4005 住友化 2019-10-21 15:00:00
第２四半期業績予想および通期業績予想の修正ならびに配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2019 年 10 月 21 日
各 位
会社名 住友化学株式会社
代表者 代表取締役社長 岩田 圭一
(コード番号 4005 東証第１部）
問合せ先 経理部長 丹 昌敏
(TEL 03-5543-5160)
第２四半期業績予想および通期業績予想の修正
ならびに配当予想の修正に関するお知らせ
最近の業績動向等を踏まえ、2019年５月15日に公表した2020年３月期の第２四半期連結累計期間および
通期の連結業績予想の修正ならびに配当予想を下記の通り修正いたしましたので、お知らせいたします。
記
1． 業績予想の修正について
2020年３月期第２四半期（累計）連結業績予想数値の修正（2019年４月１日～2019年９月30日）
コア営業利益 親会社の所有
基本的１株当た
売上収益 営業利益 者に帰属する
（注） り四半期利益
四半期利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想（Ａ） 1,180,000 80,000 75,000 35,000 21.41
今回修正予想（Ｂ） 1,107,000 84,000 102,000 29,000 17.74
増減額（Ｂ－Ａ） △73,000 4,000 27,000 △6,000
増減率（％） △6.2 5.0 36.0 △17.1
（ご参考）
前期第２四半期実績 1,122,118 102,106 91,932 61,486 37.61
（2019 年３月期第２四半期）
2020年３月期通期連結業績予想数値の修正（2019年４月１日～2020年３月31日）
コア営業利益 親会社の所有
基本的１株当た
売上収益 営業利益 者に帰属する
（注） り当期利益
当期利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想（Ａ） 2,440,000 205,000 190,000 100,000 61.16
今回修正予想（Ｂ） 2,330,000 160,000 170,000 50,000 30.58
増減額（Ｂ－Ａ） △110,000 △45,000 △20,000 △50,000
増減率（％） △4.5 △22.0 △10.5 △50.0
（ご参考）前期実績
2,318,572 204,252 182,972 117,992 72.17
（2019 年３月期）
（注）コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益を控除しております。
修正の理由
（第２四半期連結累計期間）
第２四半期連結累計期間については、米中貿易摩擦の影響等により、中国経済の減速をはじめ
として世界経済の成長の鈍化が鮮明となりました。
このような状況を受けて、売上収益は主として石油化学において原料価格の下落に伴う販売価格
の引き下げにより前回発表予想を下回ると予想しております。
利益面では、石油化学において需要の減少に伴い交易条件が悪化いたしました。また健康・農業
関連事業においても、メチオニン（飼料添加物）の市況が想定を下回ったことに加え、北米における
天候不順の影響により農薬の出荷が当初の想定よりも低調に推移いたしました。一方で、エネルギ
ー・機能材料、情報電子化学、医薬品においては主に需要の伸長に伴い業績が堅調に推移いたし
ました。特に医薬品においては、堅調な販売に加え、販売費及び一般管理費の進捗が想定を下回
ったことにより、大きく増益となる見込みです。これらの結果、コア営業利益は前回発表予想を上回
ると予想しております。
営業利益も、コア営業利益の増加に加え、医薬品において、がん領域における開発計画を含む事
業計画の見直しを実施したことに伴い、同領域の事業に係る無形資産である仕掛研究開発の減損
損失の計上を見込む一方で、この事業計画の見直しに伴い、条件付対価公正価値が大きく減少す
ることにより、減損損失を上回る費用の戻入を見込むことから、前回発表予想を上回ると予想してお
ります。
一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、円高による為替差損の計上に加え、ナパブ
カシンの膵がん患者を対象としたフェーズ３試験中止の決定等に伴い、米国において認識していた
繰延税金資産の取り崩しを行ったこと等により、法人所得税費用が増加したことから、減益となる見
込みです。
（通期）
下半期については、世界経済の不確実性の高まりを背景に、不透明な事業環境が続くものと予想
しております。このような状況の中、為替相場を前回発表予想の 110 円／＄から 105 円／＄へと見
直しを行いました。
通期では、円高に伴う輸出手取りの減少はあるものの、エネルギー・機能材料、情報電子化学、医
薬品の業績は引き続き堅調に推移する見込みです。一方で、石油化学や健康・農業関連事業にお
いては下半期も当初の想定に比べ業績の悪化を見込むことから、売上収益、コア営業利益は前回
発表予想を下回ると予想しております。
また営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益についても、コア営業利益の減少や円高に
よる為替差損の影響に加え、繰延税金資産の取り崩し等により、減益となる見込みです。
2． 配当予想の修正について
１株当たり配当金
第２四半期末 期末 合計
前回予想
11 円 00 銭 11 円 00 銭 22 円 00 銭
（2019 年５月 15 日公表）
今回修正予想 11 円 00 銭 未定 未定
前期実績
11 円 00 銭 11 円 00 銭 22 円 00 銭
（2019 年３月期）
修正の理由
当社は、剰余金の配当の決定にあたり、株主還元を経営上の最重要課題の一つと考え、各期の業績、
配当性向ならびに将来の事業展開に必要な内部留保の水準等を総合的に勘案し、安定的な配当を継続
することを基本としております。
通期連結業績予想数値は、上記の通り下方修正いたしましたが、当期の期末配当については、前回予
想時の 11 円から未定に変更することとし、不透明な事業環境が続く中、下半期および次期の業績動向を
見極めた上で、改めて公表することといたします。
※ 上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざまな要
因によって異なる結果となる可能性があります。
以上
（補足情報）
第２四半期連結累計期間セグメント別業績予想 （単位：百万円）
前回発表予想 今回修正予想 増減額
（A） （B） （Ｂ－Ａ）
売 上 収 益 385,000 352,000 △33,000
石 油 化 学
コ ア 営 業 利 益 19,000 17,000 △2,000
エネルギー・ 売 上 収 益 150,000 131,000 △19,000
機 能 材 料 コ ア 営 業 利 益 12,500 12,500 0
情 報 電 子 売 上 収 益 210,000 206,000 △4,000
化 学 コ ア 営 業 利 益 13,500 15,000 1,500
健 康 ・ 農 業 売 上 収 益 165,000 146,000 △19,000
関 連 事 業 コ ア 営 業 利 益 0 △8,500 △8,500
売 上 収 益 245,000 247,000 2,000
医 薬 品
コ ア 営 業 利 益 40,000 46,500 6,500
そ の 他 売 上 収 益 25,000 25,000 0
全 社 費 用 等 コ ア 営 業 利 益 △5,000 1,500 6,500
売 上 収 益 1,180,000 1,107,000 △73,000
合 計
コ ア 営 業 利 益 80,000 84,000 4,000
通期セグメント別業績予想 （単位：百万円）
前回発表予想 今回修正予想 増減額
（A） （B） （Ｂ－Ａ）
売 上 収 益 765,000 705,000 △60,000
石 油 化 学
コ ア 営 業 利 益 40,000 24,000 △16,000
エネルギー・ 売 上 収 益 310,000 280,000 △30,000
機 能 材 料 コ ア 営 業 利 益 25,000 23,000 △2,000
情 報 電 子 売 上 収 益 425,000 425,000 0
化 学 コ ア 営 業 利 益 27,000 27,000 0
健 康 ・ 農 業 売 上 収 益 390,000 365,000 △25,000
関 連 事 業 コ ア 営 業 利 益 37,000 11,000 △26,000
売 上 収 益 495,000 500,000 5,000
医 薬 品
コ ア 営 業 利 益 81,000 81,000 0
そ の 他 売 上 収 益 55,000 55,000 0
全 社 費 用 等 コ ア 営 業 利 益 △5,000 △6,000 △1,000
売 上 収 益 2,440,000 2,330,000 △110,000
合 計
コ ア 営 業 利 益 205,000 160,000 △45,000