3978 マクロミル 2020-05-13 15:00:00
2020年6月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2
本説明資料全般にわたる注記事項
1. EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + 固定資産除却費 + 減損損失 (なお、セグメントEBITDAについては、営業利益の替わりにセグメント利益を使用)
2. 各セグメント及び地域の売上収益は、セグメント間及び地域間収益を含むグロス値を用いて表記しており、各セグメントや各地域の売上収益の合計と併記されている連結数値との間に若干の差
異(=連結消去分)が生じている場合があります
3. 為替影響を除く数値は当期の為替レートを過去の同期間の財務数値に適用することで、前年同期比からの為替変動の影響を除いた当社グループの事業の状況、特に海外事業(MetrixLab及
びMACROMILL EMBRAIN)の状況をより正確にご理解いただくことを目的に記載していますが、あくまでユーロ円及びウォン円間の為替換算影響を除くものであって、全ての外貨についての為替影響
(例えばユーロ・ドル間)を除くものではない点にご留意下さい。また、実際に適用している為替レートについては下記をご確認ください
Q3 YTD (9ヶ月間累計ベース) Q3 Standalone (3ヶ月間)
2019/6期 Q3YTD 2020/6期 Q3YTD 2019/6期 Q3 Standalone 2020/6期 Q3 Standalone
1 Euro = 128.12 120.34 125.57 120.56
1 KRW = 0.0998 0.0917 0.0982 0.0911
4. 当社グループは、第 1 四半期連結会計期間の期首より IFRS 第 16 号 「リース」を適用しており、旧基準である IAS 第 17 号ではオペレーティング・リースに係るリース料を賃借料として費用計上して
いましたが、 IFRS 第 16 号では使用権資産の減価償却費とリース負債に係る利息費用を費用計上します。そのため、 IFRS 第 16 号の適用に伴う連結損益計算書における売上収益、営業利益、
税引前四半期利益、四半期利益に与える影響は軽微ですが、賃借料が減少する一方で使用権資産の減価償却費が増加しています
2020/6期 Q3 Key Takeaways 3
両セグメントで3月より新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が出始めている
結果として、前第2四半期に実現した業績の改善傾向は継続できず、第3四半期単独 (3ヶ月
間) の業績は第2四半期とほぼ同じ水準の減収減益となった
− 売上収益 117.8億円 ( YoY -2%減 / 為替影響除き -1%減 ) 、営業利益24.4億円 ( YoY -13%減 / 為替影響除き -13%減)
第3四半期累計(YTD: 9ヶ月間)の売上収益、利益も期初想定を下回る水準となった
− 売上収益335.5億円 ( YoY -2%減 / 為替影響除き -0% )、営業利益60.4億円 ( YoY -11%減 / 為替影響除き -11%減 )
− 積極的なコストコントロールを継続するも、売上減少の影響が大きく費用の増加を吸収できず
第4四半期に両セグメントで新型コロナの影響の拡大を見込み、期初業績予想を修正
− 修正後の通期予想は売上収益400.0億円(YoY -10%減)、営業利益46.0億円(YoY -41%減)を見込む
成長に向けた投資の維持と適切なコスト・コントロールのバランスをとった取組みを継続
− 顧客、消費者パネル、従業員の健康と安全を守りつつ、リサーチ業務の提供を継続することを最優先とする
− 配当予想は据え置き、既存借入金の返済も予定通り進めるが、新型コロナの影響の終息が見えない中で、手許現
金水準を高めることを優先し、自己株取得については一旦検討を保留する
− 強みをもつオンライン・リサーチやデジタル・リサーチ、オンライン定性領域などの活用機会の拡大に努める
2020/6期Q3財務情報に係るアップデ ー ト
2020/6期 Q3: 連結業績サマリー 5
3月より新型コロナウイルス感染症の拡大による業績への影響が本格化しているが、第4四半
期は顧客におけるリサーチ関連の支出が更に減少し、より大きな業績への影響が生じる見通し
売上収益 営業利益
連結 (IFRS) 連結 (IFRS)
(百万円) (百万円)
YoY 成長率 通期: +9% +13% +11% -10% YoY 成長率 通期: +19% +11% +2% -41%
Q3YTD: +9% +11% +12% -2% Q3 YTD: +12% +9% +7% -11%
44,279 修正後予想 実績
実績 40,000 7,751
7,607
-11%
40,024
10,025
-2% 6,825
927
6,824 修正後予想
6,449 1,232
35,514 4,600
34,254
32,504
9,542 33,552 973 6,049
5,730
Q4 8,148 -2% Q4 482
-13%
2,809
7,415 12,072 11,784 2,692
1,893 2,441
11,578
Q3 9,992 Q3 2,248
8,941
+1%
-1%
11,792 11,885
2,390 2,428
10,124 2,283
Q2 9,250 2,395
8,458 Q2 1,672
-5%
-24%
10,388 9,882
Q1 7,691 8,122 8,779 1,569 1,586
Q1 1,326 1,398 1,212
2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
Q4
(1,449)
2020/6期
Q3 YTD
営業利益率 20.9% 21.4% 20.9% 19.9% 18.0%
連結損益計算書 (P/L) 6
連結損益計算書要旨
連結(IFRS)
2020/6期 Q3 YTD P/L ハイライト
IFRS
(百万円) 9か月比較
差異要因
2019/6期 Q3YTD 2020/6期 Q3YTD 差異 前年比成長率
売上収益:
売上収益 34,254 33,552 (702) (2% )
− 日本及び韓国事業セグメントは日本における調査需要不振に加え、2月以
日本及び韓国事業(1) 27,351 26,680 (671) (2%) 降は新型コロナウイルスによる影響もあり減収
その他の海外事業(1) 7,003 6,971 (32) (0%) − その他の海外事業セグメントは上期は堅調であったものの、新型コロナウ
イルスの影響もありQ3は苦戦
人件費 (12,157) (12,200) (43) 0%
パネル費 (4,799) (5,056) (257) 5% 人件費:
外注費 (4,666) (4,256) 410 (9%) − 前期Q3末対比で2,445人まで増員(+155人)
減価償却費及び償却費 (1,016) (2,049) (1,033) 102%
ただし人件費は引き続き抑制
− 日本及び韓国事業セグメント +103人 (主に新卒採用)
その他 (4,788) (3,939) 849 (18%)
− その他の海外事業セグメント +52人(事業拡張による増加)
営業利益 6,824 6,049 (775) (11% )
日本及び韓国事業 6,285 5,718 (567) (9%) パネル費
− その他の海外事業セグメントにおける科目修正の結果、Q1においてパネ
その他の海外事業 539 331 (208) (39%)
ル費用が増加 195(なお、費用の振り替えであるため、「営業費用-その他」
金融収益・費用 (342) (251) 91 (27%)
は同額の減少)
税引前当期利益 6,482 5,798 (684) (11% ) − 2019年度Q2に科目修正を行ったため、Q2以降における差異影響は無し
法人所得税費用 (1,869) (1,862) 7 (0%)
外注費: 引き続き内製化が進んでおり外注比率は改善傾向
非支配持分に帰属する当期利益 (496) (460) 36 (7%)
親会社に帰属する当期利益 4,116 3,475 (641) (16% ) 減価償却費: IFRS16適用による影響 979
EBITDA 7,841 8,141 300 4%
金融収益・費用
日本及び韓国事業
− 前期Q1のリファイナンスに伴う一時的費用 158
6,974 7,303 329 5%
その他の海外事業 867 837 (30) (3%)
EPS (基本的一株当たり当期利益) (円) 103.28 86.37 (16.91) (16% ) 非支配持分に帰属する当期利益:
− 広告代理店との合弁事業における利益の減少など
営業利益率 19.9% 18.0% -1.9pt
日本及び韓国事業 23.0% 21.4% -1.5pt 営業利益率およびEBITDAマージン:
その他の海外事業 7.7% 4.7% -2.9pt − 日本及び韓国事業において売上が低調であったため営業利益率は低下
EBITDAマージン 22.9% 24.3% +1.4pt
− EBITDAマージンの改善は主にIFRS16適用の影響
日本および韓国事業におけるIFRS16によるEBITDA増加額 804
日本及び韓国事業 25.5% 27.4% +1.9pt
その他海外事業におけるIFRS16によるEBITDA増加額 193
その他の海外事業 12.4% 12.0% -0.4pt
注
1. 各セグメントの売上収益は、セグメント間収益を含むグロス値を用いて表記しています。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期 Q3: 営業利益変動要因 Q3 YTD (9 Months) 7
営業利益の減益要因は、主に日本及び韓国セグメントの減収及びシステム関連費用の増加
営業利益 (OP) の変動要因分析(1) – 2019/6期 Q3 YTD vs. 2020/6期 Q3 YTD
連結(IFRS)
(百万円)
日本及び韓国事業セグメント その他の海外事業セグメント
2,500
-8 % -3 %
実績 実績
2,000 195
475 66
実績
215
195
1,500 24 Q1におけるその他費用から -11%
(3)
897 195
パネル費等への振替 (2)
6,824 (3)
524 264
195
109
1,000 (3) (3)
178 367
1,740 6,049
1,525 1,525
1,409
1,145
500 1,036
909 909 858 858
0 (4) (4)
実績 増収/(減収)効果 パネル費/外注費 人件費 減価償却費 その他の費用 増収/(減収)効果 パネル費/外注費 人件費 減価償却費 その他の費用 実績
2019/6期 Q3 YTD 日本及び韓国事業セグメント その他の海外事業セグメント 2020/6期 Q3 YTD
営業利益率 19.9% 18.0%
注
1. 増収/(減収)効果、及びパネル費/外注費の営業利益に対するインパクトは、マージンの改善・悪化に基づき計算・表記し、人件費、減価償却費、その他の費用は前年同期比の実額差異を用いて表記しています
2. その他の海外事業セグメントにおいて「パネル費」と「その他の費用」の計上区分をグループ間で統一した影響
3. 当社グループは、第 1 四半期連結会計期間の期首より IFRS 第 16 号 「リース」を適用しており、旧基準である IAS 第 17 号ではオペレーティング・リースに係るリース料を賃借料として費用計上していましたが、 IFRS 第 16 号では使用権資産の減価
償却費とリース負債に係る利息費用を費用計上します。そのため、 IFRS 第 16 号の適用に伴う連結損益計算書における売上収益、営業利益、税引前四半期利益、四半期利益に与える影響は軽微ですが、賃借料が減少する一方で使用権
資産の減価償却費が増加しています
4. その他の費用は、営業費用のその他に加え、その他の営業収益、その他の営業費用、持分法による投資利益を含みます
売上収益の四半期別推移 8
当社グループの業績には季節性があり、例年第3四半期の売上収益が最大になる傾向がある
しかし今期Q3は新型コロナの影響で売上収益が伸び悩み、Q2とほぼ変わらない水準で着地
Q3YTD 売上収益 (9ヶ月)(1) Q3 YTD 売上収益の四半期別推移 – セグメント別(1) Q3 Standalone
連結 (IFRS) 連結 (IFRS) YoY 成長率 連結合計: +18% +16% +4% +5% -5% +1% -2% -1%
(百万円) (百万円)
(実績) その他の海外事業: +37% +19% -20% -9% +0% +4% -6% -2%
日本及び韓国事業: +14% +16% +12% +10% -6% -0% -1% -1%
実績 為替影響除く(2)
YoY成長率 -2% 実績
-0 % 為替影響除く(2) Acturus社 H.M.マーケティングリサーチ
連結開始 連結開始
40,000
14,000
33,569 34,254 33,552
35,000
12,072 11,885
11,578 11,792 11,784
12,000
7,003 -0%
その他の
30,000 6,578 6,971 10,388 2,293
海外事業 +6% 10,124 2,396 10,025 9,882 2,502 2,155
10,000 2,881 9,542
25,000 8,779 2,313
2,007
2,382 2,313
その他の
8,000 2,614
1,694
20,000 海外事業
6,000
15,000
27,351
-2%
日本及び 27,091 26,680 9,811 9,685
9,433 9,402
韓国事業 -2% 4,000 8,144
8,726
8,105
10,000 7,669 7,593
7,130 6,946
日本及び
韓国事業
5,000 2,000
0 (2)
0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
注
1. 各セグメントの売上収益は、セグメント間収益を含むグロス値を用いて表記しています。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
営業費用の四半期別推移 9
売上には季節性があるものの、費用は固定費の割合が高く比較的安定的に推移
人件費の抑制等を中心とする積極的なコストコントロールを継続し、一定の利益水準を確保
Q3 YTD 営業費用 (9ヶ月) Q3 YTD 営業費用の四半期別推移 Q3 Standalone
連結 (IFRS) 連結 (IFRS)
YoY 成長率 営業費用合計:+19% +19% +4% +10% -1% +1% +1%
(百万円) (百万円) (2) (2) (2)
その他: +20% +3% -20% -6% -29% -12% -11%
(2) (2) (2)
減価償却費: +32% +34% +27% +43% +103% +101% +100%
人件費: +23% +19% +3% +7% -1% +2% +0%
Acturus社 H.M.マーケティングリサーチ
実績 連結開始 連結開始
35,000
+0% 12,000 11,578
11,792
12,072 11,885 11,784 実績
12,000
30,000 営業費用 10,388 10,025
+1%
合計 27,430 27,503 10,124
9,882
10,000 9,542 9,364 9,490 9,343 10,000
9,261 9,101
25,000 パネル費 4,799 5,056 売上収益 8,779 8,884 8,802 8,670
8,311
1,755 1,680 1,732 1,727
営業費用 7,841 1,364 1,604
8,000 1,363 8,000
合計 7,381 1,241 1,596
20,000 外注費 4,666 4,256
1,347 1,572
パネル費 1,235 1,428 1,327 1,644 1,694 1,309 1,528
(2) 1,175 1,154
3,942 6,000 1,318 (2) (2) 6,000
15,000
その他(1) 4,792 外注費 1,168 (2)
1,627 1,222 1,367 1,357
(2)
1,896 1,718 1,555 1,518
2,049 1,740
減価償却費 1,016 (2)
685
(2) (2)
その他(1)
1,432 1,512 333 340 395 676 687
4,000 270 277 343 4,000
10,000 減価償却費 252 253
人件費
12,157 12,200 2,000 4,061 4,070 4,166 4,134 4,044 2,000
5,000 3,926 3,878 4,026 4,022
人件費 3,294 3,411
0 0 0
Q3 YTD Q3 YTD Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
注
1. その他は、営業費用のその他に加え、その他の営業収益、その他の営業費用、持分法による投資利益を含みます
2. 当社グループは第 1 四半期連結会計期間の期首より IFRS 第 16 号 「リース」を適用しており、旧基準である IAS 第 17 号ではオペレーティング・リースに係るリース料を賃借料として費用計上していましたが、 IFRS 第 16 号では使用権資産の減価償
却費とリース負債に係る利息費用を費用計上します。そのため、 IFRS 第 16 号の適用に伴う連結損益計算書における売上収益、営業利益、税引前四半期利益、四半期利益に与える影響は軽微ですが、賃借料が減少する一方で使用権資
産の減価償却費が増加しています
従業員数の四半期別推移 10
昨対比での人員増は前年Q4に日本で主に働き方改革のために行った大規模な新卒採用による
もので、それ以降は新型コロナを含めた事業環境の変化を踏まえ、コスト・コントロールを
強く意識した対応を行っている
なお今期日本のQ4の新卒は、例年並み (60名程度) となり前年からは半減する見通し
Q3 従業員数(1) (期末在籍数) 従業員数(1)の四半期別推移 – セグメント別
連結 連結 YoY 増減 連結全体: +357 +335 +207 +325 +188 +223 +155
(人) (人)
その他の海外事業: +113 +78 -23 +9 +28 +72 +52
日本及び韓国セグメント: +244 +257 +230 +316 +160 +151 +103
Acturus社 H.M.マーケティングリサーチ
昨対差異 連結開始 連結開始
3000 +155 3,000
2,463 2,464 2,504
2,445 2,445
2500 2,500
2,290 昨対差異 2,276 2,281 2,290
2,138
2,083
713
+52 673 696 731
その他の 1,919 1,946 713
2000 661 2,000 661
海外事業 668 659
664
その他の 684
555 581
海外事業
1500 1,500
昨対差異
1000 1,000
日本及び 1,732 +103 1,790 1,768 1,773 1,732
韓国事業 1,629 1,608 1,622 1,629
日本及び 1,399 1,474
韓国事業 1,364 1,365
500 500
0 0
Q3 Q3 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
注
1. 臨時雇用者数を含んでいません
連結貸借対照表 (B/S) 11
連結財政状態計算書要旨
連結(IFRS)
(百万円)
IFRS
2019/6期 2020/6期 Q3 2020/6期 Q3 B/S ハイライト
(百万円) (2019/6/30) (2020/3/31) 差異
資産 78,321 82,459 4,138
運転資金:
現金及び現金同等物 10,102 8,959 (1,143) − 営業債権の回転期間 93.9日
− 営業債務及びパネルポイント引当金の回転期間 47.5日
営業債権及びその他債権 9,577 11,617 2,040
有形固定資産 1,370 4,605 3,235
資金調達コスト(リース負債を除く):
のれん 46,886 46,796 (90)
− Q3平均利率: 0.92% (前年同期1.06%)
その他の無形資産 7,244 7,133 (111) 金融機関金利 1.29%
社債 0.50%
その他の資産 3,140 3,346 206
− 格付(R&I より): BBB+ (方向性:安定的) - 維持
負債 46,039 46,985 946
レバレッジ関連指標:
借入金及び社債 35,614 34,073 (1,541)
− 純有利子負債/EBITDA倍率:
営業債務及びその他の債務 4,105 3,582 (523) IFRS16の適用により直近12か月のEBITDAに新旧ルールが混在し倍率が
歪む結果となっているが、年間目標である2.0から2.5倍に向けてQ3まで
その他の負債 6,318 9,329 3,011
は順調に進捗
資本 32,282 35,473 3,191 − インタレスト・カバレッジ・レシオ:
17.50倍 (前年同期11.50倍)
資本効率関連指標:
− 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE、直近12か月で算定):
13.1% (前年同期比5.1pt減)
連結キャッシュ・フロー計算書 (C/F) 12
連結キャッシュ・フロー計算書要旨
連結(IFRS) IFRS
(百万円)
9か月比較
2019/6期 Q3YTD 2020/6期 Q3YTD
2020/6期 Q3 YTD C/F ハイライト
営業活動によるキャッ シ ュ ・ フロー 2,559 3,964
税引前利益 6,482 5,798 営業活動によるキャッシュフロー +1,405 (前年同期比 54.9%増)
減価償却費及び償却費 1,016 2,049 − 税引前利益の減少 684
金融収益・費用(純額) 342 251
− 減価償却費の増加 1,033 (内、IFRS16適用による影響 979)
− 法人税支払額の減少 775
営業債権債務及びその他の債権債務の増減額(1) (2,533) (2,307)
その他(2) 374 393
投資活動によるキャッシュフロー -673 (前年同期比 56.2%増)
小計 5,683 6,184 − 新規IT投資などの新規投資前年同期並み
利息及び配当金の受取額 15 10 − 米子会社取得に係る追加対価の支払による支出増 280
利息の支払額 (359) (225)
法人所得税の支払額 (2,779) (2,004) フリーキャッシュフロー:598 (前年同期比 34.8%増)
投資活動によるキャッ シ ュ ・ フロー (1,200) (1,874)
(3)
財務活動によるキャッシュフロー -327 (前年同期比 11.4%増)
資産の取得による支出 (1,511) (1,631)
− 前年同期社債発行およびそれに伴う一部借入金返済により支出減 811
子会社の取得による支出/収入(純額) 297 (280) − IFRS16適用によるリース負債の返済による支出増 965
その他(2) 13 37
フリ ーキャッ シ ュ ・ フロー ( 4 ) 1,718 2,316 現金及び現金同等物増加 1,313
財務活動によるキャッ シ ュ ・ フロー (2,863) (3,190)
(5)
借入 及び社債発行による収入 10,047 -
(5)
借入金 の返済による支出 (12,509) (1,651)
リース負債の返済による支出 - (965)
IFRS
新株の発行による収入 162 152
9か月比較
その他(2) (563) (726)
2019/6期 Q3YTD 2020/6期 Q3YTD
現金及び現金同等物の増減 (1,504) (1,100)
現金及び現金同等物期首残高 9,124 10,102
現金及び現金同等物に係る換算差額 25 (43)
注 現金及び現金同等物期末残高 7,645 8,959
1. 営業債権及びその他の債権の増減と営業債務及びその他の債務の増減の合計
2. 営業活動によるキャッシュ・フローにおけるその他は、持分法による投資損益及びその他の合計。投資活動によるキャッシュ・フローにおけるその他は、有形固定資産の売却による収入、投資の取得による支出、投資の売却による収入及びその他の
合計。財務活動によるキャッシュ・フローにおけるその他は、配当金の支払額、非支配持分への配当金の支払額及びその他の合計
3. 有形固定資産の取得による支出及び無形資産の取得による支出の合計
4. フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー ± 投資活動によるキャッシュ・フロー - 利息の支払額
5. 短期借入及び長期借入の合計
業績予想修正の前提 13
第4四半期に両セグメントで新型コロナの影響の拡大を見込み、期初業績予想を修正
期初予想値に対する差異
(10億円)
+4%
期初予想値での
想定YoY成長率 実績 期初予想値に対する差異(通年分)合計: (6.0)
+6 % 為替影響
除く(1)
Q3 YTD 実績差異 計: (2.0) + Q4 予想差異 計: (4.0)
46.0 (0.7)
(1.3)
対期初
44.2 -13 % 予想値
(3.5)
43.4
新型コロナの
影響 実績値: YoY成長率 -10% 実績
日本及び韓国: (0.6)
その他の海外: (0.2) -8 % 為替影響
除く(1)
(0.5)
40.0
新型コロナの
影響 予想値:
日本及び韓国: (2.4)
その他の海外: (1.1)
2019/6期 2019/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期
売上収益 売上収益 売上収益 Q3 YTD Q3 YTD Q4 Q4 売上収益
為替影響除く(1) 実績値 期初予想値 新型コロナ その他 新型コロナ その他 修正予想値
影響 影響 影響 影響
実績値 実績値 予想値 予想値
注
1. 2020/6期Q3YTDの実績の為替を用いて2019/6期通期分を算出。
為替影響を除く額の詳細な計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
通期連結業績予想の修正 14
比較的高い固定比率のコスト構造により、売上収益の期初予想対比60億円の減少による利益
への影響はより大きなものとなる想定
厳しい事業環境下にあるものの、可能な限り第4四半期の売上収益を高めることに専念し、
利益へのマイナスの影響をより小さくすることを目指す
修正後業績予想(5月13日公表) 第4四半期の見通し
2019/6期 2020/6期 2020/6期
連結 (IFRS)
(百万円) 実績 期初予想 修正予想値 差異 %増減率 対前年成長率 売上収益
(a) (b) (c) (c-b) (c/b) (c/a) − Q4は新型コロナウイルによる影響
を受け、両セグメントに大幅な減
売上収益 44,279 46,000 40,000 (6,000) (13.0%) (9.7%)
収を見込む
EBITDA 9,167 10,400 7,500 (2,900) (27.9%) (18.2%)
EBITDA/営業利益/当期利益
− 売上収益の大幅な低下を受け、Q4
営業利益 7,751 7,600 4,600 (3,000) (39.5%) (40.7%)
のEBITDA/営業利益/当期利益は赤
親会社の所有者に帰属する 字となる見通し
4,702 4,400 2,400 (2,000) (45.5%) (49.0%) − Q4の外注費、パネル費は売上収益
当期利益
に一定程度連動するため、売上収
益の減収割合と同程度の減少を見
(1株当たり数値)
込む
EPS(1) (円) 117.90 110.30 59.62 (50.68) (45.9%) (49.4%) − 一方、人件費やその他の費用等の
抑制を継続するものの、固定費の
一株当たり配当額 (円) 9.00 11.00 11.00 変更なし 変更なし 22.2% 割合が高く大幅減収を補うには至
らず
(為替レートの前提)
JPY/EUR (円) 126.89 120.00 120.00 変更なし 変更なし 変更なし
JPY/KRW (円) 0.0985 0.0900 0.0900 変更なし 変更なし 変更なし
注
1. 基本的一株当たり当期利益
キャピタル・アロケーション 15
顧客、消費者パネル、従業員の健康と安全を守りつつ、リサーチ業務の提供を継続すること
を最優先とする
配当予想は据え置き、既存借入金の返済と最低限必要な既定の投資については予定通り実施
する方針
現時点で当社の手許流動性は十分に確保されている状況
キャピタル・アロケーションの優先順位
新型コロナの影響下における当面の優先順位
No.1: 成長投資及びその他更新投資など
− 最低限必要な投資については、既定通り実施する
− 上記の枠外の投資については、一旦保留し、状況を見ながら
必要に応じて実施する
No.2: 負債の返済
− 既存借入金の返済は想定通りに進める
− 同時に必要があれば代替的な追加借入も可能な状態とする
No.3: 株主還元
− 配当については、現時点においては、期初にアナウンスした
増配を維持する方向
− 但し、自己株取得については、新型コロナウイルス感染症拡
大の終息及び業績回復の見通しがついた後に検討
日本及び韓国事業セグメントに係る
アップデート
2020/6期 Q3: セグメント業績サマリー 17
新たに新型コロナによる影響が発生し、第2四半期からの業績改善のトレンドは鈍化
Q3 YTD セグメント売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 四半期毎のセグメント売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円)
40,000 YoY 成長率 -2% 実績
(百万円)
14,000
YoY 成長率 実績: +14% +16% +12% +10% -6% -0% -1%
除く為替影響: +13% +16% +13% +11% -5% +1% -1%
35,000
-2% 為替影響
除く 12,000
30,000 H.M.マーケティングリサーチ連結開始
27,091 27,351 26,680 9,811
9,433 9,402 9,685
10,000
25,000 2,936 3,195 2,870 韓国 8,144
8,726
8,105
751 733 韓国
1,498 7,669 7,593 1,443
730
8,000 7,130 6,946
20,000 1,103 946
843 693
826 874
6,000
15,000
24,170 24,170 23,816 日本 4,000
9,070 8,955 日本
10,000 7,999 7,936 7,960
7,049 7,164 6,828 6,901
6,312 6,087
5,000 2,000
0 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
Q3 YTD セグメントEBITDA及び利益 (9ヵ月) 四半期毎のセグメントEBITDA及びセグメント利益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 EBITDA: +6% +10% +3% -0% -3% +8% +6%
(1)
+6%(1) 為替影響
35.0%
YoY 成長率 8,000
(実績ベース) セグメント利益: +1% +7% +1% -13% -24% -4% -6% -6%
40.0%
除く
14,000
+5
(1)
EBITDA 27.4% 30.0% % 実績 7,000 H.M.マーケティングリサーチ連結開始 35.0%
31.3% 31.1%
12,000
マージン 25.6% 25.5%
28.8% EBITDA マージン
+5
(1)
為替影響 6,000 28.1% 28.8%
30.0%
セグメント 25.0% % 除く 26.6%
10,000
利益 23.0% 21.4% 29.5%
マージン 23.2% 5,000
21.7% 26.2% 26.4% セグメント利益マージン
25.0%
20.0% 20.9% 25.2%
EBITDA
-9%
8,000 7,303 20.2% 24.2%
6,942 6,974 23.4%
4,000 15.9% 20.0%
14.3%
683 689 1,585 減価償却費等
15.0% 19.6% 3,010 EBITDA
6,000
-9 %
3,000
2,286
2,732
161
17.4% 2,510
2,827
235
2,708
569 減価償却費等
15.0%
10.0% 231 14.2% 509
4,000 151 13.4% 1,636
2,000 1,547 10.5% 1,584 10.0%
6,259 6,285 5,718 セグメント利益 153 1,102 223 1,099
507
2,000 5.0%
1,000 2,135
2,571
173 2,279 2,592
293 2,199 2,441 セグメント利益
5.0%
1,394 1,413
929 806 1,077
0 0.0% 0 0.0%
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
注
1. EBITDAの増加は主にIFRS16の適用に伴う影響によるものです。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期 Q3: 日本事業 - 業績サマリー 18
第3四半期のデジタル売上は引き続き堅調に推移し、デジタル以外の売上も改善傾向が継続
一方、新型コロナの影響でオフライン調査が減速し、日本全体では昨年をやや下回る着地に
Q3 YTD 日本 売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 日本 四半期毎の売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 日本 合計: +13% +13% +13% +12% -4% +0% -1%
デジタル以外: +11% +10% +7% +4% -10% -4% -5%
デジタル: +36% +38% +77% +84% +50% +27% +20%
000 YoY 成長率 -1% 12,000
H.M.マーケティングリサーチ連結開始
24,170 23,816 日本事業合計
10,000
000 9,070 8,955 日本事業合計
7,999 7,936 7,960
000 8,000 7,164
7,049 6,828 6,901
-6 % 6,312 6,087
000 6,000
Online, Offline
19,912
Online, Offline
21,158
& Database等 7,796 7,425 & Database等
6,901 6,641
7,278
000 4,000 6,297 6,461 5,685 5,846
5,795 5,467
000
+30 % 2,000
N/A 3,012 3,904 デジタル 1,035 1,274 1,143 1,055 1,319 1,530 デジタル
517 752 721 620 703
0 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
成長領域である「デジタル・リサーチ」
日本における当社デジタル領域の売上のほとんどは、「アクセスミル」と「DMP Solution」の2つで構成されており、それぞれの概要は以下の通り:
“アクセスミル” “DMP Solution”
− Cookie情報やモバイルの広告ID情報を取得しているマクロミルパネルのオンライン上の − Data Management Platform (DMP)の構築支援、及び企業のDMP内の顧客IDや広告代理店の
行動履歴(ログ)をベースに、オンライン広告の接触者や特定のサイト訪問者などに対 DMP内のユーザーと同期(シンク)しているマクロミルパネルにつき、デモグラフィッ
して、実行動ベースでターゲティングしたリサーチを行うサービス ク情報などの付与やアンケートの実施、それらの情報とDMPを連携させるサービス
2020/6期 Q3: 韓国事業 - 業績サマリー 19
選挙関連の大型調査を含む公共機関向け調査が好調
第3四半期は新型コロナの影響がありながらも、現地通貨ベースでの増収を継続
Q3 YTD 韓国 売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 韓国 四半期毎の売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +15% +36% +3% -4% -27% -4% -2%
実績 除く為替影響 (1):+13% +37% +6% +4% -20% +5% +5%
YoY 成長率 -10% 実績
除く為替影響(1)
,000 2,500
-2 % 為替影響
除く(1)
,500
3,195
2,000
2,936 2,870
,000
,500 1,498
1,500 1,354 1,443 1,421
,000
1,103
988 946
1,000 874 866 843
,500 韓国 826 751 819
766 786 697
730 697 733
656 693
,000
500
韓国
500
0 (1) 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
Q3 韓国事業 業績ハイライト
Q3において、新型コロナの影響はあったが、他の国と比較するとその規模は限定的
為替による悪影響は継続しているものの、 Q4においても、新型コロナ関連の追加的なリスクは限定的で、4月に選挙関
連の調査の売上計上が続くこともあり、現地通貨ベースでは増収基調を維持する見通し
デジタル領域はYoYで25%超の成長となり引き続き好調に推移
また、当社は韓国で唯一オンライン自社パネルを保有しており、その自社パネルを活用したビッグ・データサービスを
強化し、下期から、更なるデジタル売上の拡大を見込んでいる
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期: セグメント業績への新型コロナの影響 20
韓国での影響は限定的な状況が続く一方、日本ではQ4にQ3を大きく上回る影響を見込む
Q3における影響額 実績値: 計6億円 Q4における影響額 予想値: 計24億円
日本 Q3における新型コロナの影響は、対面インタビュー Q4の想定影響額は、4月に発令された緊急事態宣言
などオフライン・リサーチを中心に5億円弱 が6月末まで続く前提で、 23億円超を見込む
Q3における影響額は1億円超。特に大型の海外調査
韓国 Q4における想定影響額は、少なくともQ3を超える
や広告代理店の調査案件等で、キャンセルが発生
ことはない見通しであり、1億円弱を見込む
但し、(現時点において)既に影響は峠を越えた印象
期初予想値での
想定YoY成長率 +5% 実績 期初予想値に対する差異(通年分)合計: (4.7)
-13 % 対期初
予想値
Q3 YTD 実績差異 計: (2.0) + Q4 予想差異 計: (2.7)
(10億円) +6 % 為替影響
除く(1)
36.7 (0.6)
(1.4)
YoY成長率 -9% 実績
34.7 35.0 (2.4) -8 % 為替影響
除く(1)
新型コロナの
影響 実績値 (0.3) 32.0
新型コロナの
影響 予想値
2019/6期 2019/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期 2020/6期
売上収益 売上収益 売上収益 Q3 YTD Q3 YTD Q4 Q4 売上収益
為替影響除く(1) 実績値 期初予想値 新型コロナ その他 新型コロナ その他 修正予想値
影響 影響 影響 影響
注
1. 2020/6期Q3YTDの実績の為替を用いて2019/6期通期分を算出。 実績値 実績値 予想値 予想値
為替影響を除く額の詳細な計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
その他の海外事業セグメントに係る
アップデート
2020/6期 Q3: セグメント業績サマリー ROW 22
新型コロナの影響により、上期好調であった欧州・米国が失速
Q3 YTD セグメント売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 四半期毎のセグメント売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 +37% -7% -0% -9% +0% +4% -6%
10,000 YoY 成長率 -0% 実績
実績:
4,500 除く為替影響: +37% -5% +6% -4% +8% +12% -2%
9,000
+6% 為替影響
除く 4,000
8,000
7,003 Acturus連結開始 (1)
6,971 3,500
7,000 6,578
754
804 1,056 その他 3,000
6,000 2,590 2,614
2,502
2,298 2,313 2,396 2,382 2,313
2,500 258 255 2,293
5,000 2,155
2,620
2,788 2,614 欧州 173 272 299 232 265
312
373
4,000 2,000 1,694
1,054
371 その他
1,039
145 994 862 977 949 980 881 964
3,000 1,500
769 欧州
2,000 873
1,000
3,204 3,411 3,301 米国
1,000 1,298 1,305
500 1,126 1,180 1,120 1,112 1,137 1,121 1,166 1,015 米国
677
0
為替影響除く 実績 実績 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3
YTD 2018/6期 2019/6期 2020/6期
Q3 YTD セグメントEBITDA及び利益 (9ヵ月) 四半期毎のセグメントEBITDA及びセグメント利益の推移
2,500 1,000 40.0%
(百万円) (百万円) YoY成長率 EBITDA: +175% -17% +92% -45% +7% +44% -51%(2) -48%(2)
(2)
12.0% 為替影響
900
EBITDA
マージン
(実績ベース) セグメント利益: +4200% -29% +262% -60% -22% +32% -100% -100% 除く
30.0%
2,000 12.4% 12.4% 12.0% 800 Acturus連結開始 (1)
YoY 成長率
10.0% 15.6%
20.0%
-3%
セグメント利益 (3) (1) 700 14.2% 14.9%
実績 12.2% 9.5% 13.1%
マージン 12.0% 10.8%
7.7% 7.7% 8.0% 600
1,500 7.4% 7.5%
6.1% 10.0%
+3 % EBITDA マージン
(1)
為替影響 11.6%
4.7% 除く 500 8.0% 9.5%
7.4% 7.8%
6.0% 408 6.2% 5.1% 5.8%
1,000 867 400 2.6% 372 セグメント利益
0.0%
815 837 EBITDA
4.0%
-39%
300
0.2% 311 106 283
258
326 304 0.0% マージン
328 108 226 176 (10.0%)
309 102
500
506 減価償却費等
2.0%
-35 %
200
103
170
304
110
109
106
169 161 EBITDA
(20.0%)
506 539 100 208 109
172
217 196 161 減価償却費等
98 148
331 セグメント利益 4 60
122 134
0 セグメント利益
0 0.0% 0 (30.0%)
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
注 YTD
1. Acturusの連結開始タイミングについては、p.24の注2.をご参照下さい 2. EBITDAの増加は主にIFRS16の適用に伴う影響によるものです。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期 Q3: 米国事業 - 業績サマリー 23
3月に入り顧客における大規模なリサーチ案件の中止・延期が増加し、為替影響を除く米国
のQ3売上収益はYoY-5%の減収となった
Q3 YTD 米国 売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 米国 四半期毎の売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +74% -14% -1% -13% -5% +4% -9%
YoY 成長率 -3% 実績
1,800
実績 除く為替影響 (1):+75% -11% +4% -8% +3% +11% -5%
4,000
+3% 為替影響
除く(1)
除く為替影響(1)
3,411 1,600 Acturus連結開始 (2)
3,500 3,301
3,204
1,400 1,298 1,305
3,000 1,208
1,179 1,180 1,137 1,129
1,200 1,126 1,098 1,120 1,112
1,111 1,121 1,166 1,164
1,044 1,068
2,500 1,023 1,015
1,000
2,000
800
677
米国 626
1,500
600
米国
1,000 400
500 200
0 0
(1)
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
Q3 米国事業 業績ハイライト
当社グループの米国の各拠点で、3月にリモートワークに移行
Q3において、インターネット/テック業界のBig 4プラットフォーマー、一般用(OTC)医薬品業界、金融機
関との取引は拡大
プレシジョンサンプル社 (パネル提供事業を営む米国子会社) の好調が継続
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、p.2の共通注をご参照下さい
2. 米Acturus社(2018/6期Q2期初において買収)の業績の連結に際しては、第2四半期連結会計期間からの6ヵ月(Q2及びQ3分)にあたる2四半期累積分が、第3四半期にまとめて計上されています。適切な四半期業績の期間比較を可能に
するために、上記ではActurusのQ2相当分の売上収益を当社のQ2の売上に加算し、Q3の売上から減算しています
2020/6期 Q3: 欧州事業 - 業績サマリー 24
米国同様、新型コロナの影響で為替影響を除く欧州のQ3売上収益はYoY-16%の減収に転じた
Q3 YTD 欧州 売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD 欧州 四半期毎の売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: -1% -6% -5% -7% +2% -1% -19%
YoY成長率 -6% 実績 実績 除く為替影響(1): -1% -3% +1% -2% +11% +6% -16%
3,500 1,800
除く為替影響(1)
-0% 為替影響
除く(1)
1,600
3,000 2,788
2,620 2,614 1,400
2,500
1,200
1,039 1,054 980
994 976 977 949
2,000 1,000 943 957 887 964 963
903 911 912
873 862 881
807 802 769
800
1,500
欧州
600
1,000
400 欧州
500
200
0 0
(1)
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
Q3 欧州事業 業績ハイライト
当社グループの欧州の拠点で、3月にリモートワークを開始
Q3までの累計ベースでは、英国が力強く、オランダがやや強い状況であるものの、フランスにおける売上収益の減少
が英国・オランダによる増加分を打ち消している状況(この3ヵ国が欧州で大きな事業規模を持つ)
業界別ではQ3において、大手FMCG企業、大手デジタル広告代理店、及びグローバルなエレクトロニクス企業との取引
が伸長
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期 Q3: その他の国(1)での事業 - 業績サマリー ROW 25
その他の国でのQ3売上収益の伸長は、為替影響を除きYoY +66%と引き続き力強く成長
Q3 YTD その他の国 売上収益 (9ヵ月) Q3 YTD その他の国 四半期毎の売上収益の推移 Q3 Standalone
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +88% +16% +34% +4% +15% +25% +60%
(2): +90% +20% +41% +10% +24% +33%
実績 除く為替影 +66%
1,200
2,000 除く為替影(2)
1,800
1,000
1,600 YoY成長率 +31% 実績
1,400
+40% 為替影響
除く(1)
800
1,200
1,056
1,000 600
804
800 754
373 372 371
400 314
299
600 その他(1) 258 255 272 279 232 265
259
312
234 236 253
(ROW, Rest of the World) 223
400 145 173 その他(1)
200 134 157
(ROW,
200 Rest of the World)
0 (2)
0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 Q3 YTD 2020/6期 Q3 2018/6期 2019/6期 2020/6期
YTD
Q3 その他の国での事業 業績ハイライト
その他の国では、米国・欧州と比較すると、現状、新型コロナの影響は軽微
ブラジル、中国、アラブ首長国連邦(UAE)及びインドの業績が特に好調。オーストラリアにおける新拠点も取引規模を
拡大中
業界別ではQ3において、大手民生用エレクトロニクス企業、グローバルなSNS大手企業、及び英国に本拠地を置く大手
家電メーカーとの取引が伸長
中国はコロナ後の「ニュー・ノーマル」に移行しつつあるが、その他の大部分の地域では、リモートワークが継続
注
1. その他の国とは、中南米、中東及び、日本と韓国等を除くアジアの子会社で構成されています
2. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
2020/6期: セグメント業績への新型コロナの影響 ROW 26
日本と同様、Q3における新型コロナの影響額は限定的であったものの、Q4により大きな影響
が生じる見込み
Q3における影響額 実績値: 計2億円 Q4における影響額 予想値: 計11億円
米国 Q4における影響額は5億円超に拡大を見込む
Q3における影響額は1億円弱
案件の保留、中止、規模縮小等いずれの形態も拡大
欧州 Q4における影響額は5億円弱に拡大を見込む
Q3における影響額は1億円弱
米国同様、様々な形態での影響がそれぞれ拡大
ROW Q4における影響額は2億円弱に拡大を見込む
Q3における影響額は軽微
ROW 回復期に入った中国以外の地域では影響が拡大
期初予想値での
想定YoY成長率 +2% 実績 期初予想値に対する差異(通年分)合計: (1.3)
-13 % 対期初
予想値
(10億円) +7 % 為替影響