4042 東ソー 2019-05-17 10:00:00
2019~2021年度 中期経営計画の概要 [pdf]

                                                                                     2019 年 5 月 17 日
各    位
                                                 会 社 名        東ソー株式会社
                                                 代表者名         代表取締役社長 山本 寿宣
                                                               (コード番号 4042 東証第1部)
                                                 問合せ先         広報室長 木内 孝文
                                                               (TEL:03-5427-5103)



                           2019~2021年度 中期経営計画の概要


 東ソー株式会社は、2019 年度から 2021 年度を対象期間とする中期経営計画を策定しましたので、その概要
を下記の通りお知らせいたします。



                                                 記

1.   経営方針
     1.1 基本方針
          ハイブリッド経営による収益の安定・拡大
            コモディティ事業
             能力増強も視野に一段の基盤強化を進め、競争力・収益力の向上を図る
            スペシャリティ事業
             成長分野の差別化・能力増強による事業規模拡大、新規事業の育成により、
              収益基盤の安定・拡充を図る
          安全基盤の強化・安全文化の醸成
             プラントの安全操業は社会的責務であり、全てに優先する
          強固な財務基盤の維持
             大型投資・M&Aをタイムリーに実行できる強固な財務基盤を維持する
          省エネ・CO2 有効利用の推進
             省エネは社会的責務であり、不断の投資を継続する

     1.2 数値目標
                                                            (億円)   《参考》前中計の達成状況
                     18年度実績        19年度予想         21年度目標            18年度目標   差異
         売   上   高      8,615         8,600          8,900             7,500  1,115
         営 業 利 益         1,057            950           1,100             850         207
         営業利益率           12.3%         11.0%          10% 以上         10% 以上           達成
         R   O   E       15.1%          -             10% 以上         10% 以上           達成
         ※売上高は下記前提での参考値、ナフサ価格(フォーミュラ製品)やコモディティ製品の市況変動で売上高は大きく増減
           ド   ル      110 円/$       110 円/$           110 円/$        110 円/$       00 円/$
         前
         提 ユ ー ロ
                      130 円/€       125 円/€           125 円/€        120 円/€        10 円/€
           ナ フ サ     49,475 円/kl   46,000 円/kl       46,000 円/kl    40,000 円/kl   9,475 円/kl
2.   投資方針
     2.1 方向性
         コモディティ事業
          事業基盤の更なる強化
            クロアリ基盤強化(海外新拠点の設立を含め検討、大洋塩ビ大阪工場は閉鎖)、MDI デボトル増強
            発電設備効率化、バイオマス混焼(省エネ推進)
          誘導品の更なる強化
            高度さらし粉、超高分子量 PE
         スペシャリティ事業
          成長分野の能力増強
            CR、新規セラミックス材料、グリコカラム・溶離液、臭素・難燃剤
          需要動向見極め、半導体関連へ追加投資
            石英ガラス素材・加工品
         インフラ関連
          物流インフラの強化・効率化
            総合物流倉庫新設、エチレン・VCM 船更新

     2.2 投融資計画
          19-21 年度投資額=通常設備投資 1,400 億円+M&A等 300 億円+α:クロアリ成長投資
          M&A枠は目安として 300 億円を設定、バイオ関連を中心に探索
           【主な設備投資計画】
           ・ CR(デボトル)       ・ 半導体関連製品(増設) ・ 発電ボイラ バイオマス混焼対応
           ・ 新規セラミックス材料(新設)   ・ MDI(デボトル)     ・ 総合物流倉庫(新設)
           ・ グリコカラム・溶離液(自動化) ・ 高度さらし粉(S&B)     ・ エチレン・VCM 船更新
           ・ 臭素(S&B)          ・ 超高分子量 PE
           ・ 臭素系難燃剤(増設)       ・ 発電設備効率化

3.   研究開発方針
      前中計での施策を基盤に、新製品の開発加速
      MI技術構築による材料設計の効率化 ※MI:マテリアルズ・インフォマティクスの略
      SDGs を踏まえた研究開発の推進

4.   財務方針
      大型投資・M&Aをタイムリーに実行できる強固な財務基盤を維持
      強固な財務基盤を維持することで、安定配当の継続を実現

5.   株主還元
      安定配当の継続が基本
      配当は期間業績、フリーCF、将来の事業展開等を総合的に勘案して決定
      配当性向は 30%程度を目安とする

≪注意事項≫
本資料の計画は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した予想です。従いまして、今後の国内外の経済情
勢や予測不可能な要素等により、実際の業績は計画値と大幅に異なる可能性があります。

                                                             以 上