3994 マネーフォワード 2021-08-02 15:30:00
海外募集による新株式発行に関する補足説明資料 [pdf]
海外募集による新株式発行に関する補足説明資料
株式会社マネーフォワード
2021年8月2日
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取引の概要
発行会社名 • 株式会社マネーフォワード
• 5,000,000株 (希薄化率: 10.4%)
オファリング株数/ 形態 • 海外募集(Regulation S+144A)
• 新株式発行100%(売出なし)
• 当社及び下記2名に対して受渡期日より90日間まで
ロックアップ条項 辻 庸介(当社代表取締役社長 CEO)
市川 貴志(当社執行役員 CISO)
発行決議日 • 2021年8月2日(月)
• 2021年8月5日(木)から2021年8月10日(火)までの間の
条件決定日
いずれかの日
払込期日 • 2021年8月17日(火)
受渡期日 • 2021年8月18日(水)
• Mizuho International
共同主幹事会社 兼
• Goldman Sachs International
共同ブックランナー
• Merrill Lynch International
2
資金調達の目的と資金使途
主な目的
• 国内SaaS/Fintech領域における成長の更なる加速と強固な事業基盤の確立
• 加速度的な成長を実現するためのM&A実施に備えた財務基盤の確保
• 株式流動性の向上及び投資家層の拡大
資金使途
• Businessドメインにおける新規顧客獲得のためのセールス&マーケティング費用、並びに中堅企業・IPO準備企業/上場
企業に向けた『マネーフォワード クラウド』の更なる機能及びプロダクト開発/R&Dへの投資:150億円
• プロダクトエコシステムの拡充或いは更なるTAMの拡大を実現するためのM&A資金:120億円*1
• 過去に行った株式会社アール・アンド・エー・シー、Mekariグループ*2及び株式会社sustenキャピタル・マネジメントの株式
取得資金につき、取り崩した手元資金である現預金の手当て:約35億円
• 借入金返済:残額
*1 2024年11月末までに上記金額分のM&Aが実施されない場合は、M&Aに充当されなかった残額分を2025年11月末までに人件費、広告宣伝費及びシステム開発費に充当する予定。
*2 “Mekari”は、グループのブランド名。当社は、ホールディング会社のSLEEKR PTE. LTD.(シンガポールに登記)の株式を保有。
3
売上高推移
前年同期比
+58%
(百万円) (+41%*1)
11,318
16-20年 CAGR 1H
前年同期比
+65% +43%
7,157
7,460
5,215
4,595
2,900
1,542
16/11期 17/11期 18/11期 19/11期 20/11期 20/11期 1H 21/11期 1H
年度推移 半期推移
* R&AC社の売上高は2020年8月1日より計上。スマートキャンプ社の売上高は 2019年12月1日より計上。
*1 19/11期に完了したスマートキャンプ社のM&A影響を除いた前年同期比の売上高成長率は40.7%。
4
SaaS ARR* 推移
1H
前年同期比
+40%
(百万円) 前年同期比
■ X ストック売上高 +33% 9,702 (1H 前年同期比)
■ Business 法人
■ Business 個人事業主 664 +20%
■ Home プレミアム課金
8,252(前年同期比)
587 +35%
6,913
6,220 556
+50%
435 6,342
5,381 +41%
4,093
4,237
319 3,827
2,668
300 2,383
1,040 +24%
1,395
857 +5 % 836
818
472
314 1,428 +25% 1,285
1,656 +29%
920 1,139
659
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期 20/11期 1H 21/11期 1H
* SaaS ARRは、各会計年度の最終月のSaaS MRRを12倍したもの。SaaS MRRは、(1)Homeドメインにおけるプレミアム課金収入、(2)『マネーフォワードクラウド』、『STREAMED』、『Manageboard』、『V-ONE
クラウド』、『マネーフォワード 公認メンバー制度 』等の法人向けサービスの課金収入、(3)Xドメインにおける課金収入を含む。なお、初期導入費用など各事業のフロー売上高やスマートキャンプ社の売上は含まない。
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売上総利益 / EBITDA
売上総利益は拡大を継続。収益力の強化により、今上期はEBITDA黒字を記録。
売上総利益 EBITDA
(百万円) (百万円)
売上総利益 売上総利益率 系列1 系列3 EBITDA EBITDA(広告宣伝費除く) 系列1 系列2
年度推移 半期推移 年度推移 半期推移
18/11期 19/11期 20/11期 20/11期 1H 21/11期 1H 18/11期 19/11期 20/11期 20/11期 1H 21/11期 1H
8,000 80%
8,000
72% 80% 1,928
7,600 7,600 1,900 1,900
7,200 67% 7,200 67%
70% 70% 1,411
6,800 6,800
6,400
61% 60% 6,400 1,400 1,400
6,000 60%
6,000 60%
5,600 5,600 900 900 550 649
5,200 5,200
50% 50%
4,800 4,800 400 400
4,400 4,400
4,000 4,000
40% 40% △100 △100
3,600 7,617 3,600
3,200 3,200
30% △600
△144 △600
30%
2,800
2,800 5,383
2,400 2,400 △595 △578
2,000 4,324 2,000
20% 20%△1,100 △1,100
1,600 1,600 3,499 △880
1,200 2,783 1,200 △1,600 △1,600
10% 10%
800 800
400 400 △2,100 △2,100
0 0
0% 0%
△2,098 △1,951
* EBITDA = 営業損益 + 償却費 + 営業費用に含まれる税金費用 + 株式報酬費用。
* 2020年11月期より、継続的な開発力の強化により発生した、将来収益を期待できる開発プロジェクトをソフトウェア資産化。
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主な投資領域
• 今上期に課金顧客数の純増ペースが大きく加速
• ARR成長の加速に向けた投資拡大
• 適正期間での投資回収実績に基づく積極的な先行投資
セールス & マーケティング
• 中堅・大企業向けのフレキシブルなERPラインナップの拡充
• AI、UI/UX、自然言語処理を含む領域へのイノベーション投資
• データ資産を活かした新規事業の創出
プロダクト開発
• 規律ある戦略的M&Aの実施
• PMIの実績:グループジョイン後に成長が加速
戦略的M&A
7
様々なステージの企業にも対応可能なラインナップ
継続的なプロダクト開発により、上場企業やIPO準備企業向けのプロダクトラインナップも拡充。
中堅企業 上場企業
個人事業主 中小企業 ・IPO準備企業
個人事業主向け 中小企業向け 中堅企業・IPO準備企業/上場企業向け
あらゆる企業規模に対応
主に士業事務所向け 中堅企業・IPO準備企業/上場企業向け
8
課金顧客数とARPAの成長が加速
課金顧客数*1 ARPA*2
(課金顧客数) 個人事業主 法人 (¥) 合計 個人事業主 法人
(前年同期比)
+24千
前年同期比 80,598 +16.1%
(前年同期比)
77,189
2.2倍
166,597 +29.6% 68,337 69,413
+11千 ▲
R&AC社が
142,214 グループジョイン
128,569
117,644 78,682 +28.9% 43,864 44,306 +12.3%
69,713 39,488 39,456
61,039
56,007
87,915 +30.2% 13,274 12,378 11,821 11,827 △4.5%
61,637 67,530 72,501
19/11期 20/11期 20/11期 21/11期 19/11期 20/11期 20/11期 21/11期
4Q末 2Q末 4Q末 2Q末 4Q末 2Q末 4Q末 2Q末
*1 個人事業主の課金顧客数は、『マネーフォワード クラウド』における個人向けサービスに課金する個人事業主の数。法人の課金顧客数は、 『マネーフォワード クラウド』、『STREAMED』、『Manageboard』、『V-
ONEクラウド』等法人向けサービスに課金する、一般企業、士業及びその顧問先に加えて、 『マネーフォワード クラウド公認メンバー制度』に課金する士業を含む。なお、以上の経営指標には、スマートキャンプ社は含ま
ない。
*2 ARPAは、各会計年度の最終月のBusinessドメインのMRRの12倍(ARR)を当該月の終了時点の課金顧客数で割った値。
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中堅企業・IPO準備企業/上場企業向けにフレキシブルなERPラインナップを提供
インターネットバンキング・クレジットカード
入出金明細
自動取得 利用明細 入出金明細 振込依頼
自動取得 自動取得
仕訳データ コ
仕訳データ ン
トカ
ロー
債権データ ード コ
ル ー
ポ
消込データ 仕訳データ レ
入金消込・債権管理 ー
取経 ト
得費 カ
仕訳データ
実績データ デ ー
ー ド
仕訳データ タ
キャッシュフロー・予実分析
給与等情報 勤怠データ
契
約 経理財務
社員情報 デ
ー
社員情報 社員情報連携 タ 人事労務
セキュリティ・内部統制 社員情報
(SSO認証) 法務
10
複数ドメインの運営によるシナジー創出
Business Home
Home
× ××
Finance Business
Business
法人向け 個人事業主向け
サービスのクロスセル サービスのクロスセル
『マネーフォワード クラウド会計』と売掛金 『マネーフォワード ME』と『マネーフォワー
早期資金化サービス『マネーフォワード アー ド クラウド確定申告』の連携 等
リーペイメント』の連携 等
Finance Home
Home
× ××
X XX
金融機関と協業した 個人向けサービスの
サービス開発 OEM提供
マネーフォワードケッサイ社における 『マネーフォワード for 〇〇』や『MF
三菱UFJ銀行、福岡銀行を含む Unit』等における『マネーフォワード ME』
複数の金融機関との協業 等 の機能提供 等
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M&A戦略及び実績
コアとなるSaaS事業の成長及びTAMの拡大を狙う。
実績
1 プロダクトラインナップの拡充 (2017年11月)
• ARR拡大のための既存顧客(会計事務所及び法人)
へのアップセル
バックオフィス SaaS
(2018年7月)
最高水準のソリューションを拡大し、
Business /
•
中堅企業・IPO準備企業/上場企業向けのラインナップを更に拡充 (2020年10月)
2 TAMの拡大 (地理的拡大)
• 東南アジアのバックオフィスSaaS市場へのアクセス (2018年1月~)
SaaS マーケティング
3 TAMの拡大 (事業領域の拡大)
Business /
• 市場規模の更なる拡大が見込まれる
(2020年2月)
SaaSマーケティングビジネスへの参入
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PMIの実績:グループジョイン後に成長が加速
クラビス ナレッジラボ スマートキャンプ
• 会計事務所へのクロスセル • 会計事務所へのクロスセル • No.1 オンラインSaaSマーケティング
プラットフォーム*3
• グループ化後、会計事務所における • グループ化後、『Manageboard』
『STREAMED』新規登録数が四半期 の顧客数が6倍に増加*2 • グループ化後成長が加速し、売上高
ベースで5.5倍に増加*1 が前年同期比+43%増加*4
• 創業者兼CEO及びCFOがそれぞれ当社 • グループの資産を活用したオンライン展
グループのCSOとBusinessドメインCOOに 示会事業を開始
就任
(会計事務所プラン新規仮登録数) (新規顧客数) (売上高)
グループ化 グループ化 グループ化
+43%
5.5x
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 4月 5月 6月 7月 8月 9月 19/11
19/11期 20/11
20/11期
16/11期 17/11期 18/11期 2018
*1 17/11期1Q対比、18/11期1Qにおける会計事務所プラン新規仮登録数。 *2 グループ化前後における3ヵ月間累計の新規顧客数の比較。
*3 SimilarWebのウェブページ訪問数を同業他社と比較分析した結果。対象期間は2020年11月1日から2021年4月30日。*4 19/11期通期売上高と20/11期通期売上高の比較。
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本資料は、いかなる証券についての投資募集行為の一部をなすものではありません。本資料は、当社の海外募集による新株式発行に関して一
般に公表することのみを目的とする資料であり、日本国内外を問わず投資勧誘等を目的として作成されたものではありません。また、本資料は、米
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券法」といいます。)に基づき登録されておらず、また、登録される予定もありません。米国証券法上、同法に基づく登録が行われているか、又は登
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募を行う場合には、当社及びその経営陣に関する詳細な情報並びに当社の財務諸表を記載し、当社から入手できる目論見書によって行うことと
なりますが、本件においては米国内で公募を行うことを予定していません。