2021 年 11 月 11 日
各 位
会 社 名 大阪油化工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 堀田 哲平
（コード：4124 東証ＪＡＳＤＡＱ）
問合せ先 取締役業務部長 島田 嘉人
（TEL．072－861－5322）
３か年中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、３か年中期経営計画（2022 年９月期〜2024 年９月期）を新たに策定いたしましたのでお知らせい
たします。
当社は、化学物質のわずかな沸点の差を利用して混合物から目的とする物質を分離・精製する精密蒸留を主
な事業として行っており、創業以来培ってきた技術と経験を基に、機能性化学品等の製造過程で材料の化学物
質から不純物を取り除き純度を高めることで、顧客の最終製品の価値向上に貢献し続けております。
当社グループは、対象となる原料を当社の蒸留装置にて精製し、安定した製品を提供するとともに、原料の
選定、最適な蒸留方法、収集したデータの活用方法等、総合的な提案を行う「受託蒸留事業」
、蒸留装置及び
ろ過装置を設計・販売し、実際の運転を行う際の技術支援を行う「プラント事業」を展開しております。
上記の更なる発展を図るため次の３つの重点施策を実行し、長期的な企業価値向上に努めてまいります。な
お、定量目標値に関しましては、2024 年９月期の売上高 15 億円、営業利益３億円としております。
①開発体制の強化
②海外展開の推進
③品質性能の向上
詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
（注）本資料は、本資料の発表日現在において入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基
づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因によって大きく異なる可能性があります。
以 上
2022年9月期－2024年9月期
３か年中期経営計画
証券コード:4124
本資料取扱上の注意点
本資料に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点における情報に基
づき判断したものであり、マクロ環境や当社の関連する業界動向等により変動
する可能性があります。
従いまして、実際の業績等が、本資料に記載している将来の見通しに関する
記述と異なるリスクや不確実性がありますことをご了承ください。
また、本資料は当社をご理解いただくために作成したもので、当社への投資
勧誘を目的としておりません。投資に関する決定はご自身のご判断において
行われるようお願いいたします。
新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項より、見通し情報に更新もし
くは修正が望ましい場合であっても、それを行う義務を負うものではありません。
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目次
１ 大阪油化の強みとこれまで
２ ３か年中期経営計画
３ 事業戦略
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１ 大阪油化の強みとこれまで
4
経営理念
社業を通じ、豊かな価値を創造し、
社会の発展に貢献する
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SDGｓ基本方針
自社の蒸留等の精製技術を通して、社会の様々な課題の
解決を目指し、世の中に貢献する取り組みを実践する
地球環境にとって、
負荷低減につながる生産や開発を行う
顧客にとって、
取引を継続したいサービスを提供する
社員にとって、
働き続けたい職場とする
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事業領域
蒸留を中核とした
新たな
精製技術の確立
受託生産による 高度な技術による
高品質製品の提供 装置の設計・販売
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大阪油化のこだわり
精密な操作 確実な仕事
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大阪油化の強み
小スケール試験から生産まで一括サポート
研究、受託、設備導入まで一貫で支援
多種多様な装置ラインナップ 24時間体制
0.1L 10,000L
24
単蒸留 100段
30基以上の設備を保有 開発から生産までを土日祝祭日を含め
素材：ガラス、テフロン、SUS 24時間体制で実施
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大阪油化の実績
対応実績 取引分野
これまで3,000品目
電子材料 液晶材料 光学材料
の対応実績
内、1,000品目 機械 医薬品 繊維
の受託生産実績
内、2,000品目 特殊素材 食品 農業
のラボ試験実績
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各事業によるシナジー効果の創出
受託蒸留事業 プラント事業
生産経験を活用した
プラント設計経験を活用した
プラントの設計・開発
自社生産設備の改良・発展
（新たに、ろ過の技術も獲得）
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前年公表計画の振返り （進捗度合）
事業 計画項目 評価
小型特殊装置の導入による高難易度案件への対応 △
受託蒸留事業 連続蒸留試験案件の獲得 △
（研究開発支援）
研究開発部署の強化 ◎
東京営業所増強による新規案件獲得 ○
受託蒸留事業 既存設備の高性能化 ○
（受託加工）
人員増強による生産体制強化 ○
対応可能案件の幅拡大 ◎
プラント事業 装置販売の実績を積み上げ、メンテナンスフィーの取得 △
新規装置の設計開発 ○
輸出入品に対する製造即応サービスの実施 △
海外展開 受託蒸留サービスのパッケージ化 △
アジア圏をターゲットにアプローチ △
（評価基準）前年公表計画（2021/9期~2023/9期）の進捗率を、右記達成割合で評価。 ◎ ： 50％以上 ○ ： 30％以上 △ ： 30％未満
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２ ３か年中期経営計画
13
事業ポートフォリオ分析
◆ プラント事業に注力し、事業の次の柱として成長させる
戦略 ◆ 海外展開を着実に行い、事業として定着させる
◆ 研究・受託の付加価値を高め、競争力を伸ばす
高 高
計画
現状
（2024/9期）
ﾌﾟﾗﾝﾄ ﾌﾟﾗﾝﾄ
研究
市 市
場 場 海外
の 研究 の
成 海外 成
長 長
性 性 受託
受託
低 低
低 高 低 高
現状の収益力 現状の収益力
（注） プラント：プラント事業 研究：研究開発支援（受託蒸留事業）
海外：海外展開 受託：受託加工（受託蒸留事業）
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各事業の方針
◆ 少量多品種への対応力強化
受託蒸留事業 ◆ 品質管理体制の拡充
◆ 各種リスクにおける生産継続力の向上
◆ 自社オリジナル装置の開発
プラント事業 ◆ 高性能小型化の推進
◆ 既存プラントの近代化改修
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定量目標
連結売上高目標値 連結営業利益目標値
（百万円） （百万円）
2024年9月期までに 2024年9月期までに
1,500百万円 300百万円
を目指す を目指す
※
1,500 300
1,133
117
2021/9 2024/9 2021/9 2024/9
※会計基準変更に伴い、2022年9月期以降は有償支給材料分を除いた純額を用いることとなったため、2021年9月期実績についても会計基準変更後の金額で表示
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設備投資計画（３年間累計）
多品目対応化 設備自動化 既存設備更新
50百万円 50百万円 100百万円
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３ 事業戦略
18
1
開発体制の強化
プラント事業 売上高目標
2024年9月期 売上高目標
240百万円
アプローチ 小型蒸留装置イメージ図
◆ 新商品の開発
◆ 現商品の改定
◆ ろ過と蒸留のハイブリット化
オールイン小型排水ろ過装置イメージ図
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2
海外展開の推進
海外展開 売上高目標
2024年9月期 売上高目標
100百万円
アプローチ
◆ 新型コロナウイルス感染症によ
り生じた２年の遅れを取り戻す
• 輸出入品に対する製造即応
サービスの実施
• 受託蒸留サービスのパッケー
ジ化
• アジア圏をターゲットにアプ
ローチ
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新サービス提供の準備
製造即応
サービス
商談 契約 蒸留試験 蒸留 納品
事前契約により時間を短縮
受託蒸留の
パッケージ化
当社HP 蒸留プラン選択 ご要望入力 契約・注文 納品及び報告
オンラインの活用によりコストの低減
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3
品質性能の向上
受託蒸留事業 売上高目標
2024年9月期 売上高目標
1,160百万円
（内訳） 研究開発支援 ： 300百万円
受託加工 ： 860百万円
アプローチ
◆ 品質管理体制の強化
◆ 様々なリスクに即応できる事業
継続力の向上
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受託蒸留事業 売上高目標（研究開発支援）
2024年9月期 売上高目標
300百万円
アプローチ
◆ 機能化学品を中心とした高度
な依頼案件増加に応えていけ
る体制づくり
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受託蒸留事業 売上高目標（受託加工）
2024年9月期 売上高目標
860百万円
アプローチ
◆ 高機能小型装置の導入
◆ 現設備の改修による各種能力
の向上
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３年後の目標数値
売上高 1,500百万円
営業利益 300百万円
配当性向 30％以上
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技術と経験を武器にプロジェクトを完遂する、
精密蒸留専門化学メーカー。
＜お問い合わせ先＞
業務部
TEL：072-861-5322
MAIL：md@osaka-yuka.co.jp
URL：https://www.osaka-yuka.co.jp/
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