデルのリスク




                  ついて          事業創出の遅れ                        します

                               単価増、クロスセル率向上、
               1社あたりLTVに                                      中堅企業以上のDX推進のニーズが強い層へ積極的にリーチし、マーケティングDXのトー
                 ついて
                               解約率の低減の遅延による     中     中       タルソリューションを提供していきます
                               LTV上昇の停滞

                               先行投資が大きく先行し、
                 先行投資に                                        投資対効果を見極めることで中長期の企業価値最大化を行います。また、積極的なIR活
                  ついて
                               充分な効果が得られない      中     中       動を通じて市場理解を醸成します
                               可能性



                                                            © WACUL                                         62
ディスクレーマー

本資料について




本資料の作成に当たり、当社は当社が入手可能な情報の正確性や完全性に依拠し、前提としていますが、当社以外に関する情報は公開情報
等から引用したものであり、その正確性あるいは完全性について、当社は何ら表明及び保証するものではありません。


また、発表日現在の将来に関する前提や見通し、計画に基づく予想が含まれている場合がありますが、これらの将来に関する記述は、当社
が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社として、その達成を約束するものではありません。


当該予想と実際の業績の間には、経済状況の変化や顧客のニーズ及びユーザーの嗜好の変化、他社との競合、法規制の変更等、今後のさま
ざまな要因によって、大きく差異が発生する可能性があります。




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