4082 稀元素 2019-02-14 11:00:00
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成31年2月14日
上 場 会 社 名 第一稀元素化学工業株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4082 URL https://www.dkkk.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 井上 剛
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長 (氏名) 松本 克己 (TEL) 06-6682-1261
四半期報告書提出予定日 平成31年2月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.平成31年3月期第3四半期の連結業績(平成30年4月1日~平成30年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
31年3月期第3四半期 21,010 11.2 3,499 △4.9 3,576 △2.0 2,470 △0.0
30年3月期第3四半期 18,886 8.9 3,681 △3.4 3,648 0.6 2,471 △7.1
(注) 包括利益 31年3月期第3四半期 2,387百万円( △4.6%) 30年3月期第3四半期 2,503百万円( 7.4%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
31年3月期第3四半期 102.16 -
30年3月期第3四半期 102.23 -
(注)当社は、平成29年4月22日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期
首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり四半期純利益」を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
31年3月期第3四半期 43,393 26,694 61.4
30年3月期 35,546 24,697 69.3
(参考) 自己資本 31年3月期第3四半期 26,640百万円 30年3月期 24,641百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
30年3月期 - 8.00 - 8.00 16.00
31年3月期 - 10.00 -
31年3月期(予想) 9.00 19.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
平成31年3月期第2四半期末配当金の内訳 普通配当 9円00銭 記念配当 1円00銭
3.平成31年3月期の連結業績予想(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 28,000 9.6 4,100 △11.5 4,100 △5.9 2,900 △2.4 119.92
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 31年3月期3Q 24,400,000株 30年3月期 24,400,000株
② 期末自己株式数 31年3月期3Q 188,407株 30年3月期 223,880株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 31年3月期3Q 24,183,214株 30年3月期3Q 24,176,120株
(注)当社は、平成29年4月22日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の
期首に当該株式分割が行われたと仮定して、発行済株式数(普通株式)を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) …………………………………………7
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………7
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第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(平成30年4月1日~平成30年12月31日)における世界経済は、良好な雇用・所得環
境が継続し、個人消費は底堅く推移しましたが、米中貿易摩擦の深刻化による中国経済の減速や欧州でのBrexitの
問題、地政学リスク等により、景気減速の懸念は高まっており、採算悪化を警戒した製造業などの企業が新規投資
に慎重な姿勢を示しつつあります。
当社グループの主要顧客であります自動車業界におきましては、ライトビークル市場(乗用車・小型商用車)に
おいて国内および米国では堅調に推移しましたが、中国では新車販売が急減し、欧州においては燃費試験方法変更
前の駆け込み需要の反動長期化等もあり、2018年の販売台数は前年割れとなりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の販売数量は前年同期比で微減となりましたが、売上高は原料価格に
連動する販売単価の上昇等により21,010百万円(前年同期比11.2%増)、営業利益は原料価格の上昇や減価償却費
の増加等による売上原価の上昇、販売費及び一般管理費の増加等により3,499百万円(前年同期比4.9%減)、経常
利益は為替差益の計上等により3,576百万円(前年同期比2.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,470百
万円(前年同期比0.0%減)となりました。
用途別の販売状況は、次のとおりであります。
(触媒)
当社グループの主力製品である自動車排ガス浄化触媒用途向け製品は、世界自動車販売台数が減少した影響を受
けて出荷数量は前年同期比で微減となりましたが、原料価格に連動する販売単価の上昇により、売上高は前年同期
を上回る結果となりました。
これらの結果、触媒用途向け製品の当第3四半期連結累計期間の売上高は、期首年間計画17,712百万円に対して
13,407百万円(進捗率75.7%、前年同期比12.9%増)となりました。
(耐火物・ブレーキ材)
耐火物用途向け製品は、出荷数量は減少したものの原料価格に連動する販売単価が上昇したことにより、売上高
は堅調に推移しました。ブレーキ材用途向け製品は、一部商品の販売が減少した影響を受け、売上高は減少しまし
た。
これらの結果、耐火物・ブレーキ材用途向け製品の当第3四半期連結累計期間の売上高は、期首年間計画3,080百
万円に対して2,207百万円(進捗率71.7%、前年同期比2.1%減)となりました。
(ファインセラミックス)
高機能材料向け製品は、キッチンセラミックスなどの民生用セラミックスにおいてインバウンド需要や特需が一
巡したことに加え、欧州を中心に展開している歯科材料用途向け製品の販売低迷が継続し、売上高は減少しまし
た。また、当社グループの次世代の主力製品と期待しております燃料電池用途向け製品は、米国で同業界に対する
補助金が復活したことなどの影響により、売上高は増加しました。
これらの結果、ファインセラミックス用途向け製品の当第3四半期連結累計期間の売上高は、期首年間計画2,881
百万円に対して1,924百万円(進捗率66.8%、前年同期比4.1%増)となりました。
(電子材料・酸素センサー)
電子材料用途向け製品は、スマートフォン市場やカーエレクトロニクス市場が好調に推移した影響を受け、圧電
素子部品やセラミックコンデンサ向け製品、海外向け乾式製品の販売が増加したことに加え、電池材料向け製品の
販売も寄与し、売上高は増加しました。酸素センサー用途向け製品は、自動車販売に連動し、主要顧客向け製品が
底堅く推移しました。
これらの結果、電子材料・酸素センサー用途向け製品の当第3四半期連結累計期間の売上高は、期首年間計画
2,279百万円に対して1,903百万円(進捗率83.5%、前年同期比25.3%増)となりました。
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第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
(その他)
アルミニウム配管のろう付に使用されるセシウムフラックスは、自動車向け製品は在庫調整等で伸び悩んだもの
の、家電向け製品が好調を維持したため、売上高は堅調に推移しました。また、市場ニーズを精査した製品開発と
新規用途の発掘に注力した結果、その他の用途向け製品も堅調に推移しました。
これらの結果、その他用途向け製品の当第3四半期連結累計期間の売上高は、期首年間計画2,046百万円に対して
1,567百万円(進捗率76.6%、前年同期比12.6%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は43,393百万円で、前連結会計年度末に比べ7,847百万円増加しまし
た。これは主に、現金及び預金の増加(4,025百万円)、製品の増加(1,144百万円)、建設仮勘定の増加
(1,045百万円)、有価証券の減少(1,200百万円)によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は16,699百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,849百万円増加しま
した。これは主に、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)の増加(6,229百万円)、短期借入金の増加
(600百万円)によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は26,694百万円で、前連結会計年度末に比べ1,997百万円増加しまし
た。これは主に、利益剰余金の増加(2,035百万円)によるものであります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末69.3%から61.4%となりまし
た。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
平成31年3月期通期の業績予想につきましては、平成30年5月11日に公表いたしました業績予想から変更してお
りません。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,247,425 8,272,922
受取手形及び売掛金 5,488,774 5,308,155
有価証券 1,200,000 -
製品 2,778,004 3,922,423
仕掛品 2,188,974 2,636,907
原材料及び貯蔵品 3,511,973 4,300,597
その他 1,814,069 4,112,350
流動資産合計 21,229,222 28,553,358
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 3,224,729 3,164,210
機械装置及び運搬具(純額) 5,704,017 4,968,936
土地 1,588,194 1,752,062
建設仮勘定 480,465 1,526,236
その他(純額) 387,591 582,145
有形固定資産合計 11,384,999 11,993,592
無形固定資産 344,203 322,025
投資その他の資産 2,588,359 2,524,869
固定資産合計 14,317,562 14,840,486
資産合計 35,546,784 43,393,844
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,673,708 1,424,503
短期借入金 600,000 1,200,000
1年内返済予定の長期借入金 1,532,997 1,913,668
未払法人税等 546,711 302,394
賞与引当金 438,645 140,226
その他 1,979,788 1,786,741
流動負債合計 6,771,851 6,767,534
固定負債
長期借入金 3,979,995 9,828,918
退職給付に係る負債 1,051 1,095
その他 96,721 101,645
固定負債合計 4,077,768 9,931,659
負債合計 10,849,619 16,699,194
純資産の部
株主資本
資本金 787,100 787,100
資本剰余金 1,073,270 1,104,864
利益剰余金 22,455,842 24,491,131
自己株式 △83,308 △70,089
株主資本合計 24,232,904 26,313,006
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 212,604 176,070
為替換算調整勘定 197,330 143,963
退職給付に係る調整累計額 △1,831 7,000
その他の包括利益累計額合計 408,104 327,035
非支配株主持分 56,156 54,608
純資産合計 24,697,164 26,694,650
負債純資産合計 35,546,784 43,393,844
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第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
売上高 18,886,993 21,010,459
売上原価 12,363,009 14,462,102
売上総利益 6,523,983 6,548,357
販売費及び一般管理費 2,842,210 3,048,448
営業利益 3,681,772 3,499,909
営業外収益
受取利息 15,506 31,935
受取配当金 9,706 11,949
為替差益 - 53,464
助成金収入 19,824 11,179
その他 36,377 56,502
営業外収益合計 81,414 165,030
営業外費用
支払利息 4,806 9,763
為替差損 43,237 -
持分法による投資損失 58,246 55,281
支払手数料 - 16,500
その他 8,196 7,110
営業外費用合計 114,486 88,655
経常利益 3,648,700 3,576,284
特別利益
投資有価証券売却益 943 -
特別利益合計 943 -
特別損失
災害による損失 - 26,840
減損損失 69,918 -
固定資産除却損 6,781 71,721
特別損失合計 76,699 98,561
税金等調整前四半期純利益 3,572,943 3,477,722
法人税、住民税及び事業税 978,426 924,134
法人税等調整額 116,977 82,134
法人税等合計 1,095,403 1,006,268
四半期純利益 2,477,540 2,471,453
非支配株主に帰属する四半期純利益 5,952 994
親会社株主に帰属する四半期純利益 2,471,587 2,470,459
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第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
四半期純利益 2,477,540 2,471,453
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 43,526 △36,533
為替換算調整勘定 △16,991 △55,369
退職給付に係る調整額 △1,700 8,831
持分法適用会社に対する持分相当額 785 △587
その他の包括利益合計 25,620 △83,658
四半期包括利益 2,503,160 2,387,795
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 2,496,463 2,389,390
非支配株主に係る四半期包括利益 6,697 △1,594
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第一稀元素化学工業株式会社(4082) 平成31年3月期 第3四半期決算短信(連結)
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
該当事項はありません。
なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、当第3四半期連結会計期間より、DKK Thai Materials
Trading Co.,Ltd.は重要性が増したため、連結の範囲に含めております。
(追加情報)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示しております。
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