4061 デンカ 2019-11-08 11:00:00
2020年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月8日
上 場 会 社 名 デンカ株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4061 URL http://www.denka.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)山本 学
問合せ先責任者 (役職名)IR室長 (氏名)大町 徹夫 (TEL) 03(5290)5532
四半期報告書提出予定日 2019年11月11日 配当支払開始予定日 2019年12月2日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有(証券アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 191,953 △3.2 15,348 5.1 14,533 △2.9 10,852 △4.7
2019年3月期第2四半期 198,348 5.6 14,600 2.0 14,968 △3.1 11,390 △7.2
(注) 包括利益 2020年3月期第2四半期 7,674 百万円 (△26.9%)2019年3月期第2四半期 10,493 百万円 (△22.5%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第2四半期 125.25 -
2019年3月期第2四半期 129.98 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 482,210 250,743 51.3
2019年3月期 483,827 250,481 51.0
(参考) 自己資本 2020年3月期第2四半期 247,209 百万円 2019年3月期 246,861 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 60.00 - 60.00 120.00
2020年3月期 - 60.00
2020年3月期(予想) - 65.00 125.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 400,000 △3.2 35,000 2.3 32,000 △2.5 24,000 △4.2 277.62
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、(添付資料)9ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する
注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q 88,555,840株 2019年3月期 88,555,840株
② 期末自己株式数 2020年3月期2Q 2,305,666株 2019年3月期 1,607,082株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期2Q 86,647,969株 2019年3月期2Q 87,634,135株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュフロー計算書 ……………………………………………………………… 8
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動あった場合の注記) ……………………………………………… 9
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 10
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………… 12
2019年度 第2四半期決算概要 ………………………………………………………………………… 12
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、個人消費は緩やかに回復しましたが、輸出や生産に弱さがみられるなど、
力強さに欠ける動きとなりました。また、世界経済は、全体としては緩やかな回復基調が続きましたが、米中貿易摩擦
や英国のEU離脱問題の長期化により、先行きに対する懸念が一層高まりました。
こ の よ う な 経 済 環 境 の も と、 当 社 グ ル ー プ は、 企 業 理 念 “The Denka Value” を 実 現 す べ く、 経 営 計 画 「Denka
Value-Up」の3つの成長ビジョン「スペシャリティーの融合体」「持続的成長」「健全な成長」にもとづき、2つの成
長戦略である「事業ポートフォリオの変革」と「革新的プロセスの導入」を推進し、業容の拡大と収益の確保に注力い
たしました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、車両電動化やヘルスケア関連分野での販売数量増加や、採算是正を目的とした
販売価格の改定が進んだ一方で、一部製品で原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことや需要減による
販売数量の減少があり、売上高は1,919億53百万円と前年同期に比べ63億94百万円(3.2%)の減収となりました。利益
面では、営業利益は153億48百万円(前年同期比7億47百万円増、5.1%増益)、経常利益は145億33百万円(前年同期比
4億34百万円減、2.9%減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は108億52百万円(前年同期比5億38百万円減、4.7
%減益)となりました。
<エラストマー・機能樹脂部門>
当部門の売上高は786億72百万円と前年同期に比べ103億72百万円(11.6%)の減収となりました。
スチレンモノマーやデンカシンガポール社のポリスチレン樹脂およびMS樹脂の販売は堅調に推移しましたが、原材
料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収となりました。また、クロロプレンゴムの販売数量は前
年を下回りました。
<インフラ・ソーシャルソリューション部門>
当部門の売上高は269億48百万円と前年同期に比べ8億98百万円(3.4%)の増収となりました。
特殊混和材は出荷増および価格改定により増収となり、農業・土木用途向けのコルゲート管は概ね堅調でしたが、セ
メントや耐火物・鉄鋼用材料の販売は前年を下回りました。
<電子・先端プロダクツ部門>
当部門の売上高は335億36百万円と前年同期に比べ5億86百万円(1.8%)の増収となりました。
球状アルミナや高純度導電性カーボンブラックなどの車両電動化関連製品の販売は好調に推移し、電子回路基板およ
び高信頼性放熱プレート“アルシンク”、LED用サイアロン蛍光体“アロンブライト”の販売は堅調に推移しまし
た。一方、電子部品・半導体関連分野向け機能フィルムや球状溶融シリカフィラーの販売は前年を下回りました。
<生活・環境プロダクツ部門>
当部門の売上高は185億54百万円と前年同期に比べ9億98百万円(5.1%)の減収となりました。
プラスチック雨どいおよび工業用テープの販売は概ね前年同期並となりましたが、合繊かつら用原糸“トヨカロン”
や食品包材用シートおよびデンカポリマー株式会社の加工品の販売は前年を下回りました。
<ライフイノベーション部門>
当部門の売上高は149億98百万円と前年同期に比べ25億73百万円(20.7%)の増収となりました。
デンカ生研株式会社の試薬が国内、輸出とも好調に推移したことに加え、インフルエンザワクチンの出荷が早まった
ことから増収となりました。
<その他部門>
当部門の売上高は192億43百万円と前年同期に比べ9億18百万円(5.0%)の増収となりました。
株式会社アクロス商事等の商社は取扱量が前年を上回りました。
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ16億17百万円減少の4,822億10百万円となりま
した。流動資産は、売上債権の減少などにより前連結会計年度末に比べ58億86百万円減少の1,848億43百万円となり
ました。固定資産は、有形固定資産の増加などにより前連結会計年度末に比べ42億69百万円増加の2,973億66百万円
となりました。
負債は、仕入債務の減少などにより前連結会計年度末に比べ18億78百万円減少の2,314億67百万円となりました。
非支配株主持分を含めた純資産は前連結会計年度末に比べ2億61百万円増加して2,507億43百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の51.0%から51.3%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
(業績予想の修正)
最近の業績動向を踏まえ、2019年5月13日に公表いたしました2020年3月期通期連結業績予想を以下のとおり修正い
たします。
2020年3月期 通期連結業績予想(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 415,000 38,000 36,000 27,000 310.53
今回修正予想(B) 400,000 35,000 32,000 24,000 277.62
増減額(B-A) △15,000 △3,000 △4,000 △3,000 ―
増減率(%) △3.6% △7.9% △11.1% △11.1% ―
(ご参考)前期連結実績
(2019年3月期)
413,128 34,228 32,811 25,046 286.18
修正の理由
米中貿易摩擦の長期化などの影響で厳しい外部環境が続いており、エラストマー・機能樹脂製品などの販売が当初
の想定を下回る見通しであることから、前回公表値(2019年5月13日)を見直しいたします。
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 13,902 13,180
受取手形及び売掛金 95,780 90,161
商品及び製品 47,455 50,764
仕掛品 4,389 3,647
原材料及び貯蔵品 19,911 19,471
その他 9,802 8,189
貸倒引当金 △511 △570
流動資産合計 190,730 184,843
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 62,393 61,449
機械装置及び運搬具(純額) 71,155 68,719
工具、器具及び備品(純額) 3,820 3,776
土地 63,366 63,380
リース資産(純額) 307 1,780
建設仮勘定 17,634 24,967
有形固定資産合計 218,677 224,074
無形固定資産
のれん 8,312 7,776
特許権 250 508
ソフトウエア 978 980
その他 2,874 2,738
無形固定資産合計 12,415 12,004
投資その他の資産
投資有価証券 55,028 54,389
長期貸付金 236 217
繰延税金資産 2,736 2,914
その他 4,122 3,888
貸倒引当金 △118 △122
投資その他の資産合計 62,004 61,287
固定資産合計 293,097 297,366
資産合計 483,827 482,210
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 52,924 44,516
短期借入金 43,101 43,337
コマーシャル・ペーパー 2,000 18,000
1年内返済予定の長期借入金 5,062 10,031
1年内償還予定の社債 5,000 5,000
未払法人税等 3,010 3,069
未払消費税等 487 867
賞与引当金 3,122 3,422
その他 39,338 33,509
流動負債合計 154,047 161,754
固定負債
社債 22,000 22,000
長期借入金 34,969 24,954
繰延税金負債 4,961 4,397
再評価に係る繰延税金負債 8,403 8,403
退職給付に係る負債 7,269 6,710
株式給付引当金 44 47
その他 1,650 3,198
固定負債合計 79,298 69,712
負債合計 233,346 231,467
純資産の部
株主資本
資本金 36,998 36,998
資本剰余金 49,353 49,355
利益剰余金 144,638 150,183
自己株式 △5,492 △7,589
株主資本合計 225,498 228,947
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 15,182 13,468
繰延ヘッジ損益 △345 △486
土地再評価差額金 10,260 10,260
為替換算調整勘定 △120 △1,603
退職給付に係る調整累計額 △3,614 △3,376
その他の包括利益累計額合計 21,362 18,261
非支配株主持分 3,620 3,533
純資産合計 250,481 250,743
負債純資産合計 483,827 482,210
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 198,348 191,953
売上原価 149,693 143,023
売上総利益 48,655 48,930
販売費及び一般管理費 34,054 33,582
営業利益 14,600 15,348
営業外収益
受取利息 40 41
受取配当金 1,728 976
持分法による投資利益 466 347
為替差益 649 -
その他 259 324
営業外収益合計 3,143 1,690
営業外費用
支払利息 354 447
固定資産処分損 880 556
操業休止等経費 705 317
為替差損 - 521
その他 835 661
営業外費用合計 2,776 2,504
経常利益 14,968 14,533
特別損失
災害による損失 620 -
事業整理損 - 596
特別損失合計 620 596
税金等調整前四半期純利益 14,348 13,937
法人税、住民税及び事業税 3,015 3,099
四半期純利益 11,332 10,838
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △58 △13
親会社株主に帰属する四半期純利益 11,390 10,852
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 11,332 10,838
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 223 △1,633
為替換算調整勘定 △1,365 △1,538
退職給付に係る調整額 198 237
持分法適用会社に対する持分相当額 105 △229
その他の包括利益合計 △839 △3,164
四半期包括利益 10,493 7,674
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 10,742 7,751
非支配株主に係る四半期包括利益 △249 △77
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 14,348 13,937
減価償却費 11,089 10,768
のれん償却額 257 259
賞与引当金の増減額(△は減少) 192 306
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △373 △216
貸倒引当金の増減額(△は減少) 17 63
受取利息及び受取配当金 △1,768 △1,017
支払利息 354 447
持分法による投資損益(△は益) △466 △347
固定資産除売却損益(△は益) 287 100
事業整理損 - 596
売上債権の増減額(△は増加) △2,493 5,113
たな卸資産の増減額(△は増加) △6,192 △2,780
仕入債務の増減額(△は減少) △3,977 △7,802
その他 △3,348 △467
小計 7,926 18,961
利息及び配当金の受取額 2,581 2,057
利息の支払額 △351 △445
法人税等の支払額 △6,163 △3,186
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,994 17,385
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △13,688 △19,139
有形固定資産の売却による収入 51 2
無形固定資産の取得による支出 △44 △503
投資有価証券の取得による支出 △30 △2,727
子会社株式の取得による支出 △91 -
その他 282 59
投資活動によるキャッシュ・フロー △13,520 △22,308
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 12,896 16,583
長期借入れによる収入 489 -
長期借入金の返済による支出 △34 △5,034
社債の発行による収入 15,000 -
社債の償還による支出 △15,000 -
自己株式の取得による支出 △6 △2,104
配当金の支払額 △4,822 △5,219
非支配株主への配当金の支払額 △32 △21
その他 - 7
財務活動によるキャッシュ・フロー 8,490 4,211
現金及び現金同等物に係る換算差額 △224 △217
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,260 △928
現金及び現金同等物の期首残高 14,101 13,889
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 1,964 209
現金及び現金同等物の四半期末残高 14,805 13,170
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
国際財務報告基準を適用している子会社は、第1四半期連結会計期間より、国際財務報告基準第16号「リース」
(以下「IFRS第16号」という。)を適用しております。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを
貸借対照表に資産及び負債として計上することとしました。 IFRS第16号の適用については、経過的な取扱いに従っ
ており、会計方針の変更による累積的影響額を第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に計上しております。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の有形固定資産の「リース資産(純額)」が1,456百万円増加し、流動負
債の「その他」が214百万円及び固定負債の「その他」が1,533百万円増加しております。当第2四半期連結累計期
間の損益に与える影響は軽微であります。また、利益剰余金の当期首残高は306百万円減少しております。
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
インフ 四半期連結
その他
エラス ラ・ソ 電子・ 生活・ ライフ 調整額 損益計算書
事業 合計
トマ ーシャ 先端プ 環境プ イノベ (注)2 計上額
計 (注)1
ー・機 ルソリ ロダク ロダク ーショ (注)3
能樹脂 ューシ ツ ツ ン
ョン
売上高
外部顧客への 89,045 26,050 32,949 19,553 12,424 180,023 18,325 198,348 - 198,348
売上高
セグメント間
の内部売上高 0 26 - - - 26 3,080 3,106 (3,106) -
又は振替高
計 89,045 26,076 32,949 19,553 12,424 180,049 21,405 201,455 (3,106) 198,348
セグメント利益
7,433 △132 5,894 228 457 13,881 649 14,531 69 14,600
又は損失(△)
(注) 1.「その他事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング
事業、商社事業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額69百万円は、セグメント間取引消去によるものです。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.地域ごとの売上高に関する情報
(単位:百万円)
海外
日本 合計
アジア その他 計
売上高 112,158 56,525 29,664 86,189 198,348
連結売上高に占める割合(%) 56.5 28.5 15.0 43.5 100.0
(注)売上高は顧客の所在地を基盤とし、国又は地域に分類しております。
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
インフ 四半期連結
その他
エラス ラ・ソ 電子・ 生活・ ライフ 調整額 損益計算書
事業 合計
トマ ーシャ 先端プ 環境プ イノベ (注)2 計上額
計 (注)1
ー・機 ルソリ ロダク ロダク ーショ (注)3
能樹脂 ューシ ツ ツ ン
ョン
売上高
外部顧客への
78,672 26,948 33,536 18,554 14,998 172,710 19,243 191,953 - 191,953
売上高
セグメント間
の内部売上高 98 26 - - - 125 3,513 3,638 (3,638) -
又は振替高
計 78,771 26,975 33,536 18,554 14,998 172,835 22,756 195,592 (3,638) 191,953
セグメント利益
6,851 267 5,775 △213 2,499 15,181 239 15,420 (72) 15,348
又は損失(△)
(注) 1.「その他事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング
事業、商社事業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△72百万円は、セグメント間取引消去によるものです。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.地域ごとの売上高に関する情報
(単位:百万円)
海外
日本 合計
アジア その他 計
売上高 110,715 53,716 27,521 81,238 191,953
連結売上高に占める割合(%) 57.7 28.0 14.3 42.3 100.0
(注)売上高は顧客の所在地を基盤とし、国又は地域に分類しております。
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
3.補足資料
2019年度 第2四半期決算概要
2019年11月8日
デンカ株式会社
1. 業 績 (単位:億円)
2019年度 2018年度 2019年 2018年
第2四半期実績 第2四半期実績 増 減 通期予想 通期実績
(4-9月) (4-9月) (4-3月) (4-3月)
売 上 高 1,920 1,983 △ 64 4,000 4,131
営 業 利 益 153 146 7 350 342
経 常 利 益 145 150 △4 320 328
親会社株主に帰属する当期純利益 109 114 △5 240 250
2.総括(前年同期比)
・ 当社グループは、企業理念“The Denka Value”を実現すべく、昨年度より5か年の新経営計画「Denka Value-Up」をスタートしました。
その3つの成長ビジョン「スペシャリティーの融合体」「持続的成長」「健全な成長」に基づき、2つの成長戦略「事業ポートフォリオの変革」と
「革新的プロセスの導入」を推進し、業容の拡大と収益向上に注力しております。
・ 当第2四半期は、球状アルミナ、アセチレンブラック等車両電動化関連製品の販売が好調に推移し、デンカ生研株式会社の検査試薬や
インフルエンザワクチンの販売も昨年を上回りました。その一方で、原材料価格下落に応じたスチレン系製品の販売価格の改定に加え、
クロロプレンゴムや半導体関連製品(高機能フィルム・球状溶融シリカフィラー等)の販売数量が減少しました。このため、売上高は前年同期に
比べ64億円減収の1,920億円(3.2%減)となりました。
利益面で は 、営業利益は 前年同期比7億円増益の153億円(5.1%増)と なりましたが、経常利益は 145億円(前年同期比2.9%減)、
親会社株主に帰属する当期純利益は109億円(前年同期比4.7%減)と、それぞれ減益となりました。
・ 第3四半期以降は、アセチレンブラックや球状アルミナなど車両電動化関連製品は好調な販売が続く見通しですが、一方で、期初予想では
第3四半期から回復すると見ていた半導体分野の需要回復が年明け以降となり、また、クロロプレンゴムの販売も低調な状況が続くと
予想しております。このため、通期予想営業利益を、期初予想の380億円から350億円に修正しましたが、当社グループは、引き続き3期連続の
最高益更新を目指すとともに、経営計画「Denka Value-Up」に基づく諸施策を、手を緩めることなく積極的に進めてまいります。
3.参考数値・前提 (単位:億円)
2019年度 2018年度 2019年 2018年
増 減
第2四半期実績 第2四半期実績 通期予想 通期実績
投 資 設備投資 162 143 19 327
450
M & A 他 27 1 26 1
計 189 144 45 450 328
減価償却費 110 113 △3 230 229
研究開発費 73 78 △5 160 146
有利子負債残高 1,233 1,215 18 1,200 1,121
2019年度 2018年度
第2四半期実績 第2四半期実績
為替レート [円/$] 109.2 109.5
国産ナフサ [円/kl] 42,900 50,550
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デンカ㈱(4061) 2020年3月期 第2四半期決算短信
4.セグメント別状況(前年同期比)
・ エラストマー・機能樹脂部門は、スチレンモノマープラントの非定修年であったことに加え、デンカシンガポール社のスチレン系樹脂の
スプレッドは改善しましたが、クロロプレンゴムの販売数量が減少したことなどにより、減益となりました。
第3四半期以降も、クロロプレンゴムの販売数量は前年を下回る見通しであり、通期でも減益を見込みます。
・ インフラ・ソーシャルソリューション部門は、製品の価格改定が進んだことなどにより増益となりました。
第3四半期以降も、価格改定が寄与し、通期でも増益を見込みます。
・ 電子・先端プロダクツ部門は、球状アルミナ、高純度導電性カーボンブラック等の車両電動化関連製品の販売が伸長したものの、生産体制
強化に伴う固定費負担の増加に加え、電子部品・半導体関連分野向けの高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーの販売が前年同期を
下回り、減益となりました。
第3四半期以降は、車両電動化関連製品の販売増加が続くことに加え、半導体関連製品の需要も年明け以降には緩やかに回復すると想定
していることから、通期では増益を見込みます。
・ 生活・環境プロダクツ部門は、プラスチック雨どいおよび工業用テープの販売は概ね前年同期並みとなりましたが、合繊かつら用原糸
”トヨカロン”や、食品包材用シートおよびその加工品などの販売が前年同期を下回り、減益となりました。
第3四半期以降は工業用テープの販売は前年を上回る見込みですが、通期でも減益を見込みます。
・ ライフイノベーション部門は、デンカ生研株式会社の検査試薬の販売が増えたことに加え、インフルエンザワクチンの出荷が早まった
ことなどから増益となりました。
通期でも、インフルエンザワクチンや検査試薬の販売が前年を上回る見通しであることから、増益を見込みます。
(単位:億円)
2019年度 2018年度 2019年 2018年
連結売上高・営業利益(実績・予想) 増 減
通期予想 通期実績
第2四半期実績 第2四半期実績
エラストマー・ 売上高 787 890 △ 104 1,600 1,792
機能樹脂 営業利益 69 74 △6 125 142
インフラ・ソーシャル 売上高 269 261 9 560 548
ソリューション 営業利益 3 △1 4 10 △3
電子・先端 売上高 335 329 6 710 671
プロダクツ 営業利益 58 59 △1 130 118
生活・環境 売上高 186 196 △ 10 380 390
プロダクツ 営業利益 △2 2 △4 5 9
ライフ 売上高 150 124 26 370 341
イノベーション 営業利益 25 5 20 70 63
その他 売上高 192 183 9 380 388
消去差 営業利益 2 7 △6 10 13
売上高 1,920 1,983 △ 64 4,000 4,131
合 計
営業利益 153 146 7 350 342
売 上 高
連結売上高増減 2019年度 2018年度
第2四半期実績 第2四半期実績 増 減 販売価格差 数量差
エラストマー・機能樹脂 787 890 △ 104 △ 70 △ 34
インフラ・ソーシャルソリューション 269 261 9 11 △2
電子・先端プロダクツ 335 329 6 4 2
生活・環境プロダクツ 186 196 △ 10 △1 △9
ライフイノベーション 150 124 26 △2 27
そ の 他 192 183 9 - 9
合 計 1,920 1,983 △ 64 △ 59 △5
営 業 利 益
連結営業利益増減 2019年度 2018年度
第2四半期実績 第2四半期実績 増 減 販売価格差 数量差 コスト差等
エラストマー・機能樹脂 69 74 △6 △ 70 △ 22 86
インフラ・ソーシャルソリューション 3 △1 4 11 △2 △5
電子・先端プロダクツ 58 59 △1 4 1 △7
生活・環境プロダクツ △2 2 △4 △1 △4 1
ライフイノベーション 25 5 20 △2 19 3
そ の 他 2 7 △6 - 0 △6
合 計 153 146 7 △ 59 △6 73
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