4114 日触媒 2021-04-26 15:00:00
日本触媒グループ長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」資料 [pdf]
⽇本触媒グループ ⻑期ビジョン
「TechnoAmenity for the future」
2021/4/26
代表取締役社⻑ 五嶋祐治朗
1 Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.
〜変⾰に向けた想い〜
⽇本触媒は1941年の創業以来、独⾃の技術開発により、酸化エチレン、アクリル酸、⾼吸⽔性
樹脂等の化学製品を提供してきました。そして世界の経済成⻑や⼈⼝増加に伴い、⾼吸⽔性樹
脂とその原料であるアクリル酸の事業を拡⼤し、⼤きな発展を遂げました。
しかし、当社グループを取り巻く事業環境は⼤きく変化し、化学製品のグローバル化、コモディティ化
が進む⼀⽅、求められる機能も多様化しています。当社グループはこれまでも既存事業の競争⼒強
化とそれに代わる新規製品・新規事業創出に取り組んできましたが、⼤きな成果は得られていません。
世界での競争が激化する中、コスト競争⼒や求められるニーズへの柔軟な対応が益々必要になり、
今までのような企業体質では勝ち残ることが難しくなっています。加えて持続可能な社会の実現に向
けて、気候変動問題に対する取り組みも必要不可⽋なものとなります。
代表取締役社⻑
五嶋 祐治朗
今般、2030年に向けた取り組みを⻑期ビジョン「TechnoAmenity for the future」として策定
しました。 2030年の⽬指す姿を実現するため、当社グループは新たな⽅針のもと、スピード感を持っ
て変⾰を進めていきます。そして、世界の激しい変化に柔軟に対応するとともに、強靭な体質へと進
化します。株主の皆様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様からのより⼀層のご⽀援を賜りますよ
うお願いいたします。
3つの変⾰を実⾏
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〜変⾰に向けた想い〜
⻑期ビジョン 「TechnoAmenity for the future」
〈2030年の⽬指す姿〉
■⼈と社会から必要とされる素材・ソリューションを提供
■社会の変化を⾒極め、進化し続ける化学会社
■社内外の様々なステークホルダーとともに成⻑
〈2030年の⽬指す姿に向けた3つの変⾰〉
◆既存分野から成⻑分野へのポートフォリオ変⾰
・収益性の⾼いソリューションズ事業を拡⼤
①事業の変⾰
・事業基盤強化に向けマテリアルズ事業を抜本的に⽴て直し
・DX推進による⽣産性向上、新たな価値の創出
◆2050年カーボンニュートラル実現に向けた
②環境対応への変⾰
サステナビリティ推進
③組織の変⾰ ◆成⻑し続ける組織、多様な⼈財がいきいきと
働く会社への変⾰
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⽬次
1. ⻑期ビジョンの位置付け
2. ⽇本触媒グループ企業理念
3. 2030年の⽬指す姿
4. 事業の変⾰
- 提供価値・強み
- 事業戦略
- 事業の⽅向性
- ⽬指す事業ポートフォリオ
- ソリューションズ事業拡⼤
- マテリアルズ事業強靭化
5. 環境対応への変⾰︓サステナビリティへの取り組み
6. 組織の変⾰︓経営基盤強化
4 Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.
1. ⻑期ビジョンの位置付け
⽇本触媒グループが社会に対して果たす役割
理念
2030年の⽬指す姿として⻑期ビジョンを策定
⻑期ビジョン
2021年度に策定
・2021年度はゼロ年度として
中期経営計画
策定完了を待たずに取組み開始
(事業戦略・機能戦略) ・2022年4⽉から本格実⾏
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2. ⽇本触媒グループ企業理念
⽇本触媒グループ 企業理念
真の「豊かさ・快適さ」には、経済的・物質的な側⾯だけで
はなく、私たちが暮らすこの地球環境との調和や、多様性・
公平性・安全安⼼などの社会的・精神的な豊かさ・快適さ
も内包されています。
今後も当社グループは企業理念 TechnoAmenity を
実践することで、持続可能な社会の実現に貢献し続けます。
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2. ⽇本触媒グループ企業理念
社員全員が、TechnoAmenityに込めた想いを今⼀度確認し、実践
1991年 〜TechnoAmenity制定時の説明⽂より〜
当社のテクノロジーの貢献対象は⼈間⽣活にあります。
社会⽣活の最も基本となる⼈間に視点を合わせ、その⽣活に豊かさと快適さをもたらすことが
21世紀においての当社の最⼤の使命と考えたからです。
これまで、⼈間はさまざまな知恵と⼯夫で、⽣活を向上させ、社会を繁栄させてきました。
しかし、時には、その技術の使われ⽅が⼈間⾃⾝に危険と不快をもたらせてきたことも事実です。
我々⼈類はこれらの諸問題をテクノロジーで解決に導いていく責務を果たしていかなければなりません。
21世紀はまさしく、科学技術と⼈類⽂化の調和の時代です。
私たちは、テクノアメニティという企業理念を実践し、⾃然環境との調和を図り、⼈間⽣活に豊かさと
快適さを提供していきます。
それが当社の社会的使命であり、ひいては成⻑と発展につながると信じて、その実現をめざします。
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3. 2030年の⽬指す姿
・⼈⼝増加 ・⾼齢化 ・新興国経済の発展
社会トレンド ・ニーズ多様化 ・デジタル技術発達 等
・安全安⼼・健康寿命の実現 ・気候変動問題への対応
社会課題 ・技術発達を⽀える新素材 等
【⽇本触媒グループ企業理念】︓「TechnoAmenity」
私たちはテクノロジーをもって⼈と社会に豊かさと快適さを提供します
⻑期ビジョン「TechnoAmenity for the future」
〈2030年の⽬指す姿〉
■⼈と社会から必要とされる素材・ソリューションを提供
■社会の変化を⾒極め、進化し続ける化学会社
■社内外の様々なステークホルダーとともに成⻑
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3. 2030年の⽬指す姿︓3つの変⾰
既存分野から成⻑分野へのポートフォリオ変⾰
■ソリューションズ事業拡⼤
・市場/分野毎の開発活動
・ニーズ・顧客課題把握、ソリューション提案強化
事業の変⾰ ・タイムリーに対応できる⽣産・供給体制
■マテリアルズ事業強靭化
・徹底的なコスト削減/⽣産性向上/DX推進
・他社とのアライアンス/事業再編
・脱炭素・リサイクル推進
■サステナビリティへの取り組み
環境対応への変⾰ ・2050年カーボンニュートラル実現に
貢献すべく全社的取り組み推進
■経営基盤強化
組織の変⾰ ・成⻑し続ける組織、多様な⼈財がいきいきと働く会社への変⾰
・成⻑を⽀える経営基盤の更なる強化
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4. 事業の変⾰︓提供価値・強み
⼈と社会から必要とされる素材・ソリューションを提供
⽇本触媒の強み
キーマテリアル開発⼒とそれらを核とした競争⼒ある製品群
⼈の暮らしに豊かさを ⾼機能材料でより快適に
持続可能な社会を実現
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4. 事業の変⾰︓提供価値・強み
⼈と社会から必要とされる素材・ソリューションを提供
キーマテリアル開発⼒を活かし、素材・ソリューション提供
・省エネ・低公害の電動⾞(EV等)に⽋かせない⾼性能電解質
・安全性・耐久性に優れた亜鉛畜電池⽤セパレータ・負極材料
・グリーン⽔素の普及をサポートする⽔素製造⽤セパレータ
・半導体や3Dプリンター等最先端分野を⽀える⾼機能材料
競争⼒ある既存製品群
・原料からの⼀貫⽣産(アクリルチェーン・EOチェーン)
・グローバルな拠点網
・継続的な顧客ニーズ把握による⾼性能化(⾼吸⽔性樹脂等)
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4. 事業の変⾰︓事業戦略
社会の変化を⾒極め、進化し続ける化学会社
それぞれの事業群の強みを活かし、環境変化に柔軟に対応
⽬標・責任を明確にするため、2022年度より外部発表セグメントを変更予定
マテリアルズ ソリューションズ
⾼品質の素材を 多様な産業の顧客ニーズに応え
⾼い⽣産技術⼒で るため、当社の強みであるキーマ
グローバルに提供する テリアル開発⼒を活かし、他社に
ない独⾃の機能を提供する
・ベーシックマテリアルズ ・インダストリアル&ハウスホールド
(酸化エチレン等) (⽣活消費財、⾃動⾞、建材分野等)
・アクリル ・エナジー&エレクトロニクス
(アクリル酸およびアクリル酸エステル類・ (電池、エレクトロニクス分野等)
⾼吸⽔性樹脂)
・ライフサイエンス
(健康医療、化粧品分野)
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4. 事業の変⾰︓事業の⽅向性
カーボンニュートラル対応およびソリューションズ事業拡⼤に注⼒する
⽣活消費財、⾃動⾞、建材、⽔関連分野等 健康医療・化粧品分野
各種分野へのさらなる展開 での早期の利益貢献
健康医療
周辺市場での 事業育成
インダストリアル&
ハウスホールド 事業拡⼤・ ライフサイエンス
環境貢献製品拡充 化粧品
電池・エネルギー・エレクトロニクス
分野での事業確⽴
アクリル
(含む⾼吸⽔性樹脂) エナジー& 成⻑市場での ソリューションズ事業拡⼤に向け、
ベーシック エレクトロニクス 成⻑分野での新たな事業創出
マテリアルズ 事業確⽴
事業創出
マテリアルズ ソリューションズ
サステナビリティ推進・・・・・・・・・・・・カーボンニュートラル対応、脱炭素、リサイクル、環境貢献製品
DX推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・⽣産性向上、データ解析による製品開発
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4. 事業の変⾰︓⽬指す事業ポートフォリオ
ソリューションズ事業拡⼤にリソースを投⼊し、
マテリアルズに頼ったポートフォリオからの変⾰を⽬指す
ROA・・・・・・・・・・・8%以上
ソリューションズ売上構成
・・・・・・・・・・・・5割以上を⽬指す
ソリューションズ
(新規事業含む)
マテリアルズ ソリューションズ
マテリアルズ 30% (新規事業含む)
70% 50% 50%
FY2020 FY2030
売上割合 売上割合
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4. 事業の変⾰︓ソリューションズ事業拡⼤
顧客課題に対し、単⼀の素材提供だけでなく、複数の製品・技術を
組み合わせ、タイムリーにソリューションを提供
ターゲット分野
〈ニーズ・顧客課題把握〉
・市場・⽤途分野毎の開発活動 情報ネットワーク分野
顧 ・デジタルマーケティング推進 エネルギー・資源分野
客 ライフサイエンス分野
課 機能性モノマー
⽣活消費財・建材分野
題 ⾼機能界⾯活性剤 環境分野
解 ※全社で分野絞り込み継続
決 ⽔溶性ポリマー
インダストリアル&
ハウスホールド ⾼性能アクリル樹脂
レジスト材料
⾼分⼦
合成 〈ソリューション提案〉
⽣産 有機 微粒⼦
技術 合成
エナジー&
エレクトロニクス
・提案⼒強化(営業リソース強化)
分⼦
設計 リチウムイオン ・評価技術等、研究開発体制強化
評価
触媒 電池⽤電解質 ・タイムリーに対応できる⽣産・供給体制
解析
バイオ
技術 (直近の取り組み)
製品群 ・市場開拓強化︓デジタルマーケティング開始
・事業化促進︓R&D統括部、事業開拓部、事業化推進PJの設置
キーテクノロジー ・DX推進︓ R&Dにおけるデータ解析等の強化
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4. 事業の変⾰︓マテリアルズ事業強靭化
徹底的なコスト削減や他社とのアライアンスにより競争⼒を強化
バイオ化/リサイクルに積極的に取り組む
〈収益性改善〉
◆コスト削減 / ⽣産性向上
・SAPサバイバルPJ継続
・AAとSAPを⼀つの事業部に集約し効率化 収
・EOレジリエンスPJ開始 益
・DX推進による⽣産性向上
性
改
◆ア ラ イ ア ン ス / 事 業 再 編 善 アクリル
(含む⾼吸⽔性樹脂)
・原料メーカー / 同業メーカーとのアライアンス ベーシック
マテリアルズ
〈脱炭素・リサイクル推進〉
◆バイオAA・SAP、バイオEOの供給
脱炭素、リサイクル推進
◆使⽤済み紙おむつリサイクルの推進
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5. 環境対応への変⾰︓サステナビリティへの取り組み
社内外の様々なステークホルダーとともに成⻑
2050年カーボンニュートラル達成に貢献
世界のCO2排出量を削減できる技術開発
( CO2変換技術や⽔素/アンモニア利⽤技術 等)
顧客企業の最終製品のライフサイクル全体での
CO2排出量を削減できる素材・ソリューション提供
・クリーンエネルギーの利⽤ ・⽣産段階で発⽣するCO2回収・再利⽤
・原材料のバイオ化 ・リサイクル原料の利⽤
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5. 環境対応への変⾰︓サステナビリティへの取り組み
〈2030年までの当社の取り組み〉
・保有技術の活⽤(触媒技術等)
・CO2排出削減
・主要製品の原料のバイオマス化推進
・環境貢献製品の販売拡⼤
・CO2吸収材料、CO2変換触媒等、技術開発を推進
・SAPを含む紙おむつのリサイクル技術の開発、実証
カーボン
ニュートラル実現
中期経営計画で
⽬標を設定
2030年 2050年
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6. 組織の変⾰︓経営基盤強化
個⼈と組織が成⻑できる仕組みを早期に実現
⾃律型⼈財の育成
・新⼈事制度導⼊による「考動」する社員の育成強化
・ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進
・多様な働き⽅を⽀える環境整備
ガバナンスの更なる強化 ⾃律型組織への変⾰
・中⻑期戦略、経営課題の審議の充実と ・権限移譲による業務遂⾏の迅速化
それを⽀える役員の多様性の確保 ・リーダー⼈財の育成
・持続的な成⻑を担う役員の育成 ・インターナルコミュニケーションの充実
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6. 組織の変⾰︓経営基盤強化
個⼈と組織が成⻑できる仕組みを早期に実現
〈取り組み施策〉
◆ チャレンジする⼈財を評価する⼈事制度の導⼊(2022年度から)
◆ 多様な⼈財の活躍推進(D&I推進グループ設置)
◆ 多様な働き⽅を⽀える、テレワーク導⼊等の制度導⼊やITインフラ整備
⼈財育成・活躍推進
◆ 本部⻑クラスの野⼼的な⽬標設定と公開により、ビジョン明確化
◆ 決裁権限⾒直しによる権限移譲を進め、各部⾨での判断迅速化
◆ 経営と従業員の対話強化
・インターナルコミュニケーション強化(コーポレート・コミュニケーション部設置)
・社⻑への提案制度の導⼊ 組織の成⻑
◆ 社外取締役の多様性確保
◆ 中⻑期戦略の議論充実
ガバナンス強化
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私たちはテクノロジーをもって
⼈と社会に豊かさと快適さを提供します
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