3934 ベネフィットジャパン 2021-05-20 15:30:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                2021 年 5 月 20 日
各位
                      上場会社名     株式会社ベネフィットジャパン
                      代 表 者 名   代表取締役社長 佐久間 寛
                                    (コード番号:3934 東証第一部)
                      問 合 せ 先   取締役管理本部長兼総務部長 松下 正則
                                          (TEL. 06-6223-9888)



            中期経営計画の策定に関するお知らせ

 当社は、2022 年 3 月期を初年度とし、2024 年 3 月期までの 3 カ年を対象とした中期経営
計画“Connecting to the Future(未来へ繋ぐ)”を策定しましたので、下記のとおりお
知らせいたします。

                           記
1.中期経営計画“Connecting to the Future(未来へ繋ぐ)”策定の背景
 当社は“人びとの暮らしをもっと楽しく便利に”することを実現するために事業活動を
行ってきました。
 創業以来、25 年の軌跡の中で、当社の事業活動は、当社が全国の商業施設などで提供し
てきたリアル体験を通じて社会からの高い評価を受け、契約回線数は 17 万契約を超え多
くの方々に当社のサービスを利用いただいております。その結果として、当社の連結売上
高は 4 期連続増収・2 ケタ成長し、また、連結経常利益は 7 期連続増益・2 ケタ成長する
ことができました。
 これからの社会全体の大きな流れとして、IoT、AI、ロボット、5G などが登場し、わた
したちのライフスタイルは大きな変革期を迎えようとしています。また、世の中全体がア
フターデジタルへと進んでいくことでますますリアル社会とネット社会がシームレスにな
っていきます。その一方で、テクノロジーの恩恵を体験する機会は未だ多くなく、より豊
かな社会を実現するには、恩恵を受けられる環境を創出しなければなりません。
 こうした大きな変化の中で、当社は「すべての人々にテクノロジーの恩恵を」もたらす
ことを長期ビジョンとして掲げ、テクノロジーを社会に広げる架け橋(チャネル)を築
き、未来の社会を豊かにしたいと考えています。更に、こうした大きな変化は我々のリア
ル体験の強みを再構築でき、更なる強みを発揮できるチャンスであると確信しています。
 その実現のためには、人材の増員・拠点を拡大し、多くの顧客体験の機会を創出するこ
とが重要です。
 そこで、当社は 2022 年 3 月期から 2024 年 3 月期(3 カ年)の中期経営計画
“Connecting to the Future(未来へ繋ぐ)”を策定しました。
 本中期経営計画では、ロボット事業において最高の顧客体験価値を創出する、                 「ロボッ
トプラットフォーマー」としての市場ポジションを確立することで事業規模を大幅に拡大
させることと、大手の行き届かない消費者の利用目的にフォーカスしたインターネットサ
ービスを展開することでモバイル Wi-Fi 事業の安定的成長を目指します。
 また、CRM(Customer Relationship Management:顧客との良好な関係を構築するため
のマネジメント体制)を強化することによって、リアル(オフライン)での体験価値とオ
ンラインで蓄積したデータをかけ合わせ、             “人びとの暮らしをもっと楽しく便利に”する
ことを実現し顧客体験価値の最大化を目指します。



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2.中期経営計画の経営戦略
経営戦略 1.      モバイル Wi-Fi 事業で安定した成長を目指すための事業モデルの構築
        2.   ロボット事業の基幹事業化に向けた経営資源の重点配分
        3.   各事業の成長を加速させるための CRM 分野の基盤強化

3.数値目標
                 2021 年
                            2022 年 3 月期        2024 年 3 月期
                  3 月期
   経営指標
                                     CAGR               CAGR
                 実績値       計画値                計画値
                                    (成長率)              (成長率)

連結売上高              99 億円   120 億円    +21.2%   180 億円    +22.1%

連結経常利益             12 億円    15 億円    +15.4%   20 億円     +15.4%

契約回線数             17 万回線   20 万回線    +17.6%   26 万回線    +15.2%
(参考)KPI 想定
契約回線数の内訳

 モバイル Wi-Fi 事業    16 万回線   18 万回線    +12.5%   21 万回線     +9.5%

 ロボット事業            1万回線    2万回線     +100.0%   5万回線      +71.0%




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■モバイル Wi-Fi 事業で安定した成長を目指すための事業モデルの構築
 ●モバイル Wi-Fi 市場




 (注)1.株式会社日本総合研究所が公表した「モバイル Wi-Fi ルーターの日本における市場予測と今
      後の展開」を参照 2018 年 3 月末時点
    2.総務省が公表した電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データを基に当社算
      出に基づいて当社作成 2019 年 3 月末時点

  モバイル Wi-Fi 事業においては、その市場規模は 850 万回線契約と大きく、当社の市場
シェアはまだ小規模であるためシェア拡大の余地は十分にあることと、国内の市場規模が
4,025 万回線あるとされる固定回線(ブロードバンド市場)についても、5G が普及するこ
とにより、モバイル Wi-Fi 市場へ取り込むことができると考えています。
  更に、リモートワーク・オンライン授業などのテレワーク需要の拡大や、単身世帯が増
加傾向にあり、引っ越しの都度工事が必要となる固定回線よりも手軽に利用できるといっ
た、モバイル Wi-Fi のニーズが高まっていることから、モバイル Wi-Fi 市場は安定的な成
長をすることができると考えています。
  モバイル Wi-Fi 事業では、大手の行き届かない消費者の利用目的にフォーカスしたイン
ターネットサービスを展開することで、安定的成長を図ります。
  本中期経営計画では、以下の事項に取り組むことで 2024 年 3 月期に売上高 110 億円
(CAGR+11.2%)を目指します。




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 ●モバイル Wi-Fi 事業の戦略




1.消費者の利用ニーズを掘り下げた商品・サービス展開
  モバイル Wi-Fi に対する様々なニーズの高まりに応えるべく、消費者の利用ニーズを掘
り下げた商品・サービスを多数提供していきます。具体的には、テレワーク、オンライン
授業などの需要拡大に対するレンタルプランの拡充や、単身世帯が増加傾向にあることを
踏まえ、固定回線の代替として利用できるプラン展開、スマホのデータ使用量の増加と
IoT デバイスの普及に伴って、テザリングではカバーできない領域を満たす豊富なサービ
スラインナップなど、ユーザーの利用環境・属性・用途などを分析し、様々な商品・サー
ビスを展開することで市場シェア拡大を図ります。
2.多彩な IoT デバイスを組み合わせた商品・サービス展開
  当社がリアル体験で収集した消費者の声やカスタマーセンターへ寄せられた会員の要
望・ニーズなどを迅速に捉え、多彩な IoT デバイスを組み合わせた商品・サービス展開を
行います。
  また、5G サービスの普及に伴い、人々のスマートホームや IoT デバイスへの関心は急速
に高まっていくと考えられます。そのため、当社ではスマートホームサービス専門のイベ
ント展開をスタートさせ、顧客接点を増やすことで商品力強化に努め、新しい IoT デバイ
スやサービス導入へと繋げます。




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■ロボット事業の基幹事業化に向けた経営資源の重点配分
 ●コミュニケーションロボット市場




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                               2 1
(注)シードプランニングが 2018 年に公表した国内のコミュニケーションロボットに関する調査を基に当社作成


 AI や IoT の市場が拡大しているのと同様に、コミュニケーションロボット市場も 2030 年
には 900 万台まで一般家庭へ普及することが見込まれており、急速に成長する市場である
と予測されており、AI・5G サービスの本格化に伴ってコミュニケーションロボットのニー
ズは確実に増えていきます。
  当社は 2017 年 3 月期からロボット事業に進出したことで、運営のノウハウも蓄積しロ
ボット保有会員数は 2021 年 3 月末時点において 1 万人を超える規模にまで急速に成長し
ています。
  今後、ロボット事業を当社の基幹事業に発展させるべく、総合的な戦略の構築と積極
的・継続的な投資を行っていきます。
  その一つとして、現在の高島屋ロボティクススタジオで店舗運営をしているノウハウを
生かして、当社オリジナルブランド『Robot Planet』を本中期経営計画期間中に主要都市
の百貨店や大型商業施設にショップ 15 店舗、また、当社の強みであるコミュニケーショ
ンセールス(対面販売)を生かして、ポップアップ・ストアを全国 80 ヶ所展開しブラン
ドの浸透とロボット事業の拡大を目指します。
  本中期経営計画では、ロボット事業において、以下の事項に取り組むことで 2024 年 3
月期に売上高 70 億円(CAGR+80.0%)を目指します。




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 ●ロボット事業の戦略




 当社は、コミュニケーションロボットといえば Robot Planet を思い起こしてもらえる
ようなブランディングを目指しています。そのためにはブランドイメージの形成を確立し
ていくことが重要となります。そして、ブランドイメージを向上するためには、顧客体験
価値を向上させることが重要なポイントと考えます。
 コミュニケーションロボットでの最高の顧客体験を提供し、データを蓄積することで、
他社との差別化をはかり、Robot Planet のブランド構築を強固にします。それにより、オ
ンライン・オフラインいずれにおいてもロボットプラットフォーマーとしての市場ポジシ
ョンの確立を目指します。
1.ロボット事業における顧客体験価値創出のためのブランディング強化
 当社オリジナルブランドである Robot Planet のブランド構築を実現していきます。
 Robot Planet のコンセプトは、
                     “新しい家族に出逢える” 、をテーマにしています。多く
の人びとに、こうした体験ができる場所を提供することで、Robot Planet の認知度を高め
ブランド価値の向上に努めます。
 多くの人びとがコミュニケーションロボットを想像したときに、まず Robot Planet を
思い起こしてもらえるようなブランディング活動へと繋げていきます。
 (1)ロボット事業のプラットフォームを構築
   ロボット事業におけるプラットフォーム機能として、まず Robot Planet サイト(ロボ
 ット総合サイト)をオープンする予定です。Robot Planet サイトでは、ロボットが家庭
 にいる暮らしをイメージできるよう、人とロボットとの生活や思い出など豊富な情報を
 掲載し、多くの人々とロボットとの出逢いを体験できる空間を提供します。
   具体的には、以下の事項に取り組むことで消費者のニーズにぴったり合ったロボット
 に出逢ってもらえる総合サイトを目指します。
   ①コンセプトに合った品揃えを充実
   ②見やすいユーザーインターフェース(UI)でロボットを比較提案
   ③ロボットのコンサルティング提案
   ④購入前に一度体験していただけるようにイベント体験予約サイトの開設
   ⑤ロボットレンタルサービスの提供
   更に、ロボットオーナー同士が交流できるコミュニティを提供することでカスタマー
 エンゲージメントの向上に努めます。




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  (2)ROBOT PLANET の全国店舗展開
    現在の高島屋ロボティクススタジオで店舗運営をしているノウハウを生かして、当社
  オリジナルブランド Robot Planet を本中期経営計画期間中に主要都市の百貨店や大型商
  業施設にショップ 15 店舗、ポップアップ・ストアを全国 80 ヶ所展開していきます。
    当社が手掛ける Robot Planet のコンセプトは“新しい家族に出逢える”ことをテーマ
  にしています。多くの人びとに、こうした体験ができる場所を提供することで、Robot
  Planet の認知度を高めブランド価値の向上に努めます。
2.ロボット事業への人材投資の拡大
  ロボット事業を急速に成長させていくために、当社の直販営業におけるモバイル Wi-Fi
事業とロボット事業の営業人員比率を 7:3 から 5:5 まで引き上げ、2021 年 3 月期時点で
40 人であったロボット事業における社内営業人員数を 2024 年 3 月期においては 250 人体
制とし大幅に増加させ、ロボット事業への人材投資を拡大します。
3.ロボット事業の代理店展開
  当社は、直販営業で積み上げた実績・経験を基にロボット事業の運営ノウハウを体系化
することができました。当社とモバイル Wi-Fi 事業等で取引のあるパートナー様を中心
に、当社が持つロボット事業の運営ノウハウを提供しながら、全国へと代理店販売網を構
築し、2021 年 3 月期時点で 1 社のみであった稼働社数を 2024 年 3 月期においてはパート
ナー総稼働社数を 15 社まで拡大します。
4.充実したサポート体制の構築
  人とロボットが暮らす中で「分からない」ことが起きます。そのようなお困りごとに対
して、会員とその家族、ロボット間の関係をサポートする駆付けサポートを実施し、家族
の安心を提供していきたいと考えています。
  また、安心補償、電話サポート、設定サービス、コンテンツ、アプリケーションサービ
スの紹介など、ロボット購入後も安心して利用できる環境を構築します。
■各事業の成長を加速させるための CRM 分野の基盤強化


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 ロボット事業およびモバイル Wi-Fi 事業の成長を加速させるための CRM 分野の基盤強化
を図るために、CRM 本部を立ち上げ、以下の事項を主軸に取り組みます。
1.マーケティング活動の強化
 人々の価値観、ライフスタイルやニーズはますます多様化し、商品やサービスの情報を
容易に入手できるようになった一方で、個々人にとっての最適な選択を行うことが困難に
なっている側面もあります。
 当社では、こうした消費者のニーズや変化を迅速に捉え、顧客に寄り添ったベストな商
品・サービスが提供できる企業であり続けたいと考えています。
 当社が得意とするコミュニケーションセールス(対面販売)から消費者の様々な声を吸
い上げ、また、会員の利用状況や問合せ、要望・ニーズなどデータを集積してマーケティ
ングを行うことで商品力を強化し、時代を先取りした高付加価値商品の開発・提供に努
め、顧客価値の最大化を目指します。
2.O2O の促進
 WEB マーケティングを通じて消費者の興味・関心のある情報や、幅広い顧客属性をより
深く分析することが可能であり、取得した情報を基に集客効果へとつなげ、より精度の高
い見込顧客としてショップやポップアップ・ストアへの送客(O2O:Online to Offline)
を目指します。
3.OMO の推進
 WEB マーケティングから収集するオンラインデータとリアル体験でしか収集することが
できないオフラインデータとを融合(OMO:Online Merges with Offline)していきま
す。OMO を推進することで、当社の強みであるリアル体験の提供機会を更に増やし顧客価
値の向上へと繋げることが可能であると考えています。
 また、当社は構築したサービスから情報収集・分析を行い、顧客へ新たな価値を提供す
るよう努め、顧客体験価値の最大化を図ります。
4.カスタマーサポートの強化
 当社のサービスは幅広い年齢層の方が利用しており、最近ではスマートホーム化や新し
い IoT 機器が急速に普及し始めているため、カスタマーサポートの充実を図る必要があり
ます。




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 特に、高齢の会員や主婦の方からは、機器の設定方法や使い方が難しいと感じるとの声
が多数届いています。そのような方々に、電話でのサポートだけでは当社のサービスを満
足して利用していただけていない事象も増えています。
 そこで、従来の会員向けマイページをアプリ化することで、会員にとってより使いやす
い UI を提供しながら、接続設定の方法やデバイスの使い方やコンテンツサービスを動画
で紹介し、より分かりやすさを追求し顧客満足度を高めるよう努めます。
 また、  “顧客に寄り添うコンシェルジュ“を目指して、訪問駆付けサポートの体制を構
築します。駆付けサービスでは“家中まるごとサービス”を展開できるようにしたいと考
えています。機器設定や使い方のレクチャーだけではなく、生活がもっと便利に、快適に
なる提案を行いコンシェルジュとしての存在価値を高めていきます。



■成功モデルを軸に新しい分野への横展開




 ロボット事業での成功モデルを基点に横展開し、本中期経営計画中に新たな分野での商
品・サービスの提供体制を構築することで、第 3 の事業の柱を創出する足掛かりをつく
り、今後の事業領域拡大へとつなげます。
                                        以 上




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                                                                           12
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                                                                  99                                    1
                                                                                                   2 24 3   2 21 3




2 15 3       2 1   3   2 17 3   2 1   3     2 19 3   2 2   3   2 21 3    2 22 3       2 24 3




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2 15 3       2 1   3   2 17 3   2 1   3     2 19 3   2 2   3   2 21 3   2 22 3       2 24 3




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  2 1    3             2 19 3         2 2    3        2 21 3            2 22 3    2 23 3       2 24 3




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