4059 J-まぐまぐ 2020-09-24 08:00:00
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                                                2020年9月24日
    各        位
                                          会 社 名        株式会社まぐまぐ
                                          代表者名         代表取締役社長            松田   誉史
                                                       (コード番号:4059             東証JASDAQ)
                                          問合せ先         取締役CSO             山川   英治
                                                                          (TEL.03-5719-5703)


                 東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

  当社は、本日、2020年9月24日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場いたしま
 した。今後とも、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  なお、2020年9月期(2019年10月1日~2020年9月30日)における当社の業績予想は、以下のと
 おりであります。

【個別】                                                                       (単位:百万円、%)
                        2020 年9月期                    2020 年9月期                 2019 年9月期
                          (予想)                      第3四半期累計期間                    (実績)
                                                       (実績)
                             対売上        対前期                 対売上高                       対売上高
                             高比率        増減率                  比率                         比率

売        上        高   668     100.0     △6.4          520         100.0         713         100.0


営    業       利    益   143      21.5     △30.1         123          23.7         205          28.7


経    常       利    益   118      17.7     △42.6         121          23.3         206          28.9

当 期 ( 四 半 期 )
                       76      11.5     △47.5          79          15.2         146          20.5
純     利    益
1 株 当 た り
                            34 円 71 銭                 35 円 92 銭                 66 円 39 銭
当期(四半期)純利益
1   株    当   た    り
                            0 円 00 銭                        ―                   0 円 00 銭
配        当        金
 (注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりません。
        2.2019年9月期(実績)及び2020年9月期第3四半期累計期間(実績)の1株当たり当期
             (四半期)純利益は、期中平均発行株式数により算出しております。
        3.2020年9月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募株式数(530,000株)を含めた予
             定期中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関する
             第三者割当増資分(最大30,000株)は考慮しておりません。
        4.2020年6月17日付で普通株式1株につき20株の分割を行っております。上記では、2019
             年9月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算出して
             おります。

    ご注意:この文章は一般に公表するための記者発表文であり、投資勧誘を目的に作成されたもの
    ではありません。投資を行う際は、必ず当社が作成する「新株式発行並びに株式売出届出目論見
    書(並びに訂正事項分)」をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたし
    ます。

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【2020年9月期業績予想の前提条件】
1.新型コロナウイルスによる影響
  現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延及び緊急事態宣言が発令されたことによ
 り、社会経済へ様々な影響を及ぼしており、先行きが不透明な状況となっております。
  このような環境の中、メディア広告事業では、2020年3月より広告単価の低下が発生しており、
 売上に影響を与えました。また営業体制の面についても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止
 のため、当社及びクライアントの間で対面による営業活動を自粛し、リモートワークを導入する
 動きが拡大しました。当該変化により、顧客との迅速なコミュニケーションが困難となったこと
 で、受注に至るまでの期間の長期化や新規受注の獲得件数減少等の影響がありました。これらの
 対策として、Web会議ツールの利用を推進するほか、リモート環境においても円滑な活動を実施
 できる体制の構築に努めました。2020年5月25日には、5都道府県においても緊急事態宣言が解
 除されましたが、宣言解除後には、再び感染者数が増加していることから、感染の第二波到来に
 より社会経済へ影響を及ぼすことが懸念されます。
  一方で、当社の中核事業であるプラットフォーム事業においては、会員獲得施策の強化に注力
 したことに加えて、外出自粛による国民の生活スタイルの変化により、オンライン関連サービス
 の需要が増したことを追い風に、当社プラットフォーム配信サービスに対する需要も増加しまし
 た。その結果として、当社プラットフォームの有料会員数は増加を続けており、新型コロナウイ
 ルスがプラットフォーム事業に与える影響は、軽微なものであると判断しております。


2.当社全体の見通し
  当社は、
     「伝えたいことを、知りたい人に。
                    」というビジョンのもと、ユーザーひとりひとりに
 とって価値のある最適なコンテンツを継続的に届けることを使命とし、様々な価値や文化を創造
 するコンテンツカンパニーであります。当社は、人によっては価値を感じられない情報でも、世
 界の誰かにとっては大切な情報が数多く眠っていると考えており、大切な情報を伝えたいと考え
 る人の思いを掘り起こし、知りたいと考える人に素早く・確実につなげるプラットフォームの運
 営を目指しております。
  当社を取り巻く事業環境において、プラットフォーム事業が属するデジタルコンテンツ市場に
 つきましては、「令和元年版情報通信白書」(総務省)によると直近の市場規模は前年比111.5%
 の1兆935億円となりました。また当社のメディア広告事業が属するインターネット広告市場に
 つきましては「2019年日本の広告費」(株式会社電通)によると2019年のインターネット広告費
 (媒体費のみ)は前年比114.8%の1兆6,630億円となり、前年に引続き高い成長率で推移してお
 ります。しかしながら、足元では新型コロナウイルスの拡大が景気に悪影響を及ぼしており、事
 業環境の先行きに留意が必要な状況となっております。




ご注意:この文章は一般に公表するための記者発表文であり、投資勧誘を目的に作成されたもの
ではありません。投資を行う際は、必ず当社が作成する「新株式発行並びに株式売出届出目論見
書(並びに訂正事項分)」をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたし
ます。

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  このような状況の中で、当社としては新型コロナウイルス感染症の蔓延が長期化することによ
る経済停滞を視野に入れて以下のように2020年9月期の業績予想を策定いたしました。
  2020年9月期の業績予想については、売上高668百万円(前期比6.4%減)、営業利益143百万円
(前期比30.1%減)、経常利益118百万円(前期比42.6%減)、当期純利益76百万円(前期比47.5%
減)となる見込みであります。


3.項目別の見通し
(1) 売上高
   当社は、「プラットフォーム事業」「メディア広告事業」及び「その他の事業」の3つのセ
                   、
  グメントで事業展開をしておりますが、「その他の事業」につきましては、売上高に占める割
  合が小さいため、主として、「プラットフォーム事業」及び「メディア広告事業」について記
  載いたします。売上高については、売上種別ごとにKPIを設定し、算定しております。


  (プラットフォーム事業)
   プラットフォーム事業においては、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」、記事販
  売プラットフォーム「mine」及びライブ配信サービス「まぐまぐ!Live」が属しております。
   「まぐまぐ!」の計画策定においては、有料会員数に有料メルマガ定期購読における平均課
  金単価を乗じて計画し、「mine」については、前会計年度末の実績を基に計画しております。
  メルマガ登録申請フォームの改善、有力クリエイター獲得のための営業強化、会員数増加のた
  めの成功事例の横展開、新たにクリエイターにライブ配信サービスの利用を促すことにより有
  料会員数は前期比7.1%の増加を見込んでおります。
   以上より、プラットフォーム事業の売上高は、338百万円(前期比0.3%増)を見込んでおり
  ます。


  (メディア広告事業)
   メディア広告事業においては、Webメディアの運営および「Webメディアコンテンツ」「メル
                                            ・
  マガコンテンツ」の広告枠販売サービスが属しております。
   アドネットワーク広告売上の計画策定においては、PV数に対して過去実績を勘案したRPM
  (1,000PVあたりの広告売上見積額を概算する指標)を乗じて計画しております。Googleが推
  奨する「専門性/権威性/信頼性」が高い記事を制作することに注力するとともに、記事の品質
  を客観的に表す指標としてpv/session(≓回遊率)を重視し、当該指標を伸ばすことで広告表
  示回数を増加させ広告売上の安定化を図る予定であります。しかしながら、新型コロナウイル
  ス感染拡大による社会経済への影響が長期化していることから、2020年3月以前の水準に売上
  が回復するまでには時間を要すると想定しており、前期比5.8%減少の売上を見込んでおりま
  す。

ご注意:この文章は一般に公表するための記者発表文であり、投資勧誘を目的に作成されたもの
ではありません。投資を行う際は、必ず当社が作成する「新株式発行並びに株式売出届出目論見
書(並びに訂正事項分)」をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたし
ます。

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      Webメディアコンテンツ・メルマガコンテンツの広告枠販売においては、直近の実績を基に
  算出したリード獲得から商談・受注に至るまでの平均移行率を考慮して、受注件数を設定し、
  過去実績を勘案した単価を乗じて計画しております。インサイドセールス強化への取り組み、
  顧客管理システムの活用の見直しによる活動量の最適化・効率化を図る予定ではありますが、
  新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響により前期比17.5%減少の売上を見込んでお
  ります。
      以上より、メディア広告事業の売上高は、315百万円(前期比15.1%減)を見込んでおりま
  す。


(2) 売上原価
      売上原価は、個別の費用を積み上げることで算定しており、主にメディアの充実を図るため
  の人員増加による人件費33百万円、ライブ配信サービス等に係るシステム保守費11百万円、イ
  ベント関連の外注費10百万円の増加を見込んでおります。
      以上より、売上原価は前期比23.3%増の279百万円を見込んでおります。


(3) 販管費及び一般管理費、営業利益
      販管費及び一般管理費については、個別の費用を積み上げることで算定しております。2020
  年9月期においては、2019年9月期に支給した決算賞与14百万円を現在のところ見込んでいな
  いことが減少要因となっていることに加え、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による
  経済的影響を加味して、広告宣伝費9百万円等のマネジドコストの削減を見込んでおります。
      以上より、営業利益は前期比30.1%減の143百万円を見込んでおります。


(4) 営業外損益、経常利益
      営業外損益については、2019年9月期の預金利息実績を受取利息及び上場関連費用25百万円
  を見込んでおり、当該費用の発生以外は見込んでおりません。
      以上より、経常利益は前期比42.6%減の118百万円を見込んでおります。


(5) 当期純利益
      特別損益等の発生は見込んでおりません。税引前当期純利益118百万円から法人税等の税金
  費用を差し引き、当期純利益は前期比47.5%減の76百万円を見込んでおります。


【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている当社の業績予想は、現時点で入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があり
ます。

                                              以   上

ご注意:この文章は一般に公表するための記者発表文であり、投資勧誘を目的に作成されたもの
ではありません。投資を行う際は、必ず当社が作成する「新株式発行並びに株式売出届出目論見
書(並びに訂正事項分)」をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたし
ます。

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           2020年9月期              第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                                                   2020年9月24日
上 場 会 社 名   株式会社まぐまぐ                                       上場取引所        東
コ ー ド 番 号                                              URL https://www.mag2.co.jp
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長                          (氏名) 松田 誉史
問合せ先責任者   (役職名) 取締役CSO                           (氏名) 山川 英治                  (TEL) 03(5719)5703
四半期報告書提出予定日      -                                配当支払開始予定日                -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無       : 無
                                                                                
                                                                                     (百万円未満切捨て)
1.2020年9月期第3四半期の業績(2019年10月1日~2020年6月30日)
(1)経営成績(累計)                                                          (%表示は、対前年同四半期増減率)
                      売上高                    営業利益                 経常利益                   四半期純利益
                      百万円            %       百万円             %    百万円          %          百万円          %
2020年9月期第3四半期          520           -            123        -       121       -              79       -
2019年9月期第3四半期           -            -             -         -        -        -              -        -
                                                                                
                                           潜在株式調整後
                     1株当たり
                                             1株当たり
                    四半期純利益
                                            四半期純利益
                                 円   銭                   円   銭
 2020年9月期第3四半期           35.92       -
 2019年9月期第3四半期              -        -
  (注) 1.当社は、2019年9月期第3四半期においては、四半期財務諸表を作成していないため、2019年9月期第3四
        半期の数値及び2020年9月期第3四半期の対前年同四半期増減率を記載しておりません。
      2.当社は、2020年6月17日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。当事業年度の期
        首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり四半期純利益を算定しております。
      3.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ
        り、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
                                                 
(2)財政状態
                      総資産                        純資産             自己資本比率
                                 百万円                     百万円                   %
2020年9月期第3四半期         1,053                               848                 80.6
2019年9月期                975                               769                 78.9
 (参考) 自己資本 2020年9月期第3四半期    848 百万円                      2019年9月期        769 百万円


2.配当の状況
                                                     年間配当金

                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                            期末              合計
                       円     銭           円   銭           円   銭       円     銭         円    銭
  2019年9月期         -    0.00                                 -        0.00            0.00
  2020年9月期         -    0.00                                 -
  2020年9月期(予想)                                                        0.00            0.00
 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無                          :   無


3.2020年9月期の業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)
                                                                             (%表示は、対前期増減率)
                                                                                   1株当たり
                売上高              営業利益                    経常利益              当期純利益
                                                                                   当期純利益
              百万円      %             百万円         %       百万円     %         百万円        %            円   銭
     通期         668 △6.4  143 △30.1 118 △42.6 76 △47.5 34.71
 (注) 1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
     2.当社は、2020年6月17日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。当事業年度の期
        首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり当期純利益を算定しております。
※    注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                   : 有
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                : 無

     ②   ①以外の会計方針の変更                       : 無

     ③   会計上の見積りの変更                        : 無

     ④   修正再表示                             : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
     ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)    2020年9月期3Q   2,200,000株   2019年9月期     2,200,000株

     ②   期末自己株式数              2020年9月期3Q         -株     2019年9月期           -株

     ③   期中平均株式数(四半期累計)       2020年9月期3Q   2,200,000株   2019年9月期3Q         -株

    (注) 1.当社は、2019年9月期第3四半期においては、四半期財務諸表を作成していないため、2019年9月期第3
          四半期の期中平均株式数を記載しておりません。
        2.当社は、2020年6月17日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の
          期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均
          株式数」を算定しております。
 
※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると
 判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
 等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっ
 ての注意事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)業績予想などの将来予測
 情報に関する説明」をご覧ください。
 
                       株式会社まぐまぐ(4059)   2020年9月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次

 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3

    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4

    (1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4

    (2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………5

       第3四半期累計期間 …………………………………………………………………………………5

    (3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………6

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………6

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………6

      (四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………6

      (セグメント情報) ……………………………………………………………………………………6
 




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                             株式会社まぐまぐ(4059)   2020年9月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
  文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社
 は、前第3四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は
 行っておりません。

(1)経営成績に関する説明
   当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言の発令を
  機に、外出自粛等の影響で経済活動が大幅に落ち込み、先行きが不透明な状況が続いております。また、緊急事
  態宣言解除後も、経済回復の動きは鈍く今後の見通しが立たない状態となっております。米国においても新型コ
  ロナウイルスの感染者数は増加を続けており、終息時期が不透明であることから、世界経済への影響が強く懸念
  される状況であります。
   当社を取り巻く事業環境において、プラットフォーム事業が属するデジタルコンテンツ市場につきましては、
  「令和元年版情報通信白書」(総務省)によると直近の市場規模は前年比111.5%の1兆935億円となりました。
  また当社のメディア広告事業が属するインターネット広告市場につきましては「2019年日本の広告費」(株式会
  社電通)によると2019年のインターネット広告費(媒体費のみ)は前年比114.8%の1兆6,630億円となり、前年
  に引続き高い成長率で推移しております。しかしながら、足元では新型コロナウイルスの拡大が景気に悪影響を
  及ぼしており、事業環境の先行きに留意が必要な状況となっております。
   このような状況下において、当第3四半期累計期間における当社の業績は、売上高は520,409千円、営業利益は
  123,193千円、経常利益は121,194千円、四半期純利益は79,018千円となりました。

   セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

   ① プラットフォーム事業
    プラットフォーム事業においては、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」および記事販売プラット
   フォーム「mine」が属しております。
    当第3四半期会計期間では、2020年4月にライブ配信サービス「まぐまぐ! Live」をリリースしました。
   「まぐまぐ! Live」は、スマートフォンアプリやWebブラウザ上で映像や音声を視聴者へリアルタイムに配信
   できるサービスであります。クリエイターは、伝えたい情報を伝えたいタイミングで自由に発信することが可
   能であり、また視聴者はLive配信中にコメント機能等を活用することで、クリエイターと手軽にコミュニケー
   ションを取れる仕様となっております。
    当セグメントの主軸である有料メルマガサービスにおいても、新規クリエイター獲得のための活動の促進や
   有料メルマガコンテンツをメディア記事に継続的に紹介する等、サービスの拡大を図ってまいりました。さら
   に、有料メルマガコンテンツを一部抜粋して閲覧できる機能の実装やユーザーインターフェースの改善に取り
   組む等、継続的にプラットフォームの利便性の改善およびユーザビリティの向上に努めております。
    その結果として、プラットフォーム事業の売上高は251,059千円、セグメント利益は143,067千円となりまし
   た。


   ② メディア広告事業
    メディア広告事業においては、Webメディアの運営および「Webメディアコンテンツ」・「メルマガコンテン
   ツ」の広告枠販売サービスが属しております。
    Webメディアにおいては、自社メディア「MAG2 NEWS(まぐまぐニュース)」「MONEY VOICE(マネーボイ
   ス )」「TRiP EDiTOR(トリップエディター)」「by them(バイゼム)」の知名度およびユーザー満足度の向
   上を模索してまいりました。話題になり得る旬の記事を適切なタイミングで数多く掲載し、新たなライターの
   獲得や外部メディアとの提携記事を掲載する等、自社メディアの強化に注力した結果、PVおよびUU数は堅調に
   推移しました。一方で、新型コロナウイルスの影響により企業の広告出稿が減少したことで、広告単価が低下
   するなどの影響が発生しております。また、Webメディアコンテンツ・メルマガコンテンツの広告枠販売におい
   ては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部対面による営業活動が制限され、受注機会の減少やリード
   の長期化等の影響を受けております。
    その結果として、メディア広告事業の売上高は255,656千円、セグメント利益は140,722千円となりました。




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   ③ その他事業
    その他事業においては、イベント企画等が属しております。イベント企画は有料メルマガクリエイターの活
   動の支援と促進を目的としています。当社がメルマガクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをする
   ことで、メルマガクリエイターの知名度と信頼性を向上させ、ブランディングに貢献しております。当第3四
   半期累計期間においては、有料メルマガの人気クリエイターを講師に迎えた講演会・イベント等を2件開催し、
   それぞれの有料メルマガ読者とクリエイターのコミュニケーションの機会を創出しましたが、その一方で、新
   型コロナウイルスの感染拡大のため、2月以降のイベントを中止したことによる影響を受けております。
    その結果として、その他事業の売上高は13,694千円、セグメント損失は644千円となりました。




(2)財政状態に関する説明
 (資産)
   当第3四半期会計期間末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ77,744千円増加し、1,053,243千
  円となりました。これは主に、現金及び預金の増加75,312千円、無形固定資産の増加10,345千円によるものであ
  ります。


 (負債)
   当第3四半期会計期間末における負債につきましては、前事業年度末に比べ1,274千円減少し、204,482千円と
  なりました。これは主に、未払法人税等が22,349千円増加したものの、その他流動負債が23,933千円減少したこ
  とによるものであります。


 (純資産)
   当第3四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ79,018千円増加し、848,760千円となりま
  した。これは主に、利益剰余金が79,018千円増加したことによるものであります。




(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
   業績予想につきましては、本日公表いたしました「東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報
  等のお知らせ」をご参照ください。
   なお、上記に記載した業績予想等は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は
  様々な要因により異なる可能性があります。




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                  株式会社まぐまぐ(4059)     2020年9月期 第3四半期決算短信


2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
                                                  (単位:千円)
                         前事業年度             当第3四半期会計期間
                      (2019年9月30日)          (2020年6月30日)

資産の部
 流動資産
  現金及び預金                        752,392               827,704
  売掛金                           112,556               108,648
  前払費用                            6,872                 9,199
  その他                                571                  337
  流動資産合計                        872,392               945,890
 固定資産
  有形固定資産                         17,775                11,977
  無形固定資産                         55,465                65,810
  投資その他の資産                       29,865                29,564
  固定資産合計                        103,106               107,353
 資産合計                           975,499             1,053,243
負債の部
 流動負債
  買掛金                            17,710                10,676
  未払法人税等                         13,432                35,781
  預り金                            95,358               102,701
  その他                            79,255                55,322
  流動負債合計                        205,757               204,482
 負債合計                           205,757               204,482
純資産の部
 株主資本
  資本金                           100,000               100,000
  資本剰余金                         294,759               294,759
  利益剰余金                         374,983               454,001
  株主資本合計                        769,742               848,760
 純資産合計                          769,742               848,760
負債純資産合計                         975,499             1,053,243




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              株式会社まぐまぐ(4059)   2020年9月期 第3四半期決算短信


(2)四半期損益計算書
  第3四半期累計期間
                        (単位:千円)
                当第3四半期累計期間
                (自 2019年10月1日
                 至 2020年6月30日)
 売上高                      520,409
 売上原価                     212,011
 売上総利益                    308,398
 販売費及び一般管理費               185,204
 営業利益                     123,193
 営業外収益
  受取利息                          0
  営業外収益合計                       0
 営業外費用
  上場関連費用                    2,000
  営業外費用合計                   2,000
 経常利益                     121,194
 税引前四半期純利益                121,194
 法人税等                      42,175
 四半期純利益                    79,018




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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
   (税金費用の計算)
     税金費用については、当第3四半期会計期間を含む事業年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後
   の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。


  (セグメント情報等)
  当第3四半期累計期間(自    2019年10月1日 至     2020年6月30日)

  1.報告セグメントごとの売上高および利益又は損失の金額に関する情報
                                                                       (単位:千円)
                                   報告セグメント                      その他
                                                                            合計
                     プラットフォーム       メディア広告           計           (注)

  売上高
   外部顧客への売上高             251,059           255,656    506,715    13,694     520,409
   セグメント間の内部売上高
                             -                  -          -           -         -
   または振替高
            計            251,059           255,656    506,715    13,694     520,409
  セグメント利益又は損失 (△)        143,067           140,722    283,790     △644      283,145
  (注)   「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、イベント企画等を含んでおりま
        す。

  2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期損益計算書計上額との差額および当該差額の主な内
     容(差異調整に関する事項)
                                                                       (単位:千円)
                利益                                        金額
  報告セグメント計                                                                  283,790
  「その他」の区分の損失                                                                 △644
  全社費用(注)                                                                  △159,952
  四半期損益計算書の営業利益                                                             123,193
  (注)   全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。




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