3978 マクロミル 2020-11-12 15:00:00
2021年6月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年6月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月12日
上場会社名 株式会社マクロミル 上場取引所 東
コード番号 3978 URL https://www.macromill.com
代表者 (役職名) 取締役兼代表執行役社長グローバルCEO (氏名)佐々木徹
問合せ先責任者 (役職名) 執行役副社長グローバルCFO (氏名)清水将浩 TEL 03(6716)0706
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切り捨て)
1.2021年6月期第1四半期の連結業績(2020年7月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期第1四半期 9,097 △7.9 682 △43.7 560 △49.2 325 △56.8
2020年6月期第1四半期 9,882 △4.9 1,212 △23.6 1,102 △15.6 753 △16.3
親会社の所有者に 四半期包括利益 基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
帰属する四半期利益 合計額 四半期利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2021年6月期第1四半期 235 △67.4 198 △67.1 5.85 5.81
2020年6月期第1四半期 723 △8.5 602 △38.7 18.03 17.79
(参考)
EBITDA
EBITDA
マージン
百万円 % %
2021年6月期第1四半期 1,420 △24.8 15.6
2020年6月期第1四半期 1,888 △1.6 19.1
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年6月期第1四半期 74,872 30,245 27,247 36.4
2020年6月期 77,150 30,736 27,563 35.7
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年6月期 - 0.00 - 11.00 11.00
2021年6月期 -
2021年6月期(予想) 0.00 - 11.00 11.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年6月期の連結業績予想(2020年7月1日~2021年6月30日)
(%表示は、通期は対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 たり当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 40,000 △3.1 3,400 756.5 3,000 - 1,950 - 1,600 - 39.74
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(参考)
EBITDA
EBITDA
マージン
百万円 % %
通期 6,500 △24.9 16.25
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期1Q 40,320,300株 2020年6月期 40,320,300株
② 期末自己株式数 2021年6月期1Q 135株 2020年6月期 135株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年6月期1Q 40,320,165株 2020年6月期1Q 40,126,039株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(1) 当社グループは、2016年6月期から国際会計基準(以下、「IFRS」という。)を適用しております。
(2) 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実
際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(3) EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失
(4) EBITDAマージン=EBITDA÷売上収益
(5) EBITDA及びEBITDAマージンはIFRSにより規定された指標ではなく、当社グループが、投資家にとって当社グル
ープの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。
(6) EBITDA及びEBITDAマージンは、当期利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要な
制限があることから、IFRSに準拠して表示された他の指標の代替的指標として考慮されるべきではありませ
ん。当社グループにおけるEBITDA、EBITDAマージンは、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が
異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があり
ます。
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(2)要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 12
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 13
(営業費用) ………………………………………………………………………………………………………… 15
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 経営環境に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2020年7月1日~2020年9月30日)における世界経済は、一部の国や地域で新型コロナ
ウイルス感染症の拡大による影響が縮小し、徐々に経済活動が再開されるなど、回復の兆候が見られるものの、そ
の状況は地域により異なっており、依然として先行きに対する不透明感が継続しています。また、日本経済におい
ても、緊急事態宣言解除後は、持ち直しの動きが見られていますが、その影響の最終的な収束時期は、未だ不透明
な状況にあります。
こうした中で、グローバルなマーケティング・リサーチ市場は464億米ドル、そのうち当社グループが主に手掛
けるオンライン・マーケティング・リサーチ市場は205億米ドルに達し(注1)、日本のマーケティング・リサーチ
市場は2,291億円、そのうちオンライン・マーケティング・リサーチ市場は761億円に達する(注2)規模になった
と認識しています。新型コロナウイルス感染症の拡大による影響から、この先、市場規模が縮小する懸念がありま
すが、中期的にはマーケティング・リサーチ市場のオンライン化が一段と進むなど、想定される悪影響が軽減され
る可能性もあると考えています。
このような経済・市場環境の下で、当社グループの業績も、新型コロナウイルス感染症の拡大によるマイナスの
影響を受ける状況が継続しています。具体的には、国内外で実施されている外出自粛や入国規制により、経済活動
や消費活動が停滞しており、顧客企業のマーケティング活動のスケジュールや内容が急に変更されることで、予定
されていたリサーチ案件の延期、規模の縮小、中止等といった影響が出ています。当社グループでは、顧客、消費
者パネル、社員をはじめとするステークホルダーの皆さまの安全・健康を守ることを第一に考え、各地域における
政府の指針に沿って感染拡大防止に向けた対応策を実施しています。一方で、当社グループの強みであるオンライ
ン・マーケティング・リサーチの活用機会を増加させるべく、顧客企業への新たな提案活動、及びリモートワーク
を通じたリサーチ体制の強化など、環境変化に対応した施策を積極的に推進しています。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響以外でも、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化し
ています。具体的には、消費者接点(タッチ・ポイント)の増加や、様々なビッグ・データやAI、マーケティン
グ・ツールの利活用が進展し、顧客企業のマーケティング課題の高度化、多様化が進んでいます。特に、デジタル
関連領域においては、世界的に個人情報の取扱いに関する規制強化が進んでおり、日本でも改正個人情報保護法の
施行が予定されているなど、事業環境の変化が加速しています。これにより、大手プラットフォーマーが個人情報
の取扱いをより慎重に行う傾向にあり、その流れは今後も継続することが見込まれます。このため、特に顧客企業
におけるデジタル広告の配信や運営に影響が出ている事例も見られます。
短期的にはこうした事業環境の変化が、当社グループの業績に向かい風となるような状況を作り出しています。
しかし、顧客企業にとってマーケティング活動は必要不可欠であり、足許では新型コロナウイルス感染症の拡大を
受けた消費者の意識や行動の変化を把握したいという新しいニーズも生まれています。今後は、ウィズコロナ、ア
フターコロナの世界で、より効果的なマーケティング活動を行うため、マーケティング・リサーチの需要は回復す
ると考えています。加えて、中長期的な視点でみれば、顧客企業におけるマーケティング活動のデジタル化は止ま
ることのない潮流であり、顧客企業におけるDX化の推進の動きなどを含め、新型コロナウイルス感染症の拡大がも
たらす「ニュー・ノーマル」な世界は、それをより推し進めるものだと理解しています。
当社グループは、顧客企業のマーケティング活動のデジタル化を積極的に支援しており、当社が独自に保有する
消費者パネルとの関係性は強固であり、デジタル化の流れの中でも引き続き高い付加価値を生む源泉になると考え
ています。当社グループは、消費者パネルから得られる多種多様で膨大なデータ(属性、消費・購買、行動、意
識、生体情報等)を統合的に扱い、そこで得られる新しい消費者インサイトを独自のサービスとして積極的に顧客
企業に提供することで、こうした事業環境の変化への対応を進めています。
② 経営成績に関する説明
2020年6月期 2021年6月期
連結経営成績
第1四半期 第1四半期 増減額 増減率
(単位:百万円、別記ある場合を除く)
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 9,882 9,097 △784 △7.9%
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
日本及び韓国事業セグメント 7,593 7,220 △372 △4.9%
その他の海外事業セグメント 2,313 1,909 △404 △17.5%
EBITDA 1,888 1,420 △468 △24.8%
営業利益 1,212 682 △529 △43.7%
税引前利益 1,102 560 △541 △49.2%
親会社の所有者に帰属する四半期利益 723 235 △487 △67.4%
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、日本及び韓国事業セグメント、その他の海外事業セグメントが共に、
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けたことで、9,097百万円(前年同期比7.9%減)となりました(セグ
メント別の業績の概要は、次節「③ セグメント業績に関する説明」をご参照下さい。)。
費用面では、売上収益の減収に合わせて、変動費的要素の高い外注費及びパネル費が減ったことに加えて、能動
的な外注費の抑制や固定費的要素の高い人件費等の圧縮を進めるなど、厳格なコスト・コントロールを継続しまし
たが、過年度に実施したシステム投資に伴う減価償却費及びその他の費用が増加しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の営業利益に減価償却費等を加えたEBITDA(利払・税引・償却前利益)
(注3)は1,420百万円(同24.8%減)、営業利益は682百万円(同43.7%減)、税引前四半期利益は560百万円(同
49.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は235百万円(同67.4%減)となりました。
なお、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE、直近12ヶ月で算定)は△9.1%(前年同期間比25.7ポイント
減)、2020年6月期第4四半期に計上したのれんの減損損失を除いた場合は8.5%(前年同期間比8.1ポイント減)と
なりました。インタレスト・カバレッジ・レシオ(直近12ヶ月で算定、注4)は△0.3倍(前年同期間19.4倍)、2020年
6月期第4四半期に計上したのれんの減損損失を除いた場合は13.5倍となりました。
③ セグメント業績に関する説明
当社グループのセグメント業績の概要は以下のとおりです。
2020年6月期 2021年6月期
連結セグメント業績
第1四半期 第1四半期 増減額 増減率
(単位:百万円、別記ある場合を除く)
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 9,882 9,097 △784 △7.9%
日本及び韓国事業セグメント 7,593 7,220 △372 △4.9%
日本 6,901 6,427 △474 △6.9%
韓国 693 799 +106 +15.3%
その他の海外事業セグメント 2,313 1,909 △404 △17.5%
米国 1,121 908 △213 △19.0%
欧州 881 701 △180 △20.4%
その他 312 300 △12 △3.8%
セグメントEBITDA 1,888 1,420 △468 △24.8%
日本及び韓国事業セグメント 1,584 1,368 △216 △13.6%
その他の海外事業セグメント 304 52 △251 △82.8%
セグメント利益又は(△)損失 1,212 682 △529 △43.7%
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
日本及び韓国事業セグメント 1,077 806 △270 △25.1%
その他の海外事業セグメント 134 △124 △258 △192.5%
(日本及び韓国事業)
日本においては、依然として新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が残りつつも、徐々に経済活動が再開され
ており、顧客企業のマーケティング・リサーチ需要も回復傾向にあります。当社グループでは、顧客ニーズに対応
した製販一体での機動的な営業施策の実施や、引き続きDMP Solution(注5)を含むデジタル・マーケティング商
材の販売に注力しました。その結果、オンライン・リサーチやデジタル領域の売上は、未だ前年の水準を下回って
いるものの、直前の前第4四半期と比べて回復傾向にあります。一方で、オフライン・リサーチやグローバル・リ
サーチ案件は、依然としてリサーチ案件の中止や延期が継続しており、引き続き低調に推移しています。このた
め、日本事業全体での売上は、前年同期比で減収が続いています。
韓国においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オフライン・リサーチをオンライン・リサーチで代
替する動きが加速しています。オンライン・リサーチに強みを持つ当社グループは、その商機を最大限に捉え、オ
ンライン・リサーチの売上と、パネル・ビッグデータ・サービスを含むデジタル領域の売上の拡大を通じて、新型
コロナウイルス感染症の影響がある中でも、前年同期を上回る実績をあげることができました。
以上の結果、日本及び韓国事業セグメントの当第1四半期連結累計期間の売上収益は7,220百万円(前年同期比
4.9%減)となりました。また、費用面では、足許の業況を受け外注費や人件費の抑制に努めてきましたが、売上
収益の減少による影響及びシステム関連費用の増加の影響が大きく、セグメント利益は806百万円(同25.1%減)
となりました。
(その他の海外事業)
その他の海外事業セグメントでは、北米、欧州、中南米、中東及び、日本と韓国等を除く一部アジア地域で事業
を営んでいます。当該セグメントでは、世界的に新型コロナウイルス感染症が大きく拡大する中で、顧客企業の多
くでマーケティング活動を見直す動きがあり、受注を予定していたリサーチ案件の中断、規模の縮小等の影響が継
続しています。当第1四半期連結累計期間においては、一部のグローバル・キー・アカウント(注6)向け調査を中
心に回復の動きが見られましたが、当該セグメント全体に及ぶマイナスの影響が大きく、前年を下回る水準で推移
しています。
以上の結果、当第1四半期の売上収益は1,909百万円(前年同期比17.5%減)となり、セグメント損失は売上収益
の減少により△124百万円(同△192.5%減)となりました。
なお、日本及び韓国事業内のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.の収益及び業績についてはウォン建てで管理し、その
他の海外事業の収益及び業績についてはユーロ建てで管理しています。それぞれの換算レートは以下のとおりで
す。
算定期間 2020年6月期第1四半期 2021年6月期第1四半期
増減率
(3ヶ月) 連結累計期間 連結累計期間
JPY/EUR(円) 119.69 124.08 +3.7%
JPY/KRW(円) 0.0906 0.0893 △1.4%
注:
(1) 2020年9月にESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research) が発表した「ESOMAR Global
Market Research 2020」による。なお、同2020年版レポートに示された2019年のグローバルなマーケティング・
リサーチ市場の規模は、業界定義の拡大により昨年対比で1.6倍程度に拡大した数値(シナリオ1)や、同1.9倍程
度に拡大した数値(シナリオ3)も提示されているが、ここでは従来の市場規模に最も近い数値(シナリオ2)に基づ
いた記載を行っている。
(2) 2020年9月に一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が発表した「第45回 経営業務実態調
査」による。
(3) EBITDA:Earnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortizationの略。当社ではEBITDA = 営業
利益+減価償却費及び償却費+固定資産除却損+減損損失と定義しており、各事業から生み出されるキャッシ
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
ュ・フローの規模をより適切に把握することができるため、各事業の収益性を測るための主要な経営指標として
用いている。
(4) インタレスト・カバレッジ・レシオ =(営業利益+受取利息+受取配当金)/ 支払利息
(5) DMP:Data Management Platformの略。インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自
社サイトのログデータなどを一元管理、分析し、最終的に広告配信や商品開発などマーケティング活動のアクシ
ョンプランの最適化を実現するためのプラットフォームのこと。DMP Solutionとは、顧客のDMPの構築支援や、
顧客の保有するDMPに当社の自社パネルの各種データを定期的に提供すること、DMPに収納されたデータを拡張・
補完するための追加的な調査を行うことなど、当社が行う顧客のDMPの活用可能性を高める一連のサービスのこ
と。
(6) グローバルに事業を展開し、調査・マーケティング予算を多額に有する顧客企業のうち、当社グループのさ
らなる成長の鍵となる顧客(キー・アカウント)として、グローバルに営業強化の対象としている企業群のこ
と。
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び資本の状況
当第1四半期連結会計期間の資産は、74,872百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,278百万円減少しました。
これは主に現金及び現金同等物の減少3,359百万円等の減少要因があったためです。
負債は、44,626百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,787百万円減少しました。これは主に、社債及び借入
金の減少745百万円、リース負債の減少468百万円、未払法人所得税等の減少304百万円等の減少要因があったため
です。
資本は、30,245百万円となり、前連結会計年度末に比べ490百万円減少しました。これは主に、四半期利益325百
万円の発生がありましたが、配当金の支払額690百万円等があったためです。
②キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比
べ3,359百万円減少し、9,951百万円となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状
況と要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、1,320百万円(前年同期比1,238百万円増加)となりました。
これは主に、税引前四半期利益560百万円、減価償却費及び償却費736百万円がありましたが、営業債権及びその
他の債権の増加1,079百万円、法人所得税の支払額519百万円等があったためです。
営業債権の回転期間は86.0日(前年同期比1.4日短期化)、営業債務及びパネルポイント引当金の回転期間は
47.0日(前年同期比3.4日長期化)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、402百万円(前年同期比241百万円減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出102百万円、無形資産の取得による支出298百万円等があったためで
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、1,682百万円(前年同期比314百万円増加)となりました。
これは主に長期借入金の返済による支出826百万円、リース負債の返済による支出326百万円、配当金の支払額
435百万円等があったためです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点において、2020年8月31日に公表しました2021年6月期の業績予想に変更はありません。
また、業績予想は、同資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は今後様々
な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
当第1四半期
前連結会計年度
連結会計期間
(2020年6月30日)
(2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 13,310 9,951
営業債権及びその他の債権 6,233 7,087
契約資産 1,291 1,599
その他の金融資産 19 51
その他の流動資産 1,183 1,677
流動資産合計 22,039 20,367
非流動資産
有形固定資産 1,316 1,247
使用権資産 2,798 2,339
のれん 41,541 41,563
その他の無形資産 7,241 7,149
持分法で会計処理されている投資 35 36
その他の金融資産 1,308 1,260
繰延税金資産 791 821
その他の非流動資産 79 87
非流動資産合計 55,111 54,505
資産合計 77,150 74,872
負債及び資本
負債
流動負債
社債及び借入金 1,651 6,645
リース負債 1,314 1,199
営業債務及びその他の債務 2,738 2,508
契約負債 327 488
その他の金融負債 66 119
未払法人所得税等 734 429
引当金 1,224 1,345
その他の流動負債 2,276 1,956
流動負債合計 10,335 14,693
非流動負債
社債及び借入金 32,733 26,993
リース負債 1,492 1,137
その他の金融負債 20 34
退職給付に係る負債 275 278
引当金 437 370
繰延税金負債 1,106 1,106
その他の非流動負債 12 10
非流動負債合計 36,079 29,933
負債合計 46,414 44,626
資本
資本金 1,049 1,049
資本剰余金 11,937 11,937
自己株式 △0 △0
その他の資本の構成要素 △436 △539
利益剰余金 15,013 14,800
親会社の所有者に帰属する持分合計 27,563 27,247
非支配持分 3,173 2,998
資本合計 30,736 30,245
負債及び資本合計 77,150 74,872
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 9,882 9,097
営業費用 △8,666 △8,380
その他の営業収益 6 4
その他の営業費用 △9 △35
持分法による投資損益(△は損失) 0 △2
営業利益 1,212 682
金融収益 23 3
金融費用 △133 △125
税引前四半期利益 1,102 560
法人所得税費用 △348 △234
四半期利益 753 325
四半期利益の帰属
親会社の所有者 723 235
非支配持分 30 89
四半期利益 753 325
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 18.03 5.85
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 17.79 5.81
- 8 -
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結包括利益計算書
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
連結累計期間 連結累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 753 325
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 △0 △15
確定給付制度の再測定 - △11
純損益に振り替えられることのない項目合計 △0 △26
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △150 △101
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △150 △101
税引後その他の包括利益 △151 △127
四半期包括利益 602 198
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 613 125
非支配持分 △11 72
四半期包括利益 602 198
- 9 -
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 括利益を通 在外営業活
確定給付制
じて公正価 度の再測定 動体の換算
値で測定す 差額
る金融資産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2019年7月1日時点の残高 971 11,507 △0 △4 - △441
四半期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - 8 - △118
四半期包括利益合計 - - - 8 - △118
新株の発行 69 112 - - - -
株式に基づく報酬取引 - - - - - -
配当金 - - - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振
- - - △6 - -
替
子会社に対する所有持分の変動 - △0
- - - -
その他の増減 -
16
- - - -
所有者との取引額合計 69 129 - △6 - -
2019年9月30日時点の残高 1,040 11,636 △0 △1 - △559
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
利益剰余金 合計
新株予約権 合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2019年7月1日時点の残高 196 △248 17,496 29,726 2,556 32,282
四半期利益 - - 723 723 30 753
その他の包括利益 - △109 - △109 △41 △151
四半期包括利益合計 - △109 723 613 △11 602
新株の発行 △43 △43 - 138 - 138
株式に基づく報酬取引 6 6 - 6 - 6
配当金 - - △359 △359 △224 △584
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振
- △6 6 - - -
替
子会社に対する所有持分の変動 -
- - △0 1 0
その他の増減 △16
△16 △0 △0 △11 △12
所有者との取引額合計 △53 △59 △354 △215 △235 △450
2019年9月30日時点の残高 142 △418 17,865 30,124 2,309 32,433
- 10 -
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 自己株式 括利益を通 在外営業活
確定給付制
じて公正価 度の再測定 動体の換算
値で測定す 差額
る金融資産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年7月1日時点の残高 1,049 11,937 △0 12 - △599
四半期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - △7 △5 △96
四半期包括利益合計 - - - △7 △5 △96
株式に基づく報酬取引 - - - - - -
配当金 - - - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振
- - - - 5 -
替
その他の増減 - △0
- - - 0
所有者との取引額合計 - △0
- - 5 0
2020年9月30日時点の残高 1,049 11,937 △0 4 - △695
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
利益剰余金 合計
新株予約権 合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年7月1日時点の残高 151 △436 15,013 27,563 3,173 30,736
四半期利益 - - 235 235 89 325
その他の包括利益 - △109 - △109 △17 △127
四半期包括利益合計 - △109 235 126 72 198
株式に基づく報酬取引 1 1 - 1 - 1
配当金 - - △443 △443 △246 △690
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振
- 5 △5 - - -
替
その他の増減 -
0 △0 △0
0 -
所有者との取引額合計 1
7 △449 △442 △246 △689
2020年9月30日時点の残高 152 △539 14,800 27,247 2,998 30,245
- 11 -
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 1,102 560
減価償却費及び償却費 676 736
金融収益 △23 △3
金融費用 133 125
持分法による投資損益(△は益) 0 2
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △143 △1,079
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △647 100
その他 △393 △1,152
小計 704 △708
利息及び配当金の受取額 1 3
利息の支払額 △88 △94
法人所得税の支払額 △699 △519
営業活動によるキャッシュ・フロー △82 △1,320
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △217 △102
有形固定資産の売却による収入 5 1
無形資産の取得による支出 △467 △298
投資の売却による収入 53 -
その他 △17 △3
投資活動によるキャッシュ・フロー △644 △402
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 - 50
長期借入金の返済による支出 △825 △826
リース負債の返済による支出 △326 △326
新株の発行による収入 138 -
配当金の支払額 △354 △435
非支配持分への配当金の支払額 △1 △143
その他 0 -
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,368 △1,682
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △2,094 △3,406
現金及び現金同等物の期首残高 10,102 13,310
現金及び現金同等物に係る換算差額 △44 47
現金及び現金同等物の四半期末残高 7,963 9,951
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
3.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、日本及び海外でのオンライン・マーケティング・リサーチを主たる事業内容とし、企業集
団を基礎とした地域別のセグメントから構成されています。「日本及び韓国事業」、北米、欧州、中南米、
中東及び日本と韓国以外のアジアで事業を営む「その他の海外事業」の2つを報告セグメントとしていま
す。
「日本及び韓国事業」は、当社及び広告代理店との合弁事業である株式会社電通マクロミルインサイトと
株式会社H.M.マーケティングリサーチ、及び、韓国事業のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.等の子会社で構成さ
れています。
「その他の海外事業」は、北米、欧州、中南米、中東及び、日本と韓国等を除くアジアの子会社で構成さ
れています。
(2)セグメント収益及び業績
日本及び韓国事業内のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.の収益及び業績についてはウォン建てで管理し、その
他の海外事業の収益及び業績についてはユーロ建てで管理しています。それぞれの換算レートは、下記の通
りです。
2020年6月第1四半期 2021年6月第1四半期
算定期間(3ヵ月間) 増減率
連結累計期間 連結累計期間
JPY/EUR(円) 119.69 124.08 3.7%
JPY/KRW(円) 0.0906 0.0893 △1.4%
- 13 -
㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
前第1四半期連結累計期間(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメント
日本及び韓 その他の海外事 調整額 連結
計
国事業 業
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益 7,583 2,298 9,882 - 9,882
セグメント間収益 9 14 24 △24 -
合計 7,593 2,313 9,906 △24 9,882
セグメント利益
1,077 134 1,212 - 1,212
(営業利益)
金融収益 23
金融費用 △133
税引前四半期利益 1,102
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 506 169 676 - 676
当第1四半期連結累計期間(自 2020年7月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメント
日本及び韓 その他の海外事 調整額 連結
計
国事業 業
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益 7,201 1,895 9,097 - 9,097
セグメント間収益 18 13 32 △32 -
合計 7,220 1,909 9,129 △32 9,097
セグメント利益(△損失)
806 △124 682 - 682
(営業利益又は損失)
金融収益 3
金融費用 △125
税引前四半期利益 560
(その他の損益項目)
減価償却費及び償却費 560 176 736 - 736
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㈱マクロミル(3978) 2021年6月期 第1四半期決算短信
(営業費用)
営業費用の内訳は以下のとおりです。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自2019年7月1日 (自2020年7月1日
至2019年9月30日) 至2020年9月30日)
百万円 百万円
人件費 4,022 3,968
パネル費 1,596 1,488
外注費 1,154 999
減価償却費及び償却費 676 736
その他 1,216 1,186
合計 8,666 8,380
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