4097 高圧ガス 2020-02-12 15:00:00
令和2年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
令和2年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
令和2年2月12日
上 場 会 社 名 高圧ガス工業株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4097 URL http://www.koatsugas.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)澁谷 信雄
問合せ先責任者 (役職名)執行役員財務経理部長 (氏名)大北 隆行 (TEL) 06-7711-2571
四半期報告書提出予定日 令和2年2月12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.令和2年3月期第3四半期の連結業績(平成31年4月1日~令和元年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2年3月期第3四半期 63,215 △0.4 4,036 4.5 4,457 1.2 2,987 3.2
31年3月期第3四半期 63,497 6.5 3,860 2.9 4,402 3.4 2,893 △3.4
(注) 包括利益 2年3月期第3四半期 4,089 百万円 ( 69.2%) 31年3月期第3四半期 2,416 百万円 (△45.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2年3月期第3四半期 54.11 ―
31年3月期第3四半期 52.40 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2年3月期第3四半期 89,939 60,071 65.8
31年3月期 88,092 57,031 63.6
(参考) 自己資本 2年3月期第3四半期 59,241 百万円 31年3月期 56,073 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
31年3月期 8.00 8.00 16.00
2年3月期 8.00
2年3月期(予想) 8.00 16.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.令和2年3月期の連結業績予想(平成31年4月1日~令和2年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 90,000 5.9 5,800 13.7 6,200 7.2 3,700 5.9 66.57
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ― 社 (社名) 、除外 ― 社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 有
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2年3月期3Q 55,577,526株 31年3月期 55,577,526株
② 期末自己株式数 2年3月期3Q 373,050株 31年3月期 372,885株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2年3月期3Q 55,204,559株 31年3月期3Q 55,204,832株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束するものではありません。また、実際の業績等は様々
な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事
項等については、第3四半期決算短信(添付資料)3ページ「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧
ください。
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………8
(会計上の見積りの変更) ……………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………9
1
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調がみられた
ものの、長期化する米中貿易摩擦など不安定な国際情勢の影響により外需が縮小し、輸出や生産の一部に弱さがみ
られ、先行きの不透明感が一層高まる状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高は632億15百万円(前年同期比0.4%減少)、営業利
益は40億36百万円(前年同期比4.5%増加)、経常利益は44億57百万円(前年同期比1.2%増加)、親会社株主に帰
属する四半期純利益は29億87百万円(前年同期比3.2%増加)となりました。
当第3四半期連結累計期間における、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ガス事業
ガス事業を取り巻く環境は、鉄鋼、自動車、化学、半導体など仕向け先において減速感がみられました。この
ような事業環境のなか、シリンダーガスビジネスの収益力強化のため、積極的な投資を行ない、生産体制の合理
化を進め、地域に密着した営業を展開してまいりました。
『溶解アセチレン』は、建設、土木など現場工事向け需要が減少したものの、新規需要先の獲得や価格改定の
効果もあり、売上高は前年同期を上回りました。『その他工業ガス等』は、アルゴン、冷媒用ガスが新規需要先
の獲得により増加したものの、LPガス等の石油系ガスが輸入価格の下落に伴なう販売価格の低下により、売上
高は前年同期を下回りました。『溶接溶断関連機器』は、工作機械や溶接ロボット等の受注が減少し、売上高は
前年同期を下回りました。『容器』は、消火装置向け容器が増加し、売上高は前年同期を上回りました。
このほか、『設備賃貸』の収入を加えた当事業の売上高は470億96百万円(前年同期比1.6%減少)となりまし
た。営業利益は40億29百万円(前年同期比11.7%増加)となりました。
② 化成品事業
化成品事業を取り巻く環境は、原材料価格が安定してきているものの、一部の原材料は高止まりを続けており、
引き続き厳しい状況が続いております。このような事業環境のなか、新しい技術の開発に注力し、環境にやさし
い製品や付加価値の高い製品の開発に努めてまいりました。
『接着剤』は、ペガールが木工用、土木用の需要がベトナム等の海外向けに、塗料用が高機能外壁塗料向けに、
新規開発の車シート用が国内、海外向けに増加し、シアノンが海外向け新規需要先の獲得、医療用に需要を伸ば
し、ペガロックが国内向け新規需要先の獲得により増加し、売上高は前年同期を上回りました。
『塗料』は、たび重なる自然災害により塗装工事が減少したものの、建築用塗料が新製品の高付加価値品が増
加し、エアゾールが前期並みで推移し、売上高は前年同期を上回りました。
このほか、『設備賃貸』の収入を加えた当事業の売上高は138億75百万円(前年同期比3.8%増加)となりまし
た。営業利益は9億78百万円(前年同期比0.1%増加)となりました。
③ その他事業
その他事業は、食品添加物が増加したものの、国内、海外向けLSIカード関連や海外向け光学機器の需要が
大幅に減少し、売上高は22億44百万円(前年同期比1.2%減少)、営業損失は32百万円(前年同期は43百万円の営
業利益)となりました。
2
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ18億46百万円増加して899億39百万円となり
ました。流動資産は、現金及び預金、売上債権の減少により前連結会計年度末に比べ9億69百万円減少して、500
億52百万円となりました。固定資産は、有形固定資産の増加と投資有価証券の時価が上昇したことにより前連結会
計年度末に比べて28億15百万円増加し、398億87百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ11億93百万円減少して298億67百万円とな
りました。流動負債は、仕入債務や未払法人税等の減少により前連結会計年度末に比べ18億76百万円減少し、237
億43百万円となりました。固定負債は、繰延税金負債の増加により前連結会計年度末に比べ6億82百万円増加し、
61億24百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、利益剰余金が増加したことにより前連結会計年度末に比べ30億40
百万円増加して600億71百万円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点におきましては、令和元年5月15日に発表いたしました通期の業績予想に変更はありません。
なお、業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいており、実際の業績は様々な要因によって予
想値と大きく異なる可能性があります。
3
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成31年3月31日) (令和元年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 21,165 19,886
受取手形及び売掛金 21,967 21,583
電子記録債権 3,002 3,401
商品及び製品 2,732 2,837
仕掛品 489 562
原材料及び貯蔵品 1,348 1,406
その他 388 445
貸倒引当金 △73 △71
流動資産合計 51,021 50,052
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 7,499 7,906
機械装置及び運搬具(純額) 2,923 3,958
土地 13,271 13,253
建設仮勘定 757 555
その他(純額) 1,010 1,008
有形固定資産合計 25,463 26,682
無形固定資産 430 418
投資その他の資産
投資有価証券 10,352 11,985
繰延税金資産 141 129
その他 748 733
貸倒引当金 △65 △61
投資その他の資産合計 11,177 12,786
固定資産合計 37,071 39,887
資産合計 88,092 89,939
4
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成31年3月31日) (令和元年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 12,464 11,381
電子記録債務 6,395 6,996
短期借入金 1,396 1,346
1年内返済予定の長期借入金 - 75
未払法人税等 1,037 385
賞与引当金 1,178 599
その他 3,147 2,959
流動負債合計 25,619 23,743
固定負債
長期借入金 3,000 3,025
役員退職慰労引当金 19 20
退職給付に係る負債 357 350
繰延税金負債 1,260 1,920
その他 805 807
固定負債合計 5,441 6,124
負債合計 31,061 29,867
純資産の部
株主資本
資本金 2,885 2,885
資本剰余金 2,760 2,725
利益剰余金 47,214 49,318
自己株式 △199 △199
株主資本合計 52,660 54,728
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 3,645 4,686
為替換算調整勘定 12 △16
退職給付に係る調整累計額 △244 △156
その他の包括利益累計額合計 3,412 4,513
非支配株主持分 958 829
純資産合計 57,031 60,071
負債純資産合計 88,092 89,939
5
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成30年4月1日 (自 平成31年4月1日
至 平成30年12月31日) 至 令和元年12月31日)
売上高 63,497 63,215
売上原価 46,483 45,773
売上総利益 17,014 17,442
販売費及び一般管理費 13,153 13,406
営業利益 3,860 4,036
営業外収益
受取利息 4 9
受取配当金 277 244
受取手数料 83 85
為替差益 12 -
その他 331 372
営業外収益合計 709 711
営業外費用
支払利息 24 22
為替差損 - 14
その他 143 252
営業外費用合計 167 289
経常利益 4,402 4,457
特別利益
投資有価証券売却益 0 20
固定資産売却益 5 13
特別利益合計 6 33
特別損失
投資有価証券売却損 - 6
固定資産売却損 20 -
減損損失 1 -
特別損失合計 22 6
税金等調整前四半期純利益 4,385 4,484
法人税、住民税及び事業税 1,352 1,331
法人税等調整額 97 145
法人税等合計 1,450 1,477
四半期純利益 2,935 3,007
非支配株主に帰属する四半期純利益 42 19
親会社株主に帰属する四半期純利益 2,893 2,987
6
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成30年4月1日 (自 平成31年4月1日
至 平成30年12月31日) 至 令和元年12月31日)
四半期純利益 2,935 3,007
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △553 1,020
為替換算調整勘定 △9 △28
退職給付に係る調整額 44 89
その他の包括利益合計 △519 1,082
四半期包括利益 2,416 4,089
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 2,384 4,059
非支配株主に係る四半期包括利益 31 29
7
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
(退職給付に係る会計処理の数理計算上の差異の費用処理年数の変更)
退職給付に係る会計処理の数理計算上の差異の費用処理年数について、従来、従業員の平均残存勤務期間以内
の一定の年数(主として14年)で費用処理しておりましたが、平均残存勤務期間がこれを下回ったため、第1四
半期連結会計期間から費用処理年数を主として11年に変更しております。
なお、当該変更による当第3四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微であります。
8
高圧ガス工業株式会社(4097) 令和2年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
(注1) 計上額
ガス事業 化成品事業 その他事業 計 (注2)
売上高
外部顧客への売上高 47,861 13,362 2,273 63,497 ― 63,497
セグメント間の内部
― ― ― ― ― ―
売上高又は振替高
計 47,861 13,362 2,273 63,497 ― 63,497
セグメント利益 3,605 977 43 4,626 △765 3,860
(注)1 セグメント利益の調整額△765百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告
セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行なっています。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間から、報告セグメントの区分を一部見直し、従来の「化成品事業」に含まれる一部商
品の報告セグメントを「その他事業」に変更しています。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを記載してい
ます。
3. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 平成31年4月1日 至 令和元年12月31日)
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
(注1) 計上額
ガス事業 化成品事業 その他事業 計 (注2)
売上高
外部顧客への売上高 47,096 13,875 2,244 63,215 ― 63,215
セグメント間の内部
― ― ― ― ― ―
売上高又は振替高
計 47,096 13,875 2,244 63,215 ― 63,215
セグメント利益又は
4,029 978 △32 4,975 △939 4,036
損失(△)
(注)1 セグメント利益又は損失(△)の調整額△939百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用で
あり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行なっています。
2. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
9