4047 関電化 2019-05-23 13:00:00
2019年3月期 決算・中期経営計画説明会資料 [pdf]
2019年5月23日
各 位
会 社 名 関東電化工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 長谷川淳一
(コード番号 4047 東証第 1 部)
問合せ先 法務・総務部マネージャー 上原佳浩
(TEL. 03 - 3257- 0371 )
2019年3月期 決算・中期経営計画 説明会資料
当社では、本日5月23日、機関投資家・証券アナリスト向けに2019年3
月期 決算・中期経営計画説明会を開催いたします。
2019年3月期 決算の概要、今後の業績見通しと中期経営計画につい
て説明いたしますが、その資料を添付いたします。
以 上
2019年3⽉期 決算・中期経営計画説明会
関東電化⼯業株式会社
1
説明内容
1.2019年3⽉期 決算の概要
2.業績の⾒通し・今後の動向
3.第11次中期経営計画の概要
※増減率を除き、表⽰単位未満は切り捨てて表⽰
関東電化⼯業株式会社
2
事業セグメント
名 称 内 容
無機製品 か性ソーダ、塩酸、次亜塩素酸ソーダ、塩化アルミニウム等
基礎化学品
事業 有機製品 トリクロールエチレン、パークロールエチレン、塩化ビニリデン、シクロヘキサノール等
六フッ化硫⻩、四フッ化炭素、三フッ化メタン、六フッ化エタン、三フッ化窒素、ヘキサフ
精密化学品 ルオロ-1,3-ブタジエン、⼋フッ化プロパン、六フッ化タングステン、四フッ化ケイ素、三
フッ素系製品
事業 フッ化塩素、⼋フッ化シクロブタン、モノフルオロメタン、硫化カルボニル、五フッ化ヨウ素、
六フッ化リン酸リチウム、ホウフッ化リチウム等
鉄系事業 鉄系製品 キャリヤー、マグネタイト、顔料、鉄酸化物等
商事事業 関電興産㈱ 化学⼯業薬品の販売および容器整備、保険代理店業務等
設備事業 ㈱上備製作所 ⼯場プラント建設、⼯場設備保全⼯事等
関東電化⼯業株式会社
3
関東電化グループ(連結⼦会社)
(単位︓百万円)
出資 2019/3期
資本⾦ 対前期⽐ 主要な事業内容
⽐率% 売上⾼
化学⼯業薬品の販売および容器整備、
関電興産(株) 10 100.0 6,832 435
保険代理店
(株)上備製作所 120 49.4 4,734 △200 化学⼯業⽤設備の製作・加⼯・修理
森下弁柄⼯業(株) 27 99.3 832 △74 鉄酸化物の製造販売
関東電化KOREA(株) 3億ウオン 90.0 12,402 1,296 フッ素系製品の販売
台湾関東電化股份有限
7百万NTドル 100.0 5,473 288 フッ素系製品の販売
公司
関東電化ファインプロダク
215億ウオン 100.0 ― ― フッ素系製品の製造・販売
ツ韓国(株)
合計 30,276 1,744
関東電化⼯業株式会社
4
連結決算のポイント
(単位︓億円)
2018/3 2019/3 差額
売上⾼ 513 552 38
営業利益 90 94 4
純利益※ 61 65 4
※親会社株主に帰属する当期純利益
【売上⾼】 (+38億円)
・基礎化学品事業は、価格修正効果により増収(+7億円)
・精密化学品事業は、販売数量の増加により増収(+34億円)
・鉄系事業(△0.2億円)、商事事業(+0.2億円)、設備事業(△3.7億円)
【営業利益】 (+4億円)
基礎化学品事業(+3.1億円)、精密化学品事業(△1.0億円)
鉄系事業(△0.8億円)、商事事業(+0.3億円)、設備事業(+2.3億円)
関東電化⼯業株式会社
5
基礎化学品事業部⾨
(単位︓億円)
2018/3 2019/3 差額
売上⾼ 60 68 7
営業利益 △0 2 3
【売上⾼】
・か性ソーダ・・・販売数量は減少したものの価格修正効果により増収。
・塩酸・・・販売数量の減少により減収。
・トリクロールエチレン・・・販売数量の増加により増収。
・パークロールエチレン・・・前期並み。
【営業利益】
・原材料価格は上昇したものの、価格修正効果により増益。
関東電化⼯業株式会社
6
精密化学品事業部⾨
(単位︓億円)
2018/3 2019/3 差額
売上⾼ 379 414 34
営業利益 84 83 △1
【売上⾼】
・三フッ化窒素・・・販売数量の減少により減収。
・六フッ化タングステン・・・販売数量の増加により増収。
・六フッ化リン酸リチウム・・・販売数量の増加により増収。
【営業利益】
・フッ素系特殊ガスの増収効果はあるものの、原材料価格・固定費の増加等により減益。
関東電化⼯業株式会社
7
鉄系・商事・設備事業部⾨
(単位︓億円)
2018/3 2019/3 差額
売上⾼ 73 69 △3
営業利益 6 8 1
【鉄系事業】
鉄酸化物の販売減少により減収。
【商事事業】
連結⼦会社である関電興産の化学⼯業薬品の販売増加により増収。
【設備事業】
連結⼦会社である上備製作所の請負⼯事減少により減収。
関東電化⼯業株式会社
8
連結営業利益差異分析(2018/3 対 2019/3)
130
120
110 △16.3
+29.0
100
△6.7 +3.3
△7.1 +1.8
90
80 90.5 90.5
96.5
89.4 89.4 91.2 94.5
70
︵ そ グ ︵ ︵
営 販 数 原 減 の ル コ 営
業 材 価 他 ス 業
(
売 量 そ
利 前 要 ・ 料 償 固 プ ト 利 当
期 価 却 定 の 削 期
益 因 単 他 益
︶ 格 費 費 会 減 ︶
価 社
上 増 増 等
昇 加 加 増 ︶
)
益
関東電化⼯業株式会社
9
営業利益と営業利益率の推移(連結)
100 (億円) 25.0%
営業利益 0 0
20.1% 20.3% 0
営業利益率 0
80 20.0%
17.6% 17.1%
60 15.0%
12.1%
0 93 90 94
40 86 10.0%
20 46 5.0%
0 0.0%
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
関東電化⼯業株式会社
10
設備投資・減価償却費の推移(連結)
(億円)
100
設備投資額
減価償却費
80
60
102
40 81
61
50
20 43
33 28
25 24
13
0
投資 償却 投資 償却 投資 償却 投資 償却 投資 償却
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
関東電化⼯業株式会社
11
有利⼦負債・⾃⼰資本⽐率の推移(連結)
(%):自己資本比率
(億円):有利子負債
300 100.0
有利⼦負債
90.0
⾃⼰資本⽐率%
250
80.0
200 70.0
208
205 52.7 54.7 60.0
150
46.7 52.7
165 50.0
100 35.6 40.0
145
128 30.0
50
20.0
0 10.0
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
関東電化⼯業株式会社
12
説明内容
1.2019年3⽉期 決算の概要
2.業績の⾒通し・今後の動向
3.第11次中期経営計画の概要
※増減率を除き、表⽰単位未満は切り捨てて表⽰
関東電化⼯業株式会社
13
セグメント別業績予想(連結)
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益
2019/3 2020/3 差額 2019/3 2020/3 差額
基 礎 68 65 △3 2 2 △0
精 密 414 409 △5 83 48 △35
その他※ 69 69 △0 8 6 △2
合 計 552 543 △9 94 56 △38
【業績予想前提】
設備投資費 102 121 19 為替レート ︓110円/$
減価償却費 50 64 13 ※その他には、鉄系事業、商事事業、設備事業および
連結調整を含みます。
研究開発費 12 13 1
関東電化⼯業株式会社
14
連結営業利益差異分析(2019年3⽉期 対 2020年3⽉期)
100
90
△22
80 +6
70 △13
94
60 △10 +1
50 56
40 ︵ ︵ 原 そ ︵
営 材 減 の そ
業 価 他 の 営 ⾒
実 料
利 価 償 固 他 業
績 数 込
益 販 量 格 却 定 利 み
︶ 売 ・ 費 費 益
要 低
単 下 増 増 ︶
因 価 加 加
︶
関東電化⼯業株式会社
15
セグメント別業績予想(連結) 上期下期⽐較
(単位︓億円)
2020/3 売上⾼ 2020/3 営業利益
上期⾒込 下期⾒込 差額 上期⾒込 下期⾒込 差額
基 礎 31 34 3 0 2 2
精 密 192 217 25 19 29 10
その他※ 35 34 △1 3 3 0
合 計 258 285 27 22 34 12
設備投資費 63 58 △4 ※その他には、鉄系事業、商事事
業、設備事業および連結調整を含
減価償却費 26 37 11 みます。
研究開発費 7 6 △0
関東電化⼯業株式会社
16
-主な製品の⾒通し- 三フッ化窒素(NF3)
半導体・液晶製造プラズマCVD装置のチャンバークリーニングガス
製造能⼒ 3,700t/年
t 【需要動向(2019年度以降は予想)】 【現在のシェア予想】
35000
当社シェアは2割弱
30000
25000
20000
15000
10000 当社
5000
0
2016 2017 2018 2019 2020 2021
当社 A社 B社 C社 D社 その他
半導体関係 液晶関係
関東電化⼯業株式会社
17
-主な製品の⾒通し- 六フッ化タングステン(WF6)
半導体⽤配線材料ガス。
需要の拡⼤に対応するため増設中。
⽣産能⼒720t/年(2016.11) ⇒ 910t/年(2018.08) ⇒ 1,400t/年(2019.10予定)
t 【需要動向(2019年度以降は予想)】 【現在のシェア予想】
5000
当社シェアは約3割
4000
3000
2000 当社
1000
当社 A社 B社 C社 D社 その他
0
2016 2017 2018 2019 2020 2021
関東電化⼯業株式会社
18
-主な製品の⾒通し- ヘキサフルオロ-1,3-ブタジエン(C4F6)
半導体⽤エッチングガス。
製造能⼒ 125t/年 ⇒ 160t/年(2018.12) ⇒ 260t/年(2019.12予定)
【需要動向(2019年度以降は予想)】
t
800
【現在のシェア予想】
600
当社シェアは約3割
400
当社
200
0 当社 A社 B社 C社 その他
2016 2017 2018 2019 2020 2021
関東電化⼯業株式会社
19
-主な製品の⾒通し- 硫化カルボニル(COS)
半導体⽤エッチングガス。
製造能⼒ 40t/年 ⇒ 80t/年(現在)
t 【需要動向(2019年度以降は予想)】
120
【現在のシェア予想】
100
当社シェアは6割以上
80
60
当社
40
20
0 当社 他社
2016 2017 2018 2019 2020 2021
関東電化⼯業株式会社
20
-主な製品の⾒通し -六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)
リチウムイオン⼆次電池の材料である電解質
EV等の⾞載向け需要が本格化
現在の製造能⼒は5,400t/年
【需要動向(2019年度以降は予想)】
t 【現在のシェア予想】
60000 車載用電池
当社シェアは1割台半ば 電池特性、安全性等の要求が強い
50000 高品質のLiPF6が必須となる
40000
30000
当社
20000
10000
0 当社 A社 B社 C社 D社 E社 F社 その他
2016 2017 2018 2019 2020 2021
関東電化⼯業株式会社
21
創造的開発型企業へ
関東電化工業株式会社
22
説明内容
1.2019年3⽉期 決算の概要
2.業績の⾒通し・今後の動向
3.第11次中期経営計画の概要
※増減率を除き、表⽰単位未満は切り捨てて表⽰
関東電化⼯業株式会社
23
第11次中期経営計画
“Journey to 1000”
〜精密化学品事業の拡⼤推進と競争⼒を育成するとともに
新事業創出による成⻑基盤を強化する〜
関東電化⼯業株式会社
24
第10次中期経営計画の実績
(単位︓億円)
2016/3 2019/3 当初⽬標
売上⾼(連結) 430 552 550
営業利益(連結) 86 94 100
⾃⼰資本⽐率%(単体) 47.7% 55.4% 50%以上
数値⽬標→営業利益以外は達成。
『既存事業の収益⼒強化』→⽣産性向上、他社に先⾏した増設を実施することで⾼収益維持。
『経営の安定化』→ ⾃⼰資本⽐率の改善、韓国⽣産拠点設⽴によるBCP強化と為替リスク低減。
『新規事業の早期創出』→研究拠点の再構築と⼈材育成で課題を残す。
関東電化⼯業株式会社
25
第11次中期経営計画に向けて
更なる成⻑と社会の変化に対応するために…
①中⻑期的な企業価値向上と持続的成⻑の推進
➡成⻑基盤強化
②デジタル化の急速な進展への対応
➡IoT、AI活⽤
③⼈材育成と働き⽅改⾰の推進
➡働きがい
関東電化⼯業株式会社
26
10年後のありたい姿
安定した経営基盤のもと、安全で働きがいを実感できる環境を提供し、独
⾃性・優位性ある製品で世界最先端の技術を⽀え社会に貢献する「創造
的開発型企業」へ成⻑する
「2024年度 連結売上⾼ 1000億円達成」と10年後を⾒据えた、直近3ヶ年
(2019-2021年度)の重点戦略⇒第11次中期経営計画
“Journey to 1000”
〜精密化学品事業の拡⼤推進と競争⼒を育成するとともに
新事業創出による成⻑基盤を強化する〜
関東電化⼯業株式会社
27
2027年度に向けた取り組み
売上⾼1,000億円
海外⽣産⽐率20% 2027
関東電化⼯業グループの10年後のありたい姿 新製品売上⾼30億円
安定した経営基盤のもと、安全で働きがいを実感できる環境を提供し、
独⾃性・優位性ある製品で世界最先端の技術を⽀え社会に貢献する
「創造的開発型企業」へ成⻑する
売上⾼ 1,200億円
2024 営業利益率 15%以上
海外⽣産⽐率 30%
新製品売上⾼ 200億円以上
(第10次中期経営計画) (第11次中期経営計画)
1st STEP Journey to 1000 第12次中期経営計画 第13次中期経営計画
【体質強化】 【成⻑基盤強化】 【成⻑加速】 【企業価値向上】
・既存事業の収益⼒強化 ・精密化学品事業の拡⼤推進 ・持続的成⻑と競争⼒育成 ・企業価値、社会価値向上
・経営の安定化 ・⽣産技術⼒の底上げ ・新事業分野の創出 ・創造的開発型企業への成⻑
・新規事業の早期創出 ・新規事業の早期創出
・総合⼒と企業価値向上
関東電化⼯業株式会社
28
重点戦略
精密化学品事 精密化学品新製品の早期市場投⼊
海外⽣産拠点の安定稼働
業の拡⼤推進 顧客密着と顧客提案⼒の強化
⽣産技術⼒の 基盤技術(電解・フッ素化・分析)の向上
品質評価能⼒の向上
底上げ IoT,AIを活⽤した省⼒化の推進
新規事業の 当社独⾃の優位性ある技術育成
マーケットイン型の開発強化
早期創出 事業化ストーリーと戦略化推進
新規事業の早期提案
グループ総合 基本3課題(安全・利益・改善)の定着化
会社とともに成⻑する⼈材育成
⼒強化 資本政策と株主還元強化
ESGシフトと 環境配慮型リサイクル技術育成
社会価値と経済価値を⾼めるガバナンス
企業価値向上 多様性と働きがいのある職場環境構築
ROE、TSR、資本コストを意識した経営
関東電化⼯業株式会社
29
経営指標
経営指標 2022/3(最終年度) 2019/3
売上⾼(連結) 700 552
営業利益(連結) 120 94
⾃⼰資本⽐率(連結) 50%以上 54.7
ROE (連結) 15%以上 16.1%
配当性向(単体) 20%以上※ 12.0%
※3年間で段階的に引き上げた最終年度の⽬標
関東電化⼯業株式会社 30
経営指標
(単位︓億円)
第11次中期経営計画
2019/3
実績 2020/3 2021/3 2022/3
売上⾼ 552 543 630 700
営業利益 94 56 100 120
設備投資・投融資 102 400※
※設備投資・投融資400億円・・・3年間の合計額
関東電化⼯業株式会社 31
注意事項
本資料は、金融商品取引法等のディスクロージャ
ー資料ではなく、その情報の正確性、完全性を保
証するものではありません。
本資料の業績予想は、本資料の発表日現在にお
いて入手可能な情報に基づき作成したものであり
、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想
数値と異なります。
関東電化⼯業株式会社
32