4173 M-WACUL 2021-02-26 15:30:00
(訂正) 「事業計画及び成長可能性に関する事項について」の一部訂正について(2/2) [pdf]

                                                     2021 年2月 26 日
各 位
                       会社名         株式会社WACUL
                       代表者名        代表取締役社長 大淵 亮平
                                       (コード番号:4173 東証マザーズ)
                       問合せ先        取締役 コーポレート本部長 竹本 祐也
                                               (TEL 03-5244-5535)


(訂正)「事業計画及び成長可能性に関する事項について」の一部訂正についてお知らせ

                           (2/2)

 2021 年 2 月 19 日に開示しました「事業計画及び成長可能性に関する事項について」につきまして、一部訂正す
べき事項がございましたので、ここにお詫び申し上げますとともに下記のとおりお知らせいたします。なお、訂正
箇所は『(訂正)「事業計画及び成長可能性に関する事項について」の一部訂正についてお知らせ(1/2)』に記載して
いるため、こちらでは全文を添付します。




                              1
        株式会社WACUL

事業計画及び成長可能性に関する事項について
          2021.2.19
WACULのスナップショット



      ・データの蓄積と分析をコアに、「デジタル経営・顧客獲得の最大化」を
       支援するマーケティングDXカンパニー
 概要
      ・高水準の売上成長率・売上総利益率を背景に利益を創出
      (18/2-20/2期 3期間売上高CAGR 38%、20/2期売上総利益率88%)




      ・業種不問、中小~大企業まで幅広く提供可能なサービスラインナップ
 特徴
      ・「AIアナリスト」により顧客ごとの必要な施策を明らかにし、
       用意した運用・実装サービスでクロスセルを進めるビジネスモデル



      ・研究開発事業とプロダクト事業の相互連携により、持続的・構造的に
       サービス強化が可能な仕組みを構築
 強み
      ・仕組みを支える独自データと技術を保有し、高い事業発展性と
       参入障壁を実現


                               © WACUL             2
目次

当資料に含まれるコンテンツ




WACULの概要        P. 4

財務ハイライト         P.17

WACULの特徴と強み     P.25

成長を続けるための戦略     P.32

Appendix        P.43




                © WACUL   3
WACULの概要




   © WACUL   4
会社概要




会社名     株式会社WACUL(ワカル)

所在地     東京都千代田区神田小川町3-26-8 2F

設立日     2010年9月27日

資本金     4億2,600万円

社員数     77人(2020年12月末時点)

ミッション   知を創集して、道具にする

ビジョン    テクノロジーで、ビジネスの相棒を一人一人に

会社URL   https://wacul.co.jp/




                               © WACUL   5
経営陣

マーケティング・デジタルビジネスに強みを有する経営陣




                                                                             ※ 写真は左から、竹本・大淵・垣内・井口
 取締役(執行)                                             取締役(監査)

代表取締役CEO 大淵 亮平                                   取締役(常勤監査等委員)吉村 貞彦
京都大学卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ 入社。経営・マーケティング         南山大学大学院経済学科研究科修士課程修了。太田哲三事務所(現EY新日本)入所。同
プロジェクトを多数経験。共同創業者としてWACULを設立。取締役COOを経て、2017年     法人副理事長、ジャフコ取締役(常勤監査等委員)等を経て、19年6月よりミンカブ・
12月に代表取締役CEO就任。                                  ジ・インフォノイド取締役(非常勤監査等委員)。同11月WACUL常勤監査等委員就任。
取締役CIO 垣内 勇威                                     取締役(非常勤監査等委員)梅本 大祐
東京大学卒業後、ビービット 入社。コンサルタントとして多数のWebプロジェクトに参        英国レスター大学大学院法学修士課程修了。日本ヒューレット・パッカードにてエンジ
画。その後、WACULに入社、その後取締役に。2019年2月、WACULテクノロジー&マー    ニアとして勤務。一橋大学法科大学院を経て、2009年弁護士登録、ブレークモア法律事
ケティングラボを設立し、所長に就任。                               務所入所。2017年、総務省総合通信基盤局出向を経て、2019年に同事務所パートナー。
                                                 2019年5月、WACUL 監査等委員就任。
取締役CFO 竹本 祐也
京都大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券入社。投資調査部にてシニアアナリスト          取締役 監査等委員(非常勤)井出 彰
に。その後、A.T. カーニーに入社、通信・メディア・テクノロジー担当マネージャー。       慶應義塾大学卒業後、あずさ監査法人入所。2013年にフロンティア・マネジメントに入
2018年7月WACUL入社、取締役CFOに就任。                        社。2015年より、うるるにて、経理・財務・IR・経営企画等に従事。2018年井出公認会
                                                 計士事務所開業。2019年11月WACUL監査等委員就任。
取締役COO 井口 善文
慶応義塾大学卒業後、ソニー、リクルートなどで事業戦略策定及び新規事業開発を行う。
2012年4月に経営共創基盤入社。2015年11月よりウィルゲートの取締役を経て、2019年
1月、WACUL取締役COO就任。




                                                                                                    6
                                           © WACUL
沿革

知見とデータを“創り”・“集め”、ビジネスモデルを磨き込んでいる



                                      研究開発期                                                                 データ総集期                                                            DX期
        知見の創出
                                                                                               サイト登録数増によるデータの蓄積
 優先                                                                                            当社独自のPDCAデータの蓄積
 事項                                                                                                                                                      プロダクト数の増、クロスセルの推進
                                                                                                                                                         DX意識の高い顧客数の増
                                                                                                                                                         顧客生涯価値 (LTV)の最大化
        色ごとの出来事種別                                                             「AIアナリスト」グッドデザイン賞受賞
        ・研究・開発
        ・プロダクトローンチ                                 「AIアナリスト」スティービー賞受賞
        ・その他
                                 「AIアナリスト」を月額課金型にモデル転換
                                                                                                                        株式会社JTBコミュニケーションデザインと
                                                東京大学松尾研究室と共同研究                                                     「AIアナリスト forツーリズム」共同開発・リリース
                                                                                                                            「AIアナリスト」をPDCA支援ツールへ
                                                 「AIアナリスト」リリース
                                                                                                                                       大幅アップデート
 沿革                           社内ツールを「Sure!」として                                                 WACULテクノロジー&マーケティングラボ設立
                               SaaS型に改良し、リリース
                            アクセス解析データ                                                                                「AIアナリストAD」リリース
                            自動分析ツール開発開始
        設立
                            成果コミット型                                                                「AIアナリストSEO」リリース
                            Webコンサルティング提供開始
      2010/8


               2011/2
                   2011/5
                        2011/8


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                                      2012/5
                                          2012/8


                                                   2013/2
                                                         2013/5
                                                            2013/8


                                                                     2014/2
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                                                                                               2015/5
                                                                                                  2015/8


                                                                                                           2016/2
                                                                                                                  2016/5
                                                                                                                     2016/8


                                                                                                                              2017/2
                                                                                                                                     2017/5
                                                                                                                                        2017/8


                                                                                                                                                 2018/2
                                                                                                                                                        2018/5
                                                                                                                                                           2018/8


                                                                                                                                                                    2019/2
                                                                                                                                                                           2019/5
                                                                                                                                                                              2019/8


                                                                                                                                                                                       2020/2
                                                                                                                                                                                              2020/5
                                                                                                                                                                                                 2020/8


                                                                                                                                                                                                          2021/2
         2010/11




                            2011/11




                                               2012/11




                                                                  2013/11




                                                                                     2014/11




                                                                                                        2015/11




                                                                                                                           2016/11




                                                                                                                                              2017/11




                                                                                                                                                                 2018/11




                                                                                                                                                                                    2019/11




                                                                                                                                                                                                       2020/11
                                                                                           © WACUL                                                                                                                 7
創業・事業開発の背景

複雑化する企業経営。データを軸としたデジタルトランスフォーメーション*が必要不可欠に




 社会課題・背景              顧客企業     個社ごとの課題                    当社のソリューション
 複雑化する社会に
                  煩雑の一途をたどる管理業務に追われ、                各社のデータを集約して管理・分析する
 対し、人材やシス
                  本来やるべき戦略的な業務・意思決定が                ことで、規模・業界等、顧客ごとの特性に
 テムを理由に遅々
                  不可能に。未知の事項や未対応事項も                 合わせた最適解を導出。
 として進まない
                  徐々に増え続け、悪循環に陥る。                   シンプルな戦略設計と意思決定を実現。
 デジタル化。


   生活者の多様化


 マーケティング手法
    の乱立

 「ニューノーマル」
   への対応

   デジタル人材
  採用・育成の遅れ

    老朽化する
   基幹システム




※ デジタルトランスフォーメーションとは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネス
モデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること


                                      © WACUL                                        8
運営事業

マーケティングのデジタルトランスフォーメーションを実現する事業を展開



 プロダクト事業                                      インキュベーション事業


            PDCA支援プラットフォーム                                  コンサルティング/PoC*




  月額課金制のSaaSプロダクト。顧客企業のマーケティングデー                  他社との先進的なプロジェクトや共同研究などを通じて新たな
  タを連携し、成果を最大化するために必要な施策を自動で発                     知見開発を行うデジタル分野での人的なコンサルティング/実証
  見・提案。また、レポーティング機能や効果測定機能などPDCA                  実験サービス。プロダクト事業のもととなる要素技術を産み出
  のすべてを提供するプラットフォーム。                              す。



             実行・実装ソリューション                                     研究開発/広報




  AIアナリストの改善提案に対し、当社のノウハウ持った実行                    マーケティングDXを研究対象に、内容に応じて顧問である
  部隊がサポートする運用・実装サービス。月毎の提供本数/運用                   アカデミック・ビジネス領域の外部専門家と連携して研究を
  金額を定めて期間契約を行う、従量課金型を採用。                         実施。他社との実証実験等から、様々な知見を獲得すべく活動。




※ インキュベーション事業は研究、ソリューション・機能開発を主としており、事業としての売上高貢献度は20/2期において10%未満
※ 研究開発組織は売上をあげることを目的とせず、機能開発・ソリューション開発のための研究を行うもの
※PoCはProof of Conceptの略称。新規アイディアのフィジビリティ・スタディなどの検証・実証のトライアル活動のこと

                                        © WACUL                                   9
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、デジタルマーケティング上の改善策を、改善幅の予測とともに発見・提
案。さらに成果測定まで自動で行う、PDCA*プラットフォーム


  1                             2                                3
  データの見える化だけでなく                                                      過去実施した施策を記録
                                 改善施策の効果を自動で検証
  改善の方針を「分かる化」                                                        自社の知見化を支援




※PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、業務を継続的に改善していくサイクルおよび手法のこと

                                           © WACUL                                  10
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、アクセス解析データを連携することで、自動でデータを分析。改善提案
から効果検証・レポーティングまで幅広く行う




      データ連携                         分析・改善提案                               効果検証・レポート




   ユーザーのもつWebサイ           Googleアナリティクス、SEO関連データ、広告関連              自動で月次レポートを作成。また、実装したサイト
   トのGoogleアナリティク         データなど、Webサイト運営者だけが持つデータに加                改善施策がどれだけ成果が出たのかを測定する効果
   ス*にログインして、ワン           え、検索結果などのWeb上にある一般的なデータもあ                検証も搭載されている。
   クリックで連携すれば設            わせて網羅的に分析を行い、改善提案を表示。
   定完了。




※GoogleアナリティクスとはGoogleの提供するアクセス解析ツールであり、Webサイトに訪れるユーザーがどのような経路で、何に興味を持って訪問しているのか、その数はどの程
 度であるかなどのデータを蓄積している。「Google」「Google Analytics」およびGoogle、GoogleAnalyticsのロゴマークは、Google Inc.の商標または登録商標です。

                                                © WACUL                                                   11
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストは、あらゆる業界で成果を創出し続けている



                 成果実績                                             成果創出幅

  CV1.4倍 資格参考書EC      CV3.1倍 ご当地食品EC
  CV2.1倍 ダイビングショップ    CV1.8倍 会員登録システム
  CV2.5倍 有料辞書         CV1.8倍 アクセサリEC
  CV1.4倍 シールEC        CV1.5倍 業務用エステ用品              10倍以上
  CV1.4倍 決済システム       CV1.2倍 オフィスBGM
                                                     21%
  CV2.8倍 菓子/食品EC      CV2.1倍 フリーランス派遣                                                   ~1.5倍
  CV1.4倍 女性下着EC       CV2.7倍 不動産投資
  CV2.4倍 ステンレス部品      CV1.2倍 賃貸物件紹介                                                     35%
  CV9.3倍 塗装会社紹介       CV2.4倍 酒類EC
  CV1.4倍 行政書士事務所      CV2.3倍 ファッションEC
  CV2.3倍 TシャツEC       CV1.5倍 カレンダーソフト
  CV2.0倍 大手人材派遣       CV1.8倍 ペット葬儀




                                                             65%
  CV1.2倍 健康食品EC
  CV3.1倍 新電力会社
                      CV1.5倍 プロバイダ
                      CV1.9倍 ヨガウェアEC
                                                            1.5倍以上が
  CV1.5倍 こども英会話       CV1.8倍 ホテル結婚式場
  CV2.2倍 専門学校(愛知)     CV1.8倍 少額不動産投資




                                                              z
  CV3.3倍 音楽専門学校       CV1.4倍 Web制作会社              2~10倍
  CV1.8倍 中古本買取        CV1.2倍 技術人材派遣
  CV1.9倍 医療専門学校       CV8.0倍 専門学校(東京)              23%                           1.5~2倍
  CV1.8倍 北欧雑貨EC       CV1.7倍 エステサロン
  CV1.6倍 研磨機器         CV1.2倍 芸能人グッズEC
                                                                                   21%
  CV1.4倍 分譲戸建て        CV1.2倍 専門学校(東京)
  CV2.0倍 大手分譲住宅
                                                           ※有料契約版でCVR改善がみられたサイトの伸び率分布



※この効果測定はGoogleアナリティクスのデータを用い、改善前と改善後の同期間のデータを用いた前後比較を、できる限り前提条件等を揃えた上で、コンバージョンレートの変化
を調査しています。また、顧客にもデータの確認を行っていただいたうえで改善の判定を行うことにより客観性を担保しています。成果調査の詳細は当社リリース『2.3万サイトが利
用する「AIアナリスト」、施策の73%がサイト改善に成功』https://wacul.co.jp/pressrelease/aia_marketing-7/ 参照

                                        © WACUL
運営事業|プロダクト事業

AIアナリストの改善提案に対し、運用・実装を支援する周辺プロダクト群でも成果を創出



     オウンドメディアの記事作成サービス                                 低価格でハイパフォーマンスな
    CV獲得に特化した記事コンテンツを提供                                Web広告の運用代行*サービス




     1本6万円からデータ分析による骨子作成で                              Web媒体の自動入札ツールの利用で
         成果のでるコンテンツを提供                                様々な業界で約20%以上のCPA削減実績


                                                   【A社】媒体予算 30~50万円 /月
                         1位                            CPA:21,600円→16,800円(獲得単価30%減少)

                                                   【B社】媒体予算 60万円 /月
             記事公開3ヶ月以内の 2-3位                           CPA:¥143,804円→¥40,498円(獲得単価72%減少)
             当社制作支援記事の
               検索順位実績*                             【C社】媒体予算 100万円 /月
                                                       CPA:25,000円→20,000円(獲得単価20%減少)

         11位以下
                        4-10位                      【D社】媒体予算 200万円 /月
                                                       CPA:7,200円→3,606円(獲得単価50%減少)




※SEOの成果調査の詳細は当社リリース『「AIアナリストSEO」、SEOコンテンツの勝ちパターンを仕組み化したことで、3ヶ月目にはリスティング広告を上回る高いコスト効率を実
現。検索順位も1位獲得が3割を超える : https://wacul.co.jp/pressrelease/aianalyst-seo-achievement-2020/』参照
※Web広告の運用代行とは、顧客にかわってGoogleやヤフー、facebook、Instagram等の広告媒体の買い付けと広告出稿を行うもの

                                         © WACUL                                           13
運営事業|インキュベーション事業

他社とのPJを通じてデジタル分野での新規知見開発を行うインキュベーション事業



                     • これまで対面営業のみであったB2Bメーカーにおいてデジタルマーケティング
  事     B2BメーカーDX      部署を立ち上げ
  業
  ・
  組                  • 店舗あり大手雑貨店のアプリ、EC、店舗といったO2O(Offline to Online)を
  織         O2O        意識したユーザーの最適導線の設計
  開
  発
                     • 大手新聞社における、記事ごとの有料・無料公開を最適化、それによる
       メディアの収益改善       有料課金ユーザーの最大化


        スマホゲームの      • ディープラーニングを活用したフリーミアムモデルのスマホゲームの広告CPA
       課金者獲得率の改善       の改善と課金ユーザー増によるLTV最大化を提案


  技   WebページのAIによる   • 「AIアナリスト」の分析・改善提案の精度向上のため、Webサイトの構造をAI
  術      グルーピング        が分析。同一の商品カテゴリや各事例紹介ページを自動でグループ化
  開
  発
       スマホサイト分析の     • Webサイトを閲覧している人のスマホの、各センサーのデータを
       データ取得基盤構築       ディープラーニングで分析することで、ユーザーの現在の状態を推計


       再購買予測モデルを     • 東京大学阿部教授の再購買予測モデルに基づく、
      活用したリテンション       アパレルECの既存顧客の再購買率改善のための購買データ分析




                               © WACUL
運営事業|インキュベーション事業

研究所では外部識者を招聘。外部知見もレバレッジしてテクノロジーとノウハウを進化



外部識者は当社の研究開発活動に対し、アドバイザーとして協力




                   東京大学大学院経済学研究                        明治大学大学院 先端数理科学
WACUL 取締役                              京都大学 経済学研究科教授
                   科・経済学部教授                            研究科総合数理学部准教授
垣内勇威                                   若林靖永
                   阿部誠                                 櫻井義尚




ディノス・セシール CECO     元 本田技研工業Webマスター    ソウルドアウト上席執行役員    元 ビービット 執行役員
石川 森生              渡辺 春樹              長谷川 智史           宮坂 祐




                                  © WACUL                               15
事業展開と収益構造

当社はDXソリューションのコアのみを担いながら、最終顧客のビジネス拡大に貢献する
現在は直接販売が主も、代理店や間接販売、パートナー活用などの他チャネルを育成中




                   © WACUL                 16
財務ハイライト




  © WACUL
財務ハイライト①

高水準の売上高成長率・売上総利益率



                  売上高の推移                                              売上総利益率の推移


 21/2上期はコロナ影響があったが下期に成長が加速                                  徹底した自動化・型化で、総利益率は高水準に

(百万円)


                                                                              88%       86%
  ■21/2Q3までの実績値                                                                                  83%
  ■21/2Q4からの計画値                         1,052                        80%


                               708
                                                            54%
                              Q4, 210


                     485      Q3, 191
            370
                              Q2, 157
   254                                                                                   ■20/2までの実績値
                                                                                         ■21/2からの計画値
                              Q1, 148


  2018/2   2019/2   2020/2   2021/2 E 2022/2 E             2018/2   2019/2   2020/2   2021/2 E 2022/2 E




                                                 © WACUL                                                  18
財務ハイライト②

徹底した自動化により、人的リソースと蓄積した知見をレバレッジできる仕組みを構築。
売上高の増加を利益に変える


               営業利益の推移                                               従業員1人あたり売上高の推移

                                                                   徹底した自動化により
      コロナ禍の2021/2期から、黒字に転換
                                                             効率的に収益を生み出す仕組みを構築し向上中

  (百万円)             ▼資金調達を実施し、中長期
                     に向けた投資を再開                              ■20/2までの実績値
                                                            ■21/2からの計画値




                                         229
                                23
                                43
            ▲ 64
                      ▲ 140
  ▲ 216



                              ■21/2Q3までの実績値
                              ■21/2Q4からの計画値


  2018/2   2019/2    2020/2   2021/2 E 2022/2 E             2018/2    2019/2   2020/2   2021/2 E 2022/2 E




                                                  © WACUL                                                   19
企業価値向上に対する考え方

長期的な成長を念頭に、顧客ごとの収益性を最大化しつつ顧客を積み上げ




                顧客ごとの収益性最大化                 顧客基盤拡大



                                        ×
   顧客との関係性強化             コストコントロール
                                            顧客数の積み上げ
    (LTV最大化)               (CAC極小化)
    顧客の課題解決の              徹底した仕組み化で          継続接点を持つ
     領域を広げる              効率的にコストを投下         顧客の数を増やす




                       長期的な利益・FCFの最大化

                      原資を蓄積、機を見て適切な投資をする




    利益とバリュエーションとをバランスよく高めることで、長期的成長を目指す



                              © WACUL                  20
 企業価値向上に対する考え方   顧客ごとの収益性最大化

 当社は顧客獲得への投資を先行し、その後収益を積み上げるビジネスモデル


 当社の展開するリカーリング・ビジネスの構造

           1社から当社が受け取る収益が、1社を獲得するのに必要な先行投資を上回れば、
        当社は長期的に収益をあげることができるため、LTVの最大化と契約獲得コストの最小化を重視



        1社から受け取る当社の収益=顧客生涯価値(LTV)                       最大化


                                                   1社から当社が受け取る
                                                        収益
                                       ・・・




1社を獲得するのに                                          1社を獲得するのにかかる
  必要なコスト
                                                       先行投資
                                                        最小化


    N   N+1   N+2    N+3   N+4   N+5
                    時間軸




                                         © WACUL                  21
企業価値向上に対する考え方|顧客ごとの収益性最大化

投資リターン*をコントロールすることで、高い売上高成長率と利益創出を両立させる


1社あたり理論LTVと1社あたり契約獲得広告宣伝費の推移

             機能開発とソリューション強化による解約率低減・機能強化による値上げ・
         新商材の開発・カスタマーサクセス強化によるクロスセル率向上を通じてLTV最大化を推進する
 (千円)

                                                                                                           4,397



                                                                                            3,539
                                                                                  3,254
                                                                        2,867
                                                               2,724
                                             2,440    2,480
                                   2,241                                                 1社あたりの“収益”と“獲得コスト”を
                 1,920    1,922                                                             コントロールすることで
        1社あたり
                                                                                            規模拡大・利益創出が可能
         理論LTV

                                                                コロナ禍で
                                                                投資を抑制
                           320      279       343      374                         359
                  166                                             194    243
    1社あたり
契約獲得広告宣伝費

                 2019/2   2019/5   2019/8   2019/11   2020/2   2020/5   2020/8   2020/11 2021/2 E   ・・・   2022/2 E

※1契約を獲得するのに掛けたコスト(先行投資)を、その後に受け取るリカーリング収益(リターン)で回収するというビジネスモデルであるため、投資対効果を測るための指標を
示している。それぞれの定義は以下の通り。
・1社あたり理論LTV=リカーリング型商材について、1社あたりの12ヶ月平均初期売上+1社あたり平均リカーリング売上高/社数ベース12ヶ月平均解約率
・1社あたりの平均初期売上は、単月の初期費用としての売上/単月の新規契約社数 を当月を含む12ヶ月平均したもの
・1社あたり平均リカーリング売上高は、継続課金型の商材から生まれた単月売上高をその月に売上高の発生した契約社数で割って算出
・社数ベース12ヶ月平均解約率は、休止期間中を除く当月に売上が発生しなくなった社数/前月に売上の発生していた社数 を当月を含む12ヶ月平均して算出
・1社あたり契約獲得広告宣伝費=当月を含む (3ヶ月合算広告宣伝費/3ヶ月合算商談数)/3ヶ月平均商談契約率


                                                        © WACUL                                                      22
企業価値向上に対する考え方|顧客ごとの収益性最大化

1社あたりリカーリング売上高の増加と解約率の低減をドライバーにLTVの増加を推進する


1社あたり理論LTVの計算式




                      1社あたり                社数ベース
 1社あたり理論LTV                                         1社あたり初期費用
                    リカーリング売上高             12ヶ月解約率




今後の注力領域

  1社あたり
               DXに注力する中企業以上の顧客に対し、クロスセル率の向上を通じて、当指標の増加を推進
リカーリング売上高



   社数ベース       「AIアナリスト」の機能改善および「AIアナリストAD」などのオペレーション業務の支援ソ
  12ヶ月解約率      リューション強化、カスタマーサクセス人員の強化を通じて、当指標の低減を推進



 1社あたり初期費用     新規導入ハードルを高めないよう、当指標は現状の維持を計画




                                © WACUL                         23
企業価値向上に対する考え方|顧客基盤拡大

継続的接点を活かし、顧客との関係性強化を強めることで成長する



       リカーリングレベニューの比率                       リカーリングレベニューの積み上げ

    リカーリングビジネスが主である当社は                    リカーリングレベニューを積み上げることで
継続的な顧客接点を活かし、クロスセル率を向上させる                     売上高を継続的に成長させる

   (2020/2期実績)




                 その他
                 16%



                       リカーリング
                        売上高
                        84%



                                          2018/8   2019/2   2019/8   2020/2   2020/8




                                © WACUL                                                24
WACULの特徴と強み




    © WACUL
特徴と強み①   顧客特性

業種不問、中小~大企業まで幅広く提供可能なサービスラインナップを持つ



         全売上高の占める顧客規模の比率                                    エンドユーザーの属する業界

DXに積極的な中企業以上は1社あたり取引額が高いため
      今後積極的にアプローチしていく
                                                        BtoB/BtoC問わず、幅広い業種に対応をしている


                                                        農業、林業
                                                        漁業
                                                        鉱業、採石業、砂利採取業
                                                        建設業
                                43%                     製造業
          62%                                           電気・ガス・熱供給・水道業
                                                        情報通信業
                                                        運輸業、郵便業
                                                        卸売業、小売業
                                                        金融業・保険業
                                                        不動産業、物品賃貸業
                                57%                     学術研究、専門・技術サービス業
          38%                                           宿泊業、飲食サービス業
                                                        生活関連サービス業、娯楽業
                                                        教育、学習支援業
                                                        医療、福祉
          社数                    金額                      複合サービス事業
                                                        サービス業(他に分類されないもの)
                中企業以上     小企業                           公務(他に分類されるものを除く)
                                                        分類不能の産業


※ 2020/9実績                                         ※ 総務省日本標準産業分類にもとづく
※ 中企業とは、従業員数200人以上 もしくは 売上20億以上 のいずれかを満たす企業


                                              © WACUL                                26
特徴と強み②   プロダクト特性

底堅いAIアナリストを「司令塔」に、付帯サービスのクロスセルを行うことで成長を実現



    効率的にクロスセルを生み出す仕組み                               クロスセル領域の高い成長率
                                                クロスセル率は中企業以上の顧客占有率を目指す


    常にデータを蓄積・分析し、成果最大化のための
        施策を全体最適に自動で提案

    デ     改善施策提案
    ー                             効
    タ       広告運用施策                果
    確     SEOコンテンツ施策              検
                                                               CAGR
                                  証
    認                                                         +85%
            サイトUI施策
           リニューアル提案
              …




                       実行・実装
                         広告運用
                         SEO運用
                          UI実装
                       リニューアル実行
                          …




          AIアナリストの改善提案に沿った、                          2019/2   2020/2   2021/2E     2022/2E
         実行・実装メニューを今後さらに増やす
                                           クロスセル率
                                            (社数)
                                                  4.9%        8.5%     14.3%
                                                                       2021/2 Q3



                                           ※クロスセル率=(AIアナリスト、AIアナリストSEO、AIアナリストADの3商材のうち、
                                            当月に2商材以上利用している取引先社数)/(当月3商材のいずれかを利用している全
                                            取引先社数)

                                      © WACUL                                                27
特徴と強み③   事業間シナジー

研究開発機能とプロダクト機能を抱え、正のスパイラルでサービスの付加価値を強化




                   © WACUL               28
特徴と強み④   強みの源泉となる保有データ

2種類の戦略的データ獲得で、高い事業成長性と参入障壁を実現




                                   プロダクト事業
                                                    ユーザー拡大・
               精度・付加価値UP                             PDCAの蓄積

   1                                                              2
                         ユーザーの拡大               提案の精度UP




                                     …
   約33,000サイト                                             「改善施策と成果」
 (月50億のべユーザー)                            型化・自動機能化          を含む当社独自の
  の行動ビッグデータ                                                 PDCAデータ

                     提案の精度UP                    PDCAの蓄積



                                                    提案の精度UP

                              インキュベーション事業




                                     © WACUL                          29
1 参考:連結されたビッグデータ数

すでに3.3万サイト以上のGoogleアナリティクスが連携される。フリーミアムモデル*で、
数クリックですぐ連携・分析開始が可能なため、データが集まりやすい



                                                AIアナリスト登録サイト数*の推移

                                登録サイトから連携されるセッション数が月間48億を超える

    (サイト)


                                                                                                     (参考)
                                                                                                    他社ツール
                                                                                             Googleアナリティクス連携数
                              14,587


                                       19,901


                                                23,935


                                                         27,059


                                                                  29,561


                                                                           31,480


                                                                                    33,474
   2,218


            5,711


                     9,917




                                                                                             5,560


                                                                                                     5,100


                                                                                                             1,709


                                                                                                                     1,500
   2016/2   2016/8   2017/2   2017/8   2018/2   2018/8   2019/2   2019/8   2020/2   2020/8    A社      B社      C社      D社



※フリーミアムモデルとは、基本的な機能を無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金するサービスモデル。無料で一部サービスの利用ができるため、利
用開始のハードルが低い
※登録サイト数は、「AIアナリスト」へのGoogleアナリティクスの連携数
※他社ツールはその用途を問わず、Googleアナリティクスを連携するツールでサイト数または社数の公表があるものを調査した(2020/12/23時点)

                                                                   © WACUL                                                   30
2 独自に蓄積されたデータ数

「改善施策と成果」を含む当社独自のPDCAデータはすでに1万回を超える。最短で成果を
出すための“ベストプラクティス”が蓄積されている

                                       AIアナリストの提案(例)

                   サイト属性       AIアナリストの提案に基づく改善施策         成果
                               「企業情報」ページを見た訪問者の離脱が多いので
                     通信会社      改善を推奨                       CV 2.0倍
                    toCサイト
                                ▶ 問い合わせへのリンクを設置


                               フォームからの離脱率が高かったため、スマホの
                   リノベーション




10,877
                               フォームの改善を推奨                  CV 5.0倍
   蓄積したPDCAの回数        業者
                                ▶ フォームをシンプルに改修


                               「商品一覧」から「ランキング」へいくと購入率が
                     家具EC      高まるので誘導を推奨                  CV 1.5倍
                                ▶ 「ランキング」をページ上部に設置


                               「テレワーク」関連キーワードに関連するキーワー
       2020/9末時点     通信会社                                 検索10位以内
                               ドを狙うことを推奨
                    toBサイト      ▶ 関連のSEOコンテンツを増強
                                                           +150記事

                               地域別の広告予算である地域が無駄となっているた
                    財団法人       め、削減を推奨                     CVR 5.9倍
                                ▶ 地域別の予算配分を変更


                               ある広告から来た訪問者が見るとCV数があがるペー
                   食品メーカー      ジを発見                        CV 1.4倍
                                ▶ そのページへ誘導するよう広告内容を見直し



                             © WACUL
成長を続けるための戦略




    © WACUL
 成長を続けるための戦略

 マーケット拡大の機会を機敏に捉えるべく、マーケティング投資を積極的に推進。
 自社ケイパビリティの拡大と合わせ2方向でサービスを強化

 成長を続けるための基本的な考え方                        投資を行う具体的な打ち手


                                                  新規商品投入と既存商品を絡めた
                                              1
                                                  プロダクトの積み上げ

                さらなる
                ケイパビリティ獲得による
                                              2 バリューチェーンの拡張
WACULのケイパビリティ




                サービス強化




                                                  新規ソリューション開発のための
                                              3
                                                  パートナー連携
                注力顧客     DXへ取り組む
                         企業の増加による
                         マーケット拡大
                                                  拡大するマーケットを獲得する
                                              1
                                                  ためのマーケティング投資
                   DXへ取り組む企業

                                                  ポジショニングを意識した
                                              2
                                                  差別化の推進



                                    © WACUL                         33
成長を続けるための戦略|マーケットの獲得    1   マーケティング投資

上場時の資金は、マーケティング&セールスに投下。広告宣伝費だけでなく人材投資を含
み、成約までの各フェーズを強化することで新規契約獲得総額の増加につなげる

顧客獲得フェーズごとの当社の投資先                       主な投資関連指標の推移


                    投資先                              (百万円)


                                            広告宣伝費            52                  50
                    • 登壇/寄稿等広報                                        43
                    • 広告宣伝費
    知る              • オウンドメディア記事
                                                           2020/2   2021/2 E   2022/2 E
                      制作(内製+外注)
                                                     (百万円)


                                            委託/報酬/
                    • マーケチーム人件費             顧問料*                                 97
    欲しい             • 業務委託費
                                                             48       62

                                                           2020/2   2021/2 E   2022/2 E

                                                     (人)

                    • セールスチーム人件費
                    • カスタマーサクセス             社員数
    買う                                                       47       53         57
                      チーム人件費
                    • 業務委託費
                                                           2020/2   2021/2 E   2022/2 E




※委託/報酬/顧問料は、業務委託費だけでなく監査法人や弁護士事務所等に対する費用も含むが、主たる増減要因は業務委託費によるもの


                                        © WACUL                                           34
成長を続けるための戦略|マーケットの獲得    2    差別化の推進

他社では人的に提供する「課題解決」ソリューションを、当社ではテクノロジーを活用し
て安価に・再現性高く実現。市場拡大をとらえる


                                      テクノロジー
                                       ドリブン


                                                   各種データ連携ツール
                  当社のポジション                            提供会社
                 改善提案や効果検証まで
                                                  データは見える化されるが
               「AIアナリスト」が支援可能。
                                                   そこからの示唆を得て
             人的でないため安価かつ再現性が高い
                                                 成果を出せるかはユーザー任せ

 “分かる化”                                                              “見える化”
課題解決企業                                                              基盤提供企業

                各種コンサルティング会社                           SIer 等

                 手厚いサポートはあるが                       顧客の求めるものを作れるが
               人的であるがゆえに高コストかつ                   工数単価であるため高くなりがちで
               再現性は低いため、質が不安定*                      成果が出るかも顧客次第



                                      人的サービス

※当社のWebコンサルティングサービス提供時との比較


                                       © WACUL                                35
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得     1 プロダクトの積み上げ

ビッグデータとPDCAデータによる分析力を核に新プロダクトの展開に上場資金を投資。
顧客成果の最大化のためのDXプラットフォームに成長を目指す


2015年~           2018年~                            2021年~

    ツール提供                  プロダクト群の提供                        DXプラットフォームの提供
                                                      ベスト・プラクティスを元に、LP制作や
  AIアナリストでデータの    AIアナリストで培ったPDCAデータを元に
                                                       サイトリニューアルなども幅広く支援
 見える化・分かる化を支援          効率的な実行を一部支援
                                                    すでに上記の2つの商材についてはテスト販売中




   プラットフォーム化を通じて、企業のマーケティングDX全体を支援することでLTV最大化を図る


                                         © WACUL                             36
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得            2 バリューチェーン拡張

カテゴリーリーダーとして大手・先端技術をもつスタートアップ両サイドとの連携を強化。
当社として提供できる価値をバリューチェーン前後に拡大中


2方向で連携を積極的に推進することで…                                               当社の提供可能価値を拡張する


                       取り込みの狙い                       例*

             • 既存プラットフォーマーとの連携
                                                                                    販売
               を強化
                                                                                   データ
  プラット       • プラットフォーマーに対して当社
 フォーマー         データ基盤を提供                                                アプリ                     SFA/CRM
   連携        • プラットフォーマーの顧客基盤を
               獲得


             • インキュベーションで培った知見                                       決済                           Web広告
               をもとに、必要な機能を持つ先端
               技術をもつ中小企業を選別し、取
               り込み
ニッチトップ
 取り込み  • 当社データ基盤(インプット)と                                                    商品開発         MAツール
         提案機能(アウトプット)の強化
       • 両社の機能連動による顧客基盤の
         共同開拓



※Google、Shirofuneについては連携開始済み、Salesforceについては開発着手済み
※「Google」およびGoogleのロゴマークは、Google Inc.の商標または登録商標です。「Salesforce」およびセールスフォース・ドットコムのロゴマークは、Salesforce.com,inc.の商
標または登録商標です。「Shirofune」およびShirofuneのロゴマークは、株式会社Shirofuneの商標または登録商標です。

                                                  © WACUL                                                      37
成長を続けるための戦略|ケイパビリティ獲得   3 パートナー連携

パートナーとも積極連携することでデータと顧客基盤獲得をスピード感持って推進



    JTB子会社を通じて旅行会社向けに提供                           リコー社へ分析アルゴリズムを提供

          業界向けのパッケージとして提供                       当社AIアナリストの一部機能をAPI連携で提供

                  レジャー関連企業                                   リコー社の中堅中小顧客

 最終顧客                                         最終顧客


                        サービス料の支払・                       分析機能を載せた     サービス料の支払・
         販売、サポートの実施
                        データ連携                         ソリューションを提供     データ連携


                                              アルゴリズム
  OEM先
                                              活用企業


          開発・システム管理     サービス料の支払・                        分析機能の一部を    API使用料の支払・
            サポートの実施     データ連携                            APIを通じて提供   データ連携



  WACUL                                       WACUL




※上記2案件についてはすでに販売開始済み


                                    © WACUL                                       38
成長を続けるための戦略|DX・AI市場のマーケットの拡大

デジタルトランスフォーメーション機運の高まりを受けて、当社の属するマーケットは拡
大。この追い風を着実に獲得する

国内DX市場                                          国内AIシステム市場



                  CAGR   +23%                                CAGR   +33%
(億円)                                            (億円)




                            17,848



          7,912

                                                                           3,459
                                                          818
           2019                 2023                      2019             2024




出所:富士キメラ総研「2020デジタルトランスフォーメーションの市場の将来展望」、IDC Japan「国内AI(人工知能)システム市場」


                                           © WACUL                                 39
成長を続けるための戦略|さらなる成長余地

さらに、長期的には保有するデータと知見をフル活用しマーケティングDXの周辺へ事業領
域を拡大



                                          知見を活かした経営者・DX推進部署や
                        研修・認定
                                          マーケターへの研修・認定を提供
               人材
                         人材派遣             人材派遣会社の人材等を当社知見で教育し、
                        ・人材紹介             マーケターを必要とする企業へ派遣・紹介
 インフラ
 支援事業

                                          マーケティング費用の先行投資がいくらの
            ファイナンス     ファイナンス支援           リターンを生むか精緻なデータ分析を行い、
                                          資金確保を必要とする企業を支援




                                          プロフィットシェアリングの契約で
                        EC運用代行
                                          EC運用を代行
    バリューアップ事業
                                          サイトを買収し、当社知見でCV増などのバリューアッ
                       サイト買収・売却
                                          プを施したうえで売却




                                © WACUL                               40
事業等のリスク

事業のリスクと対応方針

   以下には、当社が事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項について記載しております。その他のリスクは、有価証券届出
   書「事業等のリスク」に記載の内容のうち、成長の実現や事業計画の遂行に影響する主要なリスクを抜粋して記載しております。その他のリスクは、有価証券
   報告書の「事業等のリスク」をご参照ください。なお、文中の将来に関する事項は、現在において当社が判断したものであり、将来において発生する可能性が
   あるすべてのリスクを網羅するものではありません。また当社のコントロールできない外部要因や必ずしもリスク要因に該当しない事項についても記載してお
   ります。

                                                 発生
                               リスク概要                       影響度   当社の対応方針
                                                可能性
                                                                 行動解析データの蓄積と当社独自のPDCAデー
                               DX市場の盛り上がりをうけ
               競争環境の激化                          中          大     タを他社に先駆けて多く蓄積し、成果に直結
                               新規参入が増加
                                                                 する知見を強みとした事業展開を進めます
取り巻くリスク
 市場等自社を




                                                                 現在GoogleアナリティクスのAPI制限等は上限
               Google inc.との   Googleの方針変更による
                                                低          大     を引き上げられるなど良好な関係にあります。
                    関係         当社事業への影響
                                                                 今後も互恵関係となる事業展開を行います

                                                                 現時点で個人情報の取り扱いは行っていない
                 法的規制          GDPR等の規制の強化      低          中     ため規制を受けることはありませんが、今後
                                                                 も法規制の動向を注視して柔軟に対応します

                                                                 インキュベーション事業及び開発人員の人員
                 新規事業に         クロスセル商材となる
                                                中          中     強化等を通じて、新規事業創出を強く推進し
 ビジネスモデルのリスク




                  ついて          事業創出の遅れ
                                                                 ます

                               単価増、クロスセル率向上、                     中堅企業以上のDX推進のニーズが強い層へ積
               1社あたりLTVに
                 ついて
                               解約率の低減の遅延による     中          中     極的にリーチし、マーケティングDXのトータ
                               LTV上昇の停滞                          ルソリューションを提供していきます

                               先行投資が大きく先行し、                      投資対効果を見極めることで中長期の企業価
                 先行投資に
                  ついて
                               充分な効果が得られない      中          中     値最大化を行います。また、積極的なIR活動
                               可能性                               を通じて市場理解を醸成します



                                                 © WACUL                                     41
その他の事項




                     免責事項

 本資料の作成に当たり、当社は当社が入手可能な情報の正確性や完全性に依拠し、前提としています
が、当社以外に関する情報は公開情報等から引用したものであり、その正確性あるいは完全性について、
当社は何ら表明及び保証するものではありません。また、発表日現在の将来に関する前提や見通し、計
画に基づく予想が含まれている場合がありますが、これらの将来に関する記述は、当社が現在入手して
いる情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社として、その達成を約束するも
のではありません。当該予想と実際の業績の間には、経済状況の変化や顧客のニーズ及びユーザーの嗜
好の変化、他社との競合、法規制の変更等、今後のさまざまな要因によって、大きく差異が発生する可
能性があります。




                    今後の開示

 当資料のアップデートは今後、本決算の発表時期を目途として開示を行う予定です。




                      © WACUL                     42
Appendix




  © WACUL
財務ハイライト②

自社の得意領域であるマーケティングは、広告などフロー型ではなく、SEO対策されたオ
ウンドメディアなどストック型を中心に展開

当社の主な顧客獲得の経路
      Non-Paid   Paid


  Web自然検索                               各サービス
                                        サイト
                     顧客の行き来
      オウンドメディア                           資料請求

                                        サイト登録
      セミナー

      イベント
                                                商談   成約
  Web広告/SNS広告/記事広告

  紹介会社

  展示会

  無料版利用ユーザーへの掘り起こし



                              © WACUL                     44
マーケティング施策

広告より低コストにリードを獲得できるオウンドメディアは主要チャネル。ターゲットを
「AIアナリスト」関連語から「AIアナリストSEO」「AIアナリストAD」関連語に拡張中

オウンドメディア記事の検索順位                           当社関連語の検索結果(例)



            • Googleアナリティクス 3位
            • Googleアナリティクス 設定 1-2位
AIアナリスト     • Googleアナリティクス 使いかた 1-2位
関連語         • アクセス解析 1位
            • CVR 2位
              …




                                               上位独占



AIアナリスト     • SEOコンテンツ   8位
SEO関連語      • SEOとは 4位


                                強化

AIアナリストAD
            • ディスプレイ広告    1位
関連語




                                     © WACUL              45
テクノロジーで、ビジネスの相棒を一人一人に




         © WACUL    46