3978 マクロミル 2020-11-12 15:00:00
2021年6月期 第1四半期決算説明資料 [pdf]
2
本説明資料全般にわたる注記事項
1. EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + 固定資産除却費 + 減損損失 (なお、セグメントEBITDAについては、営業利益の替わりにセグメント利益を使用)
2. 各セグメント及び地域の売上収益は、セグメント間及び地域間収益を含むグロス値を用いて表記しており、各セグメントや各地域の売上収益の合計と併記されている連結数値との
間に若干の差異(=連結消去分)が生じている場合があります
3. 為替影響を除く数値は当期の為替レートを過去の同期間の財務数値に適用することで、前年同期比からの為替変動の影響を除いた当社グループの事業の状況、特に海外事業
(MetrixLab及びMACROMILL EMBRAIN)の状況をより正確にご理解いただくことを目的に記載していますが、あくまでユーロ円及びウォン円間の為替換算影響を除くものであって、全
ての外貨についての為替影響(例えばユーロ・ドル間)を除くものではない点にご留意下さい。また、実際に適用している為替レートについては下記をご確認ください
Q1 YTD (3ヶ月間累計ベース)
2020/6期 Q1YTD 2021/6期 Q1YTD
1 Euro = 119.69 124.08
1 KRW = 0.0906 0.0893
2021/6期 Q1 Key Takeaways 3
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が継続し、第1四半期は減収減益となった
− 売上収益 90.9億円 ( YoY -8%減 / 為替影響除き -9%減 ) 、営業利益 6.8億円 ( YoY -44%減 / 為替影響除き -44%減 )
前四半期(2020/6期 Q4)と比較すると、新型コロナの影響は縮小
⁻ 売上収益の昨対減収率は両セグメントで縮小:日本及び韓国事業 (-17% ⇒ -5%)、その他の海外事業 (-41% ⇒ -17%)
⁻ 営業利益は連結全体で黒字転換(但し、その他の海外事業はセグメントEBITDAの黒字化に留まった)
新型コロナの影響による顧客ニーズの構造的な変化に、適切な打ち手で対応
⁻ 特にオンライン/デジタル領域のソリューションが有効に機能し、両領域の売上収益の回復に寄与
業績予想に対しては売上収益、営業利益ともに計画通りに進捗
⁻ 顧客、消費者パネル、従業員の健康と安全を守りつつ、業務の提供を継続することを最優先に、必要な投資を継続
⁻ 期初予想の売上収益 400億円 (YoY -3.1%減)、営業利益 34億円 (YoY +757%増) の着実な達成を目指す
中期経営計画の基本方針は堅持し、事業環境に応じた個別のアクションプランを推進
− 引き続き、“グローバルTOP10”及び“日本及びアジアNo.1”の実現を追求する
− 「リサーチ」X「DATA」の会社へと進化し、顧客のマーケティング課題に共に取組むパートナーとなることを目指す
− その中で、市場を上回る売上成長の維持、及び売上成長に応じた利益成長の実現を目指す
2021/6期 Q1: 連結業績サマリー 5
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響からは回復傾向にあるが減収減益が継続
会社計画に対しては売上収益、営業利益ともに概ね計画通りに進捗
売上収益 営業利益
連結 (IFRS) 連結 (IFRS)
(百万円) (百万円)
YoY成長率 通期: +13% +11% -7% -3% YoY成長率 通期: +11% +2% -95% +757%
Q1 YTD: +8% +18% -5% -8% Q1 YTD: -11% +13% -24% -44%
44,279
41,270 会社予想
40,024 40,000
-23%
10,025
35,514 7,718
2020/6期
9,542
Q4 四半期内訳
Q4 8,148 -2%
12,072
-13%
11,784
のれん
Q3 の減損
11,578 30,903
Q3 9,992 (5,280)
+1%
11,792 11,885 -1%
Q2
10,124
9,250 実績
Q2
-8% 実績
-5%
10,388 9,882
-24% -44%
Q1 8,122 8,779 9,097 Q1
2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2021/6期
Q4
(5,653) -140%
減損除き
(373)
Q1YTD 19.3% 15.9% 15.3% 12.3% 7.5%
営業利益率
連結損益計算書 (P/L) 6
連結損益計算書要旨
IFRS
3か月比較
(百万円) 2020/6期 Q1YTD 2021/6期 Q1YTD 差異 前年比成長率
2021/6期 Q1 P/L ハイライト
売上収益 9,882 9,097 (784) (7.9%)
(差異要因)
日本及び韓国事業 (1)
7,593 7,220 (372) (4.9%) 売上収益:
その他の海外事業(1) 2,313 1,909 (404) (17.5%) − 日本及び韓国事業セグメントは新型コロナウイルスによる影響があったものの、
主力であるオンライン調査の復調が見られた
人件費 (4,022) (3,968) 53 (1.3%)
− その他の海外事業セグメントでも新型コロナウイルスによる影響を引き続き大
パネル費 (1,596) (1,488) 107 (6.7%) きく受けているが、前四半期(2020/6期 Q4)からは回復傾向
外注費 (1,154) (999) 155 (13.4%)
人件費: 両セグメントともに人員数は前年同期比では若干減少しており、人件
減価償却費及び償却費 (676) (736) (60) 8.9% 費も減少
その他 (1,220) (1,220) (1) 0.1%
パネル費: 売上収益に対するパネル費用率に大きな変化はなく、売上収益に
営業利益(損失) 1,212 682 (529) (43.7%)
ほぼ連動してパネル費も減少
日本及び韓国事業 1,077 806 (270) (25.1%)
その他の海外事業 134 (124) (258) (192.5%)
外注費: 新型コロナウイルスによる影響で外注比率の高いオフライン調査の全
体に占める割合が減少。売上収益の減少と売上構成の変化により外注費は大
金融収益・費用 (110) (122) (12) 10.9% きく減少
税引前四半期利益 1,102 560 (541) (49.2%)
減価償却費: 主に過年度におけるIT投資によるソフトウェア資産からの減価償
法人所得税費用 (348) (234) 113 (32.5%)
却費増が要因
非支配持分に帰属する四半期利益 (30) (89) (59) 196.7%
その他費用: 過年度IT投資によるシステム関連費用の増加があったが、新型コ
親会社に帰属する四半期利益 723 235 (487) (67.4%)
ロナウイルスの影響による旅費交通費などの減少で相殺
EBITDA 1,888 1,420 (468) (24.8%)
非支配持分に帰属する四半期利益: 韓国事業における利益の増加が主要因
日本及び韓国事業 1,584 1,368 (216) (13.6%)
その他の海外事業 304 52 (251) (82.8%) 営業利益率およびEBITDAマージン:
EPS (基本的一株当たり四半期利益) (円) 18.03 5.85 (12.18) (67.6%)
− 売上収益の減少を費用の減少で補い切れなかったため、営業利益率、EBITDA
マージンともに低下
− 減価償却費負担が増えていることから、営業利益率はEBITDAマージンよりも
営業利益率 12.3% 7.5% -4.8%
大きく低下
日本及び韓国事業 14.2% 11.2% -3.0%
− 特に新型コロナウイルスの影響の大きかったその他海外事業での営業利益率、
その他の海外事業 5.8% -6.5% -12.3% EBITDAマージンの低下が顕著
EBITDAマージン 19.1% 15.6% -3.5%
日本及び韓国事業 20.9% 18.9% -1.9%
その他の海外事業 13.1% 2.7% -10.4%
注
1. 各セグメントの売上収益は、セグメント間収益を含むグロス値を用いて表記しています。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2021/6期 Q1: 営業利益変動要因 Q1 単独 (3ヶ月) 7
営業利益は減収により大きく減益
営業利益 (OP) の変動要因分析(1) – 2020/6期 Q1 vs. 2021/6期 Q1
連結(IFRS)
(百万円)
日本及び韓国事業セグメント その他の海外事業セグメント
1,400
YoY成長率 -22 % -21 %
実績 実績
1,200
280 63
1,000 155 55
28 実績
YoY成長率 -44%
195
800 290
28
1,212 7
600 105 116
1,024
932 932 969 941
400
655 655 682
651
546 546
200
0 (2)
営業利益 増収/(減収)効果 パネル費/外注費 人件費 減価償却費 その他の費用
(2)
増収/(減収)効果 パネル費/外注費 人件費 減価償却費 その他の費用 営業利益396
実績 実績
2020/6期 Q1 日本及び韓国事業セグメント その他の海外事業セグメント 2021/6期 Q1
営業利益率 12.3% 7.5%
注
1. 増収/(減収)効果、及びパネル費/外注費の営業利益に対するインパクトは、マージンの改善・悪化に基づき計算・表記し、人件費、減価償却費、その他の費用は前年同期比の実額差異を用いて表記しています
2. その他の費用は、営業費用のその他に加え、その他の営業収益、その他の営業費用、持分法による投資利益を含みます
売上収益の四半期別推移 8
当社グループの業績は第2四半期・第3四半期が繁忙期であり、今期も同様に推移する見通し
第1四半期に両セグメントで新型コロナの影響は縮小したが、回復の度合いはそれぞれに異なる
Q1 YTD 売上収益 (3ヶ月)(1) 売上収益の四半期別推移 – セグメント別(1)
連結 (IFRS) 連結 (IFRS) YoY 成長率 連結合計: -5% +1% -2% -23% -8% -9%
(百万円) (百万円)
(実績) その他の海外事業: +0% +4% -6% -41% -17% -20%
日本及び韓国事業: -6% -0% -1% -17% -5% -5%
実績 為替
影響除く(2)
YoY成長率 -8% 実績
-9 % 為替影響除く(2)
9,957 9,882 14,000
10,000
9,097
その他の 11,792
12,072 11,885 11,784
海外事業 12,000
2,398 2,313 -17%
1,909 10,388 2,293
-20% 2,396 10,025 9,882 2,502 2,155
10,000
9,097
2,313
2,382 2,313
その他の 7,718 1,909
8,000
海外事業
1,408
5,000
6,000
日本及び
韓国事業
-5%
7,583 7,593 9,811
7,220 9,433 9,402 9,685
-5%
4,000 8,105 7,669 7,593 7,220
日本及び 6,345
韓国事業
2,000
0 (2)
0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
注
1. 各セグメントの売上収益は、セグメント間収益を含むグロス値を用いて表記しています。詳細は、p.2の共通注をご参照下さい
2. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
営業費用の四半期別推移 9
積極的なコストコントロールを継続しながらも、中長期的な成長を見据えた投資を推進して
いく方針
Q1 YTD 営業費用 (3ヶ月) 営業費用の四半期別推移
連結 (IFRS) 連結 (IFRS)
YoY 成長率 営業費用合計: -2% +1% +1% +47% -3%
(百万円) (百万円) (2) (2) (2) (2)
その他: -29% -12% -11% -29% +0%
(2) (2) (2) (2)
減価償却費: +103% +102% +100% +86% +9%
実績 人件費: -1% +2% +0% -8% -1%
0000
YoY 増減率 -3%
20,000
12,072 11,885
営業費用 11,792 11,784
8,670 12,000
合計 8,415 18,000
10,388
パネル費 1,596 売上収益
16,000 10,025 9,882
1,488 10,000
9,097
14,000 13,371
外注費 1,154 999
実績 8,000
12,000 7,718 YoY
5000
その他(1) 1,222 1,224
9,364 9,490 9,343
5,280 増減率 -3%
営業費用
10,000 9,263 9,098
8,802 8,670 のれんの
合計 減損損失(1) 8,415 6,000
減価償却費 676 736 1,732
1,755 1,680 1,603 1,727
パネル費 1,363
8,000 1,596
1,391 1,488
外注費 1,327 1,644 1,694 1,307 1,572 1,528
1,154 955 999 4,000
6,000 (2)
(2) (2)
その他(1) 1,718 1,555 1,639 1,222 1,367 1,357 (2)
1,224
1,520 1,168
減価償却費 333 340 343 394 676 (2) 685 (2) 687 (2) 734 (2) 736
人件費 4,022 3,968 4,000
2,000
2,000
人件費 4,061 4,070 4,026 4,166 4,022 4,134 4,044 3,843 3,968
0 0 0 0
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 2020/6期 2021/6期
注
1. その他は、営業費用のその他に加え、その他の営業収益、その他の営業費用、持分法による投資利益を含んでいます。但し、2020/6期Q4については、のれんの減損損失を別に記載しています
2. 当社グループは2020/6期の第1四半期連結会計期間の期首より IFRS 第 16 号 「リース」を適用しました。旧基準である IAS 第 17 号ではオペレーティング・リースに係るリース料を賃借料として費用計上していましたが、 IFRS 第 16 号では使用権資
産の減価償却費とリース負債に係る利息費用を費用計上します。そのため、 IFRS 第 16 号の適用に伴う連結損益計算書における売上収益、営業利益、税引前利益、当期利益に与える影響は軽微ですが、賃借料が減少する一方で使用権資
産の減価償却費が増加しています
従業員数の四半期別推移 10
現在の事業環境を踏まえ、従業員数は能動的にコントロールを行っている
Q1 従業員数(1) (期末在籍数) 従業員数(1)の四半期別推移 – セグメント別
連結 連結 YoY 増減 連結全体: +188 +223 +155 +7 -13
(人) (人)
その他の海外事業: +28 +72 +52 +16 -3
日本及び韓国セグメント: +160 +151 +103 -9 -10
昨対差異
3000 -13 3,000
2,463 2,464 2,504 2,470 2,451
2,464 2,451 2,445
2500 2,500
2,276 2,281 2,290
昨対差異
その他の -3 673 696 731 689 693
海外事業 696 693 713
2000 2,000
その他の 661
668 659
海外事業
1500 1,500
昨対差異
1000 1,000
日本及び 1,790
-10 日本及び 1,768 1,773 1,732 1,781 1,758
韓国事業 1,768 1,758 1,608 1,622 1,629
韓国事業
500 500
0 0
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019/6期 2020/6期 2021/6期
注
1. 臨時雇用者数を含んでいません
連結貸借対照表 (B/S) 11
連結財政状態計算書要旨
IFRS
2020/6期 2021/6期 Q1
(百万円) (2020/6/30) (2020/9/30) 差異 2021/6期 Q1 B/S ハイライト
運転資金:
資産 77,150 74,872 (2,278)
− 営業債権の回転期間 86.0日
現金及び現金同等物 13,310 9,951 (3,359) − 営業債務及びパネルポイント引当金の回転期間 47.0日
営業債権及びその他債権 7,524 8,687 1,162 のれん:
− 為替による影響で微増
有形固定資産 4,114 3,586 (528)
資金調達コスト(リース負債を除く):
のれん 41,541 41,563 22
− Q1平均利率: 0.87% (前年同期0.87%)
金融機関金利 1.23%
日本及び韓国事業 39,137 39,138 0
社債 0.50%
その他の海外事業 2,403 2,424 22 − 格付(R&I より): BBB+ (方向性:安定的) - 維持
その他の無形資産 7,241 7,149 (91) レバレッジ関連指標 (LTM ベース 直近12か月で算定):
− 純有利子負債/EBITDA倍率: 3.18倍 (前期末2.76倍)
その他の資産 3,418 3,934 516 純有利子負債額: 25,985百万円
LTM EBITDA: 8,183百万円
負債 46,414 44,626 (1,787) − インタレスト・カバレッジ・レシオ: -0.31倍 (前年同期19.43倍)
(前期計上したのれんの減損損失を除いた場合 13.5倍)
借入金及び社債 34,385 33,639 (745)
資本効率関連指標 (LTM ベース 直近12か月で算定):
営業債務及びその他の債務 3,066 2,997 (69)
− 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE):
その他の負債 8,962 7,990 (971) -9.1% (前年同期比25.7pt減)
(前期計上したのれんの減損損失を除いた場合 8.5% (同8.1pt減))
資本 30,736 30,245 (490)
のれん組成の経緯と各セグメント別の金額推移 再掲 12
前四半期(2020/6期 Q4)に、その他の海外事業セグメントに係るのれんの減損損失を計上
同セグメントに紐づくのれんは大きく縮小し、追加的な減損リスクは限定的に
日本及び韓国事業セグメント のれん額の推移
連結 (IFRS) 当社LBOの H.M.マーケティングリサーチ
(百万円) 実施に伴う 連結開始
のれん計上 38,815 38,815 38,815 38,908 39,072 39,137
2019/6期 2020/6期
構成比
(対連結全社)
83% 94%
減損計上の
余裕度 -68.0% -41.8%
(対見積CF閾値)
当初計上額 2015/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
その他の海外事業セグメント のれん額の推移
連結 (IFRS)
(百万円) 減損損失計上額
2019/6期 2020/6期
MetrixLab社 Acturus社
買収分の 連結開始
のれん計上
構成比
(対連結全社)
17% 6%
減損計上の
余裕度 -32.2% n/a
(対見積CF閾値)
連結キャッシュ・フロー計算書 (C/F) 13
連結キャッシュ・フロー計算書要旨
IFRS
3か月比較 2021/6期 Q1 C/F ハイライト
2020/6期 Q1YTD 2021/6期 Q1YTD
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー (82) (1,320) 営業活動で支出した資金 1,320 (前年同期比 大幅増加)
− 税引前利益の減少 541
税引前利益 1,102 560
− 売上収益増加に伴う債権増加 188
減価償却費及び償却費 676 736 その他:
金融収益・費用(純額) 110 122 − 前払費用の増加 124
− ユーロに対する円安影響による為替予約の決済の支出増加 482
(1)
営業債権債務及びその他の債権債務の増減額 (790) (979)
その他
(2)
(393) (1,149) 投資活動で支出した資金 402 (前年同期比 38%減)
− IT投資などの新規投資の減少 284
小計 704 (708)
利息及び配当金の受取額 1 3 フリーキャッシュフロー:-1,628 (前年同期比 991百万円減少)
利息の支払額 (88) (94)
財務活動で支出した資金 1,682 (前年同期比 23%増)
法人所得税の支払額 (699) (519) − ストックオプションの行使がなかったことによる新株発行収入減少 138
投資活動によるキャッシュ・フロー (644) (402) (その他)
− 9月の非支配株主への配当支払の増加 142
(3)
資産の取得による支出 (685) (400)
その他
(2)
41 (2) 現金及び現金同等物増加 1,987
(4)
フリーキャッシュ・フロー (637) (1,628)
財務活動によるキャッシュ・フロー (1,368) (1,682) IFRS
(5) 3か月比較
借入 及び社債発行による収入 - 50
借入金(5)の返済による支出 (825) (826) 2020/6期 Q1YTD 2021/6期 Q1YTD
リース負債の返済による支出 (326) (326) 現金及び現金同等物の増減額 (2,094) (3,406)
新株の発行による収入 138 - 現金及び現金同等物期首残高 10,102 13,310
(2)
その他 (354) (579) 現金及び現金同等物に係る換算差額 (44) 47
注 現金及び現金同等物期末残高 7,963 9,951
1. 営業債権及びその他の債権の増減と営業債務及びその他の債務の増減の合計
2. 営業活動によるキャッシュ・フローにおけるその他は、持分法による投資損益及びその他の合計。投資活動によるキャッシュ・フローにおけるその他は、有形固定資産の売却による収入、投資の売却による収入及びその他の合計。財務活動による
キャッシュ・フローにおけるその他は、配当金の支払額、非支配持分への配当金の支払額及びその他の合計
3. 有形固定資産の取得による支出及び無形資産の取得による支出の合計
4. フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー ± 投資活動によるキャッシュ・フロー − 利息の支払額
5. 短期借入及び長期借入の合計
2021/6期 Q1: 業績予想値に対する達成度 14
第1四半期はほぼ計画通りに進捗
2021/6期 Q1実績値 vs. 2021/6期 業績予想値
連結 (IFRS)
(百万円)
2021/6期 通期
2021/6期 Q1
実績値 (1)
2021/6期 通期業績予想
上期 達成想定水準
進捗率 業績予想値(1)
48%
売上収益進捗率: 「ほぼ計画通り」
売上収益 9,097 22.7% 40,000
(YoY -3.1%) − Q1は両セグメントともに堅調な滑り出し
(業績予想前提為替ベース(1) 8,850 22.1%)
− その他の海外事業セグメントは前年同期比で大き
38%
く減少しているものの、計画比ではほぼ想定通り
EBITDA 1,420 21.9% 6,500
EBITDA/営業利益/当期利益進捗率:
(YoY -24.9%)
(業績予想前提為替ベース(1) 1,407 21.7%) 「ほぼ計画通り」
29% − 両セグメントともに売上収益がほぼ計画通りに進
んだことに加え、費用もほぼ想定通りであった
営業利益 682 20.1% 3,400
(YoY +756.5%) − 当期利益の進捗が遅く見えるが、これは売上収益
(業績予想前提為替ベース(1) 692 20.3%) の大きい下期における貢献割合を大きく見込んで
16% いるため。計画比では順調な進捗
調整後親会社の
所有者に帰属する 235 14.7% 1,600
為替: 「やや追い風」
当期利益 (YoY n/m)
(業績予想前提為替ベース(1) 249 15.5%) − Q1はユーロに対する円安が想定以上
0% 50% 100%
− 韓国ウォンは想定レートから大きな乖離なし
注
1. 2021/6期 Q1 (実績) は平均為替レート 1ユーロ = 124.08 及び1ウォン=0.0893円を適用しています。 2021/6期 通期 (業績予想値) は平均為替レート 1ユーロ = 120.00 及び1ウォン=0.0900円を前提としています
キャピタル・アロケーション 15
顧客、消費者パネル、従業員の健康と安全を守りつつ、リサーチ業務の提供を継続すること
を最優先とする
既存借入金の返済と最低限必要な既定の投資については予定通り実施する方針
現時点で当社の手許流動性は十分に確保されている状況
キャピタル・アロケーションの優先順位
新型コロナの影響下における当面の優先順位
No.1: 成長投資及びその他更新投資など
− 最低限必要な投資については、既定通り実施する
− 上記の枠外の投資については、一旦保留し、状況を見ながら
必要に応じて実施する
No.2: 負債の返済
− 既存借入金の返済は想定通りに進める
− 同時に必要があれば代替的な追加借入も可能な状態とする
− なお、2021年7月に満期を迎える社債(3年債・元本50億円)
についてはリファイナンスを行うべく準備を行う
No.3: 株主還元
− 配当については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が
ある中、増配は見合わせ、同額の一株当たり配当額を据え
置く(2020/6期 11.0円/株 → 2021/6期 11.0円/株)
− 自己株取得についても、新型コロナウイルス感染症拡大の
終息及び業績回復の見通しがついた後に検討する
2021/6期 Q1: セグメント業績サマリー 17
前四半期(2020/6期 Q4)比で売上収益の減収率は改善し、セグメント利益は黒字転換
Q1 YTD セグメント売上収益 (3ヵ月) 四半期毎のセグメント売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: -6% -0% -1% -17% -5%
10,000 YoY 成長率 -5% 実績
14,000 除く為替影響: -5% +1% -1% -17% -5%
9,000 為替影響
-5% 除く 12,000
8,000 7,583 7,593
7,220
9,811 9,685
7,000
683 693 10,000 9,433 9,402
799 韓国 751 733
8,105 1,498 1,443
6,000 7,669 7,593
8,000 7,220
946
843 693 6,345
5,000 799 韓国
6,000 726
4,000
6,901 6,901 9,070 8,955
3,000 6,427 日本 4,000 7,936 7,960
7,164 6,828 6,901 6,427 日本
5,631
2,000 2,000
1,000
0
0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
為替影響除く 実績 実績 2019/6期 2020/6期 2021/6期
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1
Q1 YTD セグメントEBITDA及び利益 (3ヵ月) 四半期毎のセグメントEBITDA及びセグメント利益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 EBITDA: -3% +8% +6% -36% -14% -14% 為替
3,000 20.0% 影響
EBITDA 20.9% 20.9% (実績ベース) セグメント利益: -24% -4% -6% -101% -25% -25% 除く
マージン 18.9% YoY 成長率
18.0%
8000
2,500
セグメント
14.2%
-14%
16.0% (1)
実績
7000 36.0%
利益 14.2%
31.1%
マージン 為替影響
2,000
11.2%
-14 %
14.0%
除く 6000
26.6%
28.8% 28.8% 31.0%
1,584 1,584 12.0%
25.2% 26.0%
5000
23.4%
1,500 1,368 10.0%
EBITDA -25% 20.2% 24.2%
26.4% 20.9% EBITDA マージン
4000 18.9% 21.0%
507 507
減価償却
8.0%
2,827
14.3% 3,010
1,000
562
費等
6.0%
-25 %
3000 17.4% 2,510
235
14.2% 2,708
569 11.1%
セグメント利益マージン
16.0%
231 509 11.2%
2000 1,636 10.5% 1,584 11.0%
4.0% 1,099 1,368 EBITDA
500 1,077 1,077 セグメント 223
507
減価償却費等
2,279 2,592 2,441
806 2,199 562 6.0%
利益
2.0%
1000
1,413
293 702
806 1,077
707 806 セグメント利益/損失
0 -0.1% 1.0%
0 0.0% -5 Q4
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q1 Q2 Q3 Q4
為替影響除く 実績 実績
-1000 (4.0%)
FY6/2019 2020/6期 2021/6期
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1
2021/6期 Q1: 日本事業 - 業績サマリー 18
新型コロナの影響は依然として残り、昨年度の売上収益を下回る状況が続いているものの、
前四半期(2020/6期 Q4)比で、そのマイナス規模は縮小している
Q1 YTD 日本 売上収益 (3ヵ月) 日本 四半期毎の売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 日本 合計: -4% +0% -1% -18% -7%
デジタル以外: -10% -4% -5% -17% -7%
デジタル: +50% +27% +20% -19% -5%
,000
YoY 成長率 -7% 実績 12,000
,000
6,901 10,000
,000 6,427 日本事業合計 9,070 8,955
7,936 7,960
,000
8,000 7,164
6,828 6,901
,000 -7 % 6,427 日本事業合計
6,000
5,631
,000 5,846 Online, Offline 7,425
5,420 7,796
& Database等 6,641
6,901
,000 4,000 6,461 5,685 5,846 Online, Offline
5,420
4,707 Database等
,000
-5% 2,000
,000
N/A 1,055 1,007 デジタル 1,035 1,274 1,143 1,055 1,319 1,530
1,007 デジタル
703 924
0 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
成長領域である「デジタル・リサーチ」
日本における当社デジタル領域の売上のほとんどは、「アクセスミル」と「DMP Solution」の2つで構成されており、それぞれの概要は以下の通り:
“アクセスミル” “DMP Solution”
− Cookie情報やモバイルの広告ID情報を取得しているマクロミルパネルのオンライン上の − Data Management Platform (DMP)の構築支援、及び企業のDMP内の顧客IDや広告代理店の
行動履歴(ログ)をベースに、オンライン広告の接触者や特定のサイト訪問者などに対 DMP内のユーザーと同期(シンク)しているマクロミルパネルにつき、デモグラフィッ
して、実行動ベースでターゲティングしたリサーチを行うサービス ク情報などの付与やアンケートの実施、それらの情報とDMPを連携させるサービス
2021/6期 Q1: 日本事業 ~ 構造的な変化への打ち手 19
新型コロナの影響を受けた顧客ニーズの構造的な変化を捉え、適切な打ち手で対応
特にオンライン領域・デジタル領域の売上収益の回復に寄与
顧客企業において コロナの影響を探る
構造的 オフライン・リサーチ 顧客のマーケティング
1 リモートワークが 2 3 リサーチ・ニーズが 4
な変化 のオンライン化が進展 活動のDX化が進展
「ノーマル」に 発生、拡大
主にオンライン・リサーチの拡販で対応 デジタル領域の
(一部はオフラインをオンライン化して対応) 拡販で対応
オンライン・リサーチは オフラインで実施されて スピーディーで簡便な 顧客のマーケティング活
顧客の実査立ち合いなど いたインタビュー調査を オンライン・リサーチ 動のデジタル化を支援:
が不要であり、リモート オンライン化して提供: の強みと、実行動データ − デジタル領域の各種ソ
ワーク下でも実施が容易 − 「オンライン・デプス・
も含めた分析が可能な リューションを拡販
インタビュー(ODI)」 デジタル領域の強みを
リモートで実施する 加えて、顧客データに
活かし、拡大する顧客 −
メリットを積極的に追求 − 「ライブ・アンケート」 当社の自社パネルデー
ニーズに対応
マクロミル − 顧客向けセミナーを (グループインタビュー タを「同期・補完」し、
ウェビナー化し参加者 を代替するオンライ コロナ影響を定点観測 顧客のデータ価値を向
の対応 する自社リサーチ を実
を無制限に募集可能に ン・チャット型調査) 上させる取組みを強化
(例: 800名超の参加者で実施) 施し、Weekly Indexとし
て公表、顧客の個別リ
サーチ実施の呼び水に
2021/6期 Q1: 日本事業 ~ 最近の取り組み 20
コロナ禍の影響を受けながらも、中期経営計画に掲げた方向性を堅持
リサーチの枠を超えて、顧客の「マーケティング課題」に共に取り組むことと、
「リサーチ」x「DATA」の会社への進化を目指した取り組みを継続
リサーチの枠を超えて、顧客の 「リサーチ」X「DATA」の会社への
「マーケティング課題」に共に取り組む 進化を目指した取り組み
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で実施を見合 日本におけるキャッシュレスのリーディングカンパ
わせていたマクロミル・コンソーシアム(MC)参画企業 ニーである三井住友カード株式会社と、企業の戦略的
との共催ウェビナーを再開 なデータ利活用の促進を目指した業務提携に合意
MC参画企業との第2回共催ウェビナー:
( 詳細: https://macromill.secure.force.com/seminar?id=70110000000uYsi ) ( 詳細: https://ssl4.eir-parts.net/doc/3978/tdnet/1880782/00.pdf )
マクロミル・コンソーシアム(MC)参画企業である、 日本を代表する日用消費財メーカーの一社であるライ
Marketing Force株式会社との第一回共催ウェビナー実施 オン株式会社のDMP開発を、データ活用コンサルティ
後、参加企業との間で17件のプロジェクトが進行中 ングサービス「MAG : Market data Analytics Guide」により支援
( 詳細: https://www.macromill.com/press/info/20200131.html ) ( 詳細: https://markezine.jp/article/detail/34065 )
2021/6期 Q1: 韓国事業 - 業績サマリー 21
韓国ではオフライン・リサーチのオンライン化が加速する中、その商機を捉え二桁増収を実現
Q1 YTD 韓国 売上収益 (3ヵ月) 韓国 四半期毎の売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: -27% -4% -2% -14% +15
+15%%
実績
YoY 成長率 +15% 実績 除く為替影響 (1):-20% +5% +5% -8% +17
+17%%
為替影響 除く為替影響(1)
1,000
+17 % 除く(1) 2,500
900
799
800 2,000
683 693
700
1,498 1,443
600 1,500 1,393
1,327
500
400 韓国 1,000 946 (2)
849 843 799
751 802 (2) 733 726
693 683 718 737
300 683
200 500
韓国
100
0 (1) 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
Q1 韓国事業 業績ハイライト
新型コロナの影響で市場規模が縮小する中でも、売上収益の前年同期比二桁成長を実現
特に、オフライン・リサーチのオンライン化が加速する中、その商機を最大限に捉え、強みを持つオンライン・リサー
チに係る売上について約30%の昨対成長を実現し、韓国事業の売上伸長を牽引
また、当社は韓国で唯一オンライン自社パネルを保有するリサーチ会社であり、それを活用したデジタル売上の拡大を
目指している
今期もパネルデータを主軸としたデジタル領域の新サービスの拡販を続け、売上の継続的な成長ドライバーとする方針
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、p.2の共通注をご参照下さい
2. 当社グループの韓国事業の事業主体であるMacromill EMBRAINは、2020年7月の上場にあたり、監査法人と協議の結果、連結上では2019/6期第4四半期に計上している売上高の一部を2020/6期第1四半期に計上しております。このため、
EMBRAINの開示情報と計上タイミングに一部差異がある点にご留意ください
2021/6期 Q1: セグメント業績サマリー ROW 23
前四半期(2020/6期 Q4)比で売上収益の減収率は改善し、EBITDAは黒字転換
但し、回復の仕方にはバラつきがあり、売上収益は前年同期比で2割程度減少した水準にある
Q1 YTD セグメント売上収益 (3ヵ月) 四半期毎のセグメント売上収益の推移
4,000 4,500
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +0% +4% -6% -41% -17%
3,500 YoY 成長率 -17% 実績 4,000 除く為替影響: +8% +12% -2% -38% -20%
為替影響 3,500
3,000
-20% 除く
2,398 3,000
2,500 2,313
2,502
2,313 2,396 2,293 2,382 2,313
323 2,500
312 1,909 2,155
2,000 299 265 373
272 232 312 1,909
その他
300 2,000 371
1,500
913 881
980 964 1,408 300 その他
862 977 949 881
1,500
701
欧州 769 115
701 欧州
1,000
1,000 574
500 1,162 1,121 1,180 1,137 1,166
米国
1,120 1,112 1,121
908
米国 500 1,015
719
908
900
0 0
為替影響除く 実績 実績 12.0% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
800
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2,000 2019/6期 2020/6期 2021/6期 70.0%
Q1
700 YTD セグメントEBITDA及び利益 (3ヵ月) 10.0% 四半期毎のセグメントEBITDA及びセグメント利益の推移
1,800 60.0%
(百万円) (百万円)
1,600 YoY成長率 EBITDA: +7% +44% -51% -185% -83% -83% 為替 50.0%
600 13.1% 13.1% 影響
8.0% 1,400 (実績ベース) セグメント利益: -22% +32% -100% n/m -193% -190% 除く 40.0%
EBITDAマージン
500
YoY 成長率 1,200 30.0%
セグメント 5.8% 5.8%
利益マージン
400 2.7% 6.0%
1,000 14.2% 14.9% 20.0%
315 304 -83% 実績 12.2% 10.8%
9.5%
13.1%
7.5%
300 800 10.0%
4.0% 為替影響
177 170
-83% 除く 600 7.4% 6.2%
9.5%
5.1% 5.8%
7.8%
0.0%
200 372 0.0%
326 304
-6.5% 2.0%
400 283 258 226 2.7% EBITDA マージン (10.0%)
100 -193% 110 108 176 161 -6.5% セグメント利益マージン
138 134
52 EBITDA
176 200 109 106
169 (20.0%)
172 148 217
122 134 196 161 Q4
176
52 EBITDA
0
176
減価償却0.0% -190% 0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
0
Q3 Q4
175
176
Q1
減価償却費等
Q2 Q3 Q4
(30.0%)
為替影響除く 実績 費等 (192)
(124) セグメント利益/損失
2019/6期 2020/6期 175 2021/6期
2020/6期 Q1
(124) セグメント利益/損失 (367)
Q1
2021/6期Q1 のれんの減損
5,280
(5,647)
2021/6期 Q1: 米国事業 - 業績サマリー 24
一部顧客への売上は昨年を上回るまで回復し、前四半期に比べ売上収益の減収率は改善
但し、米国事業全体の売上収益は、未だ前年同期比で2割程度減少した水準にある
Q1 YTD 米国 売上収益 (3ヵ月) 米国 四半期毎の売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: -5% +4% -9% -37% -19%
実績 除く為替影響 (1): +3% +11% -5% -34% -22%
1,800
除く為替影響(1)
YoY 成長率 -19% 実績 1,600
1,400
為替影響
-22% 1,400
除く(1)
1,162 1,162 1,198
1,200 1,121 1,180 1,099 1,137 1,144 1,121 1,166
1,200 1,130 1,120
1,075 1,112 1,045
1,015
1,000
908 1,000 908
800 719
800 759
600 600
米国 米国
400 400
200 200
0 (1)
0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
Q1 米国事業 業績ハイライト
コロナ禍の影響は引き続き残っているものの、グローバル・キー・アカウント(GKA)企業を中心とする一部顧客企業に
ついては、昨対売上を超えてウォレットシェアを拡大
電機機器・食品・ FMCG業界にこうした顧客が見られるが、昨年好調だったアルコール業界は引き続き全般的に不調
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、p.2の共通注をご参照下さい
2021/6期 Q1: 欧州事業 - 業績サマリー 25
米国同様、一部顧客への売上は昨年を上回る水準まで回復し、売上収益の減収率は改善
但し、欧州事業全体の売上収益では、未だ前年同期比で2割程度減少した水準にある状況も同じ
Q1 YTD 欧州 売上収益 (3ヵ月) 欧州 四半期毎の売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +2% -1% -19% -41% -20%
実績 除く為替影響(1): +11% +6% -16% -39% -23%
1,800 除く為替影響(1)
1,600
1,400
YoY成長率 -20% 実績
1,400
為替影響
1,200
-23% 除く(1) 1,200
1,000 913 977 949 938 980 985 964 991
881 1,000 938
862 881 913
825 769 791
800
701 800 701
574 606
600
600
400
欧州 400
欧州
200 200
0 (1) 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
Q1 欧州事業 業績ハイライト
欧州で大きな事業規模を持つ英国、オランダ、フランスが引き続き大きな減収となったが、スイス、スペイン、イタリ
アの増収でその一部をオフセット
米国同様、グローバル・キー・アカウント(GKA)企業を中心とした一部顧客企業で、売上及びウオレットシェアが向上
アルコール業界、エンターテインメント業界、旅行業界は引き続き苦戦する一方、食品・FMCG業界は回復
OTCヘスルケア業界における新規開拓が順調に進展しており、グローバルな大型案件のコンペに参加し受注を狙う
注
1. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
2021/6期 Q1: その他の国(1)での事業 - 業績サマリー ROW 26
前四半期(2020/6期 Q4)の売上収益は大きく減少したが、一桁%台の減少まで回復
Q1 YTD その他の国 売上収益 (3ヵ月) その他の国 四半期毎の売上収益の推移
(百万円) (百万円) YoY 成長率 実績: +15% +25% +60% -57% -4%
実績 除く為替影響 (2): +24% +33% +66% -55% -7%
1,200 除く為替影響 (2)
1,000
900 1,000
800
800
700 YoY成長率 -4% 実績
為替影響
600
-7% 除く(2)
600
500
400 373 383 371 382
323 312 400
300 272 299 312 323 300
300 287 265
261 232 267
230
200 その他(1)
200 その他(1)
115 121
(ROW, (ROW,
100 Rest of the World) Rest of
the World)
0 (2) 0
為替影響除く 実績 実績 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2020/6期 Q1 2021/6期 Q1 2019/6期 2020/6期 2021/6期
Q1 その他の国での事業 業績ハイライト
中国、メキシコ、インドは前年同期比で増収
前四半期(2020/6期 Q4)で大きく減収となったシンガポールも回復基調
電気機器・食品・OTCヘルスケア業界の顧客が好調であることに加え、FMCG業界の地域を跨いだグローバル案件が好調
に推移
注
1. その他の国とは、中南米、中東及び、日本と韓国等を除くアジアの子会社で構成されています
2. 為替影響を除く額の計算方法及びその意義については、 p.2の共通注をご参照下さい
「リサーチ」×「DATA」 Innovative
の会社への進化 Insights
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2021/6期 Q1: 当期利益(1)変動要因 Q1 単独 (3ヶ月) 29
当期利益(1)も営業利益の減少を受けて大きく減少
親会社の所有者に帰属する当期利益の変動要因分析(1) – 2020/6期 Q1 vs. 2021/6期 Q1
800 連結(IFRS)
(百万円)
700
113
600
500
308
400 実績
723 YoY成長率 -67%
4 3
300 611
59 15
200
303 303 307
251 237 235
100
0
(2) (2) (2) (2)
2020/6期 Q1 実効税率の 営業利益 ファイナンス 為替差損益 少数株主 その他 2021/6期 Q1
親会社の所有者に 変動影響 増加 / (減少) コスト削減 損益の 親会社の所有者に
帰属する四半期利益 影響 変動影響 帰属する四半期利益
実績 実績
当期
利益(1)率 7.3% 2.6%
注
1. 親会社の所有者に帰属する四半期利益
2. 税引後の影響額を記載
31
32
過去実績 – グローバル市場 vs. 当社グループ売上収益 33
グローバルなマーケティング・リサーチ市場は、オンライン化の進展が市場成長を牽引
当社グループの連結売上収益は、グローバルなマーケティング・リサーチ市場の成長率を上回るペースで成長
市場トレンド – グローバル・マーケティング・リサーチ市場 売上収益トレンド – マクロミル連結グループ全社
ESOMAR(1) 連結 (IFRS)
(百万ドル) (億円)
YoY成長率 YoY成長率
合計: +1% +0% +3% +3% -2% 連結全社 +13% +9% +13% +11% -7%
その他: -3% -10% +1% -0% -7% その他の海外事業 +44% +5% +29% +2% -11%
オンライン: +12% +23% +6% +9% +6% 日本及び韓国事業 +7% +11% +9% +13% -6%
600
60,000 50%
44%
41% 5Y45%
CAGR
500
39% 5Y CAGR
50,000 38% 47,362 46,473 442
合計 45,829 +1.2%
44,350 44,511 40%
43,864 412 +7.5%
400
35% 400 93
40,000 31% 355
83 +12.2%
オンライン(2) 325 91
リサーチ 28% 30%
構成比 27,944 25,938 -3.9% 連結全社 (3) 287 71
27,956 300 67
その他の
30,000 27,597 25% その他の
リサーチ 31,582 30,602 海外事業 47
(オフライン等) セグメント
20%
200
20,000
15% 350 330 +6.6%
309
日本及び 285
韓国事業 240 258
10%
10,000 20,535 +10.8% 100
セグメント
17,873 19,418
16,914
オンライン(2) 12,282 13,749 5%
リサーチ
0 0% 0
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2015/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
注
1. 出典 ESOMAR, Global Market Research (2020/9, 2019/9)
2. オンライン定量調査のみ、ESOMAR資料においても除外されているオンライン定性調査を含まない
3. 各セグメントの売上収益は、セグメント間収益を含むグロス値を用いて表記しており、両セグメント売上の合計額と連結売上収益は一致しません(差分はセグメント間収益で連結消去額となります)
過去実績 – 日本市場 vs. 日本における売上収益 34
日本におけるマーケティング・リサーチ市場は年平均 4.0% (5Y CAGR) で成長
当社の日本における売上収益は、デジタル領域に力強く牽引される形で、市場を上回るペースで拡大
デジタル領域は今後も当社のグロース・ドライバーと位置付けられる
市場トレンド – 日本のマーケティング・リサーチ市場 売上収益トレンド – 日本における売上収益
JMRA (1) 連結 (IFRS)
(億円) (億円)
YoY 成長率 合計: +3% +8% +2% +2% +5% YoY成長率 日本合計: +9% +10% +7% +13% -5%
その他: +3% +9% +1% +1% +3% それ以外: +7% +7% +4% +8% -8%
Online: +3% +6% +4% +5% +8% デジタル領域: +76% +63% +47% +59% +16%
350
5Y CAGR
5Y CAGR 309
2,500 200% 294 +6.7%
2,291 +4.0% 300
274
2,147 2,190
2,099 180% 256
1,947 250 233
合計
2,000 1,885 160%
213
140%
日本合計
200
1,500 1,530 +3.4%
120%
1,475 1,485 268
1,454 246 +3.5%
その他の
マーケティング 1,297 1,340 100% 150 248
リサーチ 238
1,000 80% 222
それ以外 207
(Online, Offline
100
60% Database 等)
マクロミル
マーケットシェア 32% 33% 35% 32%
500 29% 31% 40%
(Online市場)(2)
761 +5.3% 50
Ad-hoc 645 672 705
588 607
Online 20%