3998 M-すららネット 2020-04-30 15:00:00
2020年12月期第1四半期決算短信 [pdf]
2020年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年4月30日
上場会社名 M−すららネット 上場取引所 東
コード番号 3998 URL http://surala.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 湯野川 孝彦
問合せ先責任者 (役職名) CFO 経営管理グループ長 (氏名) 古子 優樹 TEL 03-5283-5158
四半期報告書提出予定日 2020年5月8日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年12月期第1四半期の業績(2020年1月1日∼2020年3月31日)
(1) 経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第1四半期 312 18.8 78 ― 86 ― 59 ―
2019年12月期第1四半期 263 26.6 △92 ― △92 ― △64 ―
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年12月期第1四半期 46.94 44.61
2019年12月期第1四半期 △51.07 ―
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第1四半期 1,116 950 85.1
2019年12月期 1,033 891 86.2
(参考)自己資本 2020年12月期第1四半期 950百万円 2019年12月期 891百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年12月期 ― ― ― 0.00 0.00
2020年12月期 ―
2020年12月期(予想) ― ― 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年12月期の業績予想(2020年 1月 1日∼2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 1,364 19.5 152 136.2 172 161.7 114 160.3 90.35
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期1Q 1,266,700 株 2019年12月期 1,266,700 株
② 期末自己株式数 2020年12月期1Q 122 株 2019年12月期 64 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期1Q 1,266,601 株 2019年12月期1Q 1,266,666 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………4
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………5
(1)四半期貸借対照表 …………………………………………………………………………………5
(2)四半期損益計算書 …………………………………………………………………………………7
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………8
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株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、足元で大幅に下押
しされております。また、世界的にもコロナウイルス感染の急速な拡大により欧米諸国をはじめとする、世界各
国にてロックダウンが行われるなど未曾有の事態に直面しており、景気の先行きは不透明な状況が続いておりま
す。
わが国の教育業界においては、従来からの少子化の流れの中で、企業間競争が激しさを増しており、経営環境
は依然厳しい状況で推移しているものの、当社が属するeラーニング学習市場につきましては、コロナウイルス感
染拡大により全国の小中高校の臨時休校に伴うオンライン自宅学習の増加と規制緩和、政府のGIGAスクール構想
の進捗とともに、教育現場でのスマートフォンやタブレット端末の普及と活用が進み、今後も引き続き市場と顧
客層の拡大が見込まれます。
当社はこのような環境の中、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念として社員全員が共有
し、その実現に取り組んでおります。
主要顧客である「学習塾マーケット(学習塾を対象とした販路を指します。)」においては、「低学力の生徒に
対する学力向上教材」として強固なポジショニングの認知が進んでいるとともに、当社のサービスを使って独立
開業される方や、従来塾を経営されている個人顧客に加え、地方の大手塾や放課後等デイサービス施設との新た
な契約が堅調に進捗しております。その一方で、毎年3月の年度末に合わせた生徒の卒業等によるIDの終了手続
き等が発生し、当第1四半期末時点の導入校数は966校(前期末比135校増加)、ID数は17,256ID(前期末比893ID減
少)となりました。その結果、学習塾マーケットの当第1四半期累計期間における売上高は162,181千円(前年同
四半期比8.9%増加)となりました。
次に「学校マーケット(学校を対象とした販路を指します。)」においては、私立学校における活用の拡大と深
化が進んだことに加え、通信制高校や地方部の公立学校などでの採用などが進み、契約数は堅調に進捗しており
ます。その一方で、毎年3月の年度末に合わせた生徒IDの終了手続き等が発生し、当第1四半期末時点の導入校
数は200校(前期末比17校増加)、ID課金数(校舎課金を除く。)は32,660ID(前期末比816ID減少)となりました。そ
の結果、学校マーケットの当第1四半期累計期間における売上高は91,478千円(前年同四半期比12.7%増加)と
なりました。
さらに当社では学習塾・学校に続く第3の事業の柱として「個人学習者向けのBtoCマーケット(個人学習者を対
象とした販路を指します。)」における事業展開を進めております。コロナウイルス感染症拡大による自宅学習の
増加と昨今社会問題として注目されつつある不登校に関する問い合わせの増加により、ID数は増加傾向にあり、
当第1四半期末時点のID数は2,689ID(前期末比340ID増加)となりました。その結果、BtoCマーケットの当第1
四半期累計期間における売上高は55,400千円(前年同四半期比81.1%増加)となりました。
また、当社が今後も成長を続けるとともに当社が掲げる企業理念を実現するためには、「海外マーケット(日
本国外を対象とした販路を指します。)」の更なる開拓が必要であると考えております。このような中長期的な
方針のもと、海外マーケットにおいては、主にスリランカ及びインドネシアにおいて現地の私立学校との契約が
堅調に進捗したことにより、当期末時点の海外マーケットにおけるID数は2,467ID(前期末比66ID増加)となりまし
た。
その結果、当社全体の当第1四半期累計期間における売上高は312,819千円(前年同四半期比18.8%増加)とな
りました。また、当社全体の当第1四半期累計期間末時点における導入校数は1,216校(前期末比160校増加)、利
用ID数は70,242ID(前期末比275ID増加)となりました。
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株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
〈課金対象導入校数の推移及びID数の推移〉
すらら導入校数(校) すららID数(ID)
年月 学校(注2)
学習塾 学校 海外 合計 学習塾 海外 BtoC その他 合計
ID課金 校舎課金
2019年3月末 782 168 32 982 14,605 28,553 12,949 2,718 1,823 496 61,144
2019年12月末 831 183 42 1,056 18,149 33,476 13,104 2,401 2,349 488 69,967
2020年3月末 966 200 50 1,216 17,256 32,660 14,685 2,467 2,689 485 70,242
(注) 1. 上記のすらら導入校数は、月額「サービス利用料」が発生する校舎数を対象に記載しております。なお、
「海外」については、契約上月額「サービス利用料」の課金を行っておりませんが、参考値として契約校舎
数を記載しております。
2.上記の「学校」のすららID数について、内訳を記載しております。ID課金数は、導入校がすららシステムに
登録した生徒ID1つにつき課金されるものを指します。校舎課金数は、導入校が当社に対して1校舎につき
固定の利用料金を支払うことで生徒IDを登録することができるものであり、生徒ID1つにつき課金されない
ものを指します。なお、学校法人との契約において、当社が導入校に対して提供する現在の契約内容はID課
金のみであり、校舎課金は株式会社C&I Holdingsにおける事業運営時に契約された導入校等に対して提供し
ている契約内容であります。
一方、費用につきましては、小・中学校の理科・社会をリリースしたことや新コンテンツ・システムに関する
開発投資や、当社の認知度を高め契約数を増加させるためのプロモーション活動等は、TVコマーシャルは行いま
せんでしたが、引き続き積極的に取り組んでまいりました。
その結果、当社全体の当第1四半期累計期間における売上原価は65,912千円(前年同四半期比19.1%増加)、
販売費及び一般管理費は168,092千円(前年同四半期比44.1%減少)となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の営業利益は78,814千円(前年同四半期は営業損失92,603千円)、経常利
益は86,006千円(前年同四半期は経常損失92,310千円)、四半期純利益は59,450千円(前年同四半期は四半期純
損失64,691千円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期会計期間末の総資産は1,116,090千円となり、前事業年度末に比べ82,534千円増加いたしました。
これは主に、売上高の増加による現金及び預金と売掛金が増加したこと、コンテンツ・システム開発に伴うソフ
トウエアが増加したものであります。
企業の安全性を示す自己資本比率は前事業年度末86.2%に対し、当第1四半期会計期間末は85.1%と1.1ポイン
ト減少しております。また、支払能力を示す流動比率は前事業年度末486.2%に対し、当第1四半期会計期間末は
学校法人の導入校からの利用料金の入金による前受金の減少した一方で、コンテンツ・システムの開発費用にか
かる未払金、未払法人税等及び未払消費税等の増加に伴い443.1%と43.1%ポイント減少しております。
(流動資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は734,780千円となり、前事業年度末に比べ42,079千円増加いたしま
した。これは主に契約数の増加に伴う売上高の増加により現金及び預金と売掛金が増加したことによるものであ
ります。
(固定資産)
当第1四半期会計期間末における固定資産は381,310千円となり、前事業年度末に比べ40,455千円増加いたしま
した。これは主にコンテンツ・システム開発にかかるソフトウエアが増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第1四半期会計期間末における流動負債は165,833千円となり、前事業年度末に比べ23,364千円増加いたしま
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株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
した。これは主に学校法人の導入校からの前受金が減少した一方で、コンテンツ・システムの開発費用にかかる
未払金、未払法人税等及び未払消費税等が増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は950,256千円となり、前事業年度末に比べ59,169千円増加いたし
ました。これは主に四半期純利益を59,450千円計上したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、経済の先行きは不透明な状況が続いておりますが、当社は全国の小中
学校の臨時休校への支援や学習塾・放課後デイサービス及び家庭学習の需要増加への積極的な対応を行っており
ます。
そのため、2020年12月期の業績予想につきましては、概ね計画通りに推移しており、2020年2月7日に発表し
ました通期の業績予想数値に変更はありません。
但し、新型コロナウイルス感染症の問題が業績に及ぼす影響については今後も注視し続け、今後、業績予想の
大幅な修正が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
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株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2019年12月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 533,228 561,813
売掛金 133,321 153,682
前払費用 8,356 10,912
その他 22,666 14,000
貸倒引当金 △4,873 △5,629
流動資産合計 692,700 734,780
固定資産
有形固定資産
建物附属設備 7,507 7,507
減価償却累計額 △886 △1,026
建物附属設備(純額) 6,621 6,481
工具、器具及び備品 2,088 2,088
減価償却累計額 △824 △901
工具、器具及び備品(純額) 1,264 1,186
有形固定資産合計 7,885 7,667
無形固定資産
ソフトウエア 198,712 267,590
ソフトウエア仮勘定 112,336 79,839
無形固定資産合計 311,048 347,429
投資その他の資産
長期未収入金 2,029 1,966
差入保証金 13,598 13,340
繰延税金資産 8,278 12,837
その他 43 35
貸倒引当金 △2,029 △1,966
投資その他の資産合計 21,920 26,213
固定資産合計 340,855 381,310
資産合計 1,033,555 1,116,090
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(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2019年12月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
未払金 77,189 92,812
未払費用 8,500 4,785
未払法人税等 1,821 33,719
未払消費税等 - 15,244
前受金 48,564 6,692
預り金 6,388 2,554
賞与引当金 - 9,808
その他 6 216
流動負債合計 142,468 165,833
負債合計 142,468 165,833
純資産の部
株主資本
資本金 276,998 276,998
資本剰余金 273,998 273,998
利益剰余金 340,518 399,968
自己株式 △427 △708
株主資本合計 891,087 950,256
純資産合計 891,087 950,256
負債純資産合計 1,033,555 1,116,090
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(2)四半期損益計算書
第1四半期累計期間
(単位:千円)
前第1四半期累計期間 当第1四半期累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 263,267 312,819
売上原価 55,353 65,912
売上総利益 207,914 246,907
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 142,282 25,703
貸倒引当金繰入額 287 1,000
役員報酬 13,112 11,199
給料及び手当 41,394 46,047
賞与引当金繰入額 9,623 9,808
法定福利費 10,615 9,482
旅費及び交通費 8,709 7,076
減価償却費 1,765 2,223
その他 72,726 55,550
販売費及び一般管理費合計 300,517 168,092
営業利益又は営業損失(△) △92,603 78,814
営業外収益
受取利息 11 4
貸倒引当金戻入額 259 127
受取精算金 - 7,790
その他 253 403
営業外収益合計 524 8,325
営業外費用
為替差損 62 1,133
その他 169 -
営業外費用合計 231 1,133
経常利益又は経常損失(△) △92,310 86,006
特別損失
固定資産除却損 805 -
特別損失合計 805 -
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) △93,116 86,006
法人税、住民税及び事業税 152 31,116
法人税等調整額 △28,576 △4,559
法人税等合計 △28,424 26,556
四半期純利益又は四半期純損失(△) △64,691 59,450
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株式会社すららネット(3998) 令和2年12月期 第1四半期決算短信
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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