3965 CAP 2020-08-07 15:00:00
2020年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月7日
上 場 会 社 名 株式会社キャピタル・アセット・プランニング 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3965 URL https://www2.cap-net.co.jp/index.html
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 北山 雅一
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 財務経理部 部長 (氏名) 青木 浩一 (TEL) 06-4796-5666
四半期報告書提出予定日 2020年8月11日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期第3四半期の連結業績(2019年10月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期第3四半期 4,525 △9.5 △83 ― △77 ― △78 ―
2019年9月期第3四半期 4,999 ― 368 ― 383 ― 236 ―
(注) 包括利益 2020年9月期第3四半期 △98百万円( ―%) 2019年9月期第3四半期 227百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年9月期第3四半期 △13.74 ―
2019年9月期第3四半期 41.42 ―
(注) 1.2019年9月期第2四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、2019年9月期第3四
半期の前年同四半期増減率については記載しておりません。
2. 当社は2019年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2019年9月期連
結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり四半期純利益を算定しております。
3.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益について、2020年9月期第3四半期連結累計期間は、潜在株式は
存在するものの、1株当たり四半期純損失であるため、2019年9月期第3四半期連結累計期間は、希薄化
効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年9月期第3四半期 5,685 3,016 51.7
2019年9月期 5,723 3,210 55.1
(参考) 自己資本 2020年9月期第3四半期 2,937百万円 2019年9月期 3,156百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年9月期 ― 9.00 ― 11.00 20.00
2020年9月期 ― 10.00 ―
2020年9月期(予想) 10.00 20.00
(注)1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
2.2019年9月期第2四半期の配当額には、東証二部市場変更記念配当1円50銭が含まれております。
3.2020年9月期第2四半期の配当額には、創立30周年記念配当1円が含まれております。
3.2020年9月期の連結業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 7,000 △4.0 70 △88.8 70 △89.1 45 △89.7 7.89
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期3Q 5,708,496株 2019年9月期 5,708,496株
② 期末自己株式数 2020年9月期3Q 1,550株 2019年9月期 1,550株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年9月期3Q 5,706,946株 2019年9月期3Q 5,706,974株
(注) 当社は、2019年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割をおこなっております。2019年9月
期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、株式数を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予
想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業
績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………………………6
第3四半期累計期間 …………………………………………………………………………………6
四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………7
第3四半期累計期間 …………………………………………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
― 1 ―
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルスの全世界的な感染拡大により、戦後
最大、ほぼ全世界、全産業にわたる重大な影響を受けて急速に悪化しました。当社グループが属する情報サービ
ス産業におきましては、これまで金融機関を中心としたフィンテックやAI(Artificial Intelligence)へのニー
ズが活発化し、働き方改革への取組もあり、堅調なIT投資が継続しておりましたが、当第3四半期連結会計期
間においては、多くの企業の生産活動、営業活動が制約を受けております。本年5月末までの2か月にわたる政
府の緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルスの終息時期の明確な見通しが立たない状況が継続し
ており、企業の情報システム投資の鈍化が懸念されています。
このような環境のなか、当社グループにおいては、生命保険会社向けの①ライフプランシステム、②エステー
トプランシステム、③生保設計書作成システム、④生保申込書作成システム、⑤生保販売引受業務のペーパーレ
ス化、省力化、効率化、自動化を実現するフロントエンドシステムであるRPA(Robotic Process Automation)、
⑥米国で急速に浸透しつつある複数の投資目標の達成確率を表すゴールベースプランニングプラットフォームの
開発、販売を進めました。また人生100年時代における顧客起点のデジタル金融サービスニーズの高まりと、新事
業承継税制の施行を背景に、統合資産管理システム、相続財産承継対策システム等のプラットフォームの構築・
販売及び使用料課金、さらに当システムを活用した富裕層向けの資産管理コンサルティング業務の獲得に努力い
たしました。
また、金融庁の「高齢社会における資産形成・管理」等の提言に端を発し、家計収支の見える化、資産枯渇年
齢の見える化を実現し、退職年齢の延長、公的年金の繰下げ支給、ポートフォリオの変更がもたらす影響を見え
る化するスマホアプリも開発しました。これは、従来のバンキングアプリケーション、アカウントアグリゲーシ
ョン及びライフプランニングの各機能を統合した資産形成アドバイスをスマホ等で提供出来ることを意味しま
す。同時に、資本提携・業務提携を展開しながら、資産家や企業経営者をターゲットとして、会計事務所及び会
計事務所ネットワークなど非金融機関向け売上等の新たな販売チャネルの拡大に引続き努めました。
当社グループの主たる事業である受託開発事業は、例年金融機関のIT投資予算の制約や、生命保険会社の新
商品販売時期が4月、10月頃に集中し、売上高、営業利益、経常利益とも、1月から3月(第2四半期)、7月
から9月(第4四半期)に偏重する傾向が続いておりましたが、当年においては、当第2四半期連結会計期間に
おける新型コロナウイルスの感染拡大により、システム開発業務の停滞、一部プロジェク卜における納品の遅延、
当初受託を予定していたプロジェクトの一部延期等の事態が発生いたしました。当第3四半期連結会計期間にお
いては、今後の金融商品販売のニューノーマルになると予想される非対面による遠隔コンサルティングシステム
等の受託を獲得しつつありますが、一部新規プロジェクトの開始が明確でない案件もあり、受託ビジネスについ
ては現状、回復途上の状況にあると考えております。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,525,589千円(前年同四半期比9.5%減)、営業損失は83,317
千円(前年同四半期は営業利益368,231千円)、経常損失は77,748千円(前年同四半期は経常利益383,092千円)、
親会社株主に帰属する四半期純損失は78,387千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益236,407千
円)となりました。
なお、当社グループはシステム開発事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりませ
ん。
(売上高)
生命保険会社向けの①ライフプランシステム、②エステートプランシステム、③生保設計書作成システム、④
生保申込書作成システム、⑤生保販売引受業務のペーパーレス化、省略化、効率化、自動化を実現するフロント
エンドシステム、⑥非金融機関向けの統合資産管理・承継システム等の開発販売の結果、当第3四半期連結累計
期間の売上高は4,525,589千円(前年同四半期比9.5%減)となりました。
(営業損失)
受託案件増加のために積極的な営業活動に努めたものの、第2四半期連結会計期間において、新型コロナウイ
ルスの感染拡大による、システム開発業務の停滞、当初受託を予定していたプロジェクトの一部延期、さらに、
プラットフォーム上での最新の開発技法を採用したプロジェクトの製造費用の増加等が発生し、当第3四半期連
結会計期間においては、受託ビジネスについては回復途上の状況にある結果、営業損失は83,317千円(前年同四
― 2 ―
半期は営業利益368,231千円)となりました。
(経常損失)
営業外収益として、受取利息及び配当金を6,656千円計上しました。また、営業外費用として、支払利息を
12,549千円計上しました。この結果、経常損失は77,748千円(前年同四半期は経常利益383,092千円)となりまし
た。
(親会社株主に帰属する四半期純損失)
法人税等を638千円計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は78,387千円(前年同四半期は親会社株
主に帰属する四半期純利益236,407千円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
<資産>
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて37,925千円減少し、5,685,953
千円となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は3,862,559千円で、前連結会計年度末に比べて164,187
千円減少しております。これは主として仕掛品が581,850千円増加した一方で、売掛金が719,036千円並びに現金
及び預金が113,320千円減少したこと等によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,823,393千円で、前連結会計年度末に比べて126,261
千円増加しております。これは主として無形固定資産が147,401千円増加した一方で、有形固定資産が38,341千円
減少したこと等によるものであります。
<負債>
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて156,949千円増加し、2,669,850
千円となりました。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,839,647千円で、前連結会計年度末に比べて35,047千
円減少しております。これは主として1年内返済予定の長期借入金が68,106千円、受注損失引当金が31,363千円増
加した一方で、未払法人税等が149,438千円減少したこと等によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は830,203千円で、前連結会計年度末に比べて191,996千
円増加しております。これは主として長期借入金が201,318千円増加したこと等によるものであります。
<純資産>
当 第 3 四 半 期 連 結 会 計 期 間 末 に お け る 純 資 産 合 計 は、 前 連 結 会 計 年 度 末 に 比 べ て 194,875 千 円 減 少 し、
3,016,102千円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純損失を78,387千円、剰余金の配当を119,845
千円計上したこと、その他有価証券評価差額金が19,902千円減少したこと等によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
本資料に記載した業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は、
様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、
引続き注視してまいります。
今後、当社業績に影響を与える事象が発生した場合には、速やかに開示してまいります。
― 3 ―
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,257,262 2,143,942
売掛金 1,499,652 780,615
仕掛品 206,911 788,761
その他 63,350 149,453
貸倒引当金 △430 △214
流動資産合計 4,026,746 3,862,559
固定資産
有形固定資産 425,551 387,209
無形固定資産
のれん 96,214 79,235
その他 355,930 520,310
無形固定資産合計 452,144 599,546
投資その他の資産 819,436 836,638
固定資産合計 1,697,132 1,823,393
資産合計 5,723,879 5,685,953
負債の部
流動負債
買掛金 317,258 321,865
短期借入金 600,000 600,000
1年内返済予定の長期借入金 530,588 598,694
未払法人税等 158,045 8,606
品質保証引当金 2,880 ―
受注損失引当金 5,746 37,110
賞与引当金 11,237 7,689
その他 248,937 265,682
流動負債合計 1,874,694 1,839,647
固定負債
長期借入金 322,437 523,755
役員退職慰労引当金 45,166 55,666
資産除去債務 153,584 154,232
その他 117,018 96,548
固定負債合計 638,206 830,203
負債合計 2,512,901 2,669,850
― 4 ―
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年6月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 935,245 935,245
資本剰余金 816,311 816,311
利益剰余金 1,379,123 1,180,890
自己株式 △691 △691
株主資本合計 3,129,989 2,931,756
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 26,133 6,231
その他の包括利益累計額合計 26,133 6,231
新株予約権 54,854 78,114
純資産合計 3,210,977 3,016,102
負債純資産合計 5,723,879 5,685,953
― 5 ―
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 4,999,867 4,525,589
売上原価 3,755,733 3,725,979
売上総利益 1,244,133 799,609
販売費及び一般管理費 875,902 882,927
営業利益又は営業損失(△) 368,231 △83,317
営業外収益
受取利息及び配当金 66 6,656
受注損失引当金戻入額 61 3,968
保険解約返戻金 26,286 ―
助成金収入 2,340 4,482
その他 3,305 3,012
営業外収益合計 32,060 18,118
営業外費用
支払利息 14,180 12,549
その他 3,018 0
営業外費用合計 17,199 12,549
経常利益又は経常損失(△) 383,092 △77,748
特別損失
減損損失 4,273 ―
特別損失合計 4,273 ―
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
378,818 △77,748
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 142,379 16,677
法人税等調整額 32 △16,039
法人税等合計 142,411 638
四半期純利益又は四半期純損失(△) 236,407 △78,387
非支配株主に帰属する四半期純利益 ― ―
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
236,407 △78,387
に帰属する四半期純損失(△)
― 6 ―
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 236,407 △78,387
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △8,489 △19,902
その他の包括利益合計 △8,489 △19,902
四半期包括利益 227,918 △98,289
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 227,918 △98,289
非支配株主に係る四半期包括利益 ― ―
― 7 ―
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウィルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
当社グループでは、2021年9月期にかけて感染拡大の収束及び経済状況の本格的な回復がなされるという仮定に
基づき、固定資産の減損、繰延税金資産の回収可能性などの見積りを行っております。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
― 8 ―