4042 東ソー 2021-11-02 13:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月2日
上 場 会 社 名 東ソー株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4042 URL https://www.tosoh.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 山本 寿宣
問合せ先責任者 (役職名) 上席執行役員 経営管理室長 (氏名) 米澤 啓 (TEL) 03-5427-5123
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 2021年12月2日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 428,515 30.5 65,322 270.2 68,954 283.6 46,031 293.0
2021年3月期第2四半期 328,466 △17.1 17,643 △56.3 17,974 △57.1 11,713 △56.3
(注)包括利益 2022年3月期第2四半期 52,923百万円( 270.2%) 2021年3月期第2四半期 14,294百万円( △44.4%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 144.68 144.59
2021年3月期第2四半期 36.48 36.45
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第2四半期 1,021,375 704,043 64.2
2021年3月期 982,776 661,679 62.6
(参考) 自己資本 2022年3月期第2四半期 656,020百万円 2021年3月期 615,570百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 ― 28.00 ― 32.00 60.00
2022年3月期 ― 30.00
2022年3月期(予想) ― 30.00 60.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 890,000 21.4 116,000 32.1 121,000 27.2 80,000 26.4 251.44
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 325,080,956株 2021年3月期 325,080,956株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 6,871,508株 2021年3月期 6,934,001株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 318,169,068株 2021年3月期2Q 321,124,711株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、上
記業績予想に関する事項等は、添付資料の4ページをご覧ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法)
四半期決算説明資料を当社ホームページに掲載しております。
東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.5
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………P.9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.10
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………P.10
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………P.10
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.11
3.補足情報 …………………………………………………………………………………………………P.13
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)のわが国経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症が大
きな影響を及ぼしました。輸出や設備投資の増加を背景に景気持ち直しの動きは続いているものの、ワクチン接種が進む中
でも感染再拡大への懸念から社会・経済活動は制限され、依然として先行き不透明な状況が続きました。世界経済について
も、ワクチン接種が進展する先進国を中心に経済活動の制限が段階的に緩和され需要が回復基調にあるものの、感染症拡大
の波が断続的に訪れ、本格的な経済活動の再開に向けては未だ予断を許さない状況が続いております。
このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、ナフサ等の原燃料価格及び海外製品市況の上昇によ
る販売価格の上昇に加え、需要の回復による販売数量の増加により、4,285億円と前年同期に比べ1,000億円(30.5%)の増収
となりました。営業利益は、販売価格の上昇が原燃料高の影響を上回ることで交易条件が改善し、653億円と前年同期に比べ
477億円(270.2%)の増益となりました。経常利益は、690億円と前年同期に比べ510億円(283.6%)の増益となり、親会社
株主に帰属する四半期純損益については、460億円と前年同期に比べ343億円(293.0%)の増益となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
石 油 化 学 事 業
プロピレン及びキュメンは、非定修年による生産量の増加に伴い出荷が増加いたしました。また、ナフサ等の原燃料価格
及び海外製品市況の上昇により、製品価格が上昇いたしました。
ポリエチレン樹脂は、需要の回復に伴い国内輸出ともに出荷が増加いたしました。また、ナフサ価格及び海外市況
の上昇を反映して製品価格が上昇いたしました。クロロプレンゴムは、需要の回復に伴いアジア向けを中心に輸出が
増加いたしました。
この結果、売上高は、前年同期に比べ323億円(58.2%)増加し877億円となり、営業損益は、幅広い製品の出荷増加に加
え、ナフサ等原料価格上昇による製品受払差の改善により、前年同期に比べ91億円増加し86億円の営業利益となりました。
ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業
苛性ソーダは、生産量の減少に伴い出荷が減少いたしました。塩化ビニルモノマー及び塩化ビニル樹脂は、いずれも生産
量の減少に伴い出荷が減少いたしましたが、ナフサ価格及び海外市況の上昇を反映し、塩ビ製品の製品価格は上昇いたしま
した。
セメントは、国内輸出ともに出荷が堅調に推移いたしました。
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、前期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により稼働を停止
していた中国の生産子会社が順調に稼働したことや需要の回復に伴い、国内輸出ともに出荷が増加いたしました。ま
た、海外市況の上昇を反映し製品価格が上昇いたしました。ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤は、
需要の回復に伴い国内輸出ともに出荷が増加いたしました。また、海外市況の上昇を反映し製品価格が上昇いたしま
した。
この結果、売上高は前年同期に比べ410億円(34.5%)増加し1,601億円となり、営業利益は、塩ビ製品やウレタン原料の交
易条件の改善により、前年同期に比べ272億円増加し281億円となりました。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
機 能 商 品 事 業
エチレンアミンは、需要の回復に伴い国内輸出ともに出荷が増加いたしました。また、海外市況の上昇により製品価格は
上昇いたしました。
計測関連商品は、欧米及び中国向けに液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が増加いたしました。診断関連商品は、需
要の回復に伴い国内、欧米及びアジア向けに体外診断用医薬品の出荷が増加いたしました。
ハイシリカゼオライトは、需要の回復に伴い自動車排ガス触媒用途を中心に国内輸出ともに出荷が増加いたしました。ジ
ルコニアは、需要の回復に伴い歯科材料用途の輸出が増加いたしました。石英ガラスは、半導体需要の拡大に伴い出荷が増
加いたしました。電解二酸化マンガンは、乾電池用途を中心に出荷が増加いたしました。
この結果、売上高は、前年同期に比べ233億円(26.8%)増加し1,100億円となり、営業利益は、主に需要の回復に
よる販売数量増加の影響により、前年同期に比べ109億円(96.5%)増加し222億円となりました。
エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業
水処理エンジニアリング事業は、電子産業分野を中心に受注した国内外の大型案件の工事が順調に進捗したことか
ら、売上高が増加いたしました。
建設子会社の売上高は増加いたしました。
この結果、売上高は前年同期に比べ49億円(10.3%)増加し528億円となり、営業利益は前年同期に比べ5億円
(11.8%)増加し50億円となりました。
そ の 他 事 業
商社等その他事業会社の売上高は減少いたしました。
この結果、売上高は前年同期に比べ14億円(7.5%)減少し180億円となりましたが、営業利益は前年同期に比べ0
億円(1.4%)増加し14億円となりました。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
総資産は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加等により、前期末に比べ386億円増加し1兆214億円となりまし
た。
負債は、長期借入金の減少等により、前期末に比べ38億円減少し3,173億円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前期末に比べ424億円増加し7,040億円となりまし
た。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞していた国内外の経済は、ワクチン接種の進
展とそれに伴う経済・社会活動制限の緩和により回復し、本格的な景気回復局面を迎えることが期待されております。一方、
足元では半導体をはじめ世界的な供給網の混乱、原油・石炭などの資源価格の高騰、中国の景気減速といった景気回復への
逆風も懸念されるなど、景気の先行きは依然不透明な状況にあります。
このような状況の下、当社グループといたしましては、国内外のコロナ禍収束状況はもとより、様々な要因により変動す
る原燃料価格や海外製品市況、為替レートの動向などに注意を払い、事業環境の変化に対して迅速かつ柔軟に対応し収益確
保に努めてまいります。
通期の業績予想につきましては、2021年8月3日に公表した予想値を下記の通り修正いたしました。
なお、通期業績における下期の前提については、国産ナフサ価格を60,000円/KL、為替レートを110円/US$としております。
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 820,000 106,000 109,000 71,000 223.17
今回発表予想(B) 890,000 116,000 121,000 80,000 251.44
増減額(B-A) 70,000 10,000 12,000 9,000
増減率(%) 8.5 9.4 11.0 12.7
(ご参考)前期実績
732,850 87,819 95,138 63,276 197.89
(2021年3月期)
詳細につきましては、本日公表しました「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 149,165 136,660
受取手形及び売掛金 225,459 ―
受取手形、売掛金及び契約資産 ― 250,802
商品及び製品 95,455 105,992
仕掛品 13,638 10,473
原材料及び貯蔵品 46,471 46,047
その他 22,975 32,331
貸倒引当金 △648 △654
流動資産合計 552,517 581,652
固定資産
有形固定資産
機械装置及び運搬具(純額) 111,397 118,163
土地 71,436 71,502
その他(純額) 132,632 133,026
有形固定資産合計 315,466 322,691
無形固定資産 4,673 4,843
投資その他の資産
投資有価証券 62,576 64,216
退職給付に係る資産 27,387 28,053
その他 20,870 20,692
貸倒引当金 △715 △775
投資その他の資産合計 110,118 112,187
固定資産合計 430,258 439,722
資産合計 982,776 1,021,375
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 91,377 99,729
短期借入金 99,840 100,022
未払法人税等 23,478 20,714
引当金 10,873 13,124
その他 38,050 31,632
流動負債合計 263,620 265,224
固定負債
長期借入金 26,685 22,432
引当金 2,843 1,078
退職給付に係る負債 20,582 21,177
その他 7,364 7,418
固定負債合計 57,476 52,107
負債合計 321,096 317,331
純資産の部
株主資本
資本金 55,173 55,173
資本剰余金 45,096 45,081
利益剰余金 513,338 548,983
自己株式 △10,104 △10,015
株主資本合計 603,504 639,222
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 12,750 13,638
繰延ヘッジ損益 ― △52
為替換算調整勘定 △5,852 △1,597
退職給付に係る調整累計額 5,167 4,808
その他の包括利益累計額合計 12,066 16,797
新株予約権 213 178
非支配株主持分 45,895 47,844
純資産合計 661,679 704,043
負債純資産合計 982,776 1,021,375
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 328,466 428,515
売上原価 254,967 302,567
売上総利益 73,499 125,948
販売費及び一般管理費 55,855 60,625
営業利益 17,643 65,322
営業外収益
受取利息 215 160
受取配当金 865 1,150
為替差益 ― 832
持分法による投資利益 547 961
その他 1,099 1,325
営業外収益合計 2,728 4,429
営業外費用
支払利息 694 547
為替差損 1,269 ―
その他 434 250
営業外費用合計 2,398 798
経常利益 17,974 68,954
特別利益
固定資産売却益 10 110
投資有価証券売却益 2,590 147
特別利益合計 2,600 258
特別損失
固定資産売却損 763 36
固定資産除却損 1,192 1,187
投資有価証券売却損 ― 1
投資有価証券評価損 23 2
減損損失 ― 0
特別損失合計 1,980 1,228
税金等調整前四半期純利益 18,594 67,983
法人税等 6,202 20,406
四半期純利益 12,392 47,576
非支配株主に帰属する四半期純利益 679 1,545
親会社株主に帰属する四半期純利益 11,713 46,031
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益 12,392 47,576
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 3,028 828
繰延ヘッジ損益 0 △65
為替換算調整勘定 △1,135 4,762
退職給付に係る調整額 14 △331
持分法適用会社に対する持分相当額 △5 153
その他の包括利益合計 1,901 5,346
四半期包括利益 14,294 52,923
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 13,672 50,762
非支配株主に係る四半期包括利益 621 2,160
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 18,594 67,983
減価償却費 20,012 19,946
減損損失 ― 0
退職給付に係る資産負債の増減額 △225 △591
受取利息及び受取配当金 △1,081 △1,310
支払利息 694 547
為替差損益(△は益) 180 △47
持分法による投資損益(△は益) △547 △961
投資有価証券評価損益(△は益) 23 2
固定資産売却損益(△は益) 753 △73
固定資産除却損 1,192 1,187
売上債権の増減額(△は増加) 8,647 ―
売上債権及び契約資産の増減額(△は増加) ― △21,343
棚卸資産の増減額(△は増加) 3,750 △6,217
仕入債務の増減額(△は減少) △9,885 5,377
その他 △11,395 △14,797
小計 30,713 49,702
利息及び配当金の受取額 1,464 1,637
利息の支払額 △645 △565
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △8,878 △23,202
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,653 27,573
投資活動によるキャッシュ・フロー
固定資産の取得による支出 △26,696 △25,523
固定資産の売却による収入 836 96
投資有価証券の取得による支出 △148 △448
投資有価証券の売却及び償還による収入 3,882 408
貸付けによる支出 △3,016 △1,587
貸付金の回収による収入 2,172 1,500
その他 △813 △1,697
投資活動によるキャッシュ・フロー △23,783 △27,251
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 67,765 863
長期借入れによる収入 1,610 370
長期借入金の返済による支出 △7,918 △6,183
自己株式の取得による支出 △10,034 △7
配当金の支払額 △9,051 △10,165
非支配株主への配当金の支払額 △221 △424
その他 △42 96
財務活動によるキャッシュ・フロー 42,106 △15,450
現金及び現金同等物に係る換算差額 △804 2,336
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 40,172 △12,792
現金及び現金同等物の期首残高 97,235 148,397
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 ― 316
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物
△13 ―
の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の四半期末残高 137,393 135,921
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。但し、当
該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる会社については、法定実効税率を使
用して計算した結果を計上しております。
なお、法人税等調整額は法人税等に含めております。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等
を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又
はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりです。
(1)輸出取引に係る収益認識
輸出販売の一部に関して、従来は、出荷基準又は船積基準により収益を認識しておりましたが、財又はサ
ービスを顧客に移転し当該履行義務が充足された一時点で収益を認識する方法に変更しております。
(2)代理人取引に係る収益認識
顧客に移転する財又はサービスを支配しておらず、これらを手配するサービスのみを提供しているため、
代理人取引であると判断した取引に関して、従来は、顧客から受け取る対価の総額を収益として認識して
おりましたが、顧客から受け取る額から仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識する方法に変更し
ております。
(3)買戻し義務を負っている取引に係る収益認識
買戻し義務を負っている製品販売取引に関して、顧客から買い戻すと見込まれる製品については収益を認
識せず、当社が権利を得ると見込む対価の額で収益を認識する方法に変更しております。
(4)工事契約に係る収益認識
工事契約に関して、従来は、工事の進捗部分について成果の確実性が認められる工事については工事進行
基準を、その他の工事については工事完成基準を適用しておりましたが、財又はサービスに対する支配が
顧客に一定の期間にわたり移転する場合には、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつ
れて、一定の期間にわたり収益を認識する方法に変更しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定
は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価の合計に占める割合に基づいて
行っております。また、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費
用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しています。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、
第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半期連結会
計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しています。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は14,496百万円減少し、売上原価は14,318百万円減少し、販売費
及び一般管理費は341百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ163百万円増加
しております。また、利益剰余金の当期首残高は240百万円減少しております。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた
「受取手形及び売掛金」は、第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて表示するこ
ととしました。また、前第2四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動に
よるキャッシュ・フロー」に表示していた「売上債権の増減額(△は増加)」は、当第2四半期連結累計期間より
「売上債権及び契約資産の増減額(△は増加)」に含めて表示することとしました。なお、収益認識会計基準第
89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度及び前第2四半期連結累計期間について新たな表示方
法により組替えを行っておりません。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)
等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企
業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める
新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える影響はあり
ません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 損益計算書
クロル・ エンジニ 合計 調整額
石油化学 機能商品 (注)1 計上額
アルカリ アリング (注)2
売上高
外部顧客に対する
55,411 119,018 86,736 47,892 19,408 328,466 ― 328,466
売上高
セグメント間の内部
29,357 12,589 6,121 9,823 27,794 85,687 △85,687 ―
売上高又は振替高
計 84,768 131,607 92,857 57,716 47,203 414,153 △85,687 328,466
セグメント利益
又は損失(△)
△492 948 11,288 4,475 1,424 17,643 ― 17,643
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運送・倉庫、検査・分析、情報処
理事業等を含んでおります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれんに関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 損益計算書
クロル・ エンジニ 合計 調整額
石油化学 機能商品 (注)1 計上額
アルカリ アリング (注)2
売上高
外部顧客に対する
87,674 160,055 110,013 52,809 17,962 428,515 ― 428,515
売上高
セグメント間の内部
49,959 19,576 7,650 8,015 28,466 113,668 △113,668 ―
売上高又は振替高
計 137,634 179,632 117,663 60,824 46,429 542,184 △113,668 428,515
セグメント利益 8,578 28,113 22,183 5,002 1,444 65,322 ― 65,322
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運送・倉庫、検査・分析、情報処
理事業等を含んでおります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれんに関する情報
該当事項はありません。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
3.報告セグメントの変更等に関する事項
(会計方針の変更)に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認
識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しておりま
す。この結果、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間におけるセグメントごとの売上高は、「石油化
学」で9,326百万円減少、「クロル・アルカリ」で4,132百万円減少、「機能商品」で86百万円減少、「エンジニ
アリング」で1,536百万円増加、「その他」で2,488百万円減少しております。また、セグメント利益は、「石油
化学」で93百万円減少、「クロル・アルカリ」で1百万円減少、「機能商品」で125百万円増加、「エンジニアリ
ング」で132百万円増加しております。
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
3.補足情報
2021年度第2四半期連結決算概要
2021年11月2日
東ソー株式会社
(1)業績
(単位:億円)
2020年度 2021年度
増 減 2020年度 2021年度(予想)
第2四半期 第2四半期
売 上 高 3,285 4,285 1,000 7,329 8,900
営 業 利 益 176 653 477 878 1,160
経 常 利 益 180 690 510 951 1,210
親会社株主に帰属する四半期
117 460 343 633 800
( 当 期 ) 純 利 益
1株当 た り四 半 期( 当期 ) 純 利益 36円48銭 144円68銭 108円20銭 197円89銭 251円44銭
(2)指標
2020年度 2021年度
増 減 2020年度 2021年度(予想)
第2四半期 第2四半期
為替[TTM期中平均](円/$) 106.9 109.8 2.9 106.1 109.9
為替[TTM期中平均](円/EUR) 121.3 130.9 9.5 123.8 130.4
国産ナフサ価格(円/KL) 27,550 50,550 23,000 31,300 55,275
設 備 投 資 額 271 235 △ 36 506 510
減 価 償 却 費 185 180 △5 375 380
研 究 開 発 費 96 99 3 195 200
期 末 有 利 子 負 債 1,569 1,225 △ 345 1,265 890
金 融 収 支 4 8 4 4 8
自 己 資 本 比 率 ( % ) 61.0 64.2 3.2 62.6 65.0
期 末 従 業 員 数 ( 人 ) 13,656 14,068 412 13,631 14,100
(注)億円未満は四捨五入
(3)トピックス
○ 2021年 6月 クロロプレンゴム(CR)の生産能力を増強
○ 2022年度 冬 予定 臭素の生産能力を増強
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東ソー株式会社(4042) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(4)事業セグメント別増減内訳
(単位:億円)
2020年度 2021年度 増 減 要 因
増 減
第2四半期 第2四半期
数量差 価格差 交易条件 固定費差他
売 上 高 554 877 323 3 319 - -
石油化学
営 業 利 益 △5 86 91 38 - △ 13 66
売 上 高 1,190 1,601 410 7 404 - -
クロル・アルカリ
営 業 利 益 9 281 272 3 - 184 85
売 上 高 867 1,100 233 184 49 - -
機能商品
営 業 利 益 113 222 109 96 - 37 △ 24
売 上 高 479 528 49 40 9 - -
エンジニアリング
営 業 利 益 45 50 5 5 - 0 0
売 上 高 194 180 △ 14 △ 18 3 - -
その他
営 業 利 益 14 14 0 1 - 0 0
売 上 高 3,285 4,285 1,000 217 784 - -
合計
営 業 利 益 176 653 477 143 - 207 127
(注)億円未満は四捨五入
(5)業績予想
(単位:億円)
2021年度(予想) 内訳
2020年度 2021年度(予想) 増 減
上期 下期
売 上 高 1,314 1,759 445 877 882
石油化学
営 業 利 益 77 132 55 86 47
売 上 高 2,749 3,432 683 1,601 1,831
クロル・アルカリ
営 業 利 益 415 518 103 281 237
売 上 高 1,806 2,187 381 1,100 1,087
機能商品
営 業 利 益 235 363 128 222 141
売 上 高 1,062 1,171 109 528 643
エンジニアリング
営 業 利 益 120 120 0 50 70
売 上 高 398 352 △ 46 180 173
その他
営 業 利 益 31 26 △4 14 12
売 上 高 7,329 8,900 1,571 4,285 4,615
合計
営 業 利 益 878 1,160 282 653 507
(注)億円未満は四捨五入
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