4060 M-rakumo 2020-09-28 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2020年9月28日
各 位
会 社 名 rakumo株式会社
代表者名 代表取締役社長CEO 御手洗 大祐
(コード番号:4060 東証マザーズ)
問合せ先 取締役CFO経営管理部長 西村 雄也
(TEL 050-1746-9891)
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2020年9月28日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお一層のご
指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2020年12月期(2020年1月1日から2020年12月31日)における当社グループの業績予想は、次のとおりであ
ります。また、最近の決算情報等につきまして別添のとおりであります。
【連結】 (単位:百万円、%)
2020年12月期
決算期 2020年12月期 2019年12月期
第2四半期累計期間
(予想) (実績)
項目 (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 817 100.0 23.0 385 100.0 664 100.0
営 業 利 益 92 11.3 274.7 45 11.8 24 3.7
経 常 利 益 71 8.7 252.3 42 11.0 20 3.0
親会社株主に帰属する
当期(四半期)純利益
60 7.4 - 41 10.8 △38 -
又は親会社株主に帰属
する当期純損失(△)
1 株 当 た り 当 期
(四半期)純利益
15円34銭 15円18銭 △21円65銭
又 は 1 株 当 た り
当期純損失(△)
1株当たり配当金 0円00銭 0円00銭 0円00銭
(注)1.当社は、2020年6月1日付で、普通株式1株につき100株の株式分割を行っておりますが、2019年12
月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期(四半期)純利益又は1株当たり
当期純損失(△)を算出しております。
2.2019年12月期(実績)の1株当たり当期純損失(△)及び2020年12月期第2四半期累計期間(実
績)の1株当たり四半期純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
3.2020年12月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募による新株式数(266,400株)を含めた予定
期中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関する第三者割当増
資分(最大198,900株)を考慮しておりません。
【2020年12月期業績予想の前提条件】
1.当社グループの見通し
当社グループは、当社及び連結子会社1社により構成されており、「仕事をラクに。オモシロく。」と
いうビジョンのもと、企業の業務の生産性向上に貢献するサービスを提供すべく、事業を展開しておりま
す。
当社グループを取り巻く事業環境としては、政府が推進する「働き方改革」への取り組みに加え、新型
コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務の実施などを背景に、企業の生産性向上や業務効率化、テレ
ワークに関連したシステム投資需要は引き続き拡大が見込まれております。また、総務省によるビジネス
ICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))ツールの利用状況の調査(注1)に
よると、調査項目(電子決裁・勤怠管理等)の全てのITツールにおいて「導入していない」との回答が最
も多く、当該データからは電子決裁・勤怠管理等の国内ビジネスITツールの未使用状況は70~90%程度と読
み取れ、市場の拡大余地が十分にある状況と推察されます。
当社グループのサービスは、①当社及び他社のライセンスサービスの提供である「SaaSサービス」、②
ライセンスサービスに関する導入支援や業務支援等を中心とした「ソリューションサービス」、③ベトナ
ムを拠点にラボ型ITシステム開発等を行う「ITオフショア開発サービス」でありますが、それぞれのサー
ビスの概要は以下の通りであります。
①SaaSサービス
SaaSサービスにおきましては、企業向けグループウェア製品「rakumo」の開発・販売の他、他社ライセ
ンスの代理店販売を実施しております。「rakumo」は、当社グループが企画・開発を手がける企業向けグ
ループウェアにおけるサービス群の総称であり、カレンダーや勤怠管理、経費精算、稟議申請等の各種機
能を有しております。
rakumoは、SaaS(Software as a Service)と呼ばれる方式でサービスを提供しております。これは、ユ
ーザー側でソフトウェアを保有するのではなく、サービス提供側がクラウド上でソフトウェアの機能を提
供し、ユーザーはインターネット経由でサービスを利用する形態であります。
「rakumo」サービスはGoogle社やsalesforce.com社が提供するG SuiteやSales Cloudといったサービス
と連携しており、各々のサービスの動向と深い関係があります。Google社のG Suite利用者数動向につきま
しては、2015年は200万社、2017年は300万社、2018年は400万社、2019年には全世界で500万社以上に利用
されていることが発表されており、その成長は毎年100万社程度のペースで安定的に増加しております(注
2)。また、Salesforce社のSales Cloudの販売動向につきましては、2018年の契約社数が15万社以上と公
表されており、2020年度第4四半期決算報告で前年同期比約17%成長となっており、今後も継続的な成長
が見込まれるものと考えております(注3)。
このような中、当社グループは、SaaSサービスのクライアント数を毎年着実に増加させ、当社グループ
のSaaSサービスの2020年6月末におけるクライアント数は1,939社、ユニークユーザー数は390千人に至っ
ております
②ソリューションサービス
ソリューションサービスにおきましては、当社及び他社SaaSサービスの導入支援や業務支援等のソリュ
ーションサービスに加え、ライセンスサービスに関連した他社ハードウェアの販売等を行っております。
高度なIT及び業務スキルをもった当社コンサルタントにより、各種ソリューションサービスを提供してお
りますが、今後も引き続き、これまでのサービスの開発経験、サービスの運用経験及び各種ノウハウを活
かした高品質なソリューションサービスを提供してまいります。
③ITオフショア開発サービス
ITオフショア開発サービスにおきましては、連結子会社であるrakumo Company Limited(ベトナム)を
拠点として、クライアントからの多様なニーズにお応えするため、ITオフショア開発サービスを提供して
おります。
同サービスにおいても引き続き、優秀なエンジニアの確保及び継続的な教育により、提供サービスの品
質向上に務めるとともに、営業体制の強化により、売上高及び利益の向上に努めてまいります。
このような状況の下、2020年12月期連結業績予想につきましては、当社グループの連結売上高817百万円
(前期比23.0%増)、連結営業利益92百万円(前期比274.7%増)、連結経常利益71百万円(前期比252.3%
増)、親会社株主に帰属する当期純利益60百万円(前期は38百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)
をそれぞれ見込んでおります。なお、当該予測数値は、2020年1月から2020年6月までの実績値及び2020
年7月以降の予測値に基づいて算出しております。
(注)1.出所 総務省 「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」 (2018)
2.出所 Google社 公表資料より
3.出所 Salesforce社 公表資料より
2.業績予想の前提条件
(1) 売上高
当社グループの事業は単一セグメントでありますが、売上区分につきましては、①SaaSサービス、②
ソリューションサービス、③ITオフショア開発サービスに区分しております。
売上高の予想を算出するうえで、サービス別に勘案した前提条件は以下のとおりであります。
① SaaSサービス
当社グループの主要サービスである「rakumo」の収益構造は、サービス料金を顧客企業の使用期間
及びユーザー数に応じて定期定額契約(サブスクリプション)として課金することで、継続的な収益
(リカーリングレベニュー)を得ることができる「サブスクリプション型リカーリングレベニューモ
デル」となっております。
売り切り型ではなく、継続的なサービス提供を前提としており、継続的に収益が積み上がっていく
ストック型ビジネスとしての安定性がありながら、新規契約数の増加に伴う高い成長も目指すことが
できるビジネスを展開しております。
予算策定においては、前年の契約実績額をもとに期首の継続月額収益であるMRR(Monthly
Recurring Revenue)を算出いたします。当該数値に、既存顧客からのユーザー追加やサービス追加、
市場全体の継続的な成長及び前年の売上高実績等を勘案した新規顧客の契約額をGoogle版rakumo、
Salesforce版rakumo及び他社ライセンス毎に算出し加算しております。解約分については、過去の解
約率実績等をもとに1か月分の解約予想額を算出し、上記により算出された金額から差し引くことで
各月の予想売上高を策定しております。
上記の結果、今期のSaaSサービスにおいては、675百万円の売上を見込んでおります。上期の実績に
おいては既に316百万円の売上を達成しており、2020年7月単月のSaaSサービスの月次売上は57百万円
となっております。また、2020年12月期の上期における月間解約率は低水準(2020年上期平均1%未
満)で推移しており、現時点の実績の積み上がりのみで予算に近似する水準となっております。
2020年12月期の上期においては既存顧客からのユーザー追加及びサービス追加並びに新規顧客獲得
(2020年期初から2020年6月末における顧客増加数135社)を背景として、毎月順調に売上が増加して
いる状況となっております。下期においても以下のような主要施策を継続していくことで、毎月の売
上の増加及び低解約率の実現を図っていく予定です。
・追加サービスの提供、販売パートナーとの協働の推進、個々のクライアントに即した情報提供等を
通じた既存顧客へのクロスセル(複数製品販売)の拡大
・自社販売体制や販売パートナーとのリレーション強化、知名度の向上を通じた新規販売先の開拓
・更なるシステム連携、顧客のニーズを汲み取ったサービス開発等を通じた利便性の向上による低解
約率の維持・向上
・クライアントの規模に応じたソリューション営業の強化、大規模クライアントへのアプロ―チ等を
通じた1社当たりの販売数量の増加、等
② ソリューションサービス
SaaSサービスの導入支援や業務支援等を取り扱うソリューションサービスにつきましては、既存契
約企業から見込まれる継続収益、前年の案件実績及び2020年12月期の案件計画や獲得見込み案件数を
勘案するとともに、コンサルタント1人当たりの稼働等を考慮に入れ、算出しております。
他社ハードウェアの販売につきましては、前年の売上高実績及び2020年12月期の新規販売見込みを
勘案し、策定しております。
上記の結果、今期のソリューションサービスにおいては、46百万円の売上を見込んでおります。上
期の実績においては既に21百万円の売上を達成しており、また、2020年7月から2020年12月までの継
続契約企業からの売上は13百万円が見込まれており、かつ、SaaSサービスの既存顧客からの追加サー
ビス及び新規顧客獲得は順調に進んでいくと考えていることから、現状の実績及び今後の動向を踏ま
えても現在の予算は適正な水準と考えております。なお、既存契約企業との定額契約については現時
点で解約等は想定されておりません。
③ ITオフショア開発サービス
メインに実施している「ラボ型」のシステム開発では、顧客ごとに特定のエンジニアを確保し、専
属のチームを組成の上、開発業務を行っております。ラボ契約は長期契約になることが多く、SaaSサ
ービス同様、継続的な収益の獲得が可能なビジネスとなっております。
売上高見込みにつきましては、前年からの継続案件に加え、新規契約済案件及びベトナム子会社で
のエンジニア人員計画等を勘案し策定しております。
具体的には、今期のITオフショア開発サービスにおいては、95百万円の売上を見込んでおります。
上期の実績においては既に46百万円の売上を達成しており、下期は、契約済の案件及び既存顧客の案
件を中心に見込んでいることから、現在の予算は適正な水準と考えております。
以上を踏まえ、2020年12月期の売上高は817百万円(前期比23.0%増)を見込んでおります。
なお、当第2四半期連結累計期間における売上高は385百万円となっております。
(2) 売上原価、売上総利益
売上原価の主なものは労務費、制作費、プラットフォーム利用料及び減価償却費となります。
労務費につきましては、2019年12月期の労務費実績に、2020年12月期の昇給見込みや人員増減計画等
を勘案し、2020年12月期の労務費を策定しております。具体的には、今期の労務費は、223百万円を見込
んでおります。上期の実績においては108百万円となっており、下期は、特に採用の大幅増等は現時点で
は想定していないことから、現在の予算は適正な水準と考えております。
製作費につきましては、製品開発に伴うGoogle社のクラウドサーバー利用料及び外注費が主となって
おります。クラウドサーバー利用料に関しては、2019年12月期実績及び2020年12月期の利用見込みを勘
案し算出しております。具体的には、今期のクラウドサーバー利用料は、44百万円を見込んでおりま
す。上期の実績においては21百万円となっており、下期は、Google版rakumoの売上増を予想しているこ
とから若干の増加を見込んだうえで予算を作成しております。また、外注費に関しては、2019年12月期
の契約金額や2020年12月期の外注見込み等を勘案し策定しております。具体的には、今期の外注費は、
20百万円を見込んでおります。上期の実績においては9百万円となっており、基本的に新規の外注は予定
していないことから下期も同水準となるものと想定しております。
プラットフォーム利用料につきましては、salesforce.com社のプラットフォーム利用料が主となって
おり、rakumoソーシャルスケジューラー及びrakumo Syncの販売に伴って発生することから、2019年12月
期実績及び2020年12月期の販売計画に基づき策定しております。具体的には、今期のプラットフォーム
利用料は、43百万円を見込んでおります。上期の実績においては21百万円となっており下期も同水準程
度となるものと想定しております。
減価償却費につきましては、現有の固定資産及び2020年12月期において発生見込みの固定資産計画に
基づき、償却スケジュールを策定の上、算出しております。
以上を踏まえ、2020年12月期の売上原価は359百万円(前期比15.2%増)、売上総利益は458百万円
(前期比30.0%増)を見込んでおります。
なお、当第2四半期連結累計期間における売上原価は167百万円、売上総利益は217百万円となってお
ります。
(3) 販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費の主なものは、人件費、販売促進費・広告宣伝費及び支払手数料であります。
人件費につきましては、2019年12月期の人件費実績に、2020年12月期の昇給見込みや人員増減計画等
を勘案し、2020年12月期の人件費を策定しております。具体的には、今期の人件費は、218百万円を見込
んでおります。上期の実績においては107百万円となっており、下期は、特に採用の大幅増等は現時点で
は想定していないことから、現在の予算は適正な水準と考えております。
販売促進費及び広告宣伝費につきましては、当社サービスの顧客リード数(見込み客数)の増加や、
当社サービスの知名度向上を目的としており、2019年12月期の実績及び2020年12月期のマーケティング
施策に関する計画等を勘案し、策定しております。具体的には、今期の販売促進費及び広告宣伝費は、
18百万円を見込んでおります。上期の実績においては6百万円となっており、下期は、一定の利益を確保
する前提のもと、トップラインを更に増加させるために追加施策も含めて若干の増加を予定しておりま
す。
支払手数料につきましては、2019年12月期の実績及び2020年12月期の上場関連費用等を勘案し、策定
しております。
以上を踏まえ、2020年12月期の販売費及び一般管理費は365百万円(前期比11.6%増)、営業利益は92
百万円(前期比274.7%増)を見込んでおります。
なお、当第2四半期連結累計期間における販売費及び一般管理費は171百万円、営業利益は45百万円と
なっております。
(4) 営業外収益・費用、経常利益
営業外収益及び営業外費⽤については、過去の実績及び2020年12月期の支払利息スケジュール等を勘
案した支払利息等に加え上場関連費用及び株式交付費を見込んでおります。
以上を踏まえ、2020年12月期の経常利益は71百万円(前期比252.3%増)を見込んでおります。
(5) 特別利益・損失、親会社株主に帰属する当期純利益
特別損益は見込んでおりません。
法人税等は税務上の調整科目を加味した課税所得に法定実効税率を乗じて見積計上をしております。
以上の結果、2020年12月期の親会社株主に帰属する当期純利益は60百万円(前期は38百万円の親会社
株主に帰属する当期純損失)を見込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。
以 上
2020年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年9月28日
上場会社名 rakumo株式会社 上場取引所 東
コード番号 4060 URL https://corporate.rakumo.com/
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)御手洗 大祐
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO経営管理部長 (氏名)西村 雄也 TEL 050(1746)9891
四半期報告書提出予定日 - 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第2四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第2四半期 385 - 45 - 42 - 41 -
2019年12月期第2四半期 - - - - - - - -
(注)包括利益 2020年12月期第2四半期 41百万円 (-%) 2019年12月期第2四半期 -百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第2四半期 15.18 -
2019年12月期第2四半期 - -
(注)1.2019年12月期第2四半期については、四半期連結財務諸表を作成していないため、2019年12月期第2四半期の
数値及び対前年同四半期増減率並びに2020年12月期第2四半期の対前年同四半期増減率は記載しておりませ
ん。
2.2020年12月期第2四半期の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、
当社株式は非上場であるため期中平均株価が把握できませんので、記載しておりません。
3.当社は、2020年6月1日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。当連結会計年度
の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり四半期純利益を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第2四半期 611 95 15.6
2019年12月期 515 54 10.6
(参考)自己資本 2020年12月期第2四半期 95百万円 2019年12月期 54百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年12月期 - 0.00
2020年12月期(予想) - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 817 23.0 92 274.7 71 252.3 60 - 15.34
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
2.当社は、2020年6月1日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。そのため、連結
業績予想の1株当たり当期純利益については、当連結会計の年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して
算出しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期2Q 5,026,500株 2019年12月期 2,082,000株
② 期末自己株式数 2020年12月期2Q -株 2019年12月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期2Q 2,729,143株 2019年12月期2Q -株
(注)1.当社は2019年12月期第2四半期については、四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年12月期
第2四半期における期中平均株式数を記載しておりません。
2.当社は、2020年6月1日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。前連結会
計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、期末発行済株式数及び期中平均株式数を算定して
おります。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当た
っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3) 連結業績予想などの
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
rakumo株式会社(4060)
2020年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 7
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
- 1 -
rakumo株式会社(4060)
2020年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業収益は急速に減少、企
業の業況判断も急速に悪化するなど、極めて厳しい状況となりました。先行きについては、持ち直しに向かうことが
期待されますが、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
当社グループが事業展開するソフトウェア業界におきましては、政府が推進する「働き方改革」への取り組みに加
え、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務の実施などを背景に、企業の生産性向上や業務効率化、テレワ
ークに関連したシステム投資需要は引き続き拡大が見込まれております。
このような状況の中、当社グループは、「仕事をラクに。オモシロく。」というビジョンのもと、オフィスの生産
性向上に貢献すべく、企業向けグループウェア製品「rakumo」の機能強化及び更なる拡販に注力しました。新型コロ
ナウイルス感染症への対応による国内企業のテレワーク移行もあり、新規案件の増加やライセンス追加が発生し、サ
ービスの拡大に繋がりました。
費用面では、前連結会計年度に人員強化したことによる人件費や労務費、上場関連費用等が増加しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高385,248千円、営業利益45,461千円、経常利益42,212
千円、親会社株主に帰属する四半期純利益41,432千円となりました。
なお、当社グループはITビジネスソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はして
おりませんが、サービス別の業績は、以下の通りであります。
(SaaSサービス)
当サービスにおいては、新規顧客の増加やライセンス追加等により堅調に推移し、2020年6月末のクライアント数
は1,939社(2019年12月末比135社増)、ユニークユーザー数は390千人(同16.3千人増)となりました。この結果、
当第2四半期連結累計期間の売上高は316,999千円となりました。
(ソリューションサービス)
当サ―ビスにおいては、ライセンスサービスに関する導入支援案件や業務支援案件等の受注により、当第2四半期
連結累計期間の売上高は21,768千円となりました。
(ITオフショア開発サービス)
当サービスにおいては、既存顧客からのラボ型開発案件が継続的に推移したこと等により、当第2四半期連結累計
期間の売上高は46,480千円となりました。
(2) 財政状態に関する説明
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は611,450千円となり、前連結会計年度末に比べ96,327千円増
加いたしました。これは主に、現金及び預金が90,364千円、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)が11,436
千円増加した一方、売掛金が9,694千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は515,767千円となり、前連結会計年度末に比べ55,274千円増
加いたしました。これは主に、前受収益が66,629千円増加した一方、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金
含む)が11,280千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は95,682千円となり、前連結会計年度末に比べ41,052千円増
加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上41,432千円による利益剰余金の増加に
よるものであります。この結果、自己資本比率は15.6%(前連結会計年度末は10.6%)となりました。
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② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に
比べ90,369千円増加し、372,694千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果得られた資金は、131,156千円となりました。これは主
に、税金等調整前四半期純利益の計上42,212千円、減価償却費の計上19,603千円、前受収益の増加額66,528千円
によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は、29,237千円となりました。これは主に、
無形固定資産の取得による支出27,408千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は、11,280千円となりました。これは、長期
借入金の返済による支出11,280千円によるものであります。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年12月期の業績予想につきましては、本日開示いたしました「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決
算情報等のお知らせ」をご参照ください。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 332,795 423,160
売掛金 35,239 25,545
仕掛品 - 386
貯蔵品 173 168
その他 34,906 40,571
流動資産合計 403,114 489,831
固定資産
有形固定資産 27,022 25,196
無形固定資産
ソフトウエア 32,421 65,422
ソフトウエア仮勘定 27,863 6,298
その他 16 5
無形固定資産合計 60,301 71,726
投資その他の資産 24,683 24,695
固定資産合計 112,008 121,619
資産合計 515,122 611,450
負債の部
流動負債
買掛金 17,672 20,408
1年内返済予定の長期借入金 20,449 20,004
未払法人税等 913 684
前受収益 270,020 336,650
賞与引当金 2,847 6,540
その他 49,873 43,789
流動負債合計 361,776 428,076
固定負債
長期借入金 84,986 74,151
資産除去債務 10,216 10,226
その他 3,513 3,313
固定負債合計 98,716 87,690
負債合計 460,492 515,767
純資産の部
株主資本
資本金 99,000 99,000
資本剰余金 59,850 59,850
利益剰余金 △103,715 △62,282
株主資本合計 55,134 96,567
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △504 △884
その他の包括利益累計額合計 △504 △884
純資産合計 54,630 95,682
負債純資産合計 515,122 611,450
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(2) 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日
至 2020年6月30日)
売上高 385,248
売上原価 167,848
売上総利益 217,399
販売費及び一般管理費 171,938
営業利益 45,461
営業外収益
受取利息 21
その他 3
営業外収益合計 25
営業外費用
支払利息 1,241
上場関連費用 2,000
その他 33
営業外費用合計 3,274
経常利益 42,212
税金等調整前四半期純利益 42,212
法人税、住民税及び事業税 892
法人税等調整額 △112
法人税等合計 780
四半期純利益 41,432
非支配株主に帰属する四半期純利益 -
親会社株主に帰属する四半期純利益 41,432
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日
至 2020年6月30日)
四半期純利益 41,432
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △379
その他の包括利益合計 △379
四半期包括利益 41,052
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 41,052
非支配株主に係る四半期包括利益 -
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(3) 四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日
至 2020年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 42,212
減価償却費 19,603
受取利息及び受取配当金 △21
支払利息 1,241
売上債権の増減額(△は増加) 9,581
たな卸資産の増減額(△は増加) △381
仕入債務の増減額(△は減少) 2,735
賞与引当金の増減額(△は減少) 3,688
上場関連費用 2,000
前受収益の増減額(△は減少) 66,528
前渡金の増減額(△は増加) 156
前払費用の増減額(△は増加) △7,699
未収入金の増減額(△は増加) 2,058
未払金の増減額(△は減少) 789
未払費用の増減額(△は減少) △4,696
未払消費税等の増減額(△は減少) △2,085
預り金の増減額(△は減少) △2,035
差入保証金の増減額(△は増加) △196
その他の損益(△は益) 38
小計 133,517
利息及び配当金の受取額 21
利息の支払額 △1,264
法人税等の支払額 △1,118
営業活動によるキャッシュ・フロー 131,156
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △1,829
無形固定資産の取得による支出 △27,408
投資活動によるキャッシュ・フロー △29,237
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △11,280
財務活動によるキャッシュ・フロー △11,280
現金及び現金同等物に係る換算差額 △268
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 90,369
現金及び現金同等物の期首残高 282,324
現金及び現金同等物の四半期末残高 372,694
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(4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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