3993 M-PKSHA 2021-08-13 16:00:00
2021年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

              2021年9月期             第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                              2021年8月13日
上 場 会 社 名   株式会社PKSHA Technology       上場取引所                              東
コ ー ド 番 号   3993                  URL http://pkshatech.com/ja
代   表   者 (役職名)代表取締役         (氏名)上野山 勝也
問合せ先責任者   (役職名)取締役 経営管理本部長   (氏名)中田   光哉                (TEL)03-6801-6718
四半期報告書提出予定日       2021年8月13日  配当支払開始予定日                 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無        :      無
四半期決算説明会開催の有無           :      無
                                                                                    
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2021年9月期第3四半期の連結業績(2020年10月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                                                      (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                            親会社株主に帰属
                        売上高                    営業利益                 経常利益
                                                                            する四半期純利益
                       百万円            %        百万円             %       百万円             %          百万円      %
 2021年9月期第3四半期      6,111  10.8     438  △1.0    379 △11.0       42 △97.4
 2020年9月期第3四半期      5,515 227.6     443 △20.0    426 △19.1    1,645  357.7
(注) 包括利益 2021年9月期第3四半期 940 百万円 ( △41.5%) 2020年9月期第3四半期 1,605 百万円 ( 353.1%)

                                           潜在株式調整後
                       1株当たり
                                             1株当たり
                      四半期純利益
                                            四半期純利益
                                   円 銭                    円    銭
2021年9月期第3四半期                       1.41                   1.36
2020年9月期第3四半期                      54.18                  51.70
                                                                                    
(2)連結財政状態
                        総資産                        純資産             自己資本比率
                                   百万円                   百万円                           %
 2021年9月期第3四半期          35,364                           28,633           80.3
 2020年9月期               32,314                           27,104           83.9
(参考) 自己資本  2021年9月期第3四半期 28,403 百万円                      2020年9月期 27,436 百万円
 
2.配当の状況
                                                   年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                               期末              合計
                           円   銭           円   銭           円   銭        円     銭             円    銭
   2020年9月期         ―     0.00                                 ―            0.00               0.00
   2021年9月期         ―     0.00                                 ―
   2021年9月期(予想)                                                             0.00               0.00
 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :                        無
 
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
                                                                           (%表示は、対前期増減率)
                                                                       親会社株主に帰属   1株当たり
                売上高             営業利益                 経常利益
                                                                        する当期純利益   当期純利益
              百万円      %       百万円             %    百万円            %    百万円                %          円     銭
    通期     9,000 21.7 650 2.4                        570       △5.5          80    △95.4                  2.63
 (注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :                        有
 
※       注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                         : 有

        (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

        新規     3社 (社名)株式会社PRAZNA、株式会社アシリレラ、株式会社AlgoNaut

        除外     ―社 (社名)

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                         : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
        ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                     : 無

        ②   ①以外の会計方針の変更                            : 無

        ③   会計上の見積りの変更                             : 無

        ④   修正再表示                                  : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
        ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)         2021年9月期3Q    30,911,800株   2020年9月期     30,679,400株

        ②   期末自己株式数                   2021年9月期3Q      360,049株    2020年9月期       360,049株

        ③   期中平均株式数(四半期累計)            2021年9月期3Q    30,436,431株   2020年9月期3Q   30,368,226株

 
※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、【添付資料】P.5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
 
 
            株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次


    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.4

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.5

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.6

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.6

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.10

      (企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………P.11

      (重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………P.15




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              株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに掲げ、主に自然言語処理、画像認識、音
  声解析、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開しております。
   Mobility & MaaS事業は、Smart City化に向けてリアル空間のオペレーションを知能化させていく取り組みを行
  っております。画像認識に関わるアルゴリズムを活用した新たなサービス・商品等の開発ニーズを受けて、アルゴ
  リズムソリューション及びアルゴリズムソフトウエアを販売しております。また、IoT機器からリアル空間のデー
  タを収集しクラウドに繋げた上で顧客への製品・サービス提供を行う取り組みの一環として、駐車場機器の製造販
  売・駐車場運営事業を行っております。
   Cloud Intelligence事業は、デジタル空間上で行われる処理を知能化させていく取り組みを行っております。ア
  ルゴリズムの活用による既存ソフトウエアの高度化・効率化や、オペレーションのソフトウエア化といったニーズ
  に対応するアルゴリズムソリューション及びアルゴリズムソフトウエアを提供しております。
   この度、同事業内において、株式会社アシリレラ(以下、「アシリレラ社」)を株式取得により子会社化、及び
  株式会社PRAZNA(以下、「PRAZNA社」)の全株式を当社が設立した特別目的会社(SPC)を通じて取得し、子会社化
  いたしました。アシリレラ社のもつ業界特化型のRPAプロダクトに当社アルゴリズムモジュールを組み込み、レガ
  シー環境での高度な自動化を実現し、パートナー企業を通じたシェア拡大を目指します。更に、隣接に位置する当
  社アルゴリズムモジュール及びアルゴリズムソフトウエアとの機能連携を行い、業界・業務別の対話特性に合わせ
  た事業展開を加速していきます。
   PRAZNA社は当社が保有する自動応答エンジンの隣接領域において、FAQ/お問い合わせ管理システム「OKBIZ.」シ
  リーズをはじめとする、企業向けの高品質なFAQソリューションを展開しています。自動応答エンジンとFAQサービ
  スがシームレスに接続した顧客体験が、今後市場で求められるものと考えており、当社の「高品質な対話エンジ
  ン」及び「自然言語処理をはじめとした機械学習エンジニアリング」と、PRAZNA社の「高品質なFAQソリューショ
  ン」及び「顧客基盤」という両者の強みを掛け合わせることで、プロダクトパッケージの高付加価値化及び顧客価
  値の最大化を目指します。同時に成長戦略の一環として、特定領域におけるアルゴリズムソフトウエアの強化とバ
  リューチェーンの垂直統合を目指す成長戦略のもと、優秀な人材の採用を積極的に進めるとともに、アルゴリズム
  のラインアップ拡張と研究開発の加速などの先行投資に注力してまいりました。


   当第3四半期連結累計期間の売上高は6,111,530千円(前年同四半期比10.8%増)となりました。これは主に、
  Cloud Intelligence事業においてアルゴリズムソリューションの新規案件受注の増加及び各種ライセンスの販売が
  拡大したことによるものです。
   営業利益は438,864千円(前年同四半期比1.0%減)、経常利益は379,784千円(前年同四半期比11.0%減)となりま
  した。営業利益及び経常利益が前年同四半期を下回ったのは、当第3四半期連結会計期間において、アシリレラ社
  及びPRAZNA社の株式取得関連費用を販売費及び一般管理費として229,957千円、PRAZNA社の株式取得に伴う金融機
  関からのノンリコース・ローン手数料を営業外費用として34,561千円計上したことによるものです。
   親会社株主に帰属する四半期純利益は42,919千円(前年同四半期比97.4%減)となりました。前年同四半期を下回
  ったのは、前年同四半期において投資有価証券売却に伴う特別利益として2,622,221千円を計上したこと等による
  ものです。また、当第3四半期連結累計期間において法人税等の負担率が上昇しているのは、当社の一部の子会社
  で生じた欠損金及び株式取得関連費用並びにのれん償却費用について繰延税金資産を計上していないことによるも
  のです。




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                  株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信




セグメント別の経営成績は次の通りであります


(Mobility & MaaS事業)
 Mobility & MaaS事業につきましては、当社の画像解析アルゴリズムやソフトウエアを用いたロックレスの駐車
場機器ソリューションへのニーズが堅調に推移いたしました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大
に伴う緊急事態宣言発出の影響により、引き続き顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設のペースが低下して
おり、当第3四半期連結累計期間は売上高成長率が押し下げられたことでセグメント利益は減益となっておりま
す。
 この結果、売上高は3,980,572千円(前年同四半期比1.8%増)、セグメント利益は138,100千円(前年同四半期比
33.5%減)となりました。


(Cloud Intelligence事業)
 Cloud Intelligence事業につきましては、アルゴリズムの活用によるオペレーションのソフトウエア化を進める
ニーズが堅調に拡大しております。このような環境の中、アルゴリズムソリューションの新規案件受注とライセン
スの積み上げを図るとともに、自動応答エンジン「BEDORE」を中心としたアルゴリズムソフトウエアや、3D姿勢
分析システム「シセイカルテ」の拡販を進めてまいりました。しかしながら、当第3四半期連結会計期間におい
て、アシリレラ社及びPRAZNA社の株式取得関連費用を229,957千円計上したことにより、セグメント利益は押し下
げられております。
 この結果、売上高は2,137,557千円(前年同四半期比31.3%増)、セグメント利益は413,326千円(前年同四半期比
27.6%増)となりました。




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              株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信




(2)財政状態に関する説明
  (流動資産)
   当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ10,555,409千円減少し、15,644,509
  千円となりました。これは主として現金及び預金が12,621,379千円減少したことによるものであります。


  (固定資産)
   当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ14,034,581千円増加し、19,689,812
  千円となりました。これは主としてのれんが7,670,777千円、投資有価証券が4,078,718千円増加したことによるも
  のであります。


  (流動負債)
   当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ172,519千円増加し、2,400,121千円
  となりました。これは主として未払法人税等が549,995千円減少した一方、その他流動負債が800,314千円増加した
  ことによるものであります。


  (固定負債)
   当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,092,546千円増加し、4,330,590千
  円となりました。これは主として長期借入金が1,708,375千円増加したことによるものであります。


  (純資産の状況)
   当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,194,545千円増加し、28,633,585千
  円となりました。これは主としてその他有価証券評価差額金が891,775千円増加したことによるものであります。




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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
 最近の業績動向を踏まえ、2020年11月12日に公表した2021年9月期連結業績予想を下記の通り修正します。
                                                         親会社株主に帰属      1株当たり
                売上高        営業利益             経常利益
                                                          する当期純利益      当期純利益
                   百万円        百万円              百万円             百万円        円     銭
                 9,000~                                        350~       11.51~
 前回発表予想(A)                        760              700
                  10,000                                         450        14.79
 今回修正予想(B)         9,000          650              570            80          2.63
                     0~                                       △270~
 増 減 額(B-A)                   △110             △130                            ―
                  △1,000                                        △370
                     0~                                      △77.1~
 増 減 率(   % )                △14.5            △18.6                            ―
                   △10.0                                       △82.2
 (参考)前期連結実績
                   7,393          634              602         1,753       57.79
  (2020年9月期)


修正の理由
・連結売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であるためレンジの予想としておりましたが、Mobility &
 MaaS事業においては、当第3四半期連結累計期間中の継続的なまん延防止等重点措置の適用及び緊急事態宣言の発出
 により、顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設ペースの低下が続き、期初予想のレンジ想定から下回っており
 ました。第4四半期連結会計期間においても回復の見込みが低いと想定し、9,000百万円としております。
  なお、今後の新型コロナウイルスの感染拡大等による更なる業績悪化がない前提で作成しており、これらの事例の
 発生が見込まれる場合、あるいは、早期収束等による想定以上の回復が見込まれる場合は、今回予想が修正される可
 能性があります。
・連結営業利益は、費用の見直し等により利益率改善を図ったものの、株式会社アシリレラ及び株式会社PRAZNAの株式
 取得費用229,957千円を計上したことにより、新たな予想を650百万円としております。
・連結経常利益は、株式会社PRAZNAの株式取得に伴う金融機関からのノンリコース・ローン手数料34,561千円により、
 新たな予想を570百万円としております。
・親会社株主に帰属する当期純利益は、連結営業利益及び連結経常利益予算の変更理由並びに期初時点で織り込んでい
 なかった株式会社アシリレラ及び株式会社PRAZNAの株式取得に伴う取得関連費用並びにのれん償却費について繰延税
 金資産を計上していないことによる法人税等の負担率上昇により、新たな予想を80百万円としています。
・1株当たり連結当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益の予想の変更に準じて減少しています。


 なお、上記業績予想は、同資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今
後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。




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            株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                            (単位:千円)
                                 前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                                (2020年9月30日)           (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                               24,137,073           11,515,694
   受取手形及び売掛金                             1,081,201            1,363,624
   原材料及び貯蔵品                                398,054              410,919
   その他                                     586,081            2,360,358
   貸倒引当金                                   △2,492               △6,086
   流動資産合計                               26,199,918           15,644,509
 固定資産
   有形固定資産                                1,296,214            1,373,290
   無形固定資産
     のれん                                 1,936,541            9,607,319
     その他                                   693,229              886,973
     無形固定資産合計                            2,629,771           10,494,292
   投資その他の資産
     投資有価証券                              1,255,594            5,334,312
     その他                                   473,651            2,487,916
     投資その他の資産合計                          1,729,245            7,822,229
   固定資産合計                                5,655,231           19,689,812
 繰延資産                                       49,536               29,974
 資産合計                                   31,904,686           35,364,297
負債の部
 流動負債
   買掛金                                     349,504              271,705
   未払法人税等                                  874,746              324,751
   その他                                   1,003,350            1,803,664
   流動負債合計                                2,227,601            2,400,121
 固定負債
   長期借入金                                 2,151,180            3,859,555
   その他                                      86,864              471,035
   固定負債合計                                2,238,044            4,330,590
 負債合計                                    4,465,646            6,730,712
純資産の部
 株主資本
   資本金                                      18,962               35,171
   資本剰余金                                25,118,740           25,134,949
   利益剰余金                                 3,291,337            3,334,256
   自己株式                                  △957,010             △957,308
   株主資本合計                               27,472,029           27,547,069
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                           △35,085               856,690
   その他の包括利益累計額合計                          △35,085               856,690
 新株予約権                                       2,095                1,761
 非支配株主持分                                        ―               228,063
 純資産合計                                  27,439,040           28,633,585
負債純資産合計                                 31,904,686           35,364,297




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                              (単位:千円)
                           前第3四半期連結累計期間             当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年10月1日            (自 2020年10月1日
                             至 2020年6月30日)            至 2021年6月30日)
売上高                                    5,515,781                6,111,530
売上原価                                   3,419,468                3,635,139
売上総利益                                  2,096,312                2,476,390
販売費及び一般管理費                             1,653,079                2,037,525
営業利益                                     443,233                  438,864
営業外収益
 受取配当金                                         ―                    36,837
 受取家賃                                      13,361                    7,891
 持分法による投資利益                                14,471                       ―
 移転補償金                                     14,985                       ―
 その他                                        6,034                    5,094
 営業外収益合計                                   48,852                   49,823
営業外費用
 支払利息                                      23,927                   15,249
 株式交付費償却                                   25,936                   19,561
 持分法による投資損失                                    ―                    19,275
 支払手数料                                         ―                    34,836
 その他                                       15,342                   19,980
 営業外費用合計                                   65,206                  108,903
経常利益                                      426,878                  379,784
特別利益
 投資有価証券売却益                              2,622,221                       ―
 特別利益合計                                 2,622,221                       ―
特別損失
 投資有価証券評価損                                432,170                  36,083
 固定資産売却損                                       ―                      314
 その他                                       17,330                   4,867
 特別損失合計                                   449,501                  41,265
税金等調整前四半期純利益                            2,599,599                 338,519
法人税、住民税及び事業税                            1,157,027                 394,615
法人税等調整額                                 △202,719                 △104,438
法人税等合計                                    954,307                 290,176
四半期純利益                                  1,645,291                  48,343
非支配株主に帰属する四半期純利益                               ―                    5,423
親会社株主に帰属する四半期純利益                        1,645,291                  42,919




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  四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                             (単位:千円)
                          前第3四半期連結累計期間             当第3四半期連結累計期間
                            (自 2019年10月1日            (自 2020年10月1日
                            至 2020年6月30日)            至 2021年6月30日)
四半期純利益                                1,645,291                  48,343
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                           △39,585                  891,775
 その他の包括利益合計                             △39,585                  891,775
四半期包括利益                                1,605,706                 940,119
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                       1,605,706                 934,695
 非支配株主に係る四半期包括利益                              ―                    5,423




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。




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    (セグメント情報等)
Ⅰ   前第3四半期連結累計期間(自     2019年10月1日 至             2020年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                  (単位:千円)
                                     報告セグメント
                                                                                  四半期連結損益
                      Mobility           Cloud                        調整額(注)
                                                         計                         計算書計上額
                        & MaaS       Intelligence
売上高
 外部顧客への売上高             3,908,609        1,607,171       5,515,781            ―      5,515,781
 セグメント間の内部
                                 ―         20,700          20,700       △20,700            ―
 売上高又は振替高
      計                3,908,609        1,627,871       5,536,481       △20,700     5,515,781
セグメント利益                  207,662          323,843         531,506       △88,273       443,233
(注) セグメント利益の調整額△88,273千円は各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セ
    グメントに帰属しない四半期連結財務諸表提出会社の一般管理費であります。


    2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
      該当事項はありません。


Ⅱ   当第3四半期連結累計期間(自     2020年10月1日 至             2021年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                  (単位:千円)
                                     報告セグメント
                                                                                  四半期連結損益
                      Mobility           Cloud                        調整額(注)
                                                         計                         計算書計上額
                        & MaaS       Intelligence
売上高
 外部顧客への売上高             3,980,572        2,130,957       6,111,530            ―      6,111,530
 セグメント間の内部
                                 ―          6,600             6,600     △6,600             ―
 売上高又は振替高
      計                3,980,572        2,137,557       6,118,130       △6,600      6,111,530
セグメント利益                  138,100          413,326         551,426      △112,561       438,864
(注) セグメント利益の調整額112,561千円は各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セ
    グメントに帰属しない四半期連結財務諸表提出会社の一般管理費であります。


 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
     (のれんの金額の重要な変動)
       「Cloud Intelligence」において、当第3四半期連結会計期間より株式会社アシリレラ及び株式会社PRAZNA
      を新たに連結の範囲に含めております。当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結会計期間におい
      て、7,789,191千円であります。
       なお、当第3四半期連結累計期間において、株式会社アシリレラについては、貸借対照表及び6月度の損益
      計算書のみを連結し、株式会社PRAZNAについては、貸借対照表のみを連結しております。
       また、のれんの金額は、当第3四半期連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定
      的に算定された金額であります。




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                   株式会社PKSHA   Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


(企業結合等関係)
 取得による企業結合
 1.(1)企業結合の概要
    ① 被取得企業の名称及びその事業の内容
     被取得企業の名称       株式会社アシリレラ
      事業の内容         ソフトウエアの企画・開発・販売・経営およびITに関するコンサルティング
    ② 企業結合を行った主な理由
     当社グループは「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに掲げ、「アルゴリズムサプライヤー」と
    して、自社開発した機械学習/深層学習領域のアルゴリズムを用い、既存のソフトウエアや各種ハードウエア
    端末向けにソリューションを展開することで、様々な業界の顧客の進化をサポートしてきました。
     この度株式を取得することを決定したアシリレラは、 外資系コンサルティング企業のエグゼクティブ・パ
    ートナーや日系大手企業のCIOを歴任された2名により創業された、ビジネスプロセスの自動化や生産性向上
    を実現するソフトウエア企業です。同社は、創業者の約30年に渡るエンタープライズIT業界の日本特有の課題
    感を基に、社内業務を効率化するために、IT専門家に依存しないデジタル技術の内製化を実現する純国産ソフ
    トウエア・プロダクトを開発しております。
     これまで、DX支援を進める先進的なIT企業とのパートナーシップを基軸に、業務部門に特化した自動化ソフ
    トウエアを提供しており、特に従来のRPAを補完するサブツールや業務スタッフによるローコード・ノーコー
    ド開発ツールとしての新しいユースケースが拡がっております。実際に利用しているエンドユーザ企業のライ
    センスは1,000社以上に積み上がっており、これらはエンドユーザ企業が利用して初めて課金が発生するリカ
    ーリング型の安定的なビジネスモデルとなっております。
     今回、ユーザ基盤を合わせ持ったプロダクトを持つアシリレラをグループに迎えることで、当社グループが
    保有するアルゴリズムモジュール、アルゴリズム・ソフトウエアとの強いシナジーを見込んでおります。具体
    的には当社アルゴリズムモジュール(自然言語処理、画像認識、異常検知 など)を本プロダクトに組み込み、
    レガシー環境での高度な自動化を実現し、パートナー企業を通じたシェア拡大を目指します。更に、隣接に位
    置する当社アルゴリズム・ソフトウエアとの機能連携を行い、業界・業務別の対話特性に合わせた事業展開を
    加速していきます。
     対象とする「業務プロセスのデジタル化」市場は、労働人口の減少・少子高齢化と働き方改革の流れを受
    け、市場規模が年々拡大する成長セグメントです。当社はアシリレラと協働し、グループとしてより幅広い業
    界・大手企業へのアルゴリズムの実装機会を獲得し、未来のソフトウエアを社会実装してまいります。
    ③ 企業結合日
      2021年5月31日
    ④ 企業結合の法的形式
      現金を対価とする株式取得
    ⑤ 結合後企業の名称
      名称の変更はありません。
    ⑥ 取得した議決権比率
      90%
      本件株式取得は2段階に分かれており、初回(2021年5月31日)に発行済株式の90%にあたる株式を取得
      し、第2回(2023年5月31日(予定))に残数の10%にあたる株式を取得する予定です。
    ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
      現金を対価として株式を取得することによるものであります。


   (2) 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
     2021年6月1日から2021年6月30日まで


   (3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
      取得の対価        現金   4,500,039千円
      取得原価              4,500,039千円



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                株式会社PKSHA    Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


(4) 取得関連費用の内訳及び金額
  アドバイザリー費用等       5,500千円


(5) 発生したのれんの金額、発生要因、償却方法及び償却期間
① 発生したのれんの金額
  3,576,284千円
  なお、上記の金額は取得原価の配分が完了しておらず、暫定的に算定された金額であります。
② 発生要因
  今後の事業展開により期待される超過収益力であります。
③ 償却方法及び償却期間
  10年間にわたる均等償却




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                   株式会社PKSHA      Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


 取得による企業結合
 2.(1)企業結合の概要
    ① 被取得企業の名称及びその事業の内容
      被取得企業の名称        株式会社PRAZNA(注)
      事業の内容           株式会社オウケイウェイヴの営んでいたソリューション事業(但し、OKBIZ. for
                      Community Support及びOKWAVE GRATICAを除く。)(以下、「対象事業」)
     (注)本件買収にあたり、株式会社オウケイウェイヴは、会社分割(新設分割)により新設会社(株式会社
             PRAZNA)に対象事業を承継しております。
    ② 企業結合を行った主な理由
     当社は、当社のグループ会社である株式会社BEDORE(以下、「BEDORE社」)を通じて、カスタマーサポート
    や電話対応の自動化に向けた、高品質な機械学習アルゴリズムのサービス化と社会実装を推進しております。
     BEDORE社は、深層学習と自然言語処理 (NLP) を活用した対話エンジンをSaaS形式で提供しており、100社以
    上の大手企業の自動応答エンジンとして、カスタマーサポートや電話対応の自動化を目的に導入されておりま
    す。
     対象事業はBEDORE社のプロダクトの隣接領域において、FAQ/お問い合わせ管理システム「OKBIZ.」シリーズ
    をはじめ、企業向けの高品質なFAQソリューションを展開しております。特に主力サービスの1つである
    「OKBIZ. for FAQ」は、9年連続で国内シェアNo.1を達成するなど、高い実績と安定した顧客基盤を有して
    おります。
     当社グループとしては、自動応答エンジンとFAQサービスがシームレスに接続した顧客体験が、今後市場で
    求められるものと考えております。BEDORE社の「高品質な対話エンジン」及び「自然言語処理をはじめとした
    機械学習エンジニアリング」と、対象事業の「高品質なFAQソリューション」及び「顧客基盤」という両者の
    強みを掛け合わせることで、プロダクトパッケージの高付加価値化及び顧客価値の最大化が実現できると考
    え、本件買収を決定いたしました。
    ③ 企業結合日
      2021年6月30日
    ④ 企業結合の法的形式
      現金を対価とする株式取得
    ⑤ 結合後企業の名称
      株式会社PRAZNA
    ⑥ 取得した議決権比率
      100%
    ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
      現金を対価として株式を取得することによるものであります。


   (2) 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
     被取得企業の取得日は2021年6月30日であることから貸借対照表のみを連結しているため、当第3四半期連
    結累計期間に係る四半期連結損益計算書につきましては、被取得企業の業績は含まれておりません。


   (3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
     取得の対価       現金        7,073,786千円
     取得原価                  7,073,786千円




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                株式会社PKSHA      Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


(4) 取得関連費用の内訳及び金額
  アドバイザリー費用等       224,457千円


(5) 発生したのれんの金額、発生要因、償却方法及び償却期間
① 発生したのれんの金額
  4,212,906千円
  なお、上記の金額は取得原価の配分が完了しておらず、暫定的に算定された金額であります。
② 発生要因
  今後の事業展開により期待される超過収益力であります。
③ 償却方法及び償却期間
  15年間にわたる均等償却




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                株式会社PKSHA     Technology(3993) 2021年9月期 第3四半期決算短信


(重要な後発事象)
 自己株式の取得

 当社は2021年8月13日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第

156条の規定に基づき、自己株式を取得に係る事項を決議いたしました。

1.自己株式の取得を行う理由

   経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため

2.取得に係る事項の内容

(1) 取得対象株式の種類

  普通株式

(2) 取得し得る株式の総数

  1,250,000株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合4.09%)

(3) 株式の取得価額の総額

  2,000,000千円(上限)

(4) 取得期間

  2021年8月16日から2021年12月30日まで

(5) 取得の方法

  東京証券取引所における市場買付




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