4051 M-GMO-FG 2020-11-11 15:31:00
2020年9月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月11日
上 場 会 社 名 GMOフィナンシャルゲート株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4051 URL https://gmo-fg.com/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 杉山 憲太郎
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役 管理部長 (氏名) 木村 泰彦 (TEL) 03(6416)3881
定時株主総会開催予定日 2020年12月18日 配当支払開始予定日 2020年12月21日
有価証券報告書提出予定日 2020年12月21日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の連結業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 3,691 55.2 452 100.0 428 89.2 291 116.5
2019年9月期 2,379 47.1 226 33.5 226 34.0 134 49.6
(注) 包括利益 2020年9月期 254百万円( 88.7%) 2019年9月期 134百万円( 49.6%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年9月期 79.84 78.73 8.8 7.8 12.3
2019年9月期 37.50 - 9.6 9.3 9.5
(参考) 持分法投資損益 2020年9月期 -百万円 2019年9月期 -百万円
(注)1.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。2019年
9月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当
期純利益を算定しております。
2.当社は、2020年7月15日に東京証券取引所マザーズに上場したため、2020年9月期の潜在株式調整後1株当
たり当期純利益は、新規上場日から2020年9月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しており
ます。また、2019年9月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式は存在するものの、当社株
式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 6,124 4,018 62.4 967.47
2019年9月期 4,885 3,044 57.5 781.17
(参考) 自己資本 2020年9月期 3,819百万円 2019年9月期 2,808百万円
(注)当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。2019年9月
期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産を算定しております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年9月期 △537 △336 684 2,946
2019年9月期 339 △171 227 3,135
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2020年9月期 - 0.00 - 40.00 40.00 157 50.1 4.6
2021年9月期(予想) - 0.00 - 47.00 47.00 50.4
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属す 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
る当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 2,367 15.5 284 △17.6 283 △15.4 178 △9.6 45.08
通 期 4,800 30.0 589 30.1 587 36.9 368 26.1 93.20
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期 3,948,370株 2019年9月期 3,595,170株
② 期末自己株式数 2020年9月期 -株 2019年9月期 -株
③ 期中平均株式数 2020年9月期 3,655,373株 2019年9月期 3,595,170株
(注)当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。2019年9月
期の期首に当該株式分割が行われたと仮定した株式数を記載しております。
(参考) 個別業績の概要
1.2020年9月期の個別業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 3,379 65.6 446 202.2 426 186.8 296 183.4
2019年9月期 2,040 55.2 147 42.2 148 43.8 104 57.6
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年9月期 81.17 80.04
2019年9月期 29.12 -
(注)1.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。2019年
9月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当
期純利益を算定しております。
2.当社は、2020年7月15日に東京証券取引所マザーズに上場したため、2020年9月期の潜在株式調整後1株当
たり当期純利益は、新規上場日から2020年9月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しており
ます。また、2019年9月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式は存在するものの、当社株
式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 5,748 3,754 65.3 950.86
2019年9月期 4,402 2,738 62.2 761.58
(参考) 自己資本
2020年9月期 3,754百万円 2019年9月期 2,738百万円
(注)当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。2019年9月
期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産を算定しております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実
際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご
利用にあたっての注意事項等については、【添付資料】4ページ「1.経営成績等の概況(5)今後の見通
し」をご参照ください。
GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)利益処分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………4
(5)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………13
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………13
1
GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の期末日現在において当社グループが判断したものです。
当連結会計年度におけるわが国の経済環境は、政府の経済財政政策や日銀による金融緩和策を背景に企業収益や雇
用・所得環境の改善が続く一方、2019年10月の消費税増税による国内消費活動への影響や海外経済の不確実性、地
政学リスクの高まりなど、先行きが不透明な状況もあり、景気の持ち直しペースは依然緩やかなものにとどまって
おります。
一方で、国内のクレジットカード利用は大きく伸びており、調査対象企業のクレジットカード取扱高は2019年に66
兆円(出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計」)となっており、前年比約10%の伸びとなっております。
また政府は、消費税増税に伴う需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向
上の観点も含めた施策の推進や、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けたマイナポイント事業を推進
するなど、国内のキャッシュレス推進の動きを支援する潮流となっております。
このような環境の中、当社は、対面決済市場における業容拡大を目指して子会社化したグローバルカードシステム
株式会社(以下、「GCS」という。)とともに包括加盟店の獲得活動の強化を図りました。これと併せてGCSの扱う決
済端末を当社が取り扱う決済端末へ切替える事で、決済端末ビジネスや処理料の増加に繋げるべく関連クレジット
カード会社等との調整も進めて参りました。
また、金融機関との連携による加盟店開拓が順調に進展するとともに、加盟店開拓をコアビジネスとするポイント
系事業会社とのアプリケーション・アライアンスも順調に推移いたしました。更には、新規事業として取り組んで
おります無人決済市場(自動販売機、自動精算機、券売機)への組込型決済端末についても、順調な販売実績を上げ
ることができました。
一方で、更なる事業成長を目指す上で受け皿となる決済処理センターの機能拡充と可用性向上を目的とし、2019年
8月27日に連結子会社であるGMOデータ株式会社を設立し、三井住友カードと業務提携契約を締結した上で次世代決
済プラットフォームの共同開発をすすめ、2020年7月より提供を開始しております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,691,567千円(前年同期比55.2%増)、営業利益は452,875千円(前年同期比
100.0%増)、経常利益は428,752千円(前年同期比89.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は291,858千円(前年
同期比116.5%増)となりました。
なお、当社グループは対面決済処理サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略してお
ります。
(売上高)
クレジットカード会社等とのアライアンスにより決済端末販売が好調に推移したことで、イニシャル売上が拡大
致しました。また、コロナ禍の影響による経済活動の落ち込みにより相応の影響を受けると思われたストック型
の売上につきましても緊急事態宣言下にありました第3四半期前半の減収幅が限定的なものにとどまったことに
加え、宣言解除後は、堅調な回復が確認でき、前期対比で相応の増収で着地することができました。
当連結会計年度における品目別売上高は、イニシャル売上2,236,272千円(前年同期比84.3%増)、ストック売上
488,800千円(前年同期比43.8%増)、フィー売上305,139千円(前年同期比91.5%増)、スプレッド売上661,355
千円(前年同期比0.8%減)となりました。
(利益)
売上総利益の前年同期比の増加率は50.8%で着地しましたが、人件費を中心とした販売費及び一般管理費の前年
同期比の増加率は37.6%で着地したことで、営業利益は前年同期比で倍増する結果となりました。なお、営業外
費用として上場関連費用26,083千円を計上しておりますが、今年度特有の要因であります。
2
GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は5,024,084千円となり、前連結会計年度末に比べ1,151,331千円増加いた
しました。これは主に次期の販売に備えて商品が1,266,681千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における固定資産は1,100,781千円となり、前連結会計年度末に比べ88,337千円増加いたしま
した。これは主にのれんが44,438千円、顧客関連資産が42,810千円、それぞれ償却により減少したものの、ソ
フトウエアが155,099千円増加したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における総資産は6,124,865千円となり、前連結会計年度末に比べ1,239,669千円
増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は2,046,761千円となり、前連結会計年度末に比べ287,603千円増加いたし
ました。これは主に預り金が169,953千円減少したものの、買掛金が320,152千円、未払法人税等が72,687千円、
それぞれ増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における固定負債は59,936千円となり、前連結会計年度末に比べ21,938千円減少いたしまし
た。これは主に繰延税金負債が13,108千円減少したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における負債合計は2,106,698千円となり、前連結会計年度末に比べ265,665千円
増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は4,018,167千円となり、前連結会計年度末に比べ974,004千円増加しまし
た。これは主に株式の発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ359,814千円増加したこと、並びに親会社株
主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が291,858千円増加したこと等によるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ189,465千円減
少し2,946,028千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果、使用した資金は537,312千円(前年同期は339,077千円の獲得)となり
ました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益426,204千円を計上し、また仕入債務が320,152千円増加し
たものの、次期の販売に備えて取得した、たな卸資産が1,266,691千円増加したこと等により資金が減少したた
めです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果、使用した資金は336,749千円(前年同期は171,712千円の使用)となり
ました。この主な要因は、無形固定資産の取得による支出292,216千円及び有形固定資産の取得による支出
29,320千円等により資金が減少したためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果、獲得した資金は684,596千円(前年同期は227,167千円の獲得)となり
ました。この主な要因は、上場関連費用を25,441千円支出したものの、株式公開による株式の発行による収入
718,098千円等により資金が増加したためです。
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主還元を経営上の重要な課題と認識しており、業績や事業拡大に向けた資金需要に対応した内部留保
の確保を総合的に勘案した上で、安定的かつ継続的な配当を実施する方針です。
2020年8月11日付「2020年9月期 第3四半期決算短信」にて公表した2020年9月期の期末配当金の予想は、将
来の事業展開と財務体質強化のために必要な内部留保の確保を優先するとして無配としておりましたが、現下の
業績動向と内部留保の充実度に鑑み、配当に対する株主の皆様のご期待に応えていく観点から、配当の予想を1
株当たり40円に修正することを予定しております。(注)
なお、当社は配当を実施する場合、期末配当にて年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、配当
の決定機関は取締役会であります。
次期の配当については、好調な事業計画を踏まえ、今期以上の増配を実施することにより一層の株主還元強化を
図り、中長期的な企業価値の向上に資するべく、1株当たり配当金は47円を予想しております。
配当予想修正の内容は以下のとおりです。
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
前回予想
- - - 0.00 0.00
(2020年8月11日発表)
今回修正予想 - - - 40.00 40.00
当期実績 - 0.00 -
前期実績
- 0.00 - 0.00 0.00
(2019年9月期)
(注)本件は、2020年11月24日開催予定の当社取締役会にて決議する予定です。
(5)今後の見通し
今後の経済情勢は、世界的な新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の感染拡大による影響が長期化されること
も懸念され、国内経済のみならず世界経済の先行きは不透明な状況にあります。
一方で、当社グループのビジネスが立脚するキャッシュレス決済市場においては、クレジットカードブランドが
推進するICチップ対応、非接触対応や、グローバルな情報技術革新やスマートフォンの普及などの新しい経済活
動の拡大などを背景に、現金を媒体とせずデジタル化された手段で支払決済を行う「キャッシュレス決済」が拡
大中であることに加えて、COVID-19の感染拡大回避に資する施策の側面からも注目されており、2020年5月の緊
急事態宣言解除以降、キャッシュレス決済市場は堅調な回復傾向にあるものと考えております。
当社グループでは「決済に変革 社会を変える No.1キャッシュレスプラットフォーマーへ」とのビジョンを
掲げ、コロナ禍においても安全・安心なキャッシュレス環境を提供するべく推進しておりますが、引き続き加盟
店様のニーズに合った決済端末機器の販売及びレンタル、決済処理センターの増強、加盟店様及びアライアンス
先の新規獲得や新技術の導入などに注力してまいり、中長期的に25%以上の売上高及び営業利益成長を継続する
ことを目指しております。
2021年9月期については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による需要減の影響を、一定程度保守的に考
慮した上で、次世代決済端末・プラットフォーム「stera」の伸長や、IoT分野における当社決済端末の拡が
り、稼働端末数の増加によるストック型収益の積み上がり等により売上高及び利益面双方での拡大を見込んでお
ります。
2021年9月期の通期連結業績予想については、売上高4,800百万円(前年同期比30.0%増)、営業利益589百万円
(前年同期比30.1%増)、経常利益587百万円(前年同期比36.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益368百
万円(前年同期比26.1%増)を見込んでおります。なお、本見通しは上述のとおりCOVID-19の影響が一定程度残
ることも視野にいれておりますが、第二波による大規模な緊急事態宣言が再発令されないことを前提としており
ます。今後、業績予想の数字に影響を及ぼす事態が生じた場合には、速やかに公表いたします。
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務
諸表を作成する方針であります。
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,135,493 2,946,028
売掛金 303,732 313,409
商品 165,011 1,431,692
その他 270,268 334,732
貸倒引当金 △1,753 △1,777
流動資産合計 3,872,752 5,024,084
固定資産
有形固定資産 73,784 58,898
無形固定資産
ソフトウエア 276,170 431,270
ソフトウエア仮勘定 65,600 77,588
顧客関連資産 214,054 171,243
のれん 311,068 266,630
その他 9,720 5,880
無形固定資産合計 876,615 952,613
投資その他の資産
敷金 10,025 24,488
破産更生債権等 161 251
繰延税金資産 47,794 61,297
その他 4,224 3,484
貸倒引当金 △161 △251
投資その他の資産合計 62,044 89,269
固定資産合計 1,012,443 1,100,781
資産合計 4,885,196 6,124,865
6
GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 179,421 499,574
未払法人税等 85,647 158,334
預り金 1,234,232 1,064,278
賞与引当金 85,238 95,300
役員賞与引当金 37,000 38,500
その他 137,618 190,773
流動負債合計 1,759,158 2,046,761
固定負債
繰延税金負債 65,543 52,434
その他 16,331 7,501
固定負債合計 81,874 59,936
負債合計 1,841,033 2,106,698
純資産の部
株主資本
資本金 1,173,309 1,533,123
資本剰余金 1,186,420 1,546,234
利益剰余金 448,717 740,576
株主資本合計 2,808,446 3,819,934
新株予約権 0 0
非支配株主持分 235,716 198,233
純資産合計 3,044,163 4,018,167
負債純資産合計 4,885,196 6,124,865
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 2,379,019 3,691,567
売上原価 1,305,927 2,073,634
売上総利益 1,073,092 1,617,933
販売費及び一般管理費
役員報酬 112,788 138,338
給料及び手当 207,356 278,282
賞与引当金繰入額 85,238 95,300
役員賞与引当金繰入額 37,000 38,500
のれん償却額 49,000 44,438
その他 355,321 570,198
販売費及び一般管理費合計 846,704 1,165,057
営業利益 226,387 452,875
営業外収益
受取利息 161 139
受取手数料 400 -
補助金収入 - 2,000
その他 103 78
営業外収益合計 665 2,218
営業外費用
支払利息 473 253
上場関連費用 - 26,083
その他 0 2
営業外費用合計 473 26,340
経常利益 226,579 428,752
特別損失
本社移転費用 - 2,548
特別損失合計 - 2,548
税金等調整前当期純利益 226,579 426,204
法人税、住民税及び事業税 129,656 198,440
法人税等調整額 △37,898 △26,611
法人税等合計 91,758 171,829
当期純利益 134,820 254,375
非支配株主に帰属する当期純損失(△) - △37,483
親会社株主に帰属する当期純利益 134,820 291,858
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
当期純利益 134,820 254,375
包括利益 134,820 254,375
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 134,820 291,858
非支配株主に係る包括利益 - △37,483
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 1,173,309 1,186,420 313,896 2,673,625 0 - 2,673,625
当期変動額
新株の発行 - -
新株の発行(新株予
- -
約権の行使)
親会社株主に帰属す
134,820 134,820 134,820
る当期純利益
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - 235,716 235,716
額)
当期変動額合計 - - 134,820 134,820 - 235,716 370,537
当期末残高 1,173,309 1,186,420 448,717 2,808,446 0 235,716 3,044,163
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 1,173,309 1,186,420 448,717 2,808,446 0 235,716 3,044,163
当期変動額
新株の発行 359,049 359,049 718,098 718,098
新株の発行(新株予
765 765 1,530 1,530
約権の行使)
親会社株主に帰属す
291,858 291,858 291,858
る当期純利益
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △0 △37,483 △37,483
額)
当期変動額合計 359,814 359,814 291,858 1,011,487 △0 △37,483 974,004
当期末残高 1,533,123 1,546,234 740,576 3,819,934 0 198,233 4,018,167
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 226,579 426,204
減価償却費 143,446 187,935
のれん償却額 49,000 44,438
補助金収入 - △2,000
賞与引当金の増減額(△は減少) 55,858 10,062
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 20,790 1,500
貸倒引当金の増減額(△は減少) △8,104 114
上場関連費用 - 26,083
本社移転費用 - 2,548
受取利息 △161 △139
支払利息 473 253
売上債権の増減額(△は増加) 41,560 △9,766
たな卸資産の増減額(△は増加) △103,792 △1,266,691
仕入債務の増減額(△は減少) △42,022 320,152
預り金の増減額(△は減少) 290,864 △169,953
その他 △214,917 32,215
小計 459,573 △397,042
利息の受取額 24 124
利息の支払額 △473 △253
補助金の受取額 - 2,000
本社移転費用の支払額 - △2,548
法人税等の支払額 △120,047 △139,592
営業活動によるキャッシュ・フロー 339,077 △537,312
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △24,933 △29,320
無形固定資産の取得による支出 △146,628 △292,216
敷金の回収による収入 - 15,734
敷金の差入による支出 △200 △24,409
その他 50 △6,537
投資活動によるキャッシュ・フロー △171,712 △336,749
財務活動によるキャッシュ・フロー
新株予約権の行使による株式の発行による収入 - 1,530
株式の発行による収入 - 718,098
上場関連費用の支出 - △25,441
非支配株主からの払込みによる収入 240,100 -
その他 △12,932 △9,591
財務活動によるキャッシュ・フロー 227,167 684,596
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 394,532 △189,465
現金及び現金同等物の期首残高 2,740,961 3,135,493
現金及び現金同等物の期末残高 3,135,493 2,946,028
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループの事業セグメントは、対面決済処理サービス事業のみの単一のセグメントであり重要性が乏しい
ため、セグメント情報の記載を省略しております。
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(4051) 2020年9月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
1株当たり純資産額 781円17銭 967円47銭
1株当たり当期純利益 37円50銭 79円84銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 - 78円73銭
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式が存在するものの、当社株式は非上場
であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.当社は、2020年7月15日に東京証券取引所マザーズに上場したため、当連結会計年度の潜在株式調整後1株
当たり当期純利益は、新規上場日から当連結会計年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定して
おります。
3.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。前連結
会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在
株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
4.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 134,820 291,858
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
134,820 291,858
(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 3,595,170 3,655,373
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) - 51,718
(うち新株予約権(株)) - (51,718)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり 新株予約権3種類
-
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要 (新株予約権の数7,064個)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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