4071 M-プラスアルファ 2021-06-30 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                               2021 年 6 月 30 日
各 位
                          会 社 名 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
                          代 表 者 名 代表取締役社長                           三 室 克 哉
                                             (コード番号:4071 東証マザーズ)
                          問 合 せ 先 取締役 コーポレート部門担当                    野 口 祥 吾
                                                          ( TEL. 03-6432-0427)


    東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

 当社は、本日、2021 年6月 30 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、な
お一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 なお、2021 年 9 月期(2020 年 10 月 1 日~2021 年 9 月 30 日)における当社の業績予想は、次
のとおりであり、また、最近の決算情報等につきましては別添のとおりであります。
【個 別】                                                          (単位:百万円・%)
                    決算期                          2021 年 9 月期
                            2021 年 9 月期                            2020 年 9 月期
                                                 第2四半 累計 間
                                                     期 期
                              (予想)                                   (実績)
                                                   (実績)
項 目                               対売上     対前期         対売上                   対売上
                                  高比率     増減率         高比率                   高比率

売           上         高   6,000   100.0   26.9    2,880    100.0    4,726   100.0

営       業       利     益   1,838    30.6   28.5    1,043    36.2     1,430    30.3

経       常       利     益   1,821    30.4   26.0    1,050    36.5     1,445    30.6

当 期 ( 四 半 期 ) 純 利 益       1,191    19.9   16.1     688     23.9     1,026    21.7

1株当たり当期(四半期)純利益              29 円 77 銭            17 円 21 銭          25 円 66 銭

                                                                   205 円 00 銭
1 株 当 た り 配 当 金               5 円 94 銭             0 円 00 銭
                                                                   (5 円 13 銭)
(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりません。
   2.2020 年 9 月期(実績)及び 2021 年 9 月期第2四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四半期)純
     利益は期中平均発行済株式数により算出しております。2021 年 9 月期(予想)の1株当たり当期純利
     益は公募株式数(50,000 株)を含めた予定期中平均発行済株式数により算出しております。
   3.2021 年 2 月 10 日付で、株式1株につき 40 株の株式分割を行っております。上記では、2020 年 9 月期
     の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期(四半期)純利益を算出しております。ま
     た、2020 年 9 月期(実績)の1株当たり配当金については、当該株式分割を考慮した数値を( )内
     に記載しております。
【業績見通しの策定根拠】

(1)当社全体の見通し
 あらゆる情報がデジタル化されビッグデータ化する中で、当社は「見える化プラットフォーム企業」のビジョ
ンのもと、先進的なテクノロジー活用によるデータを可視化する技術を武器に、ビッグデータ活用による企業の
業務効率化や意思決定を支援するサービスを展開しております。

 企業のデジタル化シフトによる働き方の見直しや業務の自動化・効率化などへの取り組みが続いており、それ
らを支援するソフトウェアについては高い需要が維持されております。特に当社が手掛ける SaaS 型サービスは
システムの拡張性が高く、また導入までの期間やコストなどのハードルが低いことから、企業規模や業種を問わ
ず投資意欲が高く、市場成長をけん引しております。

 当社では「見える化エンジン事業」(マーケティング・ソリューション)、「カスタマーリングス事業」(CRM
ソリューション)および「タレントパレット事業」(HR ソリューション)という 3 つの領域で SaaS 型のサービ
スを展開しております。いずれのサービスも高度な技術を採用しつつ、複雑な分析手法のノウハウを取り入れて
構築しておりますが、顧客側からは使い易いインターフェースにより、複雑な分析を簡単に利用できるサービス
として提供しております。

 2008 年 5 月に見える化エンジンのサービスを開始した後に、2011 年7月カスタマーリングス、2016 年9月タ
レントパレットと数年間隔で新しいソリューションをスタートさせております。いずれも継続収益が大部分を占
める SaaS 型サービスであることから、 それぞれの事業の売上が上乗せされる形で成長を継続しております。     全て
の事業は黒字化しており、各事業の利益が積み重なることで、全社ベースでの利益は拡大を続けております。

 当社では新規顧客を獲得するための活動として、マス広告や Web 広告等によるオンラインマーケティング、展
示会等へのイベントへの参加により、当社サービスに関心をもつ顧客を集客し、サービス説明やデモを実施しな
がら受注を獲得してまいりました。コロナ禍の環境において、一部の業種での解約や、展示会などのイベント縮
小など影響はあったものの、営業活動を Web セミナーなどに切り替え、またオンラインでのサポート充実を図る
など活動をシフトした結果、事業上の影響は軽微であり、顧客の変化する状況に対応できております。

  以上の取り組みの結果、タレントパレット事業を中心に新規顧客の獲得が堅調に推移する見通しであることを
受け、  2021 年 9 月期の業績見通しは、 売上高 6,000 百万円(2020 年 9 月期 4,726 百万円/前年期比 26.9%増)、
営業利益 1,838 百万円(2020 年 9 月期 1,430 百万円/前年期比 28.5%増)、経常利益 1,821 百万円(2020 年 9
月期 1,445 百万円/前年期比 26.0%増)、当期純利益 1,191 百万円(2020 年 9 月期 1,026 百万円/前年期比
16.1%増)を見込んでおります。なお今期第 2 四半期(累計)の実績につきましては、売上高 2,880 百万円、営
業利益 1,043 百万円、経常利益 1,050 百万円、四半期純利益 688 百万円となっております。

(2)売上高
  当社の売上高は「見える化エンジン」(マーケティング・ソリューション)、「カスタマーリングス」(CRM ソ
リューション)および「タレントパレット」(HR ソリューション)の 3 事業により構成されております。
2021 年 9 月期における売上高見通しである 6,000 百万円の内訳は、見える化エンジン事業 1,646 百万円、カス
タマーリングス事業 1,323 百万円、 タレントパレット事業 3,030 百万円であり、タレントパレット事業の売上高
が全体の約 5 割を占めております。業績予想はセグメント毎に行っていますが、ビジネスモデルやサービス体系
について共通する部分が多いことから、業績予想は以下の共通の方法により行っております。

 3つの事業はいずれも SaaS 型で毎月固定の月額利用料を徴収するサブスクリプションモデルとなっておりま
す。顧客は自社の利用状況(見える化エンジン事業:使用データ範囲等、カスタマーリングス事業:会員数・配
信数等、タレントパレット事業:従業員数等)に合わせてサービスプランを契約し、プランに応じた固定の月額
料金を支払うサービスとなっております。当社の売上は下記 3 種類により構成されておりますが、全社売上の 8
割以上は定期定額収入となる月額利用料により構成されております。

<月額利用料>:システム利用料、操作サポート対応、必要に応じた活用支援
<初期料金>:新規契約時の環境構築・アカウント発行、スタートアップガイドの提供
<スポット料金>:個別依頼による有償コンサルティング、作業実施等

 月額利用料は、契約件数×顧客平均単価により計算しております。
上記計算要素のうち、契約件数は、既存の契約数に新規契約見込み件数を加え、解約見込み件数を減じることで
算出しております。新規契約見込み件数に関しては、各種マーケティング施策により獲得する顧客候補リスト数
(リード数)、そこから契約検討に進む顧客数(案件数)、最終的に契約締結となる顧客数(受注数)など、過
去の同様の施策を実施した際の実績を考慮して、施策への投入費用から各段階で期待される成果数をもとに算出
しております。解約見込み件数は、過去の実績を基に算出した契約継続率(期初の契約件数のうち期末時点で契
約が継続している割合)を用いて、各月の更新対象契約件数に対する解約率(1-契約継続率)を乗じて算出して
おります。また顧客平均単価については、過去の契約実績を基に足元のトレンドを加味して設定しております。
 初期料金は、新規契約見込み件数×平均初期料金により計算しております。平均初期料金は過去実績をもとに
計算しております。
 スポット料金は、契約件数×スポット・サービス利用率×平均スポット料金により計算しております。スポッ
ト・サービス利用率および平均スポット料金については、過去実績をもとに計算しております。

 なお事業ごとの業績予想については下記の要素を勘案して算出しております。

<見える化エンジン事業について>
  契約件数については、受注数が解約数を若干下回っていることから微減傾向となっており、2021 年9月期末に
ついては 454 件(前期比 4.0%減)を見込んでおります。契約平均単価については、既存顧客に対するアップセ
ル(プランアップ、   オプション追加等)    の活動推進により上昇傾向にあり、2021 年9月期については 277 千円(前
期比 3.6%の上昇)を見込んでおります。解約率については、前期(1.1%)並みの水準を想定しておりますが、
2021 年9月期の計画の前提としては、やや保守的に 1.5%(前期比 0.4 ポイント上昇)を見込んでおります。
  以上の結果、今期の見える化エンジン事業の売上高については 1,646 百万円(前期比 1.1%増)を見込んでお
ります。なお 2021 年9月期第 2 四半期(累計)の実績につきましては、2021 年9月期第2四半期末の契約件数
は 458 件(前年比 7.3%減)、2021 年9月期第2四半期累計期間の契約平均単価は 279 千円(前年同期比 5.8%
上昇)、2021 年9月期第2四半期累計期間の解約率は 1.2%(前期比変わらず)となっており、その結果、売上
高は 821 百万円となっております。

<カスタマーリングス事業について>
 契約件数については、受注数が解約数を若干上回っていることから微増傾向となっており、2021 年9月期末に
ついては 303 件(前期比 1.3%増)を見込んでおります。契約平均単価については、既存顧客に対するアップセ
ル(プランアップ、オプション追加、およびサービス利用度拡大に伴う従量課金件数の増加等)の活動推進によ
り上昇傾向にあり、2021 年9月期については 353 千円(前期比 2.7%の上昇)を見込んでおります。解約率につ
いては、  前期並みの水準 (0.9%)を想定しておりますが、  2021 年9月期の計画前提としては、やや保守的に 1.3%
(前期比 0.4 ポイントの上昇)を見込んでおります。
 以上の結果、2021 年9月期のカスタマーリングス事業の売上高については 1,323 百万円(前期比 8.6%増)を
見込んでおります。なお 2021 年9月期第 2 四半期(累計)の実績につきましては、2021 年9月期第2四半期末
の契約件数は 297 件(前年比 6.1%増)、2021 年9月期第2四半期累計期間の契約平均単価は 351 千円(前年同
期比 3.9%上昇)、2021 年9月期第2四半期の解約率は 0.9%(前期比 0.1 ポイント低下)となっており、その
結果、売上高は 654 百万円となっております。

<タレントパレット事業について>
  契約件数については、受注が高水準で推移していることから、2021 年9月期末については大きく増加し 616 件
(前期比 43.3%増)を見込んでおります。契約平均単価については、新規に獲得導入する顧客の大型化が進んで
いることから上昇傾向にあり、2021 年9月期については 348 千円(前期比 11.8%の上昇)を見込んでおります。
2021 年9月期の解約率については、前期並みの水準(0.6%)を想定しておりますが、2021 年9月期の計画前提
としてはやや保守的に 1.1%(前期比 0.5 ポイントの上昇)を見込んでおります。
  以上の結果、2021 年9月期のタレントパレット事業の売上高については 3,030 百万円(前期比 61.3%増)を見
込んでおります。なお 2021 年9月期第 2 四半期(累計)の実績につきましては、2021 年9月期第2四半期末の
契約件数は 568 件(前年比 57.8%増)、2021 年9月期第2四半期累計期間の契約平均単価は 343 千円(前年同期
比 16.8%上昇) 2021 年9月期第2四半期累計期間の解約率は 0.5%
          、                            (前期比 0.1 ポイント低下)となっており、
その結果、売上高は 1,405 百万円となっております。

(3)売上原価、売上総利益
 売上原価は、主にコンサルタントやシステムエンジニア等の人件費、システム関連費、外注費などで構成され
ております。
 上記の人件費のうち、コンサルタントについては 1 名の社員が担当できる社数に適正水準があるとの前提に立
ち、顧客数の増加に対応した人員計画を、またシステムエンジニアについては、システムの規模に対応した体制
拡大を前提とした人員計画を計画に織り込み人件費を計算しております。システム関連費については、顧客数の
増加やデータ利用量の増大に対応させるためシステム基盤を強化しており、そのための費用を計画に反映させて
おります。外注費については、システム開発や顧客サポートの一部について外部企業の支援を受けていることか
ら、事業拡大に合わせた費用の増加を見込んでおります。
 以上を踏まえ、2021 年 9 月期の売上原価は 1,692 百万円(前期比 26.2%増)、売上総利益は 4,307 百万円(前
期比 27.2%増)を見込んでおります。

(4)販売費及び一般管理費、営業利益
 販売費及び一般管理費は、主に営業員や管理部門スタッフの人件費、広告宣伝費、販売促進費などで構成され
ております。
 人件費については、営業員については 1 名の営業が獲得できる受注数を目安として受注規模の拡大に合わせた
体制拡大を前提とした人員計画を、また管理部門スタッフについては会社全体の規模拡大に合わせた体制の増強
を人員計画に反映し人件費を計算しております。
 広告宣伝費については、Web 等のオンライン広告やタクシー広告などのマス広告により構成されておりますが、
過去の実績値や 2021 年 9 月期の広告宣伝活動計画から見積もった費用を計画に反映しております。また販売促
進費については、展示会やセミナーなどのオフライン広告により構成されておりますが、実施予定のマーケティ
ング施策の案件と必要費用を個別に見積もることで計画に反映しております。
 なお 2021 年 9 月期(上期)については、コロナ感染拡大の影響が想定よりも長引いていたことから、広告宣伝
費および販売促進費は計画比で圧縮傾向でありましたが、下期はマス広告への投入量増加など積極的なマーケテ
ィング施策を実施する予定であります。     通期では広告宣伝費および販売促進費の合計で計画通りの 965 百万円     (前
期比 24.0%増)を見込んでおりますが、内訳としては約 7 割がタレントパレット事業での費用として見込んでお
ります。
 以上の結果、2021 年 9 月期の販売費及び一般管理費は 2,470 百万円(前期比 26.3%増)、営業利益は 1,838 百
万円(前期比 28.5%増)を見込んでおります。

(5)営業外収益・費用、経常利益
 営業外損益は、主に保有債券からの受取利息(3 百万円)および上場関連費用のうち営業外費用として計上す
るもの(20 百万円)を見込んでおります。
 以上の結果、2021 年 9 月期の経常利益は 1,821 百万円(前期比 26.0%増)を見込んでおります。

(6)特別利益・損失、当期純利益
 特別利益・損失は見込んでおりません。
 以上の結果、税引前当期純利益は 1,821 百万円(前期比 26.0%増) 法人税額等 630 百万円、
                                      、              当期純利益 1,191
百万円(前期比 16.1%増)を見込んでおります。


【業績予想に関するご留意事項】
 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。
              2021年9月期        第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                               2021年6月30日
上 場 会 社 名   株式会社プラスアルファ・コンサルティング 上場取引所            東
コ ー ド 番 号   4071                  URL https://www.pa-consul.co.jp/
代   表   者 (役職名)代表取締役社長        (氏名)三室 克哉
問合せ先責任者   (役職名)取締役 コーポレート部門担当 (氏名)野口 祥吾                     (TEL)03(6432)0427
四半期報告書提出予定日          ―      配当支払開始予定日                            ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無      : 無

                                                                          (百万円未満切捨て)
1.2021年9月期第2四半期の業績(2020年10月1日~2021年3月31日)
(1)経営成績(累計)                                                 (%表示は、対前年同四半期増減率)

                       売上高              営業利益               経常利益            四半期純利益
                      百万円        %      百万円          %     百万円       %       百万円      %
2021年9月期第2四半期         2,880      ―      1,043        ―     1,050    ―           688   ―
2020年9月期第2四半期            ―       ―         ―         ―        ―     ―            ―    ―

                                       潜在株式調整後
                     1株当たり
                                        1株当たり
                     四半期純利益
                                        四半期純利益
                              円 銭                 円 銭
2021年9月期第2四半期                 17.21                  ―
2020年9月期第2四半期                    ―                   ―
(注)1.当社は、2020年9月期第2四半期については四半期財務諸表を作成していないため、2020年9月期第2四半
       期の数値および2021年9月期第2四半期の対前年同四半期増減率については記載しておりません。
    2.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、新株予約権の残高がありますが、当社株式は非上場で
       あり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
    3.当社は、2021年2月10日付で普通株式1株につき40株の株式分割を行っておりますが、2021年9月期の期首
       に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり四半期純利益を算定しております。



(2)財政状態

                       総資産                  純資産           自己資本比率
                              百万円                 百万円                %
2021年9月期第2四半期                 5,059               4,059            80.0
2020年9月期                      4,473               3,576            79.7
 (参考) 自己資本    2021年9月期第2四半期 4,048 百万円             2020年9月期 3,565 百万円


2.配当の状況
                                            年間配当金

                  第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                    期末         合計
                       円 銭            円 銭         円 銭       円 銭           円 銭
  2020年9月期             ―    0.00     ―    205.00 205.00
  2021年9月期             ―    0.00
  2021年9月期(予想)                       ―      5.94   5.94
 (注) 1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
      2.当社は、2021年2月10日付で普通株式1株につき40株の株式分割を行っております。2020年9月期に
        つきましては、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。当該株式分割を考慮した場
        合の配当金の額は5円13銭であります。
3.2021年9月期の業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
                                                              (%表示は、対前期増減率)
                                                                    1株当たり
                     売上高       営業利益        経常利益             当期純利益
                                                                    当期純利益
                     百万円   %   百万円    %     百万円      %           百万円   %          円 銭
       通期        6,000 26.9 1,838 28.5 1,821 26.0 1,191 16.1 29.77
    (注) 1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
        2.当社は、2021年2月10日付で普通株式1株につき40株の株式分割を行っておりますが、2021年9月期の
          期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。


※    注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                           : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ①     会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                      : 無

     ②     ①以外の会計方針の変更                             : 無

     ③     会計上の見積りの変更                              : 無

     ④     修正再表示                                   : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
     ①     期末発行済株式数(自己株式を含む)          2021年9月期2Q   40,000,000株   2020年9月期     40,000,000株

     ②     期末自己株式数                    2021年9月期2Q          ―株     2020年9月期            ―株

     ③     期中平均株式数(四半期累計)             2021年9月期2Q   40,000,000株   2020年9月期2Q          ―株

     (注)   1.2020年9月期第2四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、期中平均株式数
            (四半期累計)は記載しておりません。
           2.当社は、2021年2月10日付で普通株式1株につき40株の株式分割を行っております。前事業年度の期首
             に当該株式分割が行われたものと仮定し、期末発行済株式数、期中平均株式数を算定しております。


※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。


※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
     あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等はさまざまな要因により大きく異なる可能性が
     あります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料
     4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」を
     ご覧ください。
                                 株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                        2021 年9月期第2四半期決算短信



○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4

    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………5

    (1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………5

    (2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………7

    (3)四半期キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………8

    (4)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………10




                          1
                                         株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                                2021 年9月期第2四半期決算短信



1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 あらゆる情報がデジタル化されビッグデータ化する中で、当社は「見える化プラットフォーム企業」のビジョンのもと、
先進的なテクノロジー活用によるデータを可視化する技術を武器に、ビッグデータ活用による企業の業務効率化や意思決
定を支援するサービスを展開しております。


 当第2四半期累計期間おいては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済活動全般において停滞が見られましたが、
企業のデジタル化シフトによる働き方の見直しや業務の自動化・効率化などへの取り組みが続いており、それらを支援す
るソフトウェアについては高い需要が維持されております。特に当社が手掛けるSaaS型クラウドサービスはシステムの拡
張性が高く、また導入までの期間やコストなどのハードルが低いことから、企業規模や業種を問わず投資意欲が高く、市
場成長をけん引しております。


 当社では、2008年5月に見える化エンジンのサービスを開始した後に、2011年7月にカスタマーリングス、2016年9月
にはタレントパレットと数年間隔で新しいソリューションをスタートさせております。いずれも継続収益が大部分を占め
るSaaS型サービスであることから、それぞれの事業の売上を拡大することで成長を継続しております。全ての事業は黒字
化しており、各事業の利益が積み重なることで、全社ベースでの利益は拡大を続けております。


 新規顧客を獲得するための活動としては、マス広告やWeb広告等によるオンラインマーケティング、展示会等へのイベ
ントへの参加により、当社サービスに関心をもつ顧客を集客し、サービス説明やデモを実施しながら受注を獲得してまい
りました。コロナ禍の環境において、一部の業種での解約や、展示会などのイベント縮小など影響はあったものの、営業
活動をWebセミナーなどに切り替え、またオンラインでのサポート充実を図るなど活動をシフトした結果、事業上の影響
は軽微であります。
 以上の取り組みの結果、当第2四半期累計期間における売上高は2,880,834千円となり、前年の高成長を継続しており
ます。また将来の大きな市場獲得を見据えてマーケティング投資などの積極的な成長投資を継続した結果、営業利益は
1,043,570千円、 経常利益は1,050,688千円、四半期純利益は688,206千円となっております。なお当第2四半期累計期間
における売上高に占める月額課金額の合計額の割合(リカーリング比率)は85.2%となっております。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。


<見える化エンジン事業>
 見える化エンジン事業は、コールセンターやマーケティング部門に集まる顧客の声に加え、近年拡大してきたソーシャ
ルメディア上での口コミを分析できるツールを提供しております。
当事業では「顧客体験フィードバック」のコンセプトのもと、企業が顧客に提供したい顧客体験と、顧客の感じ方のギャ
ップを分析する仕組みを提供しており、企業の商品・サービスの改善に対するソリューションとして事業展開を図ってお
ります。
 顧客の声をマーケティングに活かす取り組みは着実に浸透してきていることから、当サービスへの引き合いも堅調に推
移しております。ツール単体としての提供だけでなく、分析ノウハウや分析結果の活用方法などをコンサルティングとし
て提供しつつ、顧客内の幅広い部門での活用を促す取り組みを強化しており、受注案件の大型化が進んでおります。足元
では、ソーシャルメディアでの消費者ニーズの把握やコールセンターやコンタクトセンターなどで社内のナレッジ蓄積、
データ分析、業務効率化等を目的としたサービス導入が好調に推移しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間におけるセグメント売上高は821,142千円、セグメント利益は506,784千円となりまし
た。


<カスタマーリングス事業>
 カスタマーリングス事業は、企業が顧客属性、購入履歴、メール配信への反応などの情報に基づき、最適なキャンペー
ンを実施できる統合ツールを提供しております。
当事業では「実感型デジタルマーケティング」のコンセプトのもと、データの効率的な活用にとどまらず、オンライン施
策が顧客行動に与える影響を見える化し、次の施策決定の際に分析結果を直接活用できるソリューションとして事業展開
を図っております。

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                                        株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                               2021 年9月期第2四半期決算短信



 電子商取引市場の拡大により、顧客とのデジタル接点から収集した情報を次のマーケティング施策に活かす取り組みが
広がっており、当サービスへの引き合いも堅調に推移しております。足元では、新規顧客獲得が想定通り進捗しているこ
とに加え、既存顧客の利用度拡大によるプランアップなどが収益拡大に寄与しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間におけるセグメント売上高は654,497千円、セグメント利益は188,075千円となりま
した。


<タレントパレット事業>
 タレントパレット事業は、企業内に散在している社員スキル、適性検査結果、職務経歴、人事評価、従業員アンケート、
採用情報などの人材情報を集約して分析・見える化ができるプラットフォームを提供しております。 働き方改革や労働
人口減を背景とした人材活用プロセス(採用、教育、配置、評価)の質的向上や効率化を目指した人事系ソフトウェアの
市場は急拡大しております。当社では、顧客基盤の拡大に向けて、先行的に積極的なマーケティング投資を実施しており、
導入社数は急速に増加しております。
 当事業では、人材情報をデータで見える化し、分析的視点での人事戦略を実現する「科学的人事」のコンセプトのもと、
継続的にサービスの機能強化を図っており、導入企業へのコンサルティングを通じて蓄積された分析ノウハウや活用方法
などをサービス強化に結び付けております。足元では「採用管理機能」「後継者育成機能」「組織診断機能」などのサー
ビス強化を図るほか、Webセミナーの積極開催などの施策により引き合いが増加しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間におけるセグメント売上高は1,405,194千円、セグメント利益は708,866千円となりま
した。




(2)財政状態に関する説明
 ①財政状態の状況
 (資産)
  当第2四半期会計期間末における流動資産は4,441,876千円となり、前事業年度末に比べ544,679千円増加いたし
 ました。
 これは主に現金及び預金が339,416千円、売掛金が81,182千円増加したことによるものであります。
  固定資産は618,070千円となり、前事業年度末に比べ41,574千円増加いたしました。これは主に有形固定資産が
 38,276千円増加したことによるものです。
 この結果、総資産は5,059,947千円となり、前事業年度末に比べ586,254千円増加しました。


 (負債)
  当第2四半期会計期間末における流動負債は1,000,091千円となり前事業年度末に比べ103,047千円増加しました。
 これは主に未払法人税等が113,741千円増加したことによるものです。


 (純資産)
  当第2四半期会計期間末における純資産合計は4,059,855千円となり、前事業年度末に比べ483,206千円増加いたし
 ました。
 これは主に利益剰余金が483,206千円増加したことによるものであります。
 この結果、自己資本比率は80.0%(前事業年度末は79.7%)となりました。


 ②キャッシュ・フローの状況
 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,590,545千円と前事業年度末と
比べ339,416千円の増加となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次
のとおりであります。


 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は591,820千円となりました。これは主に、税引前四半期純利益の計上1,050,688千円、前受

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                                       株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                              2021 年9月期第2四半期決算短信



収益の増加額27,151千円があったものの、前払費用の増加額126,892千円、売上増加に伴う売上債権の増加額73,160千
円、法人税等の支払額255,944千円等による資金の減少があったことによるものであります。



 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は47,404千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出47,404千円によ
るものであります。


 (財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果使用した資金は205,000千円となりました。これは主に、配当金の支払額205,000千円によるものであり
ます。


(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
 2021年9月期の業績予想につきましては、本日開示いたしました「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情
報等のお知らせ」をご参照ください。なお、当該業績予想につきましては、現在入手可能な情報に基づき判断した予想で
あり、リスクや不確実性を含んでおります。従いまして、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果とな
る可能性があります。




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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
                                                 (単位:千円)
                         前事業年度            当第2四半期会計期間
                      (2020年9月30日)         (2021年3月31日)

資産の部
 流動資産
  現金及び預金                      3,251,129            3,590,545
  受取手形                           11,394               3,592
  売掛金                           549,205             630,388
  仕掛品                            1,355                2,211
  貯蔵品                            6,197                6,534
  その他                            78,671             208,791
  貸倒引当金                          △756                 △188
  流動資産合計                      3,897,196            4,441,876
 固定資産
  有形固定資産                         88,232             126,509
  無形固定資産                         3,164                2,416
  投資その他の資産
   その他                          485,483             489,309
   貸倒引当金                         △385                 △165
   投資その他の資産                     485,098             489,144
  固定資産合計                        576,495             618,070
 資産合計                         4,473,692            5,059,947




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                        株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
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                                          (単位:千円)

                  前事業年度            当第2四半期会計期間
               (2020年9月30日)         (2021年3月31日)

負債の部
 流動負債
  買掛金                     61,753               77,500
  未払法人税等                 255,701             369,443
  賞与引当金                  101,491             108,996
  その他                    478,097             444,150
  流動負債合計                 897,044            1,000,091
 負債合計                    897,044            1,000,091
純資産の部
 株主資本
  資本金                     10,000               10,000
  利益剰余金                3,555,352            4,038,559
  株主資本合計               3,565,352            4,048,559
 新株予約権                    11,295               11,295
 純資産合計                 3,576,648            4,059,855
負債純資産合計                4,473,692            5,059,947




           6
                         株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                2021 年9月期第2四半期決算短信



(2)四半期損益計算書
  第2四半期累計期間
                        (単位:千円)
                当第2四半期累計期間
                (自 2020年10月1日
                 至 2021年3月31日)
 売上高                     2,880,834
 売上原価                     833,156
 売上総利益                   2,047,678
 販売費及び一般管理費              1,004,108
 営業利益                    1,043,570
 営業外収益
  受取利息                         16
  有価証券利息                    1,570
  助成金収入                     5,309
  その他                         227
  営業外収益合計                   7,123
 営業外費用
  為替差損                          4
  営業外費用合計                       4
 経常利益                    1,050,688
 税引前四半期純利益               1,050,688
 法人税、住民税及び事業税             369,686
 法人税等調整額                  △7,204
 法人税等合計                   362,482
 四半期純利益                   688,206




                7
                               株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                      2021 年9月期第2四半期決算短信



(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
                              (単位:千円)
                      当第2四半期累計期間
                      (自 2020年10月1日
                       至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前四半期純利益                     1,050,688
 減価償却費                            10,306
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                  △788
 賞与引当金の増減額(△は減少)                  7,505
 長期前払費用償却額                           17
 受取利息及び受取配当金                    △1,586
 助成金収入                          △5,309
 売上債権の増減額(△は増加)                 △73,160
 たな卸資産の増減額(△は増加)                △1,193
 仕入債務の増減額(△は減少)                   15,747
 前払費用の増減額(△は増加)                △126,892
 未払金の増減額(△は減少)                    4,954
 未払費用の増減額(△は減少)                     614
 未払消費税等の増減額(△は減少)               △63,889
 前受収益の増減額(△は減少)                   27,151
 その他                            △3,296
 小計                             840,869
 利息及び配当金の受取額                      1,586
 助成金の受取額                          5,309
 法人税等の支払額                      △255,944
 営業活動によるキャッシュ・フロー               591,820
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                 △47,404
 投資活動によるキャッシュ・フロー               △47,404
財務活動によるキャッシュ・フロー
 配当金の支払額                       △205,000
 財務活動によるキャッシュ・フロー              △205,000
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)             339,416
現金及び現金同等物の期首残高                 3,251,129
現金及び現金同等物の四半期末残高               3,590,545




                      8
                                 株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                        2021 年9月期第2四半期決算短信



(3)四半期財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
 該当事項はありません。




  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
 該当事項はありません。




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                                                   株式会社プラスアルファ・コンサルティング(4071)
                                                          2021 年9月期第2四半期決算短信



  (セグメント情報等)
 当第2四半期累計期間(自   2020年10月1日   至      2021年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                          (単位:千円)
                       報告セグメント
                                                                          四半期損益計
                     カスタマー                                    調整額(注)
               見える化         タレント                                           算書計上額
                     リングス事                         計             1
              エンジン事業       パレット事業                                          (注)2
                       業
売上高
 外部顧客への売上高      821,142   654,497     1,405,194   2,880,834          ―     2,880,834
 セグメント間の内部売
                    ―         ―              ―          ―            ―           ―
 上高又は振替高
     計          821,142   654,497     1,405,194   2,880,834          ―     2,880,834
セグメント利益         506,784   188,075       708,866   1,403,727    △360,157    1,043,570
(注)1.セグメント利益の調整額は、報告セグメントに配分していない全社費用の金額であり、
     主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
   2.セグメント利益は、四半期損益計算書の営業利益と調整を行っております。


2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
 該当事項はありません。




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