3999 M-ナレッジスイート 2020-11-13 15:30:00
2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月13日
上 場 会 社 名 ナレッジスイート株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3999 URL https://ksj.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 稲葉 雄一
常務取締役執行役員コーポレー
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 柳沢 貴志 (TEL) 03-5405-8120
トビジネスユニット長
定時株主総会開催予定日 2020年12月18日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年12月21日
決算補足説明資料作成の有無 : 有 (- )
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家、アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の連結業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社の所有者
当期包括利益合
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益 に帰属する当期
計額
利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 2,118 △1.9 △20 - △27 - △6 - △6 - 0 △98.8
2019年9月期 2,159 - 120 - 110 - 77 - 77 - 76 -
基本的1株当たり当 希薄化後1株当たり当 親会社所有者帰属持 資産合計税引前利 売上収益営業利益
期利益 期利益 分当期利益率 益率 率
円 銭 円 銭 % % %
2020年9月期 △1.28 △1.28 △0.7 △1.1 △1.0
2019年9月期 15.51 15.12 8.3 5.4 5.6
(参考) 持分法による投資損益 2020年9月期 -百万円 2019年9月期 -百万円
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 2,515 993 993 39.5 194.53
2019年9月期 2,338 980 980 41.9 194.65
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年9月期 115 △228 △132 748
2019年9月期 83 △130 104 993
2.配当の状況
親会社所有者
年間配当金 配当金総額 配当性向
帰属持分配当率
(合計) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2020年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年9月期(予想) - 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に帰 基本的1株当たり当
売上収益 営業利益 税引前利益
属する当期利益 期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 2,408 13.7 31 - 26 - 10 - 1.95
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名)- 、 除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期 5,105,200株 2019年9月期 5,036,000株
② 期末自己株式数 2020年9月期 143株 2019年9月期 143株
③ 期中平均株式数 2020年9月期 5,081,742株 2019年9月期 4,985,416株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性
があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.5「1.経営成績等の概
況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(IFRSの適用)
当社は、2020年9月期第1四半期連結会計期間から国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。また、前連結会計年度の連結
財務諸表につきましても、IFRSに準拠して表示しております。連結財務数値に係るIFRSと日本基準との差異につきましては、
P.15「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(初度適用)」をご参照ください。
(決算補足説明資料の入手方法)
決算補足説明資料は2020年11月13日(金)に当社ウェブサイトに掲載いたします。
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………12
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………12
(会計上の見積りの変更) …………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………12
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………14
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………14
(初度適用) …………………………………………………………………………………………15
― 1 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー
(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当社グループは当連結会計年度から、従来の日本基準に替えて国際会計基準(以下、「IFRS」とい
う。)を適用しており、前連結会計年度の数値もIFRSに組み替えて比較分析を行っております。
当連結会計年度における我が国経済は、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の停滞によ
り先行き不透明な状況となっております。
当社グループのクラウドソリューション事業を展開する情報通信サービス市場は、働き方改革関連法案の施行
に伴う「働き方改革」、感染症抑止のための「テレワーク」の常態化、及び「デジタルトランスフォーメーショ
ン(DX)」への急速な移行など、中堅・中小企業における企業の情報システム需要、リモートワーク環境の広
がりにより、サブスクリプションからなるSaaS(クラウドサービス)需要が急速に拡大しております。また、
システムエンジニアリング事業を展開するSES市場は、新型コロナウイルス感染症拡大によりプロジェクトの
延伸など一時的な影響はありつつも、IT投資に積極的な企業における慢性的な人材不足は今後も継続する見通
しです。
このような状況下で、当社グループは「Change The Business~中小企業のビジネスを変え、日本経済の活性化
に貢献する~」の経営理念を基に、「脳力をフル活用できる世界へ」とする企業ビジョンの実現を目指し、テレ
ワークをはじめとした働き方改革に必要不可欠であるDXへの取り組みを強化するべく、成長加速に向けた投資
の更なる強化を推進してまいりました。
具体的には、中堅・中小企業のDXを推進し、より多くの企業の働き方変革と売上拡大への貢献を可能にする、
SFA/CRMクラウドサービス「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」を中心としたサブスクリプションビ
ジネスの拡大のため、将来の売上拡大を見据えた営業増員、及び感染症対策としての商談オンライン化を積極的
に推進する新サービス「VCRM(ブイシーアールエム)」の市場投入と大規模ブランディング広告の実施のほ
か、先進技術を活用した次世代サービス基盤の開発をスタートいたしました。
さらに、カスタマーサクセスへ導く導入コンサルティングを通じて、企業のテレワーク導入早期化、DXの推
進を積極的に提案してまいりました。
また、経済産業省「IT導入補助金2020」における「IT導入支援事業者」に今年度も認定され、全国の中
堅・中小企業へのクラウドサービス導入促進を支援してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上収益は2,118,616千円(前期比1.9%減)、営業損失は20,022
千円(前連結会計年度は営業利益120,361千円)、税引前損失は27,285千円(前連結会計年度は税引前利益
110,897千円)、親会社の所有者に帰属する当期損失は6,504千円(前連結会計年度は当期利益77,330千円)とな
りました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(クラウドソリューション事業)
クラウドソリューション事業は、クラウドサービスとソリューションサービスの2つのサービスを軸に事業を
展開しております。クラウドサービスでは、主に営業活動の可視化、営業活動の自動化に加え、企業の働き方変
革及び売上拡大に貢献する法人向けマルチテナントとして開発した統合型SFA/CRMクラウドサービスの開
発・販売を展開しており、ソリューションサービスでは、中堅・中小企業のIT課題を解決支援する導入コンサ
ルティング、クラウドインテグレーション、WEBマーケティング支援を展開しております。
当連結会計年度のクラウドサービスにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による展示会及びセミナ
ーの延期または中止により商談機会の減少が発生しましたが、感染症対策をきっかけとした中堅・中小企業のテ
レワーク化及びDX化のニーズの高まりにより、オンラインによる継続的なリード(見込み客)の獲得を維持し、
商談のオンライン化を推進し、サブスクリプション契約の受注積み上がりが好調であったことから、当連結会計
年度における売上収益は674,516千円(前期比12.9%増)となりました。
― 2 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
ソリューションサービスにつきましては、クラウドサービスの契約が増加したことで、導入コンサルティング
サービスの受注は堅調に推移し、対面中心からオンラインへの業務変更早期化が功を奏し計画以上の収益を達成
しましたが、WEBマーケティング支援及びクラウドインテグレーションサービスは、感染症拡大による顧客企
業の予算縮小、及び先送り案件が増加した影響が響き、当連結会計年度における売上収益は221,646千円(前期比
1.1%減)となりました。
これらの結果、売上収益は896,162千円(前期比9.1%増)、セグメント利益は143,594千円(前期比45.4%減)
となりました。
(システムエンジニアリング事業)
システムエンジニアリング事業は、クラウドやAI・IoT・ビッグデータ等のWEBアプリケーション技術
を習得した実績ある精鋭エンジニアを有し、幅広い業種の企業に向けた高品質なシステムエンジニアリングサー
ビスを展開しております。
当連結会計年度においては、慢性的なIT人材不足を背景に、既存取引先との取引深耕が奏功し安定的な稼働
エンジニアを確保できておりましたが、感染症拡大による緊急事態宣言の発令を機に、IT人材需要が高い常駐
先企業において、年度開始に伴う計画見直しが発生したことで、派遣先プロジェクトが一部見送りになり、今後
の回復の兆しはありつつも当初計画からは減収となりました。
これらの結果、売上収益は1,222,454千円(前期比8.6%減)、セグメント利益は265,293千円(前期比5.2%
増)となりました。
― 3 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の流動資産は1,099,445千円となり、前連結会計年度末に比べ218,132千円減少しました。こ
れは主に、現金及び現金同等物の減少244,739千円、未収法人所得税の増加13,069千円によるものであります。
当連結会計年度末の非流動資産は1,416,066千円となり、前連結会計年度末に比べ394,879千円増加しました。こ
れは主に、無形資産の増加209,287千円、使用権資産の増加164,049千円によるものであります。
これらの結果、当連結会計年度末の資産合計は2,515,511千円となり、前連結会計年度末に比べ179,747千円増
加しました。
(負債)
当連結会計年度末の流動負債は913,646千円となり、前連結会計年度末に比べ386,577千円増加しました。これ
は主に、有利子負債の増加247,024千円、営業債務及びその他の債務の増加87,464千円によるものであります。
当連結会計年度末の非流動負債は608,774千円となり、前連結会計年度末に比べ222,708千円減少しました。これ
は主に、有利子負債の減少333,616千円,リース負債の増加107,548千円によるものであります。
これらの結果、当連結会計年度末の負債合計は1,522,420千円となり、前連結会計年度末に比べ163,869千円増
加しました。
(資本)
当連結会計年度末の資本は993,091千円となり、前連結会計年度末に比べ12,877千円増加しました。これは主
に、資本金の増加16,932千円によるものであります。
これらの結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末に比べ2.4ポイント減少し、39.5%となりまし
た。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ244,739
千円減少し、748,860千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は115,486千円(前連結会計年度は83,969千円の獲得)となりました。これは主
に、減価償却費及び償却費141,267千円、税引前損失27,285千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は228,211千円(前連結会計年度は130,674千円の使用)となりました。これは主
に、無形資産の取得による支出268,496千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は132,013千円(前連結会計年度は104,596千円の獲得)となりました。これは主
に、長期借入金の返済による支出186,592千円、リース負債の返済による支出53,921千円、短期借入金の増加
100,000千円によるものであります。
― 4 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(4)今後の見通し
当社グループは「Change The Business~中小企業のビジネスを変え、日本経済の活性化に貢献する~」を経営
理念に、「脳力をフル活用できる世界へ」を企業ビジョンに掲げ、デジタルトランスフォーメーション(DX)を
通じて、中小企業の未来を創造することを目指しております。
2020年9月期につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の停滞を機に、テレワークの増
加、企業のDX化が加速いたしました。このような状況下で当社グループは、競争優位性の高い「中堅・中小企
業向けにジャストフィットするSaaS」の開発・販売・カスタマーサクセス力を強みとした当社SaaS(ク
ラウドサービス)を、DX領域における中長期的な成長の柱として捉え、SaaS販売の体制強化、商談オンラ
イン化を推進する新サービス「VCRM(ブイシーアールエム)」の市場投入と大規模プロモーションを実施し、
成長加速に向けた投資の更なる強化を推進してまいりました。
今般、当社グループは2021年9月期より、中堅・中小企業の「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を
支援するDX事業へ注力するため、2020年10月1日よりDX事業へ経営資源を集中する組織体制へ変更したこと
に伴い、本日開示した「報告セグメントの変更に関するお知らせ」のとおり報告セグメントを変更いたしまし
た。
2021年9月期の業績予想につきましては、コロナ過での中堅・中小企業DX化の追い風を捉え、DX事業へ経
営資源を集中し、売上成長率を最優先いたします。具体的には、潜在市場への開拓へ向けた中小企業のDX化を
後押しする国策を追い風に、経済産業省認定の「IT導入支援事業者」として、営業増員による販売体制強化、
中長期的な収益を確保するカスタマーサクセス体制の整備、市場シェア獲得のためのブランディング投資を通じ
てSaaS(クラウドサービス)拡販に注力してまいります。また、将来収益の柱とすべく当社主力製品サービ
ス「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の次期バージョン開発及びM&A・アライアンスを通じて周辺サー
ビスの強化を図り、中堅・中小企業の営業活動のDX化を推進できる製品力強化を推進してまいります。
なお、感染症拡大の影響によって不透明な事業環境が継続することが予想されるため、中長期的な成長に向け
たDX事業投資は、事業環境や投資機会、新規サービスの受注状況等に応じて、機動的かつ柔軟に実行していく
予定であります。
BPO事業につきましては、客先常駐におけるエンジニア稼働率は当面横ばいを見込むなど、感染症拡大によ
る一定の業績影響が期末まで継続していることを前提としております。なお、非稼働人員リソースはDX事業へ
の開発要員として再配分するなど機動的に実行していく予定であります。
以上のことにより、DX事業セグメントの売上収益は969百万円(前年同期比44.2%増)、連結売上収益は
2,408百万円(前年同期比13.7%増)を計画しております。利益面においては、前述の成長戦略投資により、営業
利益31百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は10百万円を計画しております。
上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、感染拡大の収
束時期や経済活動の回復に要する期間等の様々な要因によって、実際の業績は予想数値と異なる結果となる可能
性があります。業績予想の修正の必要性が生じた場合には、速やかに開示いたします。
また、詳細につきましては決算補足説明資料もご確認ください。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上、経営管理及びガバナンスの強化を目的
として、2020年9月期第1四半期連結会計期間よりIFRSを適用しております。
― 5 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:千円)
移行日 前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(2018年10月1日) (2019年9月30日) (2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 935,707 993,599 748,860
営業債権及びその他の債権 139,067 292,666 299,348
棚卸資産 610 408 449
未収法人所得税等 - - 13,069
その他の金融資産 4,782 - -
その他の流動資産 33,301 30,903 37,717
流動資産合計 1,113,469 1,317,577 1,099,445
非流動資産
有形固定資産 47,063 50,212 61,494
使用権資産 275,719 219,808 383,857
のれん 129,019 328,206 328,206
無形資産 129,414 231,314 440,602
その他の金融資産 58,052 184,612 184,219
繰延税金資産 29,290 7,032 17,686
非流動資産合計 668,559 1,021,186 1,416,066
資産合計 1,782,029 2,338,764 2,515,511
― 6 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
移行日 前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(2018年10月1日) (2019年9月30日) (2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 42,026 162,670 250,134
契約負債 15,997 12,508 10,626
有利子負債 68,200 186,592 433,616
リース負債 57,152 56,998 117,484
未払法人所得税等 1,260 1,721 -
その他の流動負債 61,142 106,579 101,785
流動負債合計 245,779 527,069 913,646
非流動負債
有利子負債 431,250 637,666 304,050
リース負債 204,291 148,679 256,228
引当金 23,456 23,498 36,359
繰延税金負債 - 21,637 12,136
その他の非流動負債 283 - -
非流動負債合計 659,281 831,482 608,774
負債合計 905,061 1,358,551 1,522,420
資本
資本金 650,944 664,174 681,106
資本剰余金 639,328 652,558 647,594
利益剰余金 △413,218 △335,888 △338,102
自己株式 △85 △192 △192
その他の資本の構成要素 - △438 2,685
親会社の所有者に帰属する
876,967 980,213 993,091
持分合計
資本合計 876,967 980,213 993,091
負債及び資本合計 1,782,029 2,338,764 2,515,511
― 7 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 2,159,940 2,118,616
売上原価 1,362,594 1,259,020
売上総利益 797,345 859,595
販売費及び一般管理費 681,951 936,323
その他の収益 18,926 56,747
その他の費用 13,959 42
営業利益(△は損失) 120,361 △20,022
金融収益 110 409
金融費用 9,574 7,672
税引前利益(△は損失) 110,897 △27,285
法人所得税費用 33,566 △20,781
当期利益(△は損失) 77,330 △6,504
当期利益(△は損失)の帰属
親会社の所有者 77,330 △6,504
当期利益 77,330 △6,504
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(△は損失)
15.51 △1.28
(円)
希薄化後1株当たり当期利益(△は損
15.12 △1.28
失)(円)
― 8 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
当期利益(△は損失) 77,330 △6,504
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目:
その他の包括利益を通じて公正価値で測
△438 7,413
定する資本性金融資産
その他の包括利益合計 △438 7,413
当期包括利益合計 76,892 909
当期包括利益合計額の帰属
親会社の所有者 76,892 909
当期包括利益合計 76,892 909
― 9 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(3)連結持分変動計算書
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 資本
注記 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 資本の 合計 合計
構成要素
2018年10月1日 残高 650,944 639,328 △413,218 △85 - 876,967 876,967
当期利益(△は損失) - - 77,330 - - 77,330 77,330
その他の包括利益 - - - - △438 △438 △438
当期包括利益合計 - - 77,330 - △438 76,892 76,892
新株の発行 13,230 13,230 - - - 26,460 26,460
自己株式の取得 - - - △107 - △107 △107
株式報酬取引 - - - - - - -
所有者との取引額等合計 13,230 13,230 - △107 - 26,352 26,352
2019年9月30日残高 664,174 652,558 △335,888 △192 △438 980,213 980,213
当期利益(△は損失) - - △6,504 - - △6,504 △6,504
その他の包括利益 - - - - 7,413 7,413 7,413
当期包括利益合計 - - △6,504 - 7,413 909 909
新株の発行 4,250 4,250 - - - 8,500 8,500
自己株式の取得 - - - - - - -
株式報酬取引 12,682 △9,214 - - - 3,468 3,468
利益剰余金への振替 - - 4,290 - △4,290 - -
所有者との取引額等合計 16,932 △4,964 4,290 - △4,290 11,968 11,968
2020年9月30日 残高 681,106 647,594 △338,102 △192 2,685 993,091 993,091
― 10 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前利益(△は損失) 110,897 △27,285
減価償却費及び償却費 116,957 141,267
金融収益 △110 △409
金融費用 9,574 7,672
投資有価証券売却益 - △42,000
棚卸資産の増減(△は増加) 8,202 △41
営業債権及びその他の債権の増減額(△
7,189 △6,681
は増加)
営業債務及びその他の債務の増減額(△
△20,604 80,683
は減少)
契約負債の増減額(△は減少) △4,425 △1,882
引当金の増減額(△は減少) △3,657 -
その他 12,515 △14,022
小計 236,539 137,300
利息の受取額 110 9
配当金の受取額 - 400
利息の支払額 △9,178 △7,529
法人所得税の支払額 △13,500 △17,830
法人所得税の還付額 - 3,136
役員退職慰労金の支払額 △130,000 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 83,969 115,486
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △13,357 △15,798
無形資産の取得による支出 △78,309 △268,496
投資有価証券の取得による支出 △126,298 △10,000
投資有価証券の売却による収入 241 94,480
保険積立金の解約による収入 230,458 -
子会社の取得による支出 △160,505 -
その他 17,095 △28,397
投資活動によるキャッシュ・フロー △130,674 △228,211
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額 - 100,000
長期借入れによる収入 500,000 -
長期借入金の返済による支出 △357,345 △186,592
リース負債の返済による支出 △64,410 △53,921
株式の発行による収入 26,460 8,500
自己株式の取得による支出 △107 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 104,596 △132,013
現金及び現金同等物の増加額 57,891 △244,739
現金及び現金同等物の期首残高 935,707 993,599
現金及び現金同等物の期末残高 993,599 748,860
― 11 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に
決定しております。
当社グループは、経営組織の形態、製品・サービスの特性及び販売市場の類似性に基づき、複数の事業セグメン
トを集約した上で、「クラウドソリューション事業」及び「システムエンジニアリング事業」の2つを報告セグメ
ントとしております。
「クラウドソリューション事業」は、営業活動の可視化、営業活動の自動化を目指す法人向けマルチテナント型
クラウドサービスとして開発した統合型営業・マーケティング支援クラウドサービスの開発・販売、また、中堅・
中小企業の営業・マーケティング課題を解決支援する導入コンサルティング、クラウドインテグレーション、WE
Bマーケティング支援からなるソリューションサービスの2つのサービスを軸に事業を展開しております。
「システムエンジニアリング事業」は、当社が長年培ってきたクラウドインテグレーションノウハウをベースに
した先端IT技術者の育成、及び市場ニーズに即した先端技術力、研究開発体制を共有していくことで、今まで以
上にニーズの高いシステムエンジニアリングサービスを展開しております。
(2) 報告セグメントの収益及び業績に関する情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
クラウド システム
連結財務諸表
ソリューション エンジニア 合計 調整額
計上額
事業 リング事業
売上収益
外部顧客からの売上収益 821,776 1,338,163 2,159,940 ― 2,159,940
セグメント間の売上収益 4,243 ― 4,243 △4,243 ―
合計 826,020 1,338,163 2,164,184 △4,243 2,159,940
セグメント損益(△) 263,124 252,240 468,499 △348,137 120,361
金融収益 110
金融費用 9,574
税引前利益 110,897
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 116,957 ― 116,957 ― 116,957
減損損失 ― ― ― ― ―
― 12 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
クラウド システム
連結財務諸表
ソリューション エンジニア 合計 調整額
計上額
事業 リング事業
売上収益
外部顧客からの売上収益 896,162 1,222,454 2,118,616 ― 2,118,616
セグメント間の売上収益 4,372 50,918 55,291 △55,291 ―
合計 900,534 1,273,372 2,173,907 △55,291 2,118,616
セグメント損益(△) 143,594 265,293 408,887 △428,910 △20,022
金融収益 409
金融費用 7,672
税引前利益 △27,285
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 141,267 ― 141,267 ― 141,267
減損損失 ― ― ― ― ―
(注) 1.セグメント間の取引は市場実勢価格に基づいております。
2.セグメント利益の調整額は、主に各報告セグメントに配分していない全社費用によるものであります。
(3) 商品及びサービスに関する情報
商品及びサービスの区分が報告セグメントの区分と同一であるため、記載を省略しております。
(4) 地域別に関する情報
本邦の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しております。
(5) 主要な顧客に関する情報
a.前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上収益 関連するセグメント名
KDDI株式会社 234,094 クラウドソリューション事業
b.当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上収益 関連するセグメント名
KDDI株式会社 222,647 クラウドソリューション事業
― 13 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(1株当たり情報)
(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益又は当期損失
77,330 △6,504
(△)(千円)
基本的加重平均普通株式数(株) 4,985,416 5,081,742
基本的1株当たり当期利益又は当期損失(△)(円) 15.51 △1.28
(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益(千円) 77,330 △6,504
調整額 ― ―
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
77,330 △6,504
当期利益又は当期損失(△)(千円)
基本的加重平均普通株式数(株) 4,985,416 5,081,742
希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響(株) 128,921 ―
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
5,114,337 5,081,742
加重平均普通株式数(株)
基本的1株当たり当期利益又は当期損失(△)(円) 15.12 △1.28
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
― 14 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(初度適用)
当社グループは、当連結会計年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。我が国において一般に公
正妥当と認められる会計基準(以下、日本基準)に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2019年9月30日に終了す
る連結会計年度に関するものであり、IFRS移行日は2018年10月1日です。
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成にあたり採用した会計方針は、「3.重要な会計方針」に記載しており、当連
結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)及び前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30
日)の連結財務諸表、ならびに移行日(2018年10月1日)の連結財政状態計算書を作成する上で適用しております。
(1) 遡及適用に対する免除規定
IFRS第1号は、IFRSを初めて適用する企業に対して、原則として遡及的にIFRSを適用することを求めています。
ただし、一部について例外を認めており、当社グループが採用した免除規定は次のとおりです。
① 企業結合
当社グループは、移行日より前に行われた企業結合に対してIFRS第3号「企業結合」を遡及適用しないことを
選択しております。この結果、移行日より前に行われた企業結合は、日本基準により会計処理しており、修正再
表示しておりません。
② リース
契約にリースが含まれているか否かを移行日時点で存在する事象及び状況に基づき判定しております。
また、移行日前にファイナンス・リースに分類していた資産を除き、リース負債を移行日時点で測定し、同額
を使用権資産として計上しております。原資産が少額もしくは短期リースに該当する場合の認識の免除について、
移行日時点の状況で判断しております。
③ 移行日前に認識した金融商品の指定
当社グループは、IFRS第9号における金融商品の分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づい
て判断しております。
④ 株式報酬
当社グループは、移行日より前に権利確定した株式報酬に対しては、IFRS第2号を「株式に基づく報酬」遡及
適用しないことを選択しております。
(2) 強制的な例外規定
IFRS第1号は、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」等について、IFRSの遡及適用を禁止してお
ります。当社グループは、これらの項目について移行日より将来に向かって適用しております。
(3) 調整表
日本基準からIFRSへの移行が、当社グループの連結財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に及ぼす
影響は、次のとおりです。なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、
「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
― 15 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(1) 移行日(2018年10月1日)の資本に対する調整
(単位:千円)
認識及び
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
測定の差異
資産の部 資産
流動資産 流動資産
現金及び預金 935,707 ― ― 935,707 現金及び現金同等物
営業債権及びその他の
売掛金 139,655 △588 ― 139,067
債権
仕掛品 610 ― ― 610 棚卸資産
前払費用 25,922 △25,922 ― ―
その他 16,180 △16,180 ― ―
貸倒引当金 △588 588 ― ―
― 4,782 ― 4,782 その他の金融資産
― 37,320 △4,019 33,301 b その他の流動資産
流動資産合計 1,117,488 ― △4,019 1,113,469 流動資産合計
固定資産 非流動資産
有形固定資産 104,105 △38,249 △18,792 47,063 b 有形固定資産
― 38,249 237,470 275,719 b 使用権資産
― 238,996 △109,977 129,019 a のれん
無形固定資産 353,383 △238,996 15,028 129,414 f 無形資産
投資その他の資産 96,792 △23,712 △15,028 58,052 f その他の金融資産
― 23,712 5,578 29,290 g 繰延税金資産
固定資産合計 554,281 ― 114,278 668,559 非流動資産合計
資産合計 1,671,770 ― 110,259 1,782,029 資産合計
― 16 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
認識及び
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
測定の差異
負債及び資本
負債の部 負債
流動負債 流動負債
営業債務及びその他の
買掛金 17,008 25,018 ― 42,026
債務
― 15,997 ― 15,997 契約負債
1年以内返済予定の
68,200 ― ― 68,200 有利子負債
長期借入金
リース債務 8,264 ― 48,888 57,152 b リース負債
未払金 25,018 △25,018 ― ―
未払費用 13,794 △13,794 ― ―
未払法人税等 9,375 ― △8,115 1,260 g 未払法人所得税等
前受金 15,997 △15,997 ― ―
賞与引当金 19,165 △19,165 ― ―
その他 10,874 △10,874 ― ―
― 43,834 17,307 61,142 b,c,g その他の流動負債
流動負債合計 187,699 ― 58,080 245,779 流動負債合計
固定負債 非流動負債
長期借入金 431,250 ― ― 431,250 有利子負債
リース債務 33,909 ― 170,382 204,291 b リース負債
資産除去債務 23,456 ― ― 23,456 引当金
その他 283 ― ― 283 その他の非流動負債
固定負債合計 488,899 ― 170,382 659,281 非流動負債合計
負債合計 676,598 ― 228,462 905,061 負債合計
純資産の部 資本
資本金 650,944 ― ― 650,944 資本金
資本剰余金 641,044 ― △1,715 639,328 e 資本剰余金
利益剰余金 △296,731 ― △116,487 △413,218 a,b,c,e,g 利益剰余金
自己株式 △85 ― ― △85 自己株式
親会社の所有者に帰属
995,171 ― △118,203 876,967
する持分合計
純資産合計 995,171 ― △118,203 876,967 資本合計
負債純資産合計 1,671,770 ― 110,259 1,782,029 負債及び資本合計
― 17 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(2) 前連結会計年度(2019年9月30日)の資本に対する調整
(単位:千円)
認識及び
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
測定の差異
資産の部 資産
流動資産 流動資産
現金及び預金 993,599 ― ― 993,599 現金及び現金同等物
営業債権及びその他の
売掛金 272,853 19,812 ― 292,666
債権
仕掛品 408 ― ― 408 棚卸資産
前払費用 32,525 △32,525 ― ―
その他 24,825 △24,825 ― ―
貸倒引当金 △2,585 2,585 ― ―
― 34,952 △4,049 30,903 b その他の流動資産
流動資産合計 1,321,626 ― △4,049 1,317,577 流動資産合計
固定資産 非流動資産
有形固定資産 95,956 △51,248 5,504 50,212 b 有形固定資産
― 51,248 168,559 219,808 b 使用権資産
― 366,974 △38,767 328,206 a のれん
無形固定資産 583,260 △366,974 15,028 231,314 f 無形資産
投資その他の資産 200,254 △1,362 △14,280 184,612 f その他の金融資産
― 1,362 5,670 7,032 g 繰延税金資産
固定資産合計 879,472 ― 141,714 1,021,186 非流動資産合計
資産合計 2,201,099 ― 137,664 2,338,764 資産合計
― 18 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
認識及び
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
測定の差異
負債及び資本
負債の部 負債
流動負債 流動負債
営業債務及びその他の
買掛金 126,672 35,997 ― 162,670
債務
― 12,508 ― 12,508 契約負債
1年以内返済予定の
186,592 ― ― 186,592 有利子負債
長期借入金
リース債務 7,225 ― 49,772 56,998 b リース負債
未払金 36,972 △36,972 ― ―
未払費用 14,834 △14,834 ― ―
未払法人税等 9,824 ― △8,103 1,721 g 未払法人所得税等
前受金 12,508 △12,508 ― ―
賞与引当金 31,948 △31,948 ― ―
その他 28,782 47,757 30,039 106,579 b,c,g その他の流動負債
流動負債合計 455,360 ― 71,709 527,069 流動負債合計
固定負債 非流動負債
長期借入金 637,666 ― ― 637,666 有利子負債
リース債務 26,684 ― 121,995 148,679 b リース負債
資産除去債務 23,498 ― ― 23,498 引当金
繰延税金負債 18,269 ― 3,368 21,637 繰延税金負債
固定負債合計 706,118 ― 125,363 831,482 非流動負債合計
負債合計 1,161,479 ― 197,072 1,358,551 負債合計
純資産の部 資本
資本金 664,174 ― ― 664,174 資本金
資本剰余金 654,274 ― △1,715 652,558 e 資本剰余金
利益剰余金 △278,196 ― △57,691 △335,888 a,b,c,e,f 利益剰余金
自己株式 △192 ― ― △192 自己株式
その他の包括利益累計額 △438 ― ― △438 その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属
1,039,620 ― △59,407 980,213
する持分合計
純資産合計 1,039,620 ― △59,407 980,213 資本合計
負債純資産合計 2,201,099 ― 137,664 2,338,764 負債及び資本合計
― 19 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(3) 前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)の包括利益に対する調整
(単位:千円)
認識及び
日本基準表示科目 日本基準 表示組替 IFRS 注記 IFRS表示科目
測定の差異
売上高 2,159,940 ― ― 2,159,940 売上収益
売上原価 1,362,594 ― ― 1,362,594 売上原価
売上総利益 797,345 ― ― 797,345 売上総利益
販売費及び一般管理費 731,014 ― △49,062 681,951 a,b,c,g 販売費及び一般管理費
― 5,470 13,455 18,926 a,d その他の収益
― 11,273 2,685 13,959 d,f その他の費用
営業利益 66,331 △5,802 59,832 120,361 営業利益
営業外収益 5,581 △5,581 ― ―
営業外費用 10,744 △10,744 ― ―
特別損失 8,614 △8,614 ― ―
― 110 ― 110 金融収益
― 8,085 1,488 9,574 b 金融費用
税金等調整前当期純利益 52,553 ― 58,344 110,897 税引前当期利益
法人税等合計 34,018 ― △451 33,566 g 法人所得税費用
当期純利益 18,534 ― 58,795 77,330 当期利益
その他の包括利益 その他の包括利益
純損益に振り替えられる
ことのない項目
その他の包括利益を
その他有価証券
△438 ― ― △438 通じて公正価値で測定
評価差額金
する資本性金融商品
その他の包括利益合計 △438 ― ― △438 その他の包括利益合計
包括利益 18,096 ― 58,795 76,892 当期包括利益
(4) 調整に関する注記
主に以下の調整及び関連する税効果の計上を行っております。
a のれん
日本基準ではのれんを一定期間にわたり償却しておりましたが、IFRSでは償却を行わないため、日本基準で
移行日以降に計上したのれん償却額を戻し入れております。
日本基準ではのれんの修正としていた条件付対価の一部について、IFRSでは収益として計上しております。
移行日時点でIFRSに基づきのれんの回収可能性を評価した結果、新たに減損損失を計上しております。
b リース
日本基準では賃貸借処理していたリース取引の一部について、IFRSでは使用権資産及びリース負債を計上し
ております。
c 有給休暇
日本基準では認識していなかった未消化の有給休暇について、IFRSでは負債を計上しております。
― 20 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
d 総額表示
日本基準では営業外収益に純額で表示していた項目の一部について、IFRSではその他の収益及びその他の費
用に総額で表示しております。
e 資本取引
日本基準では費用としていた資本取引の付随コストについて、IFRSでは資本から控除しております。
f 無形資産
日本基準では金融商品としていた資産の一部について、IFRSでは無形資産として表示しております。
g 法人所得税
日本基準では法人税、住民税及び事業税に表示していた項目の一部について、IFRSでは販売費及び一般管理
費として表示しております。また、日本基準では未払法人税等に表示していた項目の一部について、IFRSでは
その他の流動負債として表示しております。
h 表示組替
IFRSの規定に準拠するために主に以下の表示組替を行っております。
・日本基準において、「営業外収益」、「営業外費用」、「特別損失」に表示していた項目について、IFRS
では主に財務関連項目を「金融収益」又は「金融費用」として、それ以外の項目については、「その他の
収益」又は「その他の費用」として表示しております。
・日本基準において区分掲記していた「貸倒引当金」及び流動資産の「その他」に含めていた未収入金は、
IFRSでは「営業債権及びその他の債権」として表示しております。
・日本基準において「有形固定資産」として表示していた項目の一部について、IFRSでは「使用権資産」と
して表示しております。
・日本基準において区分掲記していた「前受金」は、IFRSでは「契約負債」として表示しております。
・日本基準において区分掲記していた「買掛金」、「未払金」は、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」
として表示しております。
・日本基準において区分掲記していた「受注損失引当金」及び流動負債の「資産除去債務」は、IFRSでは流
動負債の「引当金」として表示しております。
― 21 ―
ナレッジスイート株式会社 (3999) 2020年9月期 決算短信
(5) 利益剰余金に対する調整
移行日 前連結会計年度
(2018年10月1日) (2019年9月30日)
a のれん △109,977 △48,740
b リース △400 △952
c 有給休暇 △17,275 △18,268
e 資本取引 1,715 1,715
f 無形資産 ― 747
その他 9,450 7,806
合計 △116,487 △57,691
(6) 前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)のキャッシュ・フローに対する調整
日本基準ではファイナンス・リース取引を除くリース料の支払いを、営業活動によるキャッシュ・フローに区
分しておりましたが、IFRSではリース負債の返済として財務活動によるキャッシュ・フローに区分しておりま
す。
― 22 ―