4055 M-ティアンドエス 2021-11-04 15:00:00
2021年11月期 第3四半期 決算追加補足説明(質疑応答集) [pdf]
各 位
2021 年 11 月 4 日
ティアンドエス株式会社
2021 年 11 月期 第 3 四半期 決算追加補足説明
~皆さまから頂いた質疑応答の共有~
この決算追加補足説明は、2021 年 10 月 15 日(金)に公表した 2021 年 11 月期第 3 四半期決算発
表以降において、株主、投資家の皆さまからのお問い合わせや、アナリスト、機関投資家の方々との 1on1
ミーティングにていただいた主なご質問をまとめ、その応答内容を共有するものです。ご理解いただきや
すいよう、一部内容の加筆・修正を行っております。
<第3四半期の業績>
Q1:例年、第3四半期はそれほど伸びないと説明されていましたが、今回の第3四半期決算が好調だっ
た理由を教えてください。
A1:当社の主力ビジネスはシステムの受託開発ですが、保守・運用サービスにおいては、技術者派遣の
形態により行っているものもあります。その場合、稼働日の多寡が売上計上金額に影響を及ぼすこ
とがあり、例年、夏季休暇を含む第 3 四半期は、稼働が落ちるため、他の四半期に比較すると売上
金額が減少する傾向があります。
しかし、当四半期においては、当該減少影響を補う以上に受託開発業務が好調で、前年同期と比べ、
全社ベースで 20%の増収と 32%の増益(経常利益)となりました。
また、技術者派遣業務においても、当年度前半の好調な技術者採用が奏功し、稼働日の減少に伴う
売上減を相対的に抑え込む結果となりました。
Q2:東北大学との共同研究開発が追加されましたが、これまでの共同研究を含めた進捗状況を教えて
ください。
A2:2021 年 10 月 4 日に、国立大学法人 東北大学 工学研究科 遠藤研究室との間において、「物体
認識向け AI プロセッサにおける高効率高性能アルゴリズムの研究」に関する共同研究契約を新た
に締結したことを、公表しております。これは、従来、同大学国際集積エレクトロニクス研究開発セン
ター(CIES)との間で締結しております、2つの共同研究契約に続き、3本目の共同研究となるもの
です。
いずれの共同研究についても、次世代メモリの基礎及び応用研究として、ソフトウエアの分野で当
社が担う研究を大学側と共同して行うものであり、現時点において、予定通り進捗しております。
Q3:先進技術ソリューションの伸びが顕著ですが、どのような業務が増えたのでしょうか。
A3:当カテゴリーでは、AI アルゴリズムの研究開発支援及び AI ソフトウエアの受託開発を行っており
ます。このうち、AI アルゴリズムの研究開発支援業務が大きく伸長しており、特に、AI アルゴリズム
に関する論文調査、及びその実装・評価業務のご依頼を多くいただいております。大手電機メーカ
ーや精密機器メーカー、自動車関連メーカーなど、幅広い業種のお客様からの引き合いが増加し、
当期の大きな増収につながっております。
Q4:当期から導入した従業員向けの業績連動賞与とは何ですか。
A4:当社にとって最大の財産は技術者をはじめとする人材です。優秀な人材の採用とパフォーマンスに
対する適切な処遇は不可欠と考えております。
当期より、個人別の給与査定とは別枠で、あらかじめ設定した社内目標を上回る利益金額に対し、
通常賞与の追加分として、従業員向けの業績連動賞与を支給する方針を定め、当第 3 四半期時点
で 45 百万円を引当計上しております。なお、当該業績連動賞与計上前の営業利益率は 16%、計
上後の営業利益率は 14%となっております。
<今後の業績予想>
Q5:当第 3 四半期までの業績が好調で、通期業績予想についても上方修正していますが、業績達成の
確度について教えてください。
A5:現時点においては、当期末(11 月末)までの受注状況は概ね確定しており、発表済みの業績予想の
達成は相当程度確実と考えております。
通期予想に対する、第 3 四半期までの累計売上高の進捗率は 73%です。したがって、残りの第 4
四半期において 27%の売上高を見込んでおりますが、これは前期の進捗状況と同一の水準であり、
当社の季節変動状況と合致しております。
Q6:今回大幅な上方修正を発表しましたが、当初の予想に織り込んでいなかった理由や背景について
教えてください。
A6:当初の業績予想は、前期の決算発表時(2021 年 1 月 14 日)であり、この時点で入手可能な情報
に基づき、算定いたしました。その後、新型コロナウィルス感染症の状況変化等に伴い、未確定であ
った案件の受注が進み、また技術者の採用も順調に進んだこと、当社の主要取引先である半導体メ
ーカーからの大型受注があったこと等により、当初業績予想を大きく超える変更が生じたため、上
方修正の発表に至りました。
Q7:来期以降の見通しについて教えてください。
A7:来期以降における、当社を取り巻く経済環境に、大きな変化はありません。当社の主要顧客におけ
る投資意欲は引き続き旺盛であり、来期以降への継続が期待される大型案件の引き合いも増加し
ております。当社における技術者の採用が計画通り進捗することにより、業績についても相応の結
果が出せるものと考えております。
以 上
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ティアンドエス株式会社 IR 企画広報部 Email:pr@tecsvc.co.jp