3999 M-ナレッジスイート 2021-03-31 16:00:00
株式譲渡契約締結(子会社の取得)及び資金の借入に関するお知らせ [pdf]
2021 年3月 31 日
各 位
会 社 名 ナ レ ッ ジ ス イ ー ト 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 稲 葉 雄 一
(コ ー ド 番 号 3999 東 証 マ ザ ー ズ )
問 合 せ 先 常務取締役 執行役員コーポレートビジネスユニット長 柳沢 貴志
(TEL 03-5405-8120)
株式譲渡契約締結(子会社の取得)及び資金の借入に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、AI CROSS 株式会社(以下、AI CROSS 社といいます)が展開して
いるビジネスチャット事業(以下、譲受事業といいます)の譲受につきまして、譲受事業を承継する、同社
の新設分割会社である株式会社 DX クラウドの全株式を取得すること、及び本件を目的とした資金の借入を
行うことを決議いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
記
1. 株式取得の理由
当社は「Change The Business~中小企業のビジネスを変え、日本経済の活性化に貢献する~」を経営
理念に、「脳力をフル活用できる世界へ」を企業ビジョンに掲げ、売上拡大への貢献を可能にする統合
型SFA/CRMクラウドサービス『Knowledge Suite(ナレッジスイート)』を中心に、中堅・中小企業
のDXを推進するSaaSビジネスアプリケーションの開発・販売事業を展開しております。またM&
Aの展開により、事業展開の加速及び当社SaaS製品の強化を図っております。
一方、AI CROSS 社は“Smart Work,Smart Life~テクノロジーでビジネススタイル をスマートに”
をミッションとして、メッセージングサービス『絶対リーチ!SMS』及びビジネスチャットサービ
ス『InCircle(インサークル)』を通じた Smart AI Engagement 事業を展開しております。
譲受事業は、IT 知識に関係なく、全従業員が「誰でも、直ぐに、直感的」な利用を可能とすることを
基本設計としている国内発のビジネスチャット『InCircle』を主たるサービスとしております。また
『InCircle』は「シンプル」の他、シャドーIT や不正アクセスを防ぐ等の「セキュリティ」、多様な ICT
システムと簡単に連携できる「柔軟性」を特⾧に持ち、官公庁や金融、医療機関など高いセキュリティ
が求められる企業や中堅・中小企業を中心に、幅広い年齢やキャリアで構成される企業に導入されてい
るセキュア環境で運用可能なビジネスチャットサービスとなります。
ビジネスチャット市場においては、コラボレーション・スイートの一部として提供されているサービ
スに需要が集中する傾向が見られ、コロナ禍によって在宅勤務者のコミュニケーション手段として注目
されているほか、製造業や建設業、医療・介護事業者、飲食店などでは、PC を利用しない現場スタッ
フにも普及が進んでおり、業種・業態・企業規模を問わず、広範囲に需要が拡大しています。(出典:
2020 年 10 月 20 日「ITR Market View:ビジネスチャット市場 2020 調査ハイライライト
https://www.itr.co.jp/report/marketview/M20001700.html を基に当社作成)
チャットサービスの個人情報漏洩が注目されている中、『InCircle』は企業毎にセミプライベートまた
はプライベート環境を構築し、テキストメッセージ、画像、動画を外部に出すことなく、企業毎に情報
を管理し安心してご利用いただくことが可能なビジネスチャットサービスになります。
本株式取得により、現在開発を進めている次世代型『Knowledge Suite』の基盤上にチャットサービス
の実装を検討しており、今後『InCircle』との連携・拡張開発を進めることで、顧客基盤の更なる拡大
及び、当社が次世代型『Knowledge Suite』において目指すビジネスに特化したDXサービスのスーパー
アプリ化の実現を一層加速させていくことが可能になります。また、現在開発を進めている中長期的な
収益の源泉となる AI(人工知能)をはじめ、先進技術を活用した次世代型SFA/CRMクラウドサー
ビス『Knowledge Suite』を中心に、多くのDXサービスを拡張・連携させていくことで、業務の自動化、
営業の自動化を推進しビジネスにおける人手不足をテクノロジーで解決する為のシナジーが期待できる
と判断しております。
中堅・中小企業の更なるDX化を推進し、売上や生産性向上、業務効率化の実現に一層強力に取り組ん
でまいります。
2. 異動する子会社(予定新設会社)の概要
(1) 名 称 株式会社 DX クラウド
(2) 所 在 地 東京都港区虎ノ門 3-18-19 UD 神谷町ビル
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役 原田 典子
(4) 事 業 内 容 インターネットサービスの企画・開発及び運営
業務効率化及び業務改善に関するコンサルティング
(5) 資 本 金 1百万円
(6) 設 立 年 月 日 2021 年6月1日(予定)
(7) 発 行 済 株 数 100 株
(8) 決 算 期 9月
(9) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 AI CROSS 株式会社 100%
資本関係 該当事項はありません
(10)上場会社と当該会社と
人的関係 該当事項はありません
の 間 の 関 係
取引関係 該当事項はありません
(11)当該会社の最近3年間の 新設会社の為、記載事項はありません
経営成績及び財政状態
※ 上記新設会社は、2021 年3月 31 日付の新設分割計画書に定められたとおり、効力発生日における AI
CROSS 社の譲受事業に属する資産、債務、雇用、契約、その他の権利義務等を承継いたします。
新設会社の主要事業となるビジネスチャットの開発及び提供によって、計上された直近1年間の売上
高は 243 百万円となります。また、AI CROSS 社が会社分割により分割する資産の帳簿額は 56 百万円
(2020 年 12 月 31 日現在)、負債の帳簿額は 24 百万円(2020 年 12 月 31 日現在)となります。
3. AI CROSS 株式会社の概要
(1) 名 称 AI CROSS 株式会社
(2) 所 在 地 東京都港区西新橋三丁目 16 号 11 番 愛宕イーストビル
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役 原田 典子
(4) 事 業 内 容 Smart AI Engagement 事業
メッセージングサービス開発・運営
ビジネスチャットサービス企画・開発・運営
HR 関連サービス企画・開発・運営
(5) 資 本 金 470 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2015 年3月 10 日
(7) 直前事業年度の純資産額 1,184 百万円(2020 年 12 月期)
(8) 直前事業年度の総資産額 1,507 百万円(2020 年 12 月期)
(9) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 株式会社 IBI サーチ 14.7%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 5.4%
岡部 典子 3.7%
資本関係 該当事項はありません
(10)上場会社と当該会社と
人的関係 該当事項はありません
の 間 の 関 係
取引関係 該当事項はありません
4. 取得する新設分割会社の株式数及び取得前後の所有株式の状況
(1)異 動 前 の 所 有 株 式 数 0株
(議決権の数:0個)
(議決権所有割合:0%)
(2)取 得 株 式 数 100 株
(議決権の数1個)
(3)取 得 価 額 株式会社 DX クラウドの普通株 299.99 百万円 ※1
アドバイザリー費用等(概算額) 2.20 百万円 ※2
合計(概算額) 302.19 百万円
(4)異 動 後 の 所 有 株 式 数 100 株(所有割合:100.0%)
(議決権の数:1個)
(議決権所有割合:100%)
※1 取得価額につきましては、相手先より開示された譲受事業の過去の経営成績や新設会社の事業計画等
をもとに、第三者機関によるデューデリジェンスの結果報告を踏まえ、相手先と協議を重ね、最終的に
は、合理性のある価額として当社取締役会の決議を経た上で決定しております。
※2 アドバイザリー費用等には、デューデリジェンス報酬その他の費用等の額を含みます。
5. 日程
(1)取 締 役 会 決 議 日 2021 年3月 31 日
(2)契 約 締 結 日 2021 年3月 31 日
(3)株 式 譲 渡 実 行 日 2021 年6月1日(予定)
6. 資金の借入
(1) 資金の借入の理由
本件対象会社の全株式の取得を目的に、金融機関から必要な資金の借入を行うものです。
(2) 借入の概要
① 借入先 株式会社りそな銀行
② 借入金額 300 百万円
③ 借入金利 基準金利+スプレッド
④ 借入実行日 2021 年5月下旬(予定)
⑤ 担保の有無 無担保・無保証
7. 今後の見通し
本株式取得により、株式会社 DX クラウドは当社グループの連結子会社となり、2021 年9月期第3四
半期より連結対象となるため、当社の 2021 年9月期連結業績予想に及ぼす影響は、売上収益が 81 百万
円の増加が見込まれますが、利益については本件により発生するのれん評価などについて現在精査中で
あるため、開示すべき事項があれば速やかに開示いたします。
以 上