3987 M-エコモット 2021-10-15 15:30:00
2021年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年10月15日
上場会社名 エコモット株式会社 上場取引所 東 札
コード番号 3987 URL https://www.ecomott.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)入澤 拓也
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経営企画部長 (氏名)花田 浩二 TEL 011-558-6600
定時株主総会開催予定日 2021年11月26日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2021年11月26日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (決算説明動画配信予定)
(百万円未満切捨て)
1.2021年8月期の連結業績(2020年9月1日~2021年8月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年8月期 2,162 - 61 - 75 - 13 -
2020年8月期 2,859 - △339 - △331 - △393 -
(注)包括利益 2021年8月期 13百万円 (-%) 2020年8月期 △393百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年8月期 2.66 2.61 1.3 3.9 2.9
2020年8月期 △77.13 - △31.3 △16.2 △11.9
(注)1.決算期変更の経過期間となる2020年8月期は、2019年4月から2020年8月までの17か月決算であるため、対前
期増減率については記載しておりません。
2.2020年8月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当
期純損失であるため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年8月期 1,963 1,075 54.8 208.34
2020年8月期 1,960 1,053 53.7 204.91
(参考)自己資本 2021年8月期 1,075百万円 2020年8月期 1,053百万円
(注)
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年8月期 303 △12 △161 740
2020年8月期 △278 △18 141 610
(注)
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年8月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年8月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2022年8月期(予想) - 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2022年8月期の連結業績予想(2021年9月1日~2022年8月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 1,348 25.4 98 123.8 100 130.7 69 209.4 13.37
通期 2,567 18.7 107 73.6 112 48.2 76 456.5 14.77
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年8月期 5,173,600株 2020年8月期 5,156,800株
② 期末自己株式数 2021年8月期 9,171株 2020年8月期 17,271株
③ 期中平均株式数 2021年8月期 5,147,006株 2020年8月期 5,101,728株
(参考)個別業績の概要
1.2021年8月期の個別業績(2020年9月1日~2021年8月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年8月期 1,982 - 58 - 71 - 13 -
2020年8月期 2,629 - △355 - △348 - △406 -
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年8月期 2.67 2.62
2020年8月期 △79.64 -
(注)1.決算期変更の経過期間となる2020年8月期は、2019年4月から2020年8月までの17か月決算であるため、対前
期増減率については記載しておりません。
2.2020年8月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当
期純損失であるため記載しておりません。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年8月期 1,817 1,063 58.5 205.87
2020年8月期 1,824 1,040 57.0 202.42
(参考)自己資本 2021年8月期 1,063百万円 2020年8月期 1,040百万円
2.2022年8月期の個別業績予想(2021年9月1日~2022年8月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 1,194 17.5 87 84.7 59 109.8 11.61
通期 2,252 13.6 89 24.6 60 339.5 11.71
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在において入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあ
たっての注意事項等については、添付資料P5「1.経営成績の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 15
- 1 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
1.経営成績等の概況
決算期変更に伴い前連結会計年度は17ヶ月の変則決算となっております。そのため、前期との比較は行っておりま
せん。
(1)当期の経営成績の概況
当社グループの属する情報サービス産業では、ビッグデータの活用、AIやIoTの発展等、業界を取り巻く環境
は、新型コロナウイルス感染症の影響により、さらに変化が加速しております。
これまでの、産業の生産性向上や高付加価値化の実現に向けたデジタル基盤整備、IT技術の活用によりビジネス
モデル自体を変革する「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」の取り組みに加えて、新型コロナウイルス
感染症を契機として、デジタル化・リモート化を最大限活用することによって個人、産業、社会といったあらゆる
レベルにおいて変革が生まれ、新たな価値の創造へとつながっていくと考えられております。これらの大きな転換
期においても「データが価値創出の源泉」であることは不変であり、IoT、ビックデータ、AIは更に重要な位置付
けとなっております。
なかでも当社グループが注力する国内IoT市場は、2024年まで12.1%の年間平均成長率で成長し、2024年には12
兆6,363億円に達すると予測されています(IDC Japan株式会社「国内IoT市場産業分野別予測とユースケース別の
事例考察」)。
このような環境のもと、当社グループは2021年8月期から「新・中期経営ビジョン」に基づく事業展開を開始し
ております。政府が発表した2021年度からの「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」において、激
甚化する災害への対策、予防保全に向けた老朽化対策並びにデジタル化の推進にかかる対策が三つの柱として掲げ
られております。これに関連し当社は、IoT領域における強みの更なる深化・拡大に向け、AIや電源・電池領域に
おいて垂直統合的なワンストップ提供を可能とし、競争優位性を高めてまいります。更にPdriveやAITELL、また、
KDDI IoTクラウドStandardにおける機能拡充によるBtoBtoC領域の拡大を図るべくサービス開発はもとより、販売
チャネル開発にもより注力し、各ソリューションに おける市場シェア拡大を図ってまいります。
インテグレーションソリューションにおいては、第3四半期連結会計期間より株式会社フィットの損益計算書を
連結しております。営業面では、新型コロナウイルスワクチンフリーザー対応型のUPSが全国で導入されてきてい
るものの、新型コロナウイルス感染症の影響により営業機会が逸失し、案件の積上げが伸び悩みました。
コンストラクションソリューションにおいては、中四国エリアへの営業所設置による活動エリア拡充も、土木関
連市場の情報化施工案件の獲得、防災対策のIoT化といったニーズの高まりへの対応に貢献いたしました。また、
遠隔臨場に対応したサービスが堅調に推移しています。これは、現場との往来を減らすことで効率的な事業運営を
実現し、建設現場で課題とされている「人手不足」を解決する一助になり得るとともに、新型コロナウイルス等の
感染リスク抑制に貢献するものであるため、今後さらに導入拡大が進むものと見込んでおります。
モニタリングソリューションにおいては、パッケージサービスの導入件数の増加による累計契約数拡大が続いて
いるほか、3Gサービス終了を見据えた3G端末からLTE端末へのリプレイス案件も多くフロー売上拡大に寄与
しました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、子会社である株式会社ストークを始めとして、失注
や遅延が多数発生いたしました。また、2021年7月には、電気自動車の充電スタンド販売・導入・運用管理を行っ
ているユアスタンド株式会社と資本業務提携契約を締結いたしました。北海道・青森エリアでのユアスタンド販売
代理店として、今後拡大すると目されるEV市場に参画いたします。EV充電スタンドは「ゆりもっと」同様に集合住
宅向けの商品であるため、トップシェアを誇るものの成熟市場であった遠隔監視サービス事業の底上げを図ること
ができ、高い親和性に期待ができます。
モビリティサービスにおいては、3Gサービス終了を見据えた3G端末の解約が第1四半期連結会計期間から生
じ始め、ストック売上の積み上げが伸び悩みました。
国内IoT市場の成長予測や、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」から当期は、これまで以上
に高い目標を設定し、各ソリューションにおいて案件の創出に取り組みましたが、業績の動向等を踏まえ、2020
年10月15日の2020 年8月期決算発表時に開示した 2021年8月期(2020年9月1日~2021年8月31日)の業績予想
を修正いたしました。詳細は2021年8月17日公表の「通期業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高2,162,269千円、営業利益61,848千円、経常利益75,562千円、親
会社株主に帰属する当期純利益13,705千円となりました。なお、当社は提供するサービスの性質上、10月~翌3月
に役務提供が集中することから、売上高の計上に関して以下の通り季節的変動がございます。
- 2 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
ソリューション 季節的変動の説明
インテグレーション システムの受託開発は、システム投資動向に左右され、多くの顧客が決算直前期の納品を希望す
ソリューション ることから、毎年1月から3月がソリューション提供及び売上高計上のピークとなります。
コンストラクション 「現場ロイド」は、公共工事現場に対するサービス提供が中心であり、需要状況が工事現場数に
ソリューション 相関することから、毎年9月から11月がサービス提供及び売上高計上のピークとなります。
モニタリング 「ゆりもっと」のロードヒーティング遠隔監視代行業務に係る売上が収益の柱であることから、
ソリューション 積雪期である毎年12月から翌3月がサービス提供及び売上高計上のピークとなります。
当社は、報告セグメントがIoTインテグレーション事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記
載を省略しております。以下の説明においては、インテグレーションソリューションの他、同ソリューションから
派生したソリューションであるコンストラクションソリューション、モニタリングソリューション、モビリティサ
ービスに区分して表記しております。
(インテグレーションソリューション)
IoTプラットフォーム「FASTIO」を利用したソリューション提供によるイニシャル売上及び通信利用料やアプリ
ケーション利用料等から構成されるストック売上の積み増しが寄与しております。当第3四半期連結会計期間から
株式会社フィットの損益計算書を連結したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により営業機会を逸失した結
果、売上高は378,197千円となりました。
(コンストラクションソリューション)
測量系のIoTや遠隔臨場に対応したGリポート等の新商品の出荷が好調となった一方で、定番商品のNETISの有効
期限が切れ、その販売が伸び悩んだ結果、売上高は1,047,188千円となりました。
(モニタリングソリューション)
主なパッケージサービスである「ゆりもっと」は、新規導入時の端末提供料と、導入後の遠隔監視サービス提供
料で構成されます。当期は、『ゆりもっと』の販売実績及び3Gサービス終了に伴うLTE対応端末へのリプレイス共
に堅調に進みましたが、子会社の株式会社ストークをはじめとして、新型コロナウイルス感染症の影響による失注
や遅延が多数発生しました。その結果、売上高は334,806千円となりました。
(モビリティサービス)
当初売上計画に3Gサービス終了を見据えた解約増加を織り込んでいたものの、その想定を超えた解約数とな
り、ストック売上が減少しました。また、大手損害保険会社等の参入に伴い、市場の競争が激化した結果、新規販
売案件の積上げが不足し、売上高は402,077千円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度と比べ55,079千円増加し、1,651,823千円となりまし
た。これは主に、受取手形及び売掛金が77,249千円、商品及び製品が32,066千円減少した一方で、現金及び預金が
130,391千円、電子記録債権が28,807千円増加したこと等によるものです。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度と比べ51,810千円減少し、311,791千円となりました。
これは主に投資その他の資産が21,163千円、有形固定資産が15,589千円減少したこと等によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度と比べ192,901千円増加し、642,395千円となりました。
これは主に1年内償還予定社債が100,000千円、未払消費税等が44,808千円、前受金が34,511千円増加したこと等
によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度と比べ212,456千円減少し、245,265千円となりました。
これは主に、長期借入金が113,039千円、社債が100,000千円減少したこと等によるものであります。
- 3 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度と比べ22,824千円増加し、1,075,954千円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益13,705千円の計上により利益剰余金が増加し、自己株式の処分によ
り自己株式が9,371千円減少したことによるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ129,791
千円増加し、740,411千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりでありま
す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計期間における営業活動の結果獲得した資金は303,998千円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益63,080千円、減価償却費112,248千円、売上債権の減少額55,836千
円、未払消費税等の増加額43,104千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計期間における投資活動の結果減少した資金は12,460千円となりました。
収入の主な内訳は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入28,275千円、支出の主な内訳は無形固
定資産の取得による支出33,274千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計期間における財務活動の結果減少した資金は161,747千円となりました。
支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出202,087千円であります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年8月期 2021年8月期
自己資本比率(%) 31.0 34.3 68.8 53.7 54.8
時価ベースの自己資本比率(%) - 327.3 408.1 285.2 162.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%) - - - - 161.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) - - - - 81.6
自己資本比率 : 自己資本 / 総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額 / 総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債 /キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー / 利払い
(注)1.2016年3月期及び2017年3月期の時価ベースの自己資本比率については、当社株式が非上場であったた
め、記載しておりません。
2.キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。
3.有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としてお
ります。
4.営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・
カバレッジ・レシオは記載しておりません。
- 4 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(4)今後の見通し
「データが価値創出の源泉」であることから、あらゆるモノのふるまいをインターネットに接続したセンサーで
収集し、可視化されたデータをもとに新たな価値やビジネスを創出するIoTの概念は、より一層重要度が増すと考
えられます。また、新型コロナウイルス感染症の収束に向けたデジタル・トランスフォーメーション(DX)への更
なる加速は、当社グループにとっても、力強い追い風になると考えられます。
このような環境のもと2021年8月期におきましては、当社グループの「IoT領域の強み」を更に「深化・拡大」す
ることで事業領域を拡大すると共に、KDDIとの業務提携を一段と推し進めてまいりました。
「ローカル5G普及推進官民連絡会」の設立により、工場、農地、交通、建設現場、災害現場などの場面に、ロ
ーカル5Gの導入がより加速している中、2022年8月期におきましても、5Gを活用した新サービスにつきまして
更なる市場投入を図り、積極的な営業活動を展開してまいります。
以上により、2022年8月期の業績見通しにつきましては、売上高2,567,435千円、営業利益107,395千円、経常利
益112,015千円、当期純利益76,270千円を見込んでおります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、現在、日本国内において事業を展開していることなどから、当面は日本基準に基づいて財務諸表を作成する
方針であります。
なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、今後の事業展開や国内外の動向などを踏まえたうえで
検討を進めていく方針であります。
- 5 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年8月31日) (2021年8月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 611,620 742,011
電子記録債権 186,280 215,087
受取手形及び売掛金 386,309 309,060
商品及び製品 199,514 167,448
仕掛品 7,292 23,500
原材料及び貯蔵品 111,657 86,168
前渡金 66,978 73,468
未収入金 605 1,320
その他 26,486 33,757
流動資産合計 1,596,744 1,651,823
固定資産
有形固定資産
レンタル用資産 425,515 463,895
減価償却累計額 △279,272 △331,657
レンタル用資産(純額) 146,243 132,238
建物 12,047 12,990
減価償却累計額 △3,617 △4,582
建物(純額) 8,430 8,407
工具、器具及び備品 27,540 31,270
減価償却累計額 △21,355 △26,646
工具、器具及び備品(純額) 6,184 4,624
有形固定資産合計 160,859 145,270
無形固定資産
ソフトウエア 90,864 67,294
ソフトウエア仮勘定 9,490 5,450
その他 - 12,550
無形固定資産合計 100,355 85,294
投資その他の資産
投資有価証券 9,928 15,207
繰延税金資産 50,224 14,597
敷金及び保証金 32,158 32,898
その他 10,079 18,522
貸倒引当金 △3 -
投資その他の資産合計 102,386 81,226
固定資産合計 363,601 311,791
資産合計 1,960,345 1,963,614
- 6 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年8月31日) (2021年8月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 127,843 103,599
1年内返済予定の長期借入金 158,286 149,988
1年内償還予定の社債 - 100,000
未払法人税等 9,184 20,018
賞与引当金 32,704 41,023
その他 121,474 227,765
流動負債合計 449,493 642,395
固定負債
社債 100,000 -
長期借入金 355,284 242,245
退職給付に係る負債 1,897 2,480
その他 540 540
固定負債合計 457,721 245,265
負債合計 907,215 887,660
純資産の部
株主資本
資本金 614,876 615,296
資本剰余金 604,876 605,296
利益剰余金 △146,612 △134,105
自己株式 △19,982 △10,610
株主資本合計 1,053,157 1,075,876
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △28 78
その他の包括利益累計額合計 △28 78
純資産合計 1,053,129 1,075,954
負債純資産合計 1,960,345 1,963,614
- 7 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
売上高 2,859,046 2,162,269
売上原価 2,122,071 1,182,195
売上総利益 736,974 980,074
販売費及び一般管理費 1,076,065 918,225
営業利益又は営業損失(△) △339,090 61,848
営業外収益
受取利息 6 6
受取配当金 260 9
投資有価証券売却益 250 -
違約金収入 1,719 2,374
補助金収入 5,290 11,328
受取保険金 1,447 -
その他 3,130 3,667
営業外収益合計 12,105 17,386
営業外費用
支払利息 4,122 3,650
その他 199 21
営業外費用合計 4,322 3,671
経常利益又は経常損失(△) △331,307 75,562
特別利益
固定資産売却益 187 -
特別利益合計 187 -
特別損失
固定資産除却損 2,447 2,450
投資有価証券評価損 28,535 -
減損損失 - 10,032
特別損失合計 30,983 12,482
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△362,103 63,080
失(△)
法人税、住民税及び事業税 62,428 12,585
法人税等調整額 △31,016 36,788
法人税等合計 31,412 49,374
当期純利益又は当期純損失(△) △393,515 13,705
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△393,515 13,705
帰属する当期純損失(△)
- 8 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △393,515 13,705
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △32 106
その他の包括利益合計 △32 106
包括利益 △393,548 13,811
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △393,548 13,811
- 9 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年8月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 612,056 602,056 246,903 △82 1,460,933
当期変動額
新株の発行 2,820 2,820 5,640
親会社株主に帰属する
△393,515 △393,515
当期純利益
自己株式の取得 △19,899 △19,899
自己株式の処分 -
利益剰余金から資本剰
-
余金への振替
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 2,820 2,820 △393,515 △19,899 △407,775
当期末残高 614,876 604,876 △146,612 △19,982 1,053,157
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評価 その他の包括利益累
差額金 計額合計
当期首残高 4 4 1,460,938
当期変動額
新株の発行 5,640
親会社株主に帰属する
△393,515
当期純利益
自己株式の取得 △19,899
自己株式の処分 -
利益剰余金から資本剰
-
余金への振替
株主資本以外の項目の
△32 △32 △32
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △32 △32 △407,808
当期末残高 △28 △28 1,053,129
- 10 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年9月1日 至 2021年8月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 614,876 604,876 △146,612 △19,982 1,053,157
当期変動額
新株の発行 420 420 840
親会社株主に帰属する
13,705 13,705
当期純利益
自己株式の取得 -
自己株式の処分 △1,198 9,371 8,172
利益剰余金から資本剰
1,198 △1,198 -
余金への振替
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 420 420 12,506 9,371 22,718
当期末残高 615,296 605,296 △134,105 △10,610 1,075,876
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評価 その他の包括利益累
差額金 計額合計
当期首残高 △28 △28 1,053,129
当期変動額
新株の発行 840
親会社株主に帰属する
13,705
当期純利益
自己株式の取得 -
自己株式の処分 8,172
利益剰余金から資本剰
-
余金への振替
株主資本以外の項目の
106 106 106
当期変動額(純額)
当期変動額合計 106 106 22,824
当期末残高 78 78 1,075,954
- 11 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純
△362,103 63,080
損失(△)
減価償却費 160,324 112,248
株式報酬費用 - 1,362
のれん償却額 8,391 7,396
減損損失 - 10,032
貸倒引当金の増減額(△は減少) △76 △3
賞与引当金の増減額(△は減少) 8,706 8,318
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 816 582
受取利息及び受取配当金 △267 △16
支払利息 4,122 3,650
違約金収入 △1,719 △2,374
補助金収入 △5,290 △11,328
受取保険金 △1,447 -
投資有価証券売却損益(△は益) △250 -
投資有価証券評価損益(△は益) 28,535 -
固定資産売却損益(△は益) △187 -
固定資産除却損 2,447 2,450
売上債権の増減額(△は増加) △100,926 55,836
たな卸資産の増減額(△は増加) 16,469 △23,293
前渡金の増減額(△は増加) △9,128 △6,490
前受金の増減額(△は減少) 10,769 34,511
仕入債務の増減額(△は減少) 15,560 △22,129
未払又は未収消費税等の増減額 16,204 43,104
その他 △10,801 23,683
小計 △219,849 300,623
利息及び配当金の受取額 267 16
利息の支払額 △4,133 △3,724
違約金の受取額 1,607 2,526
補助金の受取額 5,290 11,328
保険金の受取額 1,447 -
法人税等の支払額 △62,999 △6,770
営業活動によるキャッシュ・フロー △278,370 303,998
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △550 -
有形固定資産の取得による支出 △9,190 △1,702
無形固定資産の取得による支出 △71,080 △33,274
有形固定資産の売却による収入 187 -
投資有価証券の取得による支出 △38,077 △5,126
投資有価証券の売却による収入 104,190 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△1,573 -
支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- 28,275
収入
その他 △2,890 △631
投資活動によるキャッシュ・フロー △18,985 △12,460
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △10,000 -
長期借入れによる収入 380,000 39,500
長期借入金の返済による支出 △164,560 △202,087
社債の償還による支出 △50,000 -
自己株式の取得による支出 △19,899 -
ストックオプションの行使による収入 5,640 840
財務活動によるキャッシュ・フロー 141,179 △161,747
- 12 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △156,176 129,791
現金及び現金同等物の期首残高 766,796 610,620
現金及び現金同等物の期末残高 610,620 740,411
- 13 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、IoTインテグレーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年8月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
インテグレーション コンストラクション モニタリング
GPSソリューション 合計
ソリューション ソリューション ソリューション
外部顧客への売上高 374,631 1,411,514 476,829 596,071 2,859,046
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
株式会社仙台銘板 695,766 IoTインテグレーション事業
当連結会計年度(自 2020年9月1日 至 2021年8月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
インテグレーション コンストラクション モニタリング
モビリティサービス 合計
ソリューション ソリューション ソリューション
外部顧客への売上高 378,197 1,047,188 334,806 402,077 2,162,269
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
株式会社仙台銘板 553,341 IoTインテグレーション事業
- 14 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年8月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年9月1日 至 2021年8月31日)
当社グループは、IoTインテグレーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
なお、当連結会計年度の固定資産の減損損失は10,032千円となっております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年8月31日)
当社グループは、IoTインテグレーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
なお、当連結会計年度ののれんの償却額は8,391千円、未償却残高はありません。
当連結会計年度(自 2020年9月1日 至 2021年8月31日)
当社グループは、IoTインテグレーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
なお、当連結会計年度ののれんの償却額は7,396千円、未償却残高はありません。
- 15 -
エコモット株式会社(3987) 2021年8月期 決算短信
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
1株当たり純資産額 204.91円 208.34円
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) △77.13円 2.66円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 - 2.61円
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり
当期純損失であるため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損
△393,515 13,705
失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利
△393,515 13,705
益又は当期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 5,101,728 5,147,006
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額 - -
普通株式増加数(株) - 113,679
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1
株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在 - -
株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 16 -