3978 マクロミル 2021-11-11 15:00:00
2022年6月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2022年6月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年11月11日
上場会社名 株式会社マクロミル 上場取引所 東
コード番号 3978 URL https://www.macromill.com
代表者 (役職名) 取締役兼代表執行役社長グローバルCEO (氏名)佐々木 徹
執行役員コーポレートコミュニケーショ
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)高橋 亮 TEL 03(6716)0706
ン・IR本部長
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2022年6月期第1四半期の連結業績(2021年7月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年6月期第1四半期 10,890 19.7 1,131 65.8 1,056 88.4 654 101.1
2021年6月期第1四半期 9,097 △7.9 682 △43.7 560 △49.2 325 △56.8
親会社の所有者に 四半期包括利益 基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
帰属する四半期利益 合計額 四半期利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2022年6月期第1四半期 518 119.7 634 220.1 13.14 13.05
2021年6月期第1四半期 235 △67.4 198 △67.1 5.85 5.81
(参考)
EBITDA
EBITDA
マージン
百万円 % %
2022年6月期第1四半期 1,823 28.4 16.7
2021年6月期第1四半期 1,420 △24.8 15.6
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2022年6月期第1四半期 77,074 32,660 29,242 37.9
2021年6月期 84,041 32,933 29,236 34.8
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年6月期 - 0.00 - 13.00 13.00
2022年6月期 -
2022年6月期(予想) 8.00 - 8.00 16.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年6月期の連結業績予想(2021年7月1日~2022年6月30日)
(%表示は、通期は対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 たり当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 47,400 9.8 5,100 △4.9 4,700 △3.8 3,200 △8.4 2,700 △4.3 68.47
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(参考)
EBITDA
EBITDA
マージン
百万円 % %
通期 7,900 △9.0 16.7
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年6月期1Q 40,380,500株 2021年6月期 40,380,500株
② 期末自己株式数 2022年6月期1Q 928,135株 2021年6月期 841,835株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年6月期1Q 39,459,167株 2021年6月期1Q 40,320,165株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(1) 当社は2021年5月13日開催の取締役会において、自己株式の取得について決議いたしました。当該決議に基づ
く自己株式の取得は、2021年7月8日をもちまして終了いたしました。当該自己株式の取得については、2021年
7月9日に開示しております「自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ」をご覧ください。なお、連
結業績予想の「基本的1株当たり当期利益」については、2021年7月8日までの当該自己株式の取得の影響を考
慮しております。
(2) 当社グループは、2016年6月期から国際会計基準(以下、「IFRS」という。)を適用しております。
(3) 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、
実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(4) EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失
(5) EBITDAマージン=EBITDA÷売上収益
(6) EBITDA及びEBITDAマージンはIFRSにより規定された指標ではなく、当社グループが、投資家にとって当社グ
ループの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。
(7) EBITDA及びEBITDAマージンは、当期利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要
な 制限があることから、IFRSに準拠して表示された他の指標の代替的指標として考慮されるべきではありま
せん。当社グループにおけるEBITDA、EBITDAマージンは、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法
が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があ
ります。
㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 8
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 11
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 12
(営業費用) ………………………………………………………………………………………………………… 14
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 経営環境に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2021年7月1日~2021年9月30日)における世界経済は、一部の国や地域で新型コロナ
ウイルス感染症のワクチン接種率の向上など、その影響の縮小に繋がる動きが見られます。日本経済においても、
新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、感染症拡大地域において緊急事態宣言が再発出されるなどしました
が、企業活動においては持ち直しの動きが見られています。
こうした中で、グローバルなマーケティング・リサーチ市場は812億米ドル、そのうち当社グループが主に手掛け
るオンライン・マーケティング・リサーチ市場は525億米ドルに達し(注1)、日本のマーケティング・リサーチ市
場は2,202億円、そのうちオンライン・マーケティング・リサーチ市場は807億円に達する(注2)規模になったと認
識しています。グローバル市場と日本市場は共に、一時的に新型コロナウイルス感染症の拡大によるマイナス影響
を受けたものの、一方でコロナ禍を受けてマーケティング・リサーチ市場のオンライン化が一段と進むなど、市場
は中長期的に堅調に拡大するトレンドに回帰していると考えています。
このような経済・市場環境の下で、当社グループは2021年8月に新たに2024年6月期までの中期経営計画(3ヵ年)
を公表し、その達成に向けた戦略を立て、事業規模と利益の拡大を追求しています。また、中期経営計画の更新に
先立って、今後の経営環境の変化を見据え、当社グループの経営ビジョンを「Build your Data Culture ~ 私たち
は、データネイティブな発想でお客様のマーケティング課題を解決し、ビジネスに成功をもたらすData Culture構
築の原動力となることを目指します。」に刷新しました。
当社はこの新ビジョンの下で、特に日本事業においては、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマ
ーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めてい
ます。今後も、当社が独自に構築した消費者パネルから得られる様々なデータを活用した革新的なサービスを提供
し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。
② 経営成績に関する説明
2021年6月期 2022年6月期
連結経営成績
第1四半期 第1四半期 増減額 増減率
(単位:百万円、別記ある場合を除く)
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 9,097 10,890 +1,793 +19.7%
日本及び韓国事業セグメント 7,220 8,149 +929 +12.9%
その他の海外事業セグメント 1,909 2,781 +872 +45.7%
EBITDA 1,420 1,823 +402 +28.4%
営業利益 682 1,131 +449 +65.8%
税引前四半期利益 560 1,056 +495 +88.4%
親会社の所有者に帰属する四半期利益 235 518 +282 +119.7%
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復とともに、顧客企業のマー
ケティング需要が拡大し、日本及び韓国事業セグメント、その他の海外事業セグメントの両セグメントにおいて二
桁増収となった結果、10,890百万円(前年同期比19.7%増)となりました(セグメント別の業績の概要は、次節
「③ セグメント業績に関する説明」をご参照下さい。)。
費用面では、売上収益の拡大傾向を受けて、リサーチ案件の受注キャパシティ拡大を目的とした人材採用に加え
て、データ活用支援(データ・コンサルティング)事業、マーケティング施策支援(広告配信など)事業などの新規注
力事業に係る人材採用を積極的に行っています。また、現時点で不足している社内キャパシティに対しては、追加
的に外注による外部キャパシティを活用することで受注体制を構築するなど、拡大が続く顧客需要を最大限取り込
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
むことを目指した対応を実施しています。このため、前第4四半期に続き、当四半期も前年同期比で人件費が大きく
増加し、加えて外注費も増加しています。その結果、営業費用は前年同期と比較して増加しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の営業利益に減価償却費等を加えたEBITDA(利払・税引・償却前利益)
(注3)は1,823百万円(同28.4%増)となりました。また、増収効果により営業利益は1,131百万円(同65.8%
増)、税引前四半期利益は1,056百万円(同88.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は518百万円(同
119.7%増)と前年同期を大きく上回りました。
また、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE、直近12ヶ月で算定)は11.0%(前年同期間比20.1ポイント増、
2020年6月期第4四半期に計上したのれんの減損損失を除いた場合は2.5ポイント増)となりました。インタレス
ト・カバレッジ・レシオ(直近12ヶ月で算定、注4)は14.7倍(前年同期間△0.3倍、2020年6月期第4四半期に計上
したのれんの減損損失を除いた場合は13.5倍)となりました。
③ セグメント業績に関する説明
当社グループのセグメント業績の概要は以下のとおりです。
2021年6月期 2022年6月期
連結セグメント業績
第1四半期 第1四半期 増減額 増減率
(単位:百万円、別記ある場合を除く)
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 9,097 10,890 +1,793 +19.7%
日本及び韓国事業セグメント 7,220 8,149 +929 +12.9%
その他の海外事業セグメント 1,909 2,781 +872 +45.7%
セグメントEBITDA 1,420 1,823 +402 +28.4%
日本及び韓国事業セグメント 1,368 1,438 +70 +5.1%
その他の海外事業セグメント 52 384 +332 +636.4%
セグメント利益又は(△)損失 682 1,131 +449 +65.8%
日本及び韓国事業セグメント 806 939 +132 +16.5%
その他の海外事業セグメント △124 191 +316 -
(日本及び韓国事業)
日本においては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けつつも、徐々に経済活動が再開されており、顧
客企業のマーケティング・リサーチ需要が拡大傾向にあります。第1四半期においては、緊急事態宣言の再発出を受
け、一部のオフライン・リサーチサービスの提供を中止しました。このため、オフライン・リサーチ領域の売上は
依然として低調に推移しているものの、オンライン・リサーチやデジタル及びその他の新規事業領域の売上が力強
く成長しています。その結果、日本事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期比で二桁成長を実現し
ました。
韓国においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オフライン・リサーチをオンライン・リサーチで代
替する動きが加速しています。オンライン・リサーチに強みを持つ当社グループは、その商機を最大限に捉え、オ
ンライン・リサーチの売上を拡大していることに加えて、パネル・ビッグデータ・サービスを含むデジタル領域の
営業活動が順調に進展しています。これらを受けて、韓国事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は前年同期比
で二桁成長を実現しました。
以上の結果、日本及び韓国事業セグメントの当第1四半期連結累計期間の売上収益は8,149百万円(前年同期比
12.9%増)となりました。費用面では、足許のリサーチ需要の増加を受けて外注費が増加したことに加えて、将来
に向けた受注体制整備のため人件費が大きく増加しましたが、増収効果がこれらの費用の増加を吸収し、セグメン
ト利益は939百万円(同16.5%増)となりました。
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
(その他の海外事業)
その他の海外事業セグメントでは、北米、欧州、中南米、中東及び、日本と韓国等を除く一部アジア地域で事業
を営んでいます。世界的に新型コロナウイルス感染症の影響が継続している中、当社グループもその影響を受けて
いますが、その影響は前年同期と比べて大きく縮小しています。一方で、一部のグローバル・キー・アカウント
(注5)におけるウォレット・シェアの拡大及び新規案件の獲得が進みました。このため当第1四半期のその他の海
外事業の売上収益は好調に推移し、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前年同期比で大きく伸長しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,781百万円(前年同期比45.7%増)となり、セグメント利
益は191百万円(前年同期は124百万円の損失)となりました。
なお、日本及び韓国事業内のMACROMILL EMBRAIN CO., LTD.の収益及び業績についてはウォン建てで管理し、その
他の海外事業の収益及び業績についてはユーロ建てで管理しています。それぞれの換算レートは以下のとおりで
す。
算定期間 2021年6月期第1四半期 2022年6月期第1四半期
増減率
(3ヶ月) 連結会計期間 連結会計期間
JPY/EUR(円) 124.08 130.18 +4.9%
JPY/KRW(円) 0.0893 0.0955 +6.9%
注:
(1) 2021年9月にESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research) が発表した「ESOMAR Global
Market Research 2021」による。なお、同2020年版レポートよりグローバルなマーケティング・リサーチ市
場の定義が拡大されており、本年からは当該新たな定義に基づく市場規模を記載している(2020年版レポー
トに記載のあった、従来の市場規模に近い数値(シナリオ2)の開示が、2021年版レポートには存在しないた
め)。また、従来は過年度の実績値のみ開示されていたところ、コロナ禍の影響があることも踏まえ2021年
版レポートより新たに2021年の予想値が開示されており、本稿では同市場規模について当該予想数値に基づ
く記載を行っている。
(2) 2021年6月に一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が発表した「第46回 経営業務実態調
査」による。
(3) EBITDA:Earnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortizationの略。当社ではEBITDA = 営業利
益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失と定義しており、各事業から生み出されるキャッシ
ュ・フローの規模をより適切に把握することができるため、各事業の収益性を測るための主要な経営指標と
して用いている。
(4) インタレスト・カバレッジ・レシオ =(営業利益+受取利息+受取配当金)/ 支払利息
(5) グローバルに事業を展開し、調査・マーケティング予算を多額に有する顧客企業のうち、当社グループのさ
らなる成長の鍵となる顧客(キー・アカウント)として、グローバルに営業強化の対象としている企業群の
こと。
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(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び資本の状況
当第1四半期連結会計期間の資産は、77,074百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,967百万円減少しました。
これは主に現金及び現金同等物の減少8,491百万円等の減少要因があったためです。
負債は、44,413百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,694百万円減少しました。これは主に、社債及び借入
金の減少5,802百万円、未払法人所得税等の減少576百万円等の減少要因があったためです。
資本は、32,660百万円となり、前連結会計年度末に比べ272百万円減少しました。これは主に、四半期利益654百
万円の発生がありましたが、配当金の支払額871百万円等があったためです。
②キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比
べ8,417百万円減少し、10,588百万円となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状
況と要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、1,526百万円(前年同期比205百万円増加)となりました。
これは主に、税引前四半期利益1,056百万円、減価償却費及び償却費686百万円がありましたが、営業債権及びそ
の他の債権の増加1,100百万円、法人所得税の支払額1,022百万円等があったためです。
営業債権の回転期間は86.8日(前年同期比0.8日長期化)、営業債務及びパネルポイント引当金の回転期間は
50.2日(前年同期比3.2日長期化)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、20百万円(前年同期比423百万円増加)となりました。
これは主に、無形資産の取得による支出195百万円がありましたが、投資の売却による収入297百万円等があった
ためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、6,911百万円(前年同期比5,228百万円増加)となりました。
これは主に長期借入金の返済による支出825百万円、社債償還による支出5,000百万円、リース負債の返済による
支出285百万円、配当金の支払額506百万円等があったためです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点において、2021年8月12日に公表しました2022年6月期の業績予想に変更はありません。
また、業績予想は、同資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は今後様々
な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
当第1四半期
前連結会計年度
連結会計期間
(2021年6月30日)
(2021年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 19,079 10,588
営業債権及びその他の債権 7,279 7,644
契約資産 2,235 2,917
その他の金融資産 121 122
その他の流動資産 1,560 2,357
流動資産合計 30,277 23,630
非流動資産
有形固定資産 961 989
使用権資産 1,742 1,899
のれん 41,701 41,688
その他の無形資産 6,948 6,701
持分法で会計処理されている投資 42 40
その他の金融資産 1,250 931
繰延税金資産 1,084 1,165
その他の非流動資産 33 26
非流動資産合計 53,763 53,443
資産合計 84,041 77,074
負債及び資本
負債
流動負債
社債及び借入金 17,652 11,844
リース負債 1,022 1,003
営業債務及びその他の債務 3,538 3,311
契約負債 727 736
その他の金融負債 74 171
未払法人所得税等 1,167 590
引当金 1,440 1,496
その他の流動負債 3,000 2,568
流動負債合計 28,623 21,723
非流動負債
社債及び借入金 19,934 19,940
リース負債 729 963
退職給付に係る負債 314 322
引当金 379 369
繰延税金負債 1,113 1,082
その他の非流動負債 12 12
非流動負債合計 22,484 22,690
負債合計 51,107 44,413
資本
資本金 1,062 1,062
資本剰余金 11,953 11,991
自己株式 △727 △800
その他の資本の構成要素 △435 △457
利益剰余金 17,383 17,446
親会社の所有者に帰属する持分合計 29,236 29,242
非支配持分 3,697 3,418
資本合計 32,933 32,660
負債及び資本合計 84,041 77,074
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(2)要約四半期連結損益計算書
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上収益 9,097 10,890
営業費用 △8,380 △9,745
その他の営業収益 4 1
その他の営業費用 △35 △14
持分法による投資損益(△は損失) △2 0
営業利益 682 1,131
金融収益 3 10
金融費用 △125 △85
税引前四半期利益 560 1,056
法人所得税費用 △234 △401
四半期利益 325 654
四半期利益の帰属
親会社の所有者 235 518
非支配持分 89 136
四半期利益 325 654
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 5.85 13.14
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 5.81 13.05
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(3)要約四半期連結包括利益計算書
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
連結累計期間 連結累計期間
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期利益 325 654
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 △15 △22
確定給付制度の再測定 △11 -
純損益に振り替えられることのない項目合計 △26 △22
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △101 2
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △101 2
税引後その他の包括利益 △127 △20
四半期包括利益 198 634
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 125 555
非支配持分 72 78
四半期包括利益 198 634
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 括利益を通 在外営業活
確定給付制
じて公正価 動体の換算
度の再測定
値で測定す 差額
る金融資産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年7月1日時点の残高 1,049 11,937 △0 12 - △599
四半期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - △7 △5 △96
四半期包括利益合計 - - - △7 △5 △96
自己株式の取得 - - - - - -
株式に基づく報酬取引 - - - - - -
配当金 - - - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 - - - - 5 -
その他の増減 - △0 - - - 0
所有者との取引額合計 - △0 - - 5 0
2020年9月30日時点の残高 1,049 11,937 △0 4 - △695
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
利益剰余金 合計
新株予約権 合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年7月1日時点の残高 151 △436 15,013 27,563 3,173 30,736
四半期利益 - - 235 235 89 325
その他の包括利益 - △109 - △109 △17 △127
四半期包括利益合計 - △109 235 126 72 198
自己株式の取得 - - - - - -
株式に基づく報酬取引 1 1 - 1 - 1
配当金 - - △443 △443 △246 △690
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 - 5 △5 - - -
その他の増減 - 0 △0 △0 0 -
所有者との取引額合計 1 7 △449 △442 △246 △689
2020年9月30日時点の残高 152 △539 14,800 27,247 2,998 30,245
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 括利益を通 在外営業活
確定給付制
じて公正価 動体の換算
度の再測定
値で測定す 差額
る金融資産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2021年7月1日時点の残高 1,062 11,953 △727 65 - △675
四半期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - △11 - 49
四半期包括利益合計 - - - △11 - 49
自己株式の取得 - △1 △72 - - -
株式に基づく報酬取引 - - - - - -
配当金 - - - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 - - - △58 - -
その他の増減 - 40 - 0 - -
所有者との取引額合計 - 38 △72 △58 - -
2021年9月30日時点の残高 1,062 11,991 △800 △4 - △626
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
利益剰余金 合計
新株予約権 合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2021年7月1日時点の残高 173 △435 17,383 29,236 3,697 32,933
四半期利益 - - 518 518 136 654
その他の包括利益 - 37 - 37 △57 △20
四半期包括利益合計 - 37 518 555 78 634
自己株式の取得 - - - △74 - △74
株式に基づく報酬取引 5 5 - 5 - 5
配当金 - - △514 △514 △357 △871
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 - △58 58 - - -
その他の増減 △6 △6 △0 33 - 33
所有者との取引額合計 △1 △59 △455 △549 △357 △906
2021年9月30日時点の残高 172 △457 17,446 29,242 3,418 32,660
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 560 1,056
減価償却費及び償却費 736 686
金融収益 △3 △10
金融費用 125 85
持分法による投資損益(△は益) 2 △0
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △1,079 △1,100
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) 100 △112
その他 △1,152 △1,042
小計 △708 △437
利息及び配当金の受取額 3 3
利息の支払額 △94 △71
法人所得税の支払額 △519 △1,022
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,320 △1,526
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △102 △55
有形固定資産の売却による収入 1 4
無形資産の取得による支出 △298 △195
投資の売却による収入 - 297
その他 △3 △29
投資活動によるキャッシュ・フロー △402 20
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 50 -
長期借入金の返済による支出 △826 △825
社債償還による支出 - △5,000
リース負債の返済による支出 △326 △285
配当金の支払額 △435 △506
非支配持分への配当金の支払額 △143 △218
自己株式の取得による支出 - △74
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,682 △6,911
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,406 △8,417
現金及び現金同等物の期首残高 13,310 19,079
現金及び現金同等物に係る換算差額 47 △73
現金及び現金同等物の四半期末残高 9,951 10,588
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(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、日本及び海外でのオンライン・マーケティング・リサーチを主たる事業内容とし、企業集
団を基礎とした地域別のセグメントから構成されています。「日本及び韓国事業」、北米、欧州、中南米、
中東及び日本と韓国以外のアジアで事業を営む「その他の海外事業」の2つを報告セグメントとしていま
す。
「日本及び韓国事業」は、当社及び広告代理店との合弁事業である株式会社電通マクロミルインサイトと
株式会社H.M.マーケティングリサーチ、及び、韓国事業のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.等の子会社で構成さ
れています。
「その他の海外事業」は、北米、欧州、中南米、中東及び、日本と韓国等を除くアジアの子会社で構成さ
れています。
(2)セグメント収益及び業績
日本及び韓国事業内のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.の収益及び業績についてはウォン建てで管理し、その他
の海外事業の収益及び業績についてはユーロ建てで管理しています。それぞれの換算レートは、下記のとお
りです。
前第1四半期 当第1四半期
連結累計期間 連結累計期間
算定期間(3ヵ月間) 増減率
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
JPY/EUR(円) 124.08 130.18 4.9%
JPY/KRW(円) 0.0893 0.0955 6.9%
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
前第1四半期連結累計期間(自 2020年7月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメント
調整額 連結
日本及び韓 その他の海外事
計
国事業 業
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益 7,201 1,895 9,097 - 9,097
セグメント間収益 18 13 32 △32 -
合計 7,220 1,909 9,129 △32 9,097
セグメント利益(△損失)
806 △124 682 - 682
(営業利益又は損失)
金融収益 3
金融費用 △125
税引前四半期利益 560
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 560 176 736 - 736
当第1四半期連結累計期間(自 2021年7月1日 至 2021年9月30日)
報告セグメント
調整額 連結
日本及び韓 その他の海外事
計
国事業 業
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益 8,120 2,769 10,890 - 10,890
セグメント間収益 28 11 40 △40 -
合計 8,149 2,781 10,931 △40 10,890
セグメント利益
939 191 1,131 - 1,131
(営業利益)
金融収益 10
金融費用 △85
税引前四半期利益 1,056
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 493 192 686 - 686
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㈱マクロミル(3978) 2022年6月期 第1四半期決算短信
(営業費用)
営業費用の内訳は以下のとおりです。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
百万円 百万円
人件費 3,968 4,657
パネル費 1,488 1,755
外注費 999 1,433
減価償却費及び償却費 736 686
その他 1,186 1,212
合計 8,380 9,745
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