3921 ネオジャパン 2019-03-26 16:30:00
2019年1月期決算説明会資料 [pdf]

 株式会社ネオジャパン

2019年1月期
決算説明会資料
 2019年3月26日
              東京証券取引所市場一部
              証券コード3921
ご留意事項


  本資料は、株式会社ネオジャパンの業界動向及び事業内容について、株式会社
   ネオジャパンによる現時点における予定、推定、見込み又は予想に基づいた将
   来展望についても言及しております。

  これらの将来展望に関する表明の中には、様々なリスクや不確実性が内在しま
   す。
   既に知られたもしくは未だに知られていないリスク、不確実性その他の要因が、
   将来の展望に関する表明に含まれる内容と異なる結果を引き起こす可能性がご
   ざいます。

  株式会社ネオジャパンの実際の将来における事業内容や業績等は、本資料に記
   載されている将来展望と異なる場合がございます。

  本資料における将来展望に関する表明は、2019年3月26日現在において利用可
   能な情報に基づいて株式会社ネオジャパンによりなされたものであり、将来の
   出来事や状況を反映して、将来展望に関するいかなる表明の記載も更新し、変
   更するものではございません。



                                            2
目次

     1   ネオジャパンとは?       4

     2   2019年1月期トピックス 14

     3   2019年1月期決算実績   24

     4   2020年1月期業績見通し 33

         Appendix       37
                             3
1   ネオジャパンとは?
会社及び事業概要
                  会社概要                                    経営理念

会   社   名   株式会社ネオジャパン                       「リアルなITコミュニケーションで豊かな社会形成に貢献する」

設       立   1992年2月29日                        従来の概念を覆す発想と、日本企業ならではの心配りで、ビジネ
資   本   金   2億8,904万円                         スコミュニケーションツールを開発、販売、サービス提供

代   表   者   代表取締役社長:齋藤晶議

拠       点   本社:横浜       営業所:1拠点(大阪)

従 業 員 数     117名(2019/1月末)
                                                 働く人すべてを支え、社会の発展に貢献


                  収益形態                                  売上区分概要

                 技術開発

                109百万円                        クラウドサービスは、自社開発パッケージソフトを低価格
                                               かつ信頼性の高いクラウド環境にて提供するサービス
                  4.1%


                                              プロダクトはビジネスパッケージソフトの開発、販売と、
プロダクト             売上高         クラウドサービス         それに伴うカスタマイズ、役務、サポートサービス
    1,054百万円     2,661百万円         1,497百万円
        39.6%   (2019/1期)
                                     56.3%    技術開発は、インターネット・イントラネット関連の業務
                                               アプリケーションを個別に受託開発



                                                                              5
ネオジャパンの成長の軌跡
売上高・desknet’s累積ユーザー数推移
                                                                                                           東証1部へ市場変更
     売上高      ユーザー数
                                                                              ASP・SaaS・ICT
                                                                              アウトソーシング                     大阪営業
                                                                              アワード2010で                    所開設
                                                        desknet’sV5 Ajax版、    「Applitus」が総合
 1992.2                                                 Flash版をリリース           グランプリを受賞
  創業                                                                                                    東証マザーズ
                                                        クラウド版グループ                                       へ上場
                                                        ウェア「Applitus」の
                                                                                       desknet’s NEOの
                                                        サービス開始
                                  desknet’s(iOfficeの後                                  提供開始
                                  継)の開発・販売開始                           災害対策(安否確        翌年にはクラウド
                                                                       認)機能を搭載し        版をリリース
                                                                       た「desknet’s
                                                本社を横浜ランドマーク            V7」をリリース
                  大規模向けグループウェア                  タワーに移転
                  desknet’s Enterprise
   米国地図シス         Editionをリリース
   テムの日本語
   版ローカライ
   ズ化を実施

                  グループウェア
                  「iOffice2000」
東京電力UNIX          の開発・販売開始
大規模ネット
ワークOAシス
テムの構築




            創業期                                         転換期                                       拡大・飛翔期
   受託開発                                  グループウェア「iOffice2000」「desknet’s」                         desknet’s NEO    6
グループウェア「desknet’s NEO」とは?

グループウェア
「業務の効率UPを目的とした、情報共有のためのソフトウェア」

 グループウェア「desknet’s NEO」25の提供機能と特徴
 ポータル,ウェブメール,スケジュール,設備予約,ワークフロー,安否確認,文書管
 理,伝言・所在,プロジェクト管理,電子会議室,アンケート,回覧・レポート,ネオ
 ツイ,インフォメーション,ToDo,議事録,来訪者管理,キャビネット,利用者名簿,
 タイムカード,メモパッド,アドレス帳,仮払精算,備品管理,購買予約
 * 赤字は当社独自の機能



        現場を支える 「使いやすさ」
        はじめて触る人でも、直感的に使い始めることができる。
        「やさしさ」と「わかりやすさ」で現場に寄り添い、仕事を支えます。
        現場の課題を解決する 「機能」
        できることは、スケジュールや会議室予約、メールだけではありません。
        現場がいま抱えている課題をグループウェアの枠にとらわれず解決します。
        現場の声に応え続ける 「実績」
        390万ユーザー以上の導入実績。様々な規模・業種のお客様に活用されています。
        定期的なバージョンアップでは、お客さまの声に応える機能改善に取り組んでいます。


                                                  7
業務アプリ作成ツール「AppSuite」とは?
紙・メール・Excelで行われている業務を、誰でも簡単にアプリ化できるツール

ノンプログラミングでWebアプリを作れる
• マウスで部品を並べるだけでアプリが完成します。
• 作成したアプリはdesknet's NEOの1機能として公
  開できるので、社内の展開も容易です。
                                                    部品を並べて画面を作る
データを集計・グラフ化して共有                                     だけで、Webからデータ
                                                    を登録できる台帳管理ア
• アプリ上のデータを集計・グラフ化し、ポータル
                                                    プリが完成
  での情報共有や、社内会議等での分析・報告に利
  用できます。


高度なアプリにも対応できる
• 関数計算、メール通知、データ連携、アクセス制
  御、データ一括出力など豊富な機能で社内システ          既存の管理台帳も
  ムを低コストに構築できます。                  自動でアプリ化
                                                      集計結果をグラフ化
                                                      してポータルで共有
AppSuiteアプリライブラリ
豊富なアプリを用意。自社の業務に合わせてカスタ
マイズすれば、今すぐ業務改善に活かせます。
                                   desknet's NEOの
                                   1機能として展開

                                                              8
ビジネスチャット「ChatLuck」とは?

ChatLuck (チャットラック)は、チームのコミュニケーションとグループワークの効率を
上げる、メールに代わる新しいコミュニケーションツール

 •   長年のグループウェア開発・提供ノウハウを最大限に
     活かして実現された、「使いやすさ」「機能」「安全
     性」を兼ね備えたチャットツール

 •   メールより早く電話より確実で、LINEより安全

 •   メールの非効率改善、PCを持たない業務現場でのIT活
     用、シャドーIT対策、テレワーク支援・ワークスタイ
     ル変革に効果大




                                                9
販売形態
クラウドサービス(月額課金)
  利用するユーザー数分の月額料金のみで、サーバーを持たずにご利用頂く形式
                    desknet's NEO                   AppSuite                      ChatLuck

 初期費用                    ¥0                          ¥0                             ¥0
 月額                ¥ 400(1ユーザー)                 ¥ 320(1ユーザー)                  ¥ 300(1ユーザー)
                                          5ユーザー ~ desknet's NEO契約ユーザー数
 利用可能ユーザー数         5ユーザー ~ 上限なし                                               5ユーザー ~ 数千ユーザー
                                                       まで




プロダクト(パッケージソフトの販売)
  ライセンスを購入し、社内サーバーや、レンタルサーバーなどにインストールしてご利用頂く形式
                    スモールライセンス                 エンタープライズライセンス                       ChatLuck

             desknet’s NEO ライセンス          desknet’s NEO ライセンス
               5ユーザー 39,800円                100ユーザー 410,000円
                                                                         ChatLuck ライセンス
                     ~ 300ユーザー 998,000円     ~ 無制限ユーザー 13,000,000円
 ライセンス                                                                     100ユーザー 360,000円
             AppSuite ライセンス               AppSuite ライセンス
                                                                           ~ 5,000ユーザー 5,600,000円
               5ユーザー 31,000円~               100ユーザー 328,000円
                     ~ 300ユーザー 798,000円     ~ 無制限ユーザー 10,400,000円
             初年度無償 2年目から別途購入(任意)          初年度から別途購入(必須)
             desknet’s NEO サポートサービス       desknet’s NEO サポートサービス
                                                                         初年度無償 2年目から別途購入(任意)
               5ユーザー 10,000円                100ユーザー 90,000円
                                                                         ChatLuck サポートサービス
 サポートサービス            ~ 300ユーザー 150,000円     ~ 無制限ユーザー 2,340,000円
                                                                           100ユーザー 72,000円
             AppSuite サポートサービス            AppSuite サポートサービス
                                                                           ~ 5,000ユーザー 1,120,000円
               5ユーザー 8,000円~                100ユーザー 72,000円
                     ~ 300ユーザー 120,000円     ~ 無制限ユーザー 1,872,000円
 利用可能ユーザー数   5~300ユーザー                    100~数万ユーザー                     100~5,000ユーザー

 ※税抜価格で表記しております
                                                                                                    10
ネオジャパンのビジネスモデル
  ■ストック型ビジネス
   クラウドサービス、サポートサービス
  ■2018年度のストック型ビジネス比率は77%

売上高とストック構成比率                                         ストック型ビジネスのイメージ
(百万円)
 300                                                 6
        ストック以外                                           継続売上
        ストック
 250                                                 5   新規売上

 200                                                 4
                                             77%                                       ストック
                                    77%
 150                       74%                       3
                  73%                                                           ストック
         72%
 100                                                 2
                                                                        ストック

  50                                                 1
                                                              ストック

   0                                                 0
        2014年度   2015年度   2016年度   2017年度   2018年度       X月          X月+1ヶ月 X月+2ヶ月 X月+3ヶ月 X月+4ヶ月



                                                                                               11
導入企業・団体の一例
 業種、業態、規模を問わず、あらゆる企業・団体様にご利用いた
  だいております
 販売累計ユーザー数:390万ユーザー
官公庁        製造   サービス            建築・不動産   学校・教育機関   医療・福祉




                                                           札幌市社会福祉協議会




  北海道
  砂川市役所
                                                   交通・運輸
  栃木県
  さくら市役所                        流通・小売
                                          広告・出版
  滋賀県
  彦根市役所


  兵庫県           金融
  淡路市役所

                                                   情報・通信
  島根県
  大田市役所


  沖縄県
  那覇市役所         九州フィナンシャルグループ

                                                                12
導入実績:自治体導入数

自治体導入数
(都道府県、市区町村)
               920以上の官公庁・自治体が導入




               日経BPガバメントテクノロジー2018年秋号
               自治体ITシステム満足度調査2018-2019
               グループウエア部門第1位




                                   13
2
    2019年1月期
     トピックス
desknet’s NEO V5.0
2018年5月
  V5.0    ウェブ会議機能を搭載
ウェブ会議機能は、グループウェア上で
複数拠点・複数名での映像、音声による
オンライン会議を実現




【ウェブ会議の特長】
   利用者全員が使える    会議を円滑に進められる   WebRTC技術で高品質




                                             15
desknet’s NEO V5.1
2018年11月
   V5.1    外部サービス連携を強化 Office 365連携とSAML認証に対応
Office 365連携
連携1   シングルサインオン連携         連携2   Outlook予定表とのスケジュール同期




SAML認証
                           動作確認済み製
                           品・サービス
                                     IceWall SSO(日本ヒュー     HDE One(HDE)
                                       レット・パッカード)




                                                         WisePoint(ファルコンシス
                                      PassLogic(パスロジ)     テムコンサルティング)
                                                                      16
desknet’s NEO V5.2
2019年1月
  V5.2    システム連携を強化
コマンドラインツールによるCSVデータの一括登録に対応
AppSuite 外部システム連携APIを公開




ワークフロー機能とAppSuiteの連携




                              17
ChatLuckV3.0
2018年4月
  V3.0    セキュアカメラ
機密性の高い写真を端末に残さず送受信




                     18
ChatLuckV3.5
2019年1月
  V3.5    チャットボットAPI
外部のボットプログラムから、Web APIを介してチャットボットを制御




                                      19
満足度調査 3冠


2018年度 満足度調査において3冠達成!

■日経BP社発行「日経コンピュータ」誌
「パートナー満足度調査2018」グループウエア部門第1位

■日経BP社発行「日経コンピュータ」誌
「顧客満足度調査2018-2019」グループウエア部門第1位

■「日経BPガバメントテクノロジー」誌
「自治体ITシステム満足度調査2018-2019」グループウエア部門 第1位




                                    20
自社イベント開催
 2018年11月に「働き方改革」をテーマとしたトークセッション
  「desknet’s WORK SHIFT SESSION 2018」を開催し、約700名が来場
    自社製品体験ブース                   スペシャルトークセッション




                     「働き方は変えられないものなのか?今の日本人の働き方について考える。」
                               慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授 高橋 俊介氏
                       P6Partners 共同代表 ブルーオーシャングローバルネットワーク ムーギー・キム氏

                                                                  21
株主還元策

  期末配当は、普通配当5.0円/株から1円/株を上乗せして6.0円/株
   に増配の予定

 当社の株主還元
  配当    配当性向20%以上を目標に配当

        100株以上200株未満保有者
          年2回(中間・期末各1枚)、QUOカード(500円)を贈呈
 株主優待
        200株以上保有者
          年2回(中間・期末各1枚)、QUOカード(1,000円)を贈呈




                                            22
アライアンス、その他トピックス
2018年4月12日、アプリ作成をお客さまに代わって行う「AppSuiteアプリ作成
 サービス」を開始

2018年6月28日、ウェブインパクト社が提供する「desknet's Sync for
 smartphones」がYahoo!カレンダーに対応

2018年7月24日、「desknet‘s NEO」がMicrosoft Azureに対応

2018年8月29日、MS-Japanと協業。desknet's NEOとAppSuiteで「Manegy
 専門家アプリ」「Manegyニュース」を提供開始

2018年10月9日、アール・アンド・エー・シー社の「V-ONEクラウド」と連携
 するAppSuiteアプリ「未入金回収管理」の提供を開始

2018年10月16日、「desknet‘s NEO」の連携サービス「タイムカード+
 CLOUZA」に有休管理・申請承認オプションを追加

2018年11月27日、Office 365連携とSAML認証に対応したグループウェア
 『desknet's NEO』新バージョン5.1を提供開始
                                                     23
3
    2019年1月期
      決算実績
業績ハイライト
 クラウド売上が前年比19.0%増、売上合計は15.1%増
 経常利益は前年比21.3%増、当期純利益は17.9%増
                         2018年1月期    2019年1月期    2019年1月期
   項目(単位:百万円、%)                                             前期差異      前期比率
                           前期実績        期初予想         実績
               クラウド          1,259       1,491     1,497      +238    +19.0

               プロダクト          991        1,008     1,054       +62      +6.3
   売上高
               技術開発            61         100        109       +48     +78.4

                 合計          2,312       2,600     2,661      +349    +15.1

               プロダクト累積      334万人           -     350万人     +15万人       +4.8
 ユーザー数
(ASP事業者分を除く)
               自社クラウド        20万人           -      24万人      +4万人      +18.3

                 金額           432         491        528       +96     +21.3
  営業利益
                 率            18.7        13.7      19.8     +1.1pt       -

                 金額           451         507        547       +96     +21.3
  経常利益
                 率            19.5        19.5      20.6     +1.1pt       -

                 金額           324         340        382       +58     +17.9
 当期純利益
                 率            14.0        13.1      14.4     +0.4pt       -
                                                                         25
収益形態別売上高
 売上高は年間平均11.5%で成長、ユーザー数も堅調に増加。

         売上高・販売累積ユーザー数の推移                                    クラウド売上
                                                         •   対前年19.0%増加
(百万円)           技術開発              プロダクト           (万人)
                                                         •   desknet’s NEOクラウド版の利用ユー
                クラウドサービス          期末ユーザー数
3,500
                                   370
                                                  400        ザー数が順調に増加したことによる
                           350             390
3,000              329
          313
                   CAGR:11.5%             2,661
                                                  300
                                                             プロダクト売上
2,500
                                  2,312
                          2,116                          •   対前年6.3%増加
2,000
                  1,904
                                          1,054          •   AppSuiteは39百万円
        1,724
                                   991            200    •   カスタマイズは対前年29.3%減少
1,500                      993                           •   サポートサービスは堅調に推移
                   937
          881
1,000
                                                  100
                                  1,259   1,497              技術開発売上
 500                      1,083
                   925
                                                             対前年78.4%増加
          814
                                                         •
   0                                              0      •   ECサイト関連等の受託開発
        2015年     2016年   2017年   2018年   2019年          •   過去に受託したシステム保守
         1月期      1月期     1月期     1月期     1月期

                                                                                   26
desknet’sクラウド版のユーザー数推移
(万人)

  30.0
                              24万人超

  25.0

               CAGR:33.0%                    市場ニーズの拡大により、
                                              年間平均33.0%と急成長
  20.0


  15.0

                                     24.5
                                             2019年1月末時点でのユー
  10.0                        20.7            ザー数は24万人超
                       16.1

   5.0          11.7
         7.8                                 別途、ASP事業者へ提供し
   0.0                                        ているユーザー数は15万超




 注:クラウドユーザー数は、自社製品であるdesknet’s NEOクラウド版、及びApplitusのクラウドユーザー数の合計で算定
                                                                     27
経常利益・同利益率の推移

                経常利益・同利益率の推移
(百万円)                                             (%)
                   経常利益          売上高経常利益率
 700                                              25.0


 600              20.3    20.2
                                  19.5
                                          20.6            クラウドサービスの安定し
                                                           た成長により、経常利益は
                                                  20.0
                                          547

                                                           堅調に増加
 500
        15.4

                                   451            15.0
 400
                          429
                  386
                                                          経常利益率は直近4年間は
                                                           19%~20%で推移
 300
                                                  10.0
         265
 200

                                                  5.0
 100


  0                                               0.0
        2015年    2016年   2017年    2018年   2019年
        1月期      1月期     1月期      1月期     1月期


                                                                      28
営業利益増減
 売上349百万円増、売上原価234百万円増により売上総利益は
  115百万円増加した

(百万円)               +95
                  (+22.1%)


                  ▲234
          +349    (P22)
          (P18)

                              ▲19
                             (P23)
                                     528
    432
              売上総利益
               +115




                                           29
売上原価の増減
 ソフトウェア償却費の増加はdesknet’s NEO、AppSuite、
  ChatLuckリリースに伴う増加
 クラウドサービスの増加に伴い、データセンター、ライセンス料等
  の利用料が増加
 (百万円)             +234
                 (+36.5%)



                              +139


                 +50                    876
                            受託開発売上増加に
           +45              伴う売上原価増加、
                            人員増加、増床に伴
                            う賃料増加等
     642



                                              30
販管費の増減

  研究開発費は前期にAppSuite分が発生していたが、当期は製
   品バージョンアップや受託案件に対する工数が増加


                         +19
(百万円)
                       (+1.6%)



                 +28        ▲39         +41
           ▲10



                                  採用費、増床に伴う   1,256
   1,237
                                  賃料増加、業務委託
                                  費、外形標準課税額
                                  の増加など




                                                      31
貸借対照表
 現金預金の増加により流動資産が45百万円増加
 投資その他資産は、有価証券の新規取得による増加
 総資産は 45.4億円、前期末差 4.4億円増加                                               (単位:百万円)

                    2018年       2019年1月期                      2018年     2019年1月期
                    1月期                 前期末増減                 1月期               前期末増減

現   金       預   金     2,551     2,599       47   前 受 収 益          401     469       68
                                                 その他流動負債          318     376       57
売       掛       金      289       285        -3
                                                 流 動 負 債 合計       719     846      126
仕       掛       品           7     19        11   固 定 負 債 合計       251     265       14
その他流動資産                   60      49       -10   負 債 合 計          971   1,112      140
流 動 資 産 合 計
                                                 資    本   金       288     289        0
                      2,909     2,954       45
                                                 資 本 剰 余 金        324     325        0
有 形 固 定 資 産               53      51        -1   利 益 剰 余 金      2,492   2,792      300
無 形 固 定 資 産            105        91       -13   自 己 株 式           -       -0       -0
投資その他資産               1,024     1,443      418   株 主 資 本 合計     3,104   3,407      302
                                                 評価・換算差額等          16      22        5
固 定 資 産 合 計           1,183     1,587      403
                                                 純 資 産 合 計      3,121   3,429      307
資   産       合   計     4,092     4,541      448   負債純資産合計        4,092   4,541      448
                                                                                        32
4
    2020年1月期
     業績見通し
2020年1月期業績見通し
 クラウド売上が前年比12.2%増、
  売上合計は同10.4%増の29億円を予想
 経常利益は前年比5.2%増の5億7千万円を予想
                2020年1月期   2019年1月期
項目(単位:百万円、%)       予算         実績      増減差異     増減比率

        クラウド      1,679       1,497     182    +12.2

        プロダクト     1,178       1,054     123    +11.7
 売上高
        技術開発         81        109      △28    △25.6

         合計       2,939       2,661     277    +10.4

         金額         561        528      +33     +6.3
営業利益
          率        19.1        19.8   △0.7pt       -
         金額         576        547      +28     +5.2
経常利益
          率        19.6        20.6   △1.0pt       -

         金額         400        382      +18     +4.7
当期純利益
          率        13.6        14.4   △0.8pt       -
                                                   34
2020年1月期業績見通し(年次推移)

  売上高・販売累積ユーザー数の推移(含、予想)                                      経常利益・同利益率の推移(含、予想)
(百万円)                                            (万人)(百万円)                                              (%)
                                                                         経常          売上高経常利益率
3500                                                    600                                             25.0
           技術開発
           プロダクト                 390
           クラウドサービス 370                 2,939     400
3000                                                                  20.2             20.6
                 350                                    500                   19.5              19.6
                                2,661                                                                   20.0
         329
2500
                        2,312                     300   400
                2,116                                          15.0                             576
                                         1,178                                          547
                                1,054                                          451                      15.0
2000    1,904
                                                                       429
                         991                            300
1500            993                               200          286
         937                                                                                            10.0
                                                        200
1000
                                1,497    1,679    100
                        1,259                                                                           5.0
                1,084                                   100
 500     925


   0                                              0      0                                              0.0
        2016年   2017年   2018年   2019年   2020年                 2016年   2017年   2018年    2019年   2020年
        1月期     1月期     1月期     1月期     1月期(予)                 1月期    1月期     1月期      1月期     1月期(予)



                                                                                                               35
2020年1月期事業施策
     売上区分別動向                        経営方針、経営施策


 クラウドサービス                 既存製品の機能拡充を継続するとともに、注力製
                            品「AppSuite」「ChatLuck」も引続き開発を強
 desknet’s NEOの拡販と合わせて、     化
 クロスセルで、AppSuite、
 ChatLuckの売上増を見込む。大型
 案件の受注も見込み、16.7億円          クラウドサービス、サポートサービスのストック
 (前年比12.2%増)を計画             型ビジネスと、当社が得意とするエンタープライ
                            ズ向け製品のシェアを伸ばすことで、安定的な収
                            益モデルを堅実に成長させる。特にクラウドサー
                            ビスが成長するため、安定したサービスの提供が
 プロダクト                     できる運用体制の整備・強化を図る
 官公庁・自治体向けに堅調に推移
 すること、AppSuiteのクロスセル       インテグレーション力を強化し、当社製品を軸と
 を見込み、11.7億円(同 11.7%        したシステムインテグレーション、さらに当社製
 増)を計画                      品とのシナジーが見込める製品やアライアンスへ
                            の戦略投資を行い、新しい収益モデルとして立ち
                            上げを図る
 技術開発
 受注済みの受託案件、及び既存の           強い製品創りと新しい収益モデルへチャレンジで
 保守案件により0.8億円(同             きる「人財」の確保、育成を新たな中核テーマと
 25.6%減)を計画                 して取り組む。特に技術者の育成と営業力の強化
                            に注力する

                                                            36
Appendix
グループウェア市場動向

       2017年1,547億円から2022年2,081億円
                     ⇒ 年率6.1%の成長予想
        2017年度ソフトウェア市場規模 1兆2,890億円
        ソフトウェア市場全体平均成長率 6.1%
                                                                                     グループウェア市場規模の推移

                                ※()内金額:2022年度の市場規模                         (億円)           クラウド               プロダクト
    1,600
                  成熟分野                                        成長分野                        クラウド比率
                                                                          2,400                                                 93% 100%
    1,400                                グループウェア                                      89%     90%      91%     92%      92%
                                         (2,081億円)                                                                   2,016    2,081
    1,200                                                                 2,000                             1,940
                                                                                                   1,836                              80%
                                                                                          1,699
2 1,000                    大企業向けERP
                                                                                  1,547
0                                                                         1,600
1                                   アプリケーション
                                                                                                                                      60%
7    800           運用管理ツール                                      1品目あたりの
                                     サーバー基盤
                                                               市場規模の平均値
年                                                                         1,200
                                      中堅企業向けERP                 (231億円)
度    600                                                                                                    1,780    1,860    1,930
市                    サーバー
                                                                                                    1,670                             40%
                                                                                          1,529
場                   仮想化ソフト                   CRM         デスクトップ
                                                         仮想化ソフト
                                                                           800    1,376
規    400
                           人事・給与ソフト           BIツール
模
                                    財務・会計                                                                                             20%
億    200                             ソフト                                   400
(




円                          バックアップ       Web会議
                                                              黎明分野
                  限定分野      管理ツール
       0                                                                           171      170              160      156     151
)




                                                                             0
                                                                                                    166                               0%
            0.0      2.0      4.0      6.0         8.0      10.0   12.0
            2017年度~2022年度における年平均成長率(%)                                             2017     2018    2019     2020    2021     2022 (年)

                                                                                  出所:(株)富士キメラ総研 ソフトウエアビジネス新市場2018年版:ソフトウエア市場編


                                                                                                                                            38
グループウェア主要ベンダー比較
外資を含めた大手ベンダーが高いシェアを有していますが、
ローカライズを含めた機能面、コスト面等では当社が優位にあると見ています
        各種グループウェアの機能・コスト比較


    高
                                                  機能面では、外資系のサービスは、ローカライゼーション
                                                   (日本語対応、日本の商習慣、ビジネス習慣など)への対応が
                                                   不充分なこともあり、国内ベンダーの製品が上回る
                  国内専業
                   大規模          国内                当社のシステムは25の基本機能数を備え、日系ベンダー他社
                   事業所        ベンダー系GW
                   向け                              のサービスよりも機能数で上回っています
機
                                                  コスト面の比較では、外資系ベンダーは大企業向けのサービス
能                                                  が中心で、導入コスト、単位当たりコストとも高くなる傾向に
                    外資ソフト                          あります
          国内専業      中小規模
          中規模       事業所向け
         事業所向け
                                                  当社システムの導入・運営コストは日系他社と比較し、
                                       外資
                              外資ソフト                クラウドサービスの場合約1/2(月額)。プロダクト
                               大規模    システム
                  外資          事業所向け   ベンダー         (現地でのハードウエアを含んだインストールベース)でも、
                 サービス                  GW          約1/2となっています
                 クラウド




    低                   コスト                  高
出所:各社資料より,当社作成



                                                                              39
成長戦略: 製品ラインアップの拡大による付加価値向上
既存の25のアプリケーションに加えて、最新のコミュニケーションツール、
ミドルウェアの投入等で機能アップ、他社製品との差別化を図ります
                                                     ビジネスのコミュニケーション手段は、従来のeメール主体
                                                      から、SNSを始め、リアルタイムコミュニケーションである
                今後の開発動向
                                                      チャット等へと、急速に進化・変化しています。当社において
                                                      はWebRTC(Web Real-Time Communication)技術をベー
デスクネッツ ネオ 25のアプリケーション                                 スにしたリアルタイムコミュニケーション分野に本格参入する
                                                      と発表致しました。この様な変化に対応し、時宜に適した機能
                                                      を強化して、ユーザーニーズを先取りした製品・サービスを提
                                                      供していきます

                                                     高技術開発力を背景に、引き続き競合他社に先駆けて新たな
                                                      サービスを提案、提供することにより、業界内でのリーディン
                                                      グカンパニーの立場を盤石のものとしてゆきます

                                                     既存の25機能および付加機能のアップデートに加えて、ビジネ
                                                      スチャットや、お客様ご自身が必要な業務アプリを簡単に作成
オプションサービス/新サービス
                ChatLuck   AppSuite
                                                      できる業務アプリ作成ツールAppSuite、WebRTC技術を採用
                                      ウェブ会議
                 リアル        業務ア       テレコミ
                                                      したウェブ会議機能を追加。さらに,種々の機能の追加を検討
 DB   営業   顧客    タイム        プリ作       ュニケー            しています
                                              +α…
 機能   支援   管理    チャッ        成ツー       ション
                 ト機能        ル機能       サービス
                                                     システム管理者に、カスタマイズ可能なポータル機能を提供。
                現在                       今後の展開        既存の社内システムへのポータル機能を持たせることにより、
                                                      一層のシステムの統合と使い勝手の向上の実現を目指します。
                                                      desknet’s NEOの導入実績を元に、周辺機能のサービスの囲い
                                                      込みを図ります

                                                                                             40
成長戦略:海外展開

マレーシアを手始めに、東南アジアのグループウェア市場への進出を計画しています

                東南アジアのIT市場の可能性                                                       東南アジア諸国のGDP成長率(2015~20年、実質)は、
                                                                                      3~6%が見込まれ、ICT関連市場も高成長が見込まれています

            GDP(2020年)             ()内数値:2015~20年の実績GDP成長率
                                                                                     東南アジアのビジネス慣習は、日本のビジネス慣習に似ており
                                   ()内数値:GDPに占める割合
            ICT市場                                                                     (社内稟議、情報共有の仕方、等)、当社のグループウェアの
(10億US$)
1,500                                                                                 参入の余地があると認識しています
                                                      1,307
                                                      (5.9%)                         すでに現地語対応の開発を進めており、マレーシアを
                                                                                      手始めに現地での販売を開始する予定です

                                                                                     マレー語のデスクトップ・イメージ
1,000




          538                            504                         510
         (5.0%)                         (4.0%)                       (6.1%)
  500                     390
                         (3.2%)




                  17.9          35.6           20.7                           7.2
                                                              16.5
                                (12%)          (7%)       (1.9%)           (2.3%)
                (5.5%)
    0
          マレーシア          シンガポール            タイ         インドネシア          フィリピン

出所:IMF「World Economic Outlook」 April 2015, IDC: ICT市場規模は2015年の推計
   (但し、インドネシアは2014年)


                                                                                                                   41
中・長期成長戦略
既存のグループウェアを核に、ビジネスに不可欠のコミュニケーション・ツールを開発、
常に業界をリードする製品・サービスを提供し続けます
                               企業にとって戦略的なコミュニケーションツールを
    グループウェア販売強化と海外展開
                                   開発・提供、一層の差別化を図る
 既存のグループウェアのバージョンアップと機能強化を継    既存のグループウェアを核として、今後の社会、企業形態、
  続するとともに、クラウド分野では高技術力をベースとし     ビジネス動向を見据えた、より高付加価値のツールへと進
  たセキュリティ面で差別化を図ります              化させます

 営業力・マーケティング力の強化を行い、一層のシェア拡    企業にとって効率化を実現するだけでなく、事業戦略上不
  大を図り、業界内での地位を盤石のものとします         可欠なITコミュニケーションツールを提供します。それに
                                 より、他社との差別化を一層深化します
 マルチ言語への対応、海外パートナーの発掘により、日本
  とビジネス慣習が近似する東南アジア市場への進出を開始    海外展開を加速し、未成熟な東南アジアのグループウェア
  します                            市場でのデファクトスタンダードを狙います



          海外展開

      高付加価値ツール
                                            グループウェアを核とし、
                                           究極のITコミュニケーション・
          クラウド                               ツールを不断に開発。
                                            ビジネスにとって不可欠な
         プロダクト
                                             戦略的ツールを顧客に
                                               提供し続けます



                                                               42
リアルなITコミュニケーションで
 豊かな社会形成に貢献する




                   43