3981 ビーグリー 2021-11-12 15:00:00
2021年12月期 第3四半期決算補足資料 [pdf]
補足資料
2021年12月期 第3四半期
株式会社ビーグリー(Beaglee Inc.) 東証第一部:3981
(四半期決算)を連続で記録
書籍関連事業が好調
連結業績予想値達成に向けて順調に推移
前期の株式取得に伴う会計処理が確定
注:Pセグはプラットフォームセグメント、Cセグはコンテンツセグメントの略称、以下同じ。
2021年12月期3Q 売上高の推移
売上高
[百万円]
5,000
プラットフォームセグメント
4,500
コンテンツセグメント
1,497
4,000 1,633
1,573
3,500 1,275
3,000
2,500
2,000
3,193 3,361
1,500 2,840 2,848
2,715 2,658 2,684 2,800 2,777
2,464 2,563
1,000
500
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2019年 2020年 2021年
注:2019年度より会計方針(収益認識基準)変更、2020年4Qより連結決算へ移行。端数処理の都合、合計値は不一致。
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2021年12月期3Q 決算ハイライト(PL)
一時的なコスト要因や外出自粛の反動が現れはじめたものの、
通期業績予想に対して堅調に推移
PL 2021年12月期
進捗 補足
3Q 期末
(単位:百万円、%)
(業績予想値)
Pセグの成⾧
売上 14,107 19,682 71.7% Cセグの堅調推移及び連結寄与
識別可能資産および負債の特定に伴う
営業利益 946 1,350 70.1% 一時的なコスト増
経常利益 840 1,210 69.4%
純利益 338 524 64.5%
1株当たり純利益(円) 56.92 84.87 67.1%
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2021年12月期3Q 決算ハイライト(セグメント内訳)
全社業績 コンテンツセグメント追加が業績に寄与
売上高 : 14,107 百万円 ( 69%増)
営業利益 : 946 百万円 ( 27%増)
のれん償却前営業利益 : 1,425百万円 ( 48%増)
プラットフォーム 前Qに引き続き『まんが王国』過去最高売上高を更新
セグメント
売上高 : 9,403 百万円 ( 13%増)
営業利益 : ▲13百万円 ( ― )
のれん償却前営業利益 : 205 百万円 ( 79%減)
コンテンツ 一時的なコスト増があるものの好調な業績を維持
セグメント
売上高 : 4,834百万円 ( ― )
営業利益 : 960百万円 ( ― )
のれん償却前営業利益 : 1,220百万円 ( ― )
注:()内は前年同期比。
注:内部取引や全社費用の調整が入るため、セグメントの合算と全社業績は不一致。
注:のれん償却前営業利益は、のれん償却費だけでなく2021年3Qで確定した出版権の償却費も考慮。
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2021年12月期3Q プラットフォームセグメント
主力事業(書籍)が高成⾧、利益圧迫のゲームは4Qより赤字解消見込
Pセグ 売上高・営業利益 Pセグ主力事業(書籍)売上高・営業利益
[百万円] [百万円] [百万円] [百万円]
3,500 600 書籍売上高は 1,000
高成⾧推移
3,000
書籍売上高
3,000 300 書籍営利
500
69
30 2,500
2,500 0
-112
2,000 0
2,000 -300
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2019年 2020年 2021年
2019年 2020年 2021年
注:内部取引や全社費用の調整が入るため、セグメントの合算と全社業績は不一致。端数処理の都合、合計値は不一致。
注:管理会計数値を利用。
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2021年12月期3Q プラットフォームセグメント
8月に単月売上高10億円を突破
消費及び販促ポイント
定着状況 課金額の推移 単価(ARPPU)の推移
課金額 消費Pt 販促Pt
2017年 2018年 2019年
2020年 2021年 前年同Q比 前年同Q比
2020年2Q 約7%増
約21%増
お得感戦略の本格始動
前年同Q比
約19%増
課金ARPPU 消費ARPPU
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 2019年 2020年 2021年
2019年 2020年 2021年
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2021年12月期3Q コンテンツセグメント
収益性の高いデジタルコンテンツが高成⾧を維持
3Qは会計処理(10-11P参照)による一時要因で利益減も本業収益力は高水準
コンテンツセグメント売上高 コンテンツセグメント営業利益
[百万円] [百万円]
600
1,800 1,672 ■棒グラフ:
1,619 1,542 株式取得前と同じ条件
500 (当社取得によって発 488
1,500
467
生したのれんと出版権
の償却費を加味)
400 382
1,200
300
900
200
600
100
300
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2019年 2020年 2021年 2019年 2020年 2021年
注:内部取引や全社費用の調整が入るため、セグメントの合算と全社業績は不一致。端数処理の都合、合計値は不一致。
注:20年3Q以前の数値は管理会計数値を利用。20年4Q以降の営業利益には当社買収時に発生したのれんと出版権の償却費が計上。
注:識別可能資産および負債の特定が完了し、2021年3Qに調整額が追加計上。(詳細は10-11P)
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2021年12月期3Q コンテンツセグメント
デジタル売上高は前年同期比36%増と継続伸⾧
電子書店向けキャンペーンが奏功し、セグメントの高成⾧を牽引
コンテンツセグメント売上高構成 コンテンツセグメント売上高構成
(2021年3Q時点) (過年度)
紙・その他 デジタル
2020年
36%
2019年
64% 2018年
デジタル 2017年
紙・その他
0% 25% 50% 75% 100%
注:買収前の数値は管理会計数値を利用。
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2021年12月期3Q 識別可能資産の特定による影響
コンテンツセグメントにおける識別可能資産の特定が完了
識別可能資産(出版権)を評価し、それに伴い年間の各償却費が確定
のれん6,588百万円(20年償却)、出版権786百万円(6年償却)を2021年3Qで計上
Cセグにおけるのれん償却費等(のれん+出版権) 無形固定資産
[百万円] [億円]
前期における 今期における確定値との 調整 識別可能資産として
250 乖離は3Qにて調整 150 その他 出版権 のれん
確定値との乖 確定 出版権を確定
離は利益剰余 一時的な利益圧迫要因
暫定
金にて調整 ▼企業連結の概要
63 企業結合日:
100 2020年10月8日
125
31 31 31 発生したのれん:
75億円(暫定)
126 126
94 94 94
50
0
2020.4Q 2021.1Q 2021.2Q 2021.3Q 2021.4Q
連結業績におけるのれん償却費等(のれん+出版権) 0
2019年末(単体) 2020年末(連結) 2020年末(連結) 2021.3Q(連結)
年間796百万円(Pセグ292百万円、Cセグ504百万円)償却 確定前 確定後
のれんについて
のれんは、過去 【確定前】 【確定後】 識別可能資産
2019年末時点ののれんは全てPセグに関するもの。償却年数は5~20年。
の組織変遷で発 ぶんか社G取得に伴 2021年3Q時点 の評価完了。
コンテンツセグメントに関するのれんは、ぶんか社Gの株式取得で発生したも
生したものと い、のれんが増加。 で配分完了した ※企業連結日
の。ぶんか社Gで過去計上されていたものも含めて評価完了。償却年数は20年。
2019年のノベル 企業結合日における ことに伴い、買 以後1年以内
バ吸収合併済時 識別可能資産および 収時点に遡って に確定すると
出版権について
に発生したのれ 負債の特定が未了の 修正。 いう企業連結
出版権とはデジタルコンテンツにおける配信に関する権利。2021年3Qに評価
ん。全てPセグに ため、のれんの金額 会計基準に準
完了。それまではのれんに含めて計上(会計基準に準拠)。
関するもの。 は暫定的に算出され 拠。
償却年数は6年。償却費は減価償却費(売上原価)として計上。前期の乖離分は
た金額。
利益剰余金にて、今期上期の乖離分は3Q決算で調整。
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2021年12月期3Q 識別可能資産の特定による影響
コンテンツセグメントにおける識別可能資産の特定が完了
識別可能資産(出版権)の評価が完了し、それに伴いのれんの金額も確定
のれん69億円(20年償却)、出版権9億円(6年償却)に確定 ※取得時点(2020年10月1日)
Cセグのれん及び出版権の計上金額・償却期間 ※取得時点(2020年10月1日)
のれん
出版権 のれん
出版権 • 75億円
のれん • 計上なし • 69億円
• 63億円 • 20年償却
• 41億円 出版権 • 20年償却
• 20年償却
• 10年償却 • 9億円
• 6年償却
2021年度予算策定時 2021年1Q及び2Q 2021年3Q(出版権確定)
2021年度予算策定時に 2021年1Q及び2Qの償却費計算に 2021年3Qの償却費の計算に
使用した取得時点の評価額 使用した取得時点の評価額(暫定) 使用した取得時点の評価額(確定)
出版権について 出版権について 出版権について
買収時の識別可能資産として出版権 外部専門家に依頼し、出版権の評価額算 外部専門家の評価や監査法人との協
があることを特定。 定を依頼。確定までに時間を要するた 議を経て、出版権の金額及び償却期
金額・償却期間は、買収時の調査や め、会計基準に準拠し暫定的な処理を実 間が確定。
ぶんか社Gの会計処理を基に算出。 施。
のれんについて のれんについて のれんについて
買収前のぶんか社Gの会計処理を引 暫定的な処理を実施したため、全額をの 出版権の評価が確定したことに伴
継ぎ、10年償却を想定。 れんとして計上。 い、のれんの金額も確定。
ぶんか社Gで過去計上されていたものも
含めて買収時点で評価。
Pセグの会計処理との整合性により償却
期間を20年で決定。
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2021年12月期3Q その他(配当に関して)
期末配当実施に向けて
~2019-2021中期経営計画の実現~
2021年12月期は配当性向10%を目指す
安定かつ継続的な配当を目指す
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2021年12月期3Q その他(資本業務提携について)
メディア力を活用し、IP創出・二次利用を加速
プラットフォーム
他社IPコンテンツ 許諾
掘りおこし 小説・ラノベ 映像
コミック
コンテンツ
創出 アニメ
ゲーム 商品化
ユ
ー
ザ
ー
コンテンツ メディアミックス 二次利用推進
共同創出 IP相互活用 (マーケット情報活用)
コンテンツ制作力 メディア力
アニメ ドラマ 映像 映画 イベント
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2021年12月期3Q その他(資本業務提携について)
プロデュース機能の強化 ~ヒット確度の向上~
出版社・作家・声優等との 強力なメディア力
作品創出とリファレンス
原作利用/二次利用
漫画家
ゲーム・ラノベ等 で訴求&収益獲得
クリエイターへの コネクション
コンテンツ創出
ブランディング効果 の拡大
まんが王国等
編集人員
ヒット作品 オリジナル 自社サービスで常時訴求
コミック・ラノベ
60名超体制 の創出 連載の拡大
ラノベ原作の
コミカライズ
ノウハウの蓄積
One to one ビッグデータ
マーケティング 解析
二次利用の機会拡大
適した作品を適したユーザー
とマッチング
最適化 ユーザー行動・
作品特性の定量化
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