3994 マネーフォワード 2020-10-15 15:00:00
2020年11月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2020年11月期第3四半期
決算説明資料
株式会社マネーフォワード
2020年10月15日
目次 1
事業内容 P.2
2020年11月期 第3四半期業績 P.9
Money Forward Business P.18
Money Forward Home P.40
Money Forward X P.46
Money Forward Finance P.53
その他の戦略的取り組み P.61
Appendix P.70
事業内容
Mission
お金を前へ。人生をもっと前へ。
「お金」は、人生においてツールでしかありません。
しかし「お金」とは、自身と家族の身を守るため、また夢を実現するために必要不可欠な存在でもあります。
私たちは「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスを提供することにより、
ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすることで、より良い社会創りに貢献していきます。
Mission / Vision / Value / Culture 4
提供サービス一覧 5
お金を前へ。人生をもっと前へ。
ビジネスの成長を加速させる。 すべての人生を、 パートナーと共に、 お金をいい方向へと動かす。
便利で豊かにする。 新たな金融サービスを創出する。
for ○○
バックオフィス向け業務効率化ソリューション
お金の見える化サービス 金融機関お客様向け自動家計簿・ 企業間後払い決済サービス
資産管理サービス
通帳アプリ
金融機関お客様向け通帳アプリ
金融商品の比較・申し込みサイト
売掛金早期資金化サービス
MF Unit
金融機関のアプリへの一部機能提供
くらしの経済メディア
成長企業向けフィナンシャル・
BFM アドバイザリーサービス
法人向け資金管理サービス
NEW
自動貯金アプリ
シード・アーリーステージのスタートアッ
プを支援するアントレプレナーファンド
マネーフォワード MEユーザーのための
記帳代行自動化サービス FP相談窓口
クラウド経営分析ソフト
マネーフォワード MEのデータを分析し
最適な行動をアドバイス
マーケティングプラットフォーム
インサイドセールス支援 DX人材特化のキャリア支援サービス
バックオフィスクラウド化支援
NEW
入金消込・債権管理クラウドサービス
ビジョン実現に向けたビジネスモデル 6
「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というビジョン実現
に向け、国内最大級のデータ連携基盤と顧客基盤を活用。
連携サービス テクノロジー サービス ユーザー / 提供価値
士業 / 法人 / 個人事業主
銀行
デ バックオフィス業務の
etc. 効率化生産性向上
ー
証券 タ
個人
基 お金の見える化
盤 etc.
金融リテラシー向上・資産形成
クレジット
カード
・
金融機関
連
for〇〇シリーズ・通帳アプリ 個人 / 法人顧客の
電子マネー 携 BFM
etc.
お金の見える化
技
法人
術
Eコマース キャッシュフロー最適化
etc. 財務戦略 / 経営支援
マネーフォワードグループの競争優位性 7
・事業領域及びサービス拡充によるTAMの継続的な拡大
複数ドメイン運営に ・ユーザーへの提供価値の拡大とブランド認知向上
よるシナジー ・CAC*1低下、LTV*2向上
・サービス開発ノウハウの蓄積により、高いクオリティと迅速な
高いサービス開発力 開発の両立を実現
デザイン力 ・複数サービスにおいて共通のアカウントアグリゲーション技術
とデータ基盤の活用
・Mission、Vision、Value、Cultureの浸透
強い企業文化と ・エンジニア、デザイナーが多数活躍
多様な人材 ・継続的な事業成長を支えるSales & Marketing組織、インフラ・
コーポレート機能の存在
・PMI*3のノウハウによるグループジョイン後の成長加速
継続的なM&A ・グループジョインした企業の起業家・経営陣がグループ全体の
(グループジョイン)
経営に従事し、経営力を強化
*1 CAC = 顧客獲得単価(Customer Acquisition Cost)
*2 LTV = 顧客生涯価値(Life Time Value)
*3 PMI =M&A後に行われる事業の統合(Post Merger Integration)
全国に広がるパートナーシップ 8
お金に関する社会課題の課題解決を目指し、士業・商工会議所・金融機関等、
全国のさまざまなプレーヤーと連携。
公認メンバー数(会計・社労士事務所)
4,300 超 *1
提携商工会議所数
103 *1
サービス提供金融機関数
37 *1
スクレイピング・API接続済み
の金融機関
1,110 *2
*1 2020年8月末時点。
*2 数字は2020年10月13日現在。API連携もしくは契約に基づきスクレイピング接続の契約締結している金融機関(信用金庫、労働金庫、農水産業協同組合を含む)。
2020年11月期
第3四半期 業績
2020年11月期第3四半期 ハイライト 10
• 3Q累計売上高は前年同期比+61%*1の79.7億円、売上総利益は前年同期比
+79%の53.4億円と高成長を継続。売上は業績見通しに対して69.6%~71.9%
と順調に進捗(前期3Q時点:69%*2)。
• 広告宣伝費除くEBITDAは黒字継続。
• Businessドメインは法人ユーザーの獲得が加速。売上高は3Q累計で前年同期
比+74%、3Qストック売上の増加額は2Q比+110%*3と大きく成長。
• 好調な法人ユーザー獲得を更に加速させるべく、4QはBusinessドメインでの
大型マーケティング投資を業績見通しのレンジ内において実行予定。
• クラウド型入金消込サービス国内シェア90%*4のアール・アンド・エー・シー
社(以下R&AC社)を100%グループ化*5。
• 流動性の向上、並びに個人株主増加を目的に、株式分割を実施予定。
*1 スマートキャンプ社の売上高は2020年11月期1Qより計上開始、R&AC社の売上高は2020年11月期3Qより計上開始。 *2 2019年11月期通期売上高実績に対する2019年11月
期3Q累計の進捗率。*3 R&AC社のグループジョインによる影響を除くと+63%。詳細はP21を参照。*4 詳細はP32を参照。*5 段階的に株式の取得を進め、2020年10月に
100%グループ会社化。
3Q連結売上高は前年同期比+47%と高成長を継続 11
X、Financeのフロー収益が減少したが、ストック収益の伸びは加速。
Businessドメインが前年同期比+61%と高い成長率を実現。 前年同期比
+47%
(百万円) ■Business ■Home ■X □ Finance ■ その他 『V-ONEクラウド』等を提供する
R&AC社をグループ化
3,000 『BOXIL』等を提供する 2,821 2,756(前年同期比)
スマートキャンプ社をグループ化
227 +108%
2,394 193
2,500
2,216 441 244 -2%
147
『Manageboard』を提供する 1,881 125 235 456 +21%
2,000
ナレッジラボ社をグループ化
1,661 330 478
93 451
『STREAMED』を提供する 1,469 1,398 74 250
1,500
クラビス社をグループ化 36 263 521
48
1,091 1,130 197 125 378
965 906 7 17 403
1,000 178 97 397 370
732 2 1,862 +61%
693 173 3
102 299 1,675
304 1,559
510 126 117 311 265
1,159 1,235
500 65 211 212 919
172 715 833 853
477 533 599
272 354 401
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
*「その他」売上高のグラフ内での表記は省略。 * 2020年11月期 3Q(8月実績のみ)より、R&AC社の『V-ONEクラウド』等シリーズの月額利用料等の課金収入を含む。
グループARRの成長が加速 12
グループ年間経常収益(Annual Recurring Revenue:ARR)は、
前年同期比
前年同期比+45%。 +45%
(百万円) 『V-ONEクラウド』等を提供する
9,000 R&AC社をグループ化 8,584
『BOXIL』等を提供する
スマートキャンプ社をグループ化 7,870 8,069
8,000
7,000
6,318
『Manageboard』を提供する 5,922
6,000
ナレッジラボ社をグループ化
4,792 4,919
5,000 『STREAMED』を提供する
クラビス社をグループ化
3,972
4,000
3,729
3,146 3,336
3,000 2,680
2,335
2,119
2,000
1,734
1,000
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
* グループARRは各期最終月のグループMRRの12倍。グループMRRは、Businessドメインにおける『マネーフォワード クラウド』等クラウドサービスの課金収入、Homeドメ
インのプレミアム課金収入、Xドメインのストック収入、Financeドメインの企業間請求代行サービス『MF KESSAI』等の売上高を含む。* 2020年11月期より、スマートキャ
ンプ社の売上高に継続顧客比率(3Qの売上高のうち、2019年11月期 4Q末以前に取引を開始した顧客からの売上の比率)を乗じた数字を含む。* 2020年11期 3Q(8月実績の
み)より、R&AC社の『V-ONEクラウド』等シリーズの月額利用料等の課金収入を含む。
3Q累計BtoB売上高は、前年同期比+74% 13
Business、X、Financeドメインは高い成長率を実現。
(百万円) ■Business ■X ■Finance □ Home
7,970 Home
8,000
+20%
1,384
7,000 Finance
567 +164%
6,000
X
920
4,940
5,000 +44%
1,150
BtoB売上高 65.8億円
4,000
3,126 214
638 Business
3,000
1,935
869
27
5,096 +74% +74%成長
2,000 376
594 2,930
0
309
1,000
1,848
1,027
0
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
3Q累計 3Q累計 3Q累計 3Q累計
*「その他」売上高は省略。* BtoB売上高はBusinessドメイン、Xドメイン、Financeドメインの合計値。* クラビス社の売上高は2018年11月期1Q、ナレッジラボ社及びワ
クフリ社の売上高は2018年11月期4Q、スマートキャンプ社の売上高は2020年11月期1Q、R&AC社の売上高は2020年11月期3Q(8月実績のみ)より計上開始。いずれも
Businessドメインに計上。
売上総利益 / EBITDA(四半期推移) 14
売上総利益、EBITDAともに改善。4QではBusinessドメインにおいて大型の
マーケティング投資を実行予定。
売上総利益 EBITDA
(百万円) □売上総利益 ■売上総利益率 (百万円) □EBITDA □ EBITDA(広告宣伝費除く)
18/11期 19/11期 20/11期
80%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2,000
67% 70% 65% 67%
1,800 65% 65%
59% 62% 60% 342 305
1,600 60%
54% 53%
1,400 112
65 59
100
1,200
1,840 40%
1,000 △8
1,831 △82 △55 △118△150
△72
800 1,668
△300
△225
△234 △226 △197
1,335 △250
600 1,220 △354
1,022 20%
400 792 746 △505 △477
△499
△504
610 709 672 △700
200
0 0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
△921
18/11期 19/11期 20/11期 △1,100
* EBITDA=営業損益 + 減価償却費・償却費 + 営業費用に含まれる税金費用。 * 2020年11月期より、継続的な開発力の強化により発生した、将来収益を期待できる開発プ
ロジェクトをソフトウエア資産化。* 2021年11月期以降は、EBITDAに株式報酬費用を足し戻し、Non-GAAP EBITDAとして開示を行う予定。
費用内訳(売上原価・販売費及び一般管理費) 15
キャンペーン費用が集中した2Q対比で、広告宣伝費が減少。
(百万円) 人件費 外注費 支払手数料 地代家賃 通信費 その他 広告宣伝費
3,435
3,026
3,113
3,200 広告宣伝費
2,795 819 ・軍資金キャンペーン費用が
2,800 502 集中した2Q比で減少も、Web
612 広告を中心に積極的に投下。
2,382 432 202 127
2,400 2,235 2,191 218
214 176 その他
460 178 163 173
567 279 243 ・ソフトウェアの資産化*1の影
2,000
1,757 144 179 174 響(2.9億円)を控除。
320 338 148 169
84 324 131 431 397
1,600 1,416 133 121 121 360 外注費
293
1,188 101 123 126 ・Xドメインの開発が集中した
106 78 113 110 101 370
1,200 1,029 282
113 125 2Q比で減少。
114 153 291 262
147 189 63 308
46 115 313
800 154 64 103 1,465 1,523 人件費
34 41 98 160 1,350 ・新卒採用及び昇給による増
75 143 1,133
109 979 999 加。
400
723 844
588 ・R&AC社のグループジョイン
468 534
による人員増加。
0
18/11期 18/11期 18/11期 18/11期 19/11期 19/11期 19/11期 19/11期 20/11期 20/11期 20/11期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
*1 2020年11月期より、継続的な開発力の強化により発生した、将来収益を期待できる開発プロジェクトをソフトウエア資産化。
* 「その他費用」は租税公課、保証引受費用、研究開発費、旅費交通費等。
正社員数の推移 16
R&AC社のグループジョインによりBusinessドメインの人員数が増加。
(人) Business Home X Finance 共通エンジニア/デザイナー コーポレート
20/5末からの変化
900 848
779 共通エンジニア/デザイナー
800 85
▲ インフラ/セキュリティ体制の強化
691 85 ▲ ベトナム開発拠点の人員拡充
700 121
74 102
600 50
92 49 44 ▼ ベトナム拠点へのサービス開発機能の
43 55 一部移管
500 38
39 61
394
400 65
55
43
300 241 52
▲ R&AC社のグループジョインにより
493 44名増加
35 23 439
200
29 44 383
10
15
32
100
177
120
0
17/11末 18/11末 19/11末 20/5末 20/8末
(連結) (連結) (連結) (連結) (連結)
* 共通エンジニア / デザイナーは、CISO室、CTO室、アカウントアグリゲーション本部、MONEY FORWARD VIETNAMなど。コーポレートは、社長室、経営企画本部、
経理本部 、管理本部、人事本部、Fintechリサーチ室など。
バランスシートの状況 17
現預金は90億円以上、純資産は100億円以上と、引き続き高い財務健全性を堅
持。4Qにて投資有価証券の一部を売却し売却益(325百万円)を計上。
(百万円)
短期借入金*
流動資産 2,420
現金及び預金 1年内返済予定の長期借入金
6,757
663
9,009
固定負債 長期借入金
3,789 3,545
買取債権* その他流動資産
2,231
4,154
のれん
3,668 純資産
投資有価証券 固定資産
2,528 10,908
ソフトウェア資産 8,291
667
資産 負債/純資産
* MF KESSAI社に関連するもの。
Money Forward Business
Money Forward Business 20/11期 第3四半期ハイライト 19
• 3Q累計売上高は前年同期比+74%と高成長を継続。
• 会計事務所、WEB、直販いずれも法人ユーザー獲得が好調に推移。
ストック売上*1の増加額は2Q比+110%*2と大きく加速。
(R&AC社のグループジョインによる影響を除いても+63%*2)
• 課金顧客当たりの売上高(ARPA)は、68,446円、2Q比+9.9%増加*3。
• 解約率(顧客数ベース)は、1.1%*4と改善。
季節性(確定申告期の解約)要因が一巡した影響。
• 月間経常収益(MRR:Monthly Recurring Revenue)ベースの解約率は
△1.2%*5と引き続きネガティブチャーンを実現。
*1 スマートキャンプ社を除く、Businessドメインにおける『マネーフォワード クラウド』、『STREAMED』、『Manageboard』等クラウドサービスの継続課金収入。
*2 +110%は、R&AC社の新規連結影響を含んだ数値( 1Q→2Qのストック売上の増加額:41百万円、2Q→3Qのストック売上の増加額:86百万円)。R&AC社のグループ
ジョインによる影響を除くと、2Q→3Qのストック売上の増加額は67百万円、2Q比で+63%。*3 2020年8月末時点の年額換算値。R&AC社のグループジョインによる影響を含
む。影響を除くと、65,907円(2Q比+5.8%)*4 2020年8月までの3ヵ月平均値。*5 2020年8月までの21ヵ月平均値。新プラン開始前の2019年11月期の期初からの数値。
* 経営指標の詳細な定義はP83を参照。経営指標にはスマートキャンプ社は含まない。
2QからARPAが大きく増加、解約率も低下 20
20/11期 1Q 20/11期 2Q 20/11期 3Q
*1
課金顧客あたり売上高
(ARPA) ¥61,558 ¥62,297 ¥68,446
解約率
顧客数ベース
*2
1.4% 2.2% 1.1%
解約率
月間経常収益 (MRR)ベース
*3
△2.6% △1.4% △1.2%
*1 各四半期末月の月額ARPAの年額換算値。1Q末はクラウド記帳サービスである『STREAMED』の季節要因を除いた数値。各期末時点におけるARR ÷ 顧客数で算出。
顧客数は、Businessドメインが提供するサービスを有料で利用している士業パートナーと、WEB等を通じた直販先の法人事業者・個人事業主の合計。
*2 各四半期における3ヵ月平均値。
*3 新プラン開始前の2019年11月期の期初からの数値。(すなわち、1Q=12ヵ月平均、2Q=15ヵ月平均、3Q=18ヵ月平均)
* その他経営指標の詳細な定義はP83を参照。経営指標にはスマートキャンプ社は含まない。
Money Forward Business 売上高推移 21
前年同期比+61%と高成長を維持。ストック売上高の増加額が2Q比+110%*1と
大きく加速。R&AC社のグループジョインも成長に貢献。 前年同期比
+61%
(百万円) ■ストック収入 ■スマートキャンプ社売上高 □フロー収入 『V-ONEクラウド』等
を提供するR&AC社をグループ化
2,000 1,862
『BOXIL』等を提供する
1,800 スマートキャンプ社をグループ化 1,675 167
1,559 74
1,600
プラン変更 62 322
1,400 314
1,235 251
『Manageboard』を提供する 1,159
1,200 96
ナレッジラボ社をグループ化 69
1,000 919
『STREAMED』を提供する 833 853
クラビス社をグループ化 715 63
800 71
599 140
533 74 1,287 1,373
600 477 15 1,246
401 16 1,090 1,139
354 60 856
400 272 30 693 782
40 584 641
17 518
200 371 416
255 314
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
*1 R&AC社のグループジョインによる影響を含んだ数値( 1Q→2Qのストック売上の増加額:41百万円、2Q→3Qのストック売上の増加額:86百万円)。R&AC社のグ
ループジョインによる影響を除くと+63%(2Q→3Qのストック売上の増加額は67百万円。)
* R&AC社については、2020年11月期 3Qより売上を計上(8月実績のみ) 。
ARPAの増加が加速 22
会計事務所あたりの顧客数の増加、高単価の中堅企業ユーザーの増加、
R&AC社のグループジョイン等の要因により、ARPAが大きく増加。
(年額 / 円)
68,446 *3
+2,539
R&AC社
60,000
グループジョ
インの影響分
50,000
40,000
65,907 *2
30,000 59,248 61,558 *1 62,297
20,000
43,210
37,122
33,716
30,407
10,000
0
15/11末 16/11末 17/11末 18/11末 19/11末 20/11 1Q末 20/11 2Q末 20/11
3Q末
*1 2020年11月期 1Q末はクラウド記帳サービス『STREAMED』の季節要因を除いた数値。*2 R&AC社のARPAは含まない。*3 R&AC社のARPAを含む。
* 各四半期・年度末における年額換算値。* 経営指標の詳細な定義はP83を参照。経営指標にはスマートキャンプ社は含まない。
顧客層に合わせたプロダクトとアプローチ体制を確立 23
会計事務所・顧問先向け 個人事業主向け SME向け 中堅企業向け
バックオフィス向け業務効率化ソリューション パーソナルプラン ビジネスプラン バックオフィス向け業務効率化ソリューション
会計 / 給与 / 勤怠 会計Plus / 給与 / 勤怠 /
経費 / 請求書 / 社会保険
提供
プロダクト バックオフィス向け業務効率化ソリューション
記帳代行自動化サービス
確定申告(個人事業主向け)・会計(SME向け) 入金消込・債権管理クラウドサービス
/ 給与 / 勤怠 / 経費 / 請求書 / 社会保険 /
クラウド経営分析ソフト マイナンバーをセットで提供
顧客への フィールドセールス フィールドセールス
WEB契約
アプローチ WEB契約 インサイドセールス
・確定申告シーズン ・年額プランの比率 ・V-ONEクラウド販売開始
直近の ・会計事務所あたりの
終了 向上 ・申込数の増加
状況 導入顧問先数が増加
・申込数の増加 ・ラインナップ強化を発表
*1*2
顧客満足度&おすすめしたいクラウド会計ソフトNo.1 24
引き続き、プロダクトのクオリティ向上に加え、カスタマーサクセスを強化。
*1 2020年7月自社調べ(fast askサービスを利用し、法人向けクラウド会計ソフトを利用中の経営者1335名を対象に調査)。現在ご利用中の法人向けクラウド会計
ソフトをご選択又はご入力頂き、ご選択又はご入力頂いた各サービスの数を分母、「とても満足している」をご選択頂いた各サービス毎の数を分子として算出。
*2 2020年7月自社調べ(fast askサービスを利用し、法人向けクラウド会計ソフトを利用中の経営者1335名を対象に調査)。 現在ご利用中の法人向けクラウド会計
ソフトをご選択又はご入力頂き、ご選択又はご入力頂いた各サービスの数を分母、10点中9点以上をご選択頂いた各サービス毎の数を分子として算出。
制度変更と規制緩和により、クラウド化が加速 25
制度変更等 関連するサービス 影響
電子帳簿保存法改正 デジタル明細の取り込みが可能にな
経費・会計
2020年10月 り、利便性が向上
インボイス制度適用 会計・請求書 制度未対応の会計ソフトからの切り
2023年10月~ クラウドBox 替え需要、電子請求書の需要が増加
電子申告で税額控除増額 クラウド記帳の需要が増加
確定申告
2021年2月~
年末調整電子化 Webで年末調整書類回収が可能にな
給与
2020年10月~ り、利便性が向上
社会保険電子申請義務化
社会保険 関連書類の電子作成需要が増加
2020年4月 ~
プロダクト戦略 26
個人事業主・中小企業向けに加えて、IPO準備企業・中堅企業向けにプロダク
トラインナップを拡充。
中堅企業
中小企業 IPO準備企業
個人事業主
新たなラインナップを拡充
『マネーフォワード クラウドERP』を開始 27
ERP
『マネーフォワード クラウドERP』の特長 28
1. コスト負担の削減
• 数年単位のライセンス型契約や初期費用は発生せず、サブスクリプションモデルで提供
2. 導入時間の短縮と柔軟な導入プロセス
• ハードウェアの購入やサーバーのセットアップが不要
• 社内の事業部単位での導入や、一部サービスの導入も可能であるため、トライアルしながら
移行が可能
3. 自動アップデート
• 税制や法律改正のタイミングで、自動アップデート
4. 他社SaaSとの連携
• 他社のSaaSとも柔軟に連携できるため、データのアップロードや手入力を減らせる
5. セキュリティ・内部統制への対応
• SAML*1連携・ユーザープロビジョニング*2機能により、セキュアに社員アカウントを管理
*1 異なるインターネットドメイン間でユーザー認証を行うための認証情報の規格
*2 システム上でユーザアカウントの生成・保守・削除などを行うこと
新たな働き方への対応 29
クラウド上にデータがあるため、外部の事業者に一部業務をセキュアな環境
で委託することが可能。例として、監査法人とのやりとりを効率化。
拡大するテレワークにマッチした働き方が可能に。
外部事業者とのやりとりの事例
経費申請が規程に 会計データや関連
従っているかを確認 証憑を直接閲覧
経費チェック代行 監査法人
『マネーフォワード クラウド』中堅企業の導入実績 30
給与・勤怠・経費・会計Plusは、上場準備・上場企業などで導入が加速。
<導入企業(一例)>
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
中堅企業向けプロダクトラインナップ強化 31
中堅企業向けに、新たに4つのサービスの提供を決定。会計・財務領域と人事
労務領域の全てのデータ連携を実現。
インターネットバンキング・クレジットカード
入出金明細 利用明細 入出金明細
振込依頼
自動取得 自動取得 自動取得
仕 NEW
NEW
訳 仕
デ 訳 コ
ー デ ン
タ ー トカ コ
ロー
タ
ード ー
NEW 債権データ ル ポ
消
込 仕 レ
デ 訳 ー
デ
ー
ー ト
タ カ
消込管理・債権管理 タ 取経
実 得費 ー
NEW デ ド
績 仕
デ 訳 ー
仕訳データ タ
ー デ
キャッシュフロー・ タ ー
タ
予実分析
給 勤
与 怠
等 デ
情 ー
報 タ
社員情報 社員情報
社員情報
NEW
社員情報連携
セキュリティ・内部統制
R&AC社のグループジョイン 32
国内 No.1*1入金消込・債権管理 特化型サービス『V-ONEクラウド』を提供
するR&AC社がグループジョイン。中堅企業から大企業まで500社以上が導入。
クラウド型入金消込サービスのシェア*2
高山知泰
株式会社アール・アンド・エー・シー
代表取締役 V-ONEクラウド
会計システムの企画セールス職、中堅から上
場 大手企 業まで数 多くの会 社へシ ステム 導
入 ・業務 効率化支 援を行う など 、 一環し て 90%
バックオフィスシステム業務に携わる。
2004 年 11 月 、 株 式 会 社 ア ー ル ・ ア ン ド ・
エー・シーを起業し、代表取締役に就任。
*1 2020年7月22日 株式会社ショッパーズアイが実施した調査にて、「クラウド型入金消込サービス」の導入企業数が No.1。*2 注記1の資料を基にシェアを算出。
R&AC社とマネーフォワード クラウドの事業シナジー① 33
中堅~大企業を中心に顧客基盤を築くR&AC社と連携し、会計Plus等の
クロスセルを強化。
中堅~大企業の顧客基盤へのアクセス拡大
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
R&AC社とマネーフォワード クラウドの事業シナジー② 34
請求書作成から会計処理まで、必要なサービスを一気通貫で提供が可能に。
サービスラインナップの拡大
請求書 入金自
売上管理 債権管理 督促管理 仕訳作成 会計管理
作成 動消込
(2020年12月予定) 35
取引先からの請求書の承認から支払いまで債務管理に関わる業務をペーパー
レス化。会計ソフトとも自動で連携。
取引先からの紙、または電子(PDF)の請求書をワークフローで承認を実施。
承認が完了後、APIまたはCSVで振り込みの登録が可能です。
会計ソフトへの連携は、APIまたはCSVで仕訳データを出力します。
また、分析機能で支払の状況を取引先ごとなどの分類で確認可能です。
(2021年春予定) 36
受注から入金管理まで債権管理に関わるすべての業務を一元管理。
会計ソフトやその他CRMツールなどとも自動連携。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
(2021年春予定) 37
固定資産管理、減価償却・減損処理など、固定資産に関わる業務をクラウド
上で完結。会計ソフトと自動連携。
(2021年予定) 38
従業員情報や人事異動情報の一元管理が可能になる人事DBサービス。
他サービスと連携し、人事労務業務を一気通貫で。
「マネーフォワード クラウド人事管理」で収集した従業員情報や、人事異動情報をワンクリックで
「マネーフォワード クラウド」へ連携することにより、人事労務業務を一気通貫で管理し、効率化します。
TVCMを含む大型マーケティング投資を4Qに実行 39
好調な中堅企業ユーザー獲得を更に加速させる施策を実行。コンセプトは、
「中堅企業のバックオフィス。クラウドなら、うまくいく。」
Money Forward Home
プレミアム課金収入 売上高推移 41
前年同期比+26%成長。課金ユーザーは順調に増加、26.5万人*を突破。
前年同期比
(百万円) □プレミアム課金収入 ■プレミアム課金ユーザー数 + 26% (千人)
300
350
300 250
年額プラン開始
▼
250
200
200
150
332 345
150 304
274 287
263
244 100
213 226
100 199
158 174
128 139 50
50 110
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
* 2020年8月末時点。
メディア / 広告収入 売上高推移 42
前年同期比+8%の成長。例年11月に開催する「お金のEXPO」はオンラインで
の実施を予定。
(百万円)
300
お金のEXPO2019開催
250 ▼
200 お金のEXPO2018開催 前年同期比
お金のEXPO2017開催 ▼
▼
8%
+
150
235
100
172
153 140 147 146
126 111
50
92 105 103
83 73 86
62
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
* メディア / 広告収入は、くらしの経済メディア『MONEY PLUS』での広告収入、イベント開催(お金のEXPO等)における協賛金・参加費収入、『マネーフォワード お金
の相談』などのPFM事業収入を含む。
『マネーフォワード ME』利用者、1,100万人突破 43
新規利用者は、3ヵ月で50万人増加と、引き続き順調に成長。
11月「マネーフォワード Week」開催決定 44
5日間連続で、「お金のプロ」による特別オンラインセミナーを開催。
コロナ禍で高まる個人のお金の不安軽減を目指す。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
不正出金にも素早く対応できる機能の訴求 45
銀行口座やクレジットカードから高額の出金があった際にはアプリ上で
お知らせする機能を訴求。
ユーザーからの声
リアルタイムで入出金が
わかるので不正出金にも
すぐに気づけるので安心。
わざわざ記帳しなくても、
不正出金がないことが
確認できるので便利。
不正出金ではないけれど、
連携サービスのアカウン
トの乗っ取りに気づけた
のが良かった。
Money Forward X
Money Forward X 売上高推移 47
大型案件が集中した2Qの反動でフロー売上は減少した一方、ストック売上は
着実に成長。DX化に向けた金融機関からの問い合わせが増加。
(百万円) ■ストック収入 □フロー収入
441
450
400 ストック売上
前年同期比
350 330 + 40%
300
263 316
250 244
250
235
197 223
200 173 178
105
170 150 123
150 126 117 125
102 94 118
103 97
100 42
65 71 54 23 15
125 139
50 17 93 99 107 112
64 71 79 84 82 79 84
49 55
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
* 初期開発費に伴うフロー収入の売上計上は金融機関への検収が完了した時点で行われるため、サービスのリリース時期とは必ずしも一致しない。
西京銀行の通帳アプリ『かんたん通帳』を提供開始 48
通帳をオンライン化し、記帳や取引履歴を把握する際の手間を解消。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
『通帳アプリ』アクティブユーザー数は約1.8倍に 49
コロナ禍の影響で、非対面で口座取引を確認できる『通帳アプリ』のニーズ
が大きく強まる。
新規登録ID数の変化 MAUの変化
約1.4倍 約1.8倍
Beforeコロナ*3 Withコロナ*4
Beforeコロナ *1 Withコロナ *2
*1 2019年12月から2020年2月までの3ヵ月平均。*2 2020年3月から8月までの6ヵ月平均。*3 2020年1月のMAU。*4 2020年8月のMAU。
NTTデータと共同開発『ほくぎんビジネスポータル』提供開始 50
複数口座の入出金情報を一元管理、非対面チャネルでの顧客接点を創出。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
金融機関との連携(個人向けサービス、導入件数43件) 51
『マネーフォワード for ◯◯』導入先(15社) 『通帳アプリ』導入先(16社)
金融機関お客様向け『マネーフォワード ME』 金融機関お客様向け通帳アプリ
NEW
その他の取り組み 導入先(5社)
『レンディングマネージャー』
『MFUnit』シリーズ 導入先(7社) 融資サービス契約者向けアプリのアドバイス機能を共同開発
金融機関の既存アプリにPFMの各機能を提供 『au WALLET アプリ』
2,000以上の金融機関の残高・明細管理が可能になる機能を共
同開発
『おかねのコンパス』
投資サービスや保険、年金などの機能を備えるアプリに「資
産管理機能」を提供
『SAFETY』
金融機関の預金残高や入出金、カードの引き落とし額を把握
することで、毎月の予測不足額の算出が可能に
『OneStock』
資産寿命の見える化、資産の一元管理、資産の診断機能によ
り、将来の資産形成をサポート
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。リリース順に掲載。
金融機関との連携 (法人向けサービス) 52
法人向けサービスラインナップを拡充、採用金融機関も増加。
NTTデータとの共同開発
法人・個人事業主向け会員制ポータルサイト 『Business Financial Management 』
NEW
『〈はまぎん〉ビジネスコネクト』 『ほくぎんビジネスポータル』 『おかしん資金管理サービス
“まとめて資金管理”』
複数口座の預金情報や入出金情報の一元管理、電子帳票の閲覧な
金融機関向け法人用資金管理サービス
ど様々な取引が可能。非対面チャネルでの顧客接点を創出。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
Money Forward Finance
Money Forward Finance 売上高推移 54
OEM開発案件のあった2Q比では減少したものの、前年同期比+108%と
急速な成長を継続。
(百万円)
250 前年同期比
108%
+
200
150
227
100
193
147
125
50
93
74
7 36 48
2 3 17
0
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17/11期 18/11期 19/11期 20/11期
MF KESSAI、福岡銀行と共同事業化に向け実証実験開始 55
成長企業の資金ニーズを調査・分析し、企業の成長を支援するファイナンス
サービスの提供を目指す。
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
MF KESSAI、三菱UFJファクター㈱と業務提携契約を締結56
『MF KESSAI』をOEM提供。三菱UFJファクター㈱のお取引先企業は、請求
業務全般のフルアウトソースを実現、本質的な業務に集中することが可能に。
「SEIKYŪ+(請求プラス) powered by MF KESSAI」
より多くの企業の請求業務の負担を軽減するため、業務提携に合意
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
起業家主導のベンチャーキャピタルHIRAC FUNDを組成 57
スタートアップが直面するあらゆる課題に対して、経営及び投資、研究開発、
採用、営業、広報などの経験を持つメンバーがハンズオン支援を実施。
新たな可能性の扉を「ひらく」
HIRAC FUNDに国内有数の起業家がLPとして参画 58
経験ある起業家がLPとしてコミュニティに参画。ともに国内のスタート
アップ業界の発展を目指す。
HIRAC FUNDにおいて出資を実行 59
今後大きな成長が期待されるスタートアップ企業3社に投資を実行。
女性向けヘルスケアに 従業員向け スポーツ
特化したD2Cブランド オンボーディング支援SaaS プラットフォーム事業
谷内 侑希子 秋山 貫太 中西 裕太郎
株式会社WRAY(レイ) 株式会社ワークサイド 株式会社TENTIAL(テンシャル)
代表取締役 代表取締役 代表取締役
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
マネーフォワードシンカ、大型資金調達の実行を支援 60
DX支援SaaS「USERGRAM」並びにコンサルティングサービスを提供する
ビービット社による、創業来初の25億円の資金調達を支援。
株式会社ビービット取締役副社長 中島 克彦 様
マネーフォワードシンカの支援は「CFOプロジェクトチーム」のようでした。プロジェクト管理も含めて深く入り込
んで支援してくださり、弊社メンバーも新しい経験ができて、彼らの力を引き出してくださったのは想定以上でした。
* 株式会社ビービット| 自らがDXを体現する先駆者であれ。「データ×UX」で日本から世界のスタンダードを創造する
https://note.com/mf_synca/n/n1f7699e1b1e7?magazine_key=m76e70762cab4
* 記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標。
その他の戦略的取り組み
個人投資家の増加を目的とした施策強化 62
当社のファンとなってくださる個人投資家を増やすべく、株式分割を始め
各種施策を実行予定。
2020年5月31日時点の株主構成 今後予定している施策
1 株式分割
創業経営メンバー
24%
海外機関投資家
VC
41% 2 個人投資家向け説明会の実施
1%
個人投資家 3 IRメールの配信
ストラテジック 10%
国内機関投資家
パートナー
18%
6%
株式分割の実施 63
流動性向上及び個人投資家の増加を目指し、1:2の株式分割を実施予定。
年初来の株価推移
(円)
10,000
直近3カ月の平均投資単位*1は76.4万円
9,000
8,000 株式の2分割後
7,000
6,000
株式分割後の投資単位は、
5,000 50万円未満*2の水準へ
4,000
3,000 ・公表日(取締役会決議日) :2020年10月15日
2,000
・基準日 :2020年11月30日
・効力発生日 :2020年12月1日
1,000
*1 2020年7月9日から10月9日までの平均株価において算出。*2 2020年10月14日終値基準。
社会課題の解決に向け、様々な取り組みを実施 64
新型コロナウイルスの支援情報まとめ、ペーパーレス・はんこレスへの提言等
の取り組みを推進。
補助金・助成金等の バックオフィスの
検索情報サイトを開設 ペーパーレス化支援
「電子インボイス推進協議会」に
設立発起人として参画
電子インボイス ペーパーレス・はんこレスの社会
普及に向けた取り組み を目指した提言書を発表
金融機関とのAPI契約状況について 65
連携する125行の銀行全てと契約を締結済み*1。国内最大のアカウントアグリ
ゲーション・プラットフォームを構築。
農水産業
銀行 信用金庫 労働金庫
協同組合
参照系 更新系 参照系 更新系 参照系 更新系 参照系 更新系
個人 125 1 253 ー 13 ー 719 ー
法人 119 8 253 ー 13 ー ー ー
参照系・更新系ともにFintech企業として国内最多*2の契約を締結。
*1 スクレイピング契約を含む。*2 当社調べ。* 表中の数字は2020年10月13日時点でAPI連携もしくは契約に基づきスクレイピング接続の契約締結している金融機関
(信用金庫、労働金庫、農水産業協同組合を含む)。
成長投資並びに黒字化の方針 66
今後の成長投資方針
• サブスクリプションモデルのため、中長期的なキャッシュフローの最大化を重視。
• 2020年11月期は、下期においてもSaaSビジネスであるBusinessドメインの成長投
資を着実に実施。
• 成長投資については外部環境、競合状況を見極めつつ、経営指標の健全性を堅持
しながら実行。
• M&Aに関しては、戦略的かつ財務的な規律に沿った案件を厳選して取り組む。
黒字化に関する方針
• 上記投資により収益基盤・キャッシュフローの創出力を強化し、2021年11月期に
はEBITDA黒字化を達成する。
• 早期の東証一部・プライム上場を目指し、さらなる企業価値向上を図る。
巨大な潜在市場で事業展開。さらなる成長を目指す 67
マネーフォワードグループの4ドメインを合計した潜在市場規模(TAM*1)は
3.6兆円。
Business Home
1.9兆円 *2 0.6兆円* 3
X
3.6 兆円
Finance
0.5兆円 *4 0.6兆円 *5
*1 Total Addressable Marketの略称。一定の前提の下、外部の統計資料や公表資料、当社サービス実績をもとに、マネーフォワードグループの4ドメインにおいて想定される潜在的な市場規模をそれぞれ推計
*2 バックオフィスSaaSの潜在市場規模と国内SaaSマーケティングの潜在市場規模の合計。バックオフィスSaaSの潜在市場規模は国内における当社グループの全潜在ユーザー企業において『マネーフォワード クラウド』が
導入された場合の、全潜在ユーザー企業による年間支出総額金。全潜在ユーザー企業は、個人事業主と従業員が1,000名未満の法人の合計。国税庁2017年調査、総務省2016年6月経済センサス活動調査、総務省2017年
労働力調査をもとに当社作成。国内SaaSマーケティング潜在市場規模はSaaSの潜在市場規模と国内主要上場SaaS企業の平均売上対広告宣伝費比率により算出。SaaS潜在市場規模は富士キメラ総研「ソフト
ウェアビジネス新市場2019年版」2019年度見込のバックオフィスSaaSの市場占有率と、バックオフィスSaaSの潜在市場規模より推定。国内主要上場/上場予定SaaS企業の平均売上対広告宣伝費比率は、マネーフォワー
ド、ラクス、ユーザベース、ウォンテッドリー、ユーザーローカル、カオナビ、Chatwork、Sansan、freee、サイボウズ、チームスピリットにおける、2019年11月での直近決算期の有価証券報告書、決算説明資料
より当社作成
*3 国内における『マネーフォワード ME』の全潜在利用者数においてプレミアムサービスが利用された場合の、全潜在利用者による年間支出総額金、および、生命保険、住宅ローン、証券口座、クレジットカードの
年間新規申込数を、当社実績に基づく送客手数料で乗じた金額。全潜在ユーザーは、都銀5行のネットバンキング口座数をもとに国内のネットバンキング総ユーザー数を推計し、『平成28年版 金融情報システム白書』を
もとに当社作成。新規申込数は一般社団法人生命保険協会 平成30年度保有契約種類別統計表、日本証券業協会レポート2019年7月17日「個人株主の動向について」、国土交通省平成30年度「民間住宅ローンの実態に
関する調査 結果報告書」、日本クレジット協会 平成30年クレジット関連統計をもとに当社作成
*4 国内における受託開発ソフトウェア業の全市場規模において、Xドメインが提供するサービス範囲の市場規模を推計。総務省 平成30年情報通信業基本調査および当社のサービス提供実績にもとづく推定により当社作成。
*5 国内における売上5億円未満の企業の年間必要運転資金において、企業間後払い決済サービスが利用される割合と、『MF KESSAI』のサービスが導入された場合の年間総手数料額により算出。
必要運転資金は「売掛債権+棚卸資産-仕入債務」より算出。2016年度中小企業庁中小企業実態基本調査をもとに当社作成
68
69
お金を前へ。人生をもっと前へ。
Appendix
新型コロナウイルス感染症拡大の影響 71
ネガティブ影響は想定の範囲内にとどまる。
リモートワークの広がりにより、新規顧客獲得は順調に推移。
当社事業への影響
• ウェビナー等、オンラインでの法人顧客獲得が順調に進む。
Business
• 『BOXIL』における特需的な問い合わせは落ち着き、通常ペースでの成長に。
• 『マネーフォワード ME』ユーザー獲得は引き続き堅調。
Home
• 2Qに引き続き、イベント延期等が続く。オンラインに切り替えて収益化へ。
• 案件の引き合いは引き続き堅調。
X
• 通帳アプリの新規利用者数増加ペースが加速。
• 特需的な資金需要は落ち着き、通常ペースでの成長に。
Finance
• マネーフォワードシンカへの問い合わせは増加。
With/Afterコロナ時代の市場ニーズと当社の対応 72
様々なサービス提供を通じて社会のDX化を推進。
市場ニーズ 提供するソリューション
• 複数端末からアクセス可、データはリアルタイム
Business で共有。
• リモートワークをしたい。
• データ連携でペーパーワーク、手入力を省略。
• 領収書等の電子保存で、紙の提出不要。
• 非接触決済を利用したい。 • 電子マネー等のデータを家計簿に自動取り込み。
Home • 急な休業などでお金が足りるか • 使いすぎや不正出金防止はアラート機能で安心。
心配。 • お金の悩みはFPに無料で相談。
• 通帳アプリでいつでも口座情報が確認できる環境
• お客様との対面機会が減る中、
を提供。
X DXを加速するようなサービス
• 法人ポータルで中小企業の資金ニーズを適時に把
を提供したい。(金融機関)
握。
• 運転資金を早く回収したい。 • オンライン完結のファクタリングで早期に資金化。
Finance
• 今後に備えて資金調達したい。 • シンカによる資金調達のアドバイス提供。
会社概要
代表者紹介 74
辻 庸介(つじ ようすけ)
代表取締役社長 CEO
京都大学農学部を卒業後、ペンシルバニア大学
ウォートン校MBA修了。ソニー株式会社、マネック
ス証券株式会社を経て、2012年に株式会社マネー
フォワード設立。新経済連盟の幹事、経済産業省
FinTech検討会合の委員も務める。
【受賞歴】
2014年1月 「日本起業家賞2014(The Entrepreneur Awards Japan = TEAJ)」で米国大使館賞受賞。
2014年2月 「ジャパンベンチャーアワード2014」にて、JVA審査委員長賞受賞。
2014年3月 「金融イノベーションビジネスカンファレンスFIBC2014」にて大賞受賞。
2016年11月 Forbes Japan「日本のベスト起業家ランキング」を2年連続受賞。
2016年12月 日経ビジネス「2017年日本に最も影響を与える100人」として選出。
2018年2月 「第4回日本ベンチャー大賞」にて審査委員会特別賞受賞。
経営陣紹介(社内取締役) 75
金融 x IT に深い知見ある経営陣。
瀧 俊雄 中出 匠哉
取締役執行役員 取締役執行役員 CTO
マネーフォワードFintech研究所長 2001年ジュピターショップチャンネル株式会社に入社。ITマネー
慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券株式会社入社。野村資本 ジャーとしてCRMシステムの開発等を統括。2007年、シンプレクス
市場研究所にて、家計行動、年金制度、金融機関ビジネスモデル 株式会社に入社し、証券会社向け株式トレーディングシステムの開発
等の研究に従事。スタンフォード大学MBA修了。2012年に株式会 等に注力。2015年に株式会社マネーフォワードに入社し、Financial
社マネーフォワード取締役に就任。2016年4月金融庁「フィンテッ システムの開発に従事。2016年にCTO、2018年に取締役に就任。
ク・ベンチャーに関する有識者会議」にメンバーとして参加。
坂 裕和
市川 貴志 取締役執行役員 管理本部長
取締役執行役員 CISO 2001年証券会社に入社し2年間営業職に従事。2007年法科大学院を
マネックスグループ株式会社にて証券取引システムの開発・運用、 卒業し、2008年弁護士登録。2009年SBI証券に入社し、法務部を経
子会社合併等の各種プロジェクトマネジメントを担当。その後、 て経営企画部にて全社プロジェクトの推進・管理を担当。2011年SBI
大手金融システム開発会社にて、インフラ部門の責任者として為 ホールディングスに出向し、社長室長として主にグループ戦略推進、
替証拠金取引サイトの新規構築に従事。2012年に株式会社マネー 子会社管理に従事。2012年SBIマネープラザの立ち上げを担当し、同
フォワード入社。2017年に取締役に就任。 社の管理部門管掌取締役に就任。2016年1月に株式会社マネーフォ
ワード入社。2018年に取締役に就任。
金坂 直哉
取締役執行役員 CFO
竹田 正信
マネーフォワードシンカ株式会社 代表取締役 取締役執行役員 マネーフォワードビジネスカンパニーCOO
2001年インターネット広告代理店にて企画営業職に従事。2003年株
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役
式会社マクロミルに入社し、2008年取締役就任。同社の経営企画部
東京大学経済学部卒業。ゴールドマン・サックス証券株式会社
門を主に管掌し、事業戦略、人事戦略、企業統合、新規事業開発を
の東京オフィス、サンフランシスコオフィスにて、テクノロ
主導。2012年株式会社イオレに転じ、取締役経営企画室長に従事。
ジー・金融業界を中心にクロスボーダーM&Aや資金調達のアド
2016年株式会社クラビス取締役・CFOを経て、2017年株式会社クラ
バイザリー業務、投資先企業の価値向上業務に従事。2014年に
ビスのグループ会社化に伴い、マネーフォワードに参画。
株式会社マネーフォワード入社。 2017年に取締役に就任。
2019年10月、グループ会社のマネーフォワードシンカ株式会社
代表取締役に就任。
経営陣紹介(社外取締役) 76
日本有数の知見を誇る社外取締役陣。
車谷 暢昭 岡島 悦子
社外取締役 社外取締役
株式会社東芝 取締役 代表執行役社長CEO 株式会社プロノバ 代表取締役社長
株式会社三井銀行に入行。株式会社三井住友フィナンシャルグルー 三菱商事、ハーバードMBA、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経
プ副社長執行役員、株式会社三井住友銀行代表取締役兼副頭取執行 て、2002年、グロービス・グループの経営人材紹介サービス会社であ
役員に就任。2017年にシーヴィーシー・アジア・パシフィック・ るグロービス・マネジメント・バンク事業立上げに参画、2005年より
ジャパン株式会社代表取締役兼共同代表に就任。2018年に株式会社 代表取締役。2007年、プロノバ設立、代表取締役就任。経営チーム強
東芝取締役、代表執行役会長CEOに就任し、2020年4月に同社代表 化コンサルタント、ヘッドハンター、リーダー育成のプロ。
執行役社長CEOに就任。
田中 正明 上田 亮子
社外取締役 社外取締役
日本ペイントホールディングス株式会社 SBI大学院大学准教授
取締役会長 代表執行役 社長 兼 CEO みずほ証券入社後、日本投資環境研究所に出向。金融庁金融研究セン
元株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ代表取締役副社長。 ター特別研究員、みずほインターナショナル(ロンドン)を経て、日
2011年から2015年までモルガンスタンレー取締役。1977年に三菱銀 本投資環境研究所主任研究員。2020年3月より現職。政策研究博士。
行に入行して以来、ユニオンバンク頭取兼最高経営責任者、三菱東 首相官邸「未来投資会議・構造改革徹底推進会合」金融庁「スチュ
京UFJ銀行専務執行役員米州総代表などを歴任。2019年3月に日本 ワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォ
ペイントホールディングス株式会社代表取締役会長に就任し、2020 ロ ー ア ッ プ 会 議 」 、 IFRS 財 団 〝Management Commentary
年3月に同社取締役会長代表執行役社長兼CEOに就任。 Consultative Group”等の政府や国際機関の委員を歴任。
倉林 陽
社外取締役
DNX Ventures Managing Director
富士通株式会社・三井物産株式会社にて日米でのベンチャーキャピ
タ ル 業 務 を 担 当 後 、 Globespan Capital Partners 及 び Salesforce
Venturesの日本投資責任者を歴任。2015年3月よりDNX Venturesに
参画しManaging Director就任。
その他主要経営陣紹介(1/2) 77
当社グループの成長を担う経営陣。
菅藤 達也 田平 公伸
株式会社マネーフォワード 執行役員 CSO 執行役員 マネーフォワードホームカンパニー管掌/
株式会社クラビス 代表取締役CEO 同カンパニー COO
2001年、ソフトウェア開発会社にて、プロジェクトマネジメン 大学卒業後、日本電気にて、流通業界向けシステムの事業推進
トや東南アジアでの開発拠点の設立を担当。 を担当。
2006年に現マクロミルに入社。経営・事業企画に従事しM&Aや その後、楽天株式会社にて楽天市場のマーケティング部門立ち
JV設立を担当。2012年に株式会社クラビスを設立し、代表取締 上げ、ポイントプログラム構築、アライアンス推進に従事。マ
役・CEOに就任。 M&Aにより、 2017年11月にマネーフォワー ネックス証券にて個人向けマーケティングをリードした後、マ
ドグループにジョイン。 ネーフォワードにマーケティング本部長として参画。
山田 一也 本川 大輔
執行役員 マネーフォワードビジネスカンパニーCSO 執行役員 提携戦略担当
2006年公認会計士試験に合格し監査法人トーマツに入所。
Money Forward X本部管掌/同本部長
その後、株式会社パンカクにて執行役員CFO、株式会社Bridge
2003年に株式会社NTTドコモに入社、大手企業のソリューショ
にて執行役員ベンチャーサポート事業担当を経て、2014年に株
ン営業に従事したのち、フェリカネットワークス株式会社に出
式会社マネーフォワードに入社。マネーフォワードでは、社長
向。おサイフケータイサービスの利用促進/企画業務や、ビック
室長、『マネーフォワード クラウド』開発本部長を経て、現在
デ ー タ 事 業 の 新 規 立 ち 上 げ を 担 当 。 NTT ド コ モ に 戻 り 、
はビジネスカンパニーCSOとして戦略全体を統括。
NFC/Fintech担当に従事した後、2016年9月当社に入社。
黒田 直樹 伊藤 セルジオ 大輔
執行役員 CDO デザイン戦略室 室長
執行役員 福岡拠点担当
2003年、フリービット株式会社に入社し、CEO室にて広報、ブ
2008年にマネックス証券に新卒入社。2012年より掲示板サービ
ランディング、事業戦略などを担当。2006年に同社を退社し渡
ス、マーケティング支援、Webサービス開発事業を展開。2013
米。ニューヨークにてアートを学び、フリーランスデザイナーと
年4月に、創業直後の当社に参画。『マネーフォワード ME』や
なる。2010年に帰国し、デザイン事務所である株式会社アンの
『マネーフォワード クラウド』の開発を経て、『マネーフォ
代表を務める。2013年度グッドデザイン賞受賞。2020年、CDO
ワード クラウド経費』のプロダクトオーナーを務める。
に就任。
その他主要経営陣紹介(2/2) 78
当社グループの成長を担う経営陣。
神田 潤一 冨山 直道
執行役員 渉外担当 執行役員 MF KESSAI株式会社担当
1994年同年日本銀行入行。2000年に米イェール大学より修士号 (MF KESSAI株式会社代表取締役)
取得。2014年より日本銀行金融機構局 考査運営課市場・流動性 2010年有限責任あずさ監査法人に入社。会計監査業務及び内部
リスク考査グループ長。2015年8月から2017年7月まで金融庁 統制監査業務に従事。コンサルティング企業にて、大手製造会
に出向し、総務企画局 企画課 信用制度参事官室 企画官として、 社等の私的整理や法的整理の案件に多数関与。2014年、当社に
日本の決済制度・インフラの高度化、およびフィンテックに関 入社、事業戦略立案や新規事業展開に従事。
連する調査・政策企画に従事。2017年9月に当社に入社。 2017年、MF KESSAI株式会社代表取締役就任。
古橋 智史
スマートキャンプ株式会社 代表取締役社長
国見 英嗣
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役 株式会社ナレッジラボ 代表取締役
みずほ銀行にて法人営業に従事した後、Speeeにて新規営業及 有限責任監査法人トーマツで会計監査やコンサルティング業務
び事業の立ち上げ。その後ベンチャー企業にて新規営業、事業 に従事した後、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザ
の立ち上げ。2014年6月にSaaSプラットフォーム「BOXIL」を リー合同会社でM&Aや事業再生業務を多数経験。2013年に株式
運営するスマートキャンプ株式会社を設立、代表取締役に就任。 会社ナレッジラボを創業し代表取締役に就任。M&Aにより、
多数の事業を立ち上げ。M&Aにより、2019年11月にマネーフォ 2018年7月にマネーフォワードグループにジョイン。
ワードグループにジョイン。
原田 聖子 高野 蓉功
執行役員 グループ横断領域担当 CIO
大学卒業後、エンターテインメント業界にて制作、マーケティ 2006年にヤフー株式会社に新卒入社。社内システムの開発、運
ング、広報などに従事。2011年4月、グリー株式会社に広報担当 用、インフラ構築などに従事。その後エンジニアチームのリー
として入社し、業界団体設立準備などにも携わったのち、事業 ダーとしてサイバーテロ対策、情報システム戦略、情報システ
開発、ソーシャルゲームのクリエイティブ部門に異動。2016年 ム部門の部長として社内IT環境のモダン化を推進。2019年9月に
からは、SNSマーケティング事業の新規立ち上げに従事。事業 株式会社マネーフォワード入社。社内IT環境の整備やグループ
推進室長を経て、2018年7月に当社へ入社。 会社設立に従事。
主なマネーフォワードグループ各社の事業概要 79
持株比率 主な事業内容
PFMサービス、マネーフォワード クラウド
マネーフォワード サービスの企画・開発・運営
クラウド記帳サービス『STREAMED』の
クラビス 100% 企画・開発・運営
企業間後払い決済サービス『MF KESSAI』の
MF KESSAI 100% 企画・開発・運営
『MF KESSAI』事業における債務保証・
MF HOSHO 100% 信用調査の実施
マネーフォワードファイン 100% オンライン融資サービスの企画・開発・運営
経営分析クラウド『Manageboard』の企画・
ナレッジラボ 51% 開発・運営、財務戦略コンサルの実施
クラウド活用サポート、バックオフィス
ワクフリ 56% 業務改善コンサルの実施
MONEY FORWARD VIETNAM 100% サービス開発拠点
フィナンシャル・アドバイザリーサービス
マネーフォワードシンカ 100% 成長企業経営支援サービス
SaaSマーケティングプラットフォーム『BOXIL』・イン
スマートキャンプ 100% サイドセールス支援『BALES』『BALES CLOUD』の運営
入金消込・債権管理特化型ソリューションサービス
アール・アンド・エー・シー 100% 『V-ONEクラウド』の企画・開発・運営
シード・アーリーステージのスタートアップを支援する
マネーフォワードベンチャーパートナーズ 100% ファンド「HIRAC FUND(ヒラクファンド)」の運営
* 2020年10月15時点。
上場以来の当社株価・出来高推移 80
(円) ━ 株価(左軸) ■出来高(右軸)
(単位:千株)
10,000 5,000
2020年10月12日
終値9,020円
9,000
4,000
8,000
7,000
3,000
6,000
5,000
2,000
4,000
3,000
上場時 1,000
公募価格 1,550円
2,000
1,000 -
* 2020年10月12時点。
規律のある投資を継続 81
プロダクト開発及び、新規事業への投資
• プロダクト・マーケット・フィット(PMF)を検証するステージは最小限の資金投下に抑制し、PMF
がある程度確立された段階から投資を強化。
• 新機能や新サービスの継続的なローンチを通じ、ARPA(課金顧客あたり売上高)の向上・顧客基盤の
拡大・プロダクト競争力の強化を図る。
• 機能拡充や顧客取得の手段としてのM&A・グループジョインも引き続き検討。
Sales & Marketingへの費用投下
• ユニットエコノミクス(経営指標)が健全である限り、セールス&マーケティングへの費用投下は継続。
投資判断に活用される主なユニットエコノミクス:回収期間、ARPA(課金顧客あたり売上高)、新規
顧客獲得費用、解約率(MRRベース)。
事業ポートフォリオの継続的な見直し
• 四半期毎にプロダクトやサービスなど事業ポートフォリオの見直しを継続的に実施。成長率や成長機
会・競争環境次第ではサービスの縮小や終了も検討。
ユニットエコノミクスに基づく投資判断 82
プロダクト、顧客チャネル毎に、グローバルSaaS企業で一般に使用されてい
るユニットエコノミクスを活用した投資判断を実行。
解約率 – MRRベース
• 当社は顧客解約に伴う減少収益を、既存顧客への
アップセル / クロスセルに伴う増加収益が上回って
おり、解約率はゼロ以下(ネガティブチャーン)状態
ARPA(課金顧客
あたり売上高)
課金顧客あたり
経常費用
• 既存の課金顧客を
維持する為に必要
なコスト
回収期間
新規顧客獲得
費用
累積損益
経営指標 定義 83
月間経常収益(Monthly Recurring Revenue)。
MRR 対象月の月末時点におけるストック収入合計額。
年間経常収益(Annual Recurring Revenue)。
ARR 各期末時点におけるMRRを12倍して算出。
各期末時点におけるグループMRRを12倍して算出。グループMRRは、Businessドメインの
『マネーフォワード クラウド』等クラウドサービスの課金収入、スマートキャンプ社の継続顧客から
の売上高、R&AC社の『V-ONEクラウド』等シリーズの月額利用料等の課金収入、Homeドメインのプ
グループARR レミアム課金収入、Xドメインのストック収入、Financeドメインの企業間請求代行サービス『MF
KESSAI』等の売上高を含む。2020年11期期より、スマートキャンプ社の売上高に継続顧客比率(N四
半期の売上高のうち、(N-2)四半期末以前に取引を開始した顧客からの売上の比率)を乗じた数字を
含む。
Businessドメインが提供するサービスを有料で利用している士業パートナーと、WEB等を通じた直販
顧客数 先の法人事業者・個人事業主の合計。
課金顧客あたり売上高(Average Revenue per Account)。
ARPA 各期末時点におけるARR ÷ 顧客数で算出。
解約率 各期における月次平均解約率。
顧客数ベース 1 - N月解約顧客数 ÷ N-1月末顧客数で算出。
各期におけるMRR基準の月次平均解約率。
解約率 1 - N-1月末時点顧客のN月末MRR ÷ N-1月末MRRで算出。
MRRベース マイナスの値(いわゆるネガティブチャーン)は、顧客数ベースでの解約による収益減少影響を、既存
顧客へのアップセル/クロスセル等による増加収益影響が上回っている状態を指す。
* 経営指標のグループARRのみスマートキャンプ社を含む。
サービス概要
バックオフィス向け業務効率化ソリューション 85
『マネーフォワード クラウド』
バックオフィスに関する幅広いサービスラインナップを提供。
統合されたバックオフィスという新たな世界観の提供 86
手入力での煩雑な作業が多かった世界から、クラウドで繋がる、自動連携の
世界への転換を実現する。
マネーフォワード クラウドが選ばれる理由 (1/2) 87
自動化により、バックオフィス業務にかかる時間・コストを大幅に削減。
*1 *2
*1 2019年9月「マネーフォワード クラウド会計・確定申告のサービス利用に関するアンケート」のインターネット調査結果より。
*2 従業員数100名、時給1,500円、うち50名が毎月経費精算する場合。
マネーフォワード クラウドが選ばれる理由 (2/2) 88
Businessドメイン サービス価格 89
会計事務所・顧問先向け 個人事業主向け SME向け 中堅企業向け
ディストリ フィールドセールス
フィールドセールス WEB流入
ビューション インサイドセールス
パーソナルミニ
スモールビジネス
月額 980円
月額 3,980円~
年額 9,600円 スモールビジネス
年額 35,760円~
(月あたり800円~) 月額 3,980円~
(月あたり2,980円~) 会計Plus 29,800円~
年額 35,760円~
V-ONEクラウド
パーソナル (月あたり2,980円~)
価格 ビジネス 33,000円~
月額 1,280円
(例) 月額 5,980円~ 経費 500円/人
年額 11,760円 ビジネス
年額 59,760円~ 給与 300円/人
(月あたり980円~) 月額 5,980円~
(月あたり4,980円~) 勤怠 300円/人
年額 59,760円~
パーソナルプラス (月あたり4,980円~)
STREAMED 10,000円~
年額 35,760円
Manageboard 49,800円~
(月あたり2,980円~)
* 表示価格は税抜き。
バックオフィスSaaSの潜在市場規模 90
当社が現在注力している、バックオフィスSaaSの潜在市場規模は約1兆円*1に
なると試算。
事業者数
個人事業主
450万
小規模事業者*2 150万
中規模事業者*2 30万
*1 国内における当社グループの全潜在ユーザー企業において『マネーフォワード クラウド』が導入された場合の、全潜在ユーザー企業による年間支出総額金。全潜在ユー
ザー企業は、個人事業主と従業員が1,000名未満の法人の合計。国税庁2017年調査、総務省2016年6月経済センサス活動調査、総務省2017年労働力調査をもとに当社作成。
*2 従業員19名以下の法人を「小規模事業者」、20名~999名の法人を「中規模事業者」と定義。
国内SaaSマーケティングの潜在市場規模 91
国内SaaS市場の今後の拡大に伴い、国内SaaSマーケティングの潜在市場規模
も約0.9兆円まで拡大すると試算される。
SaaS潜在市場規模*1 売上対広宣費率*2
6.0兆円 14.7% 0.9 兆円
*1 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2019年版」2019年度見込のバックオフィスSaaSの市場占有率17.3%と、前頁記載のバックオフィスSaaSの潜在市場規
模より推定。
*2 国内主要上場SaaS企業の平均売上対広告宣伝費比率。マネーフォワード、ラクス、ユーザベース、ウォンテッドリー、ユーザーローカル、カオナビ、Chatwork、
Sansan、freee、サイボウズ、チームスピリットにおける、2019年11月時点での直近決算期の有価証券報告書、決算説明資料より当社作成。
SaaSマーケティングプラットフォーム『BOXIL』 92
月間1,000万PV以上*のプラットフォーム。SaaS導入希望企業と、1,000以上の
SaaSプロダクトをマッチングし、主に資料請求数に連動する従量課金を行う。
* 2019年10月時点
お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』 93
利用者数は1,050万人を突破、家計簿アプリシェアNo.1*1 。
連携できる金融関連サービス数もNo.1*2 。
2,600 以上*2の金融関連サービスの 家計簿アプリ利用者の約4人に1人は
データを連携し、自動で家計簿を作成 『マネーフォワード ME』を利用*1
*1 楽天インサイト 「現在利用している家計簿アプリ」2017年03月23日~2017年3月27日、調査対象者:20~60代家計簿アプリ利用者685名。
*2 自社調べ、2020年9月末現在。
企業間後払い決済サービス『MF KESSAI』 94
請求業務、督促、消込等を一括して代行。最短数秒で審査が完了し、入金は
100%保証。安心して、簡単に掛け払いが可能に。
売掛金早期資金化サービス 95
『MF KESSAI アーリーペイメント』
早期に売掛金を資金化することで、資金繰りの改善が可能に。
96
本資料の取り扱いについて
本資料に含まれる将来の見通しに関する記述等は、現時点における情報に基づき判断したものであり、マクロ経済動向及び市場環
境や当社グループの関連する業界動向、その他内部・外部要因等により変動する可能性があります。
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