4055 M-ティアンドエス 2020-10-14 16:00:00
2020年11月期 第3四半期決算補足説明資料 [pdf]

                                           2020年11月期
                                              第3四半期
                                         決算補足説明資料

                         ティアンドエス株式会社
                                                 (東証マザーズ 4055)

                                                 2020.10.14



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           目次

      1.2020年11月期 第3四半期 決算サマリー P3
      2.2020年11月期 第3四半期 決算補足                     P9
      3.2020年11月期 通期業績予想                         P14
      4.Appendix                                 P19




                                                       2
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               2020年11月期 第3四半期 決算サマリー




                                                 3
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           第3四半期実績サマリー

           • 売上高、利益ともに順調に推移
                    • 売上高: 1,652百万円
                    • 営業利益: 215百万円


           • カテゴリー別売上高
                    • ソリューション:                   1,321百万円
                    • 半導体:                        259百万円
                    • 先進技術ソリューション:                 71百万円




                                                            4
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            業績推移(売上高・経常利益)
                                                                                                                  単位:百万円
                                      第1期                   第2期               第3期               第4期            第5期
                                      2016年                 2017年             2018年             2019年       2020年11月期
                                      11月期                  11月期              11月期              11月期       第3四半期累計期間

           売上高                          134                 1,905             2,133             2,297             1,652

       経常利益
        または                             △99                  148               202               269               216
      経常損失(△)

           経常利益率                         -                  7.8%              9.5%              11.7%             13.1%


  (百万円)                               売上高                              (百万円)           経常利益または経常損失(△)
                                                    2,297                                                  269
  2,500                                     2,133                       300
                              1,905                                     250                                           216
                                                                                                   202
  2,000                                                        1,652    200
                                                                                         148
                                                                        150
  1,500
                                                                        100

  1,000                                                                  50
                                                                          0
    500                                                                △50
                134
                                                                       △100
       0                                                                        △99
                                                                       △150
              第1期            第2期           第3期      第4期        第5期              第1期      第2期      第3期     第4期       第5期
              2016年         2017年          2018年    2019年     2020年            2016年    2017年     2018年   2019年     2020年
              11月期          11月期           11月期     11月期      11月期              11月期    11月期      11月期    11月期      11月期
                                                             第3四半期                                                 第3四半期
                                                              累計期間                                                  累計期間


                                                                                                                            5
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           従業員数推移
(名)
                                                         従業員数
290
                                                                             265
270                                                                  248
250
                                                  223
230
                                                             232
210

190

170                   184
150
                   第1期                           第2期      第3期      第4期      第5期
                  2016年                          2017年    2018年    2019年   2020年
                   11月期                          11月期     11月期     11月期    11月期
                                                                           第3四半期
                                                                           累計期間


      ・技術者を中心に、従業員数は年々増加




                                                                                   6
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           カテゴリー別売上高推移
(百万円)                                            カテゴリー別売上高推移
2,500
                                                      109 (5%)
                              68 (3%)
2,000                                                 303 (13%)
                            234 (11%)
                                                                                 71 (4%)

1,500                                                                        259 (16%)


1,000
                           1,831 (86%)               1,884 (82%)

                                                                             1,321 (80%)
  500



     0
                                 第3期                    第4期                       第5期
                             2018年11月期                2019年11月期               2020年11月期
                                                                            第3四半期累計期間
                                         ソリューション     半導体           先進技術ソリューション


 ・半導体及び先進技術ソリューションの伸び率が相対的に高い
 (注)当社の事業セグメントは単一セグメントです。
    売上高のみカテゴリー別に集計しております。
                                                                                           7
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           財政状態の推移
(百万円)                              総資産                                            自己資本比率
1,400                                                              90%
                                                                   80%                                         82%
1,200
                                                                   70%
1,000                                                              60%
                                                                                                      56%
  800                                                              50%
                                                                   40%                       43%
  600                                                      1,271
                                                                   30%
                                                  817              20%              23%
  400
                                            631
               492           493                                   10%
  200
                                                                   0%       1%
     0                                                                   第1期     第2期      第3期      第4期       第5期
              第1期           第2期           第3期     第4期     第5期
                                                                         2016年   2017年    2018年    2019年    2020年
             2016年          2017年         2018年   2019年   2020年
                                                                         11月期    11月期     11月期     11月期     11月期
             11月期           11月期          11月期    11月期    11月期
                                                          第3四半期                                             第3四半期
                                                          累計期間                                              累計期間



  ・公募増資により資本金と資本準備金が各218百万円増加
  ・増資資金及び利益の計上等で現金預金500百万円増加

                                                                                                                    8
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               2020年11月期 第3四半期 決算補足




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           当第3四半期における経営環境

           • 我が国を取り巻く経済環境
                    • 新型コロナウィルス感染症の脅威
                    • 米中問題をはじめとする地政学リスク


           • 当社を取り巻く事業環境
                    • 新型コロナウィルス感染症による案件取消等は発生して
                      いないものの、受注の遅れが発生
                    • 非常事態宣言中の人材採用活動が停滞し、採用計画に遅
                      れが発生
                    • 「ニューノーマル」への動きは企業のIT化を促進し、当
                      社にとっては追い風



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           第3四半期累計トピックス(ソリューション・半導体)

     • ソリューションカテゴリーにおける第3四半期累計の獲得案件
              • 2020年6月:独立行政法人駐留軍等労働者労務管理機構の機構(R2)情報シス
                テム運用管理業務委託の競争入札を落札。2020年7月より3カ年契約


              • 2020年6月:大手情報通信システム企業との新規取引を開始しシステム稼働
                維持・運用保守案件を受注

              • 2020年7月:大手エネルギー関連装置メーカとの新規取引を開始しシステム
                運用サービス業務を受注

              • 東芝グループ、日立グループ、キオクシアグループ等との取引は順調に推移


     • 半導体カテゴリーにおける第3四半期累計の獲得案件
              • 半導体工場向け派遣技術者15%増員(純増)による売上増が寄与




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           第3四半期累計トピックス(先進技術ソリューション)

    • 先進技術ソリューションカテゴリーにおける第3四半期累計の獲得案件

             • 各社よりAIソフトウエア開発等を受注


             • 2020年3月:大手LSI開発企業から先進技術案件を受注(新規取引)


             • 2020年6月:大手半導体関連機器メーカから先進技術案件を受注


             • 2020年7月:大手情報通信企業中央研究所から先進技術案件を受注(新規取引)


             • 2020年8月:大手精密機器メーカからシステム高速化に関する案件を受注(新規取引)


             • 2020年8月:大手半導体製造装置メーカより先進技術案件を受注




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           季節変動要因について
                                 2020年11月期 四半期別 売上高・営業利益 推移




                             1Q                       2Q      3Q
                                                 売上    営業利益

 ・通常の傾向として、第3四半期は第2四半期と比較し、売上・利益ともに減少傾向。
 →受託案件の納期は3月、5月、9月、11月(第3四半期以外)に集中するため。

 ・主にソリューションカテゴリーの四半期別売上高に影響する。


                                                                   13
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                              2020年11月期 通期業績予想




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            通期業績予想サマリー
                                      第1期                   第2期               第3期               第4期                第5期
                                      2016年                 2017年             2018年             2019年              2020年
                                      11月期                  11月期              11月期              11月期             11月期予想

           売上高                          134                 1,905             2,133             2,297             2,435

       経常利益
        または                             △99                  148               202               269               300
      経常損失(△)

           経常利益率                         -                  7.8%              9.5%              11.7%             12.3%



  (百万円)                                                                (百万円)
                                      売上高                                              経常利益または経常損失(△)
  3,000                                                                 350                                              300
                                                    2,297      2,435                                       269
                                            2,133                       300
  2,500
                              1,905                                     250                        202                         3Q実績

  2,000                                                                 200              148
                                                                  3Q実績  150
  1,500                                                                 100
                                                                         50
  1,000
                                                                          0
    500                                                                 △50
                134
                                                                       △100
       0                                                                        △99
                                                                       △150
              第1期            第2期           第3期      第4期        第5期              第1期      第2期      第3期     第4期       第5期
              2016年         2017年          2018年    2019年     2020年            2016年    2017年     2018年   2019年     2020年
              11月期          11月期           11月期     11月期     11月期予想             11月期    11月期      11月期    11月期     11月期予想


     ※2020/8/7公表の業績予想から変更なし。

                                                                                                                                15
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           通期業績予想(補足)

           • ソリューションカテゴリー
                    • 東芝グループ、日立グループ、キオクシアグループを中
                      心とした継続受注を想定
                    • 新規顧客開拓による受注増加を想定


           • 半導体カテゴリー
                    • キオクシアグループの半導体工場の建設に伴う需要増加
                      を想定


           • 先進技術ソリューションカテゴリー
                    • AI関連の国内市場規模拡大による受注増加を想定
                                                  16
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           配当予想
    1.配当政策の基本方針
          当社は、将来の成長が見込まれる分野における新しい技術取得への投資を通じて企業
          価値を向上させることを経営の重要課題と位置付け、これを実現することが株主に対
          する利益還元であると考えております。利益配分につきましては、当該企業価値向上
          を実現するために必要な内部留保の確保を優先しつつ、業績を考慮した配当について
          も継続して実施していくことを基本方針といたします。

    2.当期における配当方針及び配当予想の修正
          当期につきましては、将来の成長に向けたスピントロニクス技術を用いたAIプロセッサ
          に関する新規事業に係る研究開発投資に必要な内部留保資金を充実させることを優先
          するため、当期の株主様に対する利益還元は配当性向10%程度の水準を目途に実施し
          てまいります。
          これを受けて、未定としておりました2020年11月期配当予想を1株につき13円といた
          します。
          なお、本件は 2021年2月下旬開催予定の第5回定時株主総会に付議させていただく予
          定です。




                                                       17
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           本資料の注意点

      本資料に掲載されている情報には、将来の見通しに関するものが含まれています。
      これらの情報については、現時点で当社が入手可能な情報および合理的であると
      判断する一定の前提に基づいており、当社としてその現実や将来の業績を保証す
      るものではありません。

      経済状況の変化や一般的な業界ならびに顧客ニーズの変化、法規制の変更等、
      様々な要因によって当該予想と大きく異なる可能性があります。

      今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合において、当社は、本資料に含
      まれる将来に関するいかなる情報についても、更新又は改訂を行う義務を負うも
      のではありません。




                                                 18
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                                                 Appendix




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           会社概要
          会社名                                    ティアンドエス 株式会社

          設立                                     2016年11月1日

          役員                                     武川 義浩 …代表取締役 執行役員 社長
                                                 福田 悦生 …取締役 執行役員 システム事業本部長(博士(工学))
                                                 木下 洋  …取締役 執行役員 業務本部長(公認会計士)
                                                 遠藤 玲  …取締役 執行役員 財務経理部長
                                                 法眼 健作 …社外取締役
                                                 長谷川 智彦…社外取締役
                                                 圡屋 雄二 …常勤監査役
                                                 望月 篤  …社外監査役(税理士)
                                                 藤江 勇佑 …社外監査役(弁護士)



          従業員数                                   266名(2020年10月時点)

          所在地                                    本社           神奈川県横浜市西区みなとみらい
                                                 四日市事業所       三重県四日市市
                                                 北上事業所        岩手県北上市
                                                 戸塚事業所        神奈川県横浜市戸塚区


          主な事業内容                                 大手企業顧客向けシステム開発及び運用保守・インフラ構築、AI(画像処理・認
                                                 識・機械学習・論文アルゴリズム評価)等のソフトウエア開発を中心にサービス
                                                 を展開

          主な取引先                                  東芝グループ、日立グループ、キオクシアグループ、ソニーグループ、他15社


                                                                                         20
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           当社の歩み

                          1996                   20経験年


                                                                        55経験年
                                            テックジャパン

                                                             2016合併             ティアンドエス
                                                                                              戸塚事業所開設(2020年10月)
1985                                      30経験年                                             東京証券取引所マザーズへ上場
                                                                                                          (2020年8月)


                                                                                  東北大学共同研究契約締結(2019年7月)

                                                                                 北上事業所開設(2019年7月)

              シナノシステムエンジニアリング                                                  四日市事業所開設(2018年6月)

                                                                               先進技術事業開始(2018年4月)




      1990                            2000                2010             2020             2021
                                          2008 リーマンショック          2011 東日本大震災          2020 コロナショック




                                                                                                                  21
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           3つのカテゴリーとサービス内容



                                基盤                安定       成長


                  ソリューション                         半導体      先進技術
                   カテゴリー                                 ソリューション
                                                 カテゴリー
                                                          カテゴリー

      当社は、システム開発及びその関連サービスの単一セグメントですが、上記3つの
      カテゴリーに区分しております。

      【ソリューションカテゴリー】
      →あらゆる産業領域のソフトウエア市場における受託開発

      【半導体カテゴリー】
      →NAND Flash Memory工場の運用・保守サービス

      【先進技術ソリューションカテゴリー】
      →AI関連のソフトウエア開発、及びスピントロニクス技術を用いたAIプロセッサの研究開発
                                                                   22
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           ソリューションカテゴリー(基盤性)

          製造業(工場、プラント等)やサービス業など幅広い産業領域のシステム開発を大企業から請負い、
          その後の運用・保守を含めたバリューチェーンを網羅したサービスを提供します。

                             ①事業モデル                         ④社内体制
                                                            お客様のご要望に応じて、請負開発及び
                 請負を中心とした受託開発事業                             派遣、両方の形態で技術及び人材を提供
                                                            できる社内体制を整備




                        ②事業領域                                 ⑤事業の特徴(基盤性)
                                                                大手企業グループを中心とした顧客
         産業領域に特化せず、製造業、                                         戦略に基づき、システム開発・運用
         サービス業など様々な業種のユ                          Solution       保守を中心としたサービスを展開。
         ーザ企業をターゲット                                             請負開発だけではなく、第三者検証
                                                                ・運用・保守まで幅広く対応




                                ③事業範囲                       ⑥主な得意先
           コンサルティング、要件定義、設計、                                東芝グループ、日立グループ、
           開発、テスト、第三者検証、運用・保                                キオクシアグループ
           守までの
           全ての開発バリューチェーンを網羅




                                                                                   23
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           半導体カテゴリー(安定性)

          キオクシアのNAND Flash Memory工場に当社技術者を派遣して、工場内システムの開発及び
          運用・保守、インフラ構築、ヘルプデスク業務等のサービスを提供します。

                            ①事業モデル                               ④社内体制
                                                                 三重県四日市市及び岩手県北上市それぞ
          半導体工場内への技術派遣に特化し                                       れの近郊から人材を獲得し、それぞれに
          た事業                                                    事務所を構え、地域に密着した派遣体制
                                                                 を整備



                        ②事業領域                                      ⑤事業の特徴(安定性)
                                                                     請負開発と異なり、工場システム
       半導体工場(現在は、NAND                                                の運用や保守を中心に工場に常駐
       Flashメモリ工場)に特化し事業                         Semiconductor       する形態で業務に従事しているこ
       展開                                                            とから、工場が存続する限り安定
                                                                     的に事業が継続することと人員削
                                                                     減が極めて少ないこと



                                  ③事業範囲                          ⑥主な得意先
                                                                 キオクシアグループ
       半導体工場内のシステム開発及び保守・
       運用サービスや、ITヘルプデスク等半導
       体工場のITインフラストラクチャー運用
       支援全般




                                                                                       24
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           先進技術ソリューションカテゴリー(成長性)

        ・急成長が見込まれる産業領域AI(画像処理・認識・機械学習・論文アルゴリズム調査等)の開発、
         自動運転関連のソフトウエアの開発にターゲットを置いたサービスを提供します。
        ・今後、スピントロニクス技術(STT-MRAM)を用いたAIプロセッサ関連のソフトウエア開発に
         進出します。

                           ①事業モデル                             ④社内体制
                                                              博士号を有する人材(6名)を中心に、高
          高度ソフトウエア技術の請負開発に                                    度ソフトウエア開発チームを結成
          特化した事業                                              将来技術を先取りするためにAI及びスピ
                                                              ントロニクス技術の共同研究を東北大学
                                                              と開始

                       ②事業領域                                     ⑤事業の特徴(成長性)
       急成長が見込まれる産業領域AI                                            今後急成長するAI、自動運転、画
       (画像処理・認識・機械学習)、                                            像系分野に特化し、事業の成長性
       自動運転等の市場にターゲットを
                                                  Advanced        を狙う。また、スピントロニクス
       置く。                                       Technology       技術(STT-MRAM)を用いたAIプ
                                                                  ロセッサ関連のソフトウエア開発
                                                                  へ進出予定




                               ③顧客の特徴                         ⑥主な得意先
                                                              自動車メーカ、精密機器メーカ、
               AI、自動運転等を導入する自動車、
                                                              半導体メーカ
               デジタル家電、カメラ等のメーカ




                                                                                        25
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