4100 戸田工 2020-03-19 15:30:00
営業外費用、特別損失の計上及び通期連結業績予想の修正並びに配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2020年3月19日
各 位
会社名 戸田工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 寳來 茂
(コード番号 4100 東証第1部)
問合せ先 経営企画室長 友川 淳
(TEL.082-577-0055)
営業外費用、特別損失の計上及び通期連結業績予想の修正
並びに配当予想の修正に関するお知らせ
2020年3月期におきまして、営業外費用及び特別損失を計上することとなりましたのでお知らせ
いたします。
また、最近の業績動向を踏まえ、2019年11月12日に公表しました2020年3月期通期連結業績予
想及び配当予想を修正することとしましたのでお知らせいたします。
記
1. 営業外費用の計上
2020年3月期第3四半期連結累計期間において、持分法による投資利益0.9億円を営業外収
益に計上しておりましたが、電子素材事業を営んでいる持分法適用関連会社の業績が伸び悩ん
だことにより、保有する固定資産の収益性の低下が見られるため、当該資産の減損を行う見込み
となりました。この影響等により、当第4四半期連結会計期間において、持分法による投資損失約
8.5億円を計上することとなり、当連結会計年度において、持分法による投資損失約7.5億円を営
業外費用に計上する見込みとなりました。
2. 特別損失の計上
(1) 減損損失
「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社が保有する電子素材事業の固定資産につ
いて収益性の低下が見られるため、将来の回収可能性を検討した結果、減損損失約21億円を
計上する見込みとなりました。
また、当社の連結子会社である戸田工業アジア(タイランド)Co.,Ltd.においても、収益性の低
下が見られるため、減損損失約5億円を特別損失に計上する見込みとなりました。
以上のことから、減損損失約26億円を特別損失に計上する見込みとなりました。
(2) 環境規制への対応費用
2018年3月に実施した当社の連結子会社である戸田アメリカIncorporatedのBASF戸田アメリカ
有限責任会社への事業譲渡における表明保証に関連して、米国における工場排気規制の強化
に伴う設備対応費用の一部を戸田アメリカIncorporatedが負担する可能性があることから、当該
負担金としてかかる費用を約8億円と見積もり、特別損失に計上する見込みとなりました。
3. 2020年3月期通期連結業績予想数値の修正
(2019年4月1日~2020年3月31日)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想 (A)
32,000 △900 △950 △1,200 △208.24
今回修正予想 (B) 33,000 △850 △1,700 △5,300 △919.64
増減額 (B-A) 1,000 50 △750 △4,100 △711.40
増減率 (%) 3.1 - - - -
(ご参考)前期実績
34,354 299 412 △0 △0.08
(2019年3月期)
業績予想修正の理由
2020年3月期通期連結業績予想につきましては、2019年11月12日付「2020年3月期第2四半
期連結累計期間の業績予想と実績との差異及び通期連結業績予想の修正並びに配当予想の修
正に関するお知らせ」にて開示いたしましたが、その後において、米中間の通商交渉が進展する
等、貿易摩擦が良化傾向を見せていた中、新型コロナウイルス問題の影響により先行き不透明感
が増しております。こうした状況の下、基幹事業における販売は低迷したものの、リチウムイオン電
池用正極材料事業に関連する販売が伸長してきたことから、売上高は増加する見込みとなりまし
た。
利益面におきましては、売上増に伴う利益の増加及び原価低減活動等により営業利益は改善
する見込みです。
一方、営業外費用において持分法による投資損失、特別損失において減損損失及び環境規
制への対応費用を計上することから、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきま
しては前回発表予想を大きく下回る見込みとなりました。
以上のことから、当社グループの通期連結業績予想を上表のとおり修正いたします。
4. 配当予想の修正
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
前回予想 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
(2019年11月12日発表) - - - -(未定) -(未定)
今回修正予想 - - - 0.00 0.00
当期実績 - 0.00 -
前期実績
- 20.00 - 20.00 40.00
(2019年3月期)
配当予想の修正理由
当社の配当方針につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本とし、財政状態、
業績の動向、先行きの資金需要等を総合的に考慮して決定することとしております。
2020年3月期期末配当予想をこれまで「未定」とさせていただいておりましたが、当期の業績の
状況を踏まえ、当期の期末配当を見送る方針といたしました。
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、
実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
以 上