3979 M-うるる 2021-11-12 15:30:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月12日
上場会社名 株式会社うるる 上場取引所 東
コード番号 3979 URL https://www.uluru.biz/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 星 知也
問合せ先責任者 (役職名) 取締役財務経理担当役員 (氏名) 近藤 浩計 TEL 03(6221)3069
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け ※個人投資家もオンライン参加可 )
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 EBITDA(※) 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 1,922 36.2 71 △13.0 35 △42.0 43 △44.2 △53 -
2021年3月期第2四半期 1,411 19.2 81 41.5 61 47.8 77 93.5 32 151.4
(※)EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
(注) 包括利益 2022年3月期第2四半期 △53百万円( -%) 2021年3月期第2四半期 31百万円( 146.7%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 △7.83 -
2021年3月期第2四半期 4.73 4.68
(注)当社は、2021年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割を行っております。
前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、「1株当たり四半期純利益」及び「潜在株式調整後1株当
たり四半期純利益」を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第2四半期 4,209 2,138 50.8
2021年3月期 4,198 2,208 52.6
(参考) 自己資本 2022年3月期第2四半期 2,138百万円 2021年3月期 2,208百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2022年3月期 - 0.00
2022年3月期(予想) - 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に
1株当たり
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益 帰属する当期
当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 3,900 21.1 △250 - △340 - △340 - △380 - △55.53
(注)1. 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :無
2.当社は年次での業務管理を行っているため、第2四半期(累計)の連結業績予想の記載を省略しております。
3.当社は、2021年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。
2022年3月期(予想)については分割後の株式に対するものであります。
株式分割については、2021年9月15日に公表いたしました「株式分割に関するお知らせ」をご覧下さい。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 6,902,000株 2021年3月期 6,851,000株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 256株 2021年3月期 256株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 6,851,022株 2021年3月期2Q 6,835,232株
(注)当社は、2021年10月1日を効力発生日として普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前
連結会計年度の期首に当該株式分割がおこなわれたと仮定し、「期末発行済株式数」「期末自己株式数」および
「期中平均株式数」を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用
にあたっての注意事項等については、添付資料P5「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想な
どの将来予測情報に関する説明 」をご覧ください。
(決算説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は2021年11月15日に機関投資家・アナリスト向けの決算説明会(個人投資家もオンラインにて参加可)を
開催する予定です。
当日使用する決算説明資料については、決算短信の開示と同時に、当社ホームページ及びTDnetに掲載いたし
ます。また、説明会の模様及び説明内容(映像及び音声)については、開催後速やかに当社ホームページに掲載
する予定です。
株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………6
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………7
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………7
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………8
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………10
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………10
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………11
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
平成30年版「情報通信白書」によると、日本の生産年齢人口は2017年から2040年にかけて約1,600万人減少するこ
とが推計されており、労働力不足による経済規模の縮小、国際競争力の低下といった社会的・経済的な課題が深刻
化することが危惧されております。そのような状況の中、当社グループは「人のチカラで 世界を便利に」というビ
ジョンのもと、「深刻化する労働力不足を解決する企業」として様々な領域において労働力の代替ソリューション
となる事業をSaaSを中心に複数展開しております。
当社グループは、「在宅ワークのスタンダード化」を目指して2003年11月に企業のアウトソーシング・ニーズの
受け皿となるBPO(Business Process Outsourcing)事業を開始いたしました。その後、受託する業務量の増加に伴
うニーズの多様化を受け、より効率的に運営を行うことを目的として当社グループを経由せずに案件をマッチング
させる体制を整えるため、2007年2月にクライアントと主に主婦のクラウドワーカーの業務受発注のマッチングサ
ービスであるクラウドソーシング事業として「シュフティ」を開始。さらに、BPO事業で培われたノウハウやクラウ
ドソーシング事業が持つリソースをかけ合わせることで、当社グループ自身がクラウドワーカーを活用して新たな
サービスを創出するCGS(Crowd Generated Service)事業として、現在も売上高及び利益の大半を占める主力サー
ビスである官公庁等の入札情報を提供する入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」を2008年9月に開始いた
しました。その後、2014年10月に幼稚園・保育園向けの写真販売管理システム「えんフォト」、2019年2月にクラ
ウドワーカーを活用した電話受付代行サービス「fondesk」を開始。また2020年12月にはえんフォトとのシナジー創
出を目的に出張撮影マッチングサービス「OurPhoto(アワーフォト)」を運営するOurPhoto株式会社の全株式を取
得して完全子会社化し、現在の事業構成へと至っています。「NJSS」・「fondesk」・「えんフォト」はいずれも
SaaS(Software as a Service)であり、現在ではSaaS事業が当社グループの成長の基盤となっております。
当社グループを取り巻く経営環境につきましては、富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2020年版」に
よると、国内SaaS市場規模は、2019年度において6,016億円となっており、2024年度には11,178億円に達すると予測
されております。また、CGSのリソース供給源であるクラウドソーシングの市場規模については、矢野経済研究所
「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望 2018-2019」によると、2018年度の流通金額規模
(仕事依頼金額ベース)は前年度比34.8%増の1,820億円となっており、2021年度には2,610億円に達すると予測され
ています。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響による不透明な事業環境が継続いたし
ましたが、当社グループは、2019年5月14日に開示し、2021年5月14日に数値目標を修正した中期経営計画(2020
年3月期~2024年3月期)で掲げている「NJSS」の継続成長化、ストックビジネスとなる新規CGSの創出・育成、
BPOの高利益率化、という3つの中期方針の柱に基づき、各種施策に継続的に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は1,922,433千円(前年同期比36.2%増)、EBITDA(営業利益
+減価償却費+のれん償却額(以下同様))は71,305千円(前年同期比13.0%減)、営業利益は35,469千円(前年同期比
42.0%減)、経常利益は43,214千円(前年同期比44.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は53,629千円(前年
同期は32,346千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。収益認識会計基準等の適用が財政状態及び経営
成績に与える影響の詳細については、「2 四半期連結財務諸表及び主な注記 (4) 四半期連結財務諸表に関する
注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
前連結会計年度第2四半期 当連結会計年度第2四半期
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日 売上高
事業別 至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日) 前期比
売上高 構成比 売上高 構成比 (%)
(百万円) (%) (百万円) (%)
CGS事業
NJSS 773 54.8 958 49.9 24.0
fondesk 103 7.3 212 11.1 105.3
フォト 88 6.3 191 10.0 116.0
その他 6 0.5 - - -
BPO事業 424 30.1 545 28.4 28.4
クラウドソーシング事業 14 1.1 14 0.8 △2.8
合計 1,411 100.0 1,922 100.0 36.2
① CGS事業 NJSS
CGS事業の主力SaaSである「NJSS」については、営業プロセスの最適化などの効果で、解約数を抑えつつ新規
契約を着実に獲得することができた結果、入札・落札案件情報を閲覧できるウェブサービスの有料契約件数が
2021年9月末時点で4,388社(2021年3月末比428社増加)と過去最高の契約数を更新いたしました。
ARPU(一件当たり日割り売上高)については新システムリリースによる顧客対応増加に伴い、営業リソースが
逼迫し、新規契約件数を優先したことから一時的に減少いたしましたが、カスタマーサクセスの強化により、
有料契約件数をベースにした12ヶ月平均の解約率が1.5%(同2021年3月末1.7%)と改善されたことでLTV(顧客
生涯価値)は上昇いたしました。伴って当第2四半期連結会計期間のARR(年間定額収益)も19億円と成長して
おります。
7月にはプロダクトリニューアルの第一弾を実施するなど、中期経営計画に掲げた施策を着実に実施いたし
ました。一方で、リニューアルのための開発費の増加などによりコストが増加いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるCGS事業 NJSSの売上高は958,552千円(前年同期比24.0%増)
となり、セグメントEBITDAは370,046千円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は367,146千円(前年同期比1.0
%減)となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
NJSS KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
有料契約件数 3,395 3,571 3,749 3,960 4,139 4,388 - -
ARPU (円) 1,188 1,207 1,221 1,223 1,227 1,199 - -
解約率(%) 2.0 2.0 1.9 1.7 1.6 1.5 - -
LTV(千円) 1,594 1,695 1,748 1,917 2,153 2,229 - -
ARR(百万円) 1,467 1,585 1,684 1,744 1,848 1,936 - -
(注) 1.ARPU:有料契約一件当たりの日割り売上高。
2.解約率:前月末有料契約件数に対する当月解約件数の割合。上表は12か月平均の数値。
3.LTV:「顧客生涯価値」。ARPU×1/解約率×粗利率90%で算出。
4.ARR:「年間定額収益」。各四半期サブスクリプション売上高に4を乗じて算出。
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
② CGS事業 fondesk
CGS事業におけるSaaSである「fondesk」は、マーケティング施策の実施など成長投資を行ったことによりコ
ストが増加いたしましたが、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの社会浸透に伴いバックオフィ
ス業務のDX化を支援するサービスの一つとしての認知をさらに拡大させ、着実に需要を取り込んだことで2021
年9月末時点で有料契約件数が2,814件(2021年3月末比584件増加)と成長いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるCGS事業 fondeskの売上高は212,678千円(前年同期比105.3%
増)となり、セグメントEBITDAは3,412千円(前年同期は△19,094千円)、セグメント利益は3,150千円(前年同期
は19,278千円の損失)となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
fondesk KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
有料契約件数 1,017 1,540 1,897 2,230 2,552 2,814 - -
③ CGS事業 フォト
CGS事業におけるSaaSである「えんフォト」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、新規契約園獲
得のための対面営業活動が制限されたものの、電話・メール・ビデオ会議システムを活用しながら着実に契約
園数を伸ばすことができ、且つ、園ごとの利用頻度も向上いたしました。保育園・幼稚園の各種イベント縮小
等があった一方で、日常生活の写真需要等が底堅く推移したため、新型コロナウイルス感染症のネガティブな
影響は限定的に留まっております。また、2020年12月に完全子会社化した出張撮影マッチングサービス
「OurPhoto(アワーフォト)」を運営するOurPhoto株式会社とのシナジー創出等に注力しつつ、8月には園の
写真購入時にプライベート写真も一緒に現像が可能な「いっしょにプリント(β)」をリリースするなどサービ
ス成長やユーザー利便性向上のための施策を着実に実施いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるCGS事業 フォトの売上高は191,690千円(前年同期比116.0%
増)となり、セグメントEBITDAは△86,722千円(前年同期は△74,112千円)、セグメント損失は101,985千円(前年
同期は74,822千円の損失)となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
フォト KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
えんフォト契約園数 2,547 2,639 2,717 2,922 3,072 3,207 - -
④ BPO事業
BPO事業におきましては、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの社会浸透を背景とする紙の電子
化需要により引き合いが好調に推移いたしました。また、4月にリリースしたAI-OCRと人力をかけ合わせた新
たなSaaS型データ自動化サービスである「eas(イース/Entry Automation System)」に続き、9月にはeasの
リソースを活用したレシート応募キャンペーンシステム「AI NeSot」をリリースするなど事業成長のための各
種施策を着実に実施いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるBPO事業の売上高は545,035千円(前年同期比28.4%増)となり、
セグメントEBITDAは69,570千円(前年同期比32.4%増)、セグメント利益は56,064千円(前年同期比41.5%増)とな
りました。
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
⑤ クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業におきましては、「シュフティ」に登録されているクラウドワーカー数は2021年9
月末時点で約43万人となっておりますが、CGSにリソースを供給するためのプラットフォームとして、ユーザー
利便性向上のためのサービス改修や安定的運営のためのカスタマーサポート改善に継続的に取り組んでおりま
す。また、前連結会計年度に行った全社的なリソース最適化の観点からの所属人員の他部署への異動等により、
コストが減少いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるクラウドソーシング事業の売上高は14,476千円(前年同期比
2.8%減)となり、セグメントEBITDAは△16,509千円(前年同期は△52,351千円)、セグメント損失は16,709千円
(前年同期は52,787千円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産については、前連結会計年度末と比べ10,955千円増加し、4,209,399千円と
なりました。これは主に現金及び預金の減少299,222千円、投資その他の資産の増加292,460千円、仕掛品の増加
14,474千円、無形固定資産その他の増加9,863千円、有形固定資産の減少3,850千円によるものです。
なお、投資その他の資産の増加292,460千円は主に、前連結会計年度の有価証券報告書「第5 経理の状況 1 連
結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」に記載いたしました、LP(リミテッド・パート
ナー)出資にかかる250,000千円の払込によるものであります。
負債については、前連結会計年度末と比べ80,732千円増加し、2,070,737千円となりました。これは主に前受金の
増加209,012千円、買掛金の減少25,984千円、未払法人税等の減少22,858千円、長期借入金の減少21,160千円、流動
負債その他の減少57,280千円によるものです。
純資産については、前連結会計年度末と比べ69,777千円減少し、2,138,661千円となりました。これは利益剰余金
の減少74,197千円、資本金の増加2,212千円、資本剰余金の増加2,212千円によるものです。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ299,222千円減少し、
2,992,588千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは71,762千円の収入(前年同期比82.6%減)となりました。この主な要因は、
税金等調整前四半期純利益43,214千円の計上、減価償却費21,622千円の計上、のれん償却額14,213千円の計上、株
式報酬費用19,678千円の計上、前受金の増加209,012千円、法人税等の支払額による支出107,468千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは353,524千円の支出(前年同期比726.4%増)となりました。この主な要因
は、投資有価証券の取得による支出318,006千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは17,460千円の支出(前年同期比7.6%減)となりました。この主な要因は、
長期借入金の返済による支出21,160千円であります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の連結業績予想については、2021年5月14日に決算短信で公表しました内容に変更はございません。
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,291,810 2,992,588
売掛金 239,330 198,189
仕掛品 17,618 32,093
その他 138,331 192,234
貸倒引当金 △678 △1,999
流動資産合計 3,686,412 3,413,107
固定資産
有形固定資産 152,147 148,297
無形固定資産
のれん 220,308 206,094
その他 28,423 38,286
無形固定資産合計 248,731 244,380
投資その他の資産 111,152 403,613
固定資産合計 512,032 796,292
資産合計 4,198,444 4,209,399
負債の部
流動負債
買掛金 131,209 105,224
1年内返済予定の長期借入金 42,320 42,320
未払法人税等 120,036 97,178
前受金 977,037 1,186,050
その他 622,882 565,601
流動負債合計 1,893,485 1,996,374
固定負債
長期借入金 80,690 59,530
その他 15,829 14,833
固定負債合計 96,519 74,363
負債合計 1,990,005 2,070,737
純資産の部
株主資本
資本金 1,031,168 1,033,381
資本剰余金 1,013,468 1,015,681
利益剰余金 164,077 89,879
自己株式 △275 △275
株主資本合計 2,208,439 2,138,666
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 - △5
その他の包括利益累計額合計 - △5
純資産合計 2,208,439 2,138,661
負債純資産合計 4,198,444 4,209,399
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 1,411,479 1,922,433
売上原価 421,135 559,912
売上総利益 990,344 1,362,521
販売費及び一般管理費 929,210 1,327,051
営業利益 61,134 35,469
営業外収益
受取利息 21 14
ポイント収入額 64 142
貸倒引当金戻入額 478 -
補助金収入 26,790 18,082
その他 754 237
営業外収益合計 28,110 18,476
営業外費用
支払利息 355 293
投資事業組合運用損 - 2,725
固定資産圧縮損 11,269 7,628
株式交付費 142 83
営業外費用合計 11,767 10,731
経常利益 77,477 43,214
税金等調整前四半期純利益 77,477 43,214
法人税、住民税及び事業税 51,231 84,599
法人税等調整額 △6,083 12,244
法人税等合計 45,147 96,843
四半期純利益又は四半期純損失(△) 32,329 △53,629
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △17 -
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
32,346 △53,629
に帰属する四半期純損失(△)
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 32,329 △53,629
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 - △5
為替換算調整勘定 △509 -
その他の包括利益合計 △509 △5
四半期包括利益 31,820 △53,634
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 31,842 △53,634
非支配株主に係る四半期包括利益 △22 -
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 77,477 43,214
減価償却費 20,827 21,622
のれん償却額 - 14,213
株式報酬費用 19,162 19,678
固定資産圧縮損 11,269 7,628
投資事業組合運用損益(△は益) - 2,725
貸倒引当金の増減額(△は減少) △904 1,320
受取利息 △21 △14
補助金収入 △26,790 △18,082
支払利息 355 293
売上債権の増減額(△は増加) △1,913 41,140
棚卸資産の増減額(△は増加) △6,962 △14,474
仕入債務の増減額(△は減少) △7,162 △25,984
前受金の増減額(△は減少) 270,447 209,012
その他 △12,189 △140,865
小計 343,595 161,428
利息の受取額 21 14
補助金の受取額 26,790 18,082
利息の支払額 △355 △293
法人税等の支払額 △4,430 △107,468
法人税等の還付額 46,340 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 411,962 71,762
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △40,757 △21,500
無形固定資産の取得による支出 △2,022 △14,799
投資有価証券の取得による支出 - △318,006
その他 - 782
投資活動によるキャッシュ・フロー △42,780 △353,524
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △20,140 △21,160
新株予約権の行使による株式の発行による収入 2,000 4,425
リース債務の返済による支出 △708 △725
その他 △46 -
財務活動によるキャッシュ・フロー △18,895 △17,460
現金及び現金同等物に係る換算差額 △509 -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 349,776 △299,222
現金及び現金同等物の期首残高 2,865,001 3,291,810
現金及び現金同等物の四半期末残高 3,214,778 2,992,588
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当第2四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点
で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
これにより、従来納品時に収益を認識しておりました一部の取引について、顧客の検収時に収益を認識する
ことといたしました。
なお、収益認識に関する会計基準の適用指針第98項に定める代替的な取扱いを適用し、国内の販売において、
出荷時から当該商品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、出荷時に収益を認
識しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っ
ており、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たに会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1
四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たに会計方針を適用しております。
この結果、収益認識会計基準等の適用を行う前と比べて、当第2四半期連結累計期間の四半期連結損益計算
書は、売上高が13,201千円、売上原価が3,590千円増加し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利
益はそれぞれ9,611千円増加しております。
当第1四半期連結会計期間の期首の純資産に累積的影響額が反映されたことにより、利益剰余金の期首残高
は20,568千円減少しております。
なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める
経過的な取扱いに従って、前第2四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記
載しておりません。
(時価の算定に関する会計基準の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準
等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与え
る影響はありません。
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株式会社うるる(3979) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
クラウド (注)1. 計上額
CGS事業 CGS事業 CGS事業 CGS事業
BPO事業 ソーシング 計 (注)2.
NJSS fondesk フォト その他
事業
売上高
外部顧客への 773,260 103,610 88,765 6,394 424,558 14,889 1,411,479 - 1,411,479
売上高
セグメント間
の内部売上高 - - - - 5,038 1,941 6,980 △6,980 -
又は振替高
計 773,260 103,610 88,765 6,394 429,597 16,831 1,418,460 △6,980 1,411,479
セグメント利
益又は損失 370,719 △19,278 △74,822 518 39,631 △52,787 263,980 △202,846 61,134
(△)
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額△202,846千円は、セグメント間取引消去△259千円、各報告セグメントに
配分していない全社費用(主に販売費及び一般管理費)△202,586千円であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
前連結会計年度より、CGS事業におけるNJSS以外のサービスの重要性が増してきたことから、報告セグメン
トを従来の「CGS事業 NJSS」「CGS事業 その他」「BPO事業」「クラウドソーシング事業」から、「CGS事業
NJSS」「CGS事業 fondesk」「CGS事業 フォト」「CGS事業 その他」「BPO事業」「クラウドソーシング事業」
に変更しております。
なお、変更後の報告セグメントにより作成しており、前連結会計年度に開示した第2四半期連結累計期間に
係る報告セグメントとの間に相違が見られます。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
クラウド (注)1. 計上額
CGS事業 CGS事業 CGS事業 CGS事業
BPO事業 ソーシング 計 (注)2.
NJSS fondesk フォト その他
事業
売上高
外部顧客への 958,552 212,678 191,690 - 545,035 14,476 1,922,433 - 1,922,433
売上高
セグメント間
の内部売上高 - - - - 695 3,451 4,146 △4,146 -
又は振替高
計 958,552 212,678 191,690 - 545,730 17,928 1,926,580 △4,146 1,922,433
セグメント利
益又は損失 367,146 3,150 △101,985 △4,103 56,064 △16,709 303,562 △268,093 35,469
(△)
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額△268,093千円は、セグメント間取引消去△14,928千円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用(主に販売費及び一般管理費)△253,165千円であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
(会計方針の変更)に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収
益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益または損失の算定方法を同様に変更して
おります。
この結果、収益認識会計基準等の適用を行う前と比べて、当第2四半期連結累計期間の「BPO事業」の売上
高が13,201千円増加し、セグメント利益9,611千円増加しております。
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