3979 M-うるる 2021-05-14 15:30:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 株式会社うるる 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3979 URL https://www.uluru.biz/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 星 知也
問合せ先責任者 (役職名) 取締役財務経理担当役員 (氏名) 近藤 浩計 (TEL) 03(6221)3069
定時株主総会開催予定日 2021年6月28日 配当支払開始予定日 ー
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け ※個人投資家もオンライン参加可)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 EBITDA(※) 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 3,219 29.8 185 - 135 - 148 - 42 -
2020年3月期 2,480 10.6 △152 - △189 - △190 - △207 -
(※)EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
(注) 包括利益 2021年3月期 44百万円( -%) 2020年3月期 △206百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 12.33 12.21 1.9 3.8 4.2
2020年3月期 △61.48 - △9.5 △5.4 △7.6
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 -百万円 2020年3月期 -百万円
(注)2020年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損
失であるため、記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 4,198 2,208 52.6 644.73
2020年3月期 3,612 2,154 59.6 630.37
(参考) 自己資本 2021年3月期 2,208百万円 2020年3月期 2,154百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 701 △196 △78 3,291
2020年3月期 △52 △81 △42 2,865
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2022年3月期(予想) - 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益 する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 3,900 21.1 △250 - △340 - △340 - △380 - △111.06
(注)第2四半期(累計)の業績予想は行っておりません。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 3,425,500株 2020年3月期 3,417,700株
② 期末自己株式数 2021年3月期 128株 2020年3月期 101株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 3,421,555株 2020年3月期 3,372,763株
(参考) 個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 2,222 35.6 87 - 70 - 80 - 23 -
2020年3月期 1,638 12.8 △205 - △219 - △221 - △225 -
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 6.75 6.68
2020年3月期 △66.79 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 3,617 1,958 54.1 571.68
2020年3月期 3,141 1,925 61.3 563.36
(参考) 自己資本 2021年3月期 1,958百万円 2020年3月期 1,925百万円
<個別業績の前期実績値との差異理由>
当社は当事業年度において、CGS事業 NJSSにおける営業プロセス最適化の奏功やCGS事業 fondeskがリモートワー
クの社会浸透に伴い急成長したこと等により売上高が増加いたしました。一方で、先行投資期間と位置付けた前事業
年度に行ったCGS事業 NJSSにおける大型広告宣伝投資や全社的な積極採用等を当事業年度は行わず、特殊要因等なく
推移したことから、売上高の増加分ほど費用は増加しなかったため、結果として利益が増加し黒字となっておりま
す。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用
にあたっての注意事項等については、添付資料P6「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧くださ
い。
(決算説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は2021年5月17日に機関投資家・アナリスト向けの決算説明会(個人投資家もオンラインにて参加可)を
開催する予定です。
当日使用する決算説明資料については、決算短信の開示と同時に、当社ホームページ及びTDnetに掲載いたし
ます。また、説明会の模様及び説明内容(映像及び音声)については、開催後速やかに当社ホームページに掲載
する予定です。
株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………9
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………9
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………13
(追加情報) ………………………………………………………………………………………13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………16
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
平成30年版「情報通信白書」によると、日本の生産年齢人口は2017年から2040年にかけて約1,600万人減少する
ことが推計されており、労働力不足による経済規模の縮小、国際競争力の低下といった社会的・経済的な課題が
深刻化することが危惧されております。そのような状況の中、当社グループは「人のチカラで 世界を便利に」と
いうビジョンのもと、「深刻化する労働力不足を解決する企業」として様々な領域において労働力の代替ソリュ
ーションとなる事業をSaaSを中心に複数展開しております。
当社グループは、「在宅ワークのスタンダード化」を目指して2003年11月に企業のアウトソーシング・ニーズ
の受け皿となるBPO(Business Process Outsourcing)事業を開始いたしました。その後、受託する業務量の増加
に伴うニーズの多様化を受け、より効率的に運営を行うことを目的として当社グループを経由せずに案件をマッ
チングさせる体制を整えるため、2007年2月にクライアントと主に主婦のクラウドワーカーの業務受発注のマッ
チングサービスであるクラウドソーシング事業として「シュフティ」を開始。さらに、BPO事業で培われたノウハ
ウやクラウドソーシング事業が持つリソースをかけ合わせることで、当社グループ自身がクラウドワーカーを活
用して新たなサービスを創出するCGS(Crowd Generated Service)事業として、現在も売上高及び利益の大半を
占める主力サービスである官公庁等の入札情報を提供する入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」を2008
年9月に開始いたしました。その後、2014年10月に幼稚園・保育園向けの写真販売管理システム「えんフォト」、
2019年2月にクラウドワーカーを活用した電話受付代行サービス「fondesk」を開始。また2020年12月にはえんフ
ォトとのシナジー創出を目的に出張撮影マッチングサービス「OurPhoto(アワーフォト)」を運営するOurPhoto
株式会社の全株式を取得して完全子会社化し、現在の事業構成へと至っています。「NJSS」・「fondesk」・「え
んフォト」はいずれもSaaS(Software as a Service)であり、現在ではSaaS事業が当社グループの成長の基盤と
なっております。
当社グループを取り巻く経営環境につきましては、富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2020年
版」によると、国内SaaS市場規模は、2019年度において6,016億円となっており、2024年度には11,178億円に達す
ると予測されております。また、CGSのリソース供給源であるクラウドソーシングの市場規模については、矢野経
済研究所「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望 2018-2019」によると、2018年度の流通
金額規模(仕事依頼金額ベース)は前年度比34.8%増の1,820億円となっており、2021年度には2,610億円に達する
と予測されています。
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響による不透明な事業環境が継続いたしました
が、当社グループは、2019年5月14日開示の中期経営計画(2020年3月期~2024年3月期)で掲げた、「NJSS」
の継続成長化、ストックビジネスとなる新規CGSの創出・育成、BPOの高利益率化、という3つの中期方針の柱に
基づき、各種施策に継続的に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度における売上高は3,219,978千円(前期比29.8%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費
+のれん償却額(以下同様))は185,843千円(前期は△152,410千円)、営業利益は135,327千円(前期は189,147千円
の営業損失)、経常利益は148,271千円(前期は190,918千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は
42,195千円(前期は207,368千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
なお、2020年5月15日に開示いたしました当初業績予想との対比は以下のとおりです。
当初上限
当連結会計年度 当連結会計年度
業績
(当初業績予想※) (実績)
予想比
売上高 2,480~2,920百万円 3,219百万円 110.3%
EBITDA △300~±0百万円 185百万円 -
営業利益 △340~△50百万円 135百万円 -
経常利益 △320~△30百万円 148百万円 -
親会社株主に帰属する当期純利益 △250~△30百万円 42百万円 -
※2021年3月期当初業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、レンジ開示としておりました。
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「CGS事業 その他」におけるfondesk、えんフォトの重要性が増してきたことか
ら、報告セグメントを従来の「CGS事業 NJSS」、「CGS事業 その他」、「BPO事業」及び「クラウドソーシング事
業」の4区分から、「CGS事業 NJSS」、「CGS事業 fondesk」、「CGS事業 フォト」、「CGS事業 その他」「BPO
事業」及び「クラウドソーシング事業」の6区分に変更しております。それに伴い、以下の前期比較においては、
前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 売上高
事業別 至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日) 前期比
売上高 構成比 売上高 構成比 (%)
(百万円) (%) (百万円) (%)
CGS事業 1,608 64.9 2,202 68.4 36.9
NJSS 1,350 54.5 1,645 51.1 21.8
fondesk 59 2.4 280 8.7 368.9
フォト 188 7.6 267 8.3 41.8
その他 9 0.4 9 0.3 △2.2
BPO事業 839 33.8 986 30.6 17.5
クラウドソーシング事業 32 1.3 30 1.0 △4.3
合計 2,480 100.0 3,219 100.0 29.8
① CGS事業 NJSS
CGS事業の主力SaaSである「NJSS」については、中期経営計画に基づき注力している営業体制の最適化によ
り、入札・落札案件情報を閲覧できるウェブサービスの有料契約件数が2021年3月末時点で3,960社(2020年3
月末比678社増加)と過去最高の契約数を更新いたしました。
また、前連結会計年度から続き単価向上施策に取り組んだ結果、ARPU(一件当たり日割り売上高)も1,223円
(前第4四半期比5%増加)と上昇いたしました。加えて、カスタマーサクセスの強化により、有料契約件数を
ベースにした12ヶ月平均の解約率が1.7%(同2020年3月末2.2%)と改善され、伴ってLTV(顧客生涯価値)も上
昇いたしました。
継続的な有料契約件数の増加、ARPUの上昇、解約率の改善によりARR(年間定額収益)も当連結会計年度にお
いて17.4億円と成長を続けております。
この結果、当連結会計年度におけるCGS事業 NJSSの売上高は1,645,410千円(前期比21.8%増)となり、セグメ
ントEBITDAは747,861千円(前期比74.3%増)、セグメント利益は742,833千円(前期比74.8%増)となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
NJSS KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
有料契約件数 2,962 2,999 3,148 3,282 3,395 3,571 3,749 3,960
ARPU (円) 1,170 1,169 1,152 1,167 1,188 1,207 1,221 1,223
解約率(%) 2.5 2.3 2.1 2.2 2.0 2.0 1.9 1.7
LTV(千円) 1,277 1,402 1,513 1,448 1,621 1,665 1,773 1,943
ARR(百万円) 1,261 1,290 1,334 1,394 1,467 1,585 1,684 1,744
(注) 1.ARPU:有料契約一件当たりの日割り売上高。
2.解約率:前月末有料契約件数に対する当月解約件数の割合。上表は12か月平均の数値。
3.LTV:「顧客生涯価値」。ARPU×1/解約率×粗利率90%で算出。
4.ARR:「年間定額収益」。各四半期サブスクリプション売上高に4を乗じて算出。
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
② CGS事業 fondesk
CGS事業におけるSaaSである「fondesk」は、新型コロナウイルスの影響によりリモートワークの社会浸透に
伴いバックオフィス業務のDX化を支援するサービスの一つとしての認知を拡大させ、2021年3月末時点で有料
契約件数が2,230件(2020年3月末比1,884件増加)となるなど当連結会計年度において大きく成長いたしまし
た。一方で、マーケティング施策の実施等により、コストが増加いたしました。
この結果、当連結会計年度におけるCGS事業 fondeskの売上高は280,213千円(前期比368.9%増)となり、セグ
メントEBITDAは△57,856千円(前期は△77,222千円)、セグメント損失は58,258千円(前期は77,673千円の損失)
となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
fondesk KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
有料契約件数 64 118 168 346 1,017 1,540 1,897 2,230
③ CGS事業 フォト
CGS事業におけるSaaSである「えんフォト」は、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年4月に発令さ
れた緊急事態宣言下において保育園・幼稚園の各種イベント縮小等の懸念がありましたが、ネガティブな影響
が限定的に止まった上、日常生活の写真需要等により底堅く推移いたしました。また、そのような不透明な環
境 下 に お い て も 2020 年 12 月 に え ん フ ォ ト と の シ ナ ジ ー 創 出 を 目 的 と し た 出 張 撮 影 マ ッ チ ン グ サ ー ビ ス
「OurPhoto(アワーフォト)」を運営するOurPhoto株式会社の全株式取得による完全子会社化や冊子制作機能
「フォトブック」の開発に注力するなど、サービス成長及びユーザー利便性の向上のための各種施策を着実に
実施いたしました。
この結果、当連結会計年度におけるCGS事業 えんフォトの売上高は267,518千円(前期比41.8%増)となり、セ
グメントEBITDAは△105,824千円(前期は△42,824千円)、セグメント損失は114,508千円(前期は43,864千円の損
失)となりました。
前連結会計年度 当連結会計年度
フォト KPI 第1 第2 第3 第4 第1 第2 第3 第4
四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
えんフォト契約園数 2,034 2,099 2,167 2,477 2,547 2,639 2,717 2,922
④ BPO事業
BPO事業におきましては、2020年4月に緊急事態宣言下において受注済み案件の延期/失注や問い合わせ数の
減少などの事象が発生いたしましたが、その後は改善の傾向が継続し、リモートワークの浸透を背景とする紙
の電子化需要の増加により引き合いが好調に推移いたしました。また、中期経営計画で掲げた「BPOの高利益率
化」については、アップセルの強化や徳島第一・第二センターの安定稼働等が進んだ結果、当連結会計年度に
おけるセグメント利益率が11.3%(前連結会計年度は4.0%)となるなど、利益率を向上させることができました。
加 え て、AI-OCR と 人 力 を か け 合 わ せ た 新 た な SaaS 型 デ ー タ 自 動 化 サ ー ビ ス で あ る 「eas( イ ー ス /Entry
Automation System)」の開発に注力いたしました。
この結果、当連結会計年度におけるBPO事業の売上高は986,670千円(前期比17.5%増)となり、セグメント
EBITDAは138,495千円(前期比149.7%増)、セグメント利益は111,837千円(前期比235.6%増)となりました。
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
⑤ クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業におきましては、「シュフティ」に登録されているクラウドワーカー数は2021年3
月末時点で約48万人となっておりますが、CGSにリソースを供給するためのプラットフォームとして、ユーザー
利便性向上のためのサービス改修や安定的運営のためのカスタマーサポート改善に継続的に取り組んでおりま
す。一方で、全社的なリソース最適化の観点から所属人員の他部署への異動等も行いました。
この結果、当連結会計年度におけるクラウドソーシング事業の売上高は30,965千円(前期比4.3%減)となり、
セグメントEBITDAは△68,789千円(前期は△130,058千円)、セグメント損失は70,655千円(前期は131,003千円の
損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
前連結会計年度 当連結会計年度 増減率
総資産 3,612,880千円 4,198,444千円 16.2%
負債 1,458,351千円 1,990,005千円 36.5%
純資産 2,154,528千円 2,208,439千円 2.5%
当連結会計年度末の総資産については、前連結会計年度末と比べ585,564千円増加し、4,198,444千円となりま
した。これは主に現金及び預金の増加401,786千円、売掛金の増加48,522千円、未収還付法人税等の減少43,933千
円、のれんの増加220,308千円、長期前払費用の減少29,958千円によるものです。
負債については、前連結会計年度末と比べ531,653千円増加し、1,990,005千円となりました。これは主に買掛
金の増加54,703千円、前受金の増加285,089千円、未払法人税等の増加120,036千円、長期借入金の減少38,750千
円によるものです。
純資産については、前連結会計年度末と比べ53,910千円増加し、2,208,439千円となりました。これは主に利益
剰余金の増加42,195千円によるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ426,808千円増加し、3,291,810千
円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度 増減率
営業活動によるキャッシュ・フロー △52,098千円 701,834千円 ―
投資活動によるキャッシュ・フロー △81,311千円 △196,432千円 ―
財務活動によるキャッシュ・フロー △42,275千円 △78,593千円 ―
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは701,834千円の収入(前連結会計年度は52,098千円の支出)となりました。
この主な要因は、税金等調整前当期純利益148,271千円の計上、減価償却費43,410千円の計上、のれん償却額
7,106千円の計上、前受金の増加282,268千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは196,432千円の支出(前連結会計年度は81,311千円の支出)となりました。
この主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出163,611千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは78,593千円の支出(前期比42,275千円の支出)となりました。この主な要
因は、長期借入金の返済による支出79,606千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入2,485千円であり
ます。
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
当社グループは2019年5月14日に、短期的な利益追求ではなく中長期的な企業価値の向上を企図した5カ年の
中期経営計画(2020年3月期~2024年3月期)を策定し、2020年3月期及び2021年3月期を先行投資期間と位置づ
け、下記中期方針の3つの柱に注力してまいりました。
① 「NJSS」の継続成長化
契約総受注額の拡大と解約総額の改善に向けた営業プロセスの最適化やプロダクトのリニューアル等を行う
ことによって、中長期的な事業価値の向上を図る。
② ストックビジネスとなる新規CGSの創出・育成
「えんフォト」と「fondesk」を新規CGSの柱として、システムや人員等への投資を積極的に行うことによっ
て、ストックビジネスとしての育成を図る。
③ BPOの高利益率化
営業・施工体制の見直しによる売上高向上とコスト改善を通じて、利益率の向上を図る。
結果として、これまで当社の想定を上回る売上高成長を果たすことができており、今後さらに積極的な投資を
実行することにより一層の売上高成長を見込めると考えております。
そのような状況の中、当社はSaaS企業としてさらなる売上高成長を目指すことが企業価値の最大化に資すると
考え、売上高成長の加速化と中期経営計画5年目となる2024年3月期のEBITDA目標1,500百万円達成の両立を実現
するため、2022年3月期においてもさらに成長投資を加速させることといたしました。
あわせまして中期経営計画において掲げた2023年3月期及び2024年3月期の業績予想についても、以下のとお
り修正をいたします。
《2022年3月期~2024年3月期 連結業績予想値》
2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
売上高 3,900百万円 4,800百万円 5,800百万円
EBITDA △250百万円 50百万円 1,500百万円
営業利益 △340百万円 ― ―
経常利益 △340百万円 ― ―
親会社株主に帰属する当期純利益 △380百万円 ― ―
《(参考)当初中期経営計画 2022年3月期~2024年3月期 連結業績予想値》
2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
売上高 3,300百万円 ― 4,800百万円
EBITDA 400百万円 ― 1,500百万円
なお、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業
績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
現在、当社グループの業務は通常通り運営されておりますが、新型コロナウイルスに関連して経営環境が大幅
に変化した場合など、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす変化が更に観測された場合は、改めてお知らせ
いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国内の同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を適用してお
ります。
― 6 ―
株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,890,024 3,291,810
売掛金 190,808 239,330
仕掛品 3,822 17,618
未収還付法人税等 43,933 -
その他 160,823 138,331
貸倒引当金 △1,515 △678
流動資産合計 3,287,896 3,686,412
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 153,956 149,768
工具、器具及び備品 105,782 118,835
その他 2,668 11,021
減価償却累計額 △98,700 △127,477
有形固定資産合計 163,707 152,147
無形固定資産
ソフトウエア 26,858 20,303
のれん - 220,308
その他 996 8,119
無形固定資産合計 27,855 248,731
投資その他の資産
繰延税金資産 9,500 18,845
敷金及び保証金 31,467 29,713
長期前払費用 91,953 61,994
その他 500 600
投資その他の資産合計 133,420 111,152
固定資産合計 324,983 512,032
資産合計 3,612,880 4,198,444
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 76,505 131,209
1年内返済予定の長期借入金 40,280 42,320
未払金 211,765 176,115
未払費用 133,477 162,933
未払法人税等 - 120,036
前受金 691,948 977,037
預り金 156,156 178,419
その他 15,528 105,414
流動負債合計 1,325,663 1,893,485
固定負債
長期借入金 119,440 80,690
その他 13,248 15,829
固定負債合計 132,688 96,519
負債合計 1,458,351 1,990,005
純資産の部
株主資本
資本金 1,026,263 1,031,168
資本剰余金 1,008,563 1,013,468
利益剰余金 121,881 164,077
自己株式 △228 △275
株主資本合計 2,156,479 2,208,439
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △2,123 -
その他の包括利益累計額合計 △2,123 -
非支配株主持分 171 -
純資産合計 2,154,528 2,208,439
負債純資産合計 3,612,880 4,198,444
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 2,480,493 3,219,978
売上原価 812,540 976,282
売上総利益 1,667,952 2,243,695
販売費及び一般管理費 1,857,099 2,108,368
営業利益又は営業損失(△) △189,147 135,327
営業外収益
受取利息 70 250
補助金収入 - 26,790
ポイント収入額 150 381
還付加算金 100 692
保険解約返戻金 54 -
キャッシュレス還元収入額 82 47
その他 40 193
営業外収益合計 498 28,356
営業外費用
支払利息 740 712
株式交付費 1,326 142
固定資産圧縮損 - 11,269
子会社清算損 - 3,288
その他 202 -
営業外費用合計 2,269 15,412
経常利益又は経常損失(△) △190,918 148,271
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△190,918 148,271
失(△)
法人税、住民税及び事業税 15,462 116,477
法人税等調整額 960 △10,379
法人税等合計 16,422 106,097
当期純利益又は当期純損失(△) △207,340 42,173
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
28 △22
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△207,368 42,195
帰属する当期純損失(△)
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △207,340 42,173
その他の包括利益
為替換算調整勘定 520 2,150
その他の包括利益合計 520 2,150
包括利益 △206,820 44,324
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △206,854 44,324
非支配株主に係る包括利益 33 △0
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他の 非支配 純資産
株主資本 為替換算 株主持分 合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
合計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 947,746 930,046 329,250 △228 2,206,814 △2,644 △2,644 140 2,204,311
当期変動額
新株の発行(新株予
122 122 245 245
約権の行使)
新株の発行(譲渡制
78,394 78,394 156,789 156,789
限付株式報酬)
親会社株主に帰属す
△207,368 △207,368 △207,368
る当期純損失(△)
自己株式の取得 - -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 520 520 31 552
額)
当期変動額合計 78,517 78,517 △207,368 - △50,334 520 520 31 △49,782
当期末残高 1,026,263 1,008,563 121,881 △228 2,156,479 △2,123 △2,123 171 2,154,528
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他の 非支配 純資産
株主資本 為替換算 株主持分 合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
合計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 1,026,263 1,008,563 121,881 △228 2,156,479 △2,123 △2,123 171 2,154,528
当期変動額
新株の発行(新株予
1,242 1,242 2,485 2,485
約権の行使)
新株の発行(譲渡制
3,663 3,663 7,326 7,326
限付株式報酬)
親会社株主に帰属す
42,195 42,195 42,195
る当期純利益
自己株式の取得 △46 △46 △46
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 2,123 2,123 △171 1,951
額)
当期変動額合計 4,905 4,905 42,195 △46 51,959 2,123 2,123 △171 53,910
当期末残高 1,031,168 1,013,468 164,077 △275 2,208,439 - - - 2,208,439
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
△190,918 148,271
純損失(△)
減価償却費 36,736 43,410
のれん償却額 - 7,106
株式報酬費用 27,969 38,840
固定資産圧縮損 - 11,269
子会社清算損 - 3,288
貸倒引当金の増減額(△は減少) 201 △837
受取利息 △70 △250
補助金収入 - △26,790
支払利息 740 712
売上債権の増減額(△は増加) △30,262 △39,368
たな卸資産の増減額(△は増加) 15,294 △13,795
仕入債務の増減額(△は減少) 9,646 30,527
前受金の増減額(△は減少) 150,262 282,268
その他 102,446 158,056
小計 122,046 642,708
利息の受取額 70 250
補助金の受取額 - 26,790
利息の支払額 △740 △712
法人税等の支払額 △173,474 △13,544
法人税等の還付額 - 46,340
営業活動によるキャッシュ・フロー △52,098 701,834
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △74,577 △49,300
無形固定資産の取得による支出 △6,558 △8,542
定期預金の払戻による収入 - 25,022
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
- △163,611
る支出
その他 △176 -
投資活動によるキャッシュ・フロー △81,311 △196,432
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △42,520 △79,606
リース債務の返済による支出 - △1,425
新株予約権の行使による株式の発行による収入 245 2,485
その他 - △46
財務活動によるキャッシュ・フロー △42,275 △78,593
現金及び現金同等物に係る換算差額 498 -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △175,186 426,808
現金及び現金同等物の期首残高 3,040,187 2,865,001
現金及び現金同等物の期末残高 2,865,001 3,291,810
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の影響)
新型コロナウイルス感染症の収束時期を見通すことは困難な状況ですが、現時点において入手可能な情報に
基づき、繰延税金資産の回収可能性等の評価等の見積りを行っており、翌連結会計年度の当社グループの財政
状態、経営成績に与える影響は軽微であると考えております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
(2) 報告セグメントの変更等に関する事項
当連結会計年度より、「CGS事業 その他」におけるfondesk、えんフォトの重要性が増してきたことから、
報告セグメントを従来の「CGS事業 NJSS」、「CGS事業 その他」、「BPO事業」及び「クラウドソーシング事
業」の4区分から、「CGS事業 NJSS」、「CGS事業 fondesk」、「CGS事業 フォト」、「CGS事業 その他」、
「BPO事業」及び「クラウドソーシング事業」の6区分に変更しております。それに伴い、以下の前期比較に
おいては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
また、当連結会計年度より、OurPhoto株式会社が連結子会社となったことに伴い、事業セグメントの区分
方法を見直し、「CGS事業 フォト」に追加しております。
(3)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「CGS事業 NJSS」は、クラウドワーカーを活用した官公庁等の入札情報速報サービス「NJSS」を提供して
おります。
「CGS事業 fondesk」は、クラウドワーカーを活用した電話受付代行サービス「fondesk」を提供しており
ます。
「CGS事業 フォト」は、幼稚園・保育園向け写真販売管理システム「えんフォト」と出張撮影マッチング
サービス「OurPhoto」を提供しております。
「CGS事業 その他」は、「CGS事業 NJSS」、「CGS事業 fondesk」、「CGS事業 フォト」のいずれにも属さ
ないCGSサービスを提供しております。
「BPO事業」は、データ入力やデータスキャンを中心にクライアントのノンコア業務を幅広く受託するアウ
トソーシングサービスを提供しております。
「クラウドソーシング事業」は、業務を発注したいクライアントとクラウドワーカーをマッチングするプ
ラットフォーム「シュフティ」を提供しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント
間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。
― 13 ―
株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸
調整額 表
クラウドソ (注)1,2 計上額
CGS事業 CGS事業 CGS事業 CGS事業
BPO事業 ーシング事 合計 (注)4
NJSS fondesk フォト その他
業
売上高
外部顧客へ 1,350,808 59,760 188,684 9,406 839,489 32,343 2,480,493 - 2,480,493
の売上高
セグメント
間の内部売 714 - - - 17,148 2,852 20,715 △20,715 -
上高又は振
替高
計 1,351,523 59,760 188,684 9,406 856,637 35,196 2,501,208 △20,715 2,480,493
セグメント利
益又は損失 425,043 △77,673 △43,864 835 33,321 △131,003 206,658 △395,806 △189,147
(△)
その他の項目
減価償却費 4,094 451 1,039 - 22,153 945 28,684 8,052 36,736
のれん - - - - - - - - -
償却費
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額△395,806千円は、セグメント間取引消去252千円、各報告セグメントに配
分していない全社費用(主に販売費及び一般管理費)△396,058千円であります。
2.減価償却費の調整額8,052千円は、セグメント間取引消去△219千円、各報告セグメントに配分していない全
社費用8,271千円であります。
3.セグメント資産及び負債については、資産及び負債に関する情報が最高意思決定機関に対して定期的に提供
されておらず、また業績評価の対象となっていないため記載しておりません。
4.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸
調整額 表
クラウドソ (注)1,2 計上額
CGS事業 CGS事業 CGS事業 CGS事業
BPO事業 ーシング事 合計 (注)4
NJSS fondesk フォト その他
業
売上高
外部顧客へ 1,645,410 280,213 267,518 9,200 986,670 30,965 3,219,978 - 3,219,978
の売上高
セグメント
間の内部売 - - - - 6,894 3,526 10,421 △10,421 -
上高又は振
替高
計 1,645,410 280,213 267,518 9,200 993,565 34,491 3,230,400 △10,421 3,219,978
セグメント利
益又は損失 742,833 △58,258 △114,508 1,072 111,837 △70,655 612,319 △476,992 135,327
(△)
その他の項目
減価償却費 5,028 402 1,577 - 26,658 866 34,532 8,877 43,410
のれん - - 7,106 - - - 7,106 - 7,106
償却費
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額△476,992千円は、セグメント間取引消去△5,201千円、各報告セグメント
に配分していない全社費用(主に販売費及び一般管理費)△471,790千円であります。
2.減価償却費の調整額8,877千円は、セグメント間取引消去△219千円、各報告セグメントに配分していない全
社費用9,097千円であります。
3.セグメント資産及び負債については、資産及び負債に関する情報が最高意思決定機関に対して定期的に提供
されておらず、また業績評価の対象となっていないため記載しておりません。
4.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
クラウドソ
CGS事業 CGS事業 CGS事業 CGS事業
BPO事業 ーシング事 合計
NJSS fondesk フォト その他
業
当期償却額 - - 7,106 - - - 7,106
当期末残高 - - 220,308 - - - 220,308
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株式会社うるる (3979) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 630.37円 644.73円
1株当たり当期純利益又は
△61.48円 12.33円
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後1株当たり
- 12.21円
当期純利益
(注) 1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり
当期純損失であるため、記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△207,368 42,195
帰属する当期純損失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益又は
△207,368 42,195
親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 3,372,763 3,421,555
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) - 34,432
(うち新株予約権(株)) - (34,432)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
― ―
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
(出資)
当社は、2021年3月15日開催の取締役会決議に基づき、2021年4月1日付で投資事業有限責任組合契約を締結
し、2021年4月8日に出資約束金額500,000千円のうち、250,000千円の払込を実施いたしました。
1.出資の目的
LP出資を通じ新規市場の洞察を図るものであります。
2.ファンドの概要
ファンド名:KUSABI1号投資事業有限責任組合
事業の内容:ベンチャー企業への投資事業
3.出資資金の調達方法
手元資金によるものであります。
― 16 ―