2020年3月期
決算説明資料
2020年5月15日
株式会社うるる
証券コード : 3979
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｜目次
1 新型コロナウイルス感染症の影響と対応
2 連結業績ハイライト
3 事業別ハイライト
4 2021年3月期業績予想 及び 中期経営計画
5 Appendix
1 Copyright 2020 © .CO.,LTD. All rights reserved.
1 新型コロナウイルス感染症の影響と対応
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｜新型コロナウイルス感染症に係る当社の対応状況
全従業員テレワーク実施 事業継続のための早期対応
◼ 2月18日より、雇用形態に依らず、 ◼ 社内に「新型コロナウイルス対策室」を
希望者全員が時差勤務(時差通勤)及び 設置。万が一、東京都がロックダウンした
テレワーク(在宅勤務)を実施。 場合でも事業を継続できるよう、社内体制
を整備。
◼ 4月6日より、雇用形態に依らず、
原則全従業員がテレワークを実施。 ◼ 原則全従業員テレワークとした4月6日
(BPO従事者の一部を除く) 以降においても、全ての事業が業務を
◼ 各種感染防止策の徹底により、 継続。
5月15日現在において、当社従業員の
うるるブログ 2020-04-15 うるるブログ 2020-04-21
感染者は確認されていない。引き続き 『全社原則在宅勤務を開始して』 『全社原則在宅勤務が2週間経過して』
全社を挙げた感染防止策に取り組む。
https://blog.uluru.biz/entry/2020/04/15/170458 https://blog.uluru.biz/entry/2020/04/21/162028
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｜各事業の状況等
業務の状況 業績へ影響を与えうる事象 売上構成
(2020/3期)
• 業務への影響なし。 • 民需の減少に危機感を感じる企業からの新規契約が増加
傾向。 13.5億円
NJSS • 対面による営業から、
ビデオ会議システムを用いた • 一方、一部業種(イベント、旅行関連等)の入札案件の 54％
オンライン営業へ移行。 停止、及び一部企業の予算完全凍結に伴う解約が発生。
• 業務への影響なし。 • 緊急事態宣言を受けて、多くの保育園・幼稚園が休園、
もしくは園児へ登園自粛要請を実施。 1.9億円
えんフォト • 対面による営業から、電話、
(その他CGS) メール、及びビデオ会議 • 保育園・幼稚園の写真撮影シーンが減少することが
システムを用いたオンライン 見込まれ、売上にネガティブな影響を与えると考え 8%
営業へ移行。 られる。
• 業務への影響なし。 • 企業のテレワークの急速な普及に伴い、有料契約件数が 0.6億円
fondesk 急増。
(その他CGS) • 従来より、申込から利用開始
まで全てオンラインで完結。 • 有料契約件数の増加は、売上にポジティブな影響がある。 2%
• イベント関連案件に係る問い合わせが大幅減。
• 在宅では作業が不可能な また、受注済みの案件について、顧客の一時出勤停止を
スキャン業務従事者、及び 受け、施工が進まないものが一部発生。 8.4億円
BPO 案件施工上で必要な業務
従事者のみ、感染防止策を • テレワークの普及は中長期的に紙の電子化ニーズが強まる 34%
講じた上で出社。 と考えられるものの、企業の一時出勤停止は、短期的には
売上にネガティブな影響を与えると考えられる。
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｜当社の社会的取り組み - 入札情報速報サービスNJSS
⚫ 新型コロナウイルス感染症の医療現場となる「感染症指定医療機関」及び「指定医療機関を所管する
官公庁自治体」に対して、入札情報速報サービスNJSSが保有する入札・落札データを無償提供。
https://www.uluru.biz/archives/8747
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｜当社の社会的取り組み - fondesk
⚫ 新型コロナウイルス感染症の影響で、一時的に従業員の雇用継続が難しくなった事業者や職を失って
しまった方々を支援すべく、fondeskの在宅電話オペレーターとして一時起用を実施。
https://www.uluru.biz/archives/8696
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｜当社の社会的取り組み - クラウドソーシングshufti
⚫ 新型コロナウイルス感染症の影響で、休業や自宅待機せざるを得なくなった方々を支援する目的で、
仕事を発注したい企業のマッチングを強化。
https://www.uluru.biz/archives/8740
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2 連結業績ハイライト
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｜サマリー
(単位：百万円)
19/3期 20/3期 YoY 20/3期 対当初計画
通期 通期 前年同期比 当初計画 達成率
売上高 2,243 2,480 10.6％ 2,314 107.2%
中期経営計画1年目の進捗順調
NJSS 1,222 1,350 10.5％ 1,200 112.5%
⚫ 連結売上高は前年比+10.6%の
24.8億円。NJSS、CGSその他
CGSその他 183 257 40.5％ 200 128.5%
(えんフォトやfondeskといった新規事業)、
えんフォト
- 188
(CGSその他) BPOのいずれも成長。
fondesk
(CGSその他)
- 59 ⚫ 中期経営計画に基づく各施策は
BPO 802 839 4.6％ 800 104.9% いずれも順調に進捗。
クラウドソーシング 35 32 ▲ 8.8％ 40 80.0%
販管費 1,100 1,857 68.8％ - -
投資概要
販管費率 49.0% 74.9% - - -
⚫ 順調に採用が進捗し人件費が増加して
EBITDA 451 ▲ 152 - ▲ 329 - いる他、広告宣伝費へもコストを
EBITDA率 20.1% - - - - 投下。
営業利益 429 ▲ 189 - ▲ 366 -
⚫ 4Qについても広告宣伝費や
BPO徳島第二センター新設(後述)と
利益率 19.2% - - - -
いった投資を実施。
従業員数(名) 130 192 - 177 -
※ 百万円未満は切り捨て
※ EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額
※ 20/3期当初計画における各セグメントの売上高は、1億円未満を切り捨てて表記しております
(クラウドソーシングを除く)
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｜中期経営計画(2020/3期～2024/3期)1年目における施策の進捗状況
中期方針 中期施策内容 進捗状況
• 1年掛けて営業組織改編が完了。
営業プロセスの最適化 • 平均月次解約率(有料契約件数ベース)を
• SaaSビジネスに適した営業組織へ
0.5%改善することに成功。
NJSS NJSSの継続成長化
プロダクトリニューアル • 当初計画通りの2022/3期初の
• 提供価値を高めるためのシステム リリースに向け、概ね順調に進捗。
再構築
えんフォト • 2019/12に保育園運営管理システムを
• 保育園運営管理システムの提供 提供する株式会社コドモンと提携。
• 卒園アルバム制作サービスの開発 • 2020/3に卒園アルバム制作サービス
その他CGS ストックビジネスとなる • フォトブック制作機能の開発 『えんアルバム』提供開始。
(えんフォト
+fondesk) 新規CGSの創出・育成 fondesk • 各種施策を積極的に行い、既存の
• マーケティング施策トライアル コールセンターとは異なる、新たな
• オペレーション体制の充実
市場の創出に成功。
• サービス改善のためのシステム投資
• アップセル提案フローを社内に確立
営業体制見直し したこと等により、受注平均案件単価
アップに成功。
BPO BPOの高利益率化
• 2019/4に徳島第一センター、2020/4
に徳島第二センターをそれぞれ開設。
施工体制見直し 先行投資として費用が発生したものの
中長期的な利益率改善に寄与見通し。
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｜売上高 - 四半期推移
百万円
クラウドソーシング
800
BPO 連結売上高(YoYは4Qのみ比較)
CGSその他(えんフォト+fondesk) 693 ⚫ NJSS、CGSその他が好調に推移
NJSS 625
602 605 604 NJSS - YoY +15% QoQ +6%
579
600 560 CGSその他 - YoY +49% QoQ +33%
533 238
505
483 BPO - YoY ▲4％ QoQ +23%
247 210 193
436 234 198
400
405
179
218
141
180
85
NJSS売上高
116
136
57 53 56 64 ⚫ ARPUを高い水準で維持しつつ、
40 46
25
35 44 41
有料契約件数を増加させることが
26
でき、順調に推移。
200
339 361
254 267 282 289 292 304 313 313 320 331
CGSその他売上高
⚫ えんフォト - YoY+32%
0
18/3 19/3 20/3
BPO売上高
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q ⚫ 4Qは大口案件の売上計上により、
前年同期並みの売上を確保。
1,906百万円 2,243百万円 2,480百万円
※ 百万円未満は四捨五入
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｜SaaS売上高 - 四半期推移
百万円
CGSその他(えんフォト+fondesk)
600
NJSS +21%
+11%
447
373
387
402
85
SaaS売上高
400
359 370
333 333 344
56
64 ⚫ ストックビジネスとなるSaaS売上高
317 57 53
280 291 44 41
40
46
は、NJSS及び新規事業である
35
26
25 CGSその他(えんフォト+fondesk)より
構成。
200
361 ⚫ 4Q YoYは+21%と、NJSS及び
320 331 339
304 313 313
254 267 282 289 292 新規事業ともに成長を加速。
0
18/3 19/3 20/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
1,222百万円 1,406百万円 1,609百万円
※ 百万円未満は四捨五入
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｜EBITDA - 四半期推移
百万円
全社費用 クラウドソーシング
300
BPO CGSその他
NJSS 連結
250
42
19
200 22
9 9
18
3 5 11 203 210 22
連結EBITDA
185 187 181 182 12
150 168 174
158
27 ⚫ 当初計画通り、NJSSを中心に投資
147
127
133 が進捗し、通期で赤字化。
100
116 123
3
91 89 93 14
73
50 74 65
46 12
0
▲ 20 ▲ 21
▲ 25 ▲ 23 ▲ 31 ▲ 28 ▲ 32 ▲ 32 ▲ 34 ▲ 47 ▲ 46
▲ 29
▲ 50
▲ 31 ▲ 37
▲ 61 ▲ 70 ▲ 66
▲ 67 ▲ 67 ▲ 61 ▲ 68
▲ 100 ▲ 72 ▲ 116
▲ 82
▲ 94
▲ 100
▲ 93 ▲ 113
▲ 150
18/3 19/3 20/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※ 百万円未満は四捨五入
※ EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額
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｜投資概要 - 四半期推移
百万円 一時費用(徳島センター開設費用等)
システム関連委託費(SES等)
投資概要(YoYは4Qのみ比較)
600
広告宣伝費
人件費(含む採用費) 517
(人件費、広告宣伝費、システム関連委託費)
13
500
453 ⚫ YoY +81% QoQ +14%
69
65
⚫ NJSSを中心とする人員体制強化、
400 368
128 広告宣伝費投下等、概ね当初計画
47 108
300
286 296 通りに投資が進捗。
27 55
243 235 26
224 24 30 ⚫ NJSSシステムリニューアルについ
30 18 29
19
200 30 19
18 ては、社内エンジニア及びSES
267 281 306 (常駐型の業務委託契約エンジニア)を活用
239
100 199 208
183 185 し、概ね順調に開発が進捗。
0
⚫ 4QにBPO徳島第二センター新設に
19/3 20/3 係る一時費用が発生。
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
988百万円 1,634百万円
※ 百万円未満は四捨五入
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｜営業キャッシュ・フローYoY比較
(単位:百万円)
2020/3期
営業キャッシュ・フロー概要
NJSSの有料契約件数 NJSSでは、原則、契約時に利用代金
及び契約あたりの
を前受金として受領し、利用期間に
⚫ NJSSの有料契約件数及び契約
契約期間増加により
前受金が増加
応じて日割りで売上を計上 期間伸長により、前受金が
大きく増加。
⚫ 前受金増加が営業キャッシュ・
フローに好影響。
(参考) 2019/3期
15 ※ 百万円未満は四捨五入 Copyright 2020 © .CO.,LTD. All rights reserved.
｜従業員の状況
⚫ 中期経営計画に基づき、人員体制を強化。特にNJSS人員倍増。
⚫ BPOは徳島第一センターの稼働好調に伴い、臨時雇用者増加。
2020/3末
コーポレート
2019/3末 部門
22
クラウド
(▲5)
ソーシング
NJSS
コーポレート 14 (±0)
部門
13 NJSS 合計 66
クラウド
+62名
(+5)
ソーシング
14
33 192名
合計 (当初計画比+15名)
(内、正社員127名)
130名 BPO
(内、正社員84名) その他
CGS 68 その他CGS
BPO 20 (+14) 22
(+1)
50
(括弧内は当初計画に対する増減)
※ 臨時雇用者(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)を含む。 臨時雇用者数は、年間の平均人員を換算。その他CGSは、えんフォト事業部、fondesk事業部。
コーポレート部門は、財務経理部、人事総務部、採用広報部、業務支援室、情報システムチーム、内部監査室。
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｜キャッシュポジション及び財務の健全性
⚫ 2020/3期は中期経営計画に基づく投資の影響により、親会社株主に帰属する当期純損失2.1億円と
なったが、連結売上高24.8億円を上回るネットキャッシュ27.3億円を有している等、キャッシュ
ポジション及び財務の健全性に懸念ない状況。
(単位:百万円) (単位:百万円)
現金及び預金 ネットキャッシュ 自己資本比率(2020/3期)
3,500 3,500
3,000 3,000
2,500 2,500
2,000 2,000 自己資本比率
1,500 3,065 2,890 1,500
2,863 2,730 59.6%
1,000 1,000
500 500
0 0
2019/3 2020/3 2019/3 2020/3
※ 百万円未満は四捨五入
※ ネットキャッシュは、現金及び預金から有利子負債を差し引いたものをいう。
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｜連結BS
(単位：百万円)
19/3期 20/3期 増減額
流動資産 3,326 3,287 ▲ 39
うち、現預金 3,065 2,890 ▲ 175
うち、売掛金 160 190 30
固定資産 192 324 132
有形固定資産 119 163 44
無形固定資産 28 27 ▲1
投資その他の資産 44 133 89
うち、長期前払費用 0 91 92
資産合計 3,519 3,612 93
流動負債 1,144 1,325 181
うち、借入金 42 40 ▲2
うち、未払法人税等 118 0 ▲ 118
うち、前受金 541 691 150
固定負債 170 132 ▲ 38
うち、借入金 159 119 ▲ 40
負債合計 1,315 1,458 143
純資産合計 2,204 2,154 ▲ 50
負債・純資産合計 3,519 3,612 93
※ 百万円未満は切り捨て
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｜2020年3月期セグメント情報
(単位：百万円)
クラウド 全社費用
NJSS その他CGS BPO ソーシング (コーポレート部門) 連結
売上高 1,351 258 839 32 - 2,480
EBITDA 429 ▲ 119 55 ▲ 130 ▲ 388 ▲ 152
EBITDA率 31.8% - 6.6% - - -
セグメント利益 425 ▲ 121 33 ▲ 131 ▲ 396 ▲ 189
利益率 31.5% - 4.0% - - -
20/3期末従業員数(名) 66 22 68 14 22 192
19/3期末従業員数(名) 33 20 50 14 13 130
当初20/3期末計画(名) 61 21 54 14 27 177
※ 百万円未満は四捨五入
※ EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額
※ 従業員数は臨時雇用者(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)を含む。 臨時雇用者数は、年間の平均人員を換算。その他CGSは、えんフォト事業部、
fondesk事業部。コーポレート部門は、財務経理部、人事総務部、採用広報部、業務支援室、情報システムチーム、内部監査室。
19 Copyright 2020 © .CO.,LTD. All rights reserved.
｜連結キャッシュフロー計算書
(単位：百万円)
18/3期 19/3期 20/3期
営業活動によるキャッシュ・フロー 344 431 ▲ 52
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 22 ▲ 96 ▲ 81
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 14 196 ▲ 42
現金及び現金同等物の増減額 307 530 ▲ 175
現金及び現金同等物の期末残高 2,509 3,040 2,865
※ 百万円未満は切り捨て
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3 事業別ハイライト
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｜NJSS 有料契約件数・ARPUの推移
⚫ NJSSのサブスクリプション売上高は、有料契約件数×ARPU(一件当たり日割り売上高)で構成。
⚫ 中期経営計画に基づく「NJSS営業プロセスの最適化」の組織浸透が進んだことで、ARPUを高い水準
で維持しつつ、解約率の改善(件数ベースの平均月次解約率0.5%down)などにより有料契約件数が成長。
Average 1,164円
件 NJSS有料契約件数 ARPU（一件当たり日割り売上高、円） +4％ 円
4,000 1,200
1,170 1,169 1,167
Average 1,117円
1,152
1,128
1,122
1,110 1,115
1,105
1,092
1,085 1,084
3,500 1,079 +8% 1,100
1,065
3,282
1,037 1,034 +5% 3,148
3,028 2,999
2,958 2,962
3,000 2,899 1,000
2,884
2,851
2,742
2,587
2,499 2,469
2,500 900
2,360
2,256
2,157
2,000 800
17/3 18/3 19/3 20/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
22 Copyright 2020 © .CO.,LTD. All rights reserved.
｜NJSS 従業員の状況
⚫ 中期経営計画に基づき人員増強。解約率改善等を通じ、さらなる業績向上を目指す。
2020/3末
営業事務
7名
11%
2019/3末 品質管理
10名
営業
合計
営業事務
15%
5名
+33名 32名
66名
15%
品質管理
4名 合計 (内、正社員53名) 48%
12% 営業 エンジニア
33名 18名
エンジニア (内、正社員27名) 13名
55%
3名 20% マーケ
9% マーケ
ティング ティング
3名 4名
9% 6%
※ 営業は、IS(インサイドセールス)、FS(フィールドセールス)、CS(カスタマーサクセス)を含む。
※ 従業員数は臨時雇用者(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)を含む。 臨時雇用者数は、年間の平均人員を換算。
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｜NJSSのポテンシャル(TAMの考え方)
⚫ NJSS有料契約件数は落札実績のある企業数約40万社の約0.8%、全省庁統一資格保有企業数約7万社
の約5%であり、ポテンシャルは十分。
TAMの検討においては、
新たに入札市場に参入する
入札参加資格未保有の企業も
ターゲットであり、
落札実績のある企業数 数十倍の有料契約件数
(≒各種入札資格保有社数) 拡大余地あり
約40万社
(TAM: Total Addressable Market、
獲得できる可能性のある最大の市場規模)
(2019年時点、NJSSデータベースより)
NJSS有料契約件数
3,282件
(2020年3月時点)
全省庁統一資格
保有企業数
約7万社
(平成30年度行政事業
レビューシート総務省より)
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｜NJSSの特徴
① SaaSモデルでサービス提供
クラウドソーシング(Crowd-Sourcing)を用いて作った入札・落札データベースを
クラウド(Cloud)で提供。
高い限界利益率を誇る(売上総利益率 2019/3期 90.7% 2020/3期 90.0％)。
② 売上はサブスクリプション
売上はサブスクリプションから構成されるストック型。
③ 独自ビジネスモデルと参入障壁
クラウドワーカーという大量の人力とWebクローラーの併用により、
網羅性の高い入札・落札データベースを構築。
また、落札データを過去に遡及して収集することは困難であり、参入障壁となる。
④ FCF(フリー・キャッシュ・フロー)貢献度が高い仕組み
原則、契約時に利用料金を前受金として受領。
売上高が増加するほど、FCFが増加。正常運転資金は発生せず。
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｜入札市場概観
入札市場の推移 業種の比率
◼ 安定的に年間20兆円超の発注がなされる ◼ 建設・土木工事等の工事案件は金額
巨大市場 ベースで約4割
◼ 6割超が中小企業との契約で成立 ◼ 物品・役務といった工事以外の案件が
約6割を占める
兆円 中小企業向け 中小企業以外向け
25
22.3兆円 22.7兆円 22.1兆円 21.9兆円
21.3兆円
20
7.3 建設・
7.4 7.1 7.5 7.3
15 土木工事等
それ以外
約40%
10
15.4
約60%
14.9 14.2 14.6 14.6
5
0
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
出所：中小企業庁「官公需契約の手引き」 出所：中小企業庁「官公需契約の手引き」
26 Copyright 2020 © .CO.,LTD. All rights reserved.
｜えんフォト 契約園数の推移
⚫ 2019年10月にえんフォト利用園が2,000園を突破するなど、契約園数が着実に増加。
+26%
園
3,000
+26% 2,477
2,500
2,167
2,099
2,034
1,969
2,000
1,832
1,773
1,673
1,557
1,500
1,289
1,163 1,215
1,000
500
18/3 19/3 20/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※ 契約園数は、園以外のクラブ・イベント団体向けに提供する写真販売サービス「クラプリ」の利用者を含む。
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｜fondesk 有料契約件数の推移
⚫ 2019年2月18日にサービスを開始してから、fondeskの有料契約件数は順調に成長。
新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークの
急速な普及に伴い、有料契約件数が急増
件
400
346
300 +106％
9/2に14日間無料トライアル開始、及び契約サイクルを
変更したことにより、一時的に有料契約件数減少
200 +42％ 168
+84％ 118
100
+357％ 64
14
0
0
2019/1 2019/2 2019/3 2019/4 2019/5 2019/6 2019/7 2019/8 2019/9 2019/10 2019/11 2019/12 2020/1 2020/2 2020/3
※ 業務提携先であるChatwork株式会社が提供する「Chatwork電話代行」の有料契約件数は含みません。 なお、「Chatwork電話代行」は2020年3月31日に
「Chatwork 電話代行 powered by fondesk」にリニューアルしておりますが、同日時点で有料契約はございません。
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｜BPO 徳島第二センター稼働開始
⚫ 2020年4月に徳島県小松島市において、スキャン業務を専門に行う徳島第二センターの稼働が開始。
床面積 スキャナー機器
⚫ 徳島第一センター 535㎡ (2019/4開設) ⚫ 従前の100台体制から150台体制へ
⚫ 徳島第二センター 470㎡ (2020/4開設)
徳島第二センター内部
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4 2021年3月期業績予想 及び 中期経営計画
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｜2021年3月期 連結業績予想
(単位：百万円)
YoY YoY 21/3期
20/3期 21/3期 21/3期 対上限 対下限 中期経営
実績 上限予想 下限予想 予想 予想 計画
⚫ 新型コロナウイルスの影響に鑑み、21/3期
売上高 2,480 2,920 2,480 17.7％ 0.0％ - 業績予想はレンジ開示。
NJSS 1,350 1,480 1,430 9.6％ 5.9％ 1,400
【上限予想の前提】
CGSその他
(えんフォト+fondesk)
257 405 270 57.1％ 4.7％ - 政府・自治体による外出・営業自粛要請が1Q末で
終了し、各事業のKPIへのネガティブな影響が軽微。
BPO 839 1,000 745 19.1％ ▲ 11.3％ -
クラウドソーシング 32 35 35 8.2％ 8.2％ -
【下限予想の前提】
同要請が4Q末まで継続し、各事業のKPIへの
EBITDA ▲ 152 ±0 ▲ 300 - - ±0 ネガティブな影響が大きく見込まれる。
EBITDA率 -6.1% 0.0% -12.1% - - - ⚫ 予想売上高は、上限予想においては20/3期を
営業利益 ▲ 189 ▲ 50 ▲ 340 - - - 上回る成長。下限予想においても20/3期と
同程度を確保。
利益率 -7.6% -1.7% -13.7% - - -
経常利益 ▲ 190 ▲ 30 ▲ 320 - - -
⚫ 予想EBITDAは、上限予想においては中期経営
計画通りの±0円を見込むが、下限予想に
経常利益率 -7.7% -1.0% -12.9% - - -
おいては、特にBPO及びえんフォトにて
法人税等 16 ±0 ▲ 70 新型コロナウイルスの影響を大きく受け、
法人税、住民税及び ▲300百万円を見込む。
15 50 0
事業税
法人税等調整額 0 ▲ 50 ▲ 70
⚫ 21/3期は、20/3期のような大幅な増員は
見込まず。
当期純利益 ▲ 207 ▲ 30 ▲ 250 - - -
当期純利益率 -8.4% -1.0% -10.1% - - -
※ 百万円未満は切り捨て
※ EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額
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｜2021年3月期 連結業績予想 セグメント詳細
20/3期 21/3期 業績予想
概要
(単位:百万円)
実績 上限 下限
売上高 1,350 1,480 1,430 • 一部業種に属する既存顧客の解約等はあるもの
の、民需の減少に危機感を感じる企業からの新規
NJSS 契約が増加傾向にあること等を受け、増収増益を
EBITDA 429 630 580 見込む。
売上高 【えんフォト】
(えんフォト)
189 225 90 • 新型コロナウイルスの影響は大きく、広めの
レンジ予想。
【fondesk】
売上高 60
その他CGS (fondesk)
180 180 • 企業のリモートワークの急速な普及が追い風と
なり、大幅な成長を見込む。
EBITDA ▲119 ▲215 ▲310 • えんフォト、fondeskともにPostコロナを
見据えて投資を継続。
売上高 839 1,000 745
• 新型コロナウイルスの影響は大きく、広めの
BPO レンジ予想。
EBITDA 55 120 ▲30
売上高 32 35 35 • 新型コロナウイルスの影響を受け、働き方の
クラウド 多様化が進むことが想定されるものの、保守的に
ソーシング 前期並みの業績を見込む。
EBITDA ▲131 ▲120 ▲120
※ 百万円未満は四捨五入
※ EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額
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｜中期経営計画の進捗と今後の見通し
⚫ FY1（20/3期）は計画以上の売上高・EBITDAで着地。
⚫ FY2（21/3期）は新型コロナウイルス影響でEBITDA赤字~±0を見込むも、NJSS・fondeskは前期比
増収、全社売上は前年比横ばい~増収を見込む。
中期経営計画 FY1 FY2 FY3 FY4 FY5
売上高 23億円 - 33億円 - 48億円
EBITDA ▲ 3億円 ± 0円 4億円 - 15億円
EBITDA率 - - 12% - 32%
従業員数
（期末） 177名 - - - 196名
FY1 FY2 FY3 FY4 FY5
実績＆予想
（実績） （予想） （計画） （計画） （計画）
売上高 24.8億円 24.8~29.2億円 33億円 - 48億円
EBITDA ▲ 1.5億円 ▲ 3~±0億円 4億円 - 15億円
EBITDA率 - - 12% - 32%
従業員数
（期末） 192名 - - - 196名
中期経営計画に基づく各施策は概ね計画通りに進捗
2019年5月14日発表 中期経営計画
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3979/ir_material_for_fiscal_ym3/71226/00.pdf していることから、従来計画を据え置き
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5 Appendix
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｜ビジョン
人のチカラで 世界を便利に
うるるの考える 『人のチカラ』 とは、
Web上にネットワークされた世界中の人の
英知・マンパワーを指します。
Webの進化によって、場所や時間の制約なく、
私たちは 『人のチカラ』 を運んだり集めたりすることが
できるようになりました。
私たちは 『人のチカラ』 を活用できる仕組みをつくり、
今までにない便利なサービスを世の中に提供することで、
社会に貢献していきます。
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｜事業構成
⚫ 当社はCGS(Crowd Generated Service)、BPO、クラウドソーシングの３つの事業で構成。
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｜CGS事業 入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」
⚫ 官公庁等が発注する入札情報のデータベースを提供するサービス。
⚫ 数百名のクラウドワーカーが約7,700の入札実施機関から情報を収集し、当社が入札・落札案件
情報のデータベースを構築。
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｜CGS事業その他「えんフォト」
⚫ 幼稚園・保育園と保護者の手間を大幅に削減する写真販売システム。
⚫ 園のイベント時にクラウドワーカーをカメラマンとして手配することで付加価値を提供。
② 保護者が「えんフォト」上で
写真を閲覧・購入
幼稚園・保育園
① 園が「えんフォト」へ
写真をアップロード
(園は利用無料)
ウェブサイト
「えんフォト」 ③ 当社が保護者へ
写真を送付
保護者
①’ 遠足や運動会などのイベント時には、
クラウドワーカーであるカメラマンを
手配
カメラマン
(クラウドワーカー)
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｜CGS事業その他「fondesk(フォンデスク)」
⚫ 「月１万円から使えるスマートな電話番サービス」。
⚫ 企業宛に掛かってくる電話をクラウドワーカーが代理受電し、受電内容をSlack、チャットワーク、
Microsoft Teams等のチャットツールで伝言。
① 電話対応 ② 受電報告
お電話ありがとうございます
株式会社うるるです
fondesk オペレーター
10月22日 15：10
制作部の fondeskオペレーターです
佐藤様はいますか？ 以下内容のお電話がありました
ご確認ください
ーーーーー
入電時間: 2018-10-22 15:05:27
あいにく佐藤は不在ですので お名前 : △△社 すずき様
折返しご連絡差し上げます
電話番号: 090-xxxx-xxxx
ご用件 : 制作部のさとう様に入電
折返し : 必要
お名前・お電話番号・ご用件
をうかがえますか？
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｜BPO事業
⚫ クライアントのノンコア業務を受託し、国内外の協力会社やクラウドワーカーといった多様な
リソースを活用してソリューションを提供。
⚫ 特に、紙面情報の電子化を行うスキャンやデータ入力に強み。
【業務内容】 • スキャン業務のみ自社センター
• データ入力・集計 • DM発送代行 にて実施
• スキャン • コールセンター代行 • それ以外の業務は、国内外の
• データクレンジング • 事務局運営代行 協力会社やクラウドワーカーの
• データ収集 • ECサイト運営代行 ディレクションに特化
• OCR処理 • システム開発
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｜クラウドソーシング事業
⚫ クラウドソーシング・プラットフォーム「シュフティ」で、仕事を依頼したいクライアント(企業)と
時間や場所の制約なく働きたいクラウドワーカーをマッチング。
⚫ 40万人超のクラウドワーカー登録を有する(2020年3月時点)。
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｜用語集
「Crowd Generated Service(クラウド・ジェネレイティッド・サービス)」の略。クラウドワーカーを活用
CGS して生み出されたサービスをいう(当社の造語)。CGSの代表格である入札情報速報サービス「NJSS(エヌ
ジェス)」の他、「えんフォト」、「fondesk」がある。
クラウド(crowd：群衆)とアウトソーシングを組み合わせた造語。インターネットを介して不特定多数の
クラウドソーシング 人々との間で仕事を受発注することをいう。当社ではクラウドソーシングサイト「シュフティ」を運営。
クラウドソーシングを利用して仕事を受注する人々のことをいう。
クラウドワーカー 当社の「シュフティ」登録者は主婦がメイン。
「Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」の略。
企業が業務の一部(主にノンコア業務)を外部の専門業者に委託することをいう。
BPO 当社では、データ入力やスキャニングといった電子化業務をはじめとする総合型アウトソーシングの
業務受託を行う。
「Software as a Service(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」の略。 「サース」と読む。
SaaS クラウドで提供されるソフトウェアのことをいう。
製品やサービスなどを利用した期間に応じて代金を支払う方式をいう。
サブスクリプション 近年では、ソフトウェアの利用形態として採用されることが多い。
「Average Revenue Per User」の略。「アープ」と読む。
ARPU 本資料では、「一件当たり日割り売上高」をいう。
「Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization」の略。
「イービッダー」「イービットダー」「イービットディーエー」等と読む。
EBITDA 本資料では、営業利益＋減価償却費＋のれん償却額をいう。
当社では、中期経営計画達成に資するM&A等を積極的に検討するため、重要指標としてEBITDAを設定。
「year over year」/「quarter over quarter」等の略。「ワイオーワイ」/「キューオーキュー」と読む。
YoY / QoQ 「前年(同期)比」/「前四半期比」をいう。
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｜注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking
statements)を含みます。
これらは、現在における見込み、予測及びリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの
基準と異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。
それらのリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一
般的な国内及び国際的な経済状況が含まれます。
今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情
報」の更新・修正を行う義務を負うものではありません。
本資料は当社についての情報提供を目的とするものであり、当社株式の購入や売却等の勧誘を目的と
したものではありません。投資に関する決定はご自身の判断において行っていただくようお願いいた
します。
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