4055 M-ティアンドエス 2021-07-14 16:00:00
事業計画及び成長可能性に関する事項 [pdf]
事業計画及び成長可能性に関する事項
ティアンドエス株式会社(4055)
2021.7.14
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目次
p.3
経営理念と長期目標
p.5
今後3年間の全社的戦略
p.8
今後の成長イメージ p.10
p.12 人員採用計画
p.17 中期KPI目標 p.15
当社の強み p.22 R&D体制
事業ポートフォリオ
ソリューション
p.25
カテゴリー別
p.29 半導体
ビジネスモデル
市場環境 p.33 先進技術
p.35
SDGsへの取り組み ソリューション
リスク情報
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経営理念と長期目標
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経営理念と長期目標
経営理念 お客様に安心と満足そして豊かさを提供する
存在意義 と共に、社員を大切にし、株主様に貢献します。
急速なDX化
顧客ニーズに即したソフトウエア開発
ミッション 世界的な半導体不足によるサプライチェーン強化
当社を取り 半導体製造領域のソフトウエアによる支援
巻く環境と 気候変動とエネルギー問題
社会的使命
次世代メモリに関するソフトウエア開発
(省電力化の実現)
新技術獲得と高付加価値のソフトウエアの提供を
ビジョン 通じお客様とその先にある社会課題を解決し持続
あるべき姿 的に成長する企業を目指します。
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今後3年間の全社的戦略
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今後3年間の全社的戦略
戦略① 戦略② 戦略③
顧客ファーストの推進 スピントロニクス技術を用 経営基盤の強化
いたAIプロセッサに関する
“Only One Technology”
の獲得
➢ お客様のDX推進に応えるための、 ➢ 東北大学との共同研究を通じた独自 ➢ 人財の積極採用とスキル創出のため
最新要素技術を活用したソリュー 技術の獲得と新しい収益の柱の構築 の積極投資
ションの提供 ➢ 開発早期化のための他社とのアライア ➢ 大胆な組織改革と経営の効率化
➢ ユーザーエリアの拡大と開発バ ンス推進
リューチェーンの多様化推進 ➢ 労働集約型のビジネスモデルから付加
価値型モデルへの転換
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具体的な施策
対象
具体的施策
カテゴリー
✓ 半導体工場を有する顧客との強固な
関係の維持を図る。
✓ 地方拠点の拡充
✓ NAND Flashメモリ工場の今後の計
戦略① ✓ メモリ工場増設への対応
画的な増加に対応するため、安定的に
✓ 人員採用(年間10%の人員増) ✓ ソリューション
顧客ファースト エンジニアを派遣する体制を整える。
⇒人員採用計画(p.10)参照 ✓ 半導体
✓ 事業領域に特化せず、開発バリュー
推進 ✓ エンジニアの養成
チェーン全体を網羅し、お客様の要求
✓ 徹底的な品質管理とトラブルゼロ
する技術及び人材提供モデルに柔軟
に対応する。
戦略② ✓ 東北大学との研究開発を行い他社と ✓ 長期的視点にたったR&D体制の
の差別化を図る。 強化 ⇒R&D体制(p.15)参照
Only One ✓ 研究成果として期待されるスピントロ ✓ 東北大学との共同研究契約更新 ✓ 先進技術ソ
ニクス技術をもってソフトウエア開発 ✓ AIアルゴリズム研究支援のための リューション
Technology
獲得 業務を受託し、収益化を図る。 知見増強
✓ 監査等委員会設置会社への移行
✓ ガバナンスの強化を図る。 (2021.2~実施済み)
戦略③ ✓ 今後の事業拡大のため、優秀な人財 ✓ 内部監査室の機能強化
の獲得と育成を図る。 ✓ 教育制度の充実 ✓ 全社
経営基盤強化 ✓ 経営効率向上のため、基幹システムの ✓ 人事評価制度の運用向上
導入、組織体制の整備を図る。 ✓ ERP導入
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今後の成長イメージ
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今後の成長イメージ
基盤分野を着実に成長させながら、安定分野と成長分野への
投資を行い、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
中期 長期
設立から現在まで 本事業計画
先進技術ソリューション
成長分野
R&D体制
(p.15)参照 半導体
安定分野
ソリューション
基盤分野
人員採用計画
(p.10)参照
期間
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人員採用計画
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人員採用計画
(単位:人) 従業員数(積み上げ)
400
359人
324人
350 293人 21
267人 21
実績値:297人
300 ★ (うちエンジニア
19 278人)
達成率:101%
19 (注1)
250
200
338
150 303
274
248
100
50
0
2020年 2021年 2022年 2023年
11月期(実績) 11月期(目標) 11月期(目標) 11月期(目標)
エンジニア スタッフ
(注)%は達成率を表しております。
(注1)2021年6月時点の数値を記載しております。
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中期KPI目標
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重要な経営指標 (KPI)
事業内容 顧客 KPI 成長性
AI関連のソフトウエア
先進技術 AI関連製品を
開発、及び研究開発成
ソリューション 果の事業化 開発中のお客様
年間受注工数 ◎
NAND Flash メモリ
プラント・大規模工
半導体 工場の運用・保守サー
場をお持ちのお客様
派遣エンジニア数 〇
ビス
あらゆる産業領域のソ
システム開発のニー
ソリューション フトウエア市場におけ
る受託開発
ズをお持ちのお客様
エンジニア数 〇
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中期KPI目標
ソリューション/半導体 KPI目標 (エンジニア数) 先進技術ソリューション KPI目標 (年間受注工数)
(単位:人) (単位:人月)
250 250.0
200 96% 200.0
7
150 150.0
72%
220 210.0
100 203 100.0 31.3
182
170 112%
156.0
8
50 87
50.0
75 83.7
63 66 71.2
0 0.0
2020年 2021年 2022年 2023年 2020年 2021年 2022年 2023年
11月期 11月期 11月期 11月期 11月期 11月期 11月期 11月期
年間受注工数(実績) 注 1 年間受注工数(目標)
ソリューション(実績) 注1 ソリューション(目標)
半導体(実績) 注 1 半導体(目標)
(注)%は達成率を表しております。
(注1)2021年6月時点の数値を記載しております。
(単位:百万円)
売上高
4,000
2,266 2,464
2,000 2Q累計
進捗率
1,286 52.2%
0
2020年11月期(実績) 2021年11月期(予想) 2022年11月期(未定) 2023年11月期(未定)
実績 予想 14
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R&D体制
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R&D体制 東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センターとの共同研究
テーマ①:次世代メモリの信頼性確保に向けた研究開発
テーマ②:スピントロニクス技術を用いたAIプロセッサ用アプリケーションソフトウエアの
研究開発
開 発 体 制
役割 基礎研究 設計・試作 ソフトウエア 製品・サービス
サポイン事業 中小企業庁(経済産業省)の
回路設計 令和2年度「戦略的基盤技
東北大学 術高度化支援事業」に採択
ハードウエア開発 CIES
共同研究
設計開発環境
パワースピン
東北大学発ベンチャー
ソフトウエア開発
当社の役割はソフトウエア
開発の部分
FW/MW開発
共同研究 【当社としてのビジネスモデル】
SW開発環境 ティアンドエス SW開発環境
アプリケー 東北大学が有する特許の アプリ開発支援
ション開発 使用権を優先的に取得
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当社の強み
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当社の強み
当社の3つの強み
強み①
高付加価値ビジネスの創造力
強み②
盤石な大手顧客基盤
強み③
品質管理力
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当社の強み
強み① (派遣や受託開発からの転換)
高付加価値ビジネスの創造力
顧客のニーズを先読みする提案型ビジネス
➢ 受託開発と派遣の2つの基盤を武器として、より付加価値が高く、顧客のニーズを先読み
する提案力のある労働集約型ではないモデルを実現します。
➢ AIアルゴリズムの研究開発支援ではすでに実現、更なる拡大を目指します。
➢ R&Dセンターでは、新たなビジネスモデルの創出を目指し、次世代メモリに関連する研究
開発に取り組んでいます。
AIアルゴリズム 次世代メモリに
開発支援の収益化 関連する研究開発
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当社の強み
強み② (信頼関係がもたらす)
盤石な大手顧客基盤
➢ 30年にわたる大手顧客との盤石な取引関係が信頼関係を生み、高いプライム(注1)比率と適正
単価の維持に現れています。
その結果、営業部隊の極小化によりエンジニア比率が高くなっています。
高い 高い 高い
大手顧客比率 エンジニア比率 営業利益率
全体の76.1% エンジニア数:277名 13.4% (注2)
(東芝G、日立G、キオクシアG) (注2) 全体の93% (注3) 上場企業業種別平均:9.12% (注4)
(注1)エンドユーザーと直接契約を結ぶ一次請け
(注2)2020年11月時点の数値を記載しております。
(注3)2021年6月時点の数値を記載しております。
(注4)出典:東京証券取引所「2020年3月期 決算短信集計」2020年3月期 情報・通信業 20
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当社の強み
強み③
品質管理力
厳格な品質管理体制
➢ 厳格な品質管理体制を整え、品質トラブルを未然に防止します。
➢ 優秀なエンジニア陣、内製化の推進等により、赤字プロジェクトはT&S設立以来1件のみであ
り、結果として高い利益率にもつながっています。
➢ 今後も赤字案件ゼロを目指します。
高い 赤字案件
営業利益率 発生件数
13.4% (注1)
上場企業業種別平均:9.12% (注2) 3年連続ゼロ
(注1)2020年11月時点の数値を記載しております。
(注2)出典:東京証券取引所「2020年3月期 決算短信集計」2020年3月期 情報・通信業
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事業ポートフォリオ
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事業ポートフォリオ
カテゴリー別売上高構成比 (注1)
先進技術ソリューション
カテゴリー
4.6%
先進技術 AI関連のソフトウエア開発、及び
15.7%
ソリューション 成長 研究開発成果の事業化
半導体
カテゴリー
NAND Flash Memory工場の
半導体 安定 運用・保守サービス
R&D
あらゆる産業領域のソフトウエア
ソリューション 基盤 市場における受託開発
次世代メモリに関するソフトウエア
R&D 挑戦 の研究開発
79.7%
ソリューション
カテゴリー
(注1)数値は2020年11月期における売上構成比率(%)であります。 23
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コスト構造
エンジニアの人件費と協力会社への外注費を中心に構成されています。
販管費 内訳 注1 (単位:千円)
売上高 内訳 注1 (単位:千円)
その他
129,579
人件費
304,618 372,289 217,592
営業利益 販管費 R&D
15,207
採用費
9,910
売上原価 内訳 注1 (単位:千円)
経費 材料費
88,740 7,689
1,590,086
売上原価
外注費
原価率 332,681
70.1% 労務費
1,160,975
(注1)2020年11月時点の数値を記載しております。
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カテゴリー別ビジネスモデル
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カテゴリー別ビジネスモデル①
ソリューションカテゴリー
✓ 主力事業 システム開発のニーズを
お持ちのお客様
基 盤 ✓ 全社売上の80%
重電系生産管理システム
Base ✓ 大手顧客からの安定受注
発電所関連システム
✓ DXの潮流 業務管理アプリケーション
医療系システム
SharePoint導入/移行
受託開発(請負)
コンサルティング
要件定義 設計
開発 テスト 金融
重電系 サービス
メーカ 医療機関
ビジネス サービス 東芝G 日立G キオクシアG
パートナー 運用・保守
第三者検証
オンサイト開発支援
各種メーカ 情報通信
その他
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カテゴリー別ビジネスモデル②
半導体カテゴリー
✓ 生産量によらず一定需要 プラント・大規模工場を
お持ちのお客様
安 定 ✓ 当社開発システムの保守
生産管理システム
Stable ✓ 大手顧客の工場拡張 工事資材管理システム
✓ 旺盛な半導体需要 工程システム
品質検査実績管理
業務管理アプリケーション
歩留まり管理システム
インフラサービス
(技術者派遣) キオクシアG
運用・保守サービス 各社
キオクシア
ヘルプデスク 半導体
インフラ構築 (NAND
プロセス効率化支援 フラッシュ
RPA導入支援 メモリ)
業務アプリケーション導入支援 四日市工場
北上工場
東芝G
各社
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カテゴリー別ビジネスモデル③
先進技術ソリューションカテゴリー
✓ 精鋭の研究開発技術者
AI関連製品を開発中のお客様
成 長 ✓ 既に好採算収益化
AI搭載の自動車関連装置
Growth ✓ 大手企業のAI製品開発競争 センシング機器
✓ 大学共同研究とのシナジー カメラ等画像関連機器
半導体
AIアルゴリズム研究開発支援 情報通信デバイス
グローバル論文調査
論文アルゴリズム実装/評価
AIアルゴリズム研究開発支援
アノテーションサービス
日本電気株式会社
AIソフトウエア受託開発(請負) 株式会社日立ハイテク
AIソフトウエア開発 オムロン株式会社
画像認識ソフトウエア開発 など
ビジネス
パートナー
研究開発
研究開発成果
の事業化
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当社を取り巻く市場環境
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当社の属する市場環境
情報サービス業 業務種類別 売上高(2020年度) (単位:億円)
当社の顧客ターゲット
当社の顧客ターゲット
【半導体】
プラント・大規模工場を その他(注1) 【先進技術ソリューション】
お持ちのお客様
6,575 AI関連製品を
開発中のお客様
各種調査
システム等管理
1,696 運営受託
17,940 当社の顧客ターゲット
データベース
サービス 【ソリューション】
1,323 システム開発のニーズ
をお持ちのお客様
市場全体売上高
8,318
計算事務等情報
処理 12兆9102億円
74,923
受注ソフトウェア
18,324
ソフトウェア
プロダクツ
( 注 1 ) I T コ ン サ ル テ ィ ン グ ( 情 報 ・ 通 信 技 術 の 導 入 ・ 利 用 に 重 点 を 置 い た ビ ジ ネ ス コ ン サ ル テ ィ ン グ サ ー ビス ) 、 シ ス テ ム監 査 、 デ ー タ エ ン ト リ ー 業 務 ( キ ー パ ン チ 等 ) 、 各 種 工 事 ( L A N 敷 設 等 ) 、 情 報
サ ー ビ ス 業 に 係 わ る 研 修 ・ 講 習 会 ・ 講 師 派 遣 及 び 教 育 訓 練 等 、 ヘ ル プ デ ス ク 及 び コ ー ル セ ン タ ー ・ コ ン タ ク ト セ ン タ ー サ ポ ー ト ( 「 シ ス テ ム 管 理 運 営 受 託 」 に 含 ま れ な い も の ) 、 エ ン ヘ ッ ド シ ス テ ム ( ソ フト
ウェア金額とハードウェア金額の分離が困難なもの)、その他上記以外の情報処理・提供サービス業務。
出所: 経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」 2.情報サービス業 2020年データより当社作成
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同業他社との領域マップ
いくつかのビジネスモデルやバリューチェーンを、専業若しくは複数
組み合わせた企業が様々な規模で存在している中で、
当社は要件定義から保守・運用までのバリューチェーンを網羅し、
規模 受託開発を主体とする中堅規模の企業です。
SIer
大手SIer/ベンダー ➢ 中小規模SIer
専業
➢ コンサルティングファーム
➢ ITエンジニア派遣会社
様々なビジネスモデルの企業 ➢ 検証サービス提供会社
➢ ITサービスプロバイダー
➢ ソフトウェア開発会社
(受託開発、パッケージソフト等)
など
当社のビジネスモデル
➢ 請負契約による受託開発
➢ 派遣による保守運用
様々なバリューチェーンの企業
バリュー
チェーン
要件定義 開発 検証 保守・運用
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当社が影響を受ける市場
当社の主要顧客が属する半導体関連市場は
今後も成長が期待されています。
(単位:百万ドル)
世界のIC 製品別市場予測
550,000
500,000
450,000
400,000
350,000
300,000
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
予測 予測
Memory Logic Micro Analog
出所:一般社団法人電子情報技術産業協会「WSTS 2021年春季半導体市場予測について」 より当社作成
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SDGsへの取り組み
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SDGs達成に向けた取り組み
当社は、経営理念実現のための事業計画が、社会全体のサステイナビリティにとって重要
であることが必要だと認識しております。そのため、全社戦略の3つの柱をSDGsへの貢
献と関連付け、社会からの信頼を通じた企業価値向上につなげてまいります。
全社戦略②
全社戦略① スピントロニクス技術を用 全社戦略③
顧客ファーストの推進 いたAIプロセッサに関する 経営基盤の強化
研究開発
DX推進をはじめとするお客様の 劇的な省電力化を実現するスピン 優秀な人材の活用は、すべての人
ニーズに最大限お応えし、これから トロニクス技術搭載のAIプロセッ たちの働く機会に影響を与えます。
の経済成長に貢献するとともに、 サ。省エネルギーの推進による新し リスク管理とコンプライアンス体制
システムの開発責任をしっかりと い産業技術基盤の確立にしっかり の強化を通じ、多様で公正な社会
果たしてまいります。 と責任を果たしてまいります。 への責任を果たしてまいります。
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リスク情報
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リスク情報
有価証券報告書記載の「事業等のリスク」のうち、事業計画の実現に特に影響を与える可能性のある
ものについて記載しております。
想定されるリスク 想定される場面 当社事業計画 対応策
及び発生可能性 への影響
➢ 採用において計画ど ➢ 【可能性:低】経済動 ➢ 新規案件を受注でき ➢ 優秀な技術者の待遇
おり優秀な人材を確 向や自然災害、競合 ない、受注した案件 向上、福利厚生の充
保できない。 他社への流出による のリソースが不足す 実を図る。
人材の供給不足が生 る等により、事業計
じる。 画達成が困難になる。
➢ 東北大学との共同研 ➢ 【可能性:中】東北大 ➢ 本事業計画に影響は ➢ R&Dセンターの積
究の成果が想定どお 学の研究開発遅延や ないが、長期的な成 極活用、優秀な技術
りに進まない。 当社の人材不足によ 長性に影響あり。 者の確保を図る。
り、ソフトウエア開発
に遅れが生じる。
➢ 主要顧客との取引が ➢ 【可能性:中】依存度 ➢ 売上高の減少により、 ➢ 新規事業の推進、新
なくなる。 の高い顧客の事業方 事業計画達成が困難 規顧客の獲得により、
針、経営状況の悪化 になる。 特定顧客への依存度
により、当社の受注 の低下を図る。
量が減少する。
*上記は成長の実現や事業計画の遂行に影響する主要なリスクを抜粋し掲載しています。
その他のリスクは、有価証券届出書等の「事業等のリスク」をご参照ください。
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用語解説
次世代メモリ 新しいメモリデバイスには幾つか候補が存在するが、
ここでは、現在、国立大学法人東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター
(CIES)で研究開発されているスピントロニクス技術を搭載したメモリのことを指す。
スピントロニクス技術 固体中の電子が持つ電荷とスピンの両方を工学的に利用、応用する技術のこと。
スピンとエレクトロニクス(電子工学)から生まれた造語である。
HDD(ハードディスクドライブ)の大容量化や省電力化はもちろん、不揮発性(電源を常に
入れておかなくてもデータを保持できる)メモリなどにも貢献できる、応用範囲の広さが特
徴の一つである。
アルゴリズム ある特定の問題を解くための計算手順や処理手順のこと。
アノテーション あるデータに対して関連する情報を注釈、注記として付与すること。本文の内容について言
及する(本文そのものとは別形式の)補足的な情報のことをいう。
プロセッサ コンピュータ本体のデータ処理装置のこと。ここでは演算装置と制御装置のことを指す。こ
の本体は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれている。
また、AI向けに最適化されたプロセッサのことをAIプロセッサという。
Firmware:FW/ ファームウエア「Firmware(FW)」とは、コンピュータなどに内蔵されるソフトウエアの一
Middleware:MW 種で、本体内部の回路や装置などの基本的な制御を司る機能を持ったものをいう。
ミドルウエア「Middleware(MW)」とは、ソフトウエアの種類の一つで、オペレーティング
システム(OS)とアプリケーションソフトの中間に位置し、様々なソフトウエアから共有して
利用される機能を提供するものをいう。
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本資料の注意点
本資料に掲載されている情報には、将来の見通しに関するものが含まれていま
す。これらの情報については、現時点で当社が入手可能な情報および合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその 実 現 や将来の業績
を保証するものではありません。
経済状況の変化や一般的な業界ならびに顧客ニーズの変化、法規制の変更等、
様々な要因によって当該予想と大きく異なる可能性があります。
本資料のアップデートは、通期決算の発表時期を目途として開示を行う予定です。
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Appendix
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会社概要
会社名 ティアンドエス株式会社
設立 2016年11月1日
役員 武川 義浩 …代表取締役 執行役員 社長
福田 悦生 …取締役 執行役員 研究開発本部長(博士(工学))
木下 洋 …取締役 執行役員 業務本部長(公認会計士)
永谷 孝俊 …取締役 監査等委員
望月 篤 …社外取締役 監査等委員(税理士)
藤江 勇佑 …社外取締役 監査等委員(弁護士)
従業員数 297名(2021年6月時点)
所在地 本社 神奈川県横浜市西区みなとみらい
四日市事業所 三重県四日市市
北上事業所 岩手県北上市
戸塚事業所 神奈川県横浜市戸塚区
主な事業内容 大手企業顧客向けシステム開発及び運用保守・インフラ構築、AI(画像処理・認
識・機械学習・論文アルゴリズム評価)等のソフトウエア開発を中心にサービス
を展開
主な取引先 東芝グループ、日立グループ、キオクシアグループ、他30社
40
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沿革
1996年
株式会社テックジャパン設立
2010年 SharePoint移行に関する大規模プロジェクト受注
1997年
2016年 テックジャパンとシナノシステムエンジニアリングが合併
東芝グループと取引開始
日立グループと取引開始 ティアンドエス株式会社設立
2018年
先進技術業務開始
2012年 四日市事業所開設 2019年
手術シミュレータ開発
北上事業所開設
プロジェクトに参画
東北大学共同研究契約締結
キオクシア(東芝メモリから社名変更)との取引継続 2020年
東京証券取引所マザーズへ上場
1985年 2000年 日立グループとの取引拡大 戸塚事業所開設
R&Dセンター新設
株式会社シナノシステムエンジニアリング設立
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