3962 チェンジ 2020-04-10 10:00:00
新型コロナウイルスの当社事業への影響と今後の展望について [pdf]
2020年4月10日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 チ ェ ン ジ
代表者名 代表取締役兼執行役員社長 福留 大士
(コード番号:3962 東証第一部)
問合せ先 取締役兼執行役員CFO 山田 裕
(TEL.03-6435-7347)
新型コロナウイルスの当社事業への影響と今後の展望について
いつも当社の事業活動を応援してくださり、誠にありがとうございます。現在、四半期ごとに
株主の皆様とはオンライン・オフライン問わず対話致しておりますが、新型コロナウイルスが当
社の経営にどのような影響を及ぼすのか、不安に感じていらっしゃる方も多いと推察しておりま
す。この2ヶ月ほど、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、我々の生活スタイルや
仕事のやり方は激変しています。当然のことながら、当社もこの激変する環境の中で、どのよう
な事業展開を行うことが株主・お客様・従業員といったステークホルダーに対する信頼を深める
ことにつながるか、日々模索しているところであります。今回のメッセージでは、①新型コロナ
ウイルスが当社グループに及ぼす影響と見通し、②今後の方針と展望の2つに分けて、当社の状
況に対する理解を深めていただけるよう、情報を整理しましたので以下のとおりお知らせいたし
ます。
① 新型コロナウイルスが当社グループに及ぼす影響と見通し
今回の新型コロナウイルスは我々の事業活動にとても大きなインパクトを長期に渡って及
ぼすという認識を持っております。現時点で見えている影響をプラス・マイナスの両面から
整理いたします。なお、業績見通しに対する定量的なインパクト評価につきましては、現在
精査中であり、一旦の業績上方修正につきましては、中間決算前後での発表を予定しており
ます。
事業に対するプラスの影響:
企業や官公庁におけるリモートワーク環境の整備、在宅でのデジタルラーニングなど、
当社の得意とするサービスの需要が膨らみ、期初に想定していなかった案件が増えてお
ります。
国や自治体のコロナ対策の取り組みを支援することを通じて、子会社トラストバンクの
サービスに対する評価が上がり、パブリテック事業が大きく伸長しております。
事業に対するマイナスの影響:
今期、デジタル人材育成を中心とした人材育成事業に力を入れており、極めて順調な状
況でしたが、集合研修の開催が感染拡大を招くリスクがあることから、一部の研修の開
催がキャンセル・延期になっているケースがあります。
大企業におけるデジタルトランスフォーメーション投資の意思決定に時間を要してお
り、一部のプロジェクトがスケジュール通りに立ち上がらないという影響があります。
② 今後の方針と展望
まず、現在の環境に対する当社の戦略目標としては、「企業の社会的責任を果たし、新型
コロナウイルスの感染拡大を抑止することに直接的・間接的に貢献し、従業員をはじめとし
た関係者の健康を守り抜く。同時に、ビジネスを継続・発展させるための手立てを講じ、中
期経営計画に掲げる成長カーブを前倒しできるようにする。」というものです。
そのための具体的な戦略は、次の通りです。
国や自治体のガイダンスに先んじて、感染リスクを極小化するために、我々のワークス
タイルを見直し、従業員全員が在宅勤務にシフトする環境を整える。このようなワーク
スタイルの変化を生産性の向上につなげる。
ビジネスモデルの軌道修正を行う。業界動向や個々のお客様の経営状況を踏まえ、重点
ターゲット業種を柔軟に組み替える。当面の重点ターゲットは政府官公庁。また、商材
についても、人材育成サービスのデジタル化やテレワーク支援パッケージなど、環境に
合わせたものに仕立て直す。
子会社トラストバンクのパブリテック事業については、急成長ステージに入ったことを
認識し、あらゆるリソースの集中投入を行う。
なお、コロナウイルスとの戦いは本格的な長期戦が予想されますので、当社も覚悟して経
営にあたり、従業員・お客様と共に前進して参ります。今後、様々な影響が予想されます
が、良い話も悪い話も全部、株主の皆様にできるだけスピーディに共有できればと考えてお
ります。
以上