4004 昭電工 2021-11-10 15:00:00
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                       2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                                  2021年11月10日

上場会社名 昭和電工株式会社                                                                                       上場取引所                    東
コード番号 4004    URL https://www.sdk.co.jp/
代表者      (役職名) 代表取締役社長                   (氏名) 森川 宏平
問合せ先責任者 (役職名) 財務・経理部 IR室長                (氏名) 田沼 隆昇                                                  TEL 03-5470-3323
四半期報告書提出予定日       2021年11月12日
配当支払開始予定日         ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :           有
四半期決算説明会開催の有無            :   有 (証券アナリスト、機関投資家向け)

                                                                                                              (百万円未満四捨五入)

1. 2021年12月期第3四半期の連結業績(2021年1月1日∼2021年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計)                                                                                     (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                       親会社株主に帰属する
                                売上高                       営業利益                       経常利益
                                                                                                         四半期純利益
                                百万円          %              百万円         %            百万円           %           百万円             %
2021年12月期第3四半期              1,051,696      65.4        71,926       ―             73,289       ―             △10,330     ―
2020年12月期第3四半期                635,977     △8.6        △27,353       ―            △49,280       ―             △66,307     ―
(注)包括利益 2021年12月期第3四半期  31,025百万円 (―%) 2020年12月期第3四半期  △70,548百万円 (―%)
                                                                 潜在株式調整後1株当たり
                            1株当たり四半期純利益
                                                                    四半期純利益
                                                     円銭                                   円銭
2021年12月期第3四半期                                     △69.78                   ―
2020年12月期第3四半期                                    △454.53                   ―
当社は昭和電工マテリアルズ株式会社を連結子会社とし、2020年第3四半期期首より売上高及び損益を取り込んでおります。
前期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、当第3四半期との比較・分析にあたっては暫定的な会計処理の
確定の内容を反映した値を用いております。


(2) 連結財政状態
                                    総資産                                 純資産                            自己資本比率
                                                    百万円                                  百万円                                   %
2021年12月期第3四半期                  2,212,285                                       792,632                                      22.3
2020年12月期                       2,203,606                                       718,080                                      18.4
(参考)自己資本     2021年12月期第3四半期 492,300百万円                            2020年12月期 405,961百万円


2. 配当の状況
                                                                  年間配当金
                    第1四半期末                第2四半期末                  第3四半期末                   期末                       合計
                                  円銭                    円銭                      円銭                    円銭                     円銭
2020年12月期                   ―                           0.00            ―                            65.00               65.00
2021年12月期                   ―                           0.00            ―
2021年12月期(予想)                                                                                        65.00               65.00

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無



3. 2021年12月期の連結業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
                                                                                                             (%表示は、対前期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属する 1株当たり当期
                    売上高                    営業利益                      経常利益
                                                                                           当期純利益      純利益
                   百万円             %        百万円              %       百万円             %         百万円            %              円銭
    通期          1,400,000        43.8      85,000      ―            82,000      ―          △25,000       ―             △159.99
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
当社は昭和電工マテリアルズ株式会社を連結子会社とし、2020年第3四半期期首より売上高及び損益を取り込んでおります。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
     新規 ― 社 (社名)               、   除外  ― 社  (社名)

(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
  詳細は【添付資料】 14ページ 「2.四半期連結財務諸表 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の
  適用)」をご覧ください。

(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(4) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)   2021年12月期3Q    182,376,792 株 2020年12月期     149,711,292 株
     ② 期末自己株式数             2021年12月期3Q      3,823,920 株 2020年12月期       3,828,732 株
     ③ 期中平均株式数(四半期累計)      2021年12月期3Q    148,031,370 株 2020年12月期3Q   145,879,790 株

※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
なお、通期予想の1株当たり当期純利益は2021年9∼10月に実施した公募増資、第三者割当増資による増加後の株式数で算出しております。
                         昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次


1.当四半期決算に関する定性的情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
 (1)連結経営成績に関する定性的情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
 (2)連結財政状態に関する定性的情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
 (3)連結業績予想に関する定性的情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9


2.四半期連結財務諸表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
 (1)四半期連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書・・・・・・・・・・・・・・12
 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
     (継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
     (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ・・・・・・・・・・・・14
     (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ・・・・・・・・・・・14
     (追加情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
     (セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
     (重要な後発事象) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19




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                            昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する定性的情報
 1)当期の経営成績
   当第3四半期(2021年1月~9月)の世界経済は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)
  の大流行による世界的な経済活動抑制の影響により厳しい状況にあったものの、堅調に推移し
  ている半導体関連業界を含む製造業で回復過程にあるなど、持ち直しの動きが見られました。
  国内経済においては、個人消費は弱含んでいるものの、企業収益は輸出に増加傾向が見られ製
  造業を中心に持ち直すなど、企業の業況判断は回復感が見られました。


   当社を巡る経営環境は、半導体関連業界は堅調に推移したものの、COVID-19の終息が見えな
  いなか世界的なカーボンニュートラルをめぐる政策論議や米中貿易摩擦に加え、原材料価格の
  高騰や半導体供給不足の影響を受けた自動車生産台数の減少などが懸念されます。


   当社グループは、お客様、お取引先、従業員など関係する皆様の安全・健康を第一に考え、
  COVID-19感染予防の施策を実施しております。具体的には、全社に在宅勤務制度を導入し、特
  に本社においては抜本的な業務の改善を併せて行うことで政府が求める水準を上回るテレワ
  ークを現在においても継続実施しております。また、感染懸念時における特別休暇の付与、国
  内外出張の制限、完全フレックスタイム制度による時差出勤の励行など従業員の安全確保と感
  染拡大防止を最優先にした施策を現在も継続しております。同時に、生産拠点では感染防止策
  を徹底した上で生産活動の維持に努め、お客様に対する製品供給の継続など社会インフラ機能
  の維持に注力しております。


   当社グループは長期的に目指す姿を設定し、2019年より中期経営計画「The TOP 2021」を推
  進しております。当社グループが持続的に発展し、社会から信頼・評価されるためには、株主
  様をはじめ、お客様、お取引先、地域関係者、従業員など、全てのステークホルダーの皆様に
  ご満足いただけるよう、企業価値の向上を図ることが重要です。当社グループはこれをグルー
  プ経営理念として明確にし、株主価値・顧客価値・社会価値の最大化に向けた経営を推進いた
  します。
   当社グループは、「The TOP 2021」の完遂により収益基盤の強靭化と収益変動幅の抑制を図
  り、企業価値を向上させるとともに、2023年1月の昭和電工マテリアルズ株式会社との法人格
  統合に向けて、2021年7月に指揮命令系統とコーポレート機能を実質的に統合し、2022年1月
  には当初計画より1年前倒して経営組織体制を統合する予定です。当社は、昭和電工マテリア
  ルズ株式会社との統合により将来に向けて成長基盤を確立するための“統合新会社の長期ビ
  ジョン(2021~2030)”を2020年12月に発表しました。両社は統合新会社としての存在意義(パ
  ーパス)として、「化学の力で社会を変える」ことを掲げてまいります。先端材料パートナー
  として、時代が求める機能を創出し、グローバル社会の持続可能な発展に貢献するという意味
  合いが包含されております。また、この存在意義(パーパス)の充足に向けた目指す姿として
  「世界で戦える会社」「持続可能なグローバル社会に貢献する会社」の2つを掲げ、その実現
  に向けて邁進してまいります。




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                                          昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


  当第3四半期の連結営業成績につきましては、売上高は、その他セグメントは昭光通商株式
 会社の株式譲渡による非連結化で大幅減収となりましたが、石油化学セグメントは市況回復、
 化学品、エレクトロニクス、無機、アルミニウムの4セグメントはCOVID-19により落ち込みの
 大きかった前年同期に比べ数量が回復し、さらに昭和電工マテリアルズセグメントの通期連結
 化により、総じて大幅な増収となる1兆516億96百万円(前年同期比65.4%増)となりました。
 営業利益は、その他セグメントは減益となりましたが、石油化学セグメントは主にナフサ要因
 の大幅な改善、無機セグメントは鉄鋼需要の回復に伴う販売数量の大幅な増加、昭和電工マテ
 リアルズセグメントの通期連結化により増益となりました。化学品、エレクトロニクス、アル
 ミニウムの3セグメントも増益となり、総じて大幅増益となる719億26百万円(同992億78百万
 円増)となりました。経常利益は、支払利息は増加しましたが、前年の旧日立化成株式会社株
 式取得に関連する一過性の各種手数料等がなく、為替差益、持分法による投資利益が増加し732
 億89百万円(同1,225億69百万円増)となりました。
  親会社株主に帰属する四半期純損益は、特別損失としてアルミ機能部材事業の生産拠点にお
 ける環境対策費90億円、蓄電デバイス・システム事業の譲渡に係る事業構造改善費用301億円
 等を計上したことにより、103億30百万円(同559億77百万円増)の損失となりました。


                                                                                (単位:百万円)
                2020 年          2021 年
                                                            2020 年       2021 年
               第3四半期          第3四半期            増減                                   増減
                                                            7-9 月        7-9 月
               (1-9 月)         (1-9 月)
  売上高             635,977      1,051,696       415,719       309,357     358,338    48,981
  営業利益           △27,353          71,926       99,278        △1,558       24,359    25,917
  経常利益           △49,280          73,289       122,569       △6,055       23,083    29,138
  親会社株主に帰属
  する四半期純利益       △66,307        △10,330        55,977       △11,732        3,082    14,813
    前期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、当第3四半期との比較・分析にあたっては
    暫定的な会計処理の確定の内容を反映した値を用いております。




2)セグメント別概況(2021年1月~9月)
【石油化学セグメント】
   当セグメントでは、オレフィン事業は、中国需要の回復による東アジアの需給バランスの
  改善、原料価格上昇によるエチレン・プロピレン等の製品市況の改善により増収となりまし
  た。有機化学品事業は、酢酸エチル・酢酸ビニルは定修のあった前年同期に比べ販売数量の
  増加に加え市況も大幅に上昇し増収となりました。
   この結果、当セグメントの売上高は 2,016 億 58 百万円(前年同期比 41.5%増)となり、
  営業利益はナフサ要因の大幅な改善、製品市況の上昇により大幅な増益となる 171 億 82 百
  万円(同 158 億 99 百万円増)となりました。
                                                                                (単位:百万円)
          2020 年         2021 年
                                                         2020 年        2021 年
         第3四半期         第3四半期              増減                                        増減
                                                          7-9 月         7-9 月
         (1-9 月)        (1-9 月)
  売上高        142,547        201,658        59,111          46,803        74,441     27,638
  営業利益        1,284         17,182         15,899           4,950         5,492          542


                                      3
                                        昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


【化学品セグメント】
  当セグメントでは、基礎化学品事業は、液化アンモニアは数量増、アクリロニトリルは米
 国ハリケーンに伴う需給タイト化と原燃料価格高騰による大幅な市況上昇と数量増、クロ
 ロプレンゴムは輸出数量が増加し、総じて増収となりました。機能性化学品事業は、原材料
 価格高騰や自動車生産台数減少の影響は出始めたものの国内、輸出の数量増により増収と
 なりました。産業ガス事業は増収となりました。情報電子化学品事業は、旺盛な半導体用途
 の需要を受けた数量増により増収となりました。コーティング材料事業は数量増により増
 収となりました。
  この結果、当セグメントの売上高は 1,355 億 58 百万円(前年同期比 19.9%増)となり、
 営業利益は 164 億 26 百万円(同 76.2%増)となりました。
                                                                      (単位:百万円)
             2020 年       2021 年
                                                  2020 年     2021 年
            第3四半期       第3四半期           増減                                増減
                                                   7-9 月      7-9 月
            (1-9 月)      (1-9 月)
  売上高         113,015     135,558        22,543     40,974     48,879      7,905
  営業利益         9,324       16,426         7,101      4,304      5,814      1,510




【エレクトロニクスセグメント】
  当セグメントでは、ハードディスク事業は HD メディアがデータセンター向け、PC 向けと
 もに出荷数量が増加し増収となりました。化合物半導体は輸出数量が増加し増収となりま
 した。リチウムイオン電池材料事業は、車載・PC・モバイル向け LIB 用アルミラミネート包
        ®
 材 SPALF の販売量が増加し増収となりました。SiC エピタキシャルウェハー事業は、需要拡
 大に加え、パワー半導体デバイスメーカー複数社との長期供給契約の開始に伴い販売数量
 は増加し増収となりました。
  この結果、当セグメントの売上高は 832 億 56 百万円(前年同期比 21.2%増)となり、営業
 利益は 94 億 86 百万円(同 97.6%増)となりました。
                                                                      (単位:百万円)
             2020 年       2021 年
                                                  2020 年     2021 年
            第3四半期       第3四半期           増減                                増減
                                                   7-9 月      7-9 月
            (1-9 月)      (1-9 月)
  売上高         68,721       83,256        14,535     24,147     33,909      9,762
  営業利益         4,802        9,486         4,684      3,034      4,310      1,276




【無機セグメント】
  当セグメントでは、黒鉛電極事業は、前年同期に比べ市況が低下したものの、前年後半か
 らの世界的な鉄鋼需要の高まりに伴い販売数量が大幅に増加し増収となりました。セラミ
 ックス事業は研削材、電子材料用ファインセラミックスの販売数量が増加し増収となりま
 した。
  この結果、当セグメントの売上高は 722 億 41 百万円(前年同期比 17.8%増)となり、営
 業利益は大幅な増益となる 118 億 62 百万円(同 380 億 73 百万円増)となりました。



                                    4
                                    昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


                                                                  (単位:百万円)
          2020 年      2021 年
                                              2020 年     2021 年
         第3四半期      第3四半期           増減                                増減
                                               7-9 月      7-9 月
         (1-9 月)     (1-9 月)
  売上高      61,315      72,241        10,927     18,310     25,818      7,508
  営業利益    △26,210      11,862        38,073    △3,305       5,565      8,871




【アルミニウムセグメント】
  当セグメントでは、アルミ機能部材事業は、自動車部材は下期から自動車生産台数減少の
 影響が出始めたものの、工作機械、OA 機器業界向けに需要が増加し増収となりました。ア
 ルミ圧延品事業は第3四半期中に連結除外となりましたが、アルミ電解コンデンサー用高
 純度箔の数量増により前年同期並みとなりました。アルミ缶事業は、第2四半期末で連結除
 外のため減収となりました。
  この結果、当セグメントの売上高は 616 億 60 百万円(前年同期比 5.5%増)となり、営業
 利益は 64 億 54 百万円(同 67 億 32 百万円増)となりました。
                                                                  (単位:百万円)
          2020 年      2021 年
                                              2020 年     2021 年
         第3四半期      第3四半期           増減                                増減
                                               7-9 月      7-9 月
         (1-9 月)     (1-9 月)
  売上高      58,438      61,660         3,222     19,590     13,948     △5,641
  営業利益      △277        6,454         6,732       △72         833          906




【昭和電工マテリアルズセグメント】
  2020 年第2四半期より、昭和電工マテリアルズ株式会社およびその子会社を連結の範囲
 に含めたことから、報告セグメントを新設し、2020 年第3四半期期首より売上高、営業利
 益を取り込みました。
  当セグメントでは、旺盛な半導体需要を背景に、半導体回路平坦化用研磨材料等の電子材
 料、銅張積層板等の配線板材料が堅調に推移しました。また、足元では半導体供給不足の影
 響が見られるものの、前年同期からは自動車生産台数が増加していることを受け、樹脂成形
 品等のモビリティ部材は回復感が見られました 。
  この結果、当セグメントの売上高は 4,815 億 65 百万円(前年同期比 3,367 億 25 百万円
 増)となり、営業利益は原材料価格の高騰が減益要因となったものの、堅調な販売を背景に、
 185 億 73 百万円(同 277 億 28 百万円増)となりました。なお、当セグメントの営業利益に
 は、昭和電工マテリアルズ株式会社の株式取得に伴って計上したのれん等の償却費約 254 億
 円が含まれています。




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                                     昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


                                                                   (単位:百万円)
          2020 年       2021 年
                                               2020 年     2021 年
         第3四半期       第3四半期           増減                                増減
                                                7-9 月      7-9 月
         (1-9 月)      (1-9 月)
  売上高      144,840     481,565       336,725    144,840    161,386     16,546
  営業利益     △9,155       18,573        27,728    △9,155       5,968     15,123
   前期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、当第3四半期との比較・分析にあたっては
   暫定的な会計処理の確定の内容を反映した数値を用いております。




【その他セグメント】
   当セグメントでは、売上高は第2四半期から昭光通商株式会社の株式譲渡による非連結
  化に伴い大幅な減収となる 388 億 54 百万円(前年同期比 51.5%減)となり、営業利益は 51
  百万円(同 91.7%減)となりました。
                                                                   (単位:百万円)
          2020 年       2021 年
                                               2020 年     2021 年
         第3四半期       第3四半期           増減                                増減
                                                7-9 月      7-9 月
         (1-9 月)      (1-9 月)
  売上高      80,045       38,854       △41,192     24,485      5,207    △19,277
  営業利益        617          51          △566         135       △55       △191




3)第2四半期決算後に実施・決定した主な施策
【全社施策】
 「2050年 カーボンニュートラルへの挑戦」
   当社は、
      “統合新会社の長期ビジョン”
                   (2020年12月公表)において目指す姿を「持続可能
  なグローバル社会に貢献する会社」としており、2021年7月に、2050年のカーボンニュート
  ラル実現に当社グループ全体で取り組むことを決定しました。
   当社グループは、2019年にTCFDへ賛同するなど気候変動への対応を進めていますが、2050
  年のカーボンニュートラルを実現するため、省エネルギー、原燃料転換、設備改善による高
  効率化等の様々な施策を進め、2030年に低炭素化、2050年にカーボンニュートラル実現を目
  指すロードマップを策定し、マイルストーンとして2030年までにGHG排出量を2013年比30%
  削減する目標を設定しました。
   当社グループは、グローバル社会の持続可能な発展に資する多くの製品を提供し続けて
  いますが、より一層の貢献を実現するためには、当社グループが有する生産技術の進化をよ
  り一層加速させるとともに、事業化しているプラスチックケミカルリサイクルにおいても、
  カーボンニュートラルの視点を加えて2030年までを目標に技術開発を進めてまいります。
   今後も環境に配慮した生産設備・技術の導入や積極的な環境対策の推進、高度循環型社会
  を支える製品の供給等により、社会全体のカーボンニュートラルへの貢献を含め、持続可能
  なグローバル社会へ貢献する企業を目指してまいります。




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                              昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


 「新株式発行および株式売出し」
   当社は、2020 年12月に発表した“統合新会社の長期ビジョン”において、今後の当社グ
  ループの成長をけん引する領域として、半導体材料を中心としたエレクトロニクス、樹脂バ
  ックドアモジュールやリチウムイオン電池関連素材を中心としたモビリティ、再生医療を
  中心としたライフサイエンスを定め、その投資資金の調達のため、公募増資を実施しまし
  た。
   調達資金は、CMPスラリー、銅張積層板、感光性フィルム、電子材料用高純度ガス、SiC パ
  ワー半導体材料といったエレクトロニクス領域における半導体関連材料の設備投資資金お
  よび半導体実装装置・解析設備を有するパッケージングソリューションセンタの機能強化
  に向けた戦略投資資金、樹脂バックドアモジュールやリチウムイオン電池関連素材といっ
  たモビリティ領域における設備投資資金ならびにライフサイエンス(再生医療)領域におけ
  る設備投資資金に充当する予定です。
   今回の資金調達により、世界トップクラスの機能性化学メーカーの実現に向けた機動的
  な戦略投資を可能とする財務柔軟性を確保し、長期的な企業価値の向上へと繋げてまいり
  ます。
   今回の公募増資および第三者割当増資による手取概算額は823億83百万円となりました。
  詳細は2021年10月の関連リリース文をご参照ください。


【エレクトロニクスセグメント】
 「パワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハーの長期供給契約を締結」
   当社のSiCエピタキシャルウェハー(以下、SiCエピウエハー)の特性均一性(注1)、低欠陥
  密度(注2)などの優れた品質と安定供給体制を評価いただき、パワー半導体向けSiCエピタキ
  シャルウェハーの供給に関して、2021年5月のInfineon Technologies社に続き、2021年9
  月、同じく高効率SiCパワー半導体事業をグローバルに展開しているローム株式会社および
  東芝デバイス&ストレージ株式会社それぞれと複数年の長期供給契約を締結しました。
   当社グループは、世界最大(当社推定)のSiCエピウェハー外販メーカーとして、“ベス
  ト・イン・クラス”をモットーに、急拡大する市場に高性能で高い信頼性の製品を供給し、
  電力損失や熱の発生が少なく、省エネルギーなSiCパワー半導体の普及に貢献してまいりま
  す。
   (注1) 特性均一性:ウェハーの特性を決める窒素のドープ(添加)が均一にできているということ。SiCパワー半導
       体はSiCに窒素をドープして製造するが、高電圧用途に用いるにはドープ量を少なくかつ薄く均一にする技術が
       求められる。
   (注2) 低欠陥密度:1㎠あたり何個の欠陥があるかで判断される。欠陥が存在するとそこから電流が流れてしまいデ
       バイスとして使用できなくなるが、大電流化に対応してSiCチップは大型化するため、デバイスの歩留向上には
       欠陥密度を下げる必要がある。



【アルミニウムセグメント】
 「電動車用アルミニウム製冷却器の生産ラインを増設」
                                      (注1)
   当社は、2021年7月、電動車に搭載されるパワーモジュール(以下、PM)   向けアルミ
  ニウム製冷却器の需要増加に対応するため、本製品の生産能力倍増を決定し、2022年初頭の
  稼働開始に向けて小山事業所の生産ライン増設に着手しました。




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                                      昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


   PMは車内の限られたスペースに搭載されるため、PM向け冷却器には小型かつ搭載方法の
  自由度が高いこと、かつ高効率化・高放熱化が求められます。当社製品は、絶縁基板に放熱
  用の当社製アルミフィンを真空ロウ付け(注2)で直接接合することで、小型で冷却水用の配
  管の位置を柔軟に設計できる高い汎用性と、高い放熱効果を実現しています。
   今後、カーボンニュートラル実現に向けて電動車へのシフトが見込まれています。当社は
  長年培ってきたアルミニウム合金設計技術と加工技術、パワーモジュール評価技術をもと
  に、より小型で高性能のPM向け冷却器の開発に取り組み、お客様の課題を解決するソリュー
  ションを提供して、アルミ機能部材事業の拡大を目指してまいります。
    (注1) パワーモジュール(Power Module)
                              :複数のパワー半導体を組み合わせ、電源関係の回路を集積した部品で、
      電気自動車、ハイブリッド車などの電動車に搭載される。電動車の航続距離の延長や燃費の改善など性能向上に
      寄与する重要部品。
    (注2) 真空ロウ付け:ロウ付けとは、母材をほとんど溶かさない接合法。炉の中が真空状態なため、炉内の温度を
      高精度に管理調整が可能で、寸法精度の厳しい当製品のような微細精密部品の接合に適している。




【昭和電工マテリアルズセグメント】
 「高い実装信頼性を実現するプリント配線板用高機能積層材料『MCL-E-795G』量産開始」
   当社連結子会社「昭和電工マテリアルズ株式会社」は、2021年10月、データセンター用の
                                       (注)
  大型サーバーやHPC(High performance computing) 向け半導体パッケージ基板に求めら
  れる、低そり性や高耐熱性などの高い実装信頼性を実現するプリント配線板用高機能積層
  材料「MCL-E-795G」シリーズの量産を開始しました。
    (注)高性能なコンピュータシステムを用い、膨大なデータを複雑な演算処理を高速で行うこと。




 「蓄電デバイス・システム事業の譲渡について」
   当社は、2021年7月、(i)当社連結子会社「昭和電工マテリアルズ株式会社」
                                        (以下、昭和
  電工マテリアルズ) 同社が新たに設立する完全子会社
           が、              (以下、
                              「日本新会社」 に対して、
                                     )
  昭和電工マテリアルズがその埼玉事業所および名張事業所において行っている蓄電デバイ
  ス・システム事業を吸収分割の方法で承継させた上で、(ii)当該日本新会社の全株式に加
  え、昭和電工マテリアルズが直接的若しくは間接的に保有する、エナジーシステムサービス
  ジャパン株式会社、希世比能源科技股份有限公司、Siam Magi Co., Ltd.、Thai Energy
  Storage Technology Public Company Limited、Thai Nonferrous Metal Co., Ltd.、3K
  Products Company Limited、およびPower Plas Company Limitedの全株式を、株式会社ア
  ドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドを筆頭株主とするサステナブ
  ル・バッテリー・ホールディングス株式会社が運営するサステナブル・バッテリー・ソリュ
  ーションズ株式会社に譲渡することを決議しました。
   本件クロージングは2021年12月1日を予定しております。詳細につきましては、2021年7
  月8日に開示したリリース文をご参照ください。




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                                  昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


(2)連結財政状態に関する定性的情報
   当第3四半期末の総資産は、有形固定資産、のれん等無形固定資産は減少したものの、販売
  量の回復と製品・原材料の高騰により営業債権や棚卸資産は増加、現金及び預金は主に公募増
  資の払い込みにより増加し、前期末比86億79百万円増加の2兆2,122億85百万円となりました。
  負債合計は、営業債務は増加したものの有利子負債は大幅に減少し、前期末比658億73百万円
  減少の1兆4,196億52百万円となりました。純資産は、主に半導体関連材料の急拡大しつつあ
  る需要を前倒しで取り込むための設備投資の資金調達を目的とした公募増資の実施により、資
  本金および資本剰余金が増加、為替換算調整勘定等の増加もあり、前期末比745億52百万円増
  加の7,926億32百万円となりました。




(3)連結業績予想に関する定性的情報
   本年8月3日発表の連結業績予想に変更はありません。業績予想の前提等につきましては、
  8月3日発表の「連結業績予想の修正および特別損失の計上に関するお知らせ」をご参照
  下さい。
                                                          (単位:百万円)
                                                         親会社株主に帰属
                  売上高             営業利益        経常利益
                                                         する当期純利益

     通期連結業績予想     1,400,000          85,000     82,000      △25,000




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                          昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信



2.四半期連結財務諸表
(1)四半期連結貸借対照表
                                                 (単位:百万円)
                       前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間
                      (2020年12月31日)           (2021年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                         198,982              247,285
   受取手形及び売掛金                      271,628              281,956
   商品及び製品                          93,947              105,092
   仕掛品                             28,383               34,209
   原材料及び貯蔵品                        67,877               81,928
   その他                             62,917               58,705
   貸倒引当金                          △1,092                 △916
   流動資産合計                         722,644              808,259
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                  142,300              140,456
     機械装置及び運搬具(純額)                222,036              208,095
     土地                           264,589              247,728
     その他(純額)                       98,194               95,280
     有形固定資産合計                     727,119              691,558
   無形固定資産
     のれん                          359,200              323,222
     その他                          239,244              222,346
     無形固定資産合計                     598,443              545,568
   投資その他の資産
     投資有価証券                       106,408              116,416
     その他                           56,738               50,975
     貸倒引当金                        △7,747                 △491
     投資その他の資産合計                   155,399              166,900
   固定資産合計                       1,480,962            1,404,026
 資産合計                           2,203,606            2,212,285




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                                               (単位:百万円)
                     前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間
                    (2020年12月31日)           (2021年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                    164,356              182,389
   短期借入金                         62,645               69,257
   1年内返済予定の長期借入金                 31,387               51,936
   コマーシャル・ペーパー                   10,000               30,000
   1年内償還予定の社債                    25,000               29,998
   引当金                           10,604               20,437
   その他                          108,078              108,500
   流動負債合計                       412,071              492,517
 固定負債
   社債                            66,929               46,942
   長期借入金                        839,436              718,522
   引当金                            4,026                1,081
   退職給付に係る負債                     24,750               22,068
   その他                          138,314              138,523
   固定負債合計                     1,073,455              927,135
 負債合計                         1,485,526            1,419,652
純資産の部
 株主資本
   資本金                          140,564              179,163
   資本剰余金                         78,190              116,789
   利益剰余金                        165,572              145,052
   自己株式                        △11,657              △11,654
   株主資本合計                       372,669              429,350
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                   3,728                7,584
   繰延ヘッジ損益                          908                1,990
   土地再評価差額金                      29,034               28,929
   為替換算調整勘定                       △506                23,774
   退職給付に係る調整累計額                     128                  674
   その他の包括利益累計額合計                 33,292               62,950
 非支配株主持分                        312,119              300,332
 純資産合計                          718,080              792,632
負債純資産合計                       2,203,606            2,212,285




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 (四半期連結損益計算書)
  (第3四半期連結累計期間)
                                                        (単位:百万円)
                          前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                            (自 2020年1月1日           (自 2021年1月1日
                            至 2020年9月30日)           至 2021年9月30日)
売上高                                     635,977             1,051,696
売上原価                                    549,507               793,226
売上総利益                                    86,470               258,469
販売費及び一般管理費                              113,823               186,543
営業利益又は営業損失(△)                          △27,353                 71,926
営業外収益
 受取利息                                       599                   500
 受取配当金                                      895                 1,041
 持分法による投資利益                                 465                 4,718
 為替差益                                        -                  3,830
 雑収入                                      3,073                 4,306
 営業外収益合計                                  5,032                14,395
営業外費用
 支払利息                                    4,191                  7,770
 資金調達費用                                 16,075                     -
 雑支出                                     6,692                  5,262
 営業外費用合計                                26,959                 13,032
経常利益又は経常損失(△)                          △49,280                 73,289
特別利益
 事業譲渡益                                       -                  9,432
 その他                                      2,490                 2,880
 特別利益合計                                   2,490                12,311
特別損失
 固定資産除売却損                                 2,231                 2,452
 事業構造改善費用                                 5,652                32,767
 その他                                      4,258                35,442
 特別損失合計                                  12,141                70,662
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
                                       △58,931                 14,938
純損失(△)
法人税等                                       288                14,119
四半期純利益又は四半期純損失(△)                      △59,219                   819
非支配株主に帰属する四半期純利益                         7,088                11,149
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                    △66,307               △10,330




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 (四半期連結包括利益計算書)
  (第3四半期連結累計期間)
                                                 (単位:百万円)
                    前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                      (自 2020年1月1日          (自 2021年1月1日
                      至 2020年9月30日)          至 2021年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)                △59,219                  819
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     △5,566                3,827
 繰延ヘッジ損益                           △199                 1,082
 為替換算調整勘定                         △5,654               24,134
 退職給付に係る調整額                          135                  549
 持分法適用会社に対する持分相当額                   △45                   614
 その他の包括利益合計                      △11,329               30,206
四半期包括利益                          △70,548               31,025
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 △77,395               19,433
 非支配株主に係る四半期包括利益                   6,847               11,592




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項なし。


(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  当社は2021年8月23日開催の取締役会決議に基づき、2021年9月13日を払込期日とする公募による新株式発行を
 行った。この結果、当第3四半期連結累計期間において、資本金が38,600百万円、資本準備金が38,600百万円増加
 し、当第3四半期連結会計期間末において、資本金が179,163百万円、資本剰余金が116,789百万円となっている。


(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
 (税金費用の計算)
  税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
 用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算している。




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(追加情報)
  (連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
   当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創
  設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた
  項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実
  務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業
  会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額につ
  いて、改正前の税法の規定に基づいている。


 (新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)
  前連結会計年度(2020年12月期)の有価証券報告書「(追加情報)3 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う
 会計上の見積りについて」に記載した内容から重要な変更はない。


 (蓄電デバイス・システム事業の譲渡について)
  当社の連結子会社である昭和電工マテリアルズ㈱が、同社が新たに設立する完全子会社(以下、日本新会社)
 に対して、昭和電工マテリアルズ㈱がその埼玉事業所及び名張事業所において行っている蓄電デバイス・システ
 ム事業(以下、本事業)を吸収分割(以下、本会社分割)の方法で承継させた上で、日本新会社の全株式に加
 え、昭和電工マテリアルズ㈱が直接的又は間接的に保有する、エナジーシステムサービスジャパン㈱、希世比能
 源科技股份有限公司、Siam Magi Co., Ltd.、Thai Energy Storage Technology Public Company Limited、Thai
 Nonferrous Metal Co., Ltd.、3K Products Company Limited、及びPower Plas Company Limitedの全株式を、
 ㈱アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドを筆頭株主とするサステナブル・バッテリー・ソ
 リューションズ㈱(以下、SBS社)に譲渡すること(以下、本株式譲渡といい、本会社分割とあわせて本取引と
 総称する。)を、2021年7月8日に取締役会において決議した。


 (1) 取引の目的
   当社は前第2四半期連結会計期間より昭和電工マテリアルズ㈱を連結子会社とし、2023年には両社は統合を実
 施する予定である。持続的な成長を実現するための最適な経営資源の配分や事業ポートフォリオの再編、両社技
 術の融合を通じたイノベーションの創出に向けて取り組んでいる中で、当社の連結子会社である昭和電工マテリ
 アルズ㈱が行う本事業の在り方についても、あらゆる選択肢を慎重に検討した。その結果、本事業に関連する再
 生エネルギーや自動車業界等の専門的な知見及び経営資源を有し又はこれらへのアクセスを有する事業パートナ
 ーのもとで事業拡大を図ることが、本事業の取引先様、当社グループの本事業関連製品を日々ご利用いただいて
 いる最終消費者の皆様及び当該事業に従事する従業員を含むステークホルダーの皆様にとって最適であり、ま
 た、その場合の具体的な事業パートナーとしては、本取引と同種の案件を含む豊富な案件実績を誇り、各種専門
 的な知見へのアクセスも豊富な、日本を代表する投資会社である、SBS社が最良であると判断し、同社との間で
 本取引を推進することを決定した。


 (2) 本会社分割を含む本取引の日程
   本株式譲渡契約(本取引に係る株式譲渡契約)締結日                                2021年7月8日

   日本新会社設立日                                                2021年7月21日

   本会社分割契約締結日                                              2021年9月29日

   本会社分割契約承認株主総会決議日                                        2021年10月27日
   (昭和電工マテリアルズ㈱及び日本新会社)
   本会社分割効力発生日                                              2021年12月1日(予定)

   本株式譲渡実行日                                                2021年12月1日(予定)

 (注)本取引については、SBS社における国内外の競争法その他の法令等に基づき必要なクリアランス・許認可
 等の取得等を条件として実施する予定である。


 (3) 分割する部門の事業内容
  蓄電デバイスの製造及び販売並びにこれらに関するシステム・サービス事業




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                                              昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


  (セグメント情報等)
   【セグメント情報】
    Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
    1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                             (単位:百万円)
                                               報告セグメント

                                                                  昭和電工
                                   エレクト                 アルミニ
             石油化学        化学品                   無機                 マテリア      その他        計
                                   ロニクス                  ウム
                                                                   ルズ

売上高

 外部顧客への売上高    136,316    101,343    67,876     57,017    53,685   144,837   74,905   635,977
 セグメント間の内部
                6,231     11,673       845      4,298     4,753         3    5,141    32,943
 売上高又は振替高
      計       142,547    113,015    68,721     61,315    58,438   144,840   80,045   668,921
セグメント損益
                1,284      9,324     4,802    △26,210     △277    △9,155       617   △19,617
 (営業損益)


                        四半期連結
              調整額
                        損益計算書
              (注1)
                         計上額

売上高

 外部顧客への売上高         -     635,977
 セグメント間の内部
             △32,943          -
 売上高又は振替高
      計      △32,943     635,977
セグメント損益
              △7,736    △27,353
 (営業損益)
      (注1)セグメント損益の調整額△7,736百万円には、セグメント間取引消去175百万円、各報告セグメントに
        配分していない全社費用△7,911百万円が含まれている。全社費用は、日立化成㈱(現昭和電工マテリア
        ルズ㈱)の株式取得にかかる関連費用△3,546百万円と、報告セグメントに帰属しない全社共通研究開発
        費等△4,365百万円である。
      (注2)第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原
        価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額により開示している。

      2 報告セグメントごとの資産に関する情報
        第2四半期連結会計期間より、日立化成㈱(現昭和電工マテリアルズ㈱)及びその子会社を連結の範囲に
       含めたことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「昭和電工マテリアルズ」のセグメント資産が、
       1,138,395百万円増加している。
        なお、当該セグメント資産は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重
       要な見直しが反映された後の金額により開示している。

      3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
        第2四半期連結会計期間より、日立化成㈱(現昭和電工マテリアルズ㈱)及びその子会社を連結の範囲に
       含めたことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「昭和電工マテリアルズ」のセグメントにおいて、のれ
       んが242,582百万円増加している。
        なお、当該のれんの金額は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要
       な見直しが反映された後の金額により開示している。




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                                               昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


      Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
      1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                             (単位:百万円)
                                               報告セグメント

                                                                  昭和電工
                                    エレクト                アルミニ
              石油化学        化学品                  無機                 マテリア      その他       計
                                    ロニクス                 ウム
                                                                   ルズ

売上高

 外部顧客への売上高     197,253    126,918    82,437    69,470    58,477   481,369   35,771 1,051,696
 セグメント間の内部
                 4,405      8,639       819     2,771     3,183       196    3,083    23,096
 売上高又は振替高
      計        201,658    135,558    83,256    72,241    61,660   481,565   38,854 1,074,792
セグメント損益
                17,182     16,426     9,486    11,862     6,454    18,573       51    80,035
(営業損益)


                         四半期連結
               調整額
                         損益計算書
                (注)
                          計上額

売上高

 外部顧客への売上高          - 1,051,696
 セグメント間の内部
               △23,096         -
 売上高又は振替高
      計        △23,096 1,051,696
セグメント損益
               △8,109      71,926
 (営業損益)
      (注)セグメント損益の調整額△8,109百万円には、セグメント間取引消去40百万円、各報告セグメントに配
        分していない全社費用△8,150百万円が含まれている。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない全
        社共通研究開発費等である。

      2 報告セグメントごとの資産に関する情報
        第2四半期連結会計期間より、連結子会社である昭光通商㈱の株式を一部売却したため、昭光通商㈱及び
       その子会社を連結の範囲から除外した。当該事象により、「その他」のセグメント資産が49,262百万円減少
       している。
        また、第2四半期連結会計期間に、当社のアルミ缶事業(昭和アルミニウム缶㈱及びその子会社の
       Hanacans Joint Stock Companyを含む。)を譲渡し、当第3四半期連結会計期間に、当社のアルミ圧延品事
       業(昭和電工アルミ(南通)有限公司を含む。)を譲渡した。当該事象により、「アルミニウム」のセグメ
       ント資産が72,033百万円減少している。

      3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
        第2四半期連結会計期間に、当社のアルミ缶事業(昭和アルミニウム缶㈱及びその子会社のHanacans
       Joint Stock Companyを含む。)を譲渡した。当該事象による「アルミニウム」セグメントののれんの減少
       額は1,587百万円、負ののれんの減少額は352百万円である。
        また、「昭和電工マテリアルズ」セグメントにおいて、蓄電デバイス・システム事業の譲渡の意思決定に
       伴うのれん等の減損損失を30,069百万円計上している。なお、当該減損損失については、特別損失の事業構
       造改善費用に計上している。




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                               昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


 各報告セグメントに属する主要な製品・商品の種類は、下表のとおりである。
                                主要製品・商品等
             オレフィン(エチレン、プロピレン)、有機化学品(酢酸ビニルモノマー、酢酸エチル、ア
石油化学
             リルアルコール)、合成樹脂(ポリプロピレン)
             機能性化学品(合成樹脂エマルジョン、不飽和ポリエステル樹脂)、産業ガス(液化炭酸ガ
             ス、ドライアイス、酸素、窒素、水素)、基礎化学品(液化アンモニア、アクリロニトリ
化学品
             ル、アミノ酸、苛性ソーダ、塩素、合成ゴム)、情報電子化学品(電子材料用高純度ガス・
             機能薬品)、コーティング材料
             ハードディスク、SiCエピタキシャルウェハー、化合物半導体(LED)、リチウムイオ
エレクトロニクス
             ン電池材料
無機           黒鉛電極、セラミックス(アルミナ、研削研磨材)、ファインセラミックス
             コンデンサー用高純度箔、レーザービームプリンター用シリンダー、押出品、鍛造品、熱交
アルミニウム
             換器、飲料用缶
             電子材料(半導体用エポキシ封止材、半導体用ダイボンディング材料、半導体回路平坦化用
             研磨材料、ディスプレイ用回路接続フィルム)、配線板材料(銅張積層板、感光性フィル
昭和電工マテリアルズ   ム)、モビリティ部材(樹脂成形品、摩擦材、粉末冶金製品、リチウムイオン電池用カーボ
             ン負極材)、蓄電デバイス・システム(車両用電池、産業用電池・システム)、ライフサイ
             エンス関連製品(診断薬・装置、再生医療等製品の製法開発・受託製造サービス)
その他          建材、卸売




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                                          昭和電工㈱(4004) 2021年12月期 第3四半期決算短信


(重要な後発事象)
(プリント配線板事業の譲渡について)
 当社の連結子会社である昭和電工マテリアルズ㈱は、2021年6月2日付で、昭和電工マテリアルズ㈱並びに昭和電工マ
テリアルズ㈱の連結子会社である昭和電工マテリアルズ・エレクトロニクス㈱(以下、SDME)、㈱山岸エーアイシー(以
下、YGA)及びShowa Denko Materials (Singapore) Pte. Ltd.(以下、SDMS)のプリント配線板事業(以下、本対象事
業)をポラリス・キャピタル・グループ㈱が設立した特別目的会社であるPTCJ-Sホールディングス㈱に譲渡する契約を締
結した。
  昭和電工マテリアルズ㈱は、その100%子会社として株式会社2社を設立し、2021年10月1日付で、会社分割の方法に
より、昭和電工マテリアルズ㈱の本対象事業(昭和電工マテリアルズ㈱が保有するYGA株式及びSDMS株式を含む。)及び
SDMEの本対象事業(SDMEが保有するYGA株式を含む。)を各社に承継させた(以下、昭和電工マテリアルズ㈱の本対象事
業を承継する株式会社を新会社、SDMEの本対象事業を承継する株式会社を新会社(SDME))。昭和電工マテリアルズ㈱
は、当該会社分割(以下、個別に又は総称して本会社分割)の効力発生後、同日付で、新会社(注)の株式の全てを
PTCJ-Sホールディングス㈱に譲渡した。
  (注)本会社分割によって昭和電工マテリアルズ㈱の保有する新会社(SDME)の全株式が新会社に承継されるため、新
会社は新会社(SDME)の全株式を保有する。


(1) 取引の目的
  当社は前第2四半期連結会計期間より昭和電工マテリアルズ㈱を連結子会社とし、2023年には両社は統合を実施する予
定である。持続的な成長を実現するための最適な経営資源の配分や事業ポートフォリオの再編、両社技術の融合を通じた
イノベーションの創出に向けて取り組んでいる中で、本対象事業について慎重に検討し、本対象事業が保有する技術力や
お客さまとの強固な関係性などの強みを最大限活用できるよう、豊富な投資実績と投資先企業の企業価値向上を実現して
きた経験のあるポラリス・キャピタル・グループのもとで事業拡大を図ることが最適との結論に至り、本対象事業を譲渡
することを決定した。

(2) 吸収分割の日程
        吸収分割承継会社の設立               2021年6月22日

        吸収分割契約承認取締役会              2021年7月2日

        吸収分割契約締結                  2021年7月2日

        吸収分割の効力発生日                2021年10月1日


(3) 分割する部門の事業内容
 プリント配線板の製造及び販売


(第三者割当による新株式の発行について)
 当社は、2021年8月23日開催の取締役会において、みずほ証券㈱が行うオーバーアロットメントによる当社株式の売出
しに関連して、同社を割当先とする第三者割当増資による新株式の発行を決議し、2021年10月13日に払込が完了した。


(1) 募集方法:第三者割当(オーバーアロットメントによる売出し)
(2) 発行する株式の種類及び数:普通株式 2,524,500株
(3) 払込金額:1株につき 2,363.32円
(4)   資本組入額:1株につき 1,181.66円
(5)   払込金額の総額:5,966百万円
(6)   資本組入額の総額:2,983百万円
(7)   払込期日:2021年10月13日
(8) 資金の使途:製造設備等への投資資金
(9) 割当先:みずほ証券㈱




                                     19
    昭和電工株式会社
                                                                                                   2021年11月10日発表

                                                2021年12月期 第3四半期決算要約
1.当第3四半期の業績                     (1月~9月累計)                                          〔通期業績予想〕
① 業績概要                                                                   (単位:億円)     (単位:億円)
                                           2020年   2021年                                       ※ 通期予想は2021年8月3日公表
                                                                                    2021年
                項   目                   第3四半期累計 第3四半期累計                  増減
                                                                                    通期予想
                                         (1月~9月) (1月~9月)
売                   上               高             6,360       10,517      4,157       14,000
営           業           利           益             △274           719        993          850
経           常           利           益             △493           733      1,226          820
親会社株主に帰属する四半期純利益                                  △663        △103          560       △250
当社は現昭和電工マテリアルズ株式会社を連結子会社とし、2020年第3四半期期首より売上高及び損益を取り込んでおります。
前期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、当第3四半期との比較・分析にあたっては暫定的な会計処理の
確定の内容を反映した値を用いております。


② セグメント別 売上高・営業利益                                                        (単位:億円)     (単位:億円)
                                           2020年   2021年
                                                                                    2021年
            セ グ メ ン ト                   第3四半期累計 第3四半期累計                  増減
                                                                                    通期予想
                                         (1月~9月) (1月~9月)

石       油       化       学
                            売上高                   1,425        2,017        591        2,650
                            営業利益                     13          172        159          170
化           学           品
                            売上高                   1,130        1,356        225        1,800
                            営業利益                     93          164         71          195
エレクトロニクス
                            売上高                     687          833        145        1,150
                            営業利益                     48           95         47          155
無                       機
                            売上高                     613          722        109        1,000
                            営業利益                 △ 262           119        381          120
ア ル ミ ニ ウ ム
                            売上高                     584          617         32          750
                            営業利益                   △3             65         67           75
昭和電工マテリアルズ
                            売上高                   1,448        4,816      3,367        6,500
                            営業利益                  △ 92           186        277          265
そ           の           他
                            売上高                     800          389     △ 412           400
                            営業利益                      6            1       △6              2
調           整           額
                            売上高                  △ 329        △ 231          98       △250
                            営業利益                  △ 77         △ 81        △4         △132
                            売上高                   6,360       10,517      4,157       14,000
            計
                            営業利益                 △ 274           719        993          850
2020年第3四半期期首より、昭和電工マテリアルズ株式会社の売上高及び損益を 「昭和電工マテリアルズ」 セグメントとして取り込んでおりま
す。当セグメントは前期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、当第3四半期との比較・分析にあたっては暫定的な会
計処理の確定の内容を反映した値を用いております。

                                                                         (単位:億円)
                                            2021年            2021年       2021年
            セ グ メ ン ト                      第1四半期            第2四半期       第3四半期
                                          (1月~3月)          (4月~6月)     (7月~9月)

石       油       化       学
                            売上高                     578          695        744
                            営業利益                     55           62         55
化           学           品
                            売上高                     413          454        489
                            営業利益                     49           58         58
エレクトロニクス
                            売上高                     217          277        339
                            営業利益                     14           38         43
無                       機
                            売上高                     212          252        258
                            営業利益                     10           53         56
ア ル ミ ニ ウ ム
                            売上高                     225          252        139
                            営業利益                     23           33          8
昭和電工マテリアルズ
                            売上高                   1,596        1,606      1,614
                            営業利益                     76           50         60
そ           の           他
                            売上高                     282           55         52
                            営業利益                      2         △1         △1
調           整           額
                            売上高                  △ 125         △ 53       △ 53
                            営業利益                  △ 20         △ 25       △ 36
                            売上高                   3,397        3,537      3,583
            計
                            営業利益                    208          268        244
2.配当
                                                2020年      2021年
                項   目                            年間        年間予想
1   株   当       た   り       配   当   金             65.0円       65.0円
3.参考数値                                       


                                           2020年   2021年
                項   目                   第3四半期累計 第3四半期累計                  増減
                                         (1月~9月) (1月~9月)
為 替 レ ー ト ( 円 / US$ )                              107.6       108.5     0.9円安
国 産 ナ フ サ 価 格 ( 円 / KL )                          33,350      46,650     13,300
                                                                         (単位:億円)
             項   目                        2020年12月末        2021年9月末      増減
総              資                    産             22,036      22,123        87
有   利       子 負 債               残   高             10,601       9,693      △909
本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料
発表日現在における仮定を前提としています。なお、法令に定めのある場合を除き、当社はこれらの将来予測に基づく記述を更新する義務を負いません。実際の業績は、
今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。業績に影響を与える要素には、新型コロナウィルス感染症拡大が世界経済に与える影響、経済情勢、
ナフサ等原材料価格、黒鉛電極等製品の需要動向及び市況、為替レートなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。